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【DEEP102】防衛戦という名のリベンジマッチ、牛久絢太郎「挑戦者のつもりで挑戦者らしい試合をしたい」

【写真】K-Clann横田一則代表と、DEEPフェザー級チャンピオン牛久絢太郎 (C)KEISUKE TAKAZAWA

4日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 101。そのメインで組まれたDEEPフェザー級王座防衛戦でチャンピオン牛久絢太郎は、中村大介の挑戦を受ける。

2月のDEEP100で、ノンタイトルながら中村大介のヒザ蹴りでKO負けを喫した牛久は、その敗北を噛みしめ、今後のステップアップという想いも封印し──リベンジ戦に向かい続けてきた。


──日曜日に中村大介選手の挑戦を受けます(※取材は7月1日に行われた)。今はどのような気持ちでしょうか。

「防衛戦なんですが、前回の試合で僕は負けているので挑戦者として……挑戦者らしい試合をしたいという気持ちが大きいです」

──チャンピオンがノンタイトルで負ける。そういう試合が過去にもありました。ノンタイトル戦は今から振り返ると、どこか精神的に防衛戦と違うようなことがありましたか。

「僕としては1試合、1試合に賭けて戦っているので気の緩みはなかったと思います。ただし、結果としてああなってしまったので何ともいえないです」

──いえ気の緩みというよりも、張り合いという部分で。

「正直、前回の試合前と今回を比較すると、モチベーションは今のほうが絶対に高いです。ただし、それはタイトル防衛戦だからでなくリベンジ戦という部分で、ですね」

──タイトル戦を取ったあと、やはりRIZINなど次の舞台を考えたかと思います。ただし、牛久選手に敗れた弥益選手が朝倉未来選手の対戦相手となり、知名度が上がった形になりました。あの現実にどのような思いになりましたか。

「あの時は……そうですね、なんとも言えない心境でした。やはりタイトルを取った以上はステップアップをしたいという気持ちがあったので、自分がRIZINに出られるのかという部分は意識していました。ただ僕にオファーがなかったということは、縁がなかったんだと捉えていました。

でも前回の敗戦で、とにかく中村選手にリベンジをすることしか考えなくなりました。あの敗北をずっと噛みしめてやってきたので。今後のことは、試合が終わってから考えれば良いです。いくらでも時間はあるので」

──中村選手はMMAPLANETのインタビューで、最後のヒザは準備していたと言っていました。

「セコンドからも『ヒザを狙っている』というアドバイスがあったのですが、僕はボォっとした状態で気が付いたときには試合が終わっていました」

──中村選手といえば腕十字という印象があったのですが、打撃が手ごわかったです。

「打撃も凄く上手でした。そこは試合をしていて、感じていた部分です。今回の試合は距離感が大切になります。距離をずっと意識して練習してきました」

──打撃はPower of Dreamで練習を続けているのですか。

「はい。今も変わらず通っています。Power of Dreamの古川(誠一)会長と横田さんは凄く仲が良いので、どのような練習をして、何をやっていくべきかも連絡を取り合ってもらっています」

──K-Clannは若い選手も増え、試合も連続で続いていました。ジムの雰囲気も良かったのではないですか。

「試合が続いていたので、ジムは活気がありました。若い選手から刺激をもらっています。走り込みでも皆が負けず嫌いなので、自分も本当に追い込めました。中距離走でも僕が一番じゃないといけないと思っているので、最後のもう一歩が出せます。負けてたまるなと思ってやっているので、自分を追い込むことができています。

この追い込みの積み重ね、そういうモノの一つ一つが試合に生きてきます。練習でも一つ一つしっかりと取り組んでやってきました」

──DEEPは若い選手の台頭が目立ちます。その中でキャリア9年で27戦目となる牛久選手ですが、まだ26歳です。まだまだ下からの突き上げに捕まるわけにはいかないですね。

「そうですね(笑)。新しい選手たちの活躍は、刺激にはなっています。僕も彼らの年齢の時は勢いでやっていましたけど、今は自分のことをよく見つめて試合を創れるようになったと思います」

──では日曜日の中村戦、どのようなファイトをしたいと考えていますか。

「さっきも言いましたが、防衛戦ですが挑戦者として戦います。その姿を見てほしいです。と同時にリベンジをしたいという気持ちが強いので、冷静に戦いたいです。試合中に熱くなってはいけない。冷静に中村選手の動きを見て戦います」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■ DEEP102対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]中村大介(日本)

