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【Pancrase327】鶴屋怜と対戦、秋葉太樹─01─「毎日を頑張れる。それが僕にとっての格闘技やった」

【写真】柔道出身だが、パンチの破壊力は誰もが認めるところ(C)SHOJIRO KAMEIKE

29日(金・祝)、東京都の立川ステージガーデンにて開催されるPancrase327にて、パンクラス初参戦の鶴屋怜を、フライ級3位の秋葉太樹が迎え撃つ。
Text by Shojiro Kameike

これまでパンクラスのフライ級で安永有希、荻窪祐輔、神酒龍一といったトップランカーを下し、ランキングを上げてきた秋葉。しかし前回の試合では同級暫定王者決定トーナメント1回戦で小川徹に敗れ、ベルトを巻くことはできなかった。そんななか、復帰戦で新鋭の鶴屋怜と対戦することが決まった心境は――。

インタビュー前編では、秋葉にこれまでのキャリアと現在の練習環境について語ってもらった。


――秋葉選手は現在、もともと所属していた総合格闘技道場reliableから離れてフリーになっているのですね。

「はい、安谷屋選手との試合(2020年11月、判定勝ち)の後からですね。僕もジム以外でのスパーリングが多くなって、ジムの代表(田中淳reliable代表)からも『ジムの肩書がないほうが動きやすいんじゃないか?』と言われたんです。いろんなところへ学びに行って、強くなる環境を自分で見つけていくほうが合ってるんちゃうか、と。だからreliableを卒業してやっていくほうがいいよと言ってくだって」

――その時点では、どこで練習していたのですか。

「カルペディエム芦屋と稲垣組、それとボクシングジムに通っています。あとは手塚(基伸)さんにマンツーマンで練習してもらうこともあったりとか。そうやって、いろんなところのプロ練に参加させてもらっていましたね」

――最近は関西のMMAファイターにインタビューすると、カルペディエム芦屋でのプロ練が話題に挙がることが多いです。

「本当に良い環境で練習させてもらっています。もともとはカルペディエム芦屋がオープンする前に、何度か岩崎さんとお会いしたことがあって。その時に『ジムを開くから、良かったらおいでよ』と声をかけてもらっていたので、カルペディエム芦屋が出来た時からお世話になっています」

――カルペディエム芦屋ではプロ練だけではなく、道着の練習もしているのでしょうか。

「グラップリングの練習のあと、柔術の初級クラスにも出ています。初級クラスから参加させてもらって、ホンマにありがたいですね。クラスで学んでいくうちに『あぁ、こういうことやったんや』って。基礎知識から勉強させてもらっています」

――カルペディエム芦屋で学んだことで、何か概念を変えられたようなことを挙げていただけますか。

「いや、もう……細かいことが多すぎて、コレっていうのが思い浮かばないですね(苦笑)。ポジションの意味合いから教わっています。このポジションには、こういう意味があると。僕はずっと違う考え方を持っていたので、そういう技術以前の知識から勉強させてもらっているんです」

――なるほど。秋葉選手は、もともと柔道をやっていたのですよね。

「小学校から大学まで柔道をやっていました。中・高・大と部のキャプテンも務めていて。柔道以外にすることがなくて(苦笑)」

――柔道からMMAに転向したキッカケは何だったのでしょうか。

「大学2年の時に1回、地下格闘技に出たのがキッカケです」

――えっ、地下格闘技の経験があるのですか。

「その前から、MMAをやりたいとは思っていたんです。高校の進路選択の時、大学へ進学できなかったらMMAをやろう、って考えていたぐらいでした。それで大学に進んでから(地下格闘技に)出てみぃへんか、という誘いがあって。自分もMMAをやりたかったし、実際にやってみたら面白くて、柔道を引退したら、すぐMMAを始めようと思いました」

――大学卒業後、正式にMMAのジムに入ったのでしょうか。

「高校の柔道部の先輩から声をかけてもらって、東淀川に修武館という道場に入りました。その時代にデモリッション・ウエストのセミプロ戦に出場しています。その後すぐ、柔専館へ行かせてもらった時に、reliableの田中淳代表と知り合って。当時、修武館では週2回しか練習がなかったんですね。田中代表からreliableは僕の家からも近いし、毎日練習できるから、いつでも遊びにおいでと言われていたんですよ。それで修武館の代表に相談したら、『そのほうが良い。離れても家族であることは変わらないから』と言ってもらえて、reliableへ移籍することになりました」

