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【DEEP JEWELS】速報中!DEEP JEWELS 41

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さてさてお昼のDEEP TOKYO IMPACT 2023 4th ROUNDに引き続き、ニューピアホールではDEEP JEWELS 41が開催されます。RIZINとDEEP JEWELSの2本のベルトを持つ伊澤星花がメインに登場。アム・ザ・ロケットを迎え撃ちます。さらに須田萌里、万智という次世代のスター候補も出場する注目の大会。今回はU-NEXTで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。乱筆乱文にはご容赦くださいませ。


【第1試合 アマチュアSPルール 55kg契約】
×角田光優(禅道会中信支部)
(判定0-3)
○横瀬友愛(BELVA)
1R、開始直後に片足タックルから足を掛けてテイクダウンした横瀬。サイドからマウントに移行しつつ、上から三角絞めを狙うが、角田は立ち上がってスタンドに脱出。パンチを振るって前に出てラウンドを終えた。
2R、一転したスタンドの攻防。角田がミドルを多用し、バックハンドブローなど積極的の手数を出す。しかし村瀬もパンチを打ち返して対抗。さらに片足タックルで組んで押し込むが角田の腰は重い。しばらく膠着するが横瀬は強引に倒すとバックに周って首を狙う。しかしここでタイムアップ。判定は主導権を握った横瀬に軍配。


【第2試合 アマチュアSPルール 50.5kg契約】
×吉川桃加(トライフォース赤坂)
(判定0-3)
○須田美咲(リバーサルジム立川ALPHA)
1R、前に出る吉川。ケージ際に追い込むが須田はハイキック。それでも吉川は組み付くが須田が首投げでテイクダウン。上野ポジションをキープしてラウンドを終えた。
2R、開始直後の組んでくる吉川。須田は首相撲から膝蹴りを連打。吉川は嫌がって組み付いてしばらく差し合いが続く。離れ際に吉川のパンチの連打。これがヒット。嫌がる須田はタックルに来るが吉川はこれを切ってスタンドの攻防が続く。終了間際には差し合いから須田がまたも首投げでテイクダウンを奪って試合終了。判定は須田に軍配。


【第3試合 フライ級】
×MANA(blooM)
(判定0-3)
○奥富夕夏(リバーサルジム新宿Me,We)
1R、MANAの打撃をかいくぐって奥富がタックルでテイクダウン。しかしMANAはすぐに立ち上がる。間合いを潰して組み付く奥富。ケージ際で長い差し合いが続く。MANAが足を掛けて投げを放つが二転三転して上になるのは奥富。しかしMANAは立ち上がると再び足掛けてテイクダウンに成功。だが奥富もすぐに立ち上がって差し合いが続く重厚な展開でラウンドを終えた。
2R、差し合いから互いに小手投げを狙う展開。奥富が倒すと上からMANAの腕を殺してパウンド連打。あわやの場面だったがMANAはスタンドに脱出。しかし奥富はすぐに組み付いて不完全ながらバックに周る。側頭部にパウンドを連打。さらに奥富は下になりながら腕十字。だがMANAはバスターで脱出。だが奥富はすぐに組み付いて上をキープ。最後はMANAの下からの三角を潰して奥富がパウンド連打で試合終了。判定は奥富に軍配。


【第4試合 アトム級】
○古瀬美月(K-PLACE)
(判定3-0)
×上瀬あかり(毛利道場)
1R、開始直後から果敢にパンチを出していく古瀬。左ストレートが切れる。しかし上瀬はタックルでテイクダウン。だが古瀬はすぐに立ち上がって逆に投げでテイクダウンに。上を固めてからパウンド。長いリーチから怒涛の連打。しかし上瀬は下から腕十字!ガッチリ極まったかに見えたが古瀬は身体を反転させて脱出。猪木アリ状態から試合を進めるが、上瀬は下からタックルに行って組み付いてラウンドを終えた。
2R、スタンドの攻防から上瀬はしつこくタックルに行く。しかし古瀬の懐は深くしっかりと切る。スタンドで長い差し合い。投げで古瀬がテイクダウンを奪うが、しばらくして上瀬がスイープして脱出。上になったところで試合終了。判定は古瀬に軍配。


【第5試合 49kg契約】
○ケイト・ロータス(KING GYM KOBE)
(判定3-0)
×彩綺(フリー)
1R、開始早々に組みついたケイトが足を掛けてテイクダウン。すかさずバックに移行。うまくコントロールしてチョークを狙う。彩綺は立ち上がろうとするが、ケイトはそのまま背中に張り付く。彩綺は徐々に正対し始めると、ケイトは背中から降りてすぐさまタックル。簡単にテイクダウンに成功。バックに周ろうとするが彩綺は立ち上がって脱出してラウンドを終えた。ケイトのテイクダウンまでの動きが素早い。
2R、打撃の交差からケイトはタックル。しかし彩綺の腰は重い。ケージを背にして耐える。逆に彩綺が押し倒してテイクダウン。しかしケイトは下から腕を狙うが彩綺は付き合わない。スタンドに戻ると彩綺は前蹴り。ケイトはそれでも前に出て組み付くと首投げでテイクダウン。上からパインドを落とすと彩綺は下から三角十字!これはケイトが捌いて試合終了。判定はケイトに軍配。成長の跡が見える一勝。


【第6試合 ストロー級】
○万智(スポーツジム67’s)
(1R アームロック)
×キム・ユジョン(チーム・ジーニアス)
1R、打撃の交差から万智がタックルでテイクダウンに成功。完全にグラウンドをコントロールすると上からアームロック。ユジョンは身体をよじらせて脱出を狙うが、万智はバックになって捻じり上げるとレフェリーが試合を止めた。万智が国際戦を圧勝。成人式までにベルトがほしいとマイクを握った。
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【DEEP Tokyo Impact2023#04】越智晴雄と対戦。フライ級で充実キム・ウジェ「成長した姿を見せる」

