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【Shooto2023#01】「パンクラス、DEEPに続いて修斗でも」山本健斗デリカット戦へ、山本琢也─02─

【写真】熱くなることを抑えることができるか── (C)MMAPLANET

15日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2023#01で、山本健斗デリカットと対戦する山本琢也のインタビュー後編。

グラチャンで2階級制覇を果たしたあと、RIZINで敗れながら、家族のために復帰を果たす山本。その舞台に修斗を選んだ理由と現在の目標とは。それは鶴屋怜のパンクラス王座奪取から始まる、パラエストラ千葉ネットワークの野望だった。

<山本琢也インタビューPart.01はコチラから>


――山本選手がMMAを続けるモチベーションは、やはりご家族なのですね。

「自分の場合は、そうですね。子供が自慢できるようなものを見せてあげたい。僕は勉強の成績が良いわけでもなくて。そんな僕が子供に見せられるものは何かなって考えた時に、このMMAしかないのかなって思います。格闘技をやっていると、いつ最後が来るか分からないじゃないですか。

だから今は毎試合、良いところを見せられるように頑張りたい。そう思っています。あと、自分自身、RIZINで負けた時は恥ずかしくて、1カ月ぐらい外に出られなかったんですよ。誰かから連絡をもらっても、返事もせずに」

――……。

「すると、ネバークイットで一緒に練習しているISAOさんから『また練習においでよ』と誘っていただいたんです。そこからまた少しずつ練習に参加するようになりました。ISAOさんに声をかけていただく前は練習していなかったから、また体重が戻ってしまって」

――そこで体重の話に戻るのですね(笑)。

「さすがに100キロまではいかなかったですが、太りやすい体質なんでしょうね……たぶん」

――果たして体質なのか何なのか、ご自身で調べたことはないのですか。

「僕と一緒に生活していたら、太る理由は分かると思います(苦笑)。1日中食べ続けていたり――特にご飯が大好きだし、ジュースもメチャクチャ飲むので、やりたい放題ですよ」

――それを自分で言ってはいけないかと……(苦笑)。試合の話に戻すと、前回の試合から1年空いた理由は何だったのでしょうか。

「去年もRIZINからオファーは頂いていました。でも僕が体重を落とせそうになかったり、大会自体が無くなったりで。ただ、1年も試合をしないのはマズイなと思って、鶴屋さんに相談したんです。そこで修斗の試合が決まりそうだったのに、今度は僕が怪我をしてしまいました」

――ということは、今回の試合は負傷明けということになるのですね。

「はい。1月の大会までには治すので――と伝えて、今回試合を組んでいただきました」

――復帰戦の舞台が修斗になったのは理由も教えていただけますか。

「まずパンクラスのフェザー級には、練習仲間のISAOさんがいます。DEEPでも、神田コウヤ君が活躍していて、今度はタイトルマッチですよね(2月11日、五明宏人と暫定王座を争う)。簡単に言うと、フェザー級のランカーに練習仲間がいない修斗を選びました。やっぱりベルトが欲しいので」

――いわゆるスポットではなく、修斗のベルトを巻くために参戦するということですね。

「もともとアマ修斗全日本で優勝して、プロでも新人王トーナメントにエントリーしていて、諸事情で出場を辞退しました。そのあとはグラチャンに出ていて、修斗の会場に行くことも少なかったんです。でも修斗については、パラ千葉ネットワークからは扇久保(博正)さんや岡田(遼)さんが出ていて、その誇りを胸に戦っているという印象があります。……すみません、ただ個人的にはそのあたりのことは何も考えていなくて(苦笑)」

――対戦相手である山本健斗デリカット選手についても、あまりご存じないですか。

「いえっ、試合が決まってから映像は見ました。どちらかというと打撃が強いファイターで、僕との試合でも前に出て来るのかな、という感じです」

――その試合映像を見て研究するタイプでは……なさそうですね。

「アハハハ。試合でどう体が動くか。試合してみないと分からないタイプです。でもRIZINで負けて、そういった対策も大事だなと思いました。今回は相手をイメージしながら、対策もやってきています。

鶴屋さんから『また熱くなったら打ち合いに行くだろ?』と聞かれて、僕も冗談で『そうだと思います』と答えたんですよ。『それで良いわけないだろう!』と怒られました(笑)。どうしても打撃をもらったら熱くなってしまうところがあるので、同じ失敗は繰り返したくないです」

――では、この2年で練習環境が変わったなかで、最も成長していると実感する部分は何でしょうか。

「それが、実感できているものがないんです(苦笑)」

――えっ……。

「一緒に練習している選手について、『この人は強くなったなぁ』と思うことはあります。でも自分の試合スタイルは変わらないし、他の部分がどう変わったかは分からないんですよね。それは次の試合で、僕がどう変わったかを皆さんに見てほしいです」

――なるほどっ! 対戦するデリカット選手は現在、修斗世界フェザー級2位です。王者のSASUKE選手がRTUのワンマッチに出場しているなかで、山本選手に勝てば暫定王座決定戦――あるいは正規王座挑戦に近づくことができるマッチメイクではないでしょうか。

