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【RIZIN LANDMARK04】元谷友貴と対戦、“投神”倉本一真「僕はまだまだ伸び盛りで、成長し続けている」

【写真】 相手を軽視することは絶対にない。と同時に自分への信頼も揺るぐことはない(C)MMAPLANET

11月6日(日)に名古屋市中区のドルフィンズアリーナで開催される「RIZIN LANDMARK 4 in NAGOYA」で、倉本一真が元谷友貴と対戦する。

今年の2月にRIZIN TRIGGER02の加藤ケンジ戦で、ケージでのRIZINルールで頭抜けた強さを見せつけた投神が、4月のケージでの金太郎戦が流れ、5月はリング使用のRIZIN  LANDMARK03で魚井フルスイングに勝利した。それでも──ケージで倉本が見たいという意見は絶対だ。

今回TRIGGERではなくLANDMARKでテストケースとはいえケージが採用された。9月30日の会見後、LANDMARK初の金網大会に満を持して挑む倉本にインタビュー。UFCへ想い、キム・スーチョルの印象、そして今回の対戦について尋ねると、倉本は「本当の意味でオールラウンダー」と元谷の強さを認めたうえで「圧倒する」と言い切った。


──会見が終えたばかりですが、今の心境を教えてください。

「元谷(友貴)選手が相手になりそうだって、僕の方に連絡があったのは一昨日ぐらいでなんです。その時に今日、会見があるということで。『あぁ、決まったんや』と。もともとヒザの手術をして、試合間隔が空いていたのですが、10月か11月に試合がしたいとは言っていたんですけど、1カ月ぐらい前……いやもうちょっと最近ですね、11月大会はケージを使うと聞きました。

それを聞いて『11月でお願いします』と(笑)。そのタイミングで戦いたいということは伝えさせてもらっていて。対戦相手については、1人やりたい選手がいたので要望を出していましたが、その選手ではなくて元谷選手に決まったのが一昨日ですね。

一番の意中の選手ではなかったですけど、その選手との対戦は『今回はないな』と思っているなかでしたし、元谷選手の名前が挙がった時はもう『お願いします』という一言だけでした」

──ところでRIZINのケージ大会であるTRIGGERが行われなくなるかもしれないという話は、以前から伝わっていたかと思います。その時はどのような心境でしたか。

「TRIGGERが開かれなくなるけど、ケージを使った大会は行われるだろうという気持ちでした。せっかく作ったケージを無駄にすることはないやろうって(笑)」

──なるほど(笑)。では元谷選手の印象を聞かせてください。

「本当の意味でオールラウンダーですね。打撃がデキて、組み技や寝技を凌げるとか、組み技が強くて打撃が使えるというのではなくて、どこでも攻めることができて守ることもできる。一つの局面を5点満点としたら、全部が4点以上あると思います。スタミナも凄いし。全部あります」

──各要素が3点ぐらいで、それを回転させて勝つというのは今のトップレベルでは無理だと感じています。一つの要素が5点あり、他の要素も1点とかではなく3点ぐらい上がっているのが現状の世界のMMAなので。そのなかで元谷選手は全要素で4点以上あって回せると。

「ハイ。そういう選手です。力もありますしね。打撃、寝技、レスリング、スピード、パワー、スタミナの全てで4点以上です」

──もの凄く評価されているのですね。対して、倉本選手自身のレーダーチャートは?

「僕は……ハハハハハ。どうなんですか、レスリングが5点を飛び越えて8点とかあって、パワーは10点でしょうね(笑)」

──6つの要素で計30点のところ、その2つで18点になると(笑)。

「それに打撃も寝技ももちろんやっていますし、合計点では僕の方が上回る……と言いたいのですが、そういえないほど強い相手です」

──バンタム級GPで思い通りの結果を残せなかったなか、待望の相手ということですね。

「戦えて光栄です。元谷選手も瀧澤選手とやって負けましたけど、あんなのなんかの事故みたいなもんで。実際には凄く実力のある選手なので、その元谷選手と試合ができて倒せば自分の力を証明することになる。そういう分かりやすい選手で。(アラン“ヒロ”)ヤマニハにも勝っているし、岡田(遼)選手にも勝っている。僕が負けた2人に勝っているので、それは面白い相手です」

──ところで倉本選手はUFCで戦うことを目標にしてきましたが、その想いは今どうなっているのでしょうか。UFCは絶対とはいえないですが、やはり若い力を欲しています。

「若い選手と契約するという現実はありますよね。でも、西川大和選手は結果を残していますし。Road to UFCとかコンテンダーシリーズにも呼ばれないのは、僕の実績が足らないから。僕がちゃんとした結果を残したら、呼んでもらえると思っています。それは年齢だけじゃなくて、必要とされる実力があれば呼ばれるはずです。僕は無敗のまま、勝ち進むことができなかった。力を証明することができなかった僕が悪いんです。

まぁ年齢がいくと、メディカルチェックとか面倒なことは多くなるのでしょうが、そんなことは関係なく強い選手は選ばれている。だから僕は今、自分の実力を証明できていないから仕方ないです」

──来年はPFLでもバンタム級がレギュラーシーズン化されるとも言われています。そこへの興味は?

