カテゴリー
Brave CF44 News other MMA アフメッド・アミール アミン・アユブ クレイトン・シウバ ジョン・ブレウィン ブログ ロランド・ディ

【Brave CF44】計量終了 ライト級タイトル戦=シウバ✖アユブのフェイスオフに招かざる客アミール襲来

【写真】予定調和かアクシデントか。フェイスオフに第3者の乱入はあまり例がいない (C)BRAVE CF

5日(木・現地時間)、バーレーンはリファーのバーレーン・ナショナル・スタジアムで開催されるBrave CF44の計量が行われた。

今大会のメインはBrace CFライト級王者クレイトン・シウバが、アミン・アユブの挑戦を受ける一戦だ。パンデミック後、MMA界において存在を最もましたプロモーションといっても過言でないBrave CFのライト級の頂点を争う両者がフェイスオフを行った際、思わぬ?!乱入者が現われた。


「おい、お前ら。おれは俺のベルトだろ。そうだろ?」と語気も荒く、アフメッド・アミールがフェイスオフに割って入ってきた。

王者シウバに強めるアミールは関係者に抱えられても、王者と言い合いに発展する。この混乱にさらに輪をかけたのが、今大会でロランド・ディと戦うニュージーランドのジョン・ブレウィンだ。シウバとともに過去にアミールに勝利しているブレウィンは、ディに勝ってタイトル挑戦を確実にしたいところだが、試合もないアミールに割って入られてはたまらない。

そんな状況に王者サイドは笑って受け流し、計量&フェイスオフの御役目を終えている。

今大会はライト級戦線だけでなく、ミドル級次々期挑戦権を巡り、アブドゥル・アブゥラギモフ✖ルイス・グリスマンのキャッチ戦、ミズワディレ・ハロンワの試合も要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月6日(金・日本時間)、
午前1時00分~ FITE

■Brave CF40計量結果

<Brace CFライト級選手権試合/5分3R>
[王者]クレイトン・シウバ:70.1キロ
[挑戦者]アミン・アユブ:70.1キロ

<80キロ契約/5分3R>
アブドゥル・アブゥラギモフ:79.6キロ
ルイス・グリスマン:78.9キロ

<ライト級/5分3R>
ジョン・ブレウィン:70.8キロ
ロランド・ディ:70.2キロ

<ミドル級/5分3R>
ドミニク・ショーバー:83.7キロ
ミズワディレ・ハロンワ:83.8キロ

<バンタム級/5分3R>
ジェルソン・ペレイラ:61.3キロ
ビア・シュテピン:61.6キロ

<ライト級/5分3R>
アッバス・ハーン:70.7キロ
ヤン・リアッセ:70.4キロ

The post 【Brave CF44】計量終了 ライト級タイトル戦=シウバ✖アユブのフェイスオフに招かざる客アミール襲来 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
LFA94 other MMA Report ブログ ルピタ・ゴディネス ヴァネッサ・デモパウロス

【LFA94】What a fight !!!!!! ゴディネス、抜群の打撃を見せ、粘るデモパウロスに2-0で判定勝ち、新王者に

<LFA女子ストロー級選手権試合/5分5R>
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)
Def.2-0:49-46.48-47.47-47
ヴァネッサ・デモパウロス(米国)

7月に逆転一本勝ちで王者となったデモパウロスは、コンテンダーシリーズで敗れ仕切り直しの王座初防衛戦に挑む。まずゴディネスはデモパウロスの左ローに右を合わせる。尻もちをついたチャンピオンはすぐに立ち上がる。右フックにワンツーを合わせたゴディネスが、右ストレートもヒットさせる。

打撃で優勢のチャレンジャーは、デモパウロスのワンツーをバックステップでかわしてワンツー、右フックを当てる。さらに前蹴りを捌いて右を入れたゴディネスが右フックを続ける。組んでヒザをボディに入れたデモパウロスだが、ワンツーを被弾しシングルレッグを切られる。ここから右腕を差しあげて、ケージにゴディネスを押し込む。アゴを押して離れたデモパウロスは、そのまま引き込みを見せるがゴディネスは付き合わず、スタンドで待ち受ける。立ち上がったチャンピオンに右ストレートを当て、パンチをまとめたチャレンジャーは左ジャブの相打ちも打ち勝つ。

