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【GLADIATOR023】ユン・ダウォンと再起戦、河名マスト「レスリングに何を足していくのか」

【写真】敗北を糧に、3カ月だが目指す場所が目指す場所なので──しっかりとした進化を見せて欲しい(C)TAKUMI NAKAMURA

30日(土)大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023にて、河名マストがユン・ダウォンと対戦する。
Text by Takumi Nakamura

6月のグラジエイター初参戦=フェザー級王座決定T準決勝でパン・ジェヒョクに判定負けを喫した河名。ジェヒョクをテイクダウンできない試合展開だったが、打撃でジェヒョクと向き合ったことは大きな経験になった。このジェヒョク戦をきっかけに河名は自分のレスリング力をMMAでどう活かすかを深く考え、取り組んできたという。グラジエイターでの王座獲りへ再出発する河名に話を訊いた。


──試合が目前に迫ってきました。今のコンディションや仕上がりはいかがでしょうか(※取材は25日に行われた)。

「あとは体重調整と疲労を抜いてって感じですね」

──前回GLADIATOR022でのパン・ジェヒョク戦はスプリット判定での敗戦でした。あの試合を振り返っていただけますか。

「自分自身がやりたかったこと、レスリングでテイクダウンして押さえ込んでコントロールすること、それができなかったですね。ジェヒョク選手にそこをしっかり対策されていました。そうした反省点もありつつ、自分のやりたいことができなくて打撃をやらなくちゃいけないという意味で、最後ビビらず打撃の攻防ができたことは自分の中の収穫だと思っています」

──ジェヒョク選手は片足立ちの状態でテイクダウンされない技術、バランスが非常に目立ちました。例えばレスリングでもああいったタイプの選手はいるのですか。

「テイクダウンされない粘り強さにも種類があって、背中が凄く柔らかくて、フォールできそうでできない選手もいれば、ジェヒョク選手のように倒れないためのバランス感覚がいい選手もいます。彼は体は凄く柔らかいわけじゃないと思うんですけど、見た目とは違う重さを感じました。実際に触ってみて」

──そのテイクダウン耐性は意外でしたか。

「自分の中でももうちょっと簡単にテイクダウンできると思ったんですけど、いざ試合でテイクダウンを仕掛けた時の攻防で、そこは相手にアドバンテージがあったのかなと思います」

──そうした展開の中で打撃の攻防があり、そうなる準備もしていたのでしょうか。

「そうですね。一応対応できる…ぐらいには準備していました。それで言うと打撃の距離が遠かったから、テイクダウンを切られたという反省点もあったんですよね」

──打撃の攻防をやったからこそ、そこが分かったということですか。

「もう半歩、もう一歩詰めて、怖がらずに近い距離で打撃の攻防ができていればレスリングにもつながるし、レスリングが打撃にもつながると感じました」

──打撃の距離設定で打撃・レスリングどちらにも活かせる部分があるわけですね。

「はい。だからジェヒョク戦以降はその距離感、もう一歩近い距離で打撃のやり取りをする。自分が打撃で押されて距離を外した時にどう詰めるのか。そういうところを考えながら練習しています」

──その練習の中で新たに気づけたことはありますか。

「結局、プレッシャーをかけ続けなければ僕のレスリング力は相手にとって怖いものじゃないんだなと思いました。離れた距離で、相手がテイクダウンを見切れる距離にいるんだったら、僕のレスリング力は武器にならない。自分も怖いですが、そこで一歩踏み込んで、相手に対して何かあるというプレッシャーをかけ続けることが大事だと思うようになりました」

──ザ・ワンTVの密着映像を見させてもらって、MMAを始める際にレスリングは捨てなきゃいけないと思っていたと発言されていましたよね。ここまでの話と合わせて、河名選手は自分のレスリング力をどう活かすかを悩んでいたのかなと思いました。

「レスリングはマットの真ん中でどちらがバランスを崩して倒せるかという競技で、MMAの場合は倒されそうになったらケージまで移動すればいいし、倒されても攻防は続くじゃないですか。テイクダウン一つとっても、ケージを背負っている相手にテイクダウンに入る時は、MMAとレスリングで重心の置き方が違う。そういうところでレスリングでやってきたことがMMAに繋がっていないんじゃないかという怖さがありました。でもそれはMMAの練習を続けていくうちにケージレスリングのテクニックのコツを掴んできて、重心の置き方やプレッシャーのかけ方など、ここはレスリングと一緒だな、違うなと噛み砕くことができるようになってきました」

――改めてですが、河名選手の話を聞いていて、レスリングは倒し合いが前提の競技なので、テイクダウンするための間合いや距離という攻防は少ないわけですね。

「レスリングは相手の手首を触ることができる距離からスタートするものなので、そこは大きな違いですよね。用意ドン!のスタート位置が全く違うので、1Rが始まってどう距離を潰すのか、間合いを取るのか。本当にレスリングとは違うなと思いますね」

──経験を積むという部分でも河名選手はデビュー当初から積極的に試合をこなしていますが、それはジムの意向だったのですか。 

「もともと打撃がない世界で生きてきて、試合でしかない発想や感覚もたくさんあるので、八隅さんと話し合って、たくさん試合をしようという方向になりました」

──今大会では韓国のユン・ダウォン選手と対戦します。ダウォン選手にはどんな印象を持っていますか。

「相手は戦績を見ると5勝すべてが一本勝ちで、そこまでレスリングには重点を置かず、テイクダウンされても、下になってバックを取り返したり。下からの寝技に自信があるからこそレスリングで勝負しなくてもいいと思って戦っている選手かなと思います」

──前回戦ったジェヒョク選手とは真逆のスタイルだと思いますが、どのような試合展開をイメージされていますか。

「前回は倒す倒さないの攻防が一番の肝だったんですけど、今回は倒し際ですね。倒す時にどういうポジションを取るのかが勝負になると思います。組みで相手をコントロールする中でパウンドをコツコツ当てたり、それを嫌がって相手が動いてきた時に、どうフィニッシュするかをイメージしながらトレーニングしています。いいポジションを取らせなければ一方的な勝負もできると思うし、逆にそこを一瞬でも譲ってしまったら、ピンチが訪れる。お互い相手をコントロールする前の際の部分が今回の勝負所だと思います」

──ダウォン選手はレコード的にイーブンの選手なので、河名選手としてはしっかり勝って次につながる勝利が必要な相手だと思います。

「同じ日にフェザー級のタイトルマッチがあると思うんで、ここでしっかり勝ってベルトに挑戦できればと思います。そこからUFCや海外を目指して頑張っていきたいです」

──河名選手は中村倫也選手のセコンドでUFCにも帯同していますが、やはりあの舞台で戦いたいという想いがありますか。

「前回も倫也のセコンドでシンガポールに行って、会場や試合前までの空気感を体感して、やっぱりここでやりたいなと思いました」

──中村選手や太田忍選手など、河名選手と同世代のレスリング出身選手がMMAで活躍していることをどう感じていますか。

「嬉しいですね。レスリング選手がこれだけ通用していて、自分のことを信じて続けていれば間違いないなと思いました。米国ではレスリングがMMAの必修科目になっていますが、日本のMMAでは今やっとそこまで来たというか。レスリングの重要性と有用性がやっと認知されてきたと思います。

