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45 AB MMA MMAPLANET NEXUS o PANCRASE Pancrase343 Road to UFC RYO UFC YouTube   ジョセフ・カマチョ パンクラス ムハンマド・サロハイディノフ 丸山数馬 伊藤盛一郎 平田直樹 河村泰博 浜本キャット雄大 葛西和希 雑賀ヤン坊達也

【Pancrase343】Ryo「会見では派手でも、試合は堅実でクレバー」×平田直樹「(服装は)妹の影響が…」

【写真】これはもう仁義なき戦い(C)MMAPLANET

13日(日)、東京都新宿区のサンエービルで25日(土)に港区のニューピアホールで行われるPancrase343出場5選手、6月30(日)に同所にて開催されるダブルヘッダー=Pancrase344&344に出場が決まった4選手、さらに7月21日(日)に立川市の立川ステージガーデンに開かれるPancrase346でムハンマド・サロハイディノフの挑戦を受けるフライ級KOP伊藤盛一郎らが出席した会見が実施された。
Text by Manabu Takashima

ここではPancrae343でフェザー級次期挑戦者決定戦を戦う平田直樹とRyo、パンクラス初陣のジョセフ・カマチョ戦を控えた浜本キャット雄大、そしてライト級マッチで対戦する葛西和希と丸山数馬の5選手が出席した会見第一部の模様を──出場選手の冒頭の抱負と、MMAPLANETの質問への返答に特化してお伝えしたい(要約)。

浜本キャット雄大
「パンクラスに参戦するにあたって一つ謝罪をしたいのが、伊藤盛一郎選手に2戦目で対戦させていただいて、その後に練習をさせていただいたりとか、仲良くさせていただいたんですけども。今回、パンクラスに参戦することになって、ちょっとタイミングが合えば、対戦する機会が発生すればお互い全力を尽くして試合ができればという風に思っておりますので、気を悪くしないでください」(※会見を眺めていた伊藤がサムアップと笑顔で応える)

丸山数馬
「Pancrase343に向けてハードなトレーニングを行ってきました。当日にソレを皆さんにお見せできればと思っています」

葛西和希
「当日は全局面で圧倒して勝ちたいと思います」

Ryo
「今回もいつも通りですけども、たくさんの人に支えられているので最後の1秒まで諦めません。そういったところを見てもらいたいです」

平田直樹
「やっと、ここまで来たので当日はしっかりと良いパフォーマンスを見せられるように頑張ります」


──Ryo選手から(多媒体の記者の質問の返答で)「見ての通りナイスガイ」という発言がありましたが、記者会見になるとファッションがナイスガイとはかけ離れている感じもします。お父さんの影響なのか、それとも妹さんの影響なのでしょうか。

平田 妹の影響が大きいです。試合があまり面白くない、目立たないことが多いので、こういう機会では少しでも目立ったり、しっかりと見てもらえるようにと。他の選手と違う恰好もしたいし、そういう感じです。父には何も言われないです。妹と話しながら(決めている)。

──Ryo選手、平田選手の服装と試合運びのギャップについて何か感じられますか。

Ryo フォローをするわけではないですが、平田選手は会見では派手にしていますが、本当に試合では堅実でクレバーな戦い方をする選手なので、本当にそこを見てほしい──と僕は思います。どちらかというと玄人よりな戦い方なんですけど、とても緻密で繊細な動きです。僕はそれに呑まれないように思い切りぶつかっていきます。

──平田選手の対戦相手は、その土俵で戦いたがらないということがあるかと思います。Ryo選手としては、組みからの展開を含めどのような試合を見せたいと思っていますか。

Ryo かつてないスクランブルを見せたいです。

──対して平田選手は?

平田 僕もスクランブルでいつも通り、コントロールを見せたいです。トータルでもしっかりと戦える、前回の試合よりも少しでも成長したところを出せたらなと思います。

──ライト級王者の雑賀ヤン坊達也選手がRoad to UFCで戦います。この後、ベルトの行方はチャンピオン次第になるところもあるかと思いますが、そこを踏まえてどのような試合をしたいと思っていますか。

葛西 しっかりとパンクラスでチャンピオンになって、世界に向かっていきたいと思っているので、ここはしっかりと明確に勝ちます。じゃないと今後は厳しいと思います。

丸山 今回の試合はかなり厳しい試合になると思っています。その前提で自分もファイトキャンプをやってきたので、ソレを本番で見せられたらと思っています。

──河村泰博選手が、パンクラスで試合をする時には溢れんばかりのNEXUS愛を語っています。その辺り、浜本選手はどのような心境でパンクラスに挑みますか。

浜本 NEXUSは大好きなんですけど、NEXUSを背負ってという気持ちが強すぎると、自分の力が出ないと思っています。なので、そのNEXUSの重荷を一旦下ろしてパンクラスで挑戦者として頑張りたい──拳を振りまわして、全員を倒していきたいと思っています。

