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【DEEP103】計量終了 大原樹里「EEPに喧嘩を売ったらどうなるか、しっかりと分からせたいと思います」

【写真】温厚な大原が、計量の時に感情的な発言をすることは非常に稀だ (C)MMAPLANET

明日23日(木・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 103 IMPACTの計量が、本日22日(水)に中野区の中野サンプラザで行われた。

暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖ 伊藤裕樹戦を筆頭に、暫定ライト級チャンピオン大原樹里がZSTライト級王者の小金翔とのノンタイトル戦、ZSTフェザー級チャンピオン関鉄矢&元NEXUSフライ級王者の駒杵崇大らのDEEP初陣等々、注目のカードが揃った今大会、計量では1人も体重オーバーは見られなかった。

以下、全選手の明日の試合に向けての抱負だ。


※赤色の選手をクリックすると、インタビューに飛びます。

伊藤裕樹
「今回、DEEPフライ級タイトルマッチ──2年前の続きということで、もう1回絞め落として僕がチャンピオンになります」

藤田大和
「明日は初めてのメインということで、しっかりと気合が入って頑張ってきました。明日、リベンジマッチですけど、いつも通りしっかりぶっ倒しに行きます」

小金翔
「今回、しっかりと練習できてきましたので明日はしっかりと勝ちたいと思います」

大原樹里
「えぇ、DEEPに喧嘩を売ったらどうなるか、しっかりと分からせたいと思います」

関鉄矢
「前回はRIZINで堀江選手にやられちゃったんで、今回は再起するっていうことも含めてチョット、バッチリ倒しにいくんですけど、まずは自分もやりたいスタイルがあるので、それをできればと思っています」

DJ.taiki
「9月25日、26日、ゆかりんLove Liveツアー2021。追加公演が行われるというのに負けて、どの面下げてライブに行くっていうんですか。明日はゆかりのためにも絶対勝つ!」

渋谷カズキ
「前回2月、藤田選手にぶちのめされて、それから7カ月間、色々試行錯誤して、明日は最高の相手の前でシン渋谷カズキを見せタイト思います」

越智晴雄
「今回1階級上げてフライ級ということで、ここから最スタートということでフライ級をかき回したいと思っています。明日は必ずKOで勝ちます」

SAINT
「この機会を与えてもらって感謝している。次の試合も楽しみたいと思う。皆、ありがとう」

誠悟
「えっと明日はどっちにしろ、やるかやられるかだと思うんで。面白い試合をしたいと思います。それで勝ちたいと思います」

橋本優大
「今回、相手はベテランで格上ということですが、いつも通り勝ちます」

CORO
「練習通り、いつも通りやれば相手にならないと思います」

杉山廣平
「前回3月、RIZINで今回フライ級タイトルに挑戦する伊藤裕樹選手に負けてから諦めず、日々考えてきました。今回復帰戦ということで、相手の駒杵選手、良い選手なので楽しみです。良い試合しましょう」

駒杵嵩大
「DEEP初参戦なんですけど、圧倒して勝つので応援宜しくお願いします」

関原翔
「明日は自分がやってきた日々の特訓を見せる場所だと思うので、しっかりと会場、爆発させて。フライ級に今回下げて、フライ級の連中の中で自分が一番強いということを、明日は証明できるよう頑張ります」

鮎田直人
「2年近くまともに勝っていないので、明日は何としても勝ちます」

日比野”エビ中”純也
「皆さんも知っての通り、エビ中、新曲が出たので。ぜひ良い曲ばっかなんで聞いてください。良い曲ばかりなんで、宜しくお願いします」

力也
「圧倒的に勝ちます。押忍」

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■ DEEP103計量結果

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和:56.7キロ
[挑戦者] 伊藤裕樹:56.4キロ

<ライト級/5分3R>
大原樹里:70.7キロ
小金翔:70.75キロ

<フライ級/5分3R>
越智晴雄:57.15キロ
渋谷カズキ:56.85キロ

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki:66.15キロ
関鉄矢:66.3キロ

<メガトン級/5分2R>
誠悟:124.05キロ
SAINT:108.9キロ

<バンタム級/5分2R>
CORO:61.55キロ
橋本優大:61.5キロ

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大:56.95キロ
杉山廣平:56.9キロ

<フライ級/5分2R>
鮎田直人:57.05キロ
関原翔:57.2キロ

<フライ級/5分2R>
力也:57.2キロ
日比野”エビ中”純也:57.0キロ

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【DEEP103】藤田大和に挑戦、伊藤裕樹─01─「良いヤツですよね。もう1回勉強してもらえれば良いかな」

【写真】言葉は丁寧、淡々と受け答えしつつ、言いたいことはズバッという伊藤。ここもファイトスタイルに似通っているか(C)MMAPLANET

23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、DEEP暫定フライ級チャンピン藤田大和に伊藤裕樹が挑戦する。