――素敵な方々ばかりですね。デモリッション・ウエストのセミプロ戦でデビューしてから、2013年は2敗1分という成績でした。そこで勝てなかった要因は何だったと思いますか。

「何でしょうね……。当時は解体の仕事が終わってから、大阪から夜8時ぐらいに戻ってきて、練習してから朝早くに現場へ行くという毎日を繰り返していました。睡眠時間も1日1~2時間ぐらいで。だからか当時のことを、あんまりよく覚えていないんです(苦笑)」

――……。

「MMAをやるのが楽しくて、ただ道場へ行っていただけだったかもしれないです。だから『結果が伴っていない』という認識もなくて」

――その認識が変わったのは、いつ頃なのでしょうか。

「2014年に解体業を辞めて、工場の仕事に入るようになったんです。そうしたらライフスタイルも一気に変わって。それが3連勝した時期ですね」

――ただ、その後も勝敗に関しては苦しい時期が続きました。当時MMAを戦ううえで、どのような目標を持っていましたか。

「当時はMMAについて、そんなに追及していなかったです。格闘技が好きだから練習して、オファーがあったから試合して――その繰り返しでしたね。その試合のために頑張る、この試合で勝った先どうするとか、そういうことは考えていなくて。試合について簡単に考えていたのかもしれません。でも僕にとっては、格闘技の練習と試合があるから毎日を頑張れる。それが僕にとっての格闘技やったんです」

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MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE Pancrase323 Pancrase327 Ring Girl Special パンクラス 秋葉太樹 鶴屋怜

【Monday Ring Girl】Pancrase323

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第406弾は2021年9月12日(日)、東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase323のリングガールです。

<関連レポート>
【Pancrase327】鶴屋怜のパンクラス初戦の相手は秋葉太樹。立ち技で間を取るのは、どちらだ

(C)MMAPLANET

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ABEMA ISAO MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 RYO パンクラス 中田大貴 亀井晨佑 名田英平 岩本達彦 透暉鷹

【Pancrase327】亀井がドクターストップ。岩本達彦✖透暉鷹でフェザー級挑戦者決定戦

【写真】ISAOへの挑戦に向けて、期待値をあげるファイトに期待(C)NOBU YASUMURA

29日(水)にパンクラスから4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase327でフェザー級次期挑戦者決定T決勝戦として、岩本達彦✖透暉鷹の5分3R戦が組まれることが発表されている。

21日の高田馬場大会で同トーナメント準決勝2試合=岩本達彦✖RYO、亀井晨佑✖中田大貴と予備戦の透暉鷹✖名田英平が行われた。


そして岩本がキムラを極めて一本勝ち、亀井はスプリット判定勝ちを収め、透暉鷹はギロチンで名田からタップを奪っている。

この結果、今回の決勝戦は岩本と亀井の間で争われることになっていたが、亀井がドクターストップで欠場に。透暉鷹に今回のチャンスが巡ってきたことになる。

ちなみに透暉鷹はRYOにギロチンで試合終了1秒前に敗れているが、それまでは関節技を凌ぎトップ奪取で攻勢だった。押し込んで上を取る行為では補欠戦上がりの透暉鷹が有利と見てもおかしくはない。そして岩本が下からの極めがある。

この試合、もちろん勝利が絶対だ。挑戦者決定トーナメント決勝での敗者には何も残らない。そのうえで両者に求めたくなるのはISAOに勝てるかも──という期待感をファンが抱く試合だ。

岩本は簡単に組ませない、打撃で突き放すこと。そして、組まれると極め切ること。対して透暉鷹はスピード、離れている時もそうだが、組んで押し込んだ際の次の手まで。僅かインタバーバルは1カ月強、目前の相手に勝つことが絶対という状況下で、上記の成長が見られた時、このトーナメントは実施した価値が生まれる。