デモパウロスは右ハイを当てたが、直後にゴディネスがパンチを纏めテイクダウン狙いも切り、逆にケージに押し込む。寝技に持ち込めないばかりか、完全に打撃戦で遅れを取ったチャンピオンは、ジャッジ3者とも9-10をつけ初回を落とした。

2R、デモパウロスが左ロー、ゴディネスが1Rに続き右ストレートをしっかりとヒットさせ、空間を支配する。組んでも倒せないチャンピオンは、右ボディから左を見せ、左フックが相打ちに。直後に右を効かせたゴディネスが、左を打ち込み王者が怯むシーンも。ハイに右を合わしたゴディネスは左ロングフック、そして右を真っすぐ打っていく。パンチだけでなく、そこからローを当てたゴディネスに対し、デモパウロスが引き込んでタイトルを取った時のフィニッシュ──モディファイドを三角を狙う。

しかし、ゴディネスは慌てることなく頭を抜いてスタンドに戻ると、デモパウロスの立ち上がり際に左を入れる。足に来た王者にラッシュをかけたゴディネスは、この回を10-8とした。

3R、デモパウロスがパンチを纏めて、ローを蹴る。さらに組んでダーティーボクシングと、心は折れていないことを示す。しかしゴディネスはワンツーを入れ、組まれても余裕の対処。ワンツーから左、左リードフックを入れるチャレンジャーは、攻め急ぐことなく試合をコントロールする。対してチャンピオンは右目の下をカットし、流血し厳しい状態に。左フックから右ストレートを当てたゴディネスは、蹴り足を掴んで崩す。転がされたデモパウロスは、立ち上がってもボディを打たれる。

ならばと接近戦で打ち合いを仕掛けたデモパウロスだが、ゴディネスは何と組んでテイクダウンを決めてしまう。そして寝技に付き合わないという、デモパウロスにとっては地獄のような展開に。それでも右を当てたチャンピオンだったが、直後にストレートを打たれ3Rを終えてのスコアは30-26✖2、29-27という厳しい状態になった。

4R、デモパウロスのステップインに左フックを合わせ、右ボディを入れたゴディネス。さらに左フックを打ち抜く。組んでエルボーを放つ王者は、イマナリロールに左を合わされる。なぜ殴られたのか、理解できないような表情を見せたデモパウロスはスタンドに戻り左ジャブを被弾する。

さらに左アッパー、右、ローと思うがままに攻めるゴディネスに対し、デモパウロスが笑顔を見せる。直後にヒザをボディに入れたチャンピオンは、どれだけ殴られても戦意が衰えない。よってパンチを被弾する数が増えるが、それでもパンチにヒザを合わせ、ハイキックを決める。ゴディネスもこれで左頬をカットした。

40-36、39-37、38-37と挑戦者優位で迎えた最終回。それでもジャッジ2人は4Rをデモパウロスにつけている。右フックを振るい、前に出るデモパウロス。バランスを崩しても、直ぐに立ち上がって踏み込んでいく。と、デモパウロスは打撃戦のさなかにダブルレッグでテイクダウンを決める。パス狙いの王者に対し、ハーフで二重がらみのゴディネスはここから潜る仕草も見せる。

これだけ打撃ができ、寝技もアベレージ以上のゴディネスはエルボーを被弾しても、スクランブルへ。デモパウロスは立ち上がったゴディネスにジャンピングガ―ド。ケージ際に移動したチャレンジャーが、チャンピオンの背中をマットにつけさせる。残り1分、デモパウロスがケージを蹴り腰を切った刹那、立ち上がったゴディネス。キャリア5戦目とは思えない試合巧者ぶりを5Rになっても見せている。

デモパウロスも勝負を諦めず、前に出てアッパー、フックを振るう。ゴディネスも右を返してタイムアップに。最終回は取り返したチャンピオンだが、ポイント的には逆転には至らない。それでも最後まで諦めない姿勢は、見事。その勢いに乗らされたように、ゴディネスも真っ向勝負の最終局面となった。