やっぱり組み技、特にレスリングは本当に長い時間をかけないとできないと思うんですよ。先日のRIZINの金原(正徳)さんの試合じゃないですけど、僕は1日や2日でできるようにならないことをずっと積み上げてきた過去があるし、それは間違いなくMMAをやる上でアドバンテージになると思うんですよ。そこに何を足していくのか。それがこれから自分がやっていくべきことだと思います」

──それでは最後に今回の試合を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをいただけますか。

「今回は確実にフィニッシュして勝ちます!」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【Gladiator023】三度バルカ……蒙古襲来。竹本啓哉の挑戦を受けるテムーレン「全てにおいてカンダの下」

【写真】3月、6月に続き、早くも3度目の来日となるテムーレン。モンゴルのイケイケ・キャラだ(C)MMAPLANET

30日(土)、大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023。そのメインイベントで、テムーレン・アルギルマーが自らの持つGladiatorバンタム級王座の初防戦を戦う。

3月の初来日ではスラムから神田T800周一をパウンドアウト。6月にその神田の持つ同王座に挑戦し、激しいスクランブル戦を制してテムーレンはベルトを巻いた。さらにGP後半戦の消滅を受けて、竹本啓哉の挑戦を受ける(本来は12月大会で対戦予定だった)こととなったテムーレンをインタビューすると──いつも通り、いやいつも以上に強気のテムーレンがいた。


──30日に初防衛戦が控えています。今の気持ちを教えてください(※取材は3日に行われた)。

「初防衛戦を迎えて、とてもエキサイトしているよ。防衛戦というのは、自分が本当のチャンピオンなのかを証明する機会なので。そういった意味でも、とても楽しみだよ」

──3月にグラジエイターで初めて戦い、6月にベルトを奪取。かなりタフな試合になりましたが、ベルトを巻いた試合についてはどのような感想を持っていますか。

「カンダが相当に自分のことを研究していて、3月の試合よりも遥かに厳しい戦いになった。ただし、自分も3月にカンダと肌を合わせて彼のことを理解できていた部分もあり、成長もしていた。最終的には戦略的な部分で、勝つことができたと思っている」

──あの試合で学べたことはありましたか。

「あの試合以降は、特に組み技を強化しようと練習してきたので、耳のカリフラワーが大きくなっているよ(笑)」

──テイクダウンは圧倒的に強さを見せていましたが、組みでもどのような面を強化してきたのですか。

「立ちレスだけでも、寝技だけでもなくバランスよく練習している」

──神田選手はテムーレンが最初から飛ばすので、スタミナ勝負という考えがあったようです。

「スタミナには自信があるよ。ただ試合展開によって、思った以上に早く疲れることもある。そういうところを見て、カンダは作戦を立ててきたんだろう。ただカンダが見落としているのは、モンゴルで試合をするのと日本で試合するのは全く違うということ。

ウランバートルは標高が1300メートルあって、酸素が少ないんだ。だから凄く疲れやすい。日本は全くそんなことがなくて、減量のために走っても全く疲れない。実際に試合になっても、すぐにモンゴルとは全然違うっていうことは体で感じていたよ。つまりは5分3R、ガンガン行けるということだよ。

何よりスタミナ配分を考えるよりも、僕自身はラウンド毎に自分が持っているモノを全て出したいと思っている。そういうスタイルだから、カンダは僕がスタミナはないと勘違いしたんじゃないかな」

──ところで所属するマザーライMMAの皆がトレーニングしていた112ファイトアカデミーが売却されたと聞いています。ケージもある素晴らしいジムだったのですが、今の練習環境は問題ないですか。

「112が閉鎖されたので当然、練習場所は代わったよ。僕らは元々シレンベーリというボクシングのクラブで練習していて、キックとMMAの指導も始まったことでジムが手狭になったから、別の場所で練習することにしたんだ。それがマザーライで、シレンベーリのMMAチームは別の場所で、支部のように活動していたんだよ。MMAに特化した練習場所だったけど、その場所が使えなくなり112を借りるようになった。でも112も閉められたから、またシレンベーリでトレーニングしているよ。

シレンベーリにもケージはあるので、金網を使った練習はできている。それとシレンベーリとは別に、レスリングマットが敷かれた場所でグラップリングのトレーニングもやっている。今はその2カ所で練習していて、練習仲間は変わりない。選手レベルの皆とトレーニングができているよ」

──では挑戦者、竹本選手の印象を教えてください。

「カンダより、下だ。立ち技、レスリング、寝技、全てにおいてカンダより下だ」

──竹本選手は、その神田選手とは1勝1敗ですが。

「それは知っているよ。タケモトとカンダの試合映像は、判定までいった試合を見た。確かにタケモトは得意な形になった時は強さを発揮するけど、僕との試合ではそうはならない。この試合に関しては、100パーセント勝つ自信がある。タケモトにはしっかりと練習して、試合当日を迎えて欲しい。僕はハードな練習をしているから、さらに強くなっているしコンディションも上々だ。どれだけ強くなっているのか、9月30日にしっかりと見せたいと思っている」

──テムーレンの活躍も含め、グラジエイターでは韓国、モンゴル、フィリピン勢と国際化が進み、そういう国際戦で勝ちたいと新たにグラジ参戦を決める日本人選手がチラホラと出てきそうだという話を聞きます。

「自分としては『戦いたい』と思える強い選手が来てくれるなら、絶対に戦うよ」

──では最後に今回の試合を楽しみにしているファンに一言お願いします。

「自分のことを応援してくれている日本の人々に感謝している。次の試合も期待を裏切らないよう戦い、僕のファンがもっともっと増えるような試合をしたいと思っている」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator023対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【Gladiator023】グラジ初出場、八木敬志と対戦──エフェヴィガ雄志「肌を合わせて違いが分かった」

【写真】キルクリフFCとCombate Globalの経験が如何にエフェを進化させたか(C)TAKUMI NAKAMURA

30日(土)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR023にエフェヴィガ雄志が出場し、八木敬志と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

アジアのフィーダーショーを目指し、韓国、モンゴル、フィリピン人ファイターの招聘を続けることで、Gladiatorのケージの中が変わりつつある。顕著なのはプレリミ出場選手の顔触れ、そして実力のアップだ。そのなかで米国でCombate Globalで勝利したエフェの出場はトピックス。対戦相手の八木は格闘DREAMERS出身。マッチョファイターを相手に海外武者修行の成果を見せることはできるのか。キルクリフFCとCombate Globalの経験をエフェに尋ねた。


──Gladiator023で八木敬志選手と対戦するエフェヴィガ雄志選手です。まずキルクリフFCでのトレーニング、5月Combate Globalでのジェラルベルト・カスティーリョ戦も含めた米国での日々を振り返っていただきたいと思います。