「もちろんあります。でも今はRIZINで戦っているので、ここでしっかりと一番という結果を残して、タイミングがあえば北米にチャレンジしたいです」

──今年から再びRIZINも海外の選手が招聘されるようになりました。バンタム級ではGP優勝の扇久保博正選手がキム・スーチョルに敗れました。国内での国際戦という部分でも、キム・スーチョルがターゲットになることはないですか。

「僕は負けているので偉そうなことは言えないですけど、トーナメントの覇者とワンマッチのチャンピオンは違います。それにキム・スーチョル選手が強いのは分かっていたし。正直、キム・スーチョル選手が勝つやろうなって思っていました。フィジカル面でも違いあるし、試合はずっとキム・スーチョル選手が優勢で。扇久保選手のパンチが入っても、あまり効いていなかったです。やっぱり強い。強いのが来たな、と。

だから、キム・スーチョルを倒さないといけないとは、当然のようになります。ONEでもRoad FCでもチャンピオンになっていますしね。今、キム・スーチョル選手を倒すのはデカい。実力の証明になります。

そうやってRIZINに海外から強い選手が出てくることはやる気が出ます。でも、僕には強くて戦っていない選手もいっぱい残っているので。キム・スーチョルが来たから、キム・スーチョルを目標にっていうことばかりでなくて、僕はバンタム級トーナメントの上位選手と戦いたいです。

扇久保選手は当然で、朝倉海選手ともやりたい。井上直樹選手もそう。瀧澤(謙太)選手もそうだけど……今回は元谷選手と戦う。凄く良い相手と試合ができます」

──その元谷選手とは、どのような試合をしたいですか。

「今回は圧倒したいです。圧倒……します。僕はまだまだ伸び盛りで、成長し続けています。だからMMAをやっていて楽しいですし、Me,Weで山﨑(剛代表)さんに自分のどこが良くてどこかダメなのか、ずっと見てもらっています。山﨑さんは全部、見てくれています。

練習仲間も皆、モチベーションが高い。(山北)渓人は同じレスリング出身でもグレコとフリーとスタイルも違うのですが、柔術的な動き、グラップリングが上手いです。凄く強くなっています。(藤田)大和……大和にはいつも打撃でアドバイスをしてもらっています。アイツ、本当に凄いです(笑)。Me,Weのメンバーは皆、努力家で。努力をすることが当たり前で、モチベーションの高い選手ばかりです。皆から常に刺激されています。あの場での練習を成果として、元谷選手をぶっちぎります」

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DEEP100 J-CAGE Report ブログ 元谷友貴 昇侍

【DEEP100】元谷友貴が完勝。昇侍を絞め落とし、RIZINバンタム級トーナメント出場へ

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
Def.1R2分08秒 by RNC
昇侍(日本)

元谷が足を使いながら右ローと左ジャブ、さらに右クロスを繰り出す。距離を詰めていく昇侍に対し、元谷は右ストレートから左ジャブにつなげる。ケージ中央で、左フックでダウンを奪った元谷がグラウンドへ。立ち上がろうとする昇侍のバックに回り、RNCで絞め落とした。

試合後、元谷はRIZINバンタム級トーナメント出場をアピール。解説席のRIZIN榊原信行CEOも、元谷の希望に応えた。

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DEEP100 J-CAGE News  ケイリン・メデイロス ヒロヤ ブログ レッツ豪太 中村大介 元谷友貴 北岡悟 大原樹里 安谷屋智弘 昇侍 松場貴志 牛久絢太郎 竜己 阿部大治 雅駿介 鶴屋怜

【DEEP100】計量終了 DJ.taiki「どの面下げて、下げなくて──」。松場貴志「モンモンしなさぁぁぁい」

【写真】DEEP100、20周年記念大会のメインで戦う元谷と昇侍(C)MMAPLANET

明日21日(日)に東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP100の計量が中野区の中野サンプラザで行われた。メガトン級で出場の関根シュレック秀樹と誠悟、レジェンドによるグラップリングタッグマッチ出場の4人以外の出場の14試合=28選手は全員が体重オーバーなく計量を終えた。

メインから順に計量、撮影、コメントという風に進んだ公式計量。そのメインで対戦する元谷友貴と昇侍、そしてセミで北岡悟と対戦する大原樹里は減量の影響か、やや声がかすれていた。

会場の笑いを一番取っていたのはDJ.taikiで、空気を読まず小芝居を延々と続け不評を買っていたのが──案の定、松場貴志だった。

第1回計量時に計量会場に到着していなかった西谷大成以外、27選手の計量後の抱負は以下の通りだ。

昇侍
「DEEPの100回記念大会にメインイベンターとして出させていただくこと、非常に光栄に思っております。メインイベントに相応しい、DEEPの100回記念大会に相応しい戦いをしたいと思うので、応援よろしくお願いします」

元谷友貴
「DEEP100のメインとして、しっかりと勝ちたいと思います」


大原樹里
「北岡選手、とても尊敬してファンだった選手ですが、それでは勝てないので尊敬と敬意をもって明日しっかりと勝ちたいと思います」

北岡悟
「えぇ、語るべき何かは明日生き残って語りたいと思います」

レッツ豪太
「この度はこのようなDEEP100回記念大会という大きな舞台に、しかも暫定王者決定戦というところに初参戦で迎えられることに感謝しつつ、さらにGLADIATORのチャンピオンなんでグラジエイターのチャンピオンとしての強さをぶつけて、明日はKOで勝ちます」

阿部大治
「明日は真っ向勝負でぶっ倒して、ベルトを獲ります」

渋谷カズキ
「今回は韓国のビョン・ジェウン選手の代役として急遽戦線となったのですが、来るべくして来た今回の戦いだと思っています。明日はしっかりと極めて次に繋げたいと思っております」

