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F1 Fairtex MMA MMAPLANET ONE ONE Championship ONE127   ウ・ソンフン ジヒン・ラズワン ダニエル・ウィリアムス ビー・ニューイェン ヨッカイカー・フェアテックス リン・ホーチン

『ONE: Bad Blood』試合結果/ハイライト動画

【ONE】ヘビー級暫定世界王者は“とにかく明るい”マリキンがKO戴冠! ムエタイ フライ級ハガティーがモンコルペット降す、緊急参戦の山口V.V芽生、ラズワンにまさかの判定負け(ゴング格闘技)
▼メインイベント ONEヘビー級暫定世界王者決定戦 5分5R
〇アナトリー・マリキン(ロシア)
[2R 3分42秒 KO] ※右フックのダブル
×キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

▼ムエタイ フライ級 3分3R
〇ジョナサン・ハガティー(英国)
[判定3-0]
×モンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ)

▼バンタム級 5分3R
〇チェン・ルイ(中国)
[判定3-0]
×マーク・アベラルド(ニュージーランド)

▼ONE女子アトム級 5分3R
〇ジヒン・ラズワン(マレーシア)
[判定3-0]
×山口芽生(日本)

▼フライ級 5分3R
〇ウ・ソンフン(韓国)
[1R 0分18秒 KO]
×ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)

▼ストロー級 5分3R
〇ダニエル・ウィリアムス(豪州)
[2R 1分35秒 KO]
×デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)

▼ヘビー級 5分3R
〇ダスティン・ジョインソン(カナダ)
[判定2-1]
×ウーゴ・クンヤ(ブラジル)

▼アトム級 5分3R
〇リン・ホーチン(中国)
[判定3-0]
×ビー・ニューイェン(米国)

▼ヘビー級 5分3R
〇オーディ・デラニー(米国)
[1R 1分06秒 ショルダーロック]
×トーマス・ナーモ(ノルウェイ)

▼バンタム級 5分3R
-スノト(インドネシア)
[ノーコンテスト] ※ローブロー
-ティアル・サン(米国)


【ONE127】世界最高峰ONEストロー級に豪州からウィリアムス見参。デェダムロンを右ボディでKO(MMAPLANET)

【ONE127】フライ級には韓国からウ・ソンフン参上。ヨッカイカーを18秒KOし、$5万ボーナス獲得(MMAPLANET)

【ONE127】これはもう無理。ホラーでもない、笑えないC級のコメディ。V.V芽生が意味不明の判定負け(MMAPLANET)

 ONE Championshipが2月11日にシンガポール・インドアスタジアムで開催した『ONE: Bad Blood』の試合結果。メインイベントのヘビー級暫定王座決定戦はアナトリー・マリキンがキリル・グリシェンコに2R KO勝ちし王座戴冠。V.V.Meiこと山口芽生はジヒン・ラズワンに不可解な判定負けを喫しています。


 山口芽生もこんなコメントをしています。


 アナトリー・マリキンが10万ドル、ウ・ソンフンとジョナサン・ハガティーが5万ドルのボーナスを獲得しています。


 アナトリー・マリキン vs. キリル・グリシェンコ ハイライト動画。


 ウ・ソンフン vs. ヨッカイカー・フェアテックス ハイライト動画。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET ONE ONE127   ウ・ソンフン ヨッカイカー・フェアテックス

【ONE127】フライ級には韓国からウ・ソンフン参上。ヨッカイカーを18秒KOし、$5万ボーナス獲得

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ウ・ソンフン(韓国)
Def.1R0分18秒by KO
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)

サウスポーのヨッカイカーが左ロー、続いて左ハイを蹴る。もう1度左ローを蹴ったヨッカイカーに対し、ウ・ソンフンが左から右フックを放つ。左アッパーを空振りした直後に、この右が直撃したヨッカイカーは体が二つに折れるようにダウンし、腰から崩れ秒殺KO負けとなった。

Wordogに来日経験のある勝者は「自分の拳を信じている。パワーがあるので、KO勝ちを狙っていた。(5万ドルのボーナス獲得を告げられ)、アァ!! この試合がONEでの最初の試合、急がないけどトップになる」と話した。


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【Special】月刊、大沢ケンジのこの一番:1月:ケイター✖チカゼからの上久保周哉×ウォーセン

【写真】結果で期待値を上げてきた。立派なプロフェッショナルだ (C) ONE

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、大沢ケンジ氏が選んだ2022 年1月の一番は15日に行われたカルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼ戦からの──14日のONE125「で行われた上久保周哉×トロイ・ウォーセンについて語らおう。