ジャッジの裁定は2-0でゴディネスが新ストロー級王者に。「彼女はスーパータフ。本当に驚かされたわ。でも、勝てて嬉しいわ。私がUFC以外ではナンバーワン。UFCに行く、それしか考えていない」とゴディネスは話した。


The post 【LFA94】What a fight !!!!!! ゴディネス、抜群の打撃を見せ、粘るデモパウロスに2-0で判定勝ち、新王者に first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
LFA94 other MMA Report アーロン・マッケンジー ジョー・ジアネッティ ブログ 未分類

【LFA94】一本狙いのジアネッティ、ポジションを取るマッケンジー。最高の1Rを経て、後者が押し切る

<ライト級/5分3R>
アーロン・マッケンジー(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ジョー・ジアネッティ(米国)

サウスポーのジアネッティにマッケンジーがロングフック、右ローからハイを見せて、パンチを振るいつつ前に出る。かわしてバックに回ろうとジアネッティに対し、マッケンジーがシングルを仕掛ける。ダブルに移行したマッケンジーだが、ジアネッティはスイッチからバックを狙いつつ、ボディにヒザを入れ、パンチを連続で打ち込む。

打撃戦のなかでギロチンを仕掛けたジアネッティが、引き込む。クローズドガード、頭が抜けても三角に移行する。ジアネッティはここから腕関節をとるが、マッケンジーは体重をかけ足のフックを解きに掛かる。ジアネッティが組み直して頭を引き寄せるも、マッケンジーがヒザを胸において耐える。

体を起こし、ジアネッティの腰を上げてクラッチを無効化しつつパンチ、エルボーを落としたマッケンジー。ジアネッティは腕十字に移行するが、外され蹴り上げにも足を捌いたマッケンジーがマウントを取りパウンドを落とす。背中を見せたジアネッティにRNCを仕掛け、パンチを後方から入れたところで初回が終わった。

2R、ロングフックからダブルを仕掛けるマッケンジー、ジアネッティが切り離れる。直後にシングルを仕掛けるが、ジアネッティが再びギロチンへ。マッケンジーは倒しながらサイドに回り、頭を抜くとサイドで抑えエルボーを側頭部に打ち付ける。アメリカーナを狙うマッケンジーに対し、ジアネッティは両足をキムラ気味に絡ませたジアネッティだが、腕を抜いたマッケンジーがトップでラウンド終了を迎えた。

3R、左フック前に出るマッケンジーが、ジアネッティの跳びヒザにダブルレッグからバックへ回る。マウントとバックマウントの間のような状態からマッケンジーがバックを取る。ジアネッティは立ち上がり、前方にマッケンジーを落としダースチョークへ。

しっかりと左腕を腰に回したマッケンジーは、クラッチを外させ上を取り切りパス、マウントへ。ジアネッティのシザース狙いを潰したマッケンジーだが、ジアネッティもマウント返しからスクランブル、ギロチンで後方回転しトップを取り切る。マッケンジーもここで粘りを見せた、立ち上がりつつシングルレッグへ。

ケージにジアネッティを押し込み、左右のフックを振るってからダブルレッグへ。ジアネッティが切ると、離れてシャドーボクシング&ダブルレッグの打ち込み。最後はゲームをまとめたマッケンジーが、フルマークの判定勝ちを収めた。

ポジションを失う仕掛けのジアネッティを、ポジションを取っての攻めで破ったマッケンジー、ラファエル・ロバトJrの教え子は戦績を9勝2敗1分けとした。


The post 【LFA94】一本狙いのジアネッティ、ポジションを取るマッケンジー。最高の1Rを経て、後者が押し切る first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
LFA94 other MMA Report タイ・クラーク チェイス・ギブソン ブログ

【LFA94】1カ月前に最愛の兄弟を亡くしたギブソンが、8連勝中のクラークをダースで破る金星

<フェザー級/5分3R>
チェイス・ギブソン(米国)
Def.2R4分18秒by ダースチョーク
タイ・クラーク(米国)

