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AB MMA o RIZIN Road to UFC UFC キック キム・ギョンピョ スダリオ剛 スパイク・カーライル ブラジリアン柔術 ホベルト・サトシ・ソウザ ボクシング ライカ 上田幹雄 堀江圭功 宇佐美正パトリック 武田光司 鈴木千裕

【RIZIN】徳留一樹RIZIN復帰!宇佐美正パトリックと激突!

大いに盛り上がったRIZIN.46の直後ですが、もう既に次の話題。6月9日に代々木第一体育館で開催されるRIZIN.47の追加対戦カードが発表されました。
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【RIZINライト級(71.0kg)】
徳留一樹(パラエストラ八王子)
宇佐美正パトリック(Battle-Box)
鈴木千裕を無双状態に仕上げて今をときめく名伯楽となった塩田“GoZo”歩率いるパラエストラ八王子のトップ選手・徳留が3年ぶりに実戦復帰。前回ホベルト・サトシ・ソウザに三角絞めで敗れたのは2021年の話だったんですね。あれから3年の充電期間を経て現在の状態はどうなのか。全盛期の実力はライト級屈指だっただけに仕上がり具合が気になります。対する宇佐美はボクシング高校6冠の実績を持つストライカー。イケイケでヤンチャな成績はいかにもプロ向き。立ち技はめっぽう強いが、寝技になると弱さを露見しており、徳留のテイクダウンを凌ぐ事が出来るか。際の攻防が今から楽しみです。
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【RIZINライト級(71.0kg)】
スパイク・カーライル(米国/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)
キム・ギョンピョ(韓国/Redhorse MMA)
RIZINの常連となったカーライル。武田光司をフロントチョークで下した試合が印象的ですが、現在はホベルト・サトシ・ソウザ、堀江圭功に連敗中。生き残るためにはこれ以上の連敗は避けたい。しかし対戦相手は地味に強いキョンピョ。前戦ではイケイケだった宇佐美をテイクダウンするとバックチョークで一本勝ちしています。そればかりかROAD TO UFCではスプリットの判定負けを喫したものの準決勝に進出。さらに遡ると2017年には現在UFCライト級のトップランカーになったアルマン・ツアルキャンに惜敗するなど、ポテンシャルの高さは折り紙。ここでカーライルに勝てばタイトル戦線に浮上してくるのは間違いないでしょう。
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【RIZINヘビー級(120.0kg)】
上田幹雄(BRAVE)
シェミスラブ・コバルチェク(ポーランド/Koloseum Kuznia Formy Pulawy)
スダリオ剛にKO勝ちした事でヘビー級のトップファイターとしての期待が沸騰中の上田。極真空手出身にして全世界空手道選手権大会で優勝した実績も相まって最強幻想が生まれつつあります。そんな上田に用意された相手はポーランドのMMAイベントKSWの刺客コバルチェック。193cmという恵まれた体格にブラジリアン柔術、レスリング、ボクシング、キックボクシング、テコンドー、ムエタイを習ってきたオールラウンダーのようです。プロMMAでは3勝0敗と底が見えていないだけに、もしかするとRIZINで化ける可能性も十分。上田を慌てさせる事が出来るか。
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UFC 301 Breakdown | Alex Volkanovski & Josh Culibao Give Their Picks on UFC Brazil This Weekend

UFC 301 is this weekend, with Western Australia’s Steve Erceg

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45 MMA MMAPLANET o Special UFC UFC299 ショーン・オマリー ソン・ヤドン ピョートル・ヤン ボクシング マルロン・ヴェラ 大沢ケンジ 柏木信吾 水垣偉弥

【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:3月 ピョートル・ヤン×ソン・ヤドン「ヤンの打撃は僕の理想形」

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。
Text by Takumi Nakamura

大沢ケンジ、水垣偉弥、柏木信吾というJ-MMA界の論客をMMAPLANET執筆陣がインタビュー。今回は水垣偉弥氏が選んだ2024年3月の一番──3月9日に行われたUFC299のピョートル・ヤン×ソン・ヤドンについて、担当・中村の「深夜2:00はギリギリ4月30日!」という言い訳と共に語らおう。