2年前、2019年9月8日に藤田をRNCで破っている伊藤だが、その後はプロ初黒星を喫すると1年間の引き籠り生活に。この間、藤田は敗北を糧に全局面で進化し、今年2月に同王座を獲得している。

伊藤は3月のRIZINを経て、6月にDEEPで安谷屋智弘を破り挑戦権を手にした。先の藤田戦、安谷屋戦もRNCを極め切り、Road FCからキャリア6勝のうち、5つの勝利は相手と仕留めている。

一発はある。と同時に、流れのなかで極め切る力を優勢、劣性のなかで持っている。この終わらせる感覚はどこから生まれているのか。伊藤に尋ねた。


──Zoomの画面でも左目の周囲が青くなっていることが確認できるのですが……。

「あっ、これは練習中にヒザ蹴りを貰ったもんですね。でも、全然大丈夫です」

──6月に安谷屋選手とのタフファイトをRNCで勝ち切り、タイトル挑戦の権利を手に入れました。

「あの試合はめっちゃしんどかったです。タイトルに関しては、あそこで勝てば佐伯代表から『勝てばタイトルマッチに、かなり近づくから』という風には言ってもらっていたので。そこを意識して戦っていました」

──佐伯さんはその時、神龍誠選手のDEEPカムバックはないと見ていたのかもしれないですね。

「いや、突然試合が発表されてビックリしました。『まだ、やっとんだぁ』って」

──正規王者に復帰については、また後程伺うとして。「しんどかった」と振り返った安谷屋戦、何が「しんどかった」のでしょうか。

「やっぱり組みの展開が多くて……試合前に組みの展開になると厳しくなるとは予想していました。捌きながらチャンスを伺っていたのですが、フィジカル的にもちょっとえらかったです。でも、チャンスに極め切れて良かったです」

──あそでRNCがハマらなかった時は、どうなるのか。それは少し思いました。伊藤選手は終わらせる力を持っている選手ですが、終わらせに行って凌がれるとどうなるのか。

「結構、腕がパンパンでしたしね。3Rまでもつれ込んでいたら……それでも動くことができる体力は残っていました。それに安谷屋選手もミドルとかで削れていることも分かっていたし、3Rになっても何とか勝てたかと。それがあったから、あそこもガムシャラに極めに行くことができたんだと思います」

──試合を終わらせにいくのは、凌がれると相手も気持ちが盛り返すことがありますし、何より自身の体力を消耗します。それでもあのように行けるのは、行けるという感覚があってのことなのでしょうか。

「う~ん、それよりも守りに入るより、常にKOか一本を狙っていきたいという気持ちだと思います。そこで取れなくて形勢逆転されても、一か八かのスリルがめっちゃ好きです」

──そこで行ける伊藤選手なので、愚問かもしれないですが、行ける・行けないの差はどこだと思いますか。

「どうなんですかね。やっぱり気持ち……性格じゃないですか。そこで行かんかったら、僕はあとで後悔すると思います。『あそこで行っておけば』と思うのは嫌いなんです。逝くことができるチャンス、相手に隙があるならガンガン狙って行っちゃいます」

──大したものです。なかなか思い切れないかと思います。

「取りあえず行ったら、なんとかなる。仮に倒すことができなくても、攻めているのはこっちだし次の展開を創れます。だから、思いっきりいきます」

──なるほど、次が頭にあっての思い切りの良さなのですね。

「負ける覚悟をもって、常に勝ちにいくことを意識しています。勝ちに行き、倒しに行くということを。二の矢、三の矢はあるので、またトライすれば良いことです」

──伊藤選手はずば抜けたフィジカルの持ち主でもないし、かといって超スタミナ派でもない。そこは自分でスタミナ配分を考えて戦っているのでしょうか。

「いや、結構すぐにスタミナは切れます(笑)」

──ですよね(笑)。でも、粘る。

「上手く誤魔化して、少し回復させて攻める……みたいな感じですかね。最後まで切らさないというのは、あります」

──少し、伊藤選手が理解できたような気がします。そしてチャンピオン、藤田大和選手です。このところの充実振りは目を見張るものがあると思うのですが、どのような印象を持っていますか。

「2年前に戦った時とは別人になった。そう言って良いぐらい化けています。前はボクシング主体で試合を創っていたのが、今はもう組みも蹴りも使えて『MMAとして格段にレベルが上がっとるな』と思います」

──MMAPLANETのインタビューで、それは伊藤選手に負けたからだと。「ありがとう」という言葉までありました。

「あぁ、読みました。良いヤツですよね(笑)」

──とはいえ、あの言葉は自信の表れかと思います。

「ハイ、まぁもう1回倒して、また勉強してもらえば良いかなって(笑)」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月23日(木・祝)
午後5時50分~PPV SPWN

■DEEP103対戦カード

<DEEP暫定フライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 藤田大和(日本)
[挑戦者] 伊藤裕樹(日本)

<ライト級/5分3R>
大原樹里(日本)
小金翔(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
関鉄矢(日本)