「米国に行ったのが2月の終わり頃で、それから約3カ月練習させていただいたんですけど、最初の1カ月は初めて米国で生活することもあって、色々と苦しい時間でしたね。ジムは外国人選手ばかりだし、自分が全くジムに慣れていない中で、強度が高い練習やスパーリングもガチガチにやっていたんで、その圧力に押されてしまいました」

──単身一人で米国に渡ったのですか。

「行くのは一人だったんですけど、ジムの先輩だった佐藤天さんがあっちのファイターズハウスにいて。天さんは3年ぐらい米国に住んでいて、米国の生活にも慣れているんですよ。その天さんがいてくれたっていうのは大きかったですね。勝手知ったる人がいてくれて、日本語でも色々と説明してくれました。僕も英語は一応分かりますけど、ペラペラっていうことはないんで。あともう一人、木下憂朔がいて、途中から井上直樹君も来て、最初は天さんと僕の2人だったんですけど、最大では4人いました」

──練習面で最初に驚いたことは練習強度やスパーリングの激しさですか。

「キルクリフは練習が激しいというのは聞いていたんですけど、思っていた以上に激しかったです。あとは技術で言うとテイクダウンですね。米国はレスラー上がりの選手が凄く多くて、壁レスの技術は日本でもかなりやりこんでいたので、そこまですごいとは思わなかったですけど、平場で壁がないところでのテイクダウン技術にはかなり差を感じました」

──最初の1カ月で練習や生活に慣れ、そのあとはどのようなことを練習で学んだり、意識できるようになったのですか。

「コーチのヘンリー(・フースト)たちにもミットを持ってもらうようになり、打撃ではステップを使うようにと指導されました。キルクリフに来た当初は動きが固くて『もっとステップを使ってもっと自由に動け』と言われて。そこからステップワークはかなり良くなりました」

──ABEMA格闘チャンネルの公式YouTubeチャンネル「Fighter’s Diary」でもヘンリーコーチから「足を使え」と指導されている場面がありましたが、そこは口酸っぱく言われていたことなのですか。

「『足を動かせ』と『ガードを上げろ』はずっと言われていました。MMAはグローブが小さいので、僕はキックボクシングほどガードは意識してなかったんですよ。でもキルクリフでは、それがジムのスタイルでもあるんですけど、ちゃんとハイガードにしてステップを多く使うように指導されました」

──打撃における基本的なことですが、それをやることで変化はありましたか。

「はい。ガードとステップを見直して、打撃の被弾がだいぶ減りましたね」

――打撃以外の部分ではいかがでしょうか。

「レスリングコーチのグレッグ(・ジョーンズ)にいつも言われていたのが『テイクダウンは爆発力だ。爆発力がないと話にならないから、テイクダウンに入るときは爆発力と瞬発力を意識しろ』なんです。テイクダウンに入ってからの技術もいいけど、まずは『思い切り行け!』と言われていました」

──テイクダウンは爆発力、は面白い考えですね。

「もし口で言われただけだったら、僕も漠然としたまま終わったと思うんですけど、実際にそう指示されてテイクダウンを決める選手がたくさんいるんで、そういう選手の動きを見て、自分なりに練習しました。この角度で入ればいいんだとか、この状況になったら力を使って強くいけばいいとか。ただ指導されるだけじゃなく、肌でその教えを実感できたことは大きいです」

──練習そのものは実戦的なものが多かったのですか。

「基本的に午前中は強度高めの練習で、月水金はレスリングベースのドリル。金曜日は柔術の日もあるんですけど、レスリングをやることも多かったです。最初はドリルなんだけど、だんだんスパーに近くなっていってみたいな練習で、ハードなスパー系の練習は火・木の2日でした」

──1週間をトータルで見てスケジュールが組んであるのですね。

「そうですね。午前中に激しい練習をするので、午後は打ち込み中心で技術的&テクニカルな部分を磨くほうが多かったです」

──それだけ日々練習が充実していると、1日1日気づきも多かったのではないですか。

「気づきは本当に多かったですね。これまで知らなかったこと、テクニックもたくさんありましたし、それこそカマル・ウスマンやジルベウト・バーンズなど凄い選手がたくさんいる中で、見て学べたことも大きかったです」

──これも「Fighter’s Diary」を見させてもらった感想ですが、エフェヴィガ選手がキルクリフのトレーナーから信用や信頼を得ていて、指導にもすごく熱がこもっていると思いました。エフェヴィガ選手自身がキルクリフの練習に溶け込んでいる感触はありましたか。

「結構感じましたね。木下君は英語は喋れないですけど、自分から他の選手やコーチともコミュニケーションを取りに行くし、自分は英語がそこそこ喋れるんで、スパーやドリルが終わった後『あれはどうやってた?』など、ドンドン質問してコミュニケーションを取るようにしていました。その繰り返しで、選手やトレーナーと関係を築くことができました。来た当初はグレッグから『なんでお前は自分から行かないんだ!』と怒られましたし、天さんにも『あいつ、もっと行かないと日本に帰すぞ』と言っていたそうなんです(苦笑)」

──人づてに聞くと余計にダメージが大きいですね(苦笑)。

「でもそれを乗り越えると、グレッグから『今のは良かったぞ!』と言ってもらえるようになりました(笑)」

──そう考えると3カ月という長期滞在がよかったようですね。

「はい。締めが試合だったので、実際の練習期間は2カ月半くらいだったんですけど、1カ月だったら練習に慣れたところで終わっちゃっていたと思います」

──そのCombate Globalでのカスティーリョ戦ですが、1Rにパンチを効かされて、徐々にテイクダウンも織り交ぜて盛り返すという、キルクリフでの練習が試されるような試合展開でした。

「開始直後に右フックをもらった時は本当に焦りました。ダメージも多少ありましたし、精神的な動揺も大きかった。これはヤバい、と」

──しかもパンチのもらい方もよくなかったですよね。足を使ってガードを上げろと指示されていたにも関わらず、それを実践する前にもらったような形で。

「試合前に天さんと一緒に相手の映像を見ていて『これを気をつければ大丈夫』って話した“これ”を一番最初にもらいました(苦笑)」

──言い方を変えれば、警戒している技をもらってしまうのも試合だから起こりうることです。そこからの立て直し方というのは?