――今回ピョートル・ヤンとソン・ヤドンの試合をピックアップしていただきました。僕も試合映像を見直したのですが、改めてものすごい試合だなと思いました。

「この試合を選んだ理由は、純粋に見ていて面白かったから、というところですね。同じ大会のメインイベントでショーン・オマリーとマルロン・ヴェラのバンタム級タイトルマッチが行われて、僕も現役時代はバンタム級だったし、そこかなとも思ったんですよ。これは多分好みだと思うんですけど……僕の趣味嗜好として、ヤン×ヤドンの方が好きだったので、こちらをセレクトしました」

――僕も水垣さんの意見と同意見で、これはちょっと語弊がある言い方かもしれないのですが、オマリー×ヴェラのような試合展開だったら、立ち技の試合でもよくない?と思ってしまうんです。

「若干それもあります。MMAの組み合わせ・マッチアップとして、あの2人だったらああいう試合になるのは分かるんですけど、MMAとして見たときにどちらが面白いかというと、僕の好みはヤン×ヤドンですね」

――全局面で打撃と寝技があったという意味では、ヤン×ヤドンはいいMMAが見れましたよね。この試合では両選手の打撃とレスリングのミックス具合が素晴らしいなと思いました。

「僕のイメージとしてはヤドンがタックルで仕掛ける展開はあまり想像してなかったんですよね。なのでヤドンが先手でタックルでテイクダウンゲームに行ったところがまず一つ、驚いたところでしたね。それが逆に試合を面白くしたなと思いますし、本当に良い作戦を立ててきた気がします」

――完全に決まらなかったとは言え、ヤドンの相手の足を触る動きだったり、あれでヤンの打撃も含めて後手に回らせたのは、チームの作戦と戦術がさすがだなと。

「あれは上手かったですね。ただヤンもスロースターターという言い方とは違うんですけど、完全に相手を見切るまで仕掛けないタイプだと思うんです。基本的に1Rは様子を見て、2Rからギアを上げていくみたいな。5Rが多い選手だったんですけど、3Rでも結構それをやるんですよね。そうすると見ていてドキドキするんです、1Rを失っちゃうわけだから。今回もヤンは先手を取られて、しかもテイクダウンゲームで取られた。打撃を見切ったか見切っていないか分からない状態で2Rを迎えたので『ヤンはこのままいっちゃて大丈夫?』と思ったことも、この試合を面白く見ることができた要因の一つかなと思います」

――試合全体としても後半に勝負のポイントがきたし、2R・3Rはいずれもラウンド後半に山が来ましたね。

「なんだかんだ2Rと3Rはヤンがテイクダウンしてトップポジションでラウンドを終えてるんですよね。それはもうやっぱり強いなと。試合としては接戦に見えたと思うんですけど、僕は見た目以上に実力の差があるのかなと感じた一戦でもありました。あの2・3Rを見ると、やっぱりヤンが一枚上手だなと。ヤンがラウンド終盤で上を取って、あのままキープするだけだったらそんなに印象に残らないんですけど、やりたいことをやってラウンドを終えるところも、ジャッジへの見せ方としてヤンは上手いですよね」

――ヤドンとしてはあれがあったから負けたという敗因ではなく、自分をもう一度作り直す必要がある敗戦だったかもしれません。

「きっとヤドンの作戦は上手くいっていたし、3Rマッチで自分がやるべきことはやったと思うんです。それでもヤンの地力が上で一歩上回った試合で、ヤドンとしては当たりを引いたけど、結局勝ちきれなかったという印象を受けました」

――僕自身、ライター活動に復帰してMMAの試合を多く見るようになりましたが、2人とも「ここでテイクダウンに行くの?」と思うようなタイミングでテイクダウンに行きますよね。

「そうなんです。ヤンが2Rに決めたテイクダウンは本当に見ていて気持ちよかったですよね」

――僕も「どうやってテイクダウンに入ったんだ?」と思って何度もそのシーンを見返しました(笑)。

「3Rにもう一度同じようなタイミングでテイクダウンに入ろうとして、あれは失敗に終わったのか、自分から寝転んで足関節を狙ったじゃないですか。どこまで狙っていたのか分からないけど、あの動きは面白かったし、あれにとっさに反応するヤドンもすごかったです」