<フライ級/5分3R>
越智晴雄(日本)
渋谷カズキ(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
SAINT(米国)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
橋本優大(日本)

<フライ級/5分2R>
駒杵嵩大(日本)
杉山廣平(日本)

<フライ級/5分2R>
鮎田直人(日本)
関原翔(日本)

<フライ級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

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MMA RIZIN YouTube   チャンネル 山本聖悟 平良達郎 杉山廣平 橋本薫汰 神龍誠 越智晴雄 鶴屋怜

【トップ50】日本MMAフライ級ランキング「あのRIZINファイターは何位?」「スーパーノヴァ・平良達郎!」 / 日本の総合格闘家全てが対象の独自ランキング(フライ級-56.7kg)

日本MMAフライ級(-56.73kg)TOP50ランキング。

当チャンネル独自のランキングであるため、皆様それぞれが思い描くランキングとは異なると思います。

「〇〇はもっと上!」
「〇〇が●位はおかしい!」
「えっ!私の大好きな〇〇様が●位??」

など、様々なご感想が上がるかと思います。
 ↑↑↑
ぜひそのご感想をその理由も含めてコメント欄にご記入ください。
※注意点を必ずご確認ください。

0:00 オープニング
0:12 ランキング説明・注意点
0:58 50位-41位
3:08 40位-31位
5:44 30位-21位
9:16 20位-11位
13:06 10位- 1位
17:18 オマケ(ランキング補助解説)

■MMAフライ級 選手紹介動画
杉山廣平 https://youtu.be/tPBiblATJ-w
鶴屋怜 https://youtu.be/p1Kx9YVU6wQ
村元友太郎 https://youtu.be/pMwhe2bztLE
山本聖悟 https://youtu.be/kSjqS2Fw6DY

■日本MMA TOP50ランキング
バンタム級-61.2kg https://youtu.be/AYzs3cLw8Lc
フェザー級-65.8kg https://youtu.be/ht_RDBJz2lI
ライト級-70.3kg https://youtu.be/jBoef7F-wwQ

■フライ級選手YouTubeチャンネル
フクロモモンガ https://www.youtube.com/channel/UCTnWXCntku-VvJnOMHUy1_g
升水翔兵 https://www.youtube.com/channel/UCulql87OwdsY6dF7ZgYgadQ

伊藤盛一郎 https://www.youtube.com/channel/UCF5alO8uD_wLbn0bDo_o6aQ
宇田悠斗 https://www.youtube.com/channel/UC6pPVtJ0iWi4p8iZCSN_ZjQ
越智晴雄 https://www.youtube.com/channel/UCfZr84t8suP2-t4NY99JZbg
北方大地 https://www.youtube.com/channel/UCAD4Gdg9hnxTb4p34wt8-jQ
竿本樹生 https://www.youtube.com/channel/UC9pwzDWf6twRQAC63zjQhbQ
神龍誠 https://www.youtube.com/channel/UCmfh-87a6MXbwpht28pyroA
梅川毒一郎 https://www.youtube.com/channel/UCL8BKW4IQTmTvT1XhDLPp6A
浜本キャット雄大 https://www.youtube.com/channel/UCo4jLE28ZuXc2bNjpHFCkoQ
平良達郎 https://www.youtube.com/channel/UC44wUbxS1FI01O1Fq2OyIDg
鶴屋怜 https://www.youtube.com/channel/UCo_v9aTVy7LswRvDrpHkd-w
内藤頌貴 https://www.youtube.com/channel/UCvN7GCCkvMQueZyRxlI29HQ
村元友太郎 https://www.youtube.com/channel/UCX1ERzf3fOGQVX8tghUhVWw
山本聖悟 https://www.youtube.com/channel/UCDYo7KX4Q5bR6YiWD11QJSQ
有川直毅/荻窪祐輔/高橋拓也/橋本薫汰 https://www.youtube.com/channel/UCWEmbS_xejlVLbVrwUlHZQQ

■MMA『今さら聞けないシリーズ』動画リスト

■twitter https://twitter.com/MMA_JAPAN1

#RIZIN #総合格闘技 #MMA

◆情報参照サイト
wikipedia https://ja.wikipedia.org
SHERDOG https://www.sherdog.com
TAPOLOGY https://www.tapology.com

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【DEEP103】DEEP初陣で杉山廣平と対戦、駒杵嵩大─02─「全部Bランク。負けるわけにはいかない」

【写真】2019年11月にNexusフライ級王者になった時の駒杵。もっと試合が見たい選手だ(C)MMAPLANET

9月23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103で、杉山廣平と対戦する駒杵嵩大インタビュー後編。

ZSTで竿本樹生に敗れ、MMAファイターとして限界を感じた駒杵がたどり着いたのは、修斗世界バンタム級王者(当時)佐藤将光との練習だった。
ここでは、佐藤との練習で得たMMAファイターとしての自信、そして杉山戦とその先ある世界へ懸ける想いを聞いた。

