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【Pancrase342】修斗に続き、パンクラス・ストロー級の頂点へ。黒澤亮平「まだまだ諦めていない」

【写真】熱いモノを身の内に持ち続けている。そんな黒澤選手でした (C)MMAPLANET

29日(月・祝)に立川市の太刀川ステージガーデンで開催されるPancrase342で澤亮平がリトルと暫定ストロー級王座決定戦を戦う。
Text by Manabu Takashima

2016年7月に修斗世界ストロー級王座に就くも、ベルトを返上し2年4カ月のブランクを経験。復帰後はよりMMAを完成させる過程で手痛い敗北も喫した。そして昨年7月よりパンクラスに戦場を移した黒澤が、3戦目での暫定王座決定戦を戦う。

その暫定王座決定戦に対する想い、これからとMMAファイターとして強くなる苦悩を黒澤に尋ねた(※取材は3月21日の調印式前に行われた)。


――黒澤選手、パンクラス3戦目でストロー級暫定王座決定戦となりました。ここで暫定というのが、第三者としても正直不思議です。

「タイトルマッチが決まったことは嬉しいですが、暫定ということは1位の選手の動きも関係しているので。そこは正直、ムカついています」

──2月の大阪大会はどのような気持ちで眺めていたのですか。

「あの試合は……、すんなりケガがなく勝ってくれれば4月に戦うことになると思っていたので『勝ってくれよ』と。正直、試合内容も微妙だったけど勝ったしやるんだという気持ちでした。ただ4月には試合はできないということで、リトル選手と暫定で戦うことになりました。

僕は八田選手に勝った時点で、次はタイトルと言われていて。僕自身はいつでも戦える準備をしてきました。まず去年の12月の横浜だろうと。すると向うができない、2月か3月になると。12月にできないのは連戦だし、しょうがないと思っています。でも2月に試合はするけど、違う選手とノンタイトルで戦うことになった。

その時点で鶴屋(浩THE BLACKBELT JAPAN代表)さんは『これは、この試合に勝っても断ってくるな』と、あきれたように言っていました」

──それぞれ選手には事情があるかと思いますが、黒澤選手としては納得できないということですね。と同時にリトル選手と戦うことになったことに関しては、どのような気持ちですか。

「ランキング的にタイトルマッチが戦える位置でなかった選手でしょうし、すぐにOKを出してくれたと思います。これから戦う相手に対して、感謝とかいう言葉を使うべきじゃないのですが、試合間隔も空いてしまっていたので有難いです。試合が決まって嬉しいです。

しっかりとやることをやって、勝ちます。リトル選手はずっと動き続けるイメージがあるので、つき合うと相手のペースになってしまう。そこは気をつけて戦いたいです。打撃の技術は差があると思っているので、打撃を軸にしっかりと作戦を立てれば勝てると思っています」

──未だに飛鳥拳選手と呼びそうになってしまうのですが……個人的には先日行われたTHE BLACKBELT JAPANの創立会見でも黒澤選手は中心にいて然りのファイターだという想いがあります。

「ありがとうございます。ただ若い選手も単純にもの凄く強いので(笑)」

──刺激になりますか。もしくは年齢を考えてしまうのでしょうか。

「若い選手が増えて、それまでいた選手が『敵わない』という風に想うことはないはずです。僕らベテランの年齢になった選手も、彼らが来たことが凄くプラスになっています」

──負けるかという気持ちになりますか。

「負けるか……う~ん、怜とかUFCと契約していますからね(笑)。自分も頑張りたい。まだまだ諦めていないし、もっと頑張って結果を出したいです。弱気になることはないです」

──諦めていないなかでパンクラスの王座の先に見ている先というのは?

「ONEのストロー級が一番強いので、ONE……まだその名を出す段階ではないですが、ジャレッド・ブルックスを勝つことを目指した状況で体感したいというのはあります。今後、自分のコンディションがどうなっていくかは分からないですが、諦めてはいないという感じです」

──諦めないでいるためには勝利が一番かと思います。改めて、今回の暫定王座決定戦への想いをお願いします。

「ここで負けたり、ギリギリ勝つようだとこの先に進むことは難しいです。しっかりと差を見せつけて、フィニッシュできるように練習をしています」

──黒澤選手は一枚抜けることができるポテンシャルの持ち主だと見ていました。卓越した打撃戦のセンスの持ち主で。一時、ファイトから離れて戻って来てからは本田選手のような徹底して組んでコントロール狙いのスクランブルファイターを経験し、MMAとして調和のとれたファイターを目指そうとしたのかと。その結果、猿丸ジュンジ戦があった。そのように感じていたのですが。