――ヤドンに関してはアジア人でああいう試合をできる選手が出てきたことも驚きです。

「もともとヤドンは回転系や足技が売りの打撃系かなというところから、アルファメールで練習を重ねて、パンチもどんどん上手くなったし、タックルを仕掛けることも出来るようになって進化していましたよね」

――そのヤドンを地力で上回るわけですから、ヤンはどれだけ強いんだという。

「ヤンの打撃を見ていると、あれが僕のMMAにおける理想形に近いんですよ。タックルが切れて、スイッチして足をとらせないようにも出来て、パンチ・蹴り・ヒザ・ヒジ…全部使える。それでテイクダウンもできてパウンドも強いタイプなんで、僕の中での理想のMMAファイターですよね。僕は個人的にレスラーが好きだし、レスラーが強いと思っているんです。僕のようにレスラーではなく、レスラーたちと戦ってきた身としては、ヤンのようなスタイルができれば、VSレスラーに対して、もう少し良い結果が出せたのかなと思いますね。僕の話をすると、僕はレスリングに対してレスリングを頑張って何とかするという選択をして、本物のレスラーには苦戦を強いられたんです。そういう意味でも、何が正解かは分かりませんが、ヤンのスタイルは答えの一つではあるかなと思います」

――水垣さんがおっしゃるように打撃におけるプレッシャーのかけ方、出している技の数、絶妙にテイクダウンを意識した打ち方……ヤンはMMAにおける組みに対応する打撃を見せています。

「しかもボクシングだけにならずに蹴りも出せるのがいいと思いますね。タックルの切り方も、普通に切るのはもちろん、足を触られてもそこからが強いんです。シングルレッグは取られてもダブルレッグには入らせない。片足を触られてからの逃げ方も上手い。あのテイクダウンディフェンス能力の高さもヤンの武器です。でもそのヤンから1Rにテイクダウンをとっているわけだから、ヤドンのレスリング力も相当高いですよね……どっちもすごい(笑)!」

――この2人の話は止まりませんね(笑)。

「水垣的ランキングで言うと、チャンピオンはオマリーだけど、実力という意味ではヤンがNo.1だと思うんですよ。オマリーとヤンの試合も正直僕はヤンが勝ったと思いました。ただメラブ(・ドバリシビリ)はヤンに5Rで勝ってるんですよね? しかも5Rで」

――そうですね。しかもジャッジ3名とも50-45でメラブを支持した試合です。

「だからヤンとの相性という意味では、メラブは抜群に強いですね。僕的にはテイクダウンゲームを仕掛けてくる相手に対してヤンの戦い方は理想形ではあるんですけど、メラブくらいテイクダウン能力が突き抜けるとやられちゃうんだもんなぁ」

――今名前が挙がったオマリー、メラブ、ヤンで言うと、MMA的にお手本にすべき選手はヤンだと思うんですよ。オマリーとメラブは練習して到達できる動きをしていないというか。

「そうなんですよ。その3人がいて、どの選手を目指すべきかというと僕もヤンだと思うんですよね。オマリーを目指そうと思っても生まれ持った手足の長さがないと真似できないし、メラブの動きはもはや超人的じゃないですか。そうすると、凡人の我々が目指すところ、もちろんあそこまで完成度を高くすることも、ものすごく大変で才能も必要だと思うんですけど、それでも誰を目指すべきかというと僕はヤンだと思います。そういう選手がオマリーやメラブのような相手に勝つと、何かちょっと僕らにも希望が持てますよね」

――どのスポーツにも他人が真似できないスーパースターがいる一方、教材として参考になる選手がいる。MMAでもそういう見方で選手や試合を見るのも面白いですよね。

「そうだと思いますね。きっと若い子や格闘技を始めてすぐの人たちはオマリーを目指しがちですが、あのスタイルは持って生まれたものが必要だということに気づくことが第一歩だと思います。オマリーのスタイルは誰でも出来るものじゃないぞと(笑)」

――冒頭にもあったようにオマリーがベルトを防衛した大会で水垣さんがヤン×ヤドンをセレクトしたことに意味があると思いました。

「僕もオマリー×メランありきで考えたんですけど、ちょっと方向転換して僕目線のチョイスにさせてもらいました!」

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King of Rio 👑 | Jose Aldo Full Fight Marathon

The legendary UFC Hall of Famer Jose Aldo is back in action at #UFC301 this Saturday in Rio facing Jonathan Martinez! We’re going back in the archives of Jose Aldo’s lengthy career in the UFC including his early matchups in WEC! Watch now!