<駒杵嵩大インタビューPart.01はコチラから>


――竿本選手に敗れて、自分に足りないものが分かったということでしょうか。

「打撃が全然ダメでしたね。ちゃんと習っているわけではないから、どうしても力が入ってしまったり……。しっかり指導者の方に教えてもらわないといけないと思って、その頃に佐藤さんと練習させていただくようになったんです」

――現在、駒杵選手が所属しているジムFight Base都立大代表の佐藤将光選手ですね。

「佐藤さんはもう、キレが全然違いました。全局面で戦えるトップファイターで。練習で自分が投げようとした時、バックに回られたりとかしました」

――五輪を目指す柔道家だった駒杵選手すら、そういうことがあったのですね。

「そうやって佐藤さんと練習しながら、ちゃんとMMAをやらないと今後は勝っていけないと思ったんです。最初は坂口道場一族で練習させていただいたんですが、佐藤さんがジムを出されるというので、『僕もついていきます!』とお願いしました」

――佐藤選手との練習や指導を通じて、現在は打撃のほうも自信がついてきたのでしょうか。

「はい。でも、試合では打撃戦をやってみたいと思っていたんですけど、佐藤さんからは『驕らず、しっかり勝つことに集中しろ』と言われました。グラップラーが打撃戦を挑んで、KO負けする試合も多いじゃないですか。今はしっかり打撃をやりながら、どんな形でテイクダウンの強さを生かして戦いたいと思っています」

――以降は戦いの場をNexusに移して、2019年にはNexusフライ級トーナメントで優勝し、ベルトを巻いています。

「あの頃は、とにかく竿本選手にリベンジしたいという気持ちが強くて。そこで、Nexusのトーナメントで優勝したら竿本選手と再戦……という話になったんです」

――駒杵選手がNexusのトーナメントに出場した時、「ZST推薦選手」となっていたのは、そのような経緯があったのですね。

「はい。同じトーナメントに出る選手の試合映像を見ても、自分は勝って当たり前だと思いました」

――Nexusのベルトを巻いたとき、応援してくれている人たちの反応はどうでしたか。

「喜んではくれましたけど、そこまで大きくは変わらなかったですね。僕の目標はもっと高いところにあるし、友人からもそんな高みを求められているように感じています」

――なるほど。Nexusのトーナメント優勝後、2020年3月にZSTで竿本選手との再戦が組まれたものの、コロナ禍で大会が中止になりました。その後、同年5月にGladiatorスーパーフライ級王者の宮城友一選手と対戦して、腕十字で一本勝ちしています。

「あの試合も気持ちは同じでした。ここで負けているわけにはいかない。練習でも、自分がどんどんレベルアップしているのは感じているので」

――そして今回、DEEP初参戦で杉山廣平選手と対戦することになりました。

「DEEPからオファーを頂いたことは、すごく嬉しいし、ありがたいですね。このご時世で、大会数も少なくなっているし、そこで僕を選んでいただいたのは光栄です」

――対戦相手の杉山廣平選手は、駒杵選手が目指す舞台の一つRIZINにも出場経験があります。

「そうですね。でも杉山選手はRIZINに出て負けているので(今年3月に伊藤裕樹と対戦し、1R TKO負け)、その杉山選手に自分が負けるわけにはいかないです」

――そのような想いでいる対戦相手、杉山選手の印象を教えてください。

「MMAとして全部できる選手だとは思うんですけど、抜けている部分がない。バランスは良いけど、全てが平均的。Aランクがなくて全部Bランク、という感じです。ここで勝って、DEEPのベルトにも絡んでいきたいですね」

――ちなみに、杉山選手は両肩にあるタトゥーも印象的ですが……。

「あぁ、そうですね。僕は柔道をやっていたし、タトゥーは入れていないですけど、地元の友達は同じような感じです。母親にMMAをやると伝えた時、『タトゥーは入れないでね』と言われました(苦笑)」

――最近はタトゥーが目立つMMAファイターも多いですからね。

「はい……。正直言うと、僕も地元にいた頃は、親に迷惑をかけるようなこともありました」

――……。

「地元の友達と一緒に騒ぎを起こしたりとか(苦笑)。でも両親はずっと僕を応援してくれて、柔道を辞めてMMAをやることになっても反対せず、今でも応援し続けてくれています。それは地元の友達も同じで、みんな僕のことをサポートしてくれている。そういう人たちのために、負けるわけにはいきません」

――今、駒杵選手がMMAで目指しているものは何ですか。

「僕は柔道でオリンピックを目指していました。今そのレベルで活躍している同級生に負けないよう、MMAでいえばUFCやRIZINとか、さらに高いレベルを目指していきます」

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【DEEP103】注目のDEEP初出場、駒杵嵩大─01─「KIDさんのファンで、柔道時代から『いつかやりたい』と」