まず左ローを蹴ったクラークに対し、ギブソンも左ローを返す。リードフック、ジャブとローと左から攻撃するクラークに対し、ギブソンが右クロスを見せる。さらに右フックを当てたギブソンだが、クラークが組みついてケージへ。首をコントロールしていなし、バックに回ったギブソンが四の字ロックへ。手首を取り、胸を合わせに行くクラークに乗り続けたギブソンは、手首が自由になるとRNCへ。再び両手を手首を掴んでターンしていくクラーク。許さないギブソン、力の入った展開は腹ばいになったクラークの背中をギブソンが伸ばす。

すぐに上を向いたクラークが、ここも両手で手首を掴むが、腰をずらすことができず胸を合わせられない。残り25秒、腕十字に切り替えたギブソンだが、頭を刈ることができず上を取ったクラークがハンマーフィストを落としタイムアップを迎えた。

2R、クラークの動きに合わせて、ギブシンが左フック、右オーバーハンドをカウンターで入れ、ローを蹴る。前に出られなくなったクラークは、遠い位置からジャブ、ローを見せるも届かない。意を決したように前に出てパンチを纏めようとしたクラークだが、ギブソンがローから右を当てる。クラークは左を返し、ワンツーから右ロー。さらにストレートを伸ばすと、ギブソンがダブルレッグでテイクダウンを決める。クォーターネルソンからダースに移行したギブソンが、足を絡ませる。

ギブソンが「アウト」とアピール。実際は落ちていなかったようだが、レフェリーが試合を止めた。8連勝中のクラークから挙げた大金星──1カ月前に双子の片割れでMMAファイターであったクーパー・ギブソンを亡くしている勝者は「落ちたと思ったんだ。でも、それは僕の仕事じゃない」としっかりとした口調でインタビューに答える。しかし、パット・ミレティッチに今は亡きクーパーのことを尋ねられると「彼にもらったことは全て忘れない」と涙を流した。


The post 【LFA94】1カ月前に最愛の兄弟を亡くしたギブソンが、8連勝中のクラークをダースで破る金星 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
LFA94 other MMA Report ファーニー・ガルシア ブログ ライアン・ヘイズ

【LFA94】走って逃げてロー。追いかけてロングのパンチ。最後にTD合戦。ガルシアがヘイズに勝利……

<バンタム級/5分3R>
ファーニー・ガルシア(米国)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
ライアン・ヘイズ(米国)

右カーフを3つ見せたヘイズに対し、ワンツーをガルシアが放っていく。ヘイズはカーフを続け、ケージの前を移動する。ガルシアはワンツー・フックから左フックを繰り出し、近い距離でボクシング勝負だ。その分、左足を蹴られた続けるヘイズだが、接近戦のガルシアの圧力には耐えることができない。近づくと必死に首相撲に取るヘイズに対し、ガルシアがショートのフックを連打する。

走るように間合を取り、ヘイズはカーフを蹴る。ガルシアはチェックをなしにボクシング丈夫で左をヒット。この距離になると大きくサイドに回るヘイズは右のロングアッパーを伸ばすも、ガルシアが詰めてくると離れワンツー・フックを被弾する。左右のカーフ&ローを続けるヘイズに、左ジャブ&右ストレートを当てたガルシアは、残り10秒で左ミドルにも構わず左右のフックを連続で打ち込み初回を取った。

2R、左ローから左ジャブのヘイズ、左フックを受けて右に大きく移動する。ヘイズは初回よりパンチを増やすことで、ローやカーフが当たる数も増える。しかし、接近戦になると走るように距離を取り直す動きは、ジャッジに良い印象を与えない。ガルシアは蹴り足をキャッチし崩しても、スタンドで待ち受けて右フック。やや手打ち気味になっているガルシアだが、右オーバーハンドを放り込み、右フックを当てる。ジャブから右ロングフック、オーバーハンドと攻め続けたガルシア。間違いなくラウンドを取っているが、彼もまた倒す空気はない5分だった。