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AB Interview MMA News o UFC YouTube

Islam Makhachev SENDS A WARNING to Dustin Poirier! Dana White PISSED at Conor McGregor! Joe Rogan

UFC news today, we have Islam Makhachev sending a warning to Dustin Poirier in an interview and we have the details. We also have news on, Dana White getting angry at Conor McGregor for an announcement and much more.

#UFC #MMA news
-Sean Strickland ROASTS Ian Garry for CALL OUT! (0:00)
-Joe Rogan NOT HAPPY with UFC WEIGHT CUTS! (1:36)
-Paddy Pimblett REVEALS next UFC FIGHT! (3:13)
-Michael Bisping SENDS A WARNING to Islam Makhachev! (5:11)
-Chael Sonnen SENDS A WARNING to Tom Aspinall! (7:47)
-Ilia Topuria REJECTS UFC FIGHT! (10:16)
-UFC Fight UPDATES! (12:44)
-Islam Makhachev sends a warning to Dustin Poirier! (14:04)
-Dana White PISSED OFF with Conor McGregor NEWS? (15:11)

Sources:
Joe Rogan podcast with Max Holloway: https://youtu.be/srRQQXoPqGg?si=lK6CUAPVqSVLul7_
Paddy Pimblett talks about UFC callouts: https://youtu.be/V9caW10ZQCU?si=n61ouau46t9N-fZH
Michael Bisping talks about Islam Makhachev: https://youtu.be/GVt5vL7aDPI?si=pw3N_AEPt-CAcYnQ
Daniel Cormier & Chael Sonnen “Good Guy vs Bad Guy” on ESPN MMA: https://youtu.be/38Idp7B8A5U?si=vTRxV4X0bRJ507M-
TMZ Sports interviews Islam Makhachev: https://youtu.be/xLU4lduE4eo?si=ElCEAAMhD7OZxsJm

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o UFC

【UFC】アレックス・ペレスがマテウス・ニコラウにKO勝利

812: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/04/28(日) 01:11:58.27 ID:XWnYuYq10
今日のUFCはペレスはケイプの代役出場で準備不足、ニコラウが足使ってカウンター狙いで判定まで行って勝つかな?


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45 AB AXEL RYOTA IMMAF KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase342 RIZIN RYO UFC YouTube   キック ブログ 前田浩平 砂辺光久

【Pancrase342】58カ月振りのパンクラス復帰=前田浩平戦へ、砂辺光久「ハイブリッドレスリングをする」

【写真】試合後もこの表情が見られるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

明日29日(月・祝)に立川市の太刀川ステージガーデンで開催されるPancrase342で元フライ&スーパーフライ&ストロー級KOP砂辺光久が、1年10カ月振りの実戦復帰を果たし前田浩平と対戦する。
Text by Manabu Takashima

44歳になった砂辺にとってパンクラス登場は実に4年10カ月振りとなる。なぜ、このタイミングなのか──。1993年はUFC活動開始の年でなく、パンクラスの旗揚げ戦のあった年と断言する砂辺のパンクラス愛とハイブリッドレスリングへの拘りの言葉の数々が聞かれた。


──試合自体が1年10カ月振り、このタイミングでパンクラスに戻ってきたのは?