【写真】柔道時代の写真はなかったが、サンボで戦った時の駒杵(C)MMAPLANET

9月23日(木・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP103に、元Fighting Nexusフライ級王者の駒杵嵩大が出場し、杉山廣平と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

近年、オリンピックを目指しながらも出場が叶わず、MMAに転向する柔道家やレスリング選手は多い。今回がDEEP初出場となる駒杵も、そんなファイターの一人だ。

幼少期から柔道を始め、強化選手にまでなったものの、リオ五輪出場の夢は叶わず、かねてからファンであったMMAを始めることに。柔道時代の貯金からアマチュアの試合では勝ち進んでいたものの、一つの敗北で彼は気持ちを改め、MMAと向き合うため、修斗世界王者の佐藤将光に教えを請うようになった。

インタビュー前編では、そんな駒杵の柔道時代と、佐藤将光との出会いまでを語ってもらった。


──DEEP初参戦で、杉山廣平選手との対戦が決定している駒杵嵩大選手です。まずは柔道を始めた経緯を教えてください。

「柔道は20年ぐらいやっていました。元気が良かった僕を、親が柔道教室に入れたんです。もともと家で──戦いごっこをするとか、戦うことが大好きだったので」

──幼少期に柔道以外のスポーツはやっていなかったのですか。

「柔道以外にも野球やサッカー、陸上とか、いろんなスポーツをやっていたんですけど、一番ハマったのが柔道でした」

──数あるスポーツの中で、なぜ柔道に一番ハマったのでしょう?

「結果が出たからだと思います。柔道は小学1年生の時に、市の大会で優勝したんですよ。大きな大会ではないけど、子供にとっては勝ったり優勝したりというのは、嬉しいじゃないですか」

──それはもう、その通りですね。

「そこから柔道にハマって、『ずっと柔道をやっていこう』と思ったのは、シドニー五輪で井上先生の試合を見た時です」

──東京五輪まで全日本男子の監督を務めていた井上康生さんが、100kg級で金メダルを獲得した時ですか。

「はい。井上先生に憧れて、自分も柔道でオリンピックに出たいと思うようになりました。高校の時は国体とインターハイに出ていて、大学に進んでから全日本の強化選手にも選んでいただいて……」

──憧れの井上監督が指導していた東海大学柔道部に進んでいますが、大学時代の同期には、どのような選手がいたのでしょうか。

「リオ五輪で銅メダルを獲った羽賀龍之介や、東京五輪には出られなかったけど2017年に世界選手権で優勝している橋本荘市ですね」

──そのようななかで、駒杵選手もリオ五輪を目指していたのですよね。

「そうです。でも学生の時に強化選手から外れて、結果も出すことができなくなりました。もう東京五輪を目指すには、年齢的に難しいかなと思って、柔道は引退したんです。柔道って年齢のピークが早いんですよね」

──以前、DEEP女子ミクロ級&DEEP JEWELSアトム級王者の大島沙織里選手も、「柔道は他の格闘競技と比べてピークが早いから」と、柔道から離れた理由を語っていました。

「あっ、大島ですよね。知っています。あと本野美樹も、同じ東海大学の柔道部だったので。MMAでは渡辺華奈さんも東海大学で知っていました」

──そういえば、東海大学柔道部出身のMMAファイターは、女子は多いです。

「そうなんですよ。何かつながりがあるわけでもないと思うんですけど……男子は先輩でMMAをやっている人がいなくて」

──駒杵選手は大学時代、サンボ世界選手権にも出場していますね。

「千葉で開催された大会ですよね(2014年11月21日〜23日、千葉県成田市で開催)。声をかけていただいて出場しました。結果は5位で……ロシアの選手は強かったです(※1回戦でタジキスタンの選手に敗れるも、敗者復活戦で不戦勝後にアゼルバイジャンの選手に勝利し、3決へ。ここでカザフスタンの選手に敗れた)」

──その時点でMMAを意識していたのでしょうか。

「いえ、その時はまだ本格的にMMAをやろうとは考えていなかったです」

──本格的には考えていなかった……とは?

「もともとMMAは好きだったんです。昔から山本KID徳郁さんのファンで。KIDさんって、強くてカッコ良いじゃないですか。それで柔道時代からMMAを見ていて、『いつかやりたいなぁ』とは思っていました」

──なるほど。

「昔から、強くてカッコいい男に憧れていました。友達からも『柔道でオリンピックを目指してるんでしょ?』と応援してもらって……結果はオリンピックに出られませんでした。そうやって応援してくれている友達のために、もう一度頑張りたいと思って、MMAをやろうと決めたんです」