「本田選手と戦った時からONEに出たいと思っていました。本田選手は力のある選手なのですが、『ここで負けてしまうのか』と落ち込みました。同時に、あそこまで徹底してくる選手に対して、どう打撃を生かすのか。そういう風に考えることができて、良い経験になりました。意識が変わりましたね、もっと組み技をやらないといけないと。

組み技の打ち込みを凄く増やして……、ただ猿丸選手に負けて組み技のことを考え過ぎたのか……とか。打撃と組み技のバランスをより考えないといけないと思って、凄く悩みました。猿丸戦、新井丈戦はそこが上手く嚙み合っていなかったです」

──キャリア的には痛すぎる連敗でした。

「あれの時は『終わりだ』と思いました。でももっと考えるようになって、もっと練習するようにして。本当に何が足りないかをもっと考えました。あの2試合でパンチが当たって勝てたとしても、ONEにいくと勝てるような力はなかったはずです。そう振り返ることができたので、あの負けも良い経験だったと思います」

──MMAのバランスは自分という軸があって、対戦相手によって配分を変えないといけない。難しいですね。

「今は自分の目指すところがハッキリしていて、レベルも上がりました。良い感じでまとまってきたからこそ、年も年なのでもう『あの負けを経験して良かった』なんていう試合はできないと思っています(笑)。

打撃だけを考えている時の方が、打撃は良かったです。でも、それではMMAは勝てない。そのバランスを考えて、練習仲間がいてくれて成長できていると思います」

──目指す舞台、ONEではテイクダウンされてもさほどマイナスにはならないですが。

「そこは組みを対処して、殴ることができる選手でいたいです。MMAなので」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後1時30分~U-NEXT

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Road To UFCシーズン3・5月18・19日に行われる4階級トーナメントの全試合発表。ワンマッチにパンクラスライト級王者ヤン坊出場。

jp.ufc.com

男子フライ級(56.7kg以下)
ジー・ニウシュイエ(中国) vs. チェ・ドンフン(韓国)
ジョン・アルマンサ(フィリピン) vs. アンガド・ビシュト(インド)
松井斗輝(日本) vs. ルエル・パニャレス(フィリピン)
キルー・シング・サホタ(インド) vs. イン・シュアイ(中国)

昨年の決勝で鶴屋1RKO負けしたニウシュイエが今年も出場。一回戦の相手のドンフンは、GLADIATORのフライ級トーナメントに出場していたが、Road To UFC出場が決まり離脱が発表されていた。

男子バンタム級(61.2kg以下)
ユ・スヨン(韓国) vs. 野瀬翔平(日本)
ダーエミィスウ・ザウパースー(中国) vs. 小崎連(日本)
キム・キュサン(韓国) vs. 中西透暉鷹(日本)
バーエゴン・ジェライスー(中国) vs. TBD

バーエゴンは昨年のRoad To UFCにも出場し、一回戦で上久保に判定負け。相手は英語版だと同じ中国のLi Yunfengとなっている。ビザの問題のため、直前の欠場選手の場合、中国国内の選手に限定される模様。

男子フェザー級(65.8kg以下)
原口伸(日本) vs. ホン・ジュニョン(韓国)
ズー・カンジエ(中国) vs. 安藤達也(日本)
河名真寿斗(日本) vs. ソン・ヨンジェ(韓国)
シエ・ビン(中国) vs. ハミド・アミリ(アフガニスタン

シエ・ビンは2021年にコンテンダーシリーズ出場。2022年のRoad To UFCに出場したが、一回戦で優勝したイ・ジョンヨンにガードからの腕十字で秒殺一本負けした。アフガニスタンのアミリはアフガン国内で9戦全勝の20歳。

女子ストロー級(52.2kg以下)
ホアン・フェイル(中国) vs. 本野美樹(日本)
フォン・シャオツァン(中国) vs. キラン・シン(インド)
プリヤ・シャルマ(インド)vs. ドン・フアシャン(中国)
シー・ミン(中国) vs. ソ・イェダム(韓国)

フォン・シャオツァンは前戦で本野に勝っており、2年前には本野と対戦するフェイルとも対戦し勝利。イェダムはパンクラス三浦彩佳に判定負け、2022年のRoad To UFCではワンマッチで現UFCファイター・K-1にも出場したヨセフィン・ノットソンと対戦し判定負けしている選手。

