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Bloom FC01 DEEP Gladiator MMA MMAPLANET o Progress   イゴール・タナベ オトゴンスレン・スフバット コンバット柔術 ジャダンバ・ナラントンガラグ ツェルマー・オトゴンバヤル テムーレン・アルギルマー パンクラス 上田将年 上田祐起 修斗 原田惟紘 岩﨑大河 深見弦汰 清水洸志 藤田大

【Bloom FC01】九州から世界へ。独立イベント旗揚げ。メインは上田将年がモンゴル人選手を迎え撃つ

【写真】グラジでモンゴル勢の実力は証明されている。パンクラスで2連敗の上田が、地元でどのような戦いを見せるか(C) MMAPLANET

26日(火)、BLOOM FC実行委員会より11月19日(日)に福岡市中央区の西鉄ホールにいてBloom Fighting Championshipの旗揚げと対戦カード第1弾の発表があった。
Text by Manabu Takashima

博多で第1回大会を迎えるBloom FC──Bloomとは開花という意味を持ち、「九州から世界へ」というモットーを掲げ、活動の根幹は首都圏や他の大都市圏と比べて試合機会の少ない九州勢の地元での試合経験を増やし、実力アップを図るというもの。

Bloom FC実行委員会の中心となるのは博多でアマMMAの大会会場にジムを貸し出すなど、選手育成の後押しをしてきたRanger Gymの奥宮ハント代表と地元が福岡の元MMAファイターで現在は東京在住でレフェリー等でも活動をしている鬼木貴典氏の両者だ。

そして記念すべき旗揚げイベントは2部制で、夜の部で上田将年✖ツェルマー・オトゴンバヤルのフライ級3回戦、同じく3回戦でバンタム級の原田惟紘×上田祐起の一戦。第1部でバンタム級3回戦=持田哲平×オトゴンスレン・スフバット、ライト級2回戦で清水洸志✖深見弦汰という4試合が明らかとなっている。


上田は福岡県筑豊地域在住で、かつて彼の地に存在した緒方ジム所属を名乗り続け、現在は北九州志のG-Freeとダブル所属として活動。パンクラスではフライ級戦線の中心的な存在だった。

これまで将竜のリングネームを使用していたが、36歳となった上田は今年の5月に誕生した長男・竜輝君に竜の字を譲り、これからの現役生活は本名に戦うことを決めた。

今大会では上田の所属するG-Freeを主宰する原田が、実に5年振りに実戦復帰を果たす。自らのジムオープンのために試合から離れていた原田は、コロナ禍により試合の機会が逸し続けてきた。

上田、原田は直近の試合はパンクラス、対してRanger Gym所属の持田はパンクラスを経て地元の修斗公式戦=闘裸男で5月に戦っている。同じくRanger Gymの清水はコロナ禍のアマ修斗EX覇者からEX Fightで藤田大、HEATでイゴール・タナベ、修斗では岩﨑大河と対戦経験がある。アマの藤田戦はともかく、彼がイゴールや岩﨑と試合をしていることが九州在住選手の現状を表している。

チャンスが少ないが故、実力差があろうとも得た試合機会を逃せない。負ければチャンスが遠のく。そんな状況を改善するために中国・四国及び九州でMMAイベント=修斗公式戦を行ってきたのが闘裸男だ。今回、清水は5月の闘裸男で彼を破った深見弦汰とのダイレクトリマッチが組まれているが、深見は赤崎道場所属のシューターだ。ここにもBloomの特色がみられる。つまりは闘裸男系──修斗、パンクラス、DEEPと首都圏での活躍の舞台に関係なく、九州在住の選手の強化を目的としている。

また鬼木氏によると「Bloomで力をつけた選手が、将来的にどこの大会で戦うかは個人の自由。とにかく地元で経験を詰むという首都圏や大阪の選手たちが持っている環境を九州にも整えたい」とのこと。いわばBloomはJ-MMA界の独立国家──首都圏陥落を目指さないキングダムを築くことが目標とされている。

そしてゆくゆくは首都圏から九州に選手を招聘し、ホームとして実績を得るファイトを組んでいく、そのために継続活動を掲げ闘裸男と大会開催時期をずらし、年に2回のイベント開催を目指すという。

また同大会の組み技戦に関してはProgress実行委員会が協力し、旗揚げ大会からグラップリング戦も組んでいく意向だ。現状Progressではフォークスタイルグラップリング、コンバット柔術、サブオンリーの3つのルールで実施しているが、九州という土地柄を考慮し道着マッチの導入も検討されている。

さらに今大会で、上田と持田に国際戦が組まれたように福岡という立地──南日本の玄関口としてハブになる土壌──を生かし、戦績のあるファイターが一段階上の経験を積むうえでの国際戦を毎大会組むというプランも進められている。なお旗揚げ戦で上田と対戦するオトゴンバヤルは現Gladiatorバンタム級王者テムーレン・アルギルマーの練習仲間で戦績は7勝4敗のファイターだ。

一方、持田と戦うスブバットはジャダンバ・ナラントンガラグ率いるシャンダスMMA所属の新鋭で戦績は3勝1敗、リリースよると元MGL-1FCフライ級王者の肩書を持っている。

1281年の弘安の役以来、実に750年振りのモンゴル勢の博多襲来──。今も完全に首都圏中心のヒエラルキーが存在するMMA界において、地元で老舗3プロモーションに関係なく経験を積み、それぞれの目標に進んでいく体制創りと、国際戦を戦う環境を整えるという試みは画期的だ。

思えば米国や英国などNYやロンドン在住でなくても、世界を舞台に戦う選手はいくらでも存在している。逆にいえば福岡と北九州、2つの都市の人口を合わせると250万人──プロ野球球団、Jリーグ・チームは複数存在し、大相撲の本場所がある大都市在住で、世界を舞台に戦える選手が存在していないことが、J-MMAの弱点だ。

旗揚げ前でもあり、海の物とも山の物ともつかぬBloom FC。これから生みの苦しみ、継続開催への障壁などいくらでも立ち塞がってくるだろう。ただし、この試みが生まれたこと自体が画期的であり、旗揚げ大会のみならず今後の動向を注視したい。

なおMMAPLANETでは第1回大会に来日するモンゴル勢からコメントを得たのでここで紹介しておきたい。

ツェルマー・オトゴンバヤル
「試合のオファー、本当にありがとうございます。BLOOM関係者の皆様にとても感謝しています。今回の試合、もちろん自分が100パーセント勝つと信じています。対戦相手のことはリスペクトしていますが、当日は火の出るような試合になるので覚悟してきて下さい」

オトゴンスレン・スフバット
「日本の皆さん、こんにちは。今回、BLOOMに参戦することになり、非常に嬉しく思っています。このチャンスは絶対にものにします! 対戦する持 田哲平選手、激しく熱い試合をしましょう。 しっかり練習してきて下さい。11月19日に会いましょう!」