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DEEP F1 MMA o RIZIN RIZIN47 斎藤 武田光司

【RIZIN.47】武田光司vsラジャブアリ・シェイドゥラエフが決定

493: 実況厳禁@名無しの格闘家 2024/05/13(月) 12:01:17.15 ID:zvzsrBZa0
斎藤逃げたか


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Stat Diggers: UFC Vegas 92 Deep Dive

Make sure to tune in to another episode of “Stat Diggers” where Brady @DFS BY THE NUMBERS alongside Uncle Weezy give their early looks at the stats for the upcoming UFC card. This weekend sees Edson Barboza take on Lerone Murphy alongside a solid undercard. You won’t want to miss this one so get ready and find out all the crucial statistical information only here on Pub Sports Radio.

Link to Propability show + Stats:

https://www.patreon.com/UncleWeezy
https://dubclub.win/u/MmaWeezy/

Join this channel to get access to perks:
https://www.youtube.com/channel/UCaFHmEd3uNy0o-Euw6R8O4w/join

Featherweight Edson Barboza vs. Lerone Murphy
Welterweight Khaos Williams vs. Carlston Harris
Light Heavyweight Oumar Sy vs. Antonio Trócoli
Bantamweight Adrian Yanez vs. Vinicius Salvador
Women’s Strawweight Luana Pinheiro vs. Angela Hill
Welterweight Themba Gorimbo vs. Ramiz Brahimaj
Middleweight Abusupiyan Magomedov vs. Warlley Alves
Lightweight Victor Martinez vs. Tom Nolan
Women’s Strawweight Piera Rodriguez vs. Ariane Carnelossi
Women’s Strawweight Vanessa Demopoulos vs. Emily Ducote

#ufcvegas92
#UFCVegas92Picks
#UFCVegas92Predictions

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45 AB ABEMA DREAM MMA MMAPLANET o RIZIN Special トミー矢野 ブログ 中村京一郎

【FAW2024#03】格闘代理戦争決勝=中村京一郎と対戦、トミー矢野「極めた方がお客さんも盛り上がる」

【写真】監督であり、友人でもあるイゴール・タナベとツーショット(C)TAKUMI NAKAMURA

4年振りに再開したABEMAの格闘家発掘リアリティTVショー=格闘代理戦争-THE MAX-。17日(金)の決勝戦ではイゴール・タナベ推薦選手のトミー矢野が中村京一郎(監督:岡見勇信&中村倫也)と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

柔術の実績とバックボーンを活かし、1回戦では向坂準之助をマウントパンチでレフェリーストップに追い込み、準決勝では中谷優我をヒザ十字で秒殺したトミー。MMAでは格闘代理戦争までに5戦のキャリアを持つ中村に挑む図式ではあるが、柔術で国際大会にも出場し、世界王者を目指してきた“戦い”の経験では自分の方が上だと言い切った。


──決勝まで残り1週間となりました(※取材は10日に行われた)。準決勝から約1カ月という短いインターバルですが、この期間はどんなことを意識して練習していたのですか。

「寝技以外の部分、打撃とレスリングですね。テイクダウンまでの。やっぱりレスリングができないと自分の得意な寝技に繋がらないので」

──打撃・レスリングはそれぞれ誰に指導を受けているのですか。

「専門的なコーチはいなくて、色んな方に習っているのですが、主に岡田遼先生と(山本)アーセンですね。この2人がメインというか、色々と教えてもらっています」

──トミー選手はKRAZY BEEにも所属していたのでアーセン選手とは長い付き合いですよね。

「そうですね。アーセンがRIZINデビューした頃からの付き合いです。アーセンはレスリングで実績を残していますし、世界(世界カデット選手権)も獲っていますし、凄く良い技術を持っているので、信頼できますね」

――もう一人の先生=岡田選手はいかがですか

「岡田先生は修斗でチャンピオンにもなっているし、平良達郎選手や鶴屋怜選手のセコンドにも就いていて。そういう部分でも信用できる人で、MMA全般を教えてもらっている感じですね」