「あそこで1回やられて、相手をケージに押しこんだところで冷静になって、あとはもう行くしかないと思いました。セコンドの長南さんと木下君にも発破かけてもらって。ちょっと距離は詰まりすぎでしたけど、とにかく前に出るしかないと思って、それでキルクリフでやってきたレスリングのテイクダウンが役立ったんで、そこは本当に良かったですね」

──長期合宿を経て、最後に試合で締めるというのは、本当に内容の濃い時間になったようですね。

「練習するだけじゃない学びもあったし、試合中に自分にフィードバックがあったので、めちゃくちゃ充実していました」

──今、日本ではどのようなことを意識して練習されているのですか。

「キルクリフで学んだことはたくさんあるんですけど、若干激しいスパーに慣れていたからか、ちょっと雑なところが増えてたりしたんで、そこを長南さんに調整・指摘してもらっています。あと自分はまだテイクダウンのレベルが低いので、中村倫也さんに専修大学のレスリング部を紹介してもらって、そこに行かせてもらったり、純粋なレスリングの練習を始めました」

──そして今回、GLADIATORで試合が決まりました。日本に戻ってきて、このぐらいの時期に試合をしたいという希望があったのですか。

「帰国してすぐ試合を探してもらっていたんですけど、なかなか相手が見つからなくて、ようやくここで決まったという感じです」

──対戦相手の八木選手の印象は?

「パワーがある選手なんで、そこに気をつけながら戦いたいと思います。特徴がハッキリしている選手ですね」

──対策や攻略法はイメージできていますか。

「自分の基本的な強みはリーチとパンチ、蹴りを活かした戦いなんで、そこをしっかり意識して戦おうと思います」

──この試合を含めて、これからどう自分のキャリアを作っていきたいと思っていますか。

「GLADIATORのあと、どこで試合するかはまだ分からないですけど、どこで戦うにしろ、一つ一つ自分が確実に勝ち星を積み上げて、いずれは北米のプロモーションでやりたいと思っています。キルクリフには世界のトップ選手たちがいて、まだ自分がそのレベルに達していないことも分かったし、そこに追いつけるようにしっかりレベルアップをしていきたいです」

──肌でその差を感じることができたのも大きかったですか。

「そうですね。実際にUFCとかBellatorなどトップぷろもーしょんで戦っている選手と肌を合わせて、そのレベルが分かったことは大きかったです。彼らとの差を身近に感じて、自分と彼らの差にリアリティが出たところは大きいです」

──では最後に次戦に向けてファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「米国武者修行では試合までさせてもらって、その練習と試合で学んだこと、日本に帰ってきて新たに学んだことを含めて、さらにレベルアップした、強くなった姿を見せられると思うので、楽しみにしていてください」

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉(日本)

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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【Gladiator023】藤井章太が2年振りの試合でKTTの新鋭と。吉田開威と南友之輔、注目─空手からの挑戦

【写真】韓国の4勝0敗が、弱いわけがない(C)MMAPLANET&KTT

5日(火)、GLADIATORより30日(土)に豊中市176BOXで開催されるGLADIATOR023 の追加カード&全大会対戦カードが発表されている。
Text by Manabu Takashima

MMAのタイトル戦が2試合、フォークスタイルグラップリングのタイトル戦が1試合、さらに河名マスト&チハヤフル・ズッキーニョスの再起戦、エフェヴィガ雄志の初参戦や前田吉朗✖NavEの組み技マッチと上位カードが固まっていた同大会。今回の発表で全21試合が組まれることが明らかとされ、そのなかにミドル級チャンピオン藤井章太がKTTの新鋭イ・イサクと対戦するカードが含まれている。


2年振りの参戦となる藤井の相手を務めるイ・イサクのMMA戦績は4勝0敗で、柔道で韓国全国大会3位に2度輝く実績を残しているという触れ込みの新鋭だ。

藤井は過去7年間で2試合、2018年7月にTORAOで1分12秒、2年前の9月にグラジで一慶と戦い2R0分29秒でKOするなど、ケージで戦った時間は2021年7月デビューのイ・イサクよりも短い。そのイ・イサクもデビューから3試合は全て1Rフィニッシュを収めており、23歳という年齢もあって一気呵成に試合開始直後から攻めてくることが予想される。

その初手の対応が藤井には非常に大切になる一戦だ。この他、上記にあるようにTRIBE TOKYO MMAからエフェヴィガ雄志の出場が決まっていたが、さらに川北晏生、阿部光太とTTM勢が参戦する。川北は3回戦で藤原克也と。2度目のグラジ出場となる阿部は、前大会で実現しなかったスティーブ・ギレスピではなく森井翼と戦うこととなった。

プレリミ~メイン~ポスリミという流れを今年から導入しているグラジは、アジアのフィーダーショー化を目指すことを宣言──韓国、モンゴル、フィリピンから選手を招聘し国際戦を強化してきた。そんな国際戦目指してからメインカード以外の出場選手のレベルが顕著に上がっている。

これはJ-MMA全般に当てはまることだが、他競技で結果を残した選手の転向の波はグラジにも訪れつつある。それが今大会でいえば吉田開威と南友之輔の出場といえよう。

ともに剛柔流を学びながら、吉田は硬式空手やフルコン、南のポイント制のKTFルールで目覚ましい活躍をしてきた。いや、してきたという書き方は語弊がある。なぜなら吉田は今も空手で活躍し続けているからだ。

2019年にカザフスタンで開催されたIKKFアジア硬式空手で優勝経験がある吉田は、今年も第15回全日本総合武道選手権大会で2冠獲得。

さらに総合武道杯無差別級で優勝&ハードコンタクト空手部門軽中量級の部も頂点に立ち、さらには第37回全日本硬式空手道選手権大会の中量級で2連覇を達成している。

今回がプロ2戦目となる吉田に対し、デビュー戦を迎える南はカデットで世界王者となり、ドバイで行われたプレミアリーグで2位入賞とジュニア時代に活躍し。

名門・近畿大学進学後はスネの負傷で個人戦では結果を残せなかったが、大学選手権団体戦で2位を獲得している。空手家としてMMAを戦うのか。MMAファイターとして空手を駆使するのか。吉田✖空、南✖小松祐貴戦で確認したい。

以下、プレスリリースに寄せられた藤井とイ・イサクの今回の試合に向けての意気込みだ。

藤井章太
「GLADIATOR023大会で国際戦を組んで頂きありがとうございます! GLADIATORは旧体制の時より出場させて頂いてチャンピオンになり、強い思い入れのある団体です。対戦相手のイ・イサク選手は連勝中で無敗、若くて勢いのある選手だと思います。そしてKorean Top Teamという事で厳しい練習にも耐えてきているはずです。GLADIATORの王者としてベストな戦いが出来るように頑張ります」

イ・イサク
「チャンスを下さったGladiatorの皆さん、誠にありがとうございます。世界一の強者になるために、MMAファイターになりました。対戦相手の藤井選手は、チャンピオンで実績があるベテランの選手です。なので厳しい試合になるかもしれないですが、出来る限りの努力し、試合当日は金網で最高の試合を見せる覚悟です。よろしくお願いいたします」

バンタム級選手権試合=王者テムーレン・アルギルマー×チャレンジャー竹本啓哉。フェザー級王座決定T決勝=パン・ジェヒョク×ダギースレン・チャグナードルジ。PROGERSSフォークスタイルグラップリング暫定ウェルター級王座決定T決勝=森戸新士×世羅智茂戦。