【写真】昨日の計量ではリカバリーが相当できそうなボディを披露していた(C)MMAPLANET

本日28日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP TOKYO IMPACT2023#04にキム・ウジェが参戦し、越智晴雄とメインで戦う。

GPを終えたばかりのDEEPフライ級戦線に、韓国から血気盛んに名乗りを挙げたキム・ウジェ。フライ級の層がそれほど厚くないK-MMAから、スクランブル出場のバンタム級でなく本来のフライ級で準備期間もしっかりとあった。そんなDEEP初出場は、自らの力を証明するための──3度目の正直といえる機会を得たことになる。


――日曜日に越智選手と戦うキム・ウジェ選手です(※取材は24日に行われた)。

「ヨロシクオネガイシマス」

──こちらこそ、宜しくお願いします。今の調子を教えてください。

「ONEで戦っているクォン・ウォンイル選手が開いたP-Boyというジムに加わり、自分がキャプテンとしてやっています。準備期間も十分にあり、コンディションはバッチリです」

──プリティボーイはエクストリーム・コンバットから独立をしたのですね。

「ハイ。独立して選手部も創ってやっています。自分はエクストリーム・コンバットとは違うジムで練習していたのですが、館長が警察官になってチームがなくなってしまったんです。クォン・ウォンイル選手とは仲が良かったので、合流しました」

──そんなキム・ウジェ選手ですが、既に日本で戦った経験がありますね。

「大阪でWARDOG、東京はGrachanで試合をしています。ただ2試合とも急なオファーでバンタム級で戦いました。自分の本来の階級はフライ級なのですが」

──なるほど、フライ級のキム・ウジェは違うと。母国・韓国もフライ級の試合は決して多くないですね。

「韓国のフライ級は選手も少なくて、ほとんど知っている選手ばかりなので日本で試合がしたいと思ってきました。今回、DEEPに出られることになって本当に嬉しいです。フライ級とバンタム級で戦うのは全然違います。普段から63キロぐらいしかないので、バンタム級で戦うと力の差を感じていました」

──そうですね。普通に70キロからは落としてくることも考えられますし。DEEPではフライ級GPが終わったばかり、ピョン・ジェウン選手は準々決勝で敗れました。

「韓国ではフライ級の選手の数が少ないので、日本の方が強いと思っています。ただ自分もフライ級としてまだまだ見せるものがあるので、自分の力をDEEPで見せたいです」

──では越智選手の印象を教えてください。

「動画を視て、身長が低くてアグレッシブなファイターです。でも打撃もレスリングもそれほどじゃない。自分の方が強いと思っています」

──そんなキム・ウジェ選手のストロングポイントを教えてください。

「レスリングに自信があります。素早いステップを生かした動き、そこを見せたいです。フライ級ですし、これまでより良い試合ができる。自信はあります」

──では越智選手との試合、どのような戦いを見せたいと思っていますか。

「韓国のフライ級より日本のフライ級が強いと、前から思っていました。ただ自分も練習環境が充実しており、以前より強くなっています。成長した姿を見せることがデキる自信があります。一つのパターンだけでなく、自然に打撃、寝技と総合力で勝てるよう頑張ります」

■視聴方法(予定)
5月28日(日)
午前11時50分~DEEP チャンネル-YouTube

■ DEEP TOKYO IMPACT2023#04対戦カード

<56キロ契約/5分3R>
越智晴雄(日本)
キム・ウジェ(韓国)

<ライト級/5分3R>
LUIZ(日本)
渡慶次幸平(日本)

<ウェルター級/5分2R>
宮崎直人(日本)
小林ゆたか(日本)

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
安永吏成(日本)

<68キロ契約/5分2R>
立成洋太(日本)
コマネチ竜太(日本)

<フェザー級/5分2R>
佐藤勇駿(日本)
相本宗耀(日本)

<フライ級/5分2R>
松丸息吹(日本)
加藤瑠偉(日本)

<ライト級/5分2R>
コマネチゆうた(日本)
後藤亮(日本)

<ストロー級/5分2R>
石井涼馬(日本)
大和田光太(日本)

<フライ級/5分2R>
濱口麗地(日本)
カネタケマン(日本

DEEP JEWELS41

■視聴方法(予定)
5月28日(日)
午後5時20分~DEEP チャンネル-YouTube、U-NEXT、サムライTV

■DEEP JEWELS41 対戦カード

<49キロ契約/5分3R>
伊澤星花(日本)
アム・ザ・ロケット(タイ)

<49キロ契約/5分3R>
須田萌里(日本)
パク・ジョンウン(韓国)

<ストロー級/5分3R>
万智(日本)
キム・ユジョン(韓国)

<49キロ契約/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
彩綺(日本)

<アトム級/5分2R>
古瀬美月(日本)
上瀬あかり(日本)

<フライ級/5分2R>
MANA(日本)
奥富夕夏(日本)

<アマ50.5キロ契約/3分2R>
吉川桃加(日本)
須田美咲(日本)

<アマ・ストロー級/3分2R>
Sarah(日本)
横瀬美久(日本)

<アマ・55キロ契約/3分2R>
角田光優(日本)
横瀬友愛(日本)

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DEEP DEEP Osaka Impact2023#01 MMA MMAPLANET o キック サダエ☆マヌーフ サダエ・マヌーフ ボクシング 修斗 古瀬美月 村上彩 橋本知之 須田萌里