――番組内ではバトルボックスで良太郎選手から指導を受けるシーンもありましたが、バトルボックスでは打撃の練習をされてるのですか。

「バトルボックスはたまに行かせてもらっている感じで、ちょっとずついい形になってきました」

──ここまでの格闘代理戦争の試合についても聞かせてください。一回戦は2分33秒、準決勝は18秒と、どちらも1R決着でした。

「やっぱりダメージがなかったことが一番良かったことだと思います。格闘代理戦争は試合のスパンが短いじゃないですか。だから怪我せずに勝ちたかったので」

──1カ月スパンで3試合なので、打撃戦や消耗戦が続くと、コンディショニングが難しいですよね。

「しかも自分の場合は1月に柔術の大きな大会に出て、2月にアマチュアパンクラス(東京ケージファイト)にも出ていたので、今年はほぼ毎月試合しているんですよ。1回戦で相手のヒジを蹴って、ちょっと足を痛めたくらいで、ダメージなく決勝を迎えられてよかったです」

──トミー選手は1月に柔術の試合を終えて、MMAの試合が続いている状況ですが、完全にMMAモードなのですか。

「そうですね。アマチュアパンクラスに出た時からMMAモードに入りました」

──2試合連続で短時間でのフィニッシュでしたが、あれは体が勝手に動いたという感覚ですか。

「格闘代理戦争は1R3分なので、早く仕掛けないと一本勝ちするのが難しいんですよね。それもあって早く仕掛けている感じですね」

──ちなみに柔術時代はどういうスタイルだったのですか。

「寝技のスタイルは結構ガードに引き込むタイプで、あまりテイクダウンする選手ではなかったです。でもテイクダウンが苦手というわけではなくて、柔術だったら引き込むという戦い方でした」

──ルールによって組みの戦い方も変えているのですね。

「そうですね。MMAはなるべく自分からテイクダウンを取った方がいい。あまり下になるのはよくないので、なるべく上を取って極めるスタイルでいっています。準決勝はテイクダウンをディフェンスされたんで、ああいう流れ(引き込んでヒザ十字)で極めました」

──監督のイゴール選手からは準決勝後にどのような声をかけられましたか。

「試合が終わった後は凄く喜んでましたね。イゴールは僕が優勝するって本当に信じてくれているし、ダメージがなく勝てたこともイゴール的には良かったんだと思います」

――トミー選手がMMAをやる上で好きな選手・参考にしている選手はいますか。

「日本人だとKID(山本徳郁)さんに憧れていて、海外だとシャーウス・オリヴェイラですね」

──ああ…確かにトミー選手はオリヴェイラっぽいですね。

「めちゃくちゃ強いし、同じブラジル人で柔術家ということで、凄くインスピレーションを受けています」

──オリヴェイラもサブミッションという武器があるからこそ、打撃含めて思い切り戦っていますよね。

「そうですよね。いい意味でテイクダウンされることを怖がっていない。僕はまだ打撃が下手なんですけど、だんだんレベルアップしたら(オリヴェイラに)似たようなスタイルになると思います」

──トミー選手はフィニッシュして勝つことにこだわりはありますか。

「正直言うと、そこまでフィニッシュにはこだわっていなですね。テイクダウンして上を取って、パウンドで相手を削って勝てたらいいと思っています。ただやっぱりそういうスタイルよりも、極めた方がお客さんも盛り上がりますし、そっちの方が“綺麗”なんで、なるべくフィニッシュはしたいと思います」

──格闘代理戦争は他のアマチュアの試合でキャリアを積むよりもチャンスを掴める舞台です。トミー選手は注目されることは好きですか。

「2月のアマチュアパンクラスが終わってプロデビューの準備をしていたんですけど、格闘代理戦争に出るチャンスが来て。最初はプロ戦績5戦までの選手が出てくるということで、勝てるかどうか不安だったんですけど、チャンスだと思って、それを掴みに行きました。格闘代理戦争に出て、ジムの会員さんから声をかけてもらう機会も増えたし、柔術の仲間も応援してくれたり、すごく反響がいいです」

──決勝では中村京一郎選手と対戦することになりました。どんな印象を持っていますか。

「まぁ打撃が強いっていう感じですね。ただレスリングと寝技に関してはそこまでだと思っています。相手の打撃に付き合うつもりはないんで、自分からプレッシャーをかけて触れたらすぐ終わると思います」

──触れたら終わり、ですか。

「はい、触ってクラッチを組めたら四つ組みでもいいし、バックキャッチでもいいですし、とにかく触れたらすぐフィニッシュします」

──格闘代理戦争で優勝すれば、7月の超RIZIN03でプロデビューとなります。今は格闘代理戦争の決勝に集中していると思いますが、プロファイターとしての目標を教えてください。