「30周年記念大会に必ず出たかった。それがあります。5年前に北方大地に負けて、ベルトを彼に手渡した。あの瞬間に全て終わったと感じました。あの時、後々振り返ってみると会見の時から何まで、もう疲れてしまっていました。『何回目ですか、この調印式?  8年も僕、チャンピオンですよ』っていう風で。

でも北方選手はリベンジに燃えている。僕は6年間以上負けずに16連勝とかしている途中で、RIZINにキックで出てスコッと負けて。やり返したい北方選手の数年間の想いが詰まった試合で、負けた。なんか大きな役目をやり終えて、肩の荷が下りたというか。なんとなくですが、『ここには戻ってこないだろうな』と言う風に自分のなかで一区切りがつきました。

ただしパンクラスに最後の恩返しとして、地元・沖縄でパンクラスの大会を開く。でも発表後にコロナになり、おかしなことですけど『何かの力が働いてパンクラスと俺の間を止めている流れがあるな。もう、このケージに戻ることはない』と。あれからは好きだから格闘技を続けるという風にしていました。

3歳下の仲間、宮城友一がトップ戦線浮上を狙って頑張っている。教え子の当真桂直も頑張っている。その姿をサポートする立場で見ていて、彼らから刺激を受けつつもパンクラスに自分が戻るという風にはならなかったです」

──それでも、戻って来る気持ちになったのは?

「そんな時にRIZINの沖縄大会に声を掛けて頂き、ポンポンと2つ出て。結果は振るわなかったですけど、反響は大きかったです。僕がデビューして23年、パンクラス王になるということに拘り続けて──パンクラスで3階級のチャンピオンになっても得られなかった知名度を、RIZINで負けても得てしまう……。そこには自分のなかでも複雑な想いがあります。パンクラス、RIZINから声が掛かれば行こうかという想いはあっても、自分が試合に出たいと手を挙げることなかったです。

そうこうしているうちにパンクラスが30周年記念大会を開くようになった。今、現役で選手をしている人達のなかで1993年のパンクラス旗揚げを──ライブで観戦したわけじゃないですけどVHSのビデオでリアルに体感している人って、レジェンドの方々を除くともういないと思います。掌底、レガース、ヒールホールドが禁止になった──そんなパンクラスの歴史を体現し、語り継ぐことができる人間は自分しかいない。だから30周年記念大会で、一つ楔を打ちたい。『俺、まだここにいるよ』と……これが正しい表現方法か分からないですけど、今回の試合はハイブリッドレスリングをするつもりです」

──それこそ、その意味合いを理解できる選手たちが少なくなっていると思います。

「ですよね。MMA、総合格闘技を戦っていても僕の動きはハイブリッドレスリングです。それを今のパンクラスのファンの方に──『こんなヤツいたんだ』、『昔はこんなことをしていたんだ』というのを見てもらいたいというのがあります」

──フライ級で戦うというのは?

「もうフライ級でしか戦わないと思います。ストロー級の52キロで戦うには2カ月前から減量を始めて、1カ月前にはヘロヘロになっている。体は辛い、でも一生懸命に練習をする。翌日になってもキツイ。それをずっと続けていると、もう練習がしたくないと思うようになっていたんですよね。そこまでやっても北方選手に、僅差でもなんでもなく負けた。あそこまでやっても結果が出ず、宝物にしていたモノを奪われた。あの辛さを経験したことで、健康的に格闘技を戦おうというマインドに変わりました」

──そんな砂辺選手ですが、今回の試合前は以前のようにグランドスラムで調整をしていないそうですね。

「それは沖縄に、それだけの環境が整ったからです。あの頃、平良達郎がデビューをしていたのか、していないのか。沖縄にいると松根(良太)さん以外にチンチンにされることはない。なので強い練習相手を求めて横浜で合宿をさせてもらっていました。

今回も行こうかとも考えましたけど、沖縄でできるなと。特に達郎と肌を合わせると、毎回勉強になります。達郎は親身になって教えてくれますし。沖縄は凄く良い環境になったと言えます」

──逆に沖縄に練習にいく選手が増えています。

「そうなんですよ。松根さんが創った環境、そこで生まれた平良達郎の影響はデカいです」

──CROSS X LINEという自身のジムを持ち、THE BLACKBLET JAPANでのプロ練習に参加する。ただ修斗沖縄大会では沖縄勢同士が戦うことがあります。