そしてフェザー級の2河名マスト×ユン・ダウォン&チハヤフル・ズッキーニヨス×ハンセン玲雄。エフェフィガ雄志×八木敬志、NavE×前田吉朗のグラップリング戦に加え、ミドル級王者の国際戦と空手からのチャレンジャー──大阪発、9月のMMA月間の締めは見所の多いイベントとなりそうだ。

■視聴方法(予定)
9月30日(土)
午後12時30分~ THE 1 TV YouTubeチャンネル

■ Gladiator022対戦カード

<フライ級/5分2R>
宮川日向(日本)
坪内一将(日本)

<フライ級/5分2R>
陸虎(日本)
古賀珠楠(日本)

<ストロー級/5分2R>
澤田政輝(日本)
三輪勇気(日本)

<ライト級/5分2R>
秋岡翔(日本)
磯嶋祥蔵(日本)

<フェザー級/5分2R>
水野翔(日本)
野口蒼太(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]テムーレン・アルギルマー(モンゴル)
[挑戦者]竹本啓哉

<Gladiatorフェザー級王座決定T決勝/5分3R>
パン・ジェヒョク(韓国)
ダギースレン・チャグナードルジ(モンゴル)

<Progressフォークスタイルグラップリング・ウェルター級暫定王座決定T決勝/5分3R>
森戸新士(日本)
世羅智茂(日本)

<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ユン・ダウォン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
チハヤフル・ズッキーニョス(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<ミドル級/5分3R>
藤井章太(日本)
イ・イサク(韓国)

<ライト級/5分3R>
八木敬志(日本)
エフェヴィガ雄志(日本)

<Progressフォークスタイルグラップリング60キロ契約/5分2R>
NavE(日本)
前田吉朗(日本)

<バンタム級/5分3R>
藤原克也(日本)
川北晏生(日本)

<フライ級/5分2R>
和田教良(日本)
梅川毒一郎(日本)

<フェザー級/5分2R>
桑本征希(日本)
高木亮(日本)

<ウェルター級/5分2R>
森井翼(日本)
阿部光太(日本)

<バンタム級/5分2R>
エダ塾長こうすけ(日本)
宮口龍鳳(日本)

<バンタム級/5分2R>
南友之輔(日本)
小松祐貴(日本)

<バンタム級/5分2R>
吉田開威(日本)
空(日本)

<アマ・フライ級/3分2R>
向井琉綺弥(日本)
伊藤琥大郎(日本)

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MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase336 川北晏生 高城光弘

【Pancrase336】ツイスター狙いで始まりツイスター狙いで終えた高城が川北をスプリットで下す

【写真】(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
高城光弘(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
川北晏生(日本)


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【Pancrase335&336】計量終了 中村優作滑りまくり──パンクラス計量会場で見聞きした、よもやま話

【写真】名田が計量を無事パスした時には、約開始から2時間──午後1時58分になっていた (C)MMAPLANET

明日9日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるPancrase335&336の計量が8日(土)、新宿区の新宿サンエービル会議室で行われた。

昼夜2本立ての明日のイベントの計量は335大会が正午から、336大会は12時50分から始まったが、共に1度目の計量で体重をオーバーする選手が現れた。

それでも336大会で川北晏生と対戦する高城光弘と、335 大会でRyoと戦う名田英平は時間内の再計量でパス。しかし、前田浩平の相手ジョセフ・カマチョは「僕もグアムに行った時は減量が大変でした。落とせること信じています」という前田のエールも届かず、時間内にパスできずに契約体重マッチとなった。


■計量パス後、それぞれマイクで意気込みを語るというなかで段取りとして「直接、対戦相手にマイクを渡すのが嫌な場合は、こちらに変えてしてもらってそれを渡します」という説明がなされていたが、336大会のメインの田中路教がシンディレ・マネンゲラにしたように、殆どの選手が直接マイクを対戦相手に手渡していた。

■その田中のセコンドとして、計量会場を訪れた盟友・中村優作は「やっぱり南アフリカの人は蛍光灯に弱くて、部屋の中ではサングラスをしてるんですかね」とボケなのか、本気なのか分からない一言を吐く。

さらに「選手はマイクを自分から要求することはできません」という審判団の説明を受けて、計量終了後に「セコンドはマイクを要求して良いんですか」と質問し、またもスベる。それでも慈悲深い梅木良則氏より「退場してもらいます」と返答を貰っていた。

そんな男どアホウ中村は大阪市阿倍野区にある洪游會本部道場で、日本拳法家をMMAファイターに育てるべくチーム・ファウストを結成し、7月30日のDEEP大阪大会に角野晃平がプロ2戦目に挑むなど、団体の枠を超えた若い選手の育成に乗り出している。

■今やメディアの前にすっかりと姿を見せなくなった平田樹も、立川大会の計量と同様に兄・直樹の共に計量会場に。再び海外での練習が予定されているなか、現状はトライフォースでトレーニングをしているという。

■ライカと戦うプロレスラーのNAGIは、計量をマスク着用で無事終えた。

明日の試合では当然のように素顔で戦うことが、審判団より確認されている。

■パンクラス2戦目=大塚智貴戦を控えた松井斗輝は「この試合で勝って、次、タイトルに」と宣言。その松井は明らかに体が大きくなり、より組み技有りのMMAファイター・ボディとなっていた。「サポートを受けフィジカル・トレーニングを取り入れた効果」と鶴屋浩パラエストラ千葉ネット代表の弁。松井が狙うタイトルは鶴屋怜が保持しているが、パラ千葉ネットのベストストーリーは鶴屋がRoad to UFCで優勝してベルトを返上、そのベルトを松井が取る獲るというものだ。

■Pancrase335視聴方法(予定)
2023年7月9日(日)
午後12時30分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET, ABEMA プレミアム、U-NEXT

■Pancrase336視聴方法(予定)
2023年7月9日(日)
午後5時15分~ PANCRASE YouTube メンバーシップ、TIGET, ABEMA プレミアム、U-NEXT