【DEEP OSAKA IMPACT2023#01】サダエ☆マヌーフ戦へ、村上彩─01─「試合で殴られるのは怖くない」

【写真】クソ真面目な受け答えに、芯の強さが感じられた(C)SHOJIRO KAMEIKE

4月2日(日)、大阪市の住吉区民センター大ホールで行われるDEEP Osaka Impact2023#01で、村上彩がサダエ☆マヌーフと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2020年にプロMMAデビューした村上は、初戦で須田萌里を判定で下したあと、3連続一本勝ちの成績を収める。しかし昨年9月には、須田との再戦で敗れた。とはいえ、村上もまたベースである柔術の技術以上の、MMAファイターとしての進化を見せていた。その村上に柔術からMMAに至った道のりと、進化のきっかけについて訊いた。


――今週末に大阪でサダエ・マヌーフ選手との対戦を控える村上選手です。村上選手といえば「柔術黒帯コスプレファイター」というキャッチフレーズがついていますが、コスプレイヤーは職業なのでしょうか。

「アハハハ、コスプレは趣味です。でも私のコスプレを楽しみにしてくれている人たちがいて、私自身もやっていて楽しいので、コスプレは続けていこうと思っています(笑)」

――なるほど。MMAPLANETでは初めてのインタビューとなります。まずは格闘技歴から教えてください。

「2012年ぐらいから地元の徳島柔術で柔術を始めました。その頃、アクション系の映画を観に行ったんですよ。昔からジャッキー・チェンが好きだったし、戦うことってカッコイイなと思って。ジャッキー・チェンって少林寺の映画(『少林寺木人拳』)に出ていたじゃないですか。だから空手や合気道の道場を見に行ってみると大会は型が多くて、スパーリングも組み手の試合もなかったんですね。それで友達から『近くに柔術の道場がある』と聞いて見学に行ったら、最初からスパーリングをさせてくれて。楽しかったので、すぐ入会しました」

――当時の徳島柔術といえば、現カルペディエムの橋本知之選手がいた頃ですか。

「橋本さんと一緒に練習していました。橋本さんは当時、紫帯だったかな? 橋本さん以外も、選手志向の人が多かったですね。私も入会した次の日から毎日通っていました」

――徳島柔術に入会した当時、柔術については何か知っていましたか。

「全然知らなかったです。周りに格闘技をやっている人もいましたけど、私は見たこともなくて。ボクシング――あぁ殴るスポーツねっていうレベルでしたね(苦笑)。徳島柔術では紫帯まで昇格したあと、私も仕事でやりたいことがあって上京しました。最初は職場が近い川越のドランゴンズデンに入会して、代表の澤田真琴さんから黒帯を頂いています」

――MMAを始めたのは、上京してからですか。

「はい。ドラゴンズデンに通っていた頃、たまにキックボクシングクラスにも出て、何回か試合に出ていました。でも、その時点ではMMAをやろうと思っていなかったです。黒帯に昇格したあと、MMAの練習もしている女性柔術家から誘われて試合を観に行ったあと、私自身もMMAを始めることになりました」

――なるほど。格闘技を始める前は、何かスポーツをやっていたのでしょうか。

「学生の頃に水泳や陸上をやっていました。子供の頃には少しだけ柔道もやっていましたけど、どのスポーツも長年やっていたわけではないです」

――そこで柔術からMMAに至るまで、格闘技が最も長く続いているわけですね。

「柔術って、たくさん技があるじゃないですか。他のスポーツよりも自分だけの技をつくって、自由に動くことができるのが良いと思いました。自分で考えて、いろんな技を組み合わせたりとか。MMAも、それ以上に技術の幅がある競技ですよね。いろんなタイプのMMAファイターがいて、自分のスタイルを自身でつくっていけるところが好きです」

――ただ、柔術時代の実績からいえば、柔術に専念したいとは思いませんでしたか。

「2018年に茶帯で全日本とアジア選手権で優勝していて、その前の2017年にヨーロピアンの紫帯で優勝した時は、みんな褒めてくれました。ただ、黒帯を頂いたことで満足してしまったのかもしれないですね。その頃にMMAを始めていたので、柔術の練習に専念できていませんでした。黒帯でも全日本に出たけど、負けている試合のほうが多いかもしれないです。柔術は何歳になってもできるものだから、今はMMAをやろうと決めました。でも、MMAでも柔術の練習は大切じゃないですか。だから今でも週1~2回は必ず、カルペディエムで柔術の練習をしています」

――村上選手がアマチュアMMAの試合に出始めたのが2020年、ちょうどコロナ禍の時期でした。

「そうでしたね。だからジムでも練習ができない頃で。プロに昇格するまでは、ほとんどMMAの練習をやっていなかったです。柔術の練習ばかりで」

――確かに、プロデビュー戦となった2020年10月の須田萌里戦は、「柔術家がMMAをやっている」という印象が強かったです。

「当時はまだ月イチで女子の練習会に参加させてもらっていたのと、ちょっと打撃の練習をやっていたぐらいでした。修斗GYM東京で本格的にMMAの練習を始めたのも、プロデビューしたあたりで。ただ、その状態でもプロで試合をしてみて良かったです。

アマチュアで経験を積んでから、プロデビューという流れも良いとは思います。アマチュアで土台を創ることも大切ですよ。でもアマチュアで創った土台って、所詮はアマチュアレベルじゃないですか。それよりもハードなところに飛び込んで、その状況に慣れてしまえば大丈夫だと思うので」

――それは日本MMAのアマチュアルールと、アマチュア女子MMAの競技人口に関する問題でもありますよね。競技人口が少ないなか、パウンドなしのルールで経験を積み続けることが良いのかどうか。