「当真がTHE BLCKBELT JAPAN勢との試合が決まると、僕も練習にいくのは控えます。でも、もう旭那拳とのタイトルマッチ以外では交わらないので、当真も僕も週に2回お世話になっています」

──ところで5年間勝利から遠ざかり、44歳になった砂辺光久の力をどのように自己評価しているのでしょうか。

「なんか吹っ切れたんですよ、5年前に負けた時に。そして平良達郎がUFCと契約する前から、その成長振りを体感してきました。彼と触れることで、どんどん広がっているモノがあると感じています。

同時に最強を目指すことを辞めました。前はストロー級で一番になりたかった。でもパンクラスへの思い入れがあるので、他で戦うのではなくて『こっちに来いよ』という姿勢でした。それが最強でなく最高を目指すようになって……高山×ドン・フライ、あれって僕のなかでは最高なんです。プロとして凄く最高で。

ただ技術的に何か優れているということは一切ない。僕がこれからやらないといけないのは、技術を見せて何連勝をする……というのは難しいけど、勝った上で最高の作品を一つでも多く残すこと。残したいと思っています。

言ったらRIZINで前田吉朗とやった試合。あれってオジサン同士の総合格闘技じゃないですか。MMAが磨かれている時代に逆行したモノを見せて、最高だと思ってくれる人が多かった。あれほど強い人がいる場で、僕と吉朗が尖ったことをして下半期ベストバウトに選ばれた。人の心を動かす──そこに憧れを持ち続けてきました。1993年は僕にとってはUFCが始まった年ではなくて、パンクラスが始まった年です。それから、ずっとパンクラス、パンクラス、パンクラスで来ました。なので、これからはパンクラスにとって最高の作品を1つでも出していきたい」

──高山×フライは両者の共鳴が必要な殴り合いでしたが、前田選手は自身のIMMAF時代から積み上げてきたMMAをぶつけるために、共鳴どころか拒否をしてくることが予想されます。

「今までもそうなんです。田原しんぺー、室伏シンヤはMMAで僕に向かって来た。結果、田原しんぺーはパワーボム(腕十字をスラム)、室伏シンヤは喉輪落とし(ジャンピングガ―ド&ギロチンをスラム)でKOされました。プロレスラーの僕が、プロレスの技で勝った。修斗の人が修斗で戦い、パンクラシストがハイブリッドレスリングで勝っただけなんです。

前田選手は順調に結果を残せている選手ではないですが、辞めないで続けている。強いヤツらに揉まれてきた。どういう選手であっても、僕は自分の持っているパンクラスへの愛情であったり、ハイブリッドレスリングへの拘りを貫くつもりです。北方大地をジャーマンで投げたとか。試合がどうだったねとか、ゲームプランがどうだったではなくて、『アイツのアレ、面白かったね』というモノを一つでも多く創り出したいです」

──UFCが最高の舞台で、若いMMAファイターには最強を目指してほしい。何より、MMAは勝敗が絶対という姿勢を自分は持ち続けますが、砂辺選手に関しては、噛めば噛むほど味が出る「都こんぶ」のようになってほしいと思っています。

「僕のパンクラス30周年はまだ終わっていなくて。今回の試合に勝ったら、パンクラスの扉を開けた男──稲垣克臣(1993年9月21日のパンクラス旗揚げ戦、第1試合で鈴木みのると対戦)を引っ張り出したいと思います!!」

──その試合が実現するなら、ぜひリングでお願いします。

「そうですね、ロープエスケープ有りで」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後1時30分~U-NEXT

■Pancrase342 計量結果

<ストロー級暫定王者決定戦/5分5R>
黒澤亮平(52.15キロ)
リトル(52.05キロ)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(70.70キロ)
久米鷹介(70.70キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎(77.55キロ)
長岡弘樹(77.35キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(52.05キロ)
ホン・イェリン(51.40キロ)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(70.40キロ)
ホン・ソンチャン(70.00キロ)

<フライ級/5分3R>
砂辺光久(57.00キロ)
前田浩平(57.20キロ→57.10キロ)

<ストロー級/5分3R>
寺岡拓永(52.25キロ)
氏原魁星(52.10キロ)