■Pancrase336計量結果

<バンタム級/5分3R>
田中路教:61.55キロ
シンディレ・マネンゲラ:61.3キロ

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗:77.5キロ
草MAX:77.45キロ

<ストロー級/5分3R>
野田遼介:52.55キロ
植松洋貴:52.6キロ

<フェザー級/5分3R>
糸川義人:65.8キロ
平田直樹:66.15キロ

<フライ級/5分3R>
大塚智貴:56.7キロ
松井斗輝:57.1キロ

<バンタム級/5分3R>
高城光弘:61.7キロ→61.65キロ
川北晏生:61.1キロ

<女子フライ級/5分3R>
ライカ:57.1キロ
NAGI:55.45キロ

<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎:76.75キロ
伊藤丈皓:77.45キロ

■Pancrase335計量結果

<フェザー級/5分3R>
中田大貴:65.9キロ
高木凌:66.05キロ

<ストロー級/5分3R>
黒澤亮平:52.6キロ
小林了平:52.15キロ

<ウェルター級/5分3R>
近藤有己:72.5キロ
佐藤豪則:72.6キロ

<フェザー級/5分3R>
名田英平:67・25キロ→66.15キロ
Ryo:66.15キロ

<57.8キロ契約/5分3R>
前田浩平:57.05キロ
ジョセフ・カマチョ:58.05キロ→57.85キロ

<ライト級/5分3R>
余勇利:70.65キロ
貞永大輔:70.15キロ

<女子アトム級/5分3R>
沙弥子:47.7キロ
MIYU:46.6キロ

<ライト級/5分3R>
水杉泰誠:70.7キロ
鈴木悠斗:70.45キロ

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【パンクラス】速報中!PANCRASE 332

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昼の部はザリッチのまさかのギロチンチョークが炸裂して度肝を抜かれましたが、夜も引き続きパンクラス。浜松町のニューピアホールでPANCRASE 332が開催されます。昼同様に次世代を意識したマッチメイク。それを象徴するように遠藤来生(Power of Dream Sapporo)×高木凌(パラエストラ八王子)というフレッシュなメインイベント。新しいスター誕生の予感を感じさせてくれるか。例によって現地から電波と充電の続く限り速報します。乱費乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 フライ級】
◯大塚智貴(CAVE)
(2R ギロチンチョーク)
×赤崎清志朗(香取道場)
1R、赤崎の蹴りを掴んだ大塚。スタンドでバックに周るとリフトしてテイクダウン。しかし赤崎はすぐに立ち上がって正対。逆に赤崎が崩して倒しかける。激しい差し合いが続く。終了間際に赤崎がさば折りのようにテイクダウンしてラウンドを終えた。
2R、開始直後にフックをヒットさせた赤崎。さらにタックルでテイクダウン。しかし大塚は下からギロチンチョーク!これがガッチリ極まって赤崎はタップ!大塚が鮮やかに極めた。


【第2試合 バンタム級】
×鬼神(CAVE)
(判定0-3)
◯川北晏生(TRIBE TOKYO MMA)
1R、序盤から近い距離でのパンチの交差。それぞれヒットさせる一触即発の展開。すると組際に川北のフックがヒットして鬼神はバランスを崩す。川北はケージに押し込んで展開を作ろうとするが時間を掛けて鬼神は脱出。身体が離れると鬼神のパンチを当てて反撃してラウンドを終えた。
2R、またしても至近距離でのパンチの交差。距離が近づいて組み付くと川北がスタンドでバックに周る。長時間チョークを狙うがセットするには至らず。正対したところを川北はギロチンを狙うが鬼神は首を抜いて脱出。ラウンド終了。
3R、至近距離での打ち合いから距離が詰まって差し合いという流れ。ケージ際で差し合いが続くと、川北はまたしてもギロチンチョーク。だがこれも鬼神は脱出。スタンドに戻ると足を止めて打ち合うが決定打が出ずに試合終了。判定は川北に軍配。


【第3試合 フライ級】
×佐々木亮太(蒼天塾あざみ野道場)
(3R TKO)
◯松井斗輝(パラエストラ柏)
1R、序盤から松井のローが鋭角にヒット。佐々木の足が流れ始める。足が止まったところで左右のパンチも面白いようにヒット。佐々木は何度もタックルから引き込みを狙うが不発。ジリ貧になりつつあったが、佐々木はスーパーマンパンチをヒット。松井はグラつくがパンチを打ち返してラウンドを終えた。
2R、やはり松井のカーフキックがえげつない。佐々木は効いたそぶり。それでもタックルに行くとテイクダウンに成功。だが松井はリバースしてすぐにスタンドに脱出。佐々木はパンチの交差からタックルに行くが松井はこれを潰してパウンド。しかし決めきれずにラウンド終了。
3R、カーフで削る松井。佐々木は足を引きずりながらタックル。だが松井の腰は重い。引き込んでも松井はパウンドを蓄積し、肩固めを狙って攻勢。スタンドに戻るとパンチの交差から松井の右フックがコンパクトに佐々木の顎を捕らえてダウン。亀になったのを見てレフェリーが試合を止めた!


【第4試合 ストロー級】
△植松洋貴(NEVER QUIT)
(判定1-1)
△リトル(HIDE’S KICK)
1R、開始と同時にフックを振って前に出るリトル。植松は冷静に対処して離れ際に膝を当てる。さらに前に出てくるリトルだが、植松はパンチの交差からアッパーをクリーンヒット。ダウンしたリトルにパウンドラッシュ。さらにバックに周ってチョークを仕掛けるがリトルが寸前で耐え抜いてラウンド終了。
2R、開始直後からリトルはイケイケでパンチを出す。さらにカーフキックを連打。これが立て続けにヒットし植松の足が止まる。リトルは仕留めに行くが、植松も膝蹴りからカウンターのパンチを的確にヒットさせて壮絶な消耗戦の末にラウンドを終えた。
3R、引き続き激しい削り合い。お互いフラフラになりながらもパンチ、カーフキックを当て続ける。終了間際に組み付いた植松がギロチンを狙うが不発。リトルはスタンドに戻ると最後まで激しい打ち合いのまま試合終了。判定は三者三様のドロー裁定。見てる方も疲れる試合だった。


【第5試合 ライト級】
◯平信一(綱島柔術/ZST)
(判定3-0)
×余勇利(マッハ道場)
1R、開始直後にスリップした平。そのままタックルで組みつくとスタンドでバックに周る。得意のジャーマンを狙うが余は警戒してケージ際で耐える。この攻防がしばらく続く。何度か正対した余だったがその度に平はしつこく組み付いて隙を与えず、コントロールしたままラウンドを終えた。
2R、パンチを打ってくる余。しかし組み付いた平はリフトしてテイクダウンに成功。上を固めてグラウンドを制圧。立ち上がる余を追いかけるとパンチを浴びせて組みつくとまたもテイクダウン。マウントを奪ってパウンドを落とし、肩固めを狙うがタイムアップ。
3R、開始直後に距離を潰した平。組みつくとテイクダウンに成功。ケージ際で張り付けにするとグラウンドを完全にコントロール。パウンド、肘で削って試合終了。判定はもちろん平。


【第6試合 IMMAF国際ルール バンタム級】
△小川徹(TRIBE TOKYO MMA)
(ドロー)
△清水清隆(TRIBE TOKYO MMA)
1R、開始直後から両者フルスロット。ハイを交えて激しく打撃を交差させると小川は強烈なカウンターのタックルでテイクダウン。しかし清水もすぐに立ち上がってまたしても打ち合い。ケージサイドにいる師匠の長南亮からは「殴れ」の掛け声が。足を止めて打ち合ったまま試合終了。小川はマイクを握って引退を改めて宣言。