最終回、ヘイズがジャブからローと近い距離を取る。殴られてもこの位置をキープできるか──という間もなく、右フックを受けそうになり走って離れるヘイズ。ガルシアは左ボディフックから、右フックを顔面に入れる。恐らくは戦っていて怖くないであろうガルシアだが、それでもローで体が寄れる場面も。

残り2分、ヘイズが初めてのトライでダブルレッグ・テイクダウンを決める。しかし、ガルシアがガードを取ったにも関わらず、寝技に固執することなく簡単に立たせてパンチを纏められる。直後にもう一度ダブルレッグに成功したヘイズは、パス&上四方からノースサウスへ。体を捻って、即立ち上がったガルシアは何と最後の最後にダブルレッグでヘイズを倒す。

両者揃ってテイクダウンができ、また簡単に倒れるということが最後の2分で分かった不思議なMMA。しかも結果はスプリットでガルシア勝利という最後まで、理解が難しい試合となった。


The post 【LFA94】走って逃げてロー。追いかけてロングのパンチ。最後にTD合戦。ガルシアがヘイズに勝利…… first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
EMC05 News other MMA ケリム・エンジゼク スティペ・ブルチッチ ブログ

【EMC06】メイン消滅、コロナ感染陽性が6人──エリートMCが延期。イベント再・再開は2021年までお預け

【写真】非常に残念なMFC06の延期という名の中止だ。 (C) EMC&Zuffa/UFC

31日(土・現地時間)にドイツ・デュッセルドルフのUFDジムで開催される予定だったEMC06がキャンセルされることとなった。

もちろん、理由は新型コロナウィルスが関係している。


イヴァン&トミ・ディヤコビッチ兄弟がプロモートする同大会、今回はメインはEMCバンタム級選手権試合=王者スティペ・ブルチッチ✖挑戦者ブラッド・カトーナの一戦が組まれていたが、ブルチッチが体調不良で欠場に。

ばかりか、出場予定選手が6名が新型コロナウィルスの検査で陽性ということが判明し、当日に組める試合は3試合だけになってしまった。ここ2週間で感染者数が第一波を大きく上回り、1日で1万5000人を数える状況にドイツは陥っている。

「今回は観客動員も予定していたので、もう私の采配でどうにかできる状況ではなくなってしまった。これでは大会を開くことはできない」とイヴァン・ディヤコビッチ氏。それでもコロナ過の行方を見極め、「20201年には必ず戻ってくる」と発言している。

今大会でもドイツ在住のトルコ人選手ケリム・エンジゼク、プロ&アマMMA通算25連勝(※プロでは7勝0敗)のフセイン・カジマゴマエフ、タジキスタンのベイクティア・アブドゥラエフらが出場予定だったようにドイツ発、バルカンや東欧、中欧、中央アジアという広域で猛者を発掘するEMCだけに、残念すぎる大会中止だ。

とはいえEMCの活動、再・再開はもうMMAやスポーツ云々でなく、第二波の直撃を受けるヨーロッパのコロナ過の動向に委ねられるといえよう。

The post 【EMC06】メイン消滅、コロナ感染陽性が6人──エリートMCが延期。イベント再・再開は2021年までお預け first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
LFA News other MMA アレックス・ポアタン・ペレイラ ブログ

【LFA】アデサーニャに土をつけた最後の男=ミドル級キック最強アレックス・ポアタン・ペレイラと契約

【写真】キックとMMAは別モノ──だからこそ、楽しみ (C) LFA

22日(木・現地時間)、LFAがアレックス・ポアタン・ペレイラと契約したことを発表した。ポアタンは現Glory世界ミドル級、そして暫定世界ライトヘビー級王者で、現UFC世界ミドル級王者イスラエル・アデサニャとキックボクシングで2度対戦し、2勝0敗──アデサニャが最後に黒星を喫した相手だ。

2015年から16年にかけてジャングルファイトでMMAを戦っていたポアタンは、キックでは46戦40勝6敗、ケージでは2勝1敗というレコードを持つ。


キック最大手といえるGloryの現役世界王者、昨年12月にはミドル級王座5度目の防衛に成功しているポアタンが本格的にMMAに転向か。UFCを目指しナンバーワン・フィーダーショーとサインした。