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IRIDIUM MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 UFC パンクラス 修斗 平良達郎 松根良太 秋葉太樹 鶴屋怜 鶴屋浩

【Pancrase327】鶴屋怜がイリディアムと契約──「今は秋葉戦に100パーセント集中している」

【写真】その視線の先にあるのはUFCのみ──鶴屋怜(C)MMAPLANET

29日(火)にパラエストラ千葉ネットワーク総帥、Tsuruya Hiroshi Entertainment代表の鶴屋浩がSNSで次男=鶴屋怜がIRIDIUM SPORTS AGENGYと契約を果たしたことを公表した。

イリディアムといえば1月に鶴屋の孫弟子にあたるTheパラエストラ沖縄所属の修斗世界フライ級チャンピオン平良達郎が契約し、2月にはUFCとサインが成立している。


今回、イリディアムと怜を結びつけたのは、鶴屋の愛弟子でTheパラエストラ沖縄の松根良太代表だった。松根が怜の試合映像をイリディアムに送り、この縁となった。

その怜は4月29日(金・祝)にパンクラス立川大会で秋葉太樹と対戦が決まっている。父・浩によると「今後もパンクラスで戦い王座を目指す予定で、UFCはおろかコンテンダーシリーズも早いと考えていますが、得られる機会は生かしていきたいとも考えている」とのこと。

怜自身はパンクラス2戦目で王座を目指すとも公言している一方で、UFCはともかくコンテンダーシリーズとなる今秋に予定されている上海でのコンテンダーシリーズ(もしくは新機軸のRoad to UFCトーナメント)がUFC行きを考えた場合のオプションとなるのか。

いずれにせよ今回の契約の利点はプロアスリート用のP1ビザの取得が可能になり、米国での練習、試合出場に向けての壁が取り払われることだ。早速、秋葉戦後にもラスベガス修行が視野にあるという鶴屋怜。とはいってもイリディアムとの契約は、成功を掴むための一歩であって何かを成し遂げたわけでは一切ない。

その辺りは怜サイドも百も承知で「秋葉戦に100パーセント集中している」とのことだった。

今年の6月に20歳を迎える怜は、昨年2月のプロMMAデビュー以来3連勝中とはいえ究極の青田買いといえる。怜以外にもイリディアムは日本人選手との契約も進めているという話も伝わってくる昨今、MMAの型枠が急激に変化していることが実感される鶴屋怜のイリディアムとの契約締結だ。

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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 TSUNE 井村塁 河村泰博 高城光弘

【Pancrase327】5月22日にNEO BLOOD&Young Lion大会開催。立川で井村塁再起、ネクサス王者再登場

【写真】所属ジムのある立川で再起戦を戦う井村もネオブラ優勝者だ(C)MMAPLANET

2月28日(月)、パンクラスから2022年のネオブラッド・トーナメントの募集を開始し、そのプレスリリースに「全国の植えるFIGHTERよ、品川に集結セヨ」というキャッチフレーズとともに5月22日(日)、品川インターシティの文字が記されたCGを公開している。

品川インターシティは港区、品川の南にあるのに──なぜ北品川方面、海辺にあるホールで、椅子を敷き詰めた状態で収容700人の会場だ。

4月29日(金・祝)の立川ステージガーデン大会=Pancrase327に出場し、TSUNEと対戦することが発表されている井村塁は2020年のネオブラ・バンタム級優勝で、昨年末にはバンタム級王座決定戦を戦った。井村の例は特別かもしれないが、ネオブラがパンクラスでトップになるための登竜門であることは間違いない。

なお同大会ではネオブラのトーナメント戦だけでなく、メインカード出場を賭けたシングルマッチ、そしてアマの試合も組まれる──ネオブラ・ヤングライオン・イベントとなる。

またPancrase327では昨年末に2年のブランクを経て再起を果たした高城光弘と2月のネクサス・バンタム級王座防衛戦を欠場した河村泰博の一戦が組まれることも明らかとなっている。


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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 UFC 北方大地 名田英平 小川徹 岩崎正寛 川原波輝 木下憂朔 松場貴志 獅庵 秋葉太樹 萩原京平 鶴屋怜