非トーナメント戦
女子フライ級
ワン・ツォン(中国) vs. パウラ・ルナ(ペルー)

女子フライ級
ヤン・チーフイ(中国) vs. リサ・キリアコウ(オーストラリア)

ウェルター
バテボラティ・バハテボラ(中国) vs. キム・ハンスル(韓国)

ライト級
キ・ウォンビン(韓国) vs. 雑賀達也(日本)

ワンマッチ4試合も発表。いずれもトーナメントが実施されない階級で、勝ち方によっては本戦契約の可能性もある試合となる。

パンクラスライト級王者のヤン坊が出場。相手のウォンビンはGLADIATOR王者で、2021年のRoad To UFCでは一回戦で鹿志村をパウンドアウトしたが、準決勝でインドネシアのジェカ・サラギにまさかのKO負け。昨年も出場したものの、パンチでダウンを奪った後に後頭部にパウンドを入れてしまい反則負けで敗退となっている。

ウェルター級ワンマッチ出場のハンスルは昨年もワンマッチに出場しKO負け。今年1月のTOP BRIGHTSでグレイソン・チバウ戦が組まれていたが欠場した。相手のバハテボラは昨年ライト級一回戦でウォンビンの後頭部パウンドで反則勝ちしたものの、準決勝の原口戦では体重オーバーで失格となっている。

試合は18日と19日に振り分けられ、アジア圏のプライムタイム(昨年と同じなら日本時間19時開始)に行われる。

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‘라이언 가르시아VS데빈 헤이니’ 경기를 본 UFC밴텀급 챔피언 션 오말리의 반응, 몸싸움까지 벌였던 바비 그린과의 업데이트된 소식 전한 아르만 사루키안 등등

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격투기 하라니까 철권하는 미친 파이터가 UFC를 습격했다 ㄷㄷ

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현 UFC, AFC, KTK 등 다양한 국내외 격투기 단체 해설위원 차도르입니다!
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AB DEEP F1 Gladiator IMMAF UFC ブログ

Road To UFCシーズン3:パンクラス王者透暉鷹、修斗王者安藤、GLADIATOR王者河名の出場が確定。判明している日本人選手は8名。

mmaplanet.jp

MMAPLANETが選手及びマネージメントに出場の確約があることの確認を取れた選手」とのこと。

フライ級
松井斗輝 vs. ルエル・パナレス

24歳でMMA6勝1敗。北斗の拳のトキから名付けられたという松井はボクシングで高校時代国体3位。デビューから6連勝し、パンクラスではランカーとなったが、昨年12月にIMMAF王者ムハンマド・サロハイディノフに敗れMMA初黒星。さらに、2月に組まれた試合は体重オーバーで消滅している。最後のレコードが負けであっても出場のチャンスがあるということか。

パンクラス王者伊藤やDEEP王者福田は「選外となった」とのことなので応募していたが選ばれなかった模様。

バンタム級
透暉鷹 vs. キム・キュソン
小崎連 vs. ダールミス・チャウパスゥイ
野瀬翔平 vs. ユ・スヨン

透暉鷹は27歳で11勝3敗。2022年にフェザー級王者となり、昨年バンタムに落とした初戦で中島太一が返上したタイトルをNEXUS王者河村と争って、1R肩固めで勝利し獲得。2階級制覇を立っていしている。相手はONEにも参戦していたキム・キュソン。2020年に若松佑弥に1RKO負けしている。

尾崎は22歳で6勝0敗2分け。KROSS X OVERでキャリアを積んでいたが、3勝以下の実績の相手のみ。しかし今年3月にDEEPに初参戦すると、ベテランの力也から1RKO勝ちして見せた。

野瀬はシーズン1からの3年連続出場。1年目は準決勝で中村倫也に敗れ、昨年は一回戦負け。自身でも「3度目はない」と思い、今年2月のRIZIN佐賀大会に出場して瀧澤にパウンドアウトで勝利している。相手は昨年9月のDEEPで石司に1RKO勝ちしてタイトルを獲得したユ・スヨン。先月、Road To UFC出場によりDEEPバンタム級王座を返上することが発表されていた。