上に書いたようにGloryの2冠王はKunlun Fight、Super Kombat、It’s Showtimeとうメジャープロモーションで活躍してきたが、何よりも彼のキック人生で勲章となっているのはアデサニャに2連勝している点であろう。

2016年4月に中国のGlory of Heroesでアデサニャと対戦したポアタン。スイッチを駆使してジャブ、ボディ、顔面とパンチを打ち分け、蹴りを駆使するアデサニャに劣性であったが判定勝ちを収めるも、納得がいかない後のUFC世界王者との再戦を11月後の2017年3月にGlory of Heroesサンパウロ大会で戦っている。

前回の判定負けもあり、かなり粗いファイトを展開したアデサニャの前にダウンを喫したポアタンは、その後も劣性のなか左フックに左フックを合わせたKO勝ちを手にしている。

当時はほとんど知られていないKO劇だったが、アデサニャがMMAの頂点に上り詰めたことで、ポアタンのバリューが上がった。そのポアタン、実はアデサニャとの最初の試合の1カ月後に現時点で最後のMMAを戦いTKO勝ちを収めている。その後は、Gloryと契約し世界各地で試合を重ね9勝1敗、8連勝中でLFAで戦うこととなる。

実はこの間の2018年にGloryとの契約期間が満了となった際にMMA転向も噂されたポアタンだったが、Gloryとのコントクラストを更新。その際にMMAで戦う事項が契約書に盛り込まれていた。

とはいえ打撃は完全にキックの間合いのポアタンは、MMAで戦うには相当なアジャストが必要になることが予想される。それでもポアタン(=石の拳)がどれほど威力があるのか。初代エリク・アンダースからマルクス・ペレス、アンソニー・ヘルナンデス、イアン・ハイニッシュ、ブレンダン・アレンと歴代チャンピオンの全員がUFCにステップアップしているLFAミドル級戦線で、ポアタンがまずどのようなMMAを魅せることができるのか──デビュー戦のアナウンスを待ちたい。

The post 【LFA】アデサーニャに土をつけた最後の男=ミドル級キック最強アレックス・ポアタン・ペレイラと契約 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
EMC06 News other MMA ケリム・エンジゼク スティペ・ブルチッチ フセイン・カジマゴマエフ ブラッド・カトーナ ブログ ロステム・アクマン

【EMC06】ドイツから欧州~中央アジアを掘り起こす。メインのバンタム級戦でTUF27ウィナーが挑戦

【写真】EMCバンタム級王者ブルチッチにTUF27ウィナーのカトーナが挑戦。ある意味、凄い時代になってきた (C) EMC&Zuffa/UFC

9月に石井慧が不可解な判定負けでヘビー級王座の獲得とならなかったEMC=Elite MMA Championshipの第6回大会が、10月31日(土・現地時間)にドイツ・デュッセルドルフのUFDジムで開催され、カードもほぼ固まっている。

EMCはUFDジムのオーナーで、マネージメントも行うドイツ在住クロアチア人のイヴァン&トミ・ディヤコビッチ兄弟がプロモートする大会で2017年2月に活動を開始し、全開大会よりスケールアップしてきた。


今大会のメインはEMC05で準決勝が行われたEMCウェルター級王座決定トーナメント決勝=イズミール・ヌルディエフ✖アミラン・ゴゴラゼが予定されていたが、前者の負傷欠場でEMCバンタム級選手権試合=王者スティペ・ブルチッチ✖挑戦者ブラッド・カトーナの一戦が組まれた。

ブルチッチは2月のEMC04でワンナイト4人制王座決定トーナメントを制して、同ベルトを獲得。対するカトーナはTUF27を制し、オクタゴン2勝2敗ながらリリースとなり、欧州に新天地を求めたカナダ人選手だ。