<月刊、大沢ケンジのこの一番:1月:ケイターラ✖チカゼはコチラから>


──おお!! カルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼ戦から急にシフトチェンジして、上久保周哉選手とトロイ・ウォーセンの試合ですか。

「ハイ。だって上久保選手、めっちゃ良くなかったですか」

──素晴らしかったです。

「上久保選手の試合を見て四の字フックの外し方とか、あとバックから足を一本フックしての片方の足を伸ばして相手の足を制する形……僕らはシングルロックと呼ぶようにしているんですけど、バックに回られて厳しい態勢になった時の解除の仕方が、もう目から鱗でした。

トロイ・ウォーセンが強かったからこそ、上久保選手の凄さが伝わってきました。解説をしていて、バックを取られてもエスケープしたところを見て、『あっ、もう行けるな。大丈夫だな』と分かりました。

それこそ上久保選手の組み技って、自分のペースでマラソンを走っているから最後まで疲れない。もう少し無理して、力を使えばポジションを明確に取れるという時も動かないです。ずっと自分のペースを守る。多少動けばいけるけど、いかずに相手を動かせる」

──まさに永久寝技地獄だと。

「そうするためにペースを守っている。途轍もないことをしていますよ。ウォーセンを相手にアレをやる。ペースを変えずにあれができるのは、本当に自信があるから。自信があるということは、度胸と同じですからね」

──大沢さんのなかで上久保選手評がグンと上がりましたね。

「リネケルだっていけるんじゃないかと。いや、分からないですよ……打撃でボコられる可能性は全然あります。だけど片足にしがみつけばなんとかなるんじゃないかと。足を止めて前に出てくる相手だと、しがみつくことはできるだろうし。

そこから上久保のやりたいところに持ち込めば……しがみつくことができればイケるんじゃないかと思って。ウォーセン相手にアレができるなら、リネケルもイケる。そう思いましたね」

──今回が契約の最終試合。契約を更新するのか、新天地を求めるのか気になる上久保選手です。

「どうなるんでしょうね。UFCのバンタム級はもう強烈な階級ですけど、上久保選手がチャレンジするのも見たいですよね」

──そこだと思うんです、プロに必要なのは。第3者に『見たい』と期待されること。上久保選手は大沢さんがUFCで戦うところを見たいと期待されるようになった、それがプロの価値ではないかと。

「片足を掴めば、あの異常な世界でも何かできるのかもしれない。そう思っちゃいますよね。僕は正直、上久保選手を軽視していたところがありました。でも、もう違います。UFC……その前にリネケルをやっつけるところが見たいですね。

上久保選手ってボスを倒さずに、次の面にいくっていうパターンだったじゃないですか(笑)。アマ、パンクラス、ONEときて。ここで更新せずにステップアップすれば、ボスを倒さずに上に行っちゃっているぞ、って」

──パンクラスからONEに戦場を移したのも色々な背景がありましたし、海外でより良い条件で戦えるなら良いじゃないですか。

「でも、ONEではしっかりとボスを倒していけよって」

──そうすると契約で縛られてしまうじゃないですか。UFCを目指しているなら、チャンスさえあればここでダイブして然りで。そうでなくてもUFCを目指すなら、契約で縛られない場所を選択するのもありかと思います。

「これは僕の感覚ですけど、人知れず戦っていると何人かにしか評価されない。そんな人生って可哀そうな気がして。上久保選手が北米のLFAとかにいったとして……やったことは凄くても、何人に評価されるんだって。それだったらONEのように評価されるところ、勝った時に皆が神輿を担いでくれるところで戦った方が今後の人生にプラスになるんじゃないかと思います」

──でも、あの試合でパフォーマンスのボーナスがもらえなかったですよ。そういう場所だと考えられないですか。

「それでも勝てばタイトル戦に手が届くし。僕はONEでタイトルを取って、次に進んで行って欲しいですけどね」

──つまり、それだけの期待される存在になったということですね。

「今回の試合は本当に皆に見てほしいし、知ってもらいたいです。グラップリングで支配する試合で、上久保選手は殴られることへの耐久性もありそうです。長所がはっきりしていて、そこをしつこく全うできる。返されても、取り返す。自分のペースでない時も粘ることができるので楽しみです。

組むなら上等だって感じで、自分の強いところをぶつけて。切られても、どんどん出て泥臭いことができます。だからこそ、リネケルは上久保選手の攻撃を切れないのではないかと。最初は力で切れそうなところまでいっても、上久保選手がチューイングガムみたいひっついて。切っても、切りきれない。それを繰り返しているうちに、下になる。そんな感じになれるんじゃないかなって……期待しています」