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KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase337 ジェイク・ムラタ パンクラス ムハンマド・サロハイディノフ 上田祐起 亀井晨佑 井村塁 住村竜市朗 佐藤生虎 余勇利 八田亮 安藤武尊 山口怜臣 川中孝浩 平田直樹 押忍マン洸太 新居すぐる 松岡嵩志 河村泰博 矢澤諒 神谷大智 秋葉太樹 笹晋久 葛西和希 藤田大 遠藤来生 高本千代 黒澤亮平

【Pancrase337】笹晋久戦へ、必殺の右ストレート誕生の秘密。矢澤諒─02─「スイッチしている頃は……」

【写真】警戒心の強い笹、かといって下がるわけでもなく組み力の強い相手にどのような打撃戦を仕掛ける(C)MMAPLANET

24日(日)、東京都の立川ステージガーデンで開催されるPANCRASE337で、笹晋久と対戦する矢澤諒のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

矢澤といえば右ストレート。右を得意としているファイターが多い現在のパンクラスで、その威力はトップレベルを誇る。さらに組みや右以外のパンチを鍛えることで、より右ストレートも輝くようになってきた。そんな矢澤の右ストレートの秘密に迫る!

<矢澤諒インタビューPart.01はコチラから>


――ご自身のフィニッシュブローを右ストレートと定めたのは、いつ頃ですか。

「プロデビュー戦ですね。北岡さんの興行(2020年7月、iSMOS)でデビュー戦を組んでもらった時、大井洋一選手を右で倒してから『右で倒せるんじゃないか』という意識が生まれました。そのあと2連敗したことで、自分の中に迷いも出ていたんです。でも『どれだけ自分の打撃が通用するのか』という気持ちで相手に向かうようになってからは、右で倒せるようになっています。負けたことで逆に、しっかり打撃をやるようになりました」

――現在は3連続KO勝ちです。これだけ右が当たる秘訣はあるのでしょうか。

「自分の中では、右が当たるイメージづくりが一番大切だと思っています。試合に向けて、自分の右が対戦相手にどう当たるかをイメージしながらスパーリングしたり、サンドバッグを打つようにしています」

――2022年5月の上田祐起戦までは、頻繁にスイッチしていましたよね。

「僕は身長が低いので、どうすれば相手の懐に入れるかって考えていました。もともとはオーソドックスですけど、サウスポーも出来たのでスイッチしながら懐に入ろうと。でも技術的にも中途半端だったために、あの結果に終わったのかと思います」

――次の漆間戦からはスイッチすることなく、オーソドックスで戦っています。上田戦の結果を受けて、何か気持ちの変化があったのですか。

「はい。『もう細かいことは考えずに殴り合っちゃおう』と。それがうまくハマッたのかなと思っています。たまたま、かもしれないですけど(笑)」

――ここまで右ストレートでKOしていたら偶然ではないでしょう(笑)。これは結果論ですが、スイッチしている頃の試合ぶりと現在を比べたら、今は迷いがないように感じます。

「そうなんです。スイッチしている頃は、試合中も全体的にフワフワしていました。すると相手にとっては怖さもなかったんじゃないですか。今は右ストレートを軸に圧をかけていますから、相手も下がってくれるんだと思います」

――もう一つ。右ストレートが当たるということは、右以外の要素も増えてきたということですよね。

「どんどん対戦相手のレベルが上がって、自分の右は絶対に警戒されます。でもそれが僕にアドバンテージになっていて。相手が右を意識してくれるおかげで、他のパンチが当たるようになってきていると思います」

――右だけでなく左のパンチも当たるようになってきています。ジャブなのか、フックなのか、あるいはその中間というべきか……相手にとっては見えにくいパンチだと思います。

「左はスマッシュ気味に打っています。そうやって常に、右だけに頼らないように取り組んでいます」

――さらに現在は、大道塾吉祥寺支部の飯村健一さんにも打撃を教わっているのですか。

「去年10月の漆間戦が終わってから、飯村さんのところに行かせてもらっています。純粋なミットの打ち込みをやりたいと思って飯村さんにお願いしました。マンツーマンで丁寧に教えてくださるので、メチャクチャ勉強になっています」

――ここ数試合を視ると、打撃を出す際の重心が変化していませんか。それは飯村さんの指導や、タケ大宮司さんのトレーニングの影響なのでしょうか。

「打撃を出した時に止まれるようになりました。以前はパンチを打つ時にどうしても、つんのめっていたんですよね。つんのめるなら、そのままスイッチしようと考えて」

――それがスイッチ時代に繋がるのですね。

「つんのめらずに止まれるようになったのは、タケさんに股関節の使い方を教わった効果もありますね。あとは自分のパンチの力が、どれだけ相手に伝わるかをイメージしならがサンドバッグを打つ。それで右のインパクトが強くなったんだと思います。今は誰が相手でもパンチで倒せる自信があります」

――では次の対戦相手、笹選手の印象を教えてください。

「フィジカルが強いという印象があります。でも僕は相手がどうだからこう……ということは、あまり考えていなくて。自分が強いところをぶつけることができれば勝てる。ぶつけられなければ負ける。自分はまだそのレベルだと思っています。もっと上に行かないと、相手どうこうは言えないかなって。今は自分のやるべきことをどれだけ形にできるか、ですね」

――打撃だけでなく組みのレベルについては、どのように考えていますか。前回のジェイク・ムラタ戦は組んでくる相手を切り続けて、パンチで倒しました。

「ジェイク選手と試合をするにあたって、まず自分のパンチが当たれば絶対に倒れるから、組みの練習を増やしました。それで試合で組まれた時に『大丈夫だ』と思って、安心することができました」

――なるほど。矢澤選手は現在パンクラスのバンタム級4位で、この試合で勝てばベルトを狙える位置につけています。最後に次の試合への意気込みをお願いします。

「次の笹選手はパンクラスのランキングには入っていないけど、実力を考えると上のほうにいる選手です。ここで勝てるか勝てないかで、今後の自分の進む道が決まっちゃうのかと思います。まずはファーストコンタクトでどれだけ出せるか。しっかりと勝って、皆さんに矢澤諒を見せたいです。ぜひ注目してください!」