「自分もDREAMや戦極があった頃にさいたまスーパーアリーナの試合を見ていたし、RIZINで試合することも夢だったんで、凄いチャンスだと思っています。セコンドとしてさいたまスーパーアリーナの花道を歩いたこともあるんですけど、凄い刺激を受けたし、子供の頃から選手として自分もこの花道を歩きたいという気持ちがあるんで、そこまであともう少しですね」

──トミー選手は試合になってもあまり緊張しないタイプですか。

「もちろん少しは(緊張)するし、僕も柔術の大会で世界の色んな国で試合をしてきて、緊張して自分の強さや力を出せなくて悔しい思いもしました。そういうプレッシャーには慣れていると思うし、大きな舞台になればなるほど、もっと自分の強さをだせるというか、そこは全然問題ないと思います」

――柔術も組み技とはいえ、1日何試合もやるものですし、レベルが上がれば心身ともにタフな試合になりますよね。

「そうなんですよ。初戦を勝っても怪我や消耗が激しいと次勝てないですし、柔術のトーナメントを勝ち上がるのはハードです。しかも僕の場合は自分の階級と無差別級に出ていたし、4週連続で試合に出ることもあったので、柔術で得た経験は大きいです」

──格闘代理戦争はキャリアの浅い選手たちがチャンスを掴む場ですが、トミー選手の場合は柔術の世界大会も経験していて、“結果を出して世界を目指す”ではなく“MMAをやる以上、世界一を目指す”というマインドのようですね。

「そうですね。柔術でも世界一を目指していましたし、MMAも同じですね。京一郎選手はMMAのキャリアでいえば僕よりも長いと思うんですけど、“戦う”ということに関しては全然自分の方が上だと思っています」

■視聴方法(予定)
5月17日(金)
午後7時~ABEMA格闘チャンネル

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【Road to UFC2024Ep02】AFC王者ソン・ヨンジェと対戦、河名マスト「30-27でも29-28でも……」

【写真】毎朝お子さんを保育園に送っているそうです(C)SHOJIRO KAMEIKE

18日(土・現地時間)&19日(日・同)に中国は上海のUFC PIで開催されるRoad to UFC2024。2日間で4エピソードが実施されるアジア発、世界最高峰への道──その初日、エピソード02で河名マストが韓国のソン・ヨンジェと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

河名は今年2月にパン・ジェヒョクに雪辱を果たし、グラジエイターのベルトを巻いた。その河名に届いたRoad to UFC出場確定の一報――河名はUFCとの契約に向けて、「勝利こそ正義」の戦いに臨む(※取材は5月10日に行われた)。


――本日は宜しくお願いいたします。今は外にいらっしゃるようですが……。

「ちょうど今、娘を保育園に送っていった帰りなんですよ」

――なるほど、お忙しい時に恐縮です。今回Road to UFC出場が確定したのは、いつ頃のことだったのでしょうか。

「4月上旬ですね。3月中に連絡が来なかったので、正直『そういうことかぁ』と諦めていました。するとマネージメントサイドから4月の頭に『もう1週間待ってほしい』という連絡が来まして。その時点でまだフェザー級だけ決まっていない、と……。とはいえ期待は薄かったので、もうLFA出場に切り替えようかという話をしていました。

グラジエイターとLFAが協力体制にあり、僕がグラジでベルトを巻いたことで、RTU以外にも一つUFCへの道筋ができていましたから。その方向も探ることができる状態にあったのは良かったです。

そこでLFAの件で長谷川賢さん(グラジのタレントリレーション)に相談したあと、『RTUが確定した』という連絡が届いたんです。RTUが決まった時は長谷川さんにも『おめでとうございます! せっかく決まったのだからRTUに出てほしいです』と送り出してもらえました」

――では、まずRTU出場が確定した時の気持ちを教えてください。

「ビックリしました。『おぉ、マジか!』と。UFCを目指してグラジのベルトを獲りました。そこからRTUに出られるかどうかは流れに任せる、という感じで。先ほど言ったとおり3月中に連絡がなく、もうダメだろうと思っていましたし」

――喜びよりも驚きのほうが勝ったわけですか。

「出場の確定は、目の前に自分の生活を脅かす人間が洗われることが確定したことでもあるので。ただ、RTUはトーナメントで3試合勝てば、100パーセントUFCと契約できるじゃないですか。たとえばLFAからDWCSで勝っても、それが100パーセントではない。勝っても100パーセントではないですよね」