現在8連勝中で、うち6試合がKO勝ち。豪快なファイトでドイツ国内での人気も高いエンジゼク

カトーナ以外にも今大会にはUFCベテランのスウェーデン人ファイターのロステム・アクマンが参戦し、ドイツ在住のトルコ人選手ケリム・エンジゼクと戦うウェルター級の一番も組まれている。拳の届く距離でのボクシングファイトを得意とし、ドイツの老舗GMCでウェルター級王者に君臨したエンジゼクのEMC初陣、見逃すことはできない。

さらに8月のBrave40でドイツのスヴェンフォルエンバッハーを破り、プロ&アマMMA通算25連勝(※プロでは7勝0敗)のフセイン・カジマゴマエフが、同じくBrave CF39での勝利でレコードを7勝1敗としたトビラス・ハリラと戦うマッチアップも楽しみだ。

加えてタジキスタン人選手で8勝0敗のベイクティア・アブドゥラエフが、EMC05で僅か56秒ギロチンで勝利しデビュー以来の連勝を5に伸ばしたパルカル・ヒンツェンと戦う試合も注目したい。ドイツから欧州各地、中央アジアまで掘り起こし始めたEMC、非常に興味深い面子が揃った大会といえる。

The post 【EMC06】ドイツから欧州~中央アジアを掘り起こす。メインのバンタム級戦でTUF27ウィナーが挑戦 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Brave CF44 other MMA アブドゥル・アブゥラギモフ アミン・アユブ クレイトン・シウバ ジョン・ブレウィン ブログ ルイス・グリスマン ロランド・ディ

【Brave CF44】11月も2連戦、第一弾でライト級タイトルマッチにウェルター、ライト級の注目株ズラリ

【写真】多彩なのは挑戦者のアユブ。それでいて勝負強さは王者クレイトン・シウバか (C)BRAVE CF

9月24日から3週連続でバーレーンはリファーのパーレーン・ナショナル・スタジアムでイベントを開催したBrave CFが11月5日(木・現地時間)と12日(木・同)に同所でBrave CF44 & 45を開催する。

現時点で45大会のカードは発表されていないが、44大会は4試合がアナウンスされておりメインでBrave CFライト級選手権試合=王者クレイトン・シウバ✖挑戦者アミン・アユブが組まれた。


昨年8月に前王者ルアン・サンチアゴとの同朋対決をRNCで勝利してベルトを巻いたシウバは、3月28日に先日のUFN180でマテウス・ガムロを下し、UFC初陣を飾ったグラム・クタテラデスと初防戦を行う予定だったが、クタテラデスが欠場となり前王者とのリマッチに変更された。しかし、同大会はコロナ・パンデミックと中止となり、シウバにとっては7カ月遅れの初防衛戦となる。

挑戦者のアユブは今では活動停止したUAEベースのデザート・フォース及びレバノンがホームのPhoenix FCからUAEW、そしてBrave CFと中東MMAプロモーションと欧州ででキャリアを積んできたフランス人選手だ。キャリアは14勝4敗で、UAEWではウェルター級王者になっている。

現在6連勝中と好調をキープしており、打撃・テイクダウン・寝技とどこでも勝負できる。そんなアユブは打撃では右オーバーハンド、ボディストレート、テイクダウンはベリー・トゥ・ベリー、寝技ではゴゴプラッタ、肩固め、RNC、腕関節と多彩な攻めを持っている。

対して王者シウバは、185センチ以上の長身で胴も長く、一部のブラジル人選手に見られる何もかも長いブラジリアン体形といる。リーチの長さをパウンド、そして絞めに生かし、消耗性にも強いチャンピオン。拮抗した勝負で流れを引き寄せると、パウンドから絞め一気に試合を終わらせることができる。アユブとしては攻めるチャンスは序盤からあるが、そこから一方的に支配するか、勝負を決めなければ反撃に移ってからのシウバは強さが増している。5Rの長丁場でスタミナ配分か、全開ファイトを展開するかも勝負の分かれ目となるだろう。

今大会では元ウェルター級王者アブドゥル・アブゥラギモフが80キロ契約で、7勝1敗&6連勝中のルイス・グリスマンと対戦する。

コロナ禍での活動再開後の第2ステージ=スウェーデン・ラウンドで共に一本勝ちを収めている両者、勝った方がミドル級との2冠を目指す王者ジャラ・フセイン・アルシラウィへの挑戦が近づくことは間違いない。