「はい、女子だからっていう部分は大きいですよね。私としては、できるだけハードな状況で試合をしたほうが、早く成長できると思います」

――プロデビュー戦では須田選手に判定勝ちし、以降は3連続一本勝ちを収めました。この頃になるとMMAに慣れてきたのでしょうか。

「うーん、どうなんですかね……。そこまで打撃ができるようになっていたわけじゃないし、まだまだ柔術に頼っていた頃でした。ただ、試合で殴られるのは怖くなくなりました。練習で殴られるのは怖いんですよ。でも試合は怖くない。なぜかは分からないんですけどね(笑)。古瀬美月さんとの試合(2021年12月、腕十字で勝利)はフックでダウンしたのと、顔面にヒザをもらいましたが、痛くはなかったです。『打撃はもらっても良い』と思えるようになって、試合では冷静に戦えるようになったことは大きいと思います」

――3連続の一本勝ち後、須田選手との再戦で敗れました。その内容と結果については、今はどのように捉えていますか。

「相手のほうが練習を頑張っていたんだと思います。私は初戦と同じようにやったら勝てると思っていたところもあって。自分の詰めの甘さが敗因でした」

――あの試合は、須田選手の成長がうかがえた試合でした。同時に、村上選手も「MMAを戦う柔術家」から、MMAファイターに変化してきた内容だったと思います。

「柔術だと襟や袖とか引くところが多いですけど、グラップリングやMMAだと頭しか引くところがないですよね。でも下になると相手の頭は遠い。だとしたら、足から崩せば良いと思いました。それをカルペディエムのノーギクラスで教えてもらっていて。私のなかでも、その展開がしっくり来たのでMMAでも使うようになりました」

<この項、続く>

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【Black Combat05】Black Combatと対抗戦へ大島沙緒里─01─「MMAは辞めなきゃいけないと考えて」

【写真】アスリート夫婦というのは、そういう苦労もあるのか──と (C)SHOJIRO KAMEIKE

4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05では、Black CombatとDEEPの対抗戦が行われる。5階級で争われる対抗戦の女子アトム級は、DEEPミクロ級&DEEP JEWELSアトム級王者の大島沙緒里がホン・イェリンと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

2021年は4戦全勝も。2022年の初戦は3月にノンタイトル戦でHIMEに敗れた大島だったが、その後はRIZINの試合も含めて3連勝を収めている。しかし、そんななかでMMAを離れてしまう可能性もあったという。今回のインタビューでは、須田戦の後に見せた涙の真相とBlack Combatの対抗戦について語ってくれた。


――2022年の大島選手は3月の敗戦からスタートし、その後3連勝を収めて今年の初戦であるBlack Combatとの対抗戦に臨みます。大島選手にとって昨年は、どのような1年だったのでしょうか。

「初戦の負けは、浅倉選手に勝ったあと(2021年10月、浅倉カンナに判定勝ち)だったので、いろいろ言われたり書かれたりしましたね(苦笑)」

――いろいろ言われたり書かれたり、というのは……。

「上げて、下げられて――という感じです。私もそういう書き込みに慣れていなくて。アハハハ。そこで気持ちも落ちそうになりながら、すぐに次の試合が組まれたんですよね。だから私もすぐに気持ちを切り替えました。チャンピオンとして負けたら周囲の評価がどうなるかも分かりましたし、そこから『絶対に勝ってやる』という気持ちで毎試合準備していました」

――5月の須田萌里戦のあと、『これからMMAが続けられるかどうか分からない』といった旨のことを、涙ながらに語っていました。あの発言はどういう意味で、その後2試合行っているのは一体何がどうなったのかを、ご説明いただけますでしょうか。

「あぁ、その件については何も説明していませんでしたね(笑)。須田戦と同じ日に主人(柔道家の大島優磨)も柔道の試合があって、主人は負けてしまったんです。そのために十代の頃から入っていた柔道の強化選手から落ちてしまって。柔道を引退するかどうか、主人とも話し合いました。もし引退したら、地元(大島優磨の地元は徳島県)で教員をやるかもしれない――そうなる可能性もあったんです。彼が地元に帰るなら、もちろん私も子供たちも一緒に行きますから、東京でMMAを続けられなくなると思いました」

――えっ、そのような状態だったのですか!?

「でも主人がそのあとの大会で優勝して、まだ強化選手には戻っていないけど次に繋げることができました。それが去年の8月ぐらいのことですね」

――昨年の8月ということは、7月の山本美憂戦(RIZINで判定勝ち)は今後どうなるか分からない状態で臨んでいたのですか。

「そうなんです。あの試合は、私のほうから『試合がしたい』とお願いしました。MMAができる間に、できるだけやっておきたくて」

――……もしその時にMMAを離れることになっていたら、大島選手ご自身は気持ちよく離れることはできていたでしょうか。

「うーん、いや……気持ちよく離れることはできなかったでしょうね。それこそ、しばらく格闘技の試合も見られなくなってしまうような――。自分自身としては、まだやり切れていなかったので。

今は日本のどこへ行っても、MMAの練習はできます。でも私の場合は子供もいて、地方に行った時にAACCと同じような練習環境を確保できるのか……。そうなると、満足いくほどの準備をして試合に臨むことはできないんじゃないか。そう思っていました」

――……。

「そんな中途半端な状態で試合に出るのは、私自身は嫌でした。だからAACCを離れることになったら、MMAは辞めなきゃいけないとも考えていたんです」

――昨年11月の古瀬美月戦は、開始早々から鬼気迫る表情でテイクダウンを仕掛けて、すぐに袈裟固めからのアームロックで勝利しました。やはりあの表情には、大島選手としても懸けるものがあったのでしょうか。

「アハハハ、そうじゃないんです。逆に緊張しすぎていました。古瀬戦は打撃を見せようと思っていたのに、それを忘れて組みに行っちゃって(苦笑)」

――えっ、こちらが考えすぎていましたか(苦笑)。

「ミクロ級の試合で減量もあったので、いつもより緊張していました。ただ、アトム級ほど相手も大きくないので、自分の打撃も試したかったんです。いつもより打撃の練習を多くしてきたのに……全く打撃を出さなかったですね(笑)」