【Pancrase327】鶴屋怜のパンクラス初戦の相手は秋葉太樹。立ち技で間を取るのは、どちらだ

【写真】下になっても平気、殴って勝てるという自信が秋葉を勝利に導く(C)MMAPLANET

17日(木)にパンクラスから4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase327に出場が決まっていた鶴屋怜の対戦相手が、秋葉太樹になったことが発表されている。

DEEPで迎えたデビューイヤーを不戦勝1を含む4連勝で終え、パンクラス初出場となる鶴屋に対し、秋葉を用意したパンクラスはリリースに『「強いヤツとやっていないから、ホントに強いか分かんないよな」という鶴屋怜について回るネガへの回答がこの試合だ、ほら知りたいんだろ?』と、鼻息の荒さが伝わってくるような一文が添えられている。


まさに、その通りだ。鶴屋に対する評価に19歳だとか、デビュー1年目という前置きは必要ない。UFCに行って、勝てる可能性があるのかという論点で判断される。

そういう意味で秋葉は11勝10敗1分という戦績以上の怖さを持っており、鶴屋のポテンシャルを知る上でしっかりとしたスケールとなるファイターといえる。

秋葉は2017年から2018年にかけて3試合連続でKO勝ちを収めてからは、パンクラス・フライ級タイトルを見える位置で戦ってきた。打撃の一発はある。ただし、組みに弱い。キャリアの序盤でも松場貴志、加マーク納に星を落とし、上位になってからも翔兵、スサンド・ビコと組みの強い選手に跳ね返されてきた。

秋葉が過去にストライカーに遅れを取ったのは獅庵ぐらいだろう。上位陣相手の敗北に関しては、組み技対策をすることで以前のような思い切りの良い打撃を見せられなくなっていた時期もあるが、小川徹との暫定フライ級王座決定T準決勝では──思い切り打撃を入れながら、組みで倒され勝機を逸したという展開が見られた。

そのテイクダウンという部分に絶対の自信を持っているが、鶴屋だ。低空テイクダウン、親父譲りの首投げと組めば下半身、上半身のどちらでも崩せる。何より鶴屋には無敗の勢いがある。躊躇がない。鶴屋が躊躇する間を、秋葉が打撃の圧で創ることができるか。

結論からいえば、それは可能だ。秋葉に下になっても構わないという自信があれば、思い切り殴って行ける。反面、倒されたくないという不安要素があれば、本来の打撃の良さはでない。その点に対して秋葉を見るうえで、今の彼は岩崎正寛率いるカルペディエム芦屋のグラップリング練習会の常連というエレメントが加わる。

秋葉は木下憂朔、萩原京平、冨田翔市、名田英平川原波輝、金太郎、北方大地、柴田MONKEY有哉らと岩崎に組み、寝技の武器を与えられている。昨年秋にはレスリング、今年の1月からは柔術を、段階を踏んで修得しつつある。それでもテイクダウン防御は、さほど頭に置くことなく戦うべきだろう。

テイクダウン防御重視という策を選択した時点、距離とタイミングは鶴屋のモノにある受け身のファイトだ。そうでなく倒されること上等──殴らせない、そして極めさせない寝技を駆使し、スタンドに戻ることを第一に考えた方が、スタンドで秋葉が圧を掛けることができるはずだ。

あるいは、秋葉の打撃の圧を跳ね返すスタンドでの圧を鶴屋が持っているか。そうであるなら、鶴屋は2年目にして日本のトップ争いに割って入ることができる実力が既に備わっていることになる。

まさに『ほら知りたいんだろ?』の知りたい部分が、明らかとなるマッチアップだ。

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ABEMA MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 上田将竜 小川徹 有川直毅 木下憂朔 杉山廣平 村山暁洋 猿飛流 藤田健吾 鶴屋怜

【Pancrase327】このままで終われない九州男児・上田将竜が、グラジ効果の有川直毅と対戦

【写真】業界の巡りとして、良いカード(C)MMAPLANET

16日(水)にパンクラスから4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase327で上田将竜×有川直毅のフライ級マッチが組まれることが発表された。