藤田大和
「今回、タイトル初挑戦ということでこういう機会を与えて下さった佐伯代表、ありとうございます。ビョン・ジェウン選手に代わって(対戦を受けてくれて)、渋谷選手ありがとうございます。明日は何が何でも獲りに行く心構えでしっかり勝ちに行きます」

中村大介
「フェザー級一発目でチャンピオンとやらせていただき、ありがとうございます。DEEPの記念すべき100大会で全選手のなかで一番楽しんで試合をしたいと思います」

牛久絢太郎
「DEEP100回記念大会で中村選手と戦えることを光栄に思います。明日はインパクトの残る試合をします」

神田コウヤ
「意気込みは扇チャンネルを見てください」

DJ.taiki
「自分は前回のタイトルマッチで凄い情けない試合をして負けてしまって、悔やんでも悔やみきれない、死んでも死にきれない、これはもう死んでも成仏できないんじゃないかと。もしかして俺は既に死んでいて、タイトルマッチでも成仏できない地縛霊なんじゃいかと思うぐらい悔しくて。そんなことを考えたりで……もしかして俺はチャンピオンになれないと成仏できないんじゃないかと。

皆よく対戦相手に対して、引導を渡してやるとか言いますけど、俺は自分自身、自分に対して引導渡してやるつもりで、チャンピオンになって引導を渡すつもりでやいたいと思います。

そして来る2月27日は田村ゆかり姫の45回目のバースデーです。こんなね、試合に負けてどの面下げてバースデーイベントに行くんだって話ですけど、今回はオンラインになってしまったので、どの面は下げないんですけど──勝って無事にオンライン・イベントを視られるように頑張ります」

栗山葵
「ええと年数とか年上とか関係ないと思っているので、今回は大きい大会なんでもっと大きく行こうと思っているんでお願いしまぁす」

杉山しずか
「良いところを出させないのが私の仕事かと思いますし、自分のやりたいことを全部出させてもらおうかと思っています。ホントはこれから伸び盛りの選手にこれからドンドン活躍してもらいたいというのがありますし、私の役目はそういう人たちに引き継いでいくというか──そういう気持ちもなくはないのですが、まぁ乗り越えられるなら乗り越えてみろという試合をしたいと思います」

東修平
「えぇ、CORO選手──明日は宜しくお願いします」

CORO
「記念すべき大会に出られて光栄です。こちらこそよろしくお願いします」

雅駿介
「ムエタイの世界からベルトも全て捨ててこの世界にやってきました。MMAでどの局面でも勝負して勝てるよう準備してきたので、明日は圧倒して勝ちます」

ヒロヤ
「明日は必ずぶち壊します」

松場貴志
「Grachanから来ました。DEEP100参戦させていただき、誠にありがとうございます。そして対戦相手のアニヤ選手、今までの試合映像全て見てきました。そして今日、確信に変わりました。その左のお尻、魚の目できていますね。大きな大きな魚の目できていますね。その大きな大きな見たことないような大きな魚の目、もうそれは魚の目じゃない。

魚だ。目じゃない。そんな相手に僕は本気を出せない。ただ私もフェアに戦いたい。そこでこれを塗ってあげます(天花粉と書かれた瓶を取り出す)。私が塗ってあげます。さぁ、アニヤ!! こっちを向いてモンモンしなさぁぁぁぁぁぁぁい」

安谷屋智弘
「アニヤじゃなくて、安谷屋です。明日はしっかりと勝って、次につなげたいと思います。松場選手、明日は宜しくお願いします」

関原翔
「DEEPは初参戦になりますが、第1試合で会場を盛り上げて他の選手につなげたいと思います」

力也
「明日は自分らしい試合をして盛り上げて、応援よろしくお願いします」

山本歩夢
「対戦相手が急遽代わったんですけど、高塩選手受けていただきありがとうございます。MMAを始めて半年でこんな大きな大会にオープニングファイトではありますが、出場させていただけることを光栄に思います。オープニングファイト一番手、鶴屋怜から良いバトンが回ってくると思いますので、僕もしっかりと勝ってジムの先輩の神田コウヤ選手に良いバトンをつなぎたいと思います」

高塩竜司
「代打出場ということで、自分は代打出場は得意で3回目なんですけど、あとオープニングファイトも自分が覚えているなかでは5試合ぐらいやらせていただいているんですけど、今回でプロの試合としては16戦目になります。ある程度、結果も求められるようになるので、反則以外のどのような手段を使っても絶対に勝ちます。勝ち方に拘らず絶対に勝ちます」

西谷大成──本計量時に間に合わずコメント無し

井上雄斗
「本戦に負けないように頑張ります」

竜己
「明日は一発目の試合なので盛り上げます」

鶴屋怜
「竜己選手、明日は良い試合しましょう」

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライTV

■DEEP100計量結果
<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
昇侍:61.7キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.75キロ
大原樹里:70.6キロ

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治:76.8キロ
レッツ豪太:76.85キロ

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和:56.65キロ
渋谷カズキ:56.25キロ

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:66.2キロ
中村大介:66.1キロ

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki:66.15キロ
神田コウヤ:65.75キロ

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか:56.8キロ
栗山葵:56.45キロ

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹:──キロ
誠悟:──キロ

<バンタム級/5分2R>
CORO:61.45キロ
東修平:61.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ:61.7キロ
雅駿介:61.65キロ