――アハハハ。緊張のせいで練習してきたことを出せずに圧勝したと。

「試合が決まってから、『大島が余裕で勝つだろう』と言っている人もいました。私自身は油断しないよう、いつもより気を引き締めて練習していたんです。『古瀬選手は強いし、決して余裕ではない』って思いながら。それが緊張に繋がってしまったんですかね……。

ただ、あの試合で勝てたことで、いろんな気持ちが晴れました。3月に負けたあとは全勝できましたからね。RIZINで勝つことができて、アトム級とミクロ級のベルトを防衛することもできて、とりあえずはホッとしています。でも2022年としては、結果的に現状維持なんですよ」

――現状維持、ですか。

「上にも行けず、下にも行かず、ずっと横ばいで一直線のままじゃないですか。このままで良いのか、いろいろ考えてきました。ミクロ級も相手が多いわけではなく、アトム級も相手が大きいので……。ミクロ級であれば、アム・ザ・ロケットとの試合がどうなるか、ですね」

――アトム級には、本野美樹選手が転向してきました。

「いえいえ、同門対決はないですから(笑)。本野はRIZINか海外を見据えてアトム級に落としているのでしょうし。実は私にとって、Black Combatが初めての海外での試合なんです。もともと海外でも試合をしてみたかったんですけど、佐伯(繁DEEP代表)がYouTubeでBlack Combatと絡み始めた頃に、『女子の試合はないのかなぁ』と思っていました。そうしたら対抗戦で女子アトム級をやると聞いて、すごく嬉しかったです」

<この項、続く>

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DEEP DEEP110 MMA MMAPLANET o 古瀬美月 大島沙緒里

【DEEP110】圧勝。開始早々、古瀬に猛攻を仕掛けた大島がTDから袈裟固め~腕を極めて王座防衛に成功

【写真】双子の娘さんと写真に収まる大島。圧勝といえる試合内容だった(C)MMAPLANET

<DEEP女子ミクロ級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
Def.1R1分24秒 by アームロック
古瀬美月(日本)

サウスポーの古瀬の右に回った大島が、パンチから組みついて古瀬をケージに押し込んだ。足技でグラウンドに持ち込み、すぐにマウントを奪ってからアームロックを狙う大島。さらに腕十字も外れたが、再度に戻ってパンチを落とす。袈裟固めに移行した大島は、古瀬の左足を抑え、パンチを落としながらVクロスでタップを奪った。


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CORO DEEP DEEP110 MMA MMAPLANET o   中村大介 五明宏人 北岡悟 古瀬美月 大島沙緒里 川名TENCHO雄生 江藤公洋 石司晃一 神田コウヤ 赤沢幸典 酒井リョウ 雅駿介 鹿志村仁之介

【DEEP110】計量終了 3階級のタイトル戦。北岡✖江藤、中村✖神田、雅✖鹿志村。後楽園・濃縮大会

【写真】最重量の赤沢は最計量の古瀬の2.78倍の122キロだった(C)DEEP

明日12日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP110 IMPACTの計量が、中野区の中野サンプラザで行われた。

CORO✖石司晃一の暫定バンタム級、酒井リョウ✖赤沢幸典の暫定メガトン級王座決定戦、女子ミクロ級選手権試合=
大島沙緒里✖古瀬美月という3つのタイトル戦に加え、3年11カ月振りの勝利となるか──北岡悟✖江藤公洋のライト級戦、中村大介✖神田コウヤのタイトル挑戦仕切り直し決戦となるフェザー級マッチなど3回戦。

そして2回戦でもストイックなムエタイ三冠王とチャラい極め専門──雅駿介✖鹿志村仁之介など、後楽園ホール大会らしくコンパクトかつ注目カードが並んだ同大会の計量結果は以下の通りだ。


■視聴方法(予定)
11月12日(土)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP110計量結果

<DEEP暫定バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] CORO:60.95キロ
[挑戦者] 石司晃一:61.05キロ

<DEEP暫定メガトン級王座決定戦/5分3R>
酒井リョウ:107.45キロ
赤沢幸典:122.2キロ

<DEEP女子ミクロ級選手権試合/5分3R>
[王者]大島沙緒里:44.0キロ
[挑戦者]古瀬美月:43.95キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.65キロ
江藤公洋:70.65キロ

<フェザー級/5分3R>
中村大介:66.2キロ
神田コウヤ:66.0キロ

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生:70.7キロ
高橋“Bancho”良明:70.2キロ

<バンタム級/5分2R>
雅駿介:61.65キロ
鹿志村仁之助:60.85キロ

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI:66.05キロ
五明宏人:66.2キロ

<バンタム級/5分2R>
KENTA:61.55キロ
朝比奈龍希:61.4キロ

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CORO DEEP DEEP110 DJ.taiki MMA MMAPLANET o パンクラス 中村大介 五明宏人 修斗 北岡悟 古瀬美月 大島沙緒里 川名TENCHO雄生 新井丈 江藤公洋 清水俊一 牛久絢太郎 石司晃一 神田コウヤ 藤井伸樹 赤沢幸典 酒井リョウ 雅駿介

【DEEP110】不器用な苦労人、好漢CORO。石司晃一を相手に初防衛戦「昔、週2~3で練習していました」

【写真】不器用な選手が要領が良くなるのではなく、手順を覚えると強くなる(C)SHOJIRO KAMEIKE

12日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP110で、COROが石司晃一を挑戦者に迎えてDEEPバンタム級暫定王座の初防衛戦を行う。
Text by Shojiro Kameike