フェザー級
安藤達也 vs. チュウ・カンチエ
河名マスト vs. ソン・ヨンジェ
原口伸 vs. ホン・ジュンヨン

修斗バンタム級王者安藤は階級を上げてフェザーで出場する模様。もともとUFC志向でMMAを始めた選手で、今回判明した日本人では最年長の34歳。2022年に岡田遼にKO勝ちして修斗バンタム級王座を獲得。昨年3月にはONE Friday Fightsに出場し、1Rにダウンを奪われピンチに陥ったところから逆転勝ちも、その後のONE本戦オファーには繋がらなかった。

グレコローマンレスリンU-23世界王者の河名29歳で9勝3敗。2022年にはLFAに出場するも、現LFAフェザー級王者のアライジャ・ジョンズに判定負け。昨年6月にはGLADIATORフェザー級王座決定トーナメントでパン・ジェヒョクにスプリット判定負けしたが、今年2月の再戦では1Rにパンチを効かされたところから、2R以降盛り返し逆転勝利し、タイトルを獲得している。

レスリング全日本王者の原口は昨年フェザー級で出場を希望するも、枠が埋まっているということで階級上のライトで出場。決勝でロン・チューに敗れてMMA初黒星を喫した。準優勝でUFCと契約の可能性があったのかどうかは不明だが(他の準優勝メンバーの契約があるかどうかも不明)、今年はベストウェイトのフェザー級で出場する。

今年はライト級は実施されないとのこと。代わって、女子ストロー級の実施が確認されている。

女子ストロー級
本野美樹 vs. フォン・フェイアール

本野は29歳で8勝4敗。2020年、魅津希UFC契約に伴い行われたJEWELSストロー級暫定王座決定戦で勝利したが、同年12月にデビュー2戦目の伊澤とのノンタイトル戦で判定負け。ダイレクトリマッチで組まれた防衛戦では1R腕十字で敗れて王座から陥落した。その後JEWELSで3連勝したが、昨年10月に中国で行われたイベントで、フン・シャオカンに1R腕十字で一本負け。そのシャオカンもRoad To UFCにエントリーしているという情報があるとのこと。また、他の日本人選手にも声がかかったが、断った選手もいるとのこと。

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【Road to UFC2024】松井、小崎、透暉鷹、野瀬、安藤、河名、原口、本野。MMAPLANET調べRTU出場選手

【写真】(C)MMAPLANET

5月18日(土・現地時間)&19日(日・同)に中国は上海のUFC PIで開催されるRoad to UFC2024。UFCから正式発表がないが、選手及びマネージメント関連から確認が取れている日本人出場選手と対戦相手を纏めてみた。
Text by Manabu Takashima

アジアでは唯一のUFCへの公式ルート=Road to UFC。しかし、選手の選考基準は曖昧で、3度目の開催を迎える今回も多くの出場希望選手がやきもきしてきた。3月31日を選考の〆とする。4月3日が中国のビザ取得のためにタイムリミット。選ばれた選手はビザ取得のため即連絡が入るが、選考に漏れた選手は連絡がないことで不出場を意味する──などなど、今年も情報が錯そうしまくっていた。

また本来UFCはカードの正式発表等のリリースは通常はなく、選手やマネージメントの自己発信に任されている。対して日本国内はプロモーションとメディアのなかでオフィシャル発表を待つという慣例が存在している。Road to UFC出場メンバーの公式発表がなかなか行われないのは、ビザ取得など選手の顔触れが変更されることなども考慮されているという話も伝わってくるが、そのような状況下で選手個人や出場していた団体が公にするケースも出てきた。ここではソースが明らかでない選手を除き、MMAPLANETが選手及びマネージメントに出場の確約があることの確認を取れた選手について言及したい。


【フライ級】
松井斗輝
対戦相手ルエル・パナレス

Grachanでデビューしンクラスでキャリアを積んできたTHE BLACKBELT JAPAN所属の松井が、昨年の鶴屋怜に続き同ジムよりも出場権を得た。キャリア6勝1敗の24歳、伊藤盛一郎や福田龍彌が選外となったことを考えると、このレコードと若さは今のUFCが欲しているゾーンにいるということだろう。

(C)BRAVE CF

松井の対戦相手はフィリピンのルエル・パナレスだ。

レコードは松井と同じく6勝1敗。松井が初めて海外で戦うのに対し、パナレスはUAEWでUAE、BRAVE CFでバーレーンとインドネシアでの試合を経験してきた。ゴリゴリのテイクダウン・ファイター=ムハンマド・サロハイディノフとの敗北から再起戦がUFCを賭けた戦い。スタイル的に初戦以降の対戦相手、つまりは他の出場選手が気になるところだ。