──ではそのリネケルがビビアーノ・フェルナンデスに挑戦する試合がどうなるのか。

「そこですよ。40歳で2年以上も試合をしていないビビアーノに対し、リネケルはコンスタントに試合をしてきてUFCで組みの強い選手とも戦ってきました。

そうやって考えると、ビビアーノの寝技は……いやぁ、やっぱり上手いですね。ただ上久保選手と違って、自分からどんどん動くから疲れる可能性もありますよね。上久保選手は穴を掘って、落ちるのを待っていますが、ビビアーノは自分から落としにいくので、自分で穴に落ちることもある。

リネケルに対しては、ビビアーノよりも上久保選手の方が組みの相性が良いかと思います。ビビアーノはスパッと切れ味の鋭い日本刀で、上久保選手は折れない棍棒で、ずっと叩きつけるような。海辺でも錆びない耐久性があるから、ずっと勝負できますからね。いや上久保選手、良いですよ」

■放送予定
2月11日(金・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時00分~ONE Super App

■対戦カード

<ONE暫定キックボクシング・ヘビー級王座決定戦/3分5R>
アナトリ―・マリキン(ロシア)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ムエタイ・フライ級/5分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
モンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<53.5キロ契約/3分3R>
山口V.V芽生(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
ウ・ソンフン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ヘビー級(※65.8キロ)/5分3R>
ダスティン・ジェインソン(カナダ)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リン・ホーチン(中国)
ビー・ニューイェン(米国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
トーマス・ナルモ(ノルウェー)
オーディー・ディレイニー(米国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スノト(タイ)
ティオル・タン(米国)

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ABEMA MMA MMAPLANET ONE ONE127 キック グスタボ・バラルト ジヒン・ラズワン ジョン・リネケル チャンネル ティオル・タン デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク ビビアーノ・フェルナンデス ビー・ニューイェン ボクシング ヨッカイカー・フェアテックス リン・ホーチン 猿田洋祐

【ONE127】あぁ猿田洋祐×グスタボ・バラルトもコロナで中止に。V.V芽生✖ラズワンがメインカードに

【写真】しょうがない。何度も書き記すが、社会事象。あるいは雪が降るのと同じ自然の摂理 (C)TSP

明日11日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE127「Bad Blood」で組まれていたストロー級戦=猿田洋祐×グスタボ・バラルト戦が中止となったことがONEから発表された。

メインのONE世界バンタム級選手権試合=ビビアーノ・フェルナンデス×ジョン・リネケルに続き、MMAファンが楽しみにしていた試合がなくなった。ONEの発表によると、COVID19の健康安全プロトコルにより対戦がなくなったとのこと。このカードに関しては、非公式及び未確認情報ではあるが猿田が検査で陽性結果が出たという報は現場レベルで伝わって来ていた。

リネケルと同様に出国&搭乗時点では陰性、そして現地で陽性になったわけだが、猿田に症状はなく擬陽性の可能性もあるということで、予定されたように繰り返し検査は行われ、最終結果が今夜出され陽性→中止に至ったと思われる。

猿田自身がSNSで、最後まで調整していたと綴っているように体調的には全く問題なく、本人も落胆していることだろう。加えて発表が猿田個人の陽性ということではなかったため、セコンドを含めバラルト陣営も何かが起こっていたかもしれない。

なおメインの世界戦、猿田の試合がなくなったことで山口V.V芽生とジヒン・ラズワンの一戦がメインカードに昇格している。




■放送予定
2月11日(金・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時00分~ONE Super App

■対戦カード

<ONE暫定キックボクシング・ヘビー級王座決定戦/3分5R>
アナトリ―・マリキン(ロシア)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ムエタイ・フライ級/5分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
モンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<53.5キロ契約/5分3R>
山口V.V芽生(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
ウ・ソンフン(韓国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ヘビー級(※65.8キロ)/5分3R>
ダスティン・ジェインソン(カナダ)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リン・ホーチン(中国)
ビー・ニューイェン(米国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
トーマス・ナルモ(ノルウェー)
オーディー・ディレイニー(米国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スノト(タイ)
ティオル・タン(米国)

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ABEMA F1 MMA MMAPLANET ONE ONE127 RIZIN UFC アドリアーノ・モライシュ アレッシャンドリ・パントージャ キック グスタボ・バラルト ジヒン・ラズワン ジョン・リネケル チャンネル ティオル・タン デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク ビビアーノ・フェルナンデス ビー・ニューイェン ボクシング ヨッカイカー・フェアテックス リン・ホーチン 堀口恭司 澤田龍人 猿田洋祐