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也(日本)
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
大木良太(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田大和(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
RYUKI(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(日本)
吉野光(日本)

<67キロ契約/5分2R>
海飛(日本)
佐藤勇駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
荒木凌(日本)

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DEEP102 MMA プロレス 中村大介 牛久絢太郎 鶴屋怜

【DEEP102】フェザー級王者・牛久絢太郎に挑戦。中村大介のプロレスリング道─02─「MMAって生涯武道」

【写真】牛久戦後の中村、本当に良い笑顔で、見ているこちらが幸せにさせてもらえる (C)MMAPLANET

7月4日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 101のメインイベントで、DEEPフェザー級王者・牛久絢太郎に挑戦する中村大介インタビュー後編。

4年のブランクを経てMMAに復帰した中村大介は、長倉立尚にKO勝ちし、次の試合で現役王者の牛久も倒し、今回ベルトを賭けた再戦に挑むこととなった。

これまで「回転体」と呼ばれる、極め合いを信条としてきた中村。そのファイトスタイルは今でも変わらない。しかし、中村のいうプロレスリングとは、いったい何なのだろうか。

そして牛久との対戦を経て、中村が辿り着いたMMAとは――。

<中村大介インタビューPart.01はコチラから>


――中村選手はプロレス、UWFに憧れて格闘技を始めたということですが、ブランクの間、プロレスに転向しようという考えはなかったのですか。

「それはあまり……今やっているMMAが、僕にとってのプロレスリングなんです」

――そう口にする選手は、過去にも多く存在しました。中村選手の言うプロレスリング、そしてMMAとは具体的にどんなものなのでしょうか。

「僕にとってのプロレスリングは、一本やKOで勝つことです。……どうなんだろうなぁ。MMAとしては、ポイントを抑えて勝つことも必要なのかもしれないし、こんなことを言っていたら『そんなのMMAじゃない』と言われるかもしれないですけど」

――MMA観は人によって違うものだと思います。中村選手はそのスタイルで復帰後2連続KO勝利中。中村選手にとって、MMAで勝つ方法がKOか一本なのであれば、重要なのは、その結果ではないでしょうか。

「はい。それが僕にとっては、『プロレスリング道』なんです。道、ですね」

――なるほど。長倉選手にKO勝ちして次の相手が、現役王者の牛久選手となりました。復帰2戦目で現役王者との試合に挑むのは、どのような思いがありましたか。

「あの時は、何人か対戦相手の候補がいたんですけど、その中に牛久選手の名前があって。僕のキャリアで、現役王者と試合できる機会なんて、もうそんなにないと思うんです。それで自分から、牛久選手と対戦したいとお願いしました」

――現役王者と戦いたい、自ら望んだ試合だったのですね。

「あと、MMAから4年も離れていたじゃないですか。DEEPのトップ選手も入れ替わっていて、他の選手のことをよく知らなかった、というのもあるんですけど(苦笑)」

――ハハハ。プロデビューから20年が経ち、その頃と比べても顔ぶれが随分と変わったのではないですか。

「DEEPのナンバーが一桁の頃(中村のDEEP初参戦は2002年12月のDEEP 07=メインは須田匡昇✖長南亮)から試合し続けている選手って、もう少ないですよね」

――中村選手と牛久選手も、年齢では14歳の差がありますからね。その牛久選手との対戦はバッティングに悩まされたのではないですか。

「頭は何度も当たりました(苦笑)。

あれは牛久選手の癖だから、次の試合までに直るとも思えないし、そこも考えて練習しています」

――癖とはいえ、あれだけ常に頭から突っ込んでくることが分かっていると、レフェリーと同様に対戦相手も予備知識として頭に入っているでしょうね。

「そうですね。2Rに思いっきり当たって、試合が止まりましたけど、その直後にヒザでKOできました。相手が頭から入ってくるので、そこに右ヒザを合わせたんです」

――しかも、体の中心を打ち抜くようなヒザ蹴りで。

「はい。武術で学んだとおりで、長倉選手をKOした右ストレートと同じですね。あの牛久選手との試合は、自分の中でも『良い作品』になったと思っています」

――作品……それが、中村選手にとってのプロレスリング道なのでしょうか。

「そうですね。あれだけ頭が当たっていたら反則決着とか、2Rにバッティングで倒れた時、試合がストップされる可能性もあったと思います。でも僕は、それで試合をやめたいなんて気持ちは、全くなかったんですよ。