そのフライ級では日本でも一部で猛烈に注目されていたチェ・ドンフンの出場も決まった。

韓国のDouble GFCフライ級王者で、GLADIATORフライ級王座決定トーナメント準決勝出場を決めていたチェ・ドンフンもUFC行きを賭けた戦いにステップアップ。

堅実な戦いができるフィニッシャーの初戦の相手は、前回の準優勝者チーニョーシーユエだ。

エンボー・ファイトクラブ出身、UFC PI所属の中国MMA界のエリートコースを行くチーニョーシーユエと、韓国海軍出身のイケメン=これは興味深い顔合わせとなる。

【バンタム級】
透暉鷹
対戦相手キム・キュソン

小崎連
対戦相手ダールミス・チャウパスゥイ

野瀬翔平
対戦相手ユ・スヨン

Road to UFC出場を狙い、フェザー級からバンタム級に落とした透暉鷹は、昨年のクリスマスイブに河村康博を初回肩固めで斬って落とし、パンクラス二階級制覇を果たした。

大手エージェントとの契約もなく、所属ジムの代表がコーチング修行で得た人脈からの出場権獲得。透暉鷹の意思の強さと周囲の向上心と合致しての挑戦となる。

透暉鷹の初戦の相手は、韓国のキム・キュソンだ。母国ではTOP FC、そして日本、ONEでキャリアを積んできた元Evolve MMAファイターだ。キャリア12勝5敗でHEATで加マーク納、春日井たけし、TOP FCでNavE、ONEで藤沢彰博、若松佑弥と日本人選手との対戦も多い。×日本勢の戦績は3勝2敗で透暉鷹としては、当然遅れを取ることはできない

そんなキム・キュソン、一番最近の試合で魔のNAIZA FCでカザフスタン人選手に勝っているのが不気味だ。

意外というと失礼だが、小崎の選出には驚かされた。KROSS X OVERとDEEPで活躍中の小崎は戦績6勝0敗2分で、フィニッシュが5つの22歳。

彼もまたUFCが求めるゾーンのファイターといえる。

その小崎と相対するのは、昨年の準決勝でイ・チャンホに敗れたダールミス・チャウパスゥイ。とはいえ、イ・チャンホを序盤は圧倒したテイクダウン能力の高さは、小崎が未経験の世界といえる。カザフスタン国境ウィグル出身のフィジカルモンスター超えなるか──小崎のフレッシュさに期待だ。

小崎以上のサプライズは3年連続出場となった野瀬だろう。

これまで準決、初戦敗退も2月のRIZIN LANDMARKで改めて国内バンタム級のトップクラスである強さを見せつけた野瀬。

対するは一時はDEEP、Black Combatとアジア3カ国のバンタム級を制したユ・スヨンだ。UFC行きが掛かっていなくとも、興味深いマッチアップといえるタフファイト。当然、野瀬としてはグラウンドに持ち込めば、勝機が増す。その一方で、ユ・スヨンもれっきとした柔術黒帯で、しっかりとMMAに適合した寝技を持つ。それでも野瀬としては組み技勝負、いかに自分の庭に持ち込み、その庭での力比べとなる。

【フェザー級】
安藤達也
対戦相手チュウ・カンチエ

河名マスト
対戦相手ソン・ヨンジェ

原口伸
対戦相手ホン・ジュンヨン

(C)ONE

昨年3月のONE FFのアリ・モタメド戦の逆転勝利もチャトリCEOに評価されず、昨年のRoad to UFCのオファーを蹴っても安藤のONE本戦出場はならなかった。

この間、コンテンダーシリーズからのオファーもあった安藤が、34歳にして最後の挑戦に挑む。

その行く手を阻もうとするのは中国のチュウ・カンチエだ。レコードは18勝4敗の28歳。中国国内でしか試合をしておらず、実力を推し量るのが困難な相手だ。昨年7月に20秒で勝利している韓国のイ・ミンヒョクはパン・ジェヒョクにスプリット判定負け、工藤諒司にも判定負けをしているファイターで、中国人ファイターはもう強くて当たり前という想いで戦う必要がある。