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.05キロ
松場貴志:57.05キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.65キロ
関原翔:61.1キロ

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:66.05キロ
山本歩夢:66.25キロ

<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.3キロ
井上雄斗:66.05キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.5キロ
竜己:56.2キロ

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GONG KAKUTOGI Interview ブログ 井上直樹 元谷友貴

【Special】1月22日(金)発売GONG#312から。井上直樹「あそこまで通用するとは考えていなかった」

【写真】ついにフルポテンシャルを発揮し、衆目を集めるようになってきた井上直樹(C)MMAPLANET

今月22日(金)に発売されるゴング格闘技#312に掲載される井上直樹インタビュー。

1月31日、RIZINで元谷友貴を相手にやってのけた完勝劇を打撃戦、ハイクロッチの対処、そして寝技のバックキープとRNCという3つの局面で自己解析し、今後への自信を語ったインタビューの冒頭部分を抜粋してここでお届けしたい。


──元谷選手に初回RNCで一本勝ち、これは想像の範疇を超えた勝ち方でした。

「判定までいくつもりだったので、この結果には自分でもビックリしているところがあります。思ったより、通用するのかなって……結構、日本では上のレベルに来ているかもと思えるようになりました」

──作戦としては、判定になっても勝てるというモノだったのですか。

「ハイ。3Rを通して距離を取ってジャブを突き、ローを蹴っていこうと。正直なところ元谷選手が、あの早い段階でああいう低い姿勢で組んでテイクダウンを狙ってきたのは予想外でした」

──予想していなかった動きに対しも、しっかりと反応することできたのですね。

「ソニックスクワッドでいつも練習していたことが出せました。あれは元谷選手対策ということではなく、普段からやっている局面だったので」

──ハイクロッチに対してバックを狙った。元谷選手も巻き込んできたのですが、そこでしっかりと背中に回り切れました。元谷選手としては、あの場面で胸を合わせたかったかと思います。

「あの動きも、いつも練習していることが自然と出た感じでした」

──いつもあの動きができるということは、直樹選手のバック奪取は間違いなく日本トップクラスですね。

「まぁ人並みに……(苦笑)。いや、他の人よりはデキているのかなって。でも、元谷選手を相手にして、あそこまで通用するとは考えていなかったです。水垣さんのところで対策練習として、四つに組んでくるだろうから、そこをいなすという準備はしていましたけど」

──最初の四つ組狙いをしっかり反応したことで、元谷選手も余り印象にない片足を取りにきたのかもしれないですね。

「その前の打撃の展開で、大きなパンチを振りまわしていたのはしっかりと見えていました。一発入ったように思われたかもしれないですが、アレはガードの上からでしたし。打撃に関しては、水垣さんから試合前に『差はある』と言ってもらえていたので自信をもって戦うことができていました。

だから打撃でリードしたら、元谷選手は苦しくなって組みに来ることはあると思って戦っていると、コーナーの水垣さんから『そろそろ組みついてくるから』っていう声が聞こえてきて。それがドンピシャのタイミングだったんです」

──打✖打のみならず、組みに対しても圧力を掛ける打撃の距離がとれていたのですね。傍から見ると2人の間にある距離は同じなのですが、対面していると自分の攻撃ができる距離とタイミングが取れている直樹選手の間合いだったかと。逆に元谷選手は傍で見ている以上に遠く感じ、圧力を受けていたかもしれないです。

「打撃に関しては全然怖いという感覚はなかったです。あのままで行けると思っていました。組んでこなければジャブとロー、元谷選手の意識が下にいけばハイキックを狙っていたのですが、それは出せなかったです(微笑)」

<元谷戦の振り返りは、この後バックキープとRNCでのフィニッシュに続き、またこれから実現するであろう日本人対決へ向けて自信の言葉に関しては、1月22日発売のGONG312号をご愛読ください>

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CORO DEEP100 J-CAGE News ヒロヤ ブログ 元谷友貴 昇侍 東修平 誠悟 関根シュレック秀樹 雅駿介

【DEEP100】元谷友貴が50日のインターバルで、昇侍と再起戦。要注目、雅駿介のMMAデビュー戦

【写真】この短い試合間隔での再起戦、吉と出るか凶と出るか(C)MMAPLANET

4日(月)、DEEP事務局より2月21日(日)に東京都文京区のTDCホールにてDEEP100 IMPACT~20th Anniversary~の追加カードの発表があった。

DEEPの20周年記念大会、今回明らかとなったのは4試合で、3回戦はバンタム級の元谷友貴✖昇侍の一戦だ。


元谷は昨年中より同大会出場をアピールしていたが、大晦日のRIZINで井上直樹に一本負けを喫し50日のインターバルでの出陣となる。対する昇侍も昨年9月にRIZINで朝倉海にサッカーボールキックで敗れて以来の再起戦だ。

また2回戦では関根シュレック秀樹✖誠悟のメガトンファイト、CORO✖東修平という何とも味わいのあるバンタム級マッチに加え、WMC日本ライト級とSUK WAN KINGTHONG及びMuay Thai Openという3つのベルトを巻いた雅駿介のMMAデビュー戦=ヒロヤ戦が決まっている。