【ONE127】堀口恭司曰くプレイボーイ=身長150センチの猛者、グスタボ・バラルト「楽しみ」

【写真】ラテンなムードいっぱいのバラルト。強くて、明るいファイターだ (C)MMAPLANET

11日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで行われるONE127「 Bad Blood」で、グスタボ・バラルトが猿田洋祐と対戦する。

ロンドン五輪のグレコローマンレスリングにキューバ代表として出場、MMAに転向しフロリダに移住したバラルトはTitan FCからアジアに目を向け、2019年4月からONEで戦うようになった。

しかし思いもしない3連敗を喫し、崖っぷちの状態で昨年7月に澤田龍人と対戦しサークルケージ初勝利を挙げている。ポテンシャルの高さは間違いない。その実力が、ATT移籍によってようやく発揮し始めた。堀口恭司が『プレイボーイ』と呼ぶ──身長150センチの実力者バラルトにインタビューを試みた。


──インタビューの機会を設けていただき、ありがとうございます。ムーチョス・グラシアス。

「アリガト、アリガト」

──猿田選手と金曜日に戦いますが、今の気持ちを教えてください。

「今回の試合は、楽しみでならないよ」

──Titan FC時代からグスタボの試合のフォローさせてもらっていましたが、まさかONEに来て3連敗をするとは思ってもいなかったです。

「最初の試合と2試合目は、僕に裁定がつかなったけど負けたとは思っていない。3試合目にKO負けた時は、個人的に色々な問題を抱えていた時期で、それが影響して自分に負けてしまったんだ」

──澤田龍人選手との試合で、ようやく結果が出たのですが、動きも思い切りの良さだけでなく抑えるべきところで抑えるファイトができていたように感じます。

「心機一転、新たな環境で試合に臨むことができたのが一番大きかった。個人的な問題も解説し、僕の体格にあった強い選手が多くいるATTに移籍したんだ。ONE世界フライ級王者のアドリアーノ・モライシュ、RIZINチャンピオンのキョージ・ホリグチ、UFCのアレッシャンドリ・パントージャという素晴らしいチームメイトと、しっかりとトレーニングをして、あの試合に臨んだ。成長していたし、力強いファイトができたと思う」

──堀口選手ともチームメイトなのですね。

これがバラルトの普段着?!

「キョージとは、とても仲が良いよ。

僕は結構、おしゃれに着飾るのが好きでヘアスタイルや服装も色々と拘りを持っているんだ。そうしたらキョージはいつも『プレイボーイみたいだ。それでマイアミに遊びに行くのか』ってからかってくるんだよ(笑)。ホントにキョージとは良い練習をさせてもらっているよ。

ATTではマイク・ブラウンが練習の段階から、しっかりと試合に向けて調整してくれる。それとレスリングコーチのスティーブ・モッコにも凄く助けてもらっているよ。さっきも言ったように軽量級の強い選手が多くて、凄く良いスパーリングができる。皆、やる気に満ちていて良い影響を受けまくっているんだ。

MMAのチャンピオンがいて、ボクシングではボクシングのチャンピオンレベルのスキルを持つ選手、レスリングのチャンピオン、素晴らしい空手ファイターが互いに背中を押し合っているから吸収することが多い。ATTに移籍して、本当に良かったよ」

──そのようななかで戦う猿田選手の印象を教えてください。

「強い選手だし。気持ちの入った試合をするよね。ヨースケ・サルタと戦えることが、凄く楽しみなんだ。エキサイティングな試合になることは間違いないよ。サルタのグラップリングの技術力は相当高い。でも僕も五輪レスラーだからね、負けないよ。凄く興味深い攻防になるだろうね」

──多くのファイターが長身でリーチがあればアドバンテージだという選手が多いです。逆にグスタボは、どの体格が武器になるのではないでしょうか。

「その通りだよ。僕のようなサイズの練習相手はいないことが多いからね。背が低いからこそ、コンパクトに力強い動きができると思っている。僕のコンパクトさが、パワーのあるパンチを生んでいるんだよ」

──戦車のようですね。

「アハハハ。アリガト。アリガト」

──ONEのストロー級はこの階級では他に比肩することがない、グローバルな戦いの場になっています。そのような場所で戦うことをどのように思っていますか。

「そうなんだ、だからONEで戦う理由だといっても過言でないよ。この体重で試合が組まれるプロモーションは多くない。結果、強い選手が世界から集まっている。ただ、僕としてはONEでストロー級王座を取ると、次はフライ級王座を狙うつもりだ。ストロー級と同様にフライ級でも活躍できると信じているよ」

■放送予定
2月11日(金・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時00分~ONE Super App

■ ONE127対戦カード

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ジョン・リネケル(ブラジル)