■Pancrase337計量結果

<フェザー級KOP決定戦/5分5R>
亀井晨佑:65.75キロ
新居すぐる:65.65キロ

<ウェルター級/5分3R>
藤田大:75.5キロ
住村竜市朗:77.55キロ

<ストロー級/5分3R>
八田亮:52.75キロ→52.6キロ
黒澤亮平:52.55キロ

<ウェルター級/5分3R>
押忍マン洸太:76.65キロ→77.55キロ
川中孝浩:76.95キロ

<バンタム級/5分3R>
井村塁:61.35キロ
河村泰博:61.65キロ

<フェザー級/5分3R>
平田直樹:66.25キロ
遠藤来生:66.0キロ

<フライ級/5分3R>
秋葉太樹:57.05キロ
ムハンマド・サロハイディノフ:57.05キロ

<ライト級/5分3R>
余勇利:70.55キロ
神谷大智:70.55キロ

<バンタム級/5分3R>
山口怜臣:61.6キロ
安藤武尊:61.0キロ

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志:70.15キロ
葛西和希:70.6キロ

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN:51.85キロ
高本千代:52.0キロ

<バンタム級/5分3R>
矢澤諒:61.8キロ→61.65キロ
笹晋久:61.4キロ

<フライ級/5分3R>
梅原規祥:57.05キロ
饒平名知靖:56.1キロ

<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎:77.5キロ
渡邉ショーン:77.0キロ

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MMA MMAPLANET o PANCRASE 上田祐起 田嶋椋

【Pancrase Neo Blood!】田嶋椋が、上田祐起をテイクダウン&パウンドで破りミドル級ネオブラ制す

<2022年ネオブラッドTバンタム級決勝/5分3R>
田嶋椋(日本)
Def.2 R2分41秒by TKO
上田祐起(日本)

オーソの田嶋に対し、サウスポーの上田が左ハイを狙う。直後のローを田嶋がキャッチしにいくが、上田は足を引き抜く。ダブルレッグでケージに上田を押し込んだ田嶋が右を差してテイクダウンへ。上田もワキを差し返して立ち上がると、バックに回る。田嶋はクラッチを剥がしに掛かるが、足を払われて前方に崩されそうになる。ここで足をフックしに掛かった上田が、田嶋は胸を合わせていく。ケージ前のポジションが入れ替える中、差しあげてテイクダウンを狙う田嶋が、ウィザーで耐える上田にパンチを入れる。ここから左足を挟み、上田の気持ちをスクランブルよりにさせて連打を入れた田嶋が、差しあげテイクダウン狙いから、頭を抱える上田にパンチを纏める。

バックを許さず、体を入れ替えて上を取り切った田嶋がマウントからパンチを入れ、背中を見せた上田にRNCを仕掛ける。体を捻って逃げ、立ち上がった上田をケージに押し込んだ田嶋がヒジを当てて離れ初回を3-0でまとめた。

2R、ジャブを見せてダブルレッグに出た田嶋が、上田のギロチンの仕掛けにハーフで頭を抜いて抑える。足を戻した上田だが、正面からパンチを纏められる。必死に左腕を差して立とうとする上田に対し、パスを決めた田嶋がクルスフィックスで左の連打を打ち込む。上田は懸命に暴れ、足を戻して左腕を差しあげるが、田嶋が潰して右腕を差してパスを決める。再びクルスフィックスから連打を落とした田嶋がレフェリーストップでネオブラ優勝を決めた。


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ACA DARANI MMA o   キック パンクラス 上田祐起 小森真誉 漆間將生 田嶋椋 神谷大智 藤野恵実 高城光弘

【パンクラス】速報中!パンクラス NEO BLOOD!

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3連休の最終日は
パンクラス。品川インターシティでNEO BLOOD!が開催されます。大会名のとおり第28回ネオブラッドトーナメントの決勝を軸に藤野恵実× 渡辺彩華をメインに据えたラインナップ。本日はU-NEXTで観戦しつつ、電波と充電の続く限り速報します。


【第1試合 女子ストロー級】
×悠花(ALLIANCE)
(1R アームロック)
○HARUKA(宇留野道場)
1R、開始直後からの差し合い。テイクダウンしたのは悠花。上をキープしていたがHARUKAはスタンドに脱出。逆に投げでテイクダウン。しかし悠花はすぐに立ち上がってスタンドの展開。至近距離でパンチを打ち合ってラウンドを終えた。
2R、スタンドの攻防から悠花がタックルで組み付いてケージに押し込む。しかしHARUKAはスタンドでバックに回ってコントロール。だがここからの展開を作る事が出来いない。身体が離れると再び差し合い。するとHARUKAが首投げでテイクダウン。袈裟固めで固めるが決められずにラウンド終了。
3R、スタンドのお見合いからプレッシャーを掛けるのは悠花。意を決してタックルに行くがHARUKAはかわしてサイドバックに張り付く。ここは悠花がスタンドに脱出。しかしHARUKAが組み付いて首投げでまたも倒すとそのままアームロック。これで一本勝ち!


【第2試合 ストロー級】
○増田大河(セルフディフェンスアカデミー)
(3R TKO)
×清沢魁人(トイカツ道場ファイティングラボ松本)
1R、開始早々に増田のローで清沢はスリップしてバランスを崩す。増田はそのまま上になるが深追いせずブレイク。再開すると増田はまたもカーフキック。清沢はグラつく。さらに蓄積して攻勢。何度もバランスを崩す。終了間際には増田が右フックも当てて優勢のままラウンドを終えた。
2R、スタンドでプレッシャーを掛ける増田。清沢は意を決してタックルで組み付く。しかし増田の腰は重い。身体が離れると清沢は玉砕覚悟で左右のパンチを振り回して打ち合いを仕掛ける。増田はこれに応戦。増田の右フックが何度もヒットするが清沢はなんとか堪えてラウンド終了。
3R、開始直後に増田のフックがヒット。清沢は千鳥足。止められてもおかしくないが前に出る。増田は無慈悲に迎撃。右フックで前のめりに倒れたのを見てレフェリーが試合を止めた!


【第3試合 フライ級】
×赤崎清志朗(香取道場)
(1R TKO)
○今井健斗(マーシャルアーツクラブ中津川)
1R、ゴングと同時に今井が間合いを詰める。果敢にパンチを打ち込むと赤崎も応戦。しかし今井のフックがクリーンヒット。ダウンした赤崎を見てレフェリーが試合を止めた!


【第4試合 バンタム級】
○木本海人(CAVE)
(判定2-1)
×上野惇平(ハイブリッドレスリング八戸)
1R、開始直後から木本がイケイケ。長い手足を活かして左右のパンチ、ミドルを的確にヒット。上野は危ない場面だったが堪えると組み付いて試合を落ち着ける。だが木本は突き放すと顔面に前蹴り。さらにフックのコンビネーションで上野をグラつかせる。しかし上野は打たれ強い。木本の攻撃をかいくぐってタックルでテイクダウン。だが木本はスルッと立ち上がってラウンドを終えた。
2R、木本のパンチをかわして上野がタックルでテイクダウン。完全に背中をつかせる。ガッチリとポジションを固めて時間が経過。ハーフに移行するが木本はスタンドに脱出。じわじわとプレッシャーを掛ける木本だが、上野はまたもタックルでテイクダウンしてラウンド終了。
3R、逆に木本がタックルで組み付く。しかし上野は腰が重い。受け止めるとケージに押し込んで差し合い。膠着してしばらくこの状態が続く。残り1分で身体が離れると上野はタックルで組み付く。堪える木本だが、最後の最後に上野がテイクダウンして試合終了。微妙な判定はスプリットで木本に軍配!