昨年は国内では平本蓮がK-1からRIZIN、欧州では元ラジャダムナン王者ファビオ・ピンカがONE、南米からはGlory二冠のアレックス・ポアタンがLFA、オセニアはKing of Ringトーナメント3度優勝のカーロス・アルバーグがコンテンダーシリーズからUFCという風に、立ち技で実績を残している選手のMMA転向が多く見られた。

今や世界のMMAのトップクラスは中間距離で打ち合えて、テイクダウンを切り、倒されても立つ──だけでなく柔術も修得している選手に締められている。それでいて真正面で向き合い、拳が届く距離で戦う純粋立ち技競技出身のファイターよりも、組み技基調で打撃力をつけた選手が多数派だ。そのようななかで、雅は国内立ち技でトップを究め、引退してMMAに完全転向を決めた。

この間、雅はCAVEで石渡慎太郎やアキラ、斎藤裕に揉まれ、ロータス世田谷で組み技も研鑽してきた。蹴りやパンチもそうだが、首相撲をどのようにMMAで使いこなせるようになっているのか──非常に楽しみなMMAデビュー戦だ。

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Interview J-CAGE ブログ 元谷友貴 米山千隼

【Special】揺ぎ無い現役引退という決断、米山千隼─01─「辞めるという僕の気持ちが変わることはない」

【写真】米山千隼というMMAファイターがいたことを、MMAPLANETの読者の人たちには記憶にとどめてほしい──それだけです(C)MMAPLANET

昨年11月1日に東京都港区のニューピアホールで開催されたDEEP99で元谷友貴に敗れた米山千隼は、試合前に話していたように、プロMMAファイター人生に区切りをつけた。

試合直後、ニューピアホールを後にする米山と見かけ、『また色々と考えて』と話しかけると、彼は『いえ、もう決めていたことです』と言い切った。

あれから2カ月、所属するマルワジムも横浜も1月26日に閉館が発表されている。

もちろん米山の決断に変化の兆候があるという話は、前年ながら全く伝わってこなかった。米山千隼というポテンシャルに溢れた──そして、独特の存在感のあるMMAファイターが我々の世界にいたことを確認したく、2020年の年の瀬にマルワジムを訪れた。


──11月1日の元谷選手との試合前に『負けるとUFCはない。辞める』という発言をしていました。負けたら引退発言は、その実あまり実行されることがないのも格闘技界です。本来の力を発揮できなかった。納得できない内容なので辞めないという事例も少なくありません。元谷選手に負けた時に、そのようなことを何も思わなかったですか。

「何も思わなかったことはないですね。想うことはやはりありますし、本当は心の底から『もっとできる』だとか──公に皆に言い訳をしたい……色んな言い訳はやはり出てきました。

言い訳は出てきてしまうのですが、試合前から『勝ったら続ける。ここで負けるようだと辞める』と決めていました。だから負けた後の感情で辞めるか、続けるのかという部分を考え直すことはなかったです」

──全くなかった?

「ないです。決めていたので。多くの選手がいて、それぞれ色々な考え方があると思います。自分のことを客観視してみると、勝つたに必要なメンタルは『後がある』という風に考えて創ることができるモノではなかったです。

自分を追い詰めないとできない人間だということは分かっていたので──。負けたら終わりだということを決めていたのに、『まだ続けたい』という気持ちで言い訳をして、格闘技を続けてしまうと……もう戦える自分ではなくなるんだろうなと思っていました。だから負けてから悩むことはなく、決めていたことに従った形です」

──あの日の試合のデキについては、どのように思っていますか。

「正直……分からないです。けれども素直に負けたと思っています。細かい部分をいえば色々なコトを言い訳したくなるのかもしれないですけど、これまでとは違い次がないので、試合映像を見返して考察することもしていないです。

自分がどうだったのかも考えてもいないので、そこまで自分のデキがどうだったのかは言えないですが、素直に負けた。やられたと今も思っています」

──失礼を承知で、言い訳をしてほしいと思ってインタビューをさせてもらっています。

「……。細かいことを言い始めるとキリがないですが、強いて言うなら──この1年凄く練習をして……。実現しなかった試合も含めて、様々な選手と試合をするという話があったので、色々な想定をして練習していたので間違いなく成長していたと思います。

ジムの皆が協力してくれて、自分のなかで色々な動きを作ることができていました。でも最終的にMMAって自分の感覚があって、たくさんの技術を教わってもそれを出すのは自分で。タイミングも時と場合によって違いますし。その部分ですね。自分が考えないといけない部分が、散漫になっていました。

メンタルとしても技術としても、凄く散漫になっていた。細かい言い訳でなくて、大きな部分で──自分のMMAが散漫になっていたとは思っています」

──そういうことは過去の試合ではなかったですか。

「自分の強さに自信がないので、日常的にもMMAについて考える時間が多かったことは、これまで勝てた要因の中にあると思います。

でも元谷選手との試合、この1年間に関しては自分で考えないといけない部分があったはずなのに、協力して下さる方に甘えてしまっていました。皆で考えてくれていたので……そこに甘えてしまって。

自分を創るためには辛い練習をしないといけないというのがあって、そこを優先していました。もっと自分で考えないといけないことはあったなと思います。

苦しい練習をしないといけないことは勿論なのですが、それだけでもダメで。僕自身がもっと考えないといけなかった。この1年は方向性が、色々な方に向いてしまっていたというのはあります」

──それはこの試合に勝てば、次は○○でという風にキャリアアップを考えていたということでしょうか。

「そうではなくて。あくまでもMMAで戦うことために必要なメンタル、技術に関して。練習への取り組み方という部分で、ですね」

──強くなっている自信はあったわけですよね。

「技術的な部分では幹として……個々の打撃、寝技という部分では間違いなく上がったという自信はありました」

──では元谷戦に関して、自信と不安の割合はどのようなモノだったのでしょうか。

「正直、勝てると思っていました。ただ……なんか研ぎ澄まされた感覚はなかった。ただ目の前にある元谷選手という恐怖に対して、自分が試合に臨むため、勝つためのメンタルは創れたと思いますけど、それ以上のモノは創ることができていなかったです」

──元谷選手以外との試合では、それ以上のモノが創れていた?