――どちらかといえばDWCSはオーディションですから、勝っても試合内容がUFCの望むようなものでなければ契約できないケースもあります。

「でもRTUは、どんな勝ち方をしても3試合勝てばUFCに辿り着くことができる――まさに勝利こそが正義で。30-27の試合でも29-28の試合でも、『うるせぇ!』と言って契約すれば良いですから。『そこまでして勝ちたいのか!』と言われても、『そうだよ。勝ちたいよ!』と答えます。そういうRTUのほうが自分の目標に向けてステップを踏んでいきやすいとは思っていました」

――だからこそ本戦とは違う緊張感があり、興味深い面もあるのがRTUです。とはいえ4月上旬に確定してから5月18日~19日の試合に向けて、急きょビザなど出入国の手続きを取らないのは大変だったかと思います。

「あとはメディカル系も含めた書類の準備ですね。何とか各書類の提出期日を守ることができました」

とにかくリラックスできていることが分かる帰宅後の笑顔(C)SHOJIRO KAMEIKE

――河名選手に出場確定の連絡が来た時に、他の日本人出場メンバーは知っていましたか。

「いえ、何となく誰が出るということを耳にしていたぐらいですね」

――同じフェザー級に出場する安藤達也選手と原口伸選手もレスリング出身です。レスリング時代に絡みはあったのでしょうか。

「まず時期で言うと安藤さんと僕が入れ替わり、僕と原口君が入れ替わりで――被っていないですね。それと安藤さんと原口君はフリースタイルで、僕はグレコじゃないですか。2人の出身校である国士舘はフリースタイル主体で、ウチ(専修大学)からフリーのチームは国士舘へ出稽古に行っていましたが、グレコの僕は行っていなかったです」

――原口伸選手の兄、原口央選手とは4月29日に奈良県で開催されたレスリング大会『ALL or NOTHING』にて、レスリングルールで手合わせしています。

「(伸について央に)『なんで去年契約せず、今年フェザー級で出てくんねん!』と言っておきました(笑)」

――アハハハ。先の日本人対決も楽しみではありますが、まずは初戦となるソン・ヨンジェ戦について……RTU出場と対戦相手が確定した時、そもそもソン・ヨンジェの存在は知っていましたか。

「試合が決まるまで知らない選手でした。何年も試合をしていなかったようですし……」

――ソン・ヨンジェは2019年6月の試合から2023年9月までブランクがあり、昨年12月には清水俊一選手をKOして、AFCフェザー級暫定王者となっています。パンチ主体の選手ではありますが、パン・ジェヒョクのパンチとは違うタイプです。

「骨格というか体の使い方も違いますよね。どちらかといえばパン・ジェヒョクは綺麗に戦いながら力を抜いてテイクダウンを切るという、こちらとしては倒しづらい選手でした。ソン・ヨンジェはガンガンとパンチを当ててきながら、テイクダウンも体の力で跳ね返すようなタイプだとは思います」

――ソン・ヨンジェのほうが正面からぶつかってくるという印象です。そのスタイルの違いは河名選手にとってメリットになるのでしょうか。

「3R通して制圧してフィニッシュに持って行く。その自分のやりたい戦い方を考えたら、ソン・ヨンジェのほうがやりやすいとは思っています。一方で、1Rで僕が殺される可能性は、パン・ジェヒョクよりもソン・ヨンジェのほうが高くはなりますね(苦笑)」

――まさにソン・ヨンジェは、そういった試合スタイルです。ブランク明けの2試合はいずれも1R KO勝ちで、現状で打撃戦以外はどれだけできるのかが不明ではあります。

「その点も僕の中では低く見積もってはいません。試合の中で、僕の見積もりよりも低くブレてくれたらラッキー、というぐらいで。見積もりより上にブレることも覚悟はしています。
ただ、試合を視るとテイクダウンをバチーンと切って立ち上がっていますよね。自分が同じタイミングで入っていたら倒せていただろうな、と思うシーンはありました」

――対して河名選手は、自身が試合で出すものは変わっていないと。

「それはMMAデビュー戦から今まで変わっていません。そもそも僕は相手によってスタイルを変えられるほど、MMAを習熟していると思っていないですし(笑)。逆に自分のスタイルがブレた時のほうが、迷いが出てしまうかもれないです。自分がやることを信じて、やり続けるから迷わないという認識でいますね」

――そんななかでも、打撃面は向上してきました。

「去年のユン・ダウォン戦ズッキーニョス戦で、試合の中で『何とか打撃の交換をしよう』と粘ってみたことは大きかったです。それが自分にとって自信につながりました」

――デビュー当時は、打撃を食らっても大丈夫だと思っていたのではないですか。とにかく相手のパンチをもらいながら前に出るという。

「アハハハ! 自分の頑丈さを信頼しすぎていました。でもどこかで頑丈さも限界は来ると思っていて――前回のタイトルマッチは1Rにパン・ジェヒョクの右をもらってダウンしてしまいましたし。その前に打撃のテクニックを磨かないといけない――とは、ずっと考えていたんです。一番大きなキッカケは、やっぱりLFAのアライジャ・ジョンズ戦ですね」

――現在、打撃面の練習はどのように?