──結果、柔道引退後にMMAを始めることになりますが、当初の所属は「クレイジーアーマメント」でした。

「クレイジーアーマメントは、アウトサイダーに出ていた黒石(高大)さんのジムです。当時住んでいたところから近くて入りました。それが4年ぐらい前ですね」

──クレイジーアーマメントはでは、どのような練習を行っていたのでしょうか。

「ジムというよりは、自分が見よう見まねでやっていて、少しスパーリングをしてから試合に出るような感じでした。それでもアマチュアで勝ててしまっていたんです」

──ZSTのSWATでは初戦で敗れたものの、そこから4連勝しています。

「柔道から離れたあと、一般企業に就職していたんです。当時は仕事が暇な時に走って、筋トレして試合に出て。それでも柔道時代の貯金があって、組んで投げて勝てていた感じです。でも、そんなことじゃダメですよね。竿本選手に負けた(2018年8月に後のZSTフライ級王者、笹本樹生に判定負け)のが悔しくて、ちゃんとやらないとダメだと思いました」

<この項、続く>

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【DEEP104】10月23日、北岡悟が現役続行の意義が問われる鈴木琢仁戦!! 平田直樹✖山本歩夢の潰し合いも

【写真】北岡が再びケージに足を踏み入れる(C)MMAPLANET

10 日(火)、DEEPが10月23日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催するDEEP 104IMPACTの対戦カードを発表している。

9月23日のDEEP103でDEEP暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖伊藤裕樹、大原樹里✖小金翔のライト級戦。関鉄矢✖DJ.taiki、駒杵嵩大✖杉山廣平というZSTとNEXUSでベルトを巻いたファイターの初出場に加え、元ストロー級王者の越智晴雄がフライ級に階級アップし渋谷カズキと対戦するというカードを揃えているDEEPだが、10月大会もお腹いっぱいのマッチアップ第一弾発表となった。


真っ先に目を引くのは2月のDEEP100で大原樹里に敗れ、現役続行か如何な、その岐路が注目されていた北岡悟が、3月大会で秘技MMA版ヴィンガチーバを披露した鈴木琢仁と対戦する1戦だ。

自主興行での小金翔戦のドローを挟み、4連敗──過去10戦の戦績は2勝7敗1分の北岡が、再びケージに足に踏み入れることとなった。その敗北の多くが国内外の強豪が相手だったが、今回の対戦相手の鈴木は非常に特徴のあるファイターである一方で、戦績は9勝6敗のトップに届いていない選手だ。

試合結果は当然として、内容によっても──北岡悟というJ-MMAを代表し、一時代を築いたファイターが現役生活を続ける意義が問われることになる対戦といえよう。

これからのJ-MMAを睨むうえではフィーチャリングされるのが、平田直樹✖山本歩夢のフェザー級戦といえよう。

デビューからの1年で樹の兄でなく、平田直樹としての存在感を示す新鋭はデビュー4戦目で神田コウヤに惜敗、初黒星を喫して以来4カ月振りの再起戦となる。

対する山本は昨年12月のデビューから、経験値で上回る相手に3連続フィニッシュ勝利を挙げている逸材だ。

『格闘DREAMERS』では二次でケガもあっても脱落も、MMAだけが人生とないビジョンが同オーディションの方向性と合わなかったという側面も見られた。

パラエストラ千葉ネットワーク所属も自らのマイクで『あまりパラエストラで練習していないですけど』と言い切ってしまう個性的かつ尖がっている山本と平田は、この時点で潰し合わせるのが勿体ないという取り方もできる注目カードだ。

さらに6月のDEEP101のメインで対戦も、急所蹴りでテクニカル判定という消化不良の一戦となったDEEPウェルター級チャンピオン住村竜市朗が、米田奈央とのダイレクトリマッチに加え、鶴屋怜がプロ4戦目で久保健太と対戦するという2試合も決まっている。

住村としては、再び大舞台=RIZINの年末大会に向け好材料しか残したくない一戦となる。鶴屋と戦う久保は、36歳でMMAデビューを韓国で果たしたオールド・ルーキー、国内では4連勝中だ。名古屋と大阪のDEEPとパンクラスで戦ってきた久保にとって、戦績と力を測られ鶴屋怜のためにピックされたカードということは本人も陣営も百も承知だろう。

鶴屋怜をアーロン・ピコに見立て、意地の一発を狙ってくる久保サイドからみても、興味深いマッチアップといえる。さらに7月に大原樹里とライト級暫定王座決定戦でローブローによるテクニカル判定で敗れた大木良太が、石塚雄馬との対戦も決まっている。

RIZINへの道が明確に存在し、海外への挑戦も認めるDEEP佐伯代表の方針もあり、他団体からの流入やDEEP育ちの新鋭と人材が集まっている現状に裏付けされた、勢いのあるカードが揃っている9月と10月のDEEPだ。

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【DEEP103】DJ.taiki✖関鉄矢。前NEXUSフライ級チャンプ駒杵嵩大が初参戦、越智晴雄も階級アップ

【写真】駒杵がDEEPに初参戦、要注目だ(C)MMAPLANET

3 日(火)、DEEPが9月23日(木・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催するDEEP 103 IMPACTの追加カードを発表している。