2011年のプロデビューから11年、今年5月にDJ.taikiを下してベルトを巻いたCOROだが、その11年は決して平坦なものではなかった。勝っては負け、勝っては負け――さらに2017年までは連敗も繰り返してきた。しかし現在所属するK-Clannの横田一則代表との出会いから、遂に王座を掴んだCORO。その11年の苦労と、対戦相手である石司との意外なエピソードを語ってくれた。


――今年5月にDEEPバンタム級暫定王者となって半年が経ちました。まずベルトを巻いた感想はいかがですか。

「十何年やってきて、やっとベルトを獲れたので嬉しいですよね」

――現在の日本MMAを見渡しても、屈指の苦労人かと思います。修斗では新井丈選手が9連敗から王者にまで昇りつめて注目を集めました。CORO選手も、何度も勝利から連敗を繰り返した末の王座奪取です。

「メチャクチャ苦しい時期もありました。でもMMAが好きだから続けてきたので。そうですね……キツかった、としか言いようがなくて(苦笑)」

――どの時期が一番キツかったのでしょうか。

「パンクラスで3連勝したあと、瀧澤謙太選手と上田将勝選手、それとハワイの試合(エドワード・トムズ戦)で3連敗したんですよ。次の試合で神田T-800周一選手に勝ったあと、また連敗しました。その時期が一番キツかったです」

――2015年から2017年にかけてのことですね。

「いま思うと、無駄に試合をしすぎたなって思います。とにかく早く上に行きたくて、どんなオファーでも受けていました。スクランブル発進でも。それが良くなかったです。ちゃんと技術が追いついていないのに、試合だけしていて。それで連敗を重ねてしまったので」

――たとえば2015年は10月4日に瀧澤戦、11月1日に上田戦があり、その月末……11月28日にハワイで試合をしています。特に瀧澤戦はKO負けしているだけに、競技面でも以降は行うべき試合はなかったように感じます。

「アハハハ、そうですよね(苦笑)。どれも怪我があるのに直前のオファーを受けて、メチャクチャだったと思います。マネージメントも自分でやっていて、オファーが来たらすぐ、やりますと」

――この時に、自分のキャリアに対して限界を感じることはなかったのでしょうか。

「格闘技が好きだったので、辞めようとは思わなかったです。会場へ観に来てくれる人は、だいぶ減りましたけど(笑)。でも練習は好きだし、練習していたら試合したくなって。観に来る人がゼロになっても、好きだから続けようっていう感じでした」

――会場へ観に来てくれる人が減ったというのは、どれくらい減ったのですか。

「プロデビュー当時と比べたら、半分ぐらいに減りました」

――残り半分の方も、それだけ試合をして怪我もあり、さらに連敗していると心配していませんでしたか。

「はい、つまらなくても良いから勝ってくれと(笑)」

――アハハハ、応援してくれる方も勝っている姿を見たいですよね。試合内容でいえば、当時は何が課題だったと思いますか。

「試合中は自分を客観的に見ることができていなかったのかな、と思います。いつも焦って試合をしていて。自分が得意なところも分かっていなかったし、そこが重要でした。今は試合中に焦ることはないので。昔から練習では自信があったんですよ」

――練習でやっている内容を試合で出すことができない。それは致しかたないことですが、程度にもよるかと。

「やっぱり試合は怖いし、焦って自分から行ってしまう。見合う時間が嫌に感じて、バーッと前に出てしまう。そういうところを克服できたのは、横田(一則K-Clann代表)さんと出会ってからですね。

6~7年前……2017年の藤井伸樹戦(判定負け)あたりですね。当時は出会ったばかりで、まだ結果は出ていなかったんですけど、DEEPに出始めてから少しずつ結果が出て来るようになりました」

――そうですね。2107年12月からDEEPに参戦して2連敗、次に2引き分けから2連勝となりました。

「横田さんと話し合って、ちゃんと勝ち星を重ねて上に行けるように、練ってもらいました。そこから実戦を考えた練習ができるようになったんですよ。もともと和術慧舟會TLIVEで練習していて、当時は牛久(牛久絢太郎)とガチスパーばかりやっていて。そこからMe,Weで“横田練”が始まり、いろんなタイプの選手と練習することで視野も広がりました。その成果が出始めたのは、DEEPで連勝するようになった頃だと思います」

――ということは、2019年10月の清水俊一戦(判定勝ち)からでしょうか。

「そうです。実は白川“Dark”陸斗戦(2018年8月にドロー)のあと、首のヘルニアで練習できなくなって。そこで、ただガムシャラにやっているだけではダメだなって、いろいろ考えるようになりました。それと当時、自分で仕事を始めたんですよ。おかげで以前のようにガッと格闘技に集中しているだけじゃなく、気持ちにも余裕が持てたのが大きかったです」

――2018~2019年といえば、1988年生まれのCORO選手にとっては30歳を超えたあたりですね。格闘技を続けていくにしても、30歳を超えたところで生活面を考えたのですか。

「メチャクチャ考えました。それまでバイトしながら格闘技を続けていて、どうしようって焦りもありましたし。だから早く勝って上に行きたい――そう思って、どんな試合でも受けていたんだと思います」

――……。

「あとはヘルニアになって、格闘技を続けることもできないんじゃないかと思ったんですよね。すると、どうやって生きていくのか。そのために自分で開業して。そうしているとヘルニアも良くなってきたので、また試合に出ようと」

――それだけ好きで続けてきた格闘技です。ヘルニアを発症し、格闘技を続けられないのでは……と思った時の心境はいかがでしたか。

「いや、もうヘルニアが痛すぎて、格闘技のことは考えられなかったです(笑)」

――アハハハ! それはそうですよね。

「とにかく痛くて。早く治ってくれ、としか考えられませんでした。それで1年ぐらい練習していなくて、清水戦の直前から少しずつ体を動かし始めた状態でしたね。ただ、少し焦りはありましたけど、もう他と比べても仕方ないし、自分ができることをやろうと」