<ONE暫定キックボクシング・ヘビー級王座決定戦/3分5R>
アナトリ―・マリキン(ロシア)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ムエタイ・フライ級/5分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
モンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
ウ・ソンフン(韓国)

<53.5キロ契約/3分3R>
山口V.V芽生(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<ヘビー級(※65.8キロ)/5分3R>
ダスティン・ジェインソン(カナダ)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リン・ホーチン(中国)
ビー・ニューイェン(米国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
トーマス・ナルモ(ノルウェー)
オーディー・ディレイニー(米国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ダスティン・ジェインソン(カナダ)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スノト(タイ)
ティオル・タン(米国)

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ABEMA F1 MMA MMAPLANET ONE ONE127   キック グスタボ・バラルト ジヒン・ラズワン ジュリー・メザバルバ ジョン・リネケル チャンネル ティオル・タン デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク デニス・ザンボアンガ ビビアーノ・フェルナンデス ビー・ニューイェン ボクシング ヨッカイカー・フェアテックス リン・ホーチン 猿田洋祐

【ONE127】12日前のオファー、ジヒン・ラズワン戦へ。山口V.V芽生「喧嘩。今回はスポーツじゃない」

【写真】ラズワンの話になると、既に喧嘩モードっぽくもあったV.V芽生 (C)TSP

11日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでONE127「 Bad Blood」が開催され、山口V.V芽生が12日前のオファーを受けてジヒン・ラズワンと対戦する。

デニス・ザンボアンガ、ジュリー・メザバルバを相手に2連敗中のV.V芽生はショートノーティスで試合に対して、「喧嘩だ」と言い放った。


──4日前の月曜日、都内某所でリングサイド・アナウンサーをしている芽生選手を目にしたような気がしたのですが(※取材は2月2日に行われた)。あの時は、ジヒンと戦うことは決まっていたのですか。

「あの時……ちょうど、行きの車のなかで決まりました。日曜日にオファーがあって、もともとは3月に試合ができないかリクエストを掛けていたので、その契約書が届いたと思いました。そうしたら2月11日だから、『これ、日付間違えていますね』ってことで、確認を取ってもらったんです(笑)」

──そうしたら間違いでなかったと。打診でなく、いきなり契約書が届いたのですね(笑)。

「ハイ、突然届いたので日付が違うと思ったんですよ(笑)。でも、日付が間違っていないことが分かったので、直ぐに『やります』と返事をしました」

──3月に戦うつもりだったとすれば、対戦相手がジヒンだとは思っていなかったのではないですか。

「そうですね。3月だと他の選手での話できていて、私はすぐにやると言っていましたけど、そこから返答はなくて……。結果、この試合の連絡が来ました」

──なんとも……それでも、12日後の試合を即答で受けたと。

「最初は 3月や2月25日の大会で試合がしたくて、そこを視野に入れて練習をしていたので、キャッチウェイトだったら出ますということは伝えていました」

──53.5キロという数字は?

「切りが良いので(笑)。あんまり考えていなかったです。水抜きが必要ない体重で戦いたいと思いました」

──なるほど、キャッチウェイトの体重が56キロに近いぐらいだと、体重を落とすよりも練習をしたいということで心配するところなのですが、1.3キロ上乗せだと練習をしてきていたはずだと安心できました。

「そうですね、普段から体重を増やし過ぎないように気をつけています。正月で少し増えましたけど(笑)、55キロはいかないようにしています。あまりオン・オフで体重が変わるようにしたくなくて、動きやすい体重にしています。もっと絞って筋量や動けるパワーをつけたいという希望もあるので」

──このタイミングで受けた試合。ジヒン・ラズワンの印象を教えてください。下の選手で、猫のヘッドホンをして可愛い子ちゃんキャラなのかと。

「あんまり油断せず、フィジカルでバンバン来るぐらいの気持ちでいます」

──フィジカルが強いという風に捉えているのですか。

「そういう風にしています。インスタとか見ても、体は割りと大きいので」

──相手との比較ではなくて、自身の感覚として体力が落ちてきたと感じることはありますか。

「年齢を重ねることでフィジカルが落ちることもあるでしょうし、超越することもあると思っています。実際に一緒に練習している重鎮たちは、そういうことはどうでも良いというスタンスで戦っていますし。『年を取って、どうなのか?』って疑問を持たれていて、勢いで勝てるのが格闘技の面白いところだと思うんですよね。だから、そういう風に思われるパフォーマンスを見せることができたら、面白いかなって思います」

──私の一番付き合いの長い異性は家内になるのですが、当然一般人ですし体を鍛えているわけでもない。体の不具合は多くなっています。ただし、人間としての強さはどんどん増しているなと感じます。芽生選手もそういうところはないですか。