既にDEEP暫定フライ級選手権試合=藤田大和✖伊藤裕樹、大原樹里✖小金翔のライト級戦、さらにはメガトン級の誠悟✖SEINTという注目カードが決定したが、今回明らかになったのはタイトルマッチが行われるフライ級の4試合を含め、6つの顔合わせだ。


まずZSTから関鉄矢が初出場を果たし、DJ.taikiと相対することが決まった。SWATからZSTで育ち、国内ではVJT、海外では中国のWLFや豪州のAustralian FCを経した関は、2017年にZSTフェザー級王者に就いている。2016年11月から8連勝で昨年RIZINのリングに上がり、DEEPフェザー級の新鋭=神田コウヤに右ストレートでKO勝ちを収めた。

その後、堀江圭功に敗れて今回DEEPで再起戦に臨む。対するDJは今年の2月に、その神田に判定負けを喫しており、三段論法を利してフェザー級トップ戦線に返り咲きたいところ。前回の神田戦ばかりか、このところ良くも悪くも灰汁の強かったDJが薄味となっており、その健在ぶりを見せてほしいマッチアップだ。

またフライ級では元ストロー級王者の越智晴雄が階級を上げて、2月に暫定王座を藤田と争った渋谷カズキと対戦する。ストロー級では頂点の川原波輝がONEに転じたため、DEEPタイトル戦線では珍しく循環がなくなっており、越智はここからのキャリアの進め方も考えて、階級を上げたと思われる。

同じくフライ級では2回戦ながら駒杵嵩大がDEEP初参戦を果たし杉山廣平と戦う。東海大柔道部出身の駒杵もまたZSTでキャリアの序盤を積み、NEXUSで初代フライ級王者に輝くと、昨年8月にZSTのリングでGladiatorライトフライ級チャンピオンの宮城友一から腕十字で一本勝ち──RZIIN参戦をアピールしていた。

その宮城戦以来13カ月振りの実戦となる駒杵、対戦相手の杉山もまたパンクラス・フライ級戦線で戦ったきたファイターで、DEEPで戦うのはデビュー直後に名古屋大会に出場していた2016年以来5年半ぶりとなる。杉山は今年の3月にRIZIN名古屋大会で、今大会で藤田に挑戦する伊藤裕樹に敗れている。駒杵にとって今回の杉山戦がどういう意味を持つのか、誰もが理解できるだろう。

この他、同じく2回戦で鮎田直人✖関原翔、力也✖日比野”エビ中”純也が組まれたフライ級戦線。越智の階級アップと、駒杵の初参戦──日本の最高位のリングの今後が見えてくる充実振りといえよう。

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【Pancrase320】魂のつまった攻防、上田将竜が杉山廣平に競り勝ち「福岡に帰るけん、待っちょってね」

【写真】しんどい根性ファイトを上田も杉山も全うした好勝負だった (C)MMAPLANET

13日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されたPancrase320。

ここではフライ級の上田将竜✖杉山廣平戦、目まぐるしい攻防の入れ替わりが見られた一戦の模様をお伝えしたい。

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29
杉山廣平(日本)

ジャブをダブルで見せミドル、続いて前蹴りを蹴った上田が杉山の前進+ワンツーにダブルレッグを合わせる。尻もちをつかされた杉山はケージを使って立ち上がるも、上田がボディロックで後方に再びテイクダウンを決める。

上田が足を越えてきたタイミングで立ち上がった杉山が一度は押し込むが、体を入れ替えた上田が内股で投げる。

さらにスクランブルでパワーギロチンから抑えた上田に対し、杉山が起き上がってボディロック・テイクダウンを狙う。

上田は耐えて押し込み返し、もう一度ボディロックから尻もちをつかせる。

杉山は立ち上がり、押し込んで肩パンチ。右腕を差した状態で、杉山がアンクルピックでテイクダウンを決めサイドからマウント&肩固め、体をスライドさせたところでタイムに。杉山の終盤の反撃も、上田が10-9を3票手にした。

2R、左ミドルから飛び込んだ杉山のテイクダウン狙いを、キムラで切り返してトップを取った上田。杉山も立ち上がり、押し込まれた状態から体を入れ替えて、ここもアンクルピックで倒しにかかる。

立ってヒザを蹴りあった両者、杉山のボディロック・テイクダウンと上田の小手投げは同体に。すぐに立ち上がりケージに上田を押し込んだ杉山は、立ち上がった上田の前転するような内股でトップを許す。

上田は起き上がってもケージに押し込まれ、残り1分に。上田はボディロックから後方にテイクダウン、背中に乗るが前方に落とされそうになり糸通しを狙う。

ここからクローズドに取った上田にパンチを落とし、後方回転からの亀にもパンチを入れた杉山。この攻勢にもジャッジの評価では1票の獲得に留まった。

最終回、右ハイから組んだ上田がケージに杉山を押し込む。体を入れ替えた杉山のテイクダウン狙いをキムラで耐える上田が後方への投げからトップを取る。

スクランブルでダースもボディロックで倒され、頭を抜いた杉山が後方回転にバックをとり、仰向けの上田からトップを取り切りマウントを奪う。

パンチを落とし、背中を見せた上田が胸を合わせに行くと、スクランブルとなり杉山はケージに押し込みアンクルピックをまた仕掛ける。ヒジを落とし立ち上がった上田は離れてダブルレッグ。ケージまで移動し、ヒザをついた杉山を金網におしつける。