【第7試合 コーメインイベント ウェルター級】
◯髙橋攻誠(RIGHT THING ACADEMY)
(判定3-0)
×長岡弘樹(DOBUITA)
1R、開始直後からいつものようにしつこく組み付く長岡。ケージに押し込むが髙橋の腰は重い。逆にケージに押し込むと腿への膝蹴り、小刻みなパンチで手数を稼いでラウンドを終えた。
2R、やはり組み付いてくる長岡。しかし髙橋は逆にタックルでテイクダウン。長岡はすぐに立ち上がってくると、ショートレンジからフック、肘を当てる。だが長岡も終了間際にタックルでテイクダウンしてラウンド終了。オープンジャッジは2R共に髙橋を支持。
3R、後がない長尾は距離を詰めて組み付いてくる。長い差し合い。逆に高橋が長岡を崩してテイクダウン。立ち上がろうとする長岡にパンチを蓄積。身体が離れても無難にまとめて試合終了。判定は髙橋に軍配。


【第8試合 メインイベント フェザー級】
×遠藤来生(Power of Dream Sapporo)
(2R KO)
◯高木凌(パラエストラ八王子)
1R、緊張感のあるスタンドの神経戦。静かなパンチの交差から高木の右ストレートがクリーンヒット。遠藤はダウン。亀になった遠藤に対して高木はパウンドラッシュ。すかさずバックに周ってチョークを狙うが遠藤はダメージから回復。ディフェンスを固めてラウンドを終えた。
2R、互いに警戒してなかなか手数が出ない両者。それでも先手を取るのは高木。左ジャブから右ストレートが鋭い。距離が詰まると遠藤も左右の連打を打ち返す。再度距離が詰まると高木の左右の連打。遠藤は前のめりにダウンしてレフェリーが試合を止めた!
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MMA MMAPLANET o Shooto Shooto2022#03   キック サンチン ボクシング 中村未来 久遠 修斗 剛毅會 大竹陽 小野島恒太 川北晏生 新井丈 澤田千優 石井逸人 藤井伸樹 黒澤亮平 齋藤翼

【Shooto2022#03】久遠と対戦──澤田千優「レスリングと空手が結びついて動きやすくなっています」

【写真】 取材後、「レスリングで勝ちなさい。ただし澤田千優のレスリングにはパンチと蹴りがある」と岩﨑氏がいえば、AACCの阿部裕幸代表が「それが古代のパンクラチオン」と言葉を続けた(C)SHOJIRO KAMEIKE

22日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#03で、澤田千優が久遠と対戦する。

キッズから高校、大学とレスリングで活躍し、兄・龍人の後を追ってMMAに転じた澤田千優。プロ3戦目を前に、MMAファイターとして打撃の成長のために取り組む剛毅會空手の稽古後に、初インタビューを試みた。


――千優選手がアマ修斗で勝った時に、お兄さんの龍人選手が「大学も出ているのだし、MMAなどせずに普通に働いてほしい」と言っていました。千優選手はなぜMMAをしようと思ったのですか。

「大学を卒業してからMMAをしたくなったわけではなくて、中学の時からなんです。AACCでずっと身近に藤井(恵)さんや(浜崎)朱加さん、勿論りゅうりゅうがいたから……というのはあります」

──りゅうりゅうというのは、龍人選手のことですね。

「ハイ。上にもお兄ちゃんがいて……真ん中のおにいちゃんのことはりゅうりゅうって呼んでいます」

──……なるほど。そして龍人選手の影響もあり中学の時から、MMAはしたかったと。

「ハイ。高校に進学せずにMMAをやりたいと両親に伝えたら『バカなことを言わないで。勉強ができないんだから、レスリングで高校に行きなさい』と説得されました。それにMMAでトップにいくには、レスリングでしっかりと頑張られないと中途半端になっちゃうから、レスリングで行けるところまで行こうと思ってレスリングの方に進みました。

でも節目になるとMMAがやりたくなって。『MMAをしたいから大学には進みません』と言った時も家族会議をして、やっぱり『レスリングで行けるところも行くべき』という風に説得されました。そこまでやり切ったら、私もMMAでレスリングを生かしきれるんじゃないかなって思いました」

──結果、レスラー人生で全日本2位、全日本学生2位、社会人優勝、アジアジュニア2位など輝かしい結果を残しています。

「でも大学を卒業してからは就職して……。今も働いているところなんですけど、『やっぱりMMAをやりたいんだよね』って一番上のお兄ちゃんに相談したら『今からでも遅くないじゃない?』って言われて。もちろん、りゅうりゅうは反対しているので、そのことも伝えても『アイツのことなんて放っておけ。自分の人生だし、関係ないよ。他に誰が反対している?』と言ってもらえたので頑張ろうって思いました」

──大学までレスリングを続けているとMMAに転じても運動神経と体力、それとレスリングの技術だけでそこそこ行けることはなかったですか。

「それこそレスリングを軸に戦うと、アマ修斗で勝てました。でも、もっと強い人達と練習しているので、そんなに甘くないことは自分でも理解しています。りゅうりゅうがやられていたり、他のレスリング上がりの人も練習でやられているのを見ているので。レスリングだけじゃ勝てないから、岩﨑先生に打撃を習うようになりました(苦笑)。

レスリングはこのままキープで良いので、MMAができるようになりたいです。打撃は全く知識がないですし、見様見真似でやると何も理解できない。だから、ちゃんと教えてくれる人が私には必要だと思って……。でも一から学ぶ……腑に落ちるというか、納得できる伝え方をしてもらえないと全然身にならなくて」

──ボクシングやキックボクシングを習うことが主流だと思いますが、そこで剛毅會の空手を習おうと思ったのは? サンチンをやっていると白い目で見られることもあるかと思います。

「先生が時々、教えてくれてことが腑に落ちて。先生に教われば間違いないかなと思いました。空手を学ぶことは全く抵抗なかったです。一番近くにいる先生でしたし」

──効果の程を何も疑うことなく?

「ハイ」

──なるほど、それは身に付きやすいですね。他の打撃の経験がある方が、岩﨑空手は素直には入ってこないかと思うところもあるので。

「先生はレスリングも好きなので、レスリングの動きでアドバイスをしてくれたり、そこはとても入ってきやすいです」

──腑に落ちて、身についているという実感はありますか。

「拳(ケン)の強さとか、体重の乗せ方という部分で感じられます。レスリングと空手は似ていないんですけど、結びついて動きやすくなっています」

──去年の11月の中村未来戦での左の突きを見た時に、あれっ……剛毅會空手だと思いました。

「あの時はもう指導を受けていました(笑)。あれは観客席から『止まれ』、『手だけ伸ばせ』って先生の声が聞こえて。『動くな』と。その声に従っただけなんですけど、あとから『基本稽古をやっていないと出ない動きだから』と説明してもらいました。

その後に下がって打つというのを教わったのですが、あの時は止まって打つことを稽古していました。その止まって打つのから、距離を取って少し下がって打てるようになってきまいた。きっと他の打撃を知らないので、体に入りやすかったと思います。

それにやっていると、レスリングと空手が近くなってきたような気がします。距離感は違うのですが、私はボクシングとかキックのように打撃を打とうとすると、重心が上がってフワフワしてしまうんです。『フワフワ』するなって先生に指摘されます。その時はテイクダウンもダメで、蹴りもダメなんです。

でもレスリングでテイクダウンに入れる構えだと、空手の突きがスッと出て。足もパッと強いのが出せて……『あっ、こういうことだ』と身に入ってきました」

──対戦相手の久遠選手、あの優秀なストライカーを相手にMMAで戦ううえで自信の方は?