木下憂朔×村山暁洋、鶴屋怜の参戦が話題の立川大会で決まった。MMA好きにはじわるカードが決まった。


フライ級暫定王座決定トーナメント=猿飛流戦に敗北、その猿飛流の負傷により巡ってきた──不戦勝で王者に認定された小川徹の持つベルトへの挑戦と3度のタイトル挑戦機会を逸した上田は、リリースによると引退も考えたという。

戦い続ける選択をした、上田の再起戦の相手を務める有川はZSTからパンクラスとほぼほぼ順調にキャリアを積んできたが、一昨年7月に杉山廣平に一本負け。それでも昨年6月に山中拳次に判定勝ちを収め再起を果たしている。

今年の1月にはGladiatorで藤田健吾を判定で破り、ヘッドライナーとして熱いファイトをやってのけた。打撃と組みを融合させ、ここ一番でテイクダウンを奪い切る戦いを藤田戦でしっかりと見せた有川。首都圏で試合機会が空いた間に、大阪のグラジエイターで成果を挙げて──のタイトルコンテンダー上田と対戦機会をゲットした。

この流れは契約なき独占ではなく、各プロ―ションの循環が見られる良いマッチアップといえる。もちろん、上田とってはこれ以上負けられない、キャリア何度目かの崖っぷちの状況で迎える一戦は、有川にとってさらに上を目指す大切なファイトとなる。

有川を回転させるか、遮断できるか。やや相手を見る傾向がある最近の上田にとって、先手を打つことが大切な一戦だが、有川とすれば当然それを許したくはない。と同時に先手を取られても回せるか、そこが問われるとういう見方もでき、有川にとってもキャリアップの試金石となるマッチアップだ。

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase327 ジェイク・ムラタ ボクシング 平田丈二 木下憂朔 村山暁洋 田村一聖 粕谷優介 近藤有己 鶴屋怜

【Pancrase327】パンクラス立川大会に、ザッツ・英才教育=鶴屋怜参戦!!

【写真】全く予想できなかった鶴屋怜のデカゴン登場だ(C)MMAPLANET

14日(月)にパンクラスが4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催するPancrase327で鶴屋怜が出場することが発表された。

ウェルター級新世代の星=木下憂朔と村山暁洋のウェルター級戦、2021年ネオブラッド・トーナメントフェザー級優勝の三宅輝砂が元同級KOP田村一聖に挑み、さらには三宅同様に昨年度のネオブラ・ライト級を制した伊良波心が不動心・近藤有己に挑むなど、新世代がベテランに挑む試合が並ぶ同大会に、19歳・鶴屋怜の参戦が決まった。


2020年全国高校選抜フリー60キロ準優勝、父はパラエストラ千葉ネットワーク総帥の鶴屋浩。幼少期より兄の健人ともに英才教育を受けてきた怜は小学生の頃から中学にかけてレスリング、柔術、サンボでことごとく結果を残してきた。

健人が大学でボクシングを続ける一方で、怜は進学をせずMMAデビューという道を選んだ。昨年2月のプロ初戦から対戦相手が体重超過で不戦勝となった試合を除き、D3連勝でデビューイヤーを終えている。デビュー戦を戦ったDEEPから、予期せぬパンクラス参戦──となった怜。テイクダウン能力の高さ、さらに首投げからアームロックと父親の得意の流れを披露するなど、激しい試合のなかでMMAを楽しむ洒落っ気も見せてきた怜に対し、パンクラスは誰を用意しているのか──対戦相手の発表が待たれる。

また今大会では平良信一×粕谷優介のライト級戦、平田丈二×ジェイク・ムラタというZST王者勢の試合も組まれている。

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET ONE PANCRASE Pancrase327 RIZIN RIZIN TRIGGER01 住村竜市朗 手塚裕之 木下憂朔 村山暁洋 菊入正行

【Pancrase327】立川でのパンクラス、カード第一弾は木下憂朔×村山暁洋の年の差2ディケイド対決

【写真】このタイトな寝技に持ち込まれると村山。スペースがあって殴ることができると木下の試合だ(C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

4日(金)、パンクラスが4月29日(金・祝)に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催するPancrase327のカード第一弾として、木下憂朔×村山暁洋のウェルター級マッチを発表した。