「ありますね(笑)。どんどん図太くなっていますね。でも、自分よりも年上の方々と付き合っているともっと凄いので。あのう……本当に良い意味で見習っています」

──その年上の方々から『山口芽生はすぐにこっちを年長者として、自分は世代が違うと強調する』というクレームを頂いたことがあります(笑)。

「アハハハハハ。だって私は下ですから(笑)」

──女子MMAが見向きもされなかった時代からやってきたという自負は、素晴らしいと思います。ただし、実際に若い力は台頭しています。自負だけでは勝てないなか、芽生選手自身の成長をどのように感じていますか。

「自分の良さを出すために、色々と新しいことにトライしてきました。そうするとバランスが崩れたりしたことがあって、そこを見直してきました。その部分に関しては、かなり調整できつつあると思います。

それにフィジカルはそんなに心配したことはないです。だからそこよりも、テクニックを身につけたり、外国人特有のダイナミックな動きに負けない戦い方をすることが、フィジカルだけでなくメンタルも含めて必要だと思って。そこをいつも意識してやってきました」

──外国人選手特有のダイナミックな動きとは、実際に戦ってどういう点なのですか。

「雑なんですけど、動きが大きくて持っていかれてしまう。そういうところですね」

──それはデニス・ザンボアンガ戦、ジュリー・メザバルバ戦でも見られましたね。

「ハイ。だからテイクダウンを狙った時も、一度組むと放したくなくなってしまうんです。でも今回はそうじゃなくて一度離れて打ち合ってから、また組みつくとか展開を積極的に創ろうと思います。フィジカルやテクニックだけに頼るのではない、バランスを取ったMMAを戦いたいと思います」

──いきなり試合モードにすることは、心身共に可能でしたか。

「喧嘩です。今回はスポーツじゃないです。私、喧嘩したことないんです。でも、常に喧嘩をしたいとか、乱闘したいっていう気持ちがあって」

──そうなのですか! 意外です。

「ありますよ。ソフトボールをやっていた時とか、相手チームと乱闘したいなって常に思っていました。そういう抑えてきた気持ちを出すチャンスです」

──つまり受けた時点で、臨戦態勢なわけですね。

「逆をいえば、何があっても怖くない。めっちゃ準備してきて、途中でスタミナが切れましたとかって嫌ですけど。10日だから、別に良いでしょって。良い感じに吹っ切れています」

──気持ちは喧嘩でも、MMAとしてジヒンのどういうところに気をつけないといけないと思っていますか。

「さっきも言いましたけど、フィジカルと下からの寝技に気を付ける。でも、積極的に攻めたいと思っています」

──ジヒンにインタビューをした時に、立ち技でも自分にアドバンテージがあると言っていました。

「ホントですか。なるほど、そこは見せてもらいしょう。なんか頭が良さそうで、良くないですね。まぁ、必ず勝ちをもぎ取ります」

■放送予定
2月11日(金・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時00分~ONE Super App

■ ONE127対戦カード

<ONE世界バンタム級(※65.8キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)
[挑戦者]ジョン・リネケル(ブラジル)

<ONE暫定キックボクシング・ヘビー級王座決定戦/3分5R>
アナトリ―・マリキン(ロシア)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ムエタイ・フライ級/5分3R>
ジョナサン・ハガティー(英国)
モンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
猿田洋祐(日本)
グスタボ・バラルト(キューバ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
マーク・アベラルド(ニュージーランド)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
ウ・ソンフン(韓国)

<53.5キロ契約/3分3R>
山口V.V芽生(日本)
ジヒン・ラズワン(マレーシア)

<ヘビー級(※65.8キロ)/5分3R>
ダスティン・ジェインソン(カナダ)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リン・ホーチン(中国)
ビー・ニューイェン(米国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
トーマス・ナルモ(ノルウェー)
オーディー・ディレイニー(米国)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ダスティン・ジェインソン(カナダ)
ウゴ・クーニャ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
スノト(タイ)
ティオル・タン(米国)

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【ONE Only the Brave】自己を貫くIQの高さ。ワン・シュオと対戦、和田竜光―01―「意識が少し変わった」

【写真】今回の試合。登場した飛行機の機長の体調不良で日本に戻り、シンガポール入りが1日遅れたそうだ (C)MMAPLANET

28日(金・現地時間)に、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Only the Braveで、和田竜光がワン・シュオと対戦する。

ONE裁定と自己の意識の隔たり。自分の戦いで勝っていると言い切れる試合で、判定を落とした経験が、誰よりも多い和田が今回の試合にはどのよう意識で挑むのか。

ONEという北米基準のMMAとは違うMMAで戦ううえで、和田の選択は――自分を貫くことと、ファイトIQ高めが比例した話が聞かれた。


――ONE本戦は1年1か月ぶり、10月のRoad to ONEでの竹中大地戦以来の試合となります。オファーはいつ頃ありましたか。

「12月の中旬ぐらいだと思います」

――勝つしかない竹中戦の勝利から、2カ月ほどで試合が決まったということですね。

「そうですね。12月に2人目が生まれまして……」

――おぉ。おめでとうございます!!