残り1分、前方に崩された杉山がダブルレッグでリバーサル、ハーフバタフライを潰すが、上田は足関節へ。

潰した杉山がパウンドを落としていくとタイムアップに。最後まで気持ちが折れず、しんどい試合をやり切った両者──結果はスプリットで上田に凱歌が挙がった。

勝利者インタビューに涙で応えられなかった上田は「2連敗して、コロナで世の中が厳しい状態で引退も頭に過ったのですが、応援してくれる仲間や家族がいて、また頑張ろうと思えて。オファーを貰えて、戦えて。色々な重圧があったのですが、今日勝てて良かったです。ありがとうございます。もう33になるのでチャンピオンになりたいとか、海外に行きたいとか正直言えないっていうのが事実なんですが、33歳になっても強いヤツと戦いたいという想いは消えないので、またこのリングで強い相手と戦っていきたいです」と話す。

そして──カメラに向かって「去年勝てなかったですけど──ここじゃあ。父ちゃん勝ったけん。今日、福岡に帰るけん、待っちょってね」と家族にメッセージを送った。


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【Pancrase320】対戦カード メインカードは一貫して、サバイバルファイトが並んだ2020年最終大会

【写真】村山にとってもウェルター級トップファイターの一角に居続けるためにも、落とせない一戦(C)KEISUKE TAKAZAWA

2020年12月13日(日)
Pancrase320
東京都台東区
新木場スタジオコースト

■視聴方法(予定)
12月13日
午後2時00分~ TIGET LIVE

■ 対戦カード

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
春川広明(日本)
木村裕斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
中田大貴(日本)
上田厚志(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
立成洋太(日本)
DARANI DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
高杉遼介(日本)
Jouou Date(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
三宅輝砂(日本)
矢澤諒(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
山本敦章(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
川北晏生(日本)
高橋拓也(日本)

<ネオブラッドTフェザー級(※70.3キロ)決勝/5分3R>
井上雄斗(日本)
岩本達彦(日本)

<ネオブラッドTバンタム級(※65.8キロ)決勝/5分3R>
井村塁(日本)
修我(日本)

<ネオブラッドTフライ級(※61.2キロ)決勝/5分3R>
山中憲次(日本)
聡-S DATE(日本)

<ネオブラッドTストロー級(※56.7キロ)決勝/5分3R>
山北渓人(日本)
谷村泰嘉(日本)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
村山暁洋(日本)
菊入正行(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
冨樫健一郎(日本)
金田一孝介(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
上田将竜(日本)
杉山廣平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
八田亮(日本)
尾崎龍紀(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
Ryo(日本)
林優作(日本)

<女子バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
東陽子(日本)
直DATE(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
花レメ紋次郎TK(日本)
土肥潤(日本)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
荒井勇二(日本)
内藤由良(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
荻窪祐輔(日本)
中村龍之(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
リトル(日本)
佑勢乃花(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
丸山数馬(日本)
白川洸太(日本)

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J-CAGE Pancrase316 Report ブログ 杉山廣平

【Pancrase316】安定度抜群、バック奪取とRNC──杉山が有川からタップを奪う

【写真】安定したバック奪取を見せた杉山が、RNCを極めた(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
杉山廣平(日本)
Def.2R4分6秒by RNC
有川直毅(日本)

有川がロー、杉山が高い蹴りを見せる。右を振るって前にでた有川に対し、杉山がミドルを入れる。続く左ミドルでスリップした杉山は上を取りに来た有川にオモプラッタを狙う。胸を反って耐えた有川に対し、杉山はスクランブルから立ち上がりテイクダウン──上を逆に取る。ここからバックに回った杉山は、胸を合わすのを許さず右腕を絡ませていく。

殴りつつ、腰をずらすのを許さない杉山は残り1分を切りRNCクラッチへ。手首をとり防いだ有川が胸を合わせてトップに。杉山のシングルを切ろうとし、最後に尻もちをついた有川──ジャッジは3者とも杉山を支持した。

2R、ワンツーからローを蹴る有川に対し、杉山は左を合わせようとする。シングルで尻もちをつかせた有川に対し、杉山はバタフライガードからシングルでリバーサルを狙う。有川は右のパウンド、鉄槌を落とし殴りながらパスを狙う。スクランブルでシングルから立ち上がった杉山は、有川の崩しのタイミングでワキをすくってバックを取る。

杉山はワンフックで寝技に持ち込み、バックから上をとりつつ肩固めへ。有川が防ぐが、サイドで殴り、バックに回った杉山は両足をフックしRNCをセットアップ。ついに有川がタップした。