「その時の自分としてはデキていると思っていました。ただし、今考えるとメンタルの創り方とか少しズレていたかもしれません。恐怖に対するためのメンタルを創る部分に、いっぱいいっぱいになっていたというのはあります。僕の器が足らなかったから。そう思います」

──キツイ練習をすることで突破できるという想いでしたか。

「地力で元谷選手に勝てないとUFCに行けないという風なニュアンスで話してしまっていたと思うのですが、元谷選手対策は当然にしたうえで、地力で優らないとUFCへは行けないと練習中にも思っていました。

でも……本当は元谷選手に勝つために、もっと元谷選手に勝つための練習にガムシャラになっていなければいけなかったです。そういうことを繰り返して、いつかUFCで通用する選手になっていくわけで。そういう部分で、もう少し考え方はあったんじゃないかなって、今想えばあります。

でも、そこに関して後悔はないですし、負けたという結果を受け入れています。元谷選手に勝てなかった。元谷選手が本当に僕より強かったということは心の中で認めています」

──負けた、弱かったのはあの夜のことです。続けていると、自分の方が強くなれるという風に考えることはなかったですか。

「そう言う風に考えることはできないです」

──では、続けるべきだという意見は?

「色々な方から言っていただけました。『まだ若いんだから』と。そういう風に言っていただけることは有難かったです。有難かったですし、『UFCへは他のアプローチでまだいける』と言ってくださった……そういう意見を拒絶するつもりもなかったです。でも、辞めるという僕の気持ちが変わることはないです」

<この項、続く>

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DEEP99 J-CAGE Report ブログ 元谷友貴 米山千隼

【DEEP99】元谷友貴が貫録の一本勝利。米山千隼にテイクダウンから何もさせず腕ひしぎ腕固めでタップを奪う

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
1R4分59秒 by 腕ひしぎ腕固め
米山千隼(日本)

左手を前に出して構える米山に対し、元谷が右ロー。距離を詰めた米山は、元谷の右ローをキャッチし、相手をケージに押し込んでいく。しかし元谷は体勢を入れ替え、ボディロックからテイクダウンを奪う。ケージ中央でトップを維持する元谷。米山は上半身を起こしながら、左腕を元谷の首に回し、リバーサルする。しかし元谷はすぐにトップを奪い返し、さらにマウントへ移行する。米山のブリッジを防いだ元谷は、マウントから鉄槌を落としてトップをキープ。動く米山のボディにパンチを連打する元谷。徐々にポジションを上げていった元谷は、三角絞めの体勢へ。残り10秒を切ったところでしっかりと足を固めて、暴れる米山に対して腕ひしぎ腕固め(アナウンスはアームバー)に切り替え、ラウンド残り1秒でタップを奪った。

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DEEP99 Interview J-CAGE ブログ 元谷友貴 米山千隼

【DEEP99】米山千隼と対戦、元谷友貴「インパクトを残せるぐらいの実力がないと……生き残れない」

【写真】感情の起伏が少ない──そんな強さを持っている(C)MMAPLANET

1日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP99。昼夜興行、夜の部のメインで米山千隼と元谷友貴が戦う。

RIZINという舞台で戦いながら、DEEPでも考えうる最強の相手と戦う。UFCを目標に現状で最強の相手を欲する米山と、同じ志向の元谷は、その同じ言葉に情念がなく、アッサリと口にする。

その間性こそ、元谷らしさだが──米山戦を前にして、元谷はいつもと変わらぬ心境でいるようだった。


──現状、修斗やパンクラスは当日計量で1階級上の体重で試合を行っていますが……。

「あっ、そうなんですか。全部、いっこ上なのですか?」

──知らなかったのですか!!

「全然知らなかったです」

──相変わらずの我関せずぶりですね(笑)。そういうなかで前日計量&従来の体重でやることをどのように感じているのかを尋ねたかったのですが……やめておきます(笑)。今回の試合に向けて、主にどこで仕上げてきましたか。

「Power of Dreamで打撃、パラエストラTB(浦安・葛西)で週に1度MMAの練習をして行ける日に柔術をしていますね。あとはKRAZY BEEに行かせてもらっています。今年になってからはこの3カ所で練習しています」

──今回の米山戦ですが非常にシビアな試合です。元谷選手はDEEPでは3月も大塚隆史選手との試合でしたし、RIZINに向けてのチューンアップ的な試合ではないですね。

「取りあえず強い相手と試合をしたいと思って組んでもらっています。もちろんRIZINで戦いたい、戻りたいという気持ちはあります。でもDEEPでつまらないというかレベルの低い相手とやっても盛り上がらないです。強い相手とリスクの高い試合の方が、見てくれる人も面白いはずですしね。