「ありがとうございます(笑)。出産があるから、その前後はドタバタしてしまうだろうし年内は試合はできないということは僕の方から伝えさせてもらっていました。僕的には2月という風に思っていたのが、少し早くなったぐらいです」

――ズバリ、ワン・シュオという対戦相手の名前を聞いてピンときましたか。

「えぇと……全然、来ませんでした(苦笑)。オファーを貰った時は、少し考えました。『嫁と相談します』と一旦伝えて。でも『この状況でオファーを貰っているし……やるかぁ』って話したぐらいで、すぐに返事しましたね。まぁ、対戦相手に関係なく誰でもやっていたはずです。

そこからONEで韓国人選手と試合をしている映像を視たのですが、ストライカーでたくさん蹴ってくるので……足とか痛そうだなって(笑)」

――荒いけど、フィジカル・モンスターですよね。

「結構強そうだと思いました。そんなに上手ではないですけど、ONEによくいるタイプの強い選手かと。中国の選手も、ああいう感じの選手が多いですよね。壁を背負ってテイクダウン・ディフェンスが出来て、ガンガン打撃をやってくる」

――そういうファイター、手数は多いという選手との対戦では和田選手は嫌な記憶があるかと思います。

「う~ん、だからといって自分のなかで何を変えるというのはないです。結論として、どんな判定だろうが、自分がやりたいMMAをやる。そこしかなくて。ジャッジのを性格を考えて、手を増やしてバタバタやろうとは思わないです。自分が持っているモノの精度を上げていき、ダメージを与えるということを考えます。と同時に判定になったときに、ポイントが取れる――そういう意識は、以前からしています。スタイルを大きく変えるのではなくて」

――例えばヨッカイカー・フェアテックスは組まれたくなくて、距離をとって手数で判定を取りにいきました。タイプは違っても、ワン・シュオも打撃系です。

「そうですね……こっちが、何か山場を創る。そういうのがONEのジャッジの人は好きですよね。もちろん一本やKOも狙っていますし、そのなかで制圧してダメージを与えることは変わらずやることです。ホント、だから相手がどういう選手だとか気にしていないんですよね。なんとなくイメージをしてはいますが、この相手だからこう戦う、判定がこうだから戦い方を大きく変える。そういうことは余りないですね」

――裁定で優位に立つために、ちょっとしたグラウンドでのパウンド数を増やすなどアジャストはされているとは思いますが、それは練習中から意識することなのでしょうか。判定を有利にするための動きという部分を、普段から取り入れているのか。

「パウンドを強く入れる練習はできないですよね。隙があれば、クリンチ際にパンチを入れたりとかっていう意識は、ここ何年かで練習のなかでも自然とやるようにはなっています。ただ、竹中選手との試合から自分がやりたいことの意識が少し変わったんです」

――おお。それはどういう部分で、ですか。

「これまでやってきたことの延長ではあるのですが、打撃で圧を掛けて反応させる。後手に回らず、ぶつかってもMMAをやる。それが面白くて、ちょっとそっちに偏向していましたけど、ぶつかるときはぶつかる。それは決して、下がらないという意味ではないです。打撃に対する意識、比重を少し高くしようと。人をぶっ飛ばしていないなって思ったので。まぁ結局、やりたいことしか、やりたくない(笑)。そこは変わっていないですね」

――なるほど(笑)。組まれたのではなくて、組ませたように見えました。

「結果、そうなかったかもしれないですね。打撃でプレッシャーをかけていったので、僕の方も自然に組みに行けた。流れのなかで、組めたというのはあります。竹中選手が組みたかったのか、組みたくなかったのかは分からないですけど、こっちの形で組めました。

あの試合に関しては判定が割れましたけど、僕の中では完封だと思っています。ONEルールだと、何もさせていない。バックを取って、振り向かれたけど――あれってマイナスになるのですかね?」

――私が思うには上からの攻撃がなければ、そこまでの流れを一掃するような逆転にはならないかと。

「上から何もさせていない。何も貰っていないので。あの試合のなかで、上を取られても何もさせなければ良いという意識で戦っていました。ONEの判定を考えて、ステイするということを選択して。で、何もされなかったので『俺、完封したで』とは思っています」