――なるほど。そうして復帰したなか、2021年6月には今回ベルトを賭けて戦う石司選手に判定負けを喫しています。

「昔、石司選手と一緒に練習していたことがあるんですよ。週2~3ぐらいのペースで」

<この項、続く

■視聴方法(予定)
11月12日(日)
午後5時50分~SPWN PPV
午後5時50分~ニコニコ生放送

■ DEEP110対戦カード

<DEEPバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] CORO(日本)
[挑戦者] 石司晃一(日本)

<DEEP暫定メガトン級王座決定戦/5分3R>
酒井リョウ(日本)
赤沢幸典(日本)

<DEEP女子ミクロ級選手権試合/5分3R>
大島沙緒里(日本)
古瀬美月(韓国)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
江藤公洋(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
神田コウヤ(日本)

<ライト級/5分3R>
川名TENCHO雄生(日本)
高橋“Bancho”良明(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
鹿志村仁之助(日本)

<フェザー級/5分2R>
TATSUMI(日本)
五明宏人(日本)

<バンタム級/5分2R>
KENTA(日本)
朝比奈龍希(日本)

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『DEEP JEWELS 38』&『DEEP TOKYO IMPACT 2022 5th ROUND』試合結果

Sports Graphic Number1057号(「格闘技に何が起きているのか。」)


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【DEEP JEWELS38】早々にダメージを与えケージコントロール。最後はフィニッシュ狙いで古瀬が山崎に快勝

【写真】最後の腕十字狙いが極まらなくても、トータルドミネーションの古瀬が山崎を下した(C)MATSUNAO KOKUBO

<ミクロ級/5分2R>
古瀬美月(日本)
Def.3-0:20-17.20-18.20-18
山崎桃子(日本)

左ミドルの古瀬、右ローを蹴った山崎がスーパーマンパンチを狙う。ここを見た古瀬が、左を当てる。効かされた山崎に追撃の古瀬は、シングルレッグを切って首をコントロールしてトップを取り切る。左足を抜いた古瀬はパス狙いの方向にケージがあり、山崎が足を戻す。起き上りつつ右を連打した古瀬は、ケージに山崎を押し込んで大内、小内、小外と足技を仕掛ける。右腕を差し挙げボディロックから大内の古瀬は、山崎が倒れないとみるとヒザを突き上げる。

残り1分20秒、自ら離れた古瀬は山崎の前進に左を合わせていく。山崎はケージを背負い、左から組まれるとケージを背負ってテイクダウンは許さなかったが、反撃の機会も潰され初回を落とした。

2R、左ハイから右を入れた古瀬に対し、山崎も右を振るって前に出る。ケージに古瀬を押し込んだ山崎は体を入れ替えられると、腰に乗せて投げを狙う。察知して防いだ古瀬は、ボディロックに。小外掛けを防いだ山崎だが、押し込まれた時間が続く。左腕を差して、前方に崩していった古瀬は耐えた山崎をケージに押し込んでヒザも、ブレイクが掛かる。

残り2分、左ストレートから組んだ古瀬がクリンチの攻防に出て時間を使う。ここもブレイクが入り、右ハイを空振りした古瀬に右を振るった山崎が組みを選択。古瀬は体を入れ替えてケージに押し込み、残り40秒でついにテイクダウンを決める。パス&マウント狙いの古瀬が、背中を見せた山崎に腕十字を仕掛け時間となった。ダメージを与えた後は、ケージコントロール、仕上げはフィニッシュ狙いで文句なしの判定勝ちを決めた。


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【DEEP JEWELS38】村上彩と再戦、須田萌里─01─「コロナで柔術大会がなくなって、MMAやったら……」

【写真】2004年7月29日生まれ……コロナが彼女の格闘家人生を変えたといっても過言でない(C)SHOJIRO KAMEIKE

11日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP JEWELS38のメインで、須田萌里が村上彩と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

現在18歳の須田は高校1年生の時にMMAでプロデビューした。結果は2連敗、しかし3戦目から連勝を重ね、わずか2年でジュエルス王者・大島沙緒里と対戦する機会を得ている。王者の前に完敗を喫した大島は、RIZIN出場を経て今回、デビュー戦で敗れている村上との再戦を迎えることとなった。スダコンガのリングネームで知られる父、智行とともに目指す王者への道とは──。


父・智行さんとのグラップリング練習では上を取ると掌底も見られた。コンバット柔術練!!

――須田選手は幼少期からブラジリアン柔術を始めたそうですね。

「小学5年生の時にブラジリアン柔術を始めました。もともとお父さんが格闘技をやっていて、弟のほうが先に柔術をやりたいと言っていたんです。そこでお父さんがジムを開いた影響もあって、私も柔術を始めることになりました」

――お父さんの智行さんは、スダコンガのリングネームでプロMMAの試合にも出場されています。智行さんの格闘技歴を教えていただけますか。

智行 僕はずっとボクシングをやっていて、空手を経験したあとMMAをやりたくなって、まずKFNという格闘技サークルを始めたんですよ。そこからPOWERGATEに出始めて、今のスコーピオンジムに所属して活動するようになりました。

――KFNとは、関西格闘技交流ネットワークのことですか。

智行 そうです。ご存じですか。

――取材で伺ったことはありませんが、2000年代に近畿圏で活動していた格闘技サークルですよね。とても懐かしいです。

智行 当時はmixi(ミクシィ、2000年代に流行したSNS)で仲間を募集して、月に1回ぐらい集まって練習していました。格闘技サークルというレベルでもなく、格闘技サークルごっこという感じでしたけどね(苦笑)。