【第5試合 バンタム級】
×名久井悠成(ANSWER FIGHT)
(2R 三角絞め)
○梅原規祥(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
1R、開始直後から至近距離での激しい打ち合い。回転の速い打撃で削り合う。一旦試合を落ち着くと差し合いからスタンドでバックに回った名久井。側頭部にブンブンとフックを打ち込む。だが梅原は向き直ってテイクダウンに成功。名久井の下からの蹴り上げを捌いてパウンド。さらに梅原は足関節を狙うが名久井は脱出してラウンド終了。
2R、開始直後に梅原はタックルでテイクダウン。しかし名久井は下から腕十字を狙う。梅原は腕を抜いてパウンド。回転してパスガードしてサイドを奪取。立ち上がる名久井にくらいついて試合をコントロールするが、名久井もスタンドでバックに回る。しかし梅原は腕絡みからグラウンドに持ち込んで腕十字からの三角絞め!名久井はバスターで叩きつけるが、梅原はタイトに絞め上げるとついにタップ!梅原が師匠の所英男を彷彿とさせる一本勝ちです!


【第6試合 バンタム級】
○矢澤諒(パンクラスイズム横浜)
(1R TKO)
×漆間將生(KRAZY BEE)
1R、スタンドでの静かな立ち上がりかと思いきや、パンチの交差から矢澤の右フックがヒット。漆間は腰を落とす。すぐに立ち上がると再び打ち合い。すると間髪入れずに矢澤の右フックがクリーンヒット。ダウンした漆間を見てレフェリーが試合を止めた!


【第7試合 バンタム級】
×鬼神光司(CAVE)
(2R TKO)
○高城光弘(リバーサルジム横浜グランドスラム) 
1R、プラッシャーを掛ける鬼神。組み付くとケージに押し込むが高城は腰が重い。身体が離れると鬼神は打撃にシフトチェンジ。左右のフックを振り回して的確にヒット。そうすると逆に高城がタックルでテイクダウン。だが鬼神もすぐに立ち上がってケージ際で差し合い。このままラウンドを終えた。
2R、スタンドの展開から組み付いたのは鬼神。またもケージ際での差し合い。細かいパンチと肘の応酬で鬼神は顔面から出血。ドクターチェックが入る。ここで試合終了のブザー。ドクターストップで高城の勝利。


【第8試合 バンタム級】
○サイバー遼(トライフォース東中野)
(判定3-0)
×中村雄一(ハイブリッドレスリング八戸) 
1R、開始早々に中村が二段蹴りから打撃でラッシュを仕掛ける。しかしサイバーは冷静にタックルでテイクダウンに成功。しばらくキープすると、立ち上がろうとする中村に対してリフトして再びテイクダウンに成功。絶妙なボディバランスでグラウンドをコントロールしてラウンドを終えた。
2R、序盤は中村が組み付いてケージに押し込む立ち上がり。しかしサイバーは脱出。立て直すと逆にサイバーが組み付いてケージに押し込む。ここから時間をかけてテイクダウンに成功。だが中村は立ち上がってパンチを出す。しかしこれも不発に終わってラウンド終了。
3R、スタンドでプレッシャーを掛ける中村。組み付いてくるサイバーをかわしてスタンドでバックに回るとそのままグラウンドに持ち込む。だがサイバーはスタンドに脱出。中村はパンチを振るって前に出るが組み付いてテイクダウンしたのはサイバー。決め手はないが主導権を握ったまま試合終了。判定はサイバーに軍配。


【第9試合 ライト級】
×芳賀ビラル海(マスタージャパン)
(判定1-2)
○神谷大智(BRAVE)
1R、打撃でプレッシャーを掛ける芳賀。神谷はタックルで組み付いてリフトするが、芳賀は空中で腕を取って十字を狙う。神谷は静かにグラウンドに降ろすが、芳賀は腕を離さずしばらく狙っていたが神谷は脱出。スタンドに戻ってお互い決め手に欠いてラウンドを終えた。
2R、やはり前に出る芳賀。対する神谷はタックルでテイクダウン。大きな攻め手はないもののバックに回るとポジションをがっちりとキープ。グラウンドで主導権を握ってラウンド終了。
3R、神谷は開始直後の片足タックルで組み付く。芳賀の体勢を崩すと何度も倒しにかかるが芳賀の腰は重い。それでも強引に芳賀を中腰にするとバックに回ってポジションをキープ。しかし残り1分で芳賀は正対。小刻みなパウンドを落とすが神谷は下からしつこくタックルで足に組み付く。ぐちゃぐちゃしたまま試合終了。微妙な判定はスプリットで神谷に軍配!


【第10試合 ミドル級】
○佐藤龍汰朗(エクストリーム柔術アカデミー)
(判定3-0)
×岩城啓祐(TRIBE TOKYO MMA)
1R、開始直後に岩城のミドルをキャッチした佐藤。そのままバックに回とうろするが佐藤は強引に立ち上がる。ここから目まぐるしく上下が入れ替わるスクランブルの展開。岩城は強引な首投げから袈裟固めを狙い、佐藤はスタンドでバックに回ってしつこくパウンドで削る消耗戦の末にラウンドを終えた。
2R、開始直後に佐藤が胴タックルでテイクダウン。すかさずバックに回るとチョーク。しかし岩城は必死で耐えてリバースに成功。だが佐藤はスルッと身体を入れ替えてまたもバックに張り付く。首を狙いながら側頭部にパウンドを乱射。さらにチョークで仕留めにかかるが岩城は堪え切ってラウンド終了。しかし激しく消耗している。大丈夫か。
3R、パンチを振るう岩城に対して佐藤は胴タックル。押し倒すようにバックに回ると岩城の身体を伸ばして側頭部をパウンドで削る。さらにはマウントに移行。三角絞め。腕十字と仕掛け続けるが岩城は耐え抜いて試合終了。判定は攻め続けた佐藤に軍配。