デビュー戦、LFA、GLADIATORフェザー級王座決定トーナメントと躓く度に力をつけてきた河名マストも、いよいよ盟友・中村倫也の背中が見えていた。

特にパン・ジェヒョクとの連戦で競り負けから、完勝と河名は自身のポテンシャルを最大限に使うことができるようになった。対するソン・ヨンジェは6勝0敗5つのKO勝ちと1つの一本勝ちを誇るフィニッシャーだ。全て試合をAngel’s FCで戦い、バンタム級とフェザー級の王座を獲得している。

豪腕ファイターのソン・ヨンジェだが、一時期4年近いブランクもあり、ここ2試合は秒殺で組み力に関しては判断材料が少ない。ともあれ一発で試合を終らせる力を持つソン・ヨンジェを相手に、河名がいかにオアシスに突っ走れるのかに勝負は掛かってくるだろう。

また前回のライト級決勝でロン・チュウに敗れ、キャリア初黒星を喫した原口伸も、ビザ取得ギリギリの段階でオファーがきた。Road to UFCファイナルに敗れた後は、そのまま本戦出場という交渉もあった原口だが、適正体重のフェザー級での出場は今後のことを考えると──それでも簡単ではないが、好判断と思われる。

対する対戦相手のホン・ジュンヨンは2022年の初戦で松嶋こよみに接戦の末敗れている選手だ。その後はマーシー・グローブTVとインドネシア人ファイターを破り、Angel’s FCライト級王座を奪取──も、現状の力は測定が難しい。とはいえ簡単な相手でないことは明らかで、松嶋戦でも見せた様にタフファイトになった時の心の強さを原口は凌駕しなければならない。

【女子ストロー級】
本野美樹
対戦相手フォン・フェイアール

今年からライト級でなく女子ストロー級が実施されることとなり、日韓有数の女子ファイターに声がかかるなか、日本では出場を固辞する選手もあったようだが、本野美樹のチャレンジが決定した。

準々決勝で戦うフォン・フェイアールは、本野ともにフン・シャオカンに敗れている。未確認情報だがフォン・フェイアールを含め4選手が出場するという中国人女子選手、その中の一人にフン・シャオカンも含まれているという。

つまり本野とフォンにとって、Road to UFCはRoad to フン・シャオカンへのリベンジでもある。またかつてパンクラスに参戦経験のある韓国のソ・ユダンも出場し、中国のシー・ミン戦が決まっている。

現状、8人の日本人選手出場。今年はワンマッチも1日に4試合組まれるという話もあり、この他にも日本人選手の出場もあるかもしれない──中国、インド、タイ、インドネシア、そしてついにあるのか中央アジア勢の参戦等々、オフィシャル・アナウンスを待ちたい。

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Interview JAM MMA o UFC YouTube

Israel Adesanya Is Having A DELUSOINAL SALTY COPE MELTDOWN! Pereira Rent Free? Australia Racist?

During Alex Pereira vs Jamahal Hill at UFC 300, Israel Adesanya has been acting very salty emotional and delusional in interviews. This is my reaction with a breakdown of his coping moments, let me know what you guys think in the comments section down below.

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【RIZIN.46】ベアナックル/BKFCとは?BKFC参戦のMMAファイターを紹介

RIZIN.46でベアナックルBKFC提供試合!篠塚辰樹が挑戦するBKFCとはどんな団体?/ブアカーオやUFC王者も参戦/ジョン・ドッドソン、エディ・アルバレス、ペイジ・ヴァンサントなど、BKFC参戦MMAファイター/BKFC王者は?

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「Danger Snow – Dan Henig」
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PFL2024#3:セミファイナル・ブレンダン・ラウネーン vs. ペドロ・カルヴァーリョ

フェザー級リーグ戦。

ラウネーンは一昨年トーナメントを制して100万ドルを獲得。昨年も出場し、初戦マルロン・モラエスに2RKO勝ちで5点獲得し暫定1位となったが、2戦目でヘスス・ピネドにまさかの1RKO負けで予選敗退。ピネドはその勢いで昨年優勝している。2012年のTUF Smashesに出場したが、優勝したノーマン・パークに敗れ敗退。TUF後にUFCで行われたワンマッチでも敗れてUFCとの契約はならなかった。34歳。

ポルトガルカルバーリョはBellatorで6勝5敗。最終ランキングは6位。昨年は先月パトリシオのタイトルに挑戦したジェレミーケネディに判定負け、9月にアーロン・ピコに1RKO負けで連敗中。28歳。