――関西MMAの黎明期から発展に至る頃に活動されていたかと思いますが、お子さんも格闘技を始めるとは考えていましたか。

智行 何も考えていなかったです。僕は僕で格闘技をやりたいから、やっていた。僕のほうから娘に「格闘技をやりなさい」とか言ったことはないんです。「ちょっとやってみるか」と誘ったり、あとは試合会場へ子供を連れていったことがあるぐらいで。

「私にとっては、『あぁ、やっているなぁ』っていうぐらいで。ただ、お父さんはよく怪我して帰ってきていて、手術することもあったし……格闘技って危ないものなんだなとは思っていました。だから自分もやろうという気にはならなかったです(苦笑)。でも柔術は、あまり怪我をすることはないからと言われて」

――お父さんは試合のたびに怪我をして帰ってくる。その格闘技を娘さんもやろうと言った時の、お母さんの反応は……。

智行 柔術だったらいいよ、っていう感じでしたね。

――それは柔術だったら、という条件ですよね。打撃のある格闘技ではなく。

智行 まぁ、子供を応援していくうちに、感覚は麻痺していくんですよ(笑)。柔術から徐々に、打撃もやるのも慣れていって。今は何でもいいよ、と。

――アハハハ。須田選手ご自身がMMAをやろうと思ったキッカケは何だったのですか。

「もともとMMAをやるつもりはなかったんです。大晦日にテレビで見たり、自分がグラップリングマッチに出た時、MMAの試合も見て『すごいなぁ』と思っていたぐらいで。でも、その頃からコロナの影響で柔術の大会がなくなって、打撃をやってみようかなと思ったんですよね。MMAやったら試合にも出られるやろうし、っていう感じで。

柔術では全日本選手権で優勝することが目標で、それは中2の時に達成しました(2018年JBJJF全日本キッズ柔術選手権 女子ティーン2白/灰/黄帯フェザー級優勝)。そこから連覇するとか、海外の大会に出てみたいと思うこともありました。ただ、当時は私の実力も全然足りなかったし、ムンジアルで優勝したいとか、そこまでは考えられなかったです」

――中学時代に他のスポーツはやっていなかったのですか。

「中学ではバスケ部に入っていました。結構、成績も良かったんですけど、そこで燃え尽きちゃったんです。高校では、これ以上できへんなって。でも柔術は……失礼な言い方になるんですけど、自分はそこまでじゃないのに全日本で優勝できたんです。もっと練習すれば、もっと上に行けるんじゃないか。だから高校生になったら柔術を頑張りたいと思いました」

――子供の頃から格闘技をやっていると動きも違ってきますか。

「小さい頃からやっているので、もう体が覚えているというか……。考える前に体が勝手に動いているんですよね。今はさらに、そこから考えながら体を動かすようになっていて」

――そしてMMAを始めるようになった時点では、どのような目標を持っていましたか。

「高校生の間にプロのチャンピオンと試合できるようになっていたいね――お父さんとそう話をしていました」

――練習メニューや生活もガラリと変わったのではないでしょうか。

智行 その前に社会が変わりましたよね。コロナ禍で学校も休みになったし、ジムのレッスンも止めていました。だからジムも1日中空いていて、使い放題に(苦笑)。だから打撃もイチから仕込もうと。朝から晩まで練習していたな?

「……もうマンツーマンで(苦笑)。朝から走って、5時までジムで練習して。オンラインレッスンを受けたあと、また夜8時まで練習していました。やっぱり最初は打撃も難しかったです。私も覚えが悪いので、アハハハ」

智行 この年齢の時に、それだけしっかり仕込むことができたのは大きいです。1カ月か2カ月ぐらい練習して、『いざMMAに挑戦!!』という感じでしたね。プロデビューは早いかなと思っていました。でも上を目指すためには、少ないチャンスをモノにしていかないといけない。だからオファーを頂いて、『チャンスやからどんどん行け!』 と思ってデビューさせました。

――しかし、プロデビュー戦は今回対戦する村上彩選手に判定負けを喫してしまいました。当初は村上選手と対戦する予定ではなかったのですよね。

「試合前に対戦相手が代わったんですけど、それは相手も同じなので。私は……村上選手が柔術黒帯っていうことにビビっていて、内容も全然ダメでした(苦笑)。試合中に焦ってしまって、セコンドの声も全然聞いていなかったですし」

智行 相手は寝技が強い。MMAやから打撃で行こう、と考えていたんですよ。そこで寝技の勝負に付き合ってしまったのはミスでした。そこはセコンドのミスでもあったんですよ。娘がデビュー戦で、自分のセコンドとしてのレベルも低かったので。プロ2戦目までは、なかなか上手く指示できていなかったと思います。そこから練習方法や作戦の立て方、セコンドの指示も見直しました。

「2戦目まで負けて、3戦目ぐらいからだんだん体も大きくなってきたんで。高校の制服も肩のあたりがパッツンパッツンになってきたから、友達からも『デカなったなぁ』って言われるぐらいで(笑)。体が大きくなるとパワーもついてきて、それに併せてテクニックも身についてきたのが大きいですね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月11日(日)
午前11時50分~SPWN PPV
午前11時50分~ニコニコ生放送

■ 対戦カード

<アトム級/5分3R>
村上彩(日本)
須田萌里(日本)

<49キロ契約/5分2R>
桐生祐子(日本)
HIME(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古瀬美月(日本)
山崎桃子(日本)

<50キロ契約/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
サダエ・マヌーフ(日本)

<ミクロ級/5分2R>
古瀬美月(日本)
竹林愛留(日本)

<ストロー級/5分2R>
長野美香(日本)
井上智子(日本)

<59キロ契約/5分2R>
栗山葵(日本)
Te-a(日本)

<ミクロ級/5分2R>
ちびさい KYOKA(日本)
ジャカ季美香(日本)

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