長倉戦の時も、相手のパンチを何度もらっても、『これはヤバい』と思うことがなかったのと同じで」

――その状態から、相手が頭を下げてくるのを利用してのKO勝ち。中村選手のいうプロレスリング道というのが見えたような気がします。

「そう言っていただけると嬉しいです」

――結果、今回はベルトを賭けて牛久選手と対戦することとなりました。

「これまでDEEPで長くやらせてもらって、またベルトに挑戦できるのは本当に嬉しいです。牛久選手も、ノンタイトル戦とは違うでしょうし。正しい言い方じゃないかもしれないけど、タイトルマッチということで、本気の牛久選手と戦える。前の試合が本気ではなかった、という意味ではなくて」

――はい、言われていることは分かります。

「KO負けしてからのタイトルマッチだから、牛久選手も僕のことを研究し尽くしてくるでしょうから、前回とは全く違いますよね。その牛久選手と対戦できるのが嬉しいです。僕は、僕のプロレスリング道を貫いて、KOか一本で勝ちます」

――お話を聞いていると、本当に嬉しそうですね。

「MMAって生涯武道なんじゃないかな、って思うんですよ。他の格闘技と比べてMMAは、やることが多いじゃないですか。だから、プロデビューから20年経った今でも、学ぶことがたくさんある。新しいことを学んで、それを試合で生かすことができる。……MMAって、楽しいですよね」

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■DEEP102対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]中村大介(日本)

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也(日本)
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
大木良太(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田大和(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
RYUKI(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(日本)
吉野光(日本)

<67キロ契約/5分2R>
海飛(日本)
佐藤勇駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
荒木凌(日本)

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【DEEP102】フェザー級王者・牛久絢太郎に挑戦。Uと武の融合、中村大介─01─「体の中心を打ち抜く」

【写真】精妙流兵法之会の稽古で、動きが変わったという中村(C)MMAPLANET

7月4日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP 101。そのメインイベントで元DEEPライト級王者の中村大介が、現フェザー級王者の牛久絢太郎に挑む。
Text by Shojiro Kameike

2016年9月にモンゴルでアマルサナー・ツゴォーフにKO負けし、MMAでは4年のブランクを作った中村。昨年9月の復帰戦では長倉立尚をKOし、続く牛久とのノンタイトル戦でも、ヒザ蹴りで現役王者をマットに沈めている。

なぜ中村は、4年ものブランクを作ることになったのか。そして復帰を決めた理由は? インタビュー前編では、そんな4年間と長倉との復帰戦について語る。


――中村大介選手は2002年にプロデビューし、MMAキャリアも20年を迎えます。そんななか2016年9月のモンゴルでの試合から昨年9月の長倉立尚戦まで、MMAでは4年のブランクがありました。そのブランクの理由は何だったのでしょうか。

「モンゴルでの試合……アマルサナー・ツゴォーフ戦で、KO負けしたんですね。その前の試合では、VTJで川名雄生選手にTKO負けしていたんですが、KO負けして直後に病院へ行ったのは初めてでした。それでMMAというか、打撃がある試合をすることが怖くなってしまったんです」

――えっ……そうだったのですか。

「僕はもともとプロレス、特にUWFが好きで格闘技を始めました。そのなかでも極め合いが好きで、MMAでも極めて勝つ試合を目指しているんです」

――中村選手といえば、デビュー当初から腕十字によるフィニッシュが印象的でした。デモリッションなどで、飛びつき腕十字を極めたりしていましたね。

「MMAをやっている選手はどう思うか分かりませんが、どれだけポイントを取られても最後に極めて勝てばいい、と思って試合していました」

――ただ、少しスタイルが変わっていたのではないですか。極め合いというよりは、ガードを下げて相手を誘いながら打つ、という内容が増えたように思います。

「はい。いつの頃からか、打撃中心の試合になっていたんです。それでアマルサナーとの試合では打撃戦でKO負けして……。打撃が怖くなり、一度MMAから離れようと思ったんですね」