【第11試合 第28回ネオブラッドトーナメント・ストロー級決勝戦】
×植松洋貴(NEVER QUIT)
(3R 腕十字)
○江崎壽(ALMA FIGHT GYM BASE)
江崎が前日計量250gオーバー。試合は実施するが勝敗に関係なくトーナメントは植松の優勝となる。
1R、開始直後にタックルにいく江崎。植松はこれを潰して上になるが、江崎は下から腕十字を仕掛ける。植松はなんとか凌いだが江崎は上のポジションを奪取。時間をかけて上からセンタク挟み!さらに腕十字で追い詰めるがタイムアップ。
2R、開始直後に植松のバックスピンキック。グラウンドに流れ込むとスクランブルの展開。江崎は上をキープして終了間際にセンタク挟み、腕十字を狙うが不発に終わってラウンド終了。
3R、またも植松がバックスピンキック。かわした江崎が足首を掴んでテイクダウンに成功。すかさず腕十字を仕掛けるとガッチリ極まって江崎が一本勝ちです。


【第12試合 第28回ネオブラッドトーナメント・フライ級決勝戦】
×伊藤まこと(パラエストラ柏)
(判定0-3)
○濱田巧(パラエストラ柏) 
1R、同門対決は重厚な立ち上がり。スタンドでの攻防からグラウンドに流れても両者腰が重く、すぐに立ち上がる。しばらくスタンドの攻防が続くと、伊藤がタックルでテイクダウン。しかし濱田も下から三角絞めを狙うなど、一進一退のままラウンド終了。
2R、積極的に打撃を出すのは濱田。ジャブに前蹴りで距離を詰める。さらにタックルで組み付いてケージに押し込む。伊藤の腰は重く、長い差し合いが続く。残り1分で伊藤の体勢を崩して濱田はバックに回る。だが伊藤も正対しかけたところでラウンド終了。
3R、序盤から組み付いて濱田がケージに押し込む。スタンドでバックに回ってグラウンドに引き込む。しかし伊藤はすかさず身体を入れ替えてバックを狙うが、濱田は押しつぶして上をキープ。伊藤も下から腕を固めて展開を狙うが濱田は脱出。スタンドで再開すると濱田はタックルでテイクダウンしてグラウンドのままタイムアップ。判定は濱田に軍配。同門対決を制した。


【第13試合 第28回ネオブラッドトーナメント・バンタム級決勝戦】
○田嶋椋(OOTA DOJO)
(2R TKO)
×上田祐起(reliable)
1R、前に詰める上田に対して田嶋はタックルを仕掛ける。数回目のトライでテイクダウン。しかし上田もすぐに立ち上がってケージ際で差し合い。田嶋は上田の体勢を崩して小刻みなフックで手数を稼ぐ。さらにテイクダウンしてバックに回るとチョークであわやの場面を作ってラウンド終了。田嶋が主導権を握った。
2R、スタンドでの見合いから田嶋がタックルでテイクダウンに成功。すかさずサイドを奪取する。上から荒々しいパウンド。さらにマット・ヒューズポジションから鉄槌を連打。動けない上田を見てレフェリーが試合を止めた!田嶋が快勝です!


【第14試合 第28回ネオブラッドトーナメント・フェザー級決勝戦】
○糸川義人(TURNING POINT MMA)
(判定3-0)
×石田陸也(DOBUITA)
1R、序盤にグラウンドで上になったのは糸川。しかし時間をかけて石田は立ち上がる。差し合いになると石田はグラウンドに引き込む。だが糸川はグラウンドをコントロールするとサイドに回ってラウンドを終えた。
2R、開始直後から差し合い。石田は長い手足を活かして首相撲からの膝蹴り。しかし糸川はお構いなしに足を掛けてテイクダウンに成功。石田は下からラバーガード。三角絞めを狙いつつグラウンドをコントロール。上になっている糸川だがなかなか攻められない。終了間際にはやっとパウンドを落とし始めてラウンド終了。
3R、距離を取りつつ、一発入ればダウンというような激しい打ち合い。互いに単発ながらもフックを振り回す。互いに被弾しフラフラになりながらもダウンせずに削り合う。有効打の多さは糸川が上手か。結局このまま決着つかずに試合終了。どっちに転んでも不思議ではない判定は糸川に軍配です。


第28回ネオブラッドトーナメントのMVPはバンタム級決勝をパウンドアウトで制した田嶋椋(OOTA DOJO)が選ばれました。


【第15試合 フェザー級】
○三宅輝砂(ZOOMER)
(2R TKO)
×小森真誉(ロータス世田谷)
1R、立ち上がりから緊張感のある打撃戦。その流れから三宅のパンチが冴える。左ジャブを中心に単発ながらも鋭いパンチを的確にヒット。序盤は打撃で応戦していた小森だが中盤からは組み付きにいく。しかし三宅は簡単に突き放してスタンドの展開のままラウンドを終えた。
2R、小森はミドルを駆使して打撃戦を挑む。しかし三宅のパンチはキレキレ。左ジャブ、ストレート、さらに右フックが面白いようにヒット。グラつく小森にパンチを打ち込み、ダウンしたところでレフェリーが試合を止めた!


【第16試合 ライト級】
×DARANI(PRAVAJRA)
(1R TKO)
○余勇利(マッハ道場)
1R、余はケンカのような間合いで距離を詰めると左右のパンチを強振。DARANIは面食らったか。しかしすぐに立て直すとタックルでテイクダウンに成功。小刻みにパウンド。しかし余は一瞬の隙を突いてスタンドに脱出。逆にDARANIを押し倒すと狂ったようにパウンド。動けないDARANIを見てレフェリーが試合を止めた!マッハ道場の新鋭がランカーを仕留めた!


【第17試合 コーメイン ライト】
○平信一(綱島柔術)
(2R チョーク)
×西尾真輔(宇留野道場)
1R、平は闘牛のように間合いを詰めて組み付くと簡単にテクダウン。すぐにパスしてサイドを奪う。ボディに膝を入れて手数を稼ぐ。さらには上四方の体勢に移行。チョークを狙いつつ西尾が立ち上がったところに待ってましたと言わんばかりに得意のジャーマン。またも倒してサイドをキープ。コツコツとパウンドを当ててバックに回ったところでラウンドを終えた。
2R、開始と同時にタックルでテイクダウンする平。またしてもサイドに移行。しかし西尾はするすると立ち上がるとスイープに成功。パウンドを数発入れると平良はこれが効いたか足下がフラつく。それでも組み付いてテイクダウンに成功。だがここでも西尾は立ち上がると左右のパンチを振るう。嫌がった平はタックルで組み付く。なんとかテイクダウンするとマウントを奪取。パウンドを振るってバックに回るとチョーク!これで西尾はタップ!平が一本勝ちです。
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【Pancrase328】北方大地に挑戦からONEを目指す、山北渓人─02─「5分5R戦える力でフィニッシュ狙う」

【写真】Road to ONEで見せたように四点ヒザがあるONEルールは山北に合っているが……もちろん今日の試合には関係ない(C)MMAPLANET

本日18日(月・祝)、東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPANCRASE328で、北方大地の持つストロー級KOPのベルトに挑戦する山北渓人インタビュー後編。