ポスト・イーストコースト時代のパンクラス、3月のベルサール高田馬場に続き、立川での新会場でまずウェルター級の新旧対決──そしてランキング1位✖2位のぶつかり合いが決まった。


ランク1位、21歳の木下はプロ5戦目となった昨年11月のRIZIN TRIGGER01におけるDEEPウェルター級チャンピオン=住村竜市朗戦でキャリアは初黒星を喫してからの再起戦となる。とはいっても木下は右のパンチを2発当て、ノックダウン状態の住村に対し、顔面踏みつけを連続で見せた際に金網を掴んでいたことでの失格負けだ。

金網掴みは反則であるのは事実。とはいえレフェリーも「掴むなよ」という注意は与えてはいたが、割って入る間もなく住村が戦闘不能となり、木下はケージ内でウィナーコールを受けていた。

試合後に重大な反則として裁定が覆ったわけだが、重大な反則であれば反則である分、その場で失格を告げられるべきだった。木下は一度は手にした勝利が零れ落ちた──本人も周囲も、何より見ていたファンもそう思うであろう。

そんなプロ初黒星を喫した木下は、反則行為は猛省して然りだが、DEEP王者を内容で圧倒しており自信をつけた一戦になっているに違いない。そしてパンクラスに凱旋とはならなかったが、戻っての初戦で直近の試合が暫定ウェルター級王座決定戦だった元ウェルター級KOP村山が相手となった。

プロキャリアでいえば6戦目の木下に対し、村山は44戦目。年齢では42歳と木下の倍を生きてきた。とはいえ人生の大先輩も木下にとっては殴り倒すべき相手でしかない。

正規王者の手塚裕之がONEを主戦場にしている今、木下のデカゴンでの標的は暫定チャンプ菊入正行の首でしかないはず。菊入が1勝1敗、2試合とも判定決着だった村山に対し、木下は必倒のファイトを心掛けるに違いない。その勢いを真綿にしみ込ませるようベテランの巧妙さを村山が見せることができるか。そんな事実上の次期挑戦者決定戦だ。

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ISAO MMA PANCRASE Pancrase326 Pancrase327 RIZIN RYO ニュース 中田大貴 亀井晨佑 修斗 内村洋次郎 名田英平 堀江圭功 岩本達彦 透暉鷹

【パンクラス】ISAOへの挑戦権を賭けフェザー級 4-MAN TOURNAMENT開催!

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絶対的な長期政権を築いているパンクラスフェザー級チャンピオンISAOへの挑戦権を賭けフェザー級 4-MAN TOURNAMENTが開催される事が発表されました。3月21日のPANCRASE326で1回戦、4月29日のPANCRASE327で決勝が行われます。出場選手及び1回戦の組み合わせ対戦カードは次の通り。

【フェザー級 4人トーナメントAブロック】
中田大貴(和術慧舟會HEARTS)
亀井晨佑(パラエストラ八王子)

【フェザー級 4人トーナメント Bブロック】
岩本達彦(BLOWS)
Ryo(RINGS)

【フェザー級 4人トーナメント・リザーブマッチ】
透暉鷹(ISHITSUNA MMA)
名田英平(総合格闘技道場コブラ会)

今回のトーナメントの大本命にして注目はやっぱり中田大貴でしょう。RIZIN TRIGGER 1stで堀江圭功を相手に壮絶なタフファイトを展開。堀江のパンチを被弾して出血しても笑いながら前に出る姿は恐怖すら感じました。その姿に堀江が若干後退していたのが印象的です。トーナメントに出場する岩本をKOして、Ryoにも判定勝ちした実績もあり、優勝候補筆頭と見て間違いありません。

ダークホースはリザーブマッチにエントリーされた透暉鷹。2019年に修斗フェザー級新人王に輝き、パンクラス参戦後は田中半蔵や内村洋次郎に判定勝ち。大逆転負けを許したものの、試合終了寸前までRyoをグラウンドで完封していた試合運びも見逃せません。

中田がぶっちぎるのか。思わぬ伏兵が飛び出してくるのか。誰が勝ってもニュースター誕生の予感ひしひし。出遅れ気味だった2022年のパンクラスが好カード連発で一気に大外から巻き返してきた。