僕自身も気が緩まない相手、普段から頑張るにもそういう選手と戦いたいと思っています。強い相手の方が成長できるので」

──RIZINで敗れたわけでなく、佐伯代表も大晦日で井上直樹選手との試合という流れがあるなかで強い相手を求めたと話していました。このタイミングでDEEPで米山選手との試合、痺れる判断です。

「RIZINからはこの間はあるかもという話で、DEEPがこのタイミングで大会があるから試合に出る。RIZINのためとかでなく、DEEPでもRIZINでも1試合、1試合だと捉えています。井上選手とは、米山選手に勝てば年末にできると思うので(笑)」

──では米山選手の印象を教えてください。

「最初に試合を見たのが、去年の石司戦で。解説をしていたんです。どういう試合運びをするのかと見ているとKOで勝って、強い選手だと思いました。米山選手のことを余り知らなかったので、試合前は石司選手が勝つと予想していました。そこでKOで勝ったので──ハイ、強いですね」

──身長差がかなりあります。

「10センチぐらいですね。180センチ近くあってヒザも強いので、気を付けないといけないです。すぐに首相撲というか、四つ組みにきて離れ際のヒジ、ヒザという印象ですね。寝技もできない感じはなくて、結構良い動きをしているかと思います」

──そんな米山戦で見せないといけないのは?

「打撃も寝技も全部で良い練習ができているので、どこというのはないですが、その成長を見せたいです」

──米山選手は追い込んで気持ちを創らないと試合で戦えない。対して、元谷選手は精神的にいつでも戦えるモノを持っている。それが強さだということを言っていました。

「えっ? へぇ……。どうなんですかね……。やっぱり練習はしないと。でも練習で自分を追い込まないと、戦う気持ちは創れないですよ。ハハハ。そういうことは……余り分からないですね」

──試合で自然と相手を仕留める気持ちの持ち主ということを米山選手は言われていたと思います。

「確かに最近の試合でいえば、凄くリラックスできています。でも、それは練習量──練習をしっかりとやってきた自信があるので、リラックスできることで。練習しないと、試合は動けないですよ(笑)。良いコンディションを出せるように、ずっと創ってきて、それは試合に向けての自信になっています」

──米山選手は未知数な部分が多いです。そこが気になることはないですか。

「未知っていう部分でいえば、1年間試合をしていないので若い選手は、この間でどれだけ成長しているのか。そういう点が未知な感じです。でも、試合内容についてはパターンというか、同じ試合展開に見えます。凄く組みつきたいように感じます。でも、僕は組みつかれても全然平気ですし」

──RIZIN大晦日参戦に向けて、インパクトを残すという意識はありますか。

「それもありますし、今後上にいくためにインパクトを残せるぐらいの実力がないと……生き残れないと思っています」

──元谷選手はRIZINで、その強さが結果に結びついていないという印象もあります。年末、そして2020年に向けて、どのような目標を抱いていますか。

「結果はそんなに良くないですね。だからこそ目の前の試合でしっかり勝ち、年末にもしっかり勝つ。そこですね。ここで良い勝ち方ができれば、また良い相手と組んでもらえますからね。もう今しかない、本当に来年こそは──そういう気持ちでやっています」

──では改めて、米山戦への意気込みをお願いします。

「意気込みを話すというのが、いつも難しくて……(苦笑)。試合に向けて必要なことはやってきました。あとはケガなく、試合をこなす。イメージ通りに戦うだけです」

■視聴方法(予定)
11月1日(日・日本時間)
午前5時45分~PPV SPWN

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
米山千隼:61.5キロ

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗:66.05キロ
オーロラ☆ユーキ:65.95キロ

<63.5キロ契約/5分2R>
東修平:63.2キロ
和田教良:61.40キロ

<フェザー級/5分2R>
神田コウヤ:66.3キロ
鬼山反猫:66.15キロ

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉:56.7キロ
桜井宇宙:56.5キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.6キロ
日比野”エビ中”純也:61.25キロ

<フェザー級/5分2R>
ザック・バスケープ:65.6キロ
DJ・マルコ:65.3キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
我謝真人:62.85キロ
ラックチャイ・GTジム:62.3キロ

<ストロー級/5分2R>
サイモン・シェ:51.9キロ
竜己:52.1キロ

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【DEEP99】計量終了 元谷友貴「インパクトのある試合を」✖米山千隼「自分がやってきた事のほうが濃い」

【写真】両者とも実に覚悟の決まった表情をしている(C)DEEP

11月1日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP99 IMPACT の計量が31日(土)に行われた。

メインはRIZINで巻き返しを図るための落とせない元谷友貴とUFCへ賭ける想いのみで戦う米山千隼の注目の一番が組まれた同大会。DEEP98 出場選手とは時間をずらし、計量が行われた。


ここではDEEP事務局から送られてきたメイン出場の両選手のコメントを紹介したい。
元谷友貴
「メインなんでインパクトのある試合をします」

米山千隼
「元谷選手は実績はありますが、今まで自分がやってきた事のほうが濃いと思いますので明日は勝ちます」

■視聴方法(予定)
11月1日(日・日本時間)
午前5時45分~PPV SPWN

■ DEEP99計量結果

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
米山千隼:61.5キロ

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗:66.05キロ
オーロラ☆ユーキ:65.95キロ

<63.5キロ契約/5分2R>
東修平:63.2キロ
和田教良:61.40キロ

<フェザー級/5分2R>
神田コウヤ:66.3キロ
鬼山反猫:66.15キロ

<フライ級/5分2R>
加藤瑠偉:56.7キロ
桜井宇宙:56.5キロ

<バンタム級/5分2R>
平松翔:61.6キロ
日比野”エビ中”純也:61.25キロ

<フェザー級/5分2R>
ザック・バスケープ:65.6キロ
DJ・マルコ:65.3キロ

<キック63キロ契約/3分3R>
我謝真人:62.85キロ
ラックチャイ・GTジム:62.3キロ

<ストロー級/5分2R>
サイモン・シェ:51.9キロ
竜己:52.1キロ

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【DEEP99】10月23日(金)発売のFight &Lifeで米山千隼が語った──尋常でない追い込み練習と元谷友貴戦