――それは「一度」だったのですか。引退するのではなく……。

「引退というのは、考えていなかったです。一旦MMAから離れようと」

――以降、組み技イベントのクインテットに出場することになったのは、そのような経緯があったのですね。

「極め合いが好きなので、ポイント制の組み技よりも、サブミッションが重視されるクインテットは、やっぱり面白かったですね」

――そこから2020年に入ってMMAに復帰することになった経緯を教えてください。

「クインテットに出ている頃、いろんなところで練習させてもらっていました。そこで桜庭(和志)さんと一緒に練習することがあったんですけど、桜庭さんはデビューしてもう何十年も経つのに、今でも楽しく練習されていたんですよ」

――その姿を見て、復帰を決めたのですか。

「そんな桜庭さんを見て、自分もMMAを楽しくやれば良いんだと思いました。もともと『またMMAが楽しくなったら復帰しよう』と考えていたので、それがキッカケで復帰することにしたんです」

――なるほど……しかし、驚きです。打撃が怖くなってMMAから離れていたのに、復帰後の2試合は強烈な打撃によるKO勝ちでした。

「ハハハ、そうですね(笑)」

――復帰しようと決めた後に、長倉戦のオファーがあったのでしょうか。

「いえ。復帰したい、試合を組んでいただけないかと思ってDEEPの佐伯(繁)さんに話をしたんです。そうしたら、長倉選手ではどうか、という話になって」

――4年ぶりの復帰戦としては厳しい、しかも強烈なパンチを持つ相手です。

「そうなんですよ。相手を聞いて、また少し不安が戻ってきて……(苦笑)」

――その不安は、どのように克服したのですか。

「やるしかない。自分で復帰しようと決めたからには、練習して、不安を解消していくしかなかったです」

――試合中にも、そのような不安が戻ってくるのではないかと思うぐらい、相手のパンチを食らってしまう場面もありました。

「何発も食らっていましたね(苦笑)。でも試合中は、不思議と不安になったり、これはヤバいと思うことはなかったです」

――そんな打ち合いの末、最後は右ストレートでKO勝ちを収めました。

「あのパンチは、しっかりと打ち抜いた感触がありました。当たった瞬間、これはもう立てないだろう、と。実は、復帰戦の前から武術を学んでいるんです」

――武術ですか!?

「精妙流兵法之会の木村潤先生という方から、体の使い方や、あと相手の体の中心を打ち抜くことなどを教えていただいています」

――体の中心を打ち抜く!  長倉選手をKOした右ストレートは、まさにそんなパンチでした。

「長倉選手が左を出したところに、内側から右ストレートを打ち抜く形になりました。やっぱり内側から突くほうが強いですからね。その武術を学んでから、自分の動きも変わってきているように感じます」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日・日本時間)
午後5時30分~PPV SPWN

■ DEEP102対戦カード

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者]牛久絢太郎(日本)
[挑戦者]中村大介(日本)

<DEEPミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]水野達也(日本)
[挑戦者]ジョアォン・バティスタ・ヨシムラ(ブラジル)

<DEEP暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
大原樹里(日本)
大木良太(日本)

<フライ級/5分2R>
藤田大和(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
RYUKI(日本)

<ライト級/5分2R>
大山釼呑助(日本)
泰斗(日本)

<バンタム級/5分2R>
原虎徹(日本)
吉野光(日本)

<67キロ契約/5分2R>
海飛(日本)
佐藤勇駿(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
荒木凌(日本)

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DEEP102 J-CAGE News  グラチアン・サジンスキ ジョン・バチスタ・ヨシムラ ブログ 中村大介 山本聖悟 水野竜也 牛久絢太郎 藤田大和 雅駿介

【DEEP102】牛久✖中村、水野✖バチスタが組まれた後楽園ホールで、藤田大和が山本聖悟とノンタイトル戦

【写真】チャンピオンとしての初戦は、ノンタイトルの3回戦だ(C)MMAPLANET

13日(木)、7月4日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP102 IMPACTでDEEP暫定フライ級チャンピオンの藤田大和が、Road FCからの逆輸入ファイター山本聖悟と対戦することが発表されている。