「今、教えてもらっていることを出せたら間違いはない。間違ったことを教えてもらっているのではないので、間違ったことはしない。そういう自信はあります。もちろん、勝つんですけど。間違っていない自信はあるので、そこを如何に試合で出せるか。

MMAの経験値が違うので、何をしてくるのか分からない怖さはありますが、試合の経験数は自分もレスリングをずっとしてきたので……。MMAは2試合しかやっていないので、それでも緊張してしまうと思うけど、教えてもらったことがちゃんと出せれば間違いはないという自信はあります」

──ところで下らない質問ですが、龍人選手をライバル視していますか。

「舐められたくないというのはあります。誰も言わないけど、りゅうりゅうが一番格好良いと思っていて大好きだし。だから舐められたくないし、負けたくない。格好良いところを見せたいです。りゅうりゅうに恥ずかしくない戦績を残したいと思っています。

まだ認めてもらえていないというのを感じているので、もっと頑張らないといけないと思います」

──では最後に、次の試合でどのようなMMAを見せたいと思っているか意気込みの方をお願いします。

「まだ3戦目で、MMAというには不十分ですけど、やっていることをしっかりと出して──少しでも前の試合より成長したなと思えるように頑張ります」

■視聴方法(予定)
5月22日(日)
午後5時50分~ Twit Casting LIVE
             
■Shooto2022#03

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 小野島恒太:61.2キロ
[挑戦者] 石井逸人:61.2キロ

<ストロー級/5分3R>
新井丈:52.2キロ
黒澤亮平:52.2キロ

<バンタム級/5分3R>
藤井伸樹:60.9キロ
齋藤翼:61.25キロ→61.2キロ

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
久遠:47.6キロ
澤田千優:47.4キロ

<ストロー級/5分2R>
木内“SKINNYZOMBIE”崇雅:52.2キロ
阿部マサトシ:52.2キロ

<バンタム級/5分2R>
榎本明:61.1キロ
ガッツ天斗:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.7キロ
須藤晃大:56.7キロ

<バンタム級/5分2R>
伊集龍皇:61.2キロ
川北晏生:61.2キロ

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【The Shooto OKINAWA06】計量終了。田上こゆる「ランカーとしての差を見せつける」

【写真】コンディション調整はうまく行ったと思われる田上。敵地で連敗脱出なるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

17日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto Ookinawa06の前日計量が16日(土)、那覇市内で行われた。

出場選手のうち、工藤圭一郎と南風原吉良斗は1回目の計量で契約体重をオーバーしていたが、再計量でクリア。メインに出場する田上こゆるは、航空便の都合で他選手の計量後に会場へ到着し、しっかりと計量をクリアした。今回の当真佳直戦に向けて「自分はランカー、相手はランカーではないので、その差を見せつける」と意気込みを語った。

■視聴方法(予定)
4月17日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE

■The Shooto OKINAWA06計量結果

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる:51.74キロ
当真佳直:52.00キロ

<ストロー級/5分2R>
旭那拳:52.20キロ
竜己:52.06キロ

<女子アトム級/5分2R>
小生由紀:47.18キロ
加藤春菜:47.50キロ

<フェザー級/5分2R>
平澤克明:65.36キロ
工藤圭一郎:65.88キロ→65.76キロ

<バンタム級/5分2R>
南風原吉良斗:61.22キロ→61.18キロ
川北晏生:61.12キロ

<ストロー級/5分2R>
わっしょい内田:52.04キロ
畠山隆称:52.14キロ

<ストロー級/5分2R>
大城匡史:52.04キロ
大城正也:51.98キロ

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【The Shooto OKINAWA06 & TORAO27】沖縄で田上×当真、福岡でソーキ×田村ヒビキなどカード発表

【写真】ソーキとしては、絶対的に意地を見せて関西、首都圏の修斗公式戦に進出を図りたいところだろう(C)MMAPLANET

1日(火)、4月17日(日)に沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるThe Shooto OKINAWA06と、5月15日(日)に福岡市中央区のよしもと福岡大和証券/CONNECT劇場で行われるTORAO27及びTORAO GIG04の対戦カードの一部発表されている。

Theパラエストラ沖縄主催のプロ修斗沖縄大会は恒例の4月、11月というルーティンで開かれ、TNSにとって念願の福岡市内のケージ修斗はGIGと2部制が実施される。


まず沖縄大会ではストロー級の2回戦で旭那拳×竜己、同じくストロー級の3回戦では当真佳直が、田上こゆると戦う一戦、加えてバンタム級の南風原吉良斗×川北晏生、インフィニティリーグ2022女子アトム級=小生由紀×加藤春菜が組まれた。

また闘裸男27では環太平洋ウェルター級選手権試合=王者ソーキ×チャレンジャー田村ヒビキ戦を始め、当日計量のフェザー級契約3回戦で野尻定由×奇天烈、同ミドル級契約の2回戦で加藤正憲×墨吉涼太、そして野瀬翔平、結城大樹、宝珠山桃花の出場もアナウンスされた。

GIG04ではフライ級とライト級の新人王T戦として、それぞれ打威致×KJ Tyler、スモーキー×深見弦汰、当日計量バンタム級契約で若山達也×若宮龍斗が決まっている。

旭那と対戦する竜己は修斗初参戦、昨年2月にTheパラエストラの姉妹ジム=パラエストラ千葉ネットの鶴屋怜のデビュー戦の相手でTKO負けをしており、旭那としては意地でも負けられない一戦だ。

2019年修斗ストロー級新人王の当真は、Road to ONEと地元大阪大会で躓いき、再起を図る田上とのサバイバルが合戦となった。再起といえば、Road to ONEで須藤拓真の足関節に下り11月の地元大会で再起した南風原が、TRIBEの川北晏生と戦う一戦も注目だ。

川北はパンクラスを主戦場してきたが2月にNEXUSで安永有希を下し、39歳の工夫の人に引退を決意させたばかり。2カ月で20違いの選手を相手にする──この試合を含め、他プロモーションから戦場を移す選手が目立ってきている。

そんななか福岡では2019年6月の北九大会での再戦がメインとなった。前回は王座決定戦で戦ったソーキはダイレクトリマッチで田村の挑戦を受ける。田村のために用意されたメインといえる。

さらに中村倫也に瞬殺を喰らった野尻が、同じ福岡勢の野瀬に敗れたTORAOで一本負けを喫している奇天烈とのマッチアップも、紛れもなくサバイバル戦だ。

公式戦が行われてない中部地区からの参戦となるソーキと加藤春菜というナセルドソル勢が、沖縄&福岡勢よりハングリーな状況であることを示す場でもある。地方在住シューターと、ニューカマーの対戦は今の修斗、J-MMAの映す鏡といえる2大会だ。

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