【写真】鬼気迫るという表現が生ぬるく感じられた追い込み練習だった(C) MMAPLANET

11月1日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるダブルヘッダー=DEEP98&DEEP99。夜の部=DEEP99のメインが元谷友貴✖米山千隼に決定した。

10月23日(金)発売のFight & Lifeでは、元谷戦に向けて追い込み練習を行う米山は取材。

記事にあるように、鬼気迫るというような表現が生ぬるく感じられるような追い込みよう──このままで精神に異常を来たすのではないかと危惧されるほど、肉体とメンタルをギリギリにまで苛め抜く米山の息が整うのを待ち、元谷戦、これからについて尋ねた。

ここでは、元谷戦と元谷というMMAファイターについて、どのように思っているのかを抜粋(要約、加筆)してお届けしたい。


──どういう気持ちで、この追い込みの5分✖5R=25分間をやり切っているのでしょうか。

「始める前は『やるしかない』とか自己暗示を凄くかけています」

──このハードな練習は当然11月1日に元谷友貴選手との一戦に向けてでしょうが、「元谷に勝てないぞ」という周囲の声が、「そんなじゃUFCに行けないぞ」という声に変わりました。

「そもそも僕はUFCに憧れてUFCに行きたいと思ったわけではないです。強くなりたいと思った時にUFCを目標にすれば強くなれると思って、UFCを目標にしました。それが自分のなかに刷り込まれています。だから折れそうなときに『UFCに行けないぞ』と言われると、体が動くようになります。

疲弊した時に、その言葉が聞こえ一瞬でも考えることができるなら、何とかやり切れるメンタルになります。正直なところ元谷選手に勝っても、それでUFCと契約できることはないと思っています。なので、この試合に勝ってからということだと、僕はACAやBrave CFを考える必要があります」

──とはいえ、これだけの追い込みしているのですから、元谷選手との試合を軽視しているわけはない。そのうえで元谷戦後を考えているわけですね。

「今、海外に行ける状態でないことは分かっています。でも1年間も試合間隔が空いてしまった。その一方で、この状況でも試合をしている人は実際にいます。世の中の流れもありますが、僕も無理やり戦おうと思ったらできていたのにやらなかった。それもあって、もうこれ以上先に延ばすことはできない。僕は知らなかったのですが、年末のRIZINで井上直樹選手が元谷選手と戦うという話があるなかで、僕に元谷選手と戦わないかという話がきた。DEEPで一番強い選手ですし、すぐに『やらせてください』と返事をしました」

──元谷選手は申し分のない相手だということですね。

「UFCへ行く云々ではなく、僕が今持っている実力で試合に出る、その相手として最高の選手だと思っています。でも元谷選手にカツカツの試合で勝ったからといって、UFCに行けるとは思っていないです。だからといって今の僕の力で元谷選手を圧倒できるのか……、できないのかっていうのは、試合をしてみないと分からないことですし。とはいえ客観的に考えて、全てを出し切れる相手です」

──これまでのキャリアのなかで一番強いという意識はありますか。

「あります。そういう意識は。だからこそ、ここで躓いているようではUFCはないです。ジムで立ててもらっている作戦は、しっかりと判定でも勝つというものですが、僕自身……心のなかでは、フィニッシュしないといけない相手と捉えています。僕の個人の想いですけど」

──ところで昨年10月の石司戦の前に、「石司選手と圧倒的な違いは勝利への執着心であり、そこが差になる」と言っていましたが、今回の元谷選手と自分自身の違い、そして試合に置いて差になると考えている部分はありますか。

僕の勝手な想像ですが、元谷選手の試合を見たり、インタビューなんかを読んでいると、僕とは違い試合用の自分なんか創る必要がなく戦える人だと思います。石司選手には勝利に対する執念が足らないと言ったのですが、元谷選手の勝利に対する執念は無意識なモノじゃないかと。その執念を創ってきて、試合に臨んでいるのではなくて、もともと備わっている。

だから勝負すべきところで勝負できて、最後の最後でも勝ち拘ることができます。対して僕は生まれながらそういうモノが備わっているわけでもなく、学生時代にそういう勝負をしてきたわけでもないです。格闘技を始めてから、勝つためにソレを備えてきました」

──いわば元谷選手の執念は天然モノで、米山選手は人工的だと。

「ハイ。僕と元谷選手の勝利に対する執念は種類が違うというのは凄く感じます」

──天然と人工的、どちらの執念が強いのでしょうか。

「元からあるモノがどれくらいのモノかは分からないです。でも元から備わっているモノよりも、自分が創ってきたモノの方が上回ることができる……いや、分からないですね、そこは。今、僕が言えることは11月1日までに元谷選手が元々持っている勝ちへの執念を上回れるモノを創ること。そうできる自信はあります──ということですね」

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