チャンピオンとのキャリアの差は絶対だ。しかし専修大学レスリング部出身の山北は、MMAでは後輩の中村倫也&河名マストという両先輩が、既に海外で戦う状況にある状況を指を咥えて見ているわけにはいかない。強すぎる先輩にMMAでは負けない。追いつきたい山北のこれから、そして今回にタイトル戦へ想いを引き続き尋ねた。

<山北渓人インタビューPart.01はコチラから>


──昨年、2020年ネオブラ優勝の井村塁選手が、中島太一選手とのタイトルマッチに挑み完敗を喫しました。いわばネオブラ同期がキャリアの差を見せつけられたことに関して、どのように考えていますか。

「自分は違うと思っています。井村君はデビュー時期も同じで、一足先にタイトルに挑戦しましたが、彼云々ではなくて……自分は12年間、レスリングをやってきました。しんどいことも結構ありました。MMAを合わせると、16年とか毎日キツイことをやっていたら、ちょっとしたことでへこたれないと思っています。

自分はそうならないだけ練習をしているという気でいます。厳しい、辛い場面で戦える力が自分にはあります。特に試合になると、そういう部分が出てくるはずです」

──ではチャンピオン、北方選手の強さとは?

「打撃を決めようとする力、そこと体が強いです。組みはテクニックというよりは、体が強い。そういうイメージです」

──北方選手は個々の対戦相手にフォーカスした動きをやり込んでいるという印象があります。砂辺選手と戦う時には、砂辺選手と戦う北方選手がいて。村元選手と戦う時は村元選手と戦う北方選手がいるような。

「あぁ、確かに前の防衛戦と村元選手との試合も戦い方は全然違っていました。作戦を遂行する能力が高いと思います。僕が優っているのは距離感なので、どう組みの展開まで持っていくか。ただ単にテイクダウンを狙うのが、レスラーにとって一番良くない戦い方なので。レスリングと柔術というよりも、しっかりとMMAを戦うという意識で戦いたいです」

──山北選手の組みは流れるような動きです。あれは閃きなのでしょうか。ラグの無さは、考えて動いているという風には見えません。

「アレは体にしみ込んでいているので、勝手に動きます。それが練習量と関係していると思います。打ち込みを繰り返して、打ち込み通りの動きをしているので試合中に考えているとかではないです。打ち込み通りですね。そこに今回は相手が強いので、気持ち的な部分、持っているフィジカルもしっかりと出し切りたいです」

──このところMe,Weの男子選手は藤田大和選手、植田豊選手とDEEPとGrachanでタイトルマッチを落としています。Me,Weの一員として今回のタイトル戦にどのように挑みたいですか。

「大和さんは同じぐらい練習しています。その選手が負けてしまうと、自分のことのように悔しかったです。ジムにベルトを持ち返りたいという想いは、強いです。ここで僕が獲って、ジムとして勢いをつけたいです」

──現状の日本のベルトは、ステップアップのチケットです。今後、どのように考えていますか。

「やっぱり海外で試合がしたくて、ストロー級だとONEチャンピオンシップですね。猿田選手が日本人でも勝てるということを証明してくれていますし、自分にとって道標になってくれています。ここで勝って、その道標に従ってONEのベルトを巻きたいです。

それ以上にジャレッド・ブルックスとか……自分の階級の最高峰という選手と試合をして、自分がどれだけやれるのかを試したくて。ジョシュア・パシオ、ボカン・マスンヤネ、ダニエル・ウィリアムスとか、レスリングの時からずっと外国人選手と試合がしたかったです。レスリング時代は国際戦を戦うことができなかったので、MMAでは日本人選手以外と戦ってみたいです」

──UFCはストロー級王座を認定していませんが、Road to UFCを開催して中村倫也選手が挑戦中です。またLFAには河名マスト選手が挑みます。専修大レスリング部の先輩から刺激を受けていますか。

「倫也先輩には、直ぐに追い越されちゃいました(笑)。レスリングではもうメチャクチャ強かったですけど、倫也先輩がMMAに転向して。僕はプロで4勝とかの状態で格闘DREAMERSを視ていたのですが……僕がやりたくてしょうがない国際戦で勝って、今度は海外で戦って先を行かれてしまいました。だからベルトを獲って、倫也先輩に追いつきたいです。

マスト先輩は……全然MMAを戦うと思っていなかったので、先輩ですけどジェラシーを感じています。でも、その想いが自分もやらないといけないというモチベーションになっているので、両先輩に追いつきたいです」

──そのためには、落とせないタイトル戦ですね。

「今回、練習のテーマが5分✖5Rを戦い切れるスタミナをつけるということでした。それだけ体力を強化してきましたが、そこでつけた力を使って全力でフィニッシュしたいです」

■視聴方法(予定)
7月18日(月・祝)
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE(※第1部)
午後4時30分~ U-NEXT(※第2部)

■ Pancrase328対戦カード

<ライト級/5分3R>
余勇利(日本)
望月貴史(日本)

<フライ級/5分3R>
水戸邉壮大(日本)
山﨑聖哉(日本)

<2022年ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
田嶋椋(日本)
鬼神光司(日本)

<2022年ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
持田哲兵(日本)
上田祐起(日本)

<2022年ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
大野友哉(日本)
伊藤まこと(日本)

<フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
透暉鷹(日本)
亀井晨佑(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
佐々木亮太(日本)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
遠藤来生(日本)

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
林優作(日本)

<女子フライ級/5分3R>
NØRI(日本)
栗山葵(日本)

<ストロー級KOPC/5分5R>
[王者] 北方大地(日本)
[挑戦者] 山北 渓人(日本)

<ストロー級/5分3R>
八田亮(日本)
野田遼介(日本)

<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
内村洋次郎(日本)

<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
DARANI(日本)

<フライ級/5分3R>
大塚智貴(日本)
前田浩平(日本)

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【Pancrase328】佐々木亮太戦へ、清水清隆─02─「格闘技って面白いですよね。毎日学ぶことがある」

【写真】表題の言葉、デビューから14年の清水がこの言葉を口にした。素晴らしすぎる(C)MMAPLANET

18日(月・祝)、東京都新宿区のベルサール高田馬場で開催されるPANCRASE328で、佐々木亮太とのパンクラスラストマッチを行う清水清隆のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

インタビュー前編にもあったとおり、今回はパンクラスで戦う最後の試合であり、この一戦で清水がキャリアに終止符を打つわけではない。今後どのような道を選ぶにせよ、今回の佐々木戦の結果と内容次第というところだろう。ただ、自身の言うキャリア終盤でやりたいことは決まっている。悔いを残さない戦い――清水清隆のカウントダウンを見届けてほしい。

<清水清隆インタビューPart.01はコチラから>


――今回の佐々木戦で勝って、もう一度パンクラスのベルトに挑戦したいとは考えなかったでしょうか。

「いや、ないです。ないですね。ここで勝って、いきなりタイトルマッチというのはズルいですから。それに今の状態では、自分にその資格はないです」

――なるほど。通常の試合前のインタビューであれば、前回の敗戦から何か新しく取り入れたことなどを聞いたりします。しかし今回のケースは、それを聞いていいものかどうか……。

「あぁ、去年の5月に負けたあとから、ずっと柔術をやっていたんですよ。週4~5回ぐらい柔術の練習をしていて。今は紫帯で、4月の全日本に出て3位でした(アダルト紫帯ライトフェザー級3位)」

――柔術の練習はどちらで?