「今は週1ペースで、EXFIGHTで高谷裕之さんにミットを持ってもらっています。それと今年からTRI.H STUDIO成増で週1回インストラクターをやらせてもらっていて、その縁で濱村健さんにもミットをお願いしているんです」

――高谷さんと濱村さんではミットのスタイルも違いませんか。

「違います。これはレスリングでも打撃でも、MMAでも同じことだと思うのですが――たとえば高谷さんと濱村さんにミットを持ってもらいながら、お二人の言葉を自分の頭の中でどう考えるか。それは八隅(孝平ロータス世田谷代表)さんから言われることも同じで。教えてもらうことの中から、自分にとって良いものを自身でしっかりと考え、摂り入れていくことが大切になりますよね」

――仰るとおりです。もう一つ、先ほどの「相手を見積もる」という話ですが……試合は生き物ですから、試合中に見積もりが上下にブレることはあると思います。しかしブレの幅は少ないほうが良い。見積もり幅のブレを少なくするためには、何が必要ですか。

「初期の見積もりをどれだけ高くできるか、ですね。高く見積もりと怖さが生まれて、『ここで行ったら倒されるかも……』という不安も出てきます。だからこそ僕は『自分がやるべきことは一つしかないから、それを貫くしかない』と考えて戦っています」

――これは「たられば」の話かもしれませんが、MMAとしての要素を全て持っていると見積もりは低くなってしまうでしょうか。

「低くなるのかなぁ……。自分は全て持っていないから分からないですけど(笑)。でも手札がたくさんあると、試合中に迷ってしまうことがあると思うんですよね。手札が少なくなったら、場に出すカードも自然と決まってきます。そこで手札の少なさに対して悲壮感を持つと、気持ちも追い込まれてしまう。もう自分の手札を見せて『これを待っています』と言えるぐらいの覚悟を持って臨むというか(笑)」

――そうなると、あとは自分から行くしかない。

「はい。相手が何を出してくるか待っているのではなく、自分の強みで相手を潰していくしかないと考えています。僕自身は苦しい試合というか、相手を苦しくさせる覚悟はできています。最初から徹底して制圧し、相手が『もうやめてくれ!』という気持ちにさせて勝ちます」

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MMA o RIZIN ROAD FC クレベル・コイケ セルジオ・ペティス ヤン・ジヨン 堀口恭司 榊原信行 武田光司 萩原京平

【RIZIN】キルギスの新鋭シェイドゥラエフ 武田光司と激突!

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6月9日に代々木競技場 第一体育館で開催されるRIZIN.47の追加対戦カードとして武田光司(BRAVE)×ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)のフェザー級ワンマッチが発表されました。

RIZINの榊原信行CEOが自身のXで直々に契約を発表したシェイドゥラエフ。そこからも期待の大きさが伝わってきますが、10戦10勝、レスリングベースのキルギス人ファイター、ヤン・ジヨンにチョークで一本勝ちというキーワードが重なると、幻想を抱きたくなる気持ちもよくわかります。

RIZINには普段より重いフェザー級での参戦ですが、ROAD FCの63kgトーナメントで計量オーバーした過去があるだけに、階級変更は吉と出る可能性十分。SNSの普及で「未知の強豪」という言葉は死後になりつつありますが、RIZINでブレイクしても何ら不思議ではないでしょう。

対するは逆にライト級からフェザー級に落としてきた武田。転向初戦では萩原京平をレスリングで圧倒して完封勝ち。フェザー級でも動けるところをアピールしてくれました。しかし、レスリングベースの相手との国際戦となれば話は別。どこまで通用するのか、真価を問われる試合を迎えます。

それにしてもRIZIN.47は混じりっけのない本格的なカードのオンパレード。堀口恭司×セルジオ・ペティス、クレベル・コイケ×ファン・アーチュレッタだけでも贅沢なのに、さらに盛り付けてきましたか。超RIZIN.3がバラエティセットだとしたら、RIZIN.47はど真ん中のMMAでストレート勝負。今から楽しみです。
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45 GLORY K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE167 キック シッティチャイ・シッソンピーノン タワンチャイ・PK・センチャイ ボクシング マラット・グレゴリアン 野杁正明