オッズでは大差でラウネーンがフェイバリット。

右を入れたラウネーン。お互いスイッチ。左ミドルを入れたカルヴァーリョ。ラウネーンの右がヒットしカルヴァーリョ一瞬動きが止まる。また右が入りカルヴァーリョ尻もちダウン!ラウネーンパウンド!膝を着いて立とうとするカルヴァーリョだが動きが鈍い。そこにパンチを入れる。下から足首を掴んで倒したカルヴァーリョだが、カルヴァーリョの動きを見てレフェリーストップ。

カルヴァーリョがアンクルピックで倒そうとしたところで止めたので、ストップのタイミングとしては疑問符がつく。会場もブーイング。ラウネーン本人にはなんの責任もないが。

ラウネーン1RKOで6点獲得。

  1. ラウネーン・6点
  2. ガブリエル・ブラガ・6点
  3. ティムール・シズリエフ・3点
  4. アダム・ボリッチ・3点
  5. カイ・カマカ3世・3点
  6. バッバ・ジェンキンス・0点
  7. エンリケ・バルゾラ・0点
  8. ブレット・ジョーンズ・0点
  9. ジャスティン・ゴンザレス・0点
  10. ペドロ・カルヴァーリョ・0点

1位ラウネーン、2位ブラガとPFLファイナリスト2名がいずれも1Rフィニッシュで現時点でトップ。3~5位のBellator勢はいずれも判定勝ち。

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BELLATOR MMA o PFL UFC アレクセイ・クンチェンコ キック マイケル・ペイジ

PFL2024#3:第10試合・ローガン・ストーリー vs. シャミル・ムサエフ

ウェルター級リーグ戦。

元Bellator暫定王者のストーリー。最終ランキングは2位で、PFL出場ウェルター級選手では最上位。レスリングではNCAAディヴィジョン1で3位。Bellatorで育成されたが、ヤロスラフ・アモソフに判定負けでMMA初黒星。その後王者となったアモソフがロシアのウクライナ侵攻に伴い活動休止すると、22年5月にマイケル・ペイジと暫定王座決定戦で対戦。ペイジをテイクダウンで封じ込んで判定勝ちし、暫定王座を獲得した。しかし昨年2月のアモソフとの統一戦では判定負けしている。17勝中9KOで一本勝ちはなし。31歳。

ロシアのムサエフは今年のレギュラーシーズンで数少ない新規契約組。M-1チャレンジで5戦全勝すると、ポーランドのKSWに主戦場を移し、そこでも3勝0敗1分け。前戦はロシアのRCCで、UFCで岡見にも勝っているアレクセイ・クンチェンコと対戦し、1RKOしている。16勝0敗1分けで、16勝中9KO勝ち。30歳。

前に出ていくストーリー。ムサエフサークリングで距離を取る。ケージに詰めてタックルに入るストーリー。ボディロック。ケージでこらえるムサエフ。外掛けでテイクダウンを狙うが倒せず。ムサエフ腰が重い。差し返して押し返す。離れたストーリー。すぐに詰めていくが、ジャブをヒットさせるムサエフ。またケージに詰めてパンチを入れるストーリー。右を打ちながら出る。ケージを背負い続けているムサエフ。右フックを出したストーリーにジャブを入れるムサエフ。なおも詰めるストーリー。左をヒット。ムサエフバックスピンキック。ボディに入りスリップダウンしたストーリー。距離を詰めるムサエフにタックル。切られた。ムサエフボディ。パンチをヒットさせる。ストーリーちょっと打撃をもらっていたがまた出ていく。が、ジャブをもらい止まった。下がったところにワンツーを入れるムサエフ。ケージを背負って止まったストーリーにパンチのラッシュからヒザ!なんとかガードしてしのぐストーリー。パンチをもらって片膝を着いたストーリーだがゴング。

1Rムサエフ。ヤロスラフ・アモソフにしか負けていないストーリーを1R終盤は圧倒。

2R。あえて前に出てきたストーリーだがムサエフのパンチを貰いダウン!ムサエフパウンド!背中を向けて立とうとしたストーリーの脇の下からアッパーを打ち込むと意識が飛んでKO!

メジャーデビュー戦となるムサエフ、元Bellator暫定王者を2RKOし5点獲得。一気に今大会台風の目に。

Bellatorサイドのトップ選手だったストーリーだがまさかのKO負け。決勝進出以前に、まず2ヶ月後の2戦目に出場できるのかどうか。