「TRIBE TOKYO MMA Northです。もともと柔術メインの支部で、以前から北田(俊亮)さんに柔術を教わっていたんですよ。で、去年の5月に負けたあと、柔術の頻度を増やそうかと思って。すると結構面白くて。柔術って奥が深いですよね。帯が上がっていく仕組みも面白いし、自分がマスターであっても若者と試合ができて楽しいです」

――柔術の試合に出ている間は、それほどMMAの練習はしていなかったのですか。

「MMAも打撃も、それほどはやっていなかったですね。去年の末ぐらいから強めの練習にしてきました。そのなかでも、やっぱり新しく見つかるものがあるんですよね。柔術をやってきて、MMAの練習へ転換させる時に『あぁ、コレやられたことあるわ……』なんて今気づくとか(笑)。打撃でも、こんな打ち方があるのかって。

プロの打撃コーチに教わっていると練習では毎回、目から鱗で。フィジカルトレーニングもそうですし、毎日学ぶことがある。格闘技って面白いですよね。学ぼうと思ったら、死ぬまで学び続けることができるので」

――そう考えると、やり残したこともあるのではないでしょうか。

「やり残したことしかないです(苦笑)。負けて借りを返していない相手もいるし、こういう練習しておけば良かった、とか言い出せばキリがなくて。でも、それが自分の人生であって、そういう人生を選んできたのも自分ですから」

――確かに過去は取り戻せません。全ては「たら・れば」になってしまいます。もちろん佐々木戦後のことは、佐々木戦が終わって考えることかと思います。ただ、キャリアの終盤というなかで、やりたいことなどはあるのでしょうか。

「やっぱり勝って終わりたいですよね――結果を残したい。勝って終わりたい。

佐々木戦のあと、自分が何をするかもまだ分からないです。ただ、MMAのキャリアが負けて終わったら、やっぱり悔いが残るじゃないですか。もちろん次の試合も、どうなるか分からないですよ。負けちゃうかもしれないし、大ケガするかもしれないし、目が見えなくなるかもしれない」

――……。

「それは試合だから、本当に分からないです。だから自己満足ですよ。悔いを残したくない、だから試合をしたい。もうね、あしたのジョーです」

――ジョーのように、真っ白に燃え尽きたいですか。

「はい。これでもかっていう試合をして。燃え尽きて、お腹いっぱいで現役生活を終える。やっていて良かった、そう言える練習と試合をしたいです。そして、笑ってケージから下りたいですね」

――では、その気持ちで迎える次の佐々木戦ですが、今回はパンクラスに出場するにあたり対戦相手の希望は出したのですか。

「そういうのは全然なかったです。対戦してくれるなら誰でも……という感じで。それで佐々木選手が試合をしてくれることになりました。まぁ、よくある『おいしくない相手』っていうパターンですからね。自分はベルトも持っていないし、弱くはないと思うし、かといって強くもないじゃないですか」

――どちらなのですか(笑)。

「アハハハ。辞める人間と続ける人間が戦って、続ける人間のキャリアに傷がついても、おいしくはないですからね。反対の立場だったら、自分はやりたくないかもしれないです(苦笑)。だから佐々木選手が試合を受けてくれて、本当にありがたいです」

――佐々木選手の印象を教えてください。

「真面目で、愚直なファイターですよね。バランスが良い選手で。自分はぶん殴って、蹴っ飛ばして、パウンドで仕留める。そういう試合になると思います。

寝技でやってもいいけど、彼が得意な形の寝技には行きません。この試合で、最近やってきた柔術も生きてくると思います。自分が取られるイメージは全くないですね。この試合、MMAPLANETで速報あるんですか?」

――はい、その予定です。

「じゃあ、清水清隆が1RでKO勝ちって書く準備をしておいてくださいね。よろしくお願いします!」

■視聴方法(予定)
7月18日(月・祝)
午後2時30分~ TIGET LIVE
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE(※第1部)
午後4時30分~ U-NEXT(※第2部)

■ 対戦カード

<ライト級/5分3R>
余勇利(日本)
望月貴史(日本)

<フライ級/5分3R>
水戸邉壮大(日本)
山﨑聖哉(日本)

<2022年ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
田嶋椋(日本)
鬼神光司(日本)

<2022年ネオブラッドTバンタム級準決勝/5分3R>
持田哲兵(日本)
上田祐起(日本)

<2022年ネオブラッドTフライ級準決勝/5分3R>
大野友哉(日本)
伊藤まこと(日本)

<フェザー級暫定王座決定戦/5分5R>
透暉鷹(日本)
亀井晨佑(日本)

<フライ級/5分3R>
清水清隆(日本)
佐々木亮太(日本)

<フェザー級/5分3R>
Ryo(日本)
遠藤来生(日本)

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる(日本)
ハンセン玲雄(日本)

<フェザー級/5分3R>
高木凌(日本)
林優作(日本)

<女子フライ級/5分3R>
NØRI(日本)
栗山葵(日本)

<ストロー級KOPC/5分5R>
[王者] 北方大地(日本)
[挑戦者] 山北 渓人(日本)

<ストロー級/5分3R>
八田亮(日本)
野田遼介(日本)

<フェザー級/5分3R>
中田大貴(日本)
内村洋次郎(日本)

<ライト級/5分3R>
葛西和希(日本)
DARANI(日本)

<フライ級/5分3R>
大塚智貴(日本)
前田浩平(日本)

<2022年ネオブラッドTフェザー級準決勝/5分3R>
藤波勇飛(日本)
糸川義人(日本)

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ABEMA MMA MMAPLANET o ONE PANCRASE パンクラス 上田祐起 岡見勇信 漆間將生 藤波勇飛 髙谷裕之 鹿志村仁之介

【Pancrase NEO BLOOD !】トーナメント枠発表。DREAMERS=藤波勇飛はネオブラからの再挑戦

【写真】仕切り直しのMMAファイター人生。スポットの当たる場とはいえない場所から、運命を切り開く。その覚悟の有無が問われる藤波だ(C)MMAPLANET

26日(火)、パンクラスより5月22日(日)に東京都港区の品川インターシティホールで開催される第28回ネオブラッドトーナメント及びワンマッチ大会=「NEO BLOOD !」で実施されるネオブラッドトーナメント1回戦の対戦カードが発表された。