既に2月のノンタイトル戦で、中村大介にまさかのKO負けを喫したDEEPフェザー級チャンピオン牛久絢太郎が、その中村の挑戦を受けるフェザー級タイトル戦。

同様に昨年10月のノンタイトル戦でジョン・バチスタ・ヨシムラに敗れたミドル級王者・水野竜也が、リベンジを賭けてバチスタの挑戦を受ける一戦。

さらに正規王者である武田光司が負傷で防衛戦を行いために、暫定王座を大原樹里と大木良太が粗そうファイト級暫定王座決定戦と3階級のタイトル戦が、既に発表されている同大会で藤田のノンタイトル戦が決まった。


今年の2月のDEEP100で渋谷和樹を下し、暫定フライ級王者となった藤田と対戦する山本はHEATやGRACHANからRoad FCと契約し、コロナ禍でRoad FCが動きを止めると、配下選手のまま帰国しDEEPとRIZINで戦ってきた。

打撃で勝つことが信条の山本に対し、藤田はボクシングで活躍もウェルラウンダ―として着実に成長してきた。山本としては打ち合い上等という試合を期するだろうが、やはりMMA──しっかりと組みに対応することが先決だ。

また本日の発表ではライト級2回戦で大山釼呑助✖泰斗が組まれることも明らかとなった。DEEP101出場予定も、対戦相手の欠場で流れた雅駿介のMMA第2戦=RYUKIとのバンタム級2回戦が組まれることも既にアナウンスされており、これで6試合が確定したことになる。

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DEEP100 J-CAGE News  ケイリン・メデイロス ヒロヤ ブログ レッツ豪太 中村大介 元谷友貴 北岡悟 大原樹里 安谷屋智弘 昇侍 松場貴志 牛久絢太郎 竜己 阿部大治 雅駿介 鶴屋怜

【DEEP100】計量終了 DJ.taiki「どの面下げて、下げなくて──」。松場貴志「モンモンしなさぁぁぁい」

【写真】DEEP100、20周年記念大会のメインで戦う元谷と昇侍(C)MMAPLANET

明日21日(日)に東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP100の計量が中野区の中野サンプラザで行われた。メガトン級で出場の関根シュレック秀樹と誠悟、レジェンドによるグラップリングタッグマッチ出場の4人以外の出場の14試合=28選手は全員が体重オーバーなく計量を終えた。

メインから順に計量、撮影、コメントという風に進んだ公式計量。そのメインで対戦する元谷友貴と昇侍、そしてセミで北岡悟と対戦する大原樹里は減量の影響か、やや声がかすれていた。

会場の笑いを一番取っていたのはDJ.taikiで、空気を読まず小芝居を延々と続け不評を買っていたのが──案の定、松場貴志だった。

第1回計量時に計量会場に到着していなかった西谷大成以外、27選手の計量後の抱負は以下の通りだ。

昇侍
「DEEPの100回記念大会にメインイベンターとして出させていただくこと、非常に光栄に思っております。メインイベントに相応しい、DEEPの100回記念大会に相応しい戦いをしたいと思うので、応援よろしくお願いします」

元谷友貴
「DEEP100のメインとして、しっかりと勝ちたいと思います」


大原樹里
「北岡選手、とても尊敬してファンだった選手ですが、それでは勝てないので尊敬と敬意をもって明日しっかりと勝ちたいと思います」

北岡悟
「えぇ、語るべき何かは明日生き残って語りたいと思います」

レッツ豪太
「この度はこのようなDEEP100回記念大会という大きな舞台に、しかも暫定王者決定戦というところに初参戦で迎えられることに感謝しつつ、さらにGLADIATORのチャンピオンなんでグラジエイターのチャンピオンとしての強さをぶつけて、明日はKOで勝ちます」

阿部大治
「明日は真っ向勝負でぶっ倒して、ベルトを獲ります」

渋谷カズキ
「今回は韓国のビョン・ジェウン選手の代役として急遽戦線となったのですが、来るべくして来た今回の戦いだと思っています。明日はしっかりと極めて次に繋げたいと思っております」

藤田大和
「今回、タイトル初挑戦ということでこういう機会を与えて下さった佐伯代表、ありとうございます。ビョン・ジェウン選手に代わって(対戦を受けてくれて)、渋谷選手ありがとうございます。明日は何が何でも獲りに行く心構えでしっかり勝ちに行きます」

中村大介
「フェザー級一発目でチャンピオンとやらせていただき、ありがとうございます。DEEPの記念すべき100大会で全選手のなかで一番楽しんで試合をしたいと思います」