さらにニュージーランドのジョン・ブレウィン✖フィリピンのロランド・ディ=ライト級戦、キャリア唯一の敗北がUFCで大いに名前を挙げたカムザット・チマエフ戦という南アフリカ人選手のミズワンディレ・ハロンワが、オーストリアのドミニク・ショバーとマッチアップされたミドル級戦が現在決まっている。

現状、UFCへ選手に送り出す一方で、プロモーション内での覇権争いもブラジル、欧州・中東、アフリカ、そしてアジアにオセニアが加わり、激しさを増す一方のBrave CF。国際戦の多さはUFCに次ぎ、ONEに匹敵すると言っても過言でない中東のMMAプロモーション──11月の2連戦も見逃せない。

The post 【Brave CF44】11月も2連戦、第一弾でライト級タイトルマッチにウェルター、ライト級の注目株ズラリ first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
News other MMA PFL オリヴィエ・オバメルシエ ケイラ・ハリソン ジョニー・ケース バッバ・ジェンキンス ブログ レイ・クーパーIII ローリー・マクドナルド

【PFL】2021年4月、シーズン開幕。ハリソン、ブラダボーイ、ケースら出場もランス・パーマーは離脱??

【写真】オクタゴンからリングで活躍したジョニー・ケースのデカゴン登場は来年の4月に!!(C)MMAPLANET

20日(火・現地時間)、PFLが2021年レギュラーシーズン前半戦を4月23日(金・同)、同29日(木・同)、5月6日(木・同)、後半戦を6月10日(木・同)、同17日(木・同)、同25日(金・同)に行うことを発表した。

4月に5月21日に開幕する予定だった2020年シーズンを2021年春に春に延期する──つまりは、2020年シーズンは中止という発表を行っていたPFL。一部で噂されたワンマッチ大会の開催もないまま活動再開は2021年4月に決定した。


レギュラーシーズン→プレーオフ→ファイナルというフォーマットを持つPFLは、2020年シーズンは女子ライト級、フェザー級、ライト級、ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級の6階級が行われる予定だったが、2021年は今回の発表で公表された出場選手により女子ライト級、ウェルター級、ライト級、そしてフェザー級の4階級は確定の模様だ。

前半戦と後半戦に分けた狙いは、スタートダッシュとプレーオフ進出への生き残りを明確に色分けする狙いがあるようだ。

今回のアナウンスでPFL2021参戦が明白となっているのが、昨年の女子ライト級王者ケイラ・ハリソン、ウェルター級では219年覇者のブラダボーイことレイ・クーパー3世と元Bellator世界ウェルター級王者ローリー・マクドナルド、ライト級はUFC&RIZINベテランのジョニー・ケースとUFCから戦場を移すオリヴィエ・オバメルシェ、そしてフェザー級はBrave Cを制したバッバ・ジェンキンスの6選手だ。

気になるのはフェザー級を2連覇したランス・パーマーの名前が無くなっていることだ。パーマーは7月の終わりにイベント開催がないPFLに対してリリースを要求し、その後も法廷に持ち込む姿勢を示していた。彼の今後に関しては、WSOF時代の僚友のジャスティン・ゲイジーも「すぐに試合が決まることを願っている」などツイートをしている。

結果、今回の発表でパーマーの名前が見られなかったことで、WSOF時代からPFLのフェザー級をリードしてきた彼の離脱は確定的かもしれない。PFL2021シーズンは2020年に出場が見込まれていたジェイソン・ソアレス、マルチン・ヘルドらの出場はあるのだろうか──まだまだ先の開幕に向けて、出場メンバーの発表を待ちたい。

なおPFLではレギュラーシーズンの会場、プレーオフ及びファイナルの日程は近々明らかにするとしている。

The post 【PFL】2021年4月、シーズン開幕。ハリソン、ブラダボーイ、ケースら出場もランス・パーマーは離脱?? first appeared on MMAPLANET.