また12日の出場選手の発表時点、1人だけ事後発表となっていたのは藤波勇飛であることが16日の午後10時に明らかとされていた。


藤波の出場発表が遅れていたのは、LDH martial artsの手がけるFighters Battle Audition=格闘DREAMERSで彼のPOUNDSTORM落選の放送が終了するのに合わせてのことだ。

実際にPOUNDSTORM出場を賭けて挑んだ鹿志村仁之介戦の敗北は1月29日に終了しており、藤波の出場も12日の時点では決定していた。

LDH martial artsとの契約を目指し、オーディションに参加した元レスリング世界3位、全日本優勝のレスラーは24日に行われたPOUNDSTORMの出場がならず、ネオブラでプロMMAファイターとしてキャリアの一歩を踏み出すこととなった。

世界レベルの競技者であることは間違いない藤波をOne of themとしてネオブラへ出場を決めたEXFIGHTの髙谷裕之は「トーナメントということで、定期的に試合がある」という利点をこの地味デビューについて語っている。

その藤波の初戦の相手は水杉泰誠に決定。水杉のMMAキャリアはWARDOGで1勝1敗(※敗北は肩の脱臼)、昨年のマーシャルワールド杯ライト級準優勝者だ。華やかさとはかけ離れた舞台でのデビューに関し、岡見勇信は「藤波のMMAに対する本気度が問われることになります」と注文を出している。

実質4月29日の立川大会からスタートを切る2022年のネオブラ、最大激戦区のバンタム級は12人参加のバンタム級で、両ブロックとも田嶋涼✖水永将太と矢沢諒✖上田祐起がシード扱いで準々決勝を戦う。

残りの8選手は22日大会では1回戦と準々決勝の2試合を勝ち上がる必要がある。そして田嶋のいる山では漆間將生が中村雄一と、鬼神光司が谷育磨とのマッチアップが決まっている。「ネオブラは優勝すればランカーやトップ勢との対戦の最短距離」と藤波に対して語った髙谷の言葉は全出場選手に当てはまる──パンクラスの登竜門が、いよいよスタートを切る。

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DEEP MG眞介 o   キック パンクラス ボクシング 上田祐起 中村晃司 修斗 前田吉朗 北方大地 山﨑鼓大 木戸脇広樹 林RICE陽太 潤鎮魂歌 藤原大地

『前田吉朗引退興行』試合結果


メインイベント 前田吉朗引退エキシビションマッチ 2分3R
前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組/ENCOUNTER/修斗フライ級世界3位、第3代DEEPバンタム級王者、初代パンクラス・フェザー級王者)
vs.
1R キックボクシングルール 砂辺光久(reversal Gym OKINAWA CROSS×LINE/元パンクラス・ストロー級・フライ級・スーパーフライ級王者)
2R グラップリングルール 北方大地(パンクラス大阪稲垣組/パンクラス・ストロー級王者)
3R パンクラス旗揚げルール 稲垣克臣(パンクラス大阪稲垣組)

第7試合 セミファイナル DEEP ストロー級 5分3R
○潤鎮魂歌(HARVEST) 
×木戸脇広樹(GSB MACS)
判定3-0 (30-27/29-28/30-27)

第6試合 パンクラス ライト級 5分3R
○木村俊也(BLOWS)
×林RICE陽太(パラエストラ森ノ宮)
判定2-1 (29-28/29-28/28-29)

第5試合 DEEP バンタム級 5分2R
×藤原大地(UBF) 
○MG眞介(パラエストラ東大阪)
1R 2’03” KO (顔面への蹴り)

第4試合 パンクラス フェザー級 3分3R
×中村晃司(パンクラス大阪稲垣組)
○堂園 悠(修和館)
判定0-3 (28-29/28-29/28-29)

第3試合 パンクラス バンタム級 3分3R
○山﨑鼓大(BLOWS)
×上田祐起(Reliable)
判定2-1 (30-27/29-28/28-29)

第2試合 DEEP バンタム級 5分2R
×延命そら(TEAM FAUST)
○フェルナンド(Pitbull Brothers)
1R 2’30” TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第1試合 DEEP フライ級(肘無し) 5分2R
○亮我(ゴンズジム)
×梅永海世(パンクラス大阪)
2R 4’03” 裸絞め

 遅ればせながら4月10日に大阪府・梅田ステラホールで開催された『前田吉朗引退興行』試合結果。メインイベントは前田が砂辺光久、北方大地、稲垣克臣とエキシビションマッチをしています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o 上田祐起 山﨑鼓大

【Yoshiro Maeda RetirementMemorial Event】3分✖3Rの妙、山﨑が上田からスプリット判定勝ち

【写真】山﨑は初回こそテイクダウンで落としたが、その後は手数と回転数、何よりテイクダウンを許さず判定勝ちを収めた(C)SHOJIRO KAMEIKE

<バンタム級/3分3R>
山﨑鼓大(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.27-30
上田祐起(日本)

サウスポー同士、山﨑が左ローを蹴る。上田もローを返し、山﨑は左ミドルを見せる。ローの蹴り合いが続き、上田が左ハイ、山﨑は前蹴りを繰り出す。ローから後ろ回し蹴りを見せた山﨑は、左右のローを蹴る。残り1分、上田はダブルレッグから尻もちをつかせ上田はウィザーで立ち上がる。そのままケージに押し込んだ上田は前方に崩そうとし、山﨑が小手で腹ばいとなり、スタンドへ。そのまま3分が終わった。

2R、山﨑はここも左ローでスタート。上田の左と、山﨑の右が交錯する。右ボディを入れた山﨑に対し、上田はスッと頭を下げてロー、山﨑がここも右ローを返す。上田は蹴り足を掴みに行き、足を抜いた山﨑は低い姿勢からのテイクダウン狙いでケージに押し込まれる。ウィザーで耐えた山﨑のヒザが上田の急所に入り、試合が中断する。

再開後、左を振るってから左ローを蹴った上田が右ミドルも繰り出す。残り30秒、ボディを入れた山﨑が、最後の最後にワンツーを打ち込み最後にインパクトのある動きを見せた。

最終回、ジャブからロー、ハイを繰り出した山﨑が左ストレートを入れる。ローから後ろ回し蹴りと、動きが良くなってき山﨑は、ダブルレッグでケージに押し込まれるがテイクダウンは許さない。山﨑は左を差し返して離れると、右ジャブを届かせる。上段内回し蹴と掛け蹴りの中間のような蹴りを放った山崎は、最後の10秒で上田が見せたダブルレッグを切って時間に。

3分という時間の微差を如何にジャッジが判断したか──結果は、スプリットで割れ岩﨑が判定勝ちを手にした。


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