牛久絢太郎
「DEEP100回記念大会で中村選手と戦えることを光栄に思います。明日はインパクトの残る試合をします」

神田コウヤ
「意気込みは扇チャンネルを見てください」

DJ.taiki
「自分は前回のタイトルマッチで凄い情けない試合をして負けてしまって、悔やんでも悔やみきれない、死んでも死にきれない、これはもう死んでも成仏できないんじゃないかと。もしかして俺は既に死んでいて、タイトルマッチでも成仏できない地縛霊なんじゃいかと思うぐらい悔しくて。そんなことを考えたりで……もしかして俺はチャンピオンになれないと成仏できないんじゃないかと。

皆よく対戦相手に対して、引導を渡してやるとか言いますけど、俺は自分自身、自分に対して引導渡してやるつもりで、チャンピオンになって引導を渡すつもりでやいたいと思います。

そして来る2月27日は田村ゆかり姫の45回目のバースデーです。こんなね、試合に負けてどの面下げてバースデーイベントに行くんだって話ですけど、今回はオンラインになってしまったので、どの面は下げないんですけど──勝って無事にオンライン・イベントを視られるように頑張ります」

栗山葵
「ええと年数とか年上とか関係ないと思っているので、今回は大きい大会なんでもっと大きく行こうと思っているんでお願いしまぁす」

杉山しずか
「良いところを出させないのが私の仕事かと思いますし、自分のやりたいことを全部出させてもらおうかと思っています。ホントはこれから伸び盛りの選手にこれからドンドン活躍してもらいたいというのがありますし、私の役目はそういう人たちに引き継いでいくというか──そういう気持ちもなくはないのですが、まぁ乗り越えられるなら乗り越えてみろという試合をしたいと思います」

東修平
「えぇ、CORO選手──明日は宜しくお願いします」

CORO
「記念すべき大会に出られて光栄です。こちらこそよろしくお願いします」

雅駿介
「ムエタイの世界からベルトも全て捨ててこの世界にやってきました。MMAでどの局面でも勝負して勝てるよう準備してきたので、明日は圧倒して勝ちます」

ヒロヤ
「明日は必ずぶち壊します」

松場貴志
「Grachanから来ました。DEEP100参戦させていただき、誠にありがとうございます。そして対戦相手のアニヤ選手、今までの試合映像全て見てきました。そして今日、確信に変わりました。その左のお尻、魚の目できていますね。大きな大きな魚の目できていますね。その大きな大きな見たことないような大きな魚の目、もうそれは魚の目じゃない。

魚だ。目じゃない。そんな相手に僕は本気を出せない。ただ私もフェアに戦いたい。そこでこれを塗ってあげます(天花粉と書かれた瓶を取り出す)。私が塗ってあげます。さぁ、アニヤ!! こっちを向いてモンモンしなさぁぁぁぁぁぁぁい」

安谷屋智弘
「アニヤじゃなくて、安谷屋です。明日はしっかりと勝って、次につなげたいと思います。松場選手、明日は宜しくお願いします」

関原翔
「DEEPは初参戦になりますが、第1試合で会場を盛り上げて他の選手につなげたいと思います」

力也
「明日は自分らしい試合をして盛り上げて、応援よろしくお願いします」

山本歩夢
「対戦相手が急遽代わったんですけど、高塩選手受けていただきありがとうございます。MMAを始めて半年でこんな大きな大会にオープニングファイトではありますが、出場させていただけることを光栄に思います。オープニングファイト一番手、鶴屋怜から良いバトンが回ってくると思いますので、僕もしっかりと勝ってジムの先輩の神田コウヤ選手に良いバトンをつなぎたいと思います」

高塩竜司
「代打出場ということで、自分は代打出場は得意で3回目なんですけど、あとオープニングファイトも自分が覚えているなかでは5試合ぐらいやらせていただいているんですけど、今回でプロの試合としては16戦目になります。ある程度、結果も求められるようになるので、反則以外のどのような手段を使っても絶対に勝ちます。勝ち方に拘らず絶対に勝ちます」

西谷大成──本計量時に間に合わずコメント無し

井上雄斗
「本戦に負けないように頑張ります」

竜己
「明日は一発目の試合なので盛り上げます」

鶴屋怜
「竜己選手、明日は良い試合しましょう」

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライTV

■DEEP100計量結果
<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
昇侍:61.7キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.75キロ
大原樹里:70.6キロ