【ONE167】野杁正明と対戦、シッティチャイ「ゲーオから野杁に勝つために必要なことを教わっている」

【写真】ONEでは連敗中だが、過去にONEでタワンチャイ、Kunlunでスーパーボン、GLORYでグレゴリアンに勝っているシッティチャイ。復活のために新たな取り組みに着手している(C)MMAPLANET

6月8日(土・現地時間)、タイはバンコクのインパクト・アリーナで開催されるONE167にて、シッティチャイ・シッソンピーノンがフェザー級(70.3キロ)キックボクシングルールで野杁正明と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

GLORY時代はライト級(70キロ)王者として、6度の王座防衛に成功し、一時代を築いたシッティチャイ。ONE参戦後はタワンチャイ・PK・センチャイに勝利するもの、スーパーボン・シンハ・マウィン、チンギス・アラゾフ、マラット・グレゴリアンには敗れており、現在は2連敗と苦しい戦いが続いている。

そのなかで決まった野杁との対戦に向けて、シッティチャイは過去に野杁とも対戦経験があるゲーオ・ウィラサクレックを臨時コーチとして招聘して野杁戦に備えていた。


――ONE167で野杁選手と対戦が決まったシッティチャイ選手です。野杁選手と試合が決まった時はどんな心境でしたか。

「彼がトップレベルのファイターの1人だということを以前から知っているから、とても気持ちがたかぶったよ」

――野杁選手の存在はいつから知っていたのですか。

「K-1でゲーオ(・ウィラサクレック)と戦った頃だね。試合が決まって改めて試合映像も見直したけど、彼はパンチ中心のスタイルで、技がパワフルかつ精度が高い選手だと思う」

――野杁選手は日本の中量級のトップ選手です。彼はスキルは世界レベルだと思いますか。

「その通り、彼は日本のトップ選手だし、そのスキル・能力は確かなものだ。ただし“世界”という基準で言うと、それが分かる相手とは戦っていないと思う。これから彼が世界のトップと戦っていくうえで、自分のどこを成長させる必要があるかを感じていくだろうね」

――野杁選手は負けそのものも少ない選手ですが、彼に勝つイメージは出来上がっていますか。

「彼が負けの少ない選手だということも知っている。でもこうして彼と試合をすることが決まって、僕が彼に勝つファイターになると思っているよ。もちろんKOするチャンスとタイミングが来れば、KOを狙っていきたい」

――SNSでシッティチャイ選手が先ほど名前も出たゲーオ選手と一緒に練習している映像を拝見しました。

「実は野杁戦のためにゲーオにトレーナーを依頼したんだ。彼は野杁と2度戦っているし、野杁に対してどういう攻撃をすればいいかをアドバイスしてもらっている。野杁に勝つために必要なことを教えてもらっているよ」

――それはすごく興味深いです。すでに日本のファンはシッティチャイ×野杁に期待・注目していますが、より楽しみになりました。

「自分自身、ONEで2連敗して良い結果を残していないから、日本のファンにも期待してもらっているとは思っていなかったよ。とにかく野杁戦は自分が持っているものをすべて出して、周りの期待に応えたいし、がっかりさせたくない。今回はそういう気持ちもあるから、余計にエキサイトしているよ」

――連敗しているという部分で、何か練習面で変えたことはありますか。

「自分も年齢を重ねて、若いころと同じ肉体ではない。特に格闘技という体を痛めつける競技をやってきたからなおさらだ。これからも試合を続けて、勝っていくためにはフィジカルやストレングス面が重要になってくる。だから今は科学的なトレーニングも取り入れて、自分の肉体を鍛える・進歩させようと思っている」

――シッティチャイ選手はGLORY時代に王者となり、6度の防衛にも成功した70キロ最強を証明したと思います。そのうえで今はONEでチャンピオンになって自分の強さを証明したいという想いがあるのですか。

「ONEは今現在も成長しているプロモーションで、ONEでチャンピオンになれば世界中のファンに自分の存在を知ってもらうことができる。今の自分の目標の最高到達点はONEでチャンピオンになることだ」

――それでは最後に日本にいるシッティチャイ選手のファンにメッセージをいただけますか。

「まず日本からも自分のことを応援してくれてありがとう。若い頃はずっとK-1に出て日本で戦いたいと思っていたから、日本のファンに応援してもらえることは本当にうれしい。今回は日本のファンにも喜んでもらえる、いい試合を見せたいと思う」

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DEEP MMA o RIZIN UFC YouTube “ブラックパンサー”ベイノア ジョニー・ケース チャンネル ブラック 井上雄策 倉本大悟 元谷友貴 北岡悟 平松翔 極真会館

【RIZIN】ベイノア再び参戦!ジョニー・ケースと対戦!

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本日配信されたRIZIN公式Youtubeチャンネル「榊原社長に呼び出されました 2024」。放送内で6月9日に代々木競技場 第一体育館で開催されるRIZIN.47の追加対戦カードとしてジョニー・ケース(MMAラボ)דブラックパンサー”ベイノア(極真会館)のライト級ワンマッチが追加されました。

ベイノアは4月に開催されたRIZIN.46で井上雄策と対戦。スタンドでお見合いが続く消極的な試合運びでRIZINでは珍しく大ブーイングが寄せられたばかり。当分の間干されるかと思いきや、ナンバーシリーズへの連続参戦。UFCでも実績のあるケースとの対戦は懲罰マッチとの見方もありますが、ファイトマネーももらえて、汚名返上のチャンスでもあるわけで、個人的には全く乗れません。

それであればもっと他の選手にチャンスを与えてほしいというのが率直な感想。階級も違うし、今回の話には直結しませんが、先日開催されたDEEP 119 IMPACTで元谷友貴を相手に玉砕覚悟で真っ向から打ち合いを仕掛けた平松翔。北岡悟をボディへの膝蹴りで悶絶させた倉本大悟など、アグレッシブに攻めて会場を湧かせた選手を引っ張り上げてもらえたらなと。
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ИСЛАМ МАХАЧЕВ РАСКРЫЛ ДЕТАЛИ ПОДГОТОВКИ ХАБИБА К ДАСТИНУ ПОРЬЕ /ТУРНИР UFC / ЗВУКИ ММА

Ислам Махачев раскрыл детали подготовки к Дастину Порье/Турнир UFC / Звуки ММА
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45 MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN56 デリック・ルイス ホドリゴ・ナシメント ボクシング

【UFC ESPN56】グラウンドの苦しい展開をひっくり返す右クロス&パウンドでルイスがナシメントをKO

<ヘビー級/5分5R>
デリック・ルイス(米国)
Def.3R0分49秒 by TKO
ホドリゴ・ナシメント(ブラジル)

いきなりルイスが距離を詰めた。左ハイからダーティボクシングへ。右腕を差し上げてナシメントをケージに押し込む。切り返してきたナシメントを投げて尻もちを着かせたルイスだったが、ナシメントもすぐに立ち上がる。ケージ際の差し合いはルイスが胸を合わせ、右腕を差し上げて押し込んでいる。ヒザ蹴りの交換からルイスが離れた。左ハイを見せたあとに右ストレートを打ち込む。回り込んだナシメントがルイスをケージに押し込み、ボディロックからグラウンドに持ち込む。ハーフガードのルイスにパウンドとヒジを打ち込むナシメント。左ヒジをがクリーンヒットすると、ルイスの動きが一瞬止まった。さらにパウンドを落としながらパスに成功したナシメントだったが、すぐにブリッジしたルイスにトップを奪われてしまった。

2R、前に出て来たナシメントに対し、ルイスが左フックから右に繋げる。インサイドからのパンチを当て、ナシメントを下がらせたルイスが、そのままケージに押し込んでいく。首相撲から右ヒザを突き上げたルイスは、シングルレッグに切り替えるもナシメントに切り返されてしまう。ルイスも差し返してナシメントをケージに押し込む。ここはナシメントが離れた。

ケージ中央からナシメントがパンチを振るいながら飛び込むと、受け止めたルイスが右アッパーを突き上げる。ケージ際の差し合いからルイスがパンチのラッシュをかけた。被弾しながら組み付いたナシメントをケージに押し込んだルイスは、右フックを叩き込む。距離ができるとルイスが連打を浴びせるも、テイクダウンに失敗してバックを奪われてしまう。仰向けになり、ハーフガードを取るルイスを抑え込むナシメント。ラウンド終了までトップをキープし、右ヒジを落としていった。

3R、ルイスがワンツーを伸ばすも、疲労かスピードは落ちている。ルイスの二段蹴りをバックステップでかわすナシメント。さらにルイスは左跳びヒザを見せるが、ナシメントがブロックする。ルイスはナシメントに左フックから右クロスをテンプルに当てた。この一撃でナシメントはダウンし、ルイスの右足にしがみつく。ルイスはそのままパウンドを浴びせ続け、レフェリーストップを呼び込んだ。

TKO勝利を収めたルイスはショーツを脱いでアンダーショーツ姿になったうえ、観客にお尻を見せ、さらにファールカップも観客席へ投げ込むプレゼントを贈った。


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