「そこは意識しています。修斗に出るからには、やっぱりベルトを目指さないといけないと思っています。もちろんベルトを獲る自信もあります。

パラ千葉ネットワークの中でも鶴屋怜君がパンクラスのベルトを獲って、次はコウヤ君がDEEPのベルトに挑みます。さらに僕が修斗のベルトを巻けるように、とチームメイトからも応援してもらっています。だから、ここが僕の頑張りどころですよね。格闘技人生ってチャンスが多いわけではないので、ここで頑張って修斗のベルトを獲りたいです」

■視聴方法(予定)
1月15日(日)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■Shooto2023#01対戦カード

<フェザー級/5分3R>
山本健斗デリカット(日本)
山本琢也(日本)

<63キロ契約/5分3R>
加藤ケンジ(日本)
ロイベ・デ・オリベイラ・ネイト(ブラジル)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
黒部三奈(日本)
渡辺彩華(日本)

<バンタム級/5分3R>
野尻定由(日本)
齋藤奨司(日本)

<2022年度新人王決定Tフライ級決勝戦/5分2R>
須藤晃大(日本)
片山将宏(日本)

<2022年度新人王決定Tフェザー級決勝戦/5分2R>
椿飛鳥(日本)
CHAN-龍(日本)

<2022年度新人王決定Tライト級決勝戦/5分2R>
安海健人(日本)
深見弦汰(日本)

<2022年度新人王決定Tウェルター級決勝戦/5分2R>
クアト驎(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<68キロ契約/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
磯部鉄心(日本)

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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase Neo Blood 渡辺彩華 藤野恵実

【Pancrase Neo Blood!】後ろ足でコントロール? 前進力で渡辺の回転力を寄せつけず藤野が3-0で完勝

<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
渡辺彩華(日本)

まず右ローを蹴った渡辺に対し、藤野は右を当てて前に出るとパンチを纏めて左を入れる。間合いを取り直した両者、渡辺の左ハイをガードした藤野はローを捌いてワンツーで打っていく。蹴りに左ジャブを合わせる藤野は、左ローには右をカウンターでいれる。渡辺はスイッチをして、藤野の組み狙いに距離を取る。藤野はワンツーで右を当てるなど、打撃で優勢のなかしっかりと間を取り、ステップインにパンチを合わせていく。

前に出るとパンチを被弾する渡辺は、蹴り足を掴まれケージに押し込まれると首相撲からヒザを突き上げられる。藤野は離れた渡辺に右フックをヒットし、ジャブを伸ばして再び右フックへ。これは空振りとなり、初回は残り1分に。コンビを入れた藤野だが、ガードが下がったところで渡辺の拳が伸びてくる。蹴りからスピニングバックフィストを空振りした渡辺は飛び込んでも、やはり右を被弾して初回が終了。当然、ジャッジは3者とも藤野を支持した。

2R、ワンツーで前に出る藤野は初回と同様にローにパンチを合わせていく。やや開き気味の後ろ足でレンジをコントロールし、ローには前足だけ下げてかわす藤野は、上体がぶれずに渡辺の動きがよく見ているか。ローにワンツーを入れ、左ジャブから右を打ち込む藤野は距離を詰めて左を当てる。

渡辺は左に右を合わされ、直後にケージに押し込まれる。左を差して、右で殴る藤野がダブルアンダーフックから左で殴ろうとする。このタイミングで離れた渡辺は、右ハイを狙う。続くローにワンツーを打っていく藤野が、左ジャブから右をダブルでヒット。足を使って懸命にパンチを打つ渡辺は、思い切ってパンチを振るう分上体が浮いてパンチの威力が落ちる。遠心力の渡辺のパンチに対し、藤野の前に出る移動のパワーが上回る展開が続き、この回も藤野が3票を集めた。

最終回、ジャブから右を伸ばして足を使う渡辺は、その踏み込みでパンチをかわそうとしてバランスを乱す。渡辺がジャブを当て、藤野がジャブを返す。前に出て右を入れる藤野は、左ジャブを伸ばしてワンツーの右を打っていく。右アウトローを入れた渡辺は、右の蹴りに左を合わされる。藤野のワンツーを当て、前進にワンツー。ここで藤野がなぜか視線を外し、渡辺の左の蹴りの後の右を被弾する。

ここからまた集中力をあげた藤野は、渡辺の前進を見切り、またカウンターを当てる戦いに。渡辺は最後まで手を出し、動き続けたが勝機を見いだせないのも当然。キャリア2戦目のファイトとして、フルマークの判定負けは喫したが渡辺は自分に負けない戦いをやってのけたといえる。

藤野もその渡辺に感謝しているかのような表情を浮かべて労わると、「急遽試合を受けてただいた渡辺選手、凄く気持ちが強かったです。倒せなかったけど、まだ弱くなっていないと思えたのでもう1度チャンピオンを目指します」とマイクで話した。


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