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治:76.8キロ
レッツ豪太:76.85キロ

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和:56.65キロ
渋谷カズキ:56.25キロ

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:66.2キロ
中村大介:66.1キロ

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki:66.15キロ
神田コウヤ:65.75キロ

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか:56.8キロ
栗山葵:56.45キロ

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹:──キロ
誠悟:──キロ

<バンタム級/5分2R>
CORO:61.45キロ
東修平:61.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ:61.7キロ
雅駿介:61.65キロ

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.05キロ
松場貴志:57.05キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.65キロ
関原翔:61.1キロ

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:66.05キロ
山本歩夢:66.25キロ

<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.3キロ
井上雄斗:66.05キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.5キロ
竜己:56.2キロ

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DEEP100 DJ.taiki J-CAGE News ブログ 中村大介 牛久絢太郎 神田コウヤ

【DEEP100】フェザー級チャンプ牛久絢太郎が、ノンタイトルで中村大介と。DJ.taiki✖神田コウヤも

【写真】王者となった初めての試合が中村大介戦となった牛久絢太郎(C)MMAPLANET

6日(水)、DEEP事務局より2月21日(日)に東京都文京区のTDCホールにて開催されるDEEP100 IMPACT~20th Anniversary~の追加カードの発表があった。

昨日5日(火)の女子フライ級=杉山しずか✖栗山葵に続き、今日明らかとされたのはフェザー級3回戦2試合と、バンタム級の2回戦1試合だ。


フェザー級の3回戦では同級王者の牛久絢太郎がノンタイトル戦で中村大介と対戦し、DJ.taikiが神田コウヤとを相対する。牛久は9月に弥益ドミネーター聡志を破りDEEPフェザー級の頂点に立って以来、初めての実戦となる。その9月の後楽園ホール大会で中村は長倉立尚を右フックでKOし、4年振りのMMAで勝利を挙げていた。

DJは昨年12月のオーロラ☆ユーキ戦から14カ月のブランクを経て、13歳年下の25歳=神田に胸を貸す。とはいえ、神田はDJが試合から遠ざかっていた昨年に3試合を戦い、敗れたもののRIZINという大舞台を経験している。

DJがかつてのような競り合いのなかので心と軸の強さを見せ、ガムシャラに打撃の距離を消してくるだろう神田との我慢合戦を戦い抜けるのか。あるいは突き放しつつ、集中砲火のファイトが展開できるのか、見ものだ。

なお今日発表されたもう1試合は。力也✖関原翔のバンタム級戦。ここまで決定したカードは9試合。本来は12月に続き韓国からの選手の登用も考慮されていたが、再び入国に対する規制が強まったため、国内勢による20周年記念になりそうだ。

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【DEEP97】腕十字ではなく──右フックを打ち抜いた中村大介が、長倉立尚をノックアウト

【写真】中村が寝技でなく、フックでKO勝ち(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<ライト級/5分3R>
中村大介(日本)
Def.2R0分16秒 by KO
長倉立尚(日本)

左ジャブを当てた長倉、中村のローにもジャブを狙う。中村の左ハイでバランスを崩した長倉は、抑えに来た中村のシングルから足を引き抜き、打撃の間合いでジャブをから右を振るったが空振りに。中村は組み際の足払い、さらにハイを狙う。続くクリンチを長倉がいなしサッカーボールキックへ。

続くスタンドの展開で、右が効いた中村が崩れるとサッカーボールキック、立ち上がった下がったところに追撃を狙う。ここで攻め急がなかった長倉は左ジャブを入れ、中村はテンカオも左から右ローを蹴り込む。組みつきながらお足払いをすかされた中村はハイを狙う、。残り1分のテイクダウン狙いを切った長倉だが、右を被弾し下がるともう一発右を受けてダウン。起き上がりながら組んだ長倉は、キムラクラッチの中村を押し込んでタイムに。

2R、間合いを図る両者。ローを蹴った中村は、左から右のワンツーで右フックを打ちぬくと、腰から崩れた長倉は大の字となりKO決着となった。「正直、グラップリングで勝負をしようと思っていたのに全然違うことになりました。グラップリングをやっていて、来月も桜庭さんがやっているクインテットが後楽園ホールであって出るので、よろしくお願いします」と勝者は話した。