<この項、続く>

■放送予定
1月28日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

■ONE Only the Brave対戦カード

<キック・フェザー級ワールドGP準決勝/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
ダビット・キリア(ジョージア)

<キック・フェザー級ワールドGP準決勝/3分3R>
ジョー・ナタウット(タイ)
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
タン・カイ(中国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(キルギス)
ラスラン・エミルベク(キルギス)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オバチッチ(セルビア)
フランシェスコ・エクシャジャ(アルバニア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<キック・フェザー級ワールドGP補欠戦/3分3R>
イヴァン・コンドラチェフ(ロシア)
ドビダス・リムクス(リトアニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
ワン・シュオ(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
エジソン・マルケス(ブラジル)

<キック・108キロ契約/3分3R>
ポール・エリオット(英国)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
ミカエル・デ・ジェズウス(ブラジル)

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ONE ONE Fists of Fury03 ONE117 03 Report フー・ヨン ブログ ヨッカイカー・フェアテックス

【ONE Fists of Fury03】ヨッカイカーからダウンを奪い、TD&コントロールでフー・ヨンが圧勝

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
フー・ヨン(中国)
Def.3-0
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)

ヨッカイカーの左にカウンターで左を入れたフー、続くヨッカイカーのローに右を合わせるが蹴りが急所に入り試合が中断する。再開後、ヨッカイカーがサウスポーから右ジャブを伸ばし、ミドルを蹴られても右を入れる。フーは力強い左フックを繰り出し、スーパーマンパンチへ。ミドルをブロックしたヨッカイカーが左ロー。勢いのある右を打つフーの対し、ヨッカイカーが左を返す。

右目じりをカットしているフーが後ろ回し蹴りを放ち、ヨッカイカーの前進に右をカウンターで打ち込む。左ローを続けるヨッカイカーは右を被弾してダウン。起き上りながらダブルレッグのヨッカイカーは、倒せず離れてからもパンチの打ち合いで、小手を決めての投げで倒される。パウンドを落とし、クランブルでバックに回ったフーが後方から力強いパンチを打ち込み、残り1分で向き合う。 拳の圧力で上回るフーは最後の30秒で組みつき、ボディロックでテイクダウン。バックを取って殴ると、ヨッカイカーがキムラを狙って引き込んだところで初回が終わった。

2R、ヨッカイカーが左ロー、フックの打ち合いでフーがダブルレッグを決める。スクランブルから立ち上がったヨッカイカーにヒザを入れたフーは、右を見せると、そのまま右を伸ばし続けダブルレッグを決める。立ち上がったヨッカイカーをケージに押し込み、ヒザ蹴りから再びダブルレッグでフーがトップへ。

ヨッカイカーのハーフバタフライを潰して、左腕を差されても思いパンチを落とすフーはバックへ。これを許さず立ち上がったヨッカイカーだったが、すぐにテイクダウンを許す。がぶって左のヒザを2発蹴り込んだフーが、ヨッカイカーがスタンドに戻っても即ボディロックテイクダウンを決める。左でウィザー、右で顔を殴るフーはクローズドに戻されても左右のパンチを打ちつけリードを広げた。

3R、ヨッカイカーが左ミドル、フーは組んでテイクダウンを狙う。ヨッカイカーが耐えると、腕を差しあげ腰に乗せるようにテイクダウンを決めたフーは、足を捌き立ち上がろうとしたヨッカイカーのバックへ。嫌がって背中をつけたヨッカイカーは、足を抜かれてサイドで抑えられるとワキ腹にエルボーを突き刺される。

ヨッカイカーが左腕を差して立ち上がり、ボディにヒザを入れる。直後にテイクダウンを決めたフーは、ハーフから上体を起こして切れのあるパウンドを打ち込む。左腕を差し、必死に立ち上がったヨッカイカーだが直後にダブルレッグで倒され万事休す。ヨッカイカーのギロチンは効果がなく、ハーフから殴り最後は立ち上がりローを蹴ってタイムアップに。

中国のONEヒーローシリーズから、相当な力の持ち主がONE本戦デビュー戦で判定勝ちを収めた。


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Interview ONE ONE Fists of Fury03 ONE117 03 フー・ヨン ブログ ヨッカイカー・フェアテックス

【ONE Fists of Fury03】「成長した姿を見せたい。日本のファンにも」──ヨッカイカー・フェアテックス

【写真】おかしいのは裁定であって、ヨッカイカーはポテンシャルは高いこれからが楽しみなファイターであることは間違いない (C)ONE

本日19日(金)に中継されるONE117 Fists of Furry03でヨッカイカー・フェアテックスが、中国のフー・ヨンと戦った試合