<フェザー級/5分3R>
糸川義人(65.85キロ)
櫻井裕康(66.50キロ→66.10キロ)

<バンタム級/5分3R>
坂本瑞氣(61.35キロ)
谷内晴柾(61.25キロ)
<ネオブラッドT 2回戦 フライ級/5分3R>
饒平名知靖(56.65キロ)
名久井悠成(56.55キロ)

<ネオブラッドT 2回戦 フライ級/5分3R>
山崎蒼空(56.85キロ)
AXEL RYOTA(56.95キロ)

<フライ級/5分3R>
田中亮祐(56.35キロ)
齋藤桜貴(57.15キロ)

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AB DREAM F1 MMA News o UFC   ガブリエル・ベニテス

『UFC on ESPN 55: Nicolau vs. Perez』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点

大学入学共通テスト 化学の点数が面白いほどとれる本


Hayisaer Maheshate defeats Gabriel Benitez(MMA Decisions)

 ハイサエ・マハシャテ vs. ガブリエル・ベニテスのジャッジの採点。Eric Colonが1Rマハシャテ、2,3Rベニテスで28-29ベニテス勝利。Bryan MinerとTony Weeksが1,2Rマハシャテ、3Rベニテスで29-28マハシャテ勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28マハシャテ支持5人、28-29ベニテス支持3人、27-30ベニテス支持3人でした。続きを読む・・・
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AB F1 o UFC   アレックス・ペレス

『UFC on ESPN 55: Nicolau vs. Perez』パフォーマンスボーナス

可能性にアクセスするパフォーマンス医学


 UFCが『UFC on ESPN 55: Nicolau vs. Perez』のパフォーマンスボーナスを発表。

▼ファイト・オブ・ザ・ナイト
・該当試合なし

▼パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト
・アレックス・ペレス、ボグダン・グスコフ、ジョナタ・ディニス、ウロシュ・メディッチ


 4選手には各5万ドルのボーナス。続きを読む・・・
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN55 アレックス・ペレス アレッシャンドリ・パントージャ マテウス・ニコラウ ムハマド・モカエフ リッキー・シモン

【UFC ESPN55】パワフル&スピーディー=アレックス・ペレスが、2Rにマテウス・ニコラウをKO

<フライ級/5分5R>
アレックス・ペレス(米国)
Def.2R2分16秒by KO
マテウス・ニコラウ(ブラジル)

間合いを測る両者。ペレスが前蹴りを繰り出す。届かない位置でジャブを見せる両者、ペレスがローを蹴る。右ボディと左オーバーハンドのコンビで前に出たペレスが、腹を連続で殴ると最後は右アッパー。ニコラウの左ジャブから、右を伸ばす。ステップインにショートのワンツーを入れたニコラウだが、ペレスは再びボディと顔面のコンビを決め右カーフを蹴る。ペレスのローにニコラウはワンツーをクリーンヒット。ペレスは右カーフを入れる。ニコラウが右ローを蹴り返し、初回が終わった。

2R、ワンツーから右カーフのペレスは、1R同様にボディアッパーとオーバーハンド、そしてアッパーのコンビを繰り出す。続いて右ボディ、左フックを決めたペレスに対し、ニコラウは大きく左に回るとステップインから右をかわされる。ワンツーの左フックを打たれたニコラウが姿勢を乱しい、下がる。そして──ケージに詰まったニコラウに右のダブルから左を見せ、右フックを打ち抜いてKO勝ちを決めた。

「最高の気分だ。皆、デイヴィドソン・フィゲイレド、アレッシャンドリ・パントージャ、ムハマド・モカエフ戦の3連敗のことを口にしていたけど、3週間のキャンプをやり切った。厳しい時をジムで過ごし、コーチと一緒にやってきたから今回の5万ドルを貰えるようなKO勝ちできた。3Rでも5Rも構わない、この僕のスタイルはコリン・オーヤマ・コーチ、柔術コーチのジヴァ・サンタナと創り上げ、ベストトレーニングパートナーのリッキー・シモンがサポートしてくれた。コリンはメンタル面でも支えてくれた」とカムバックを果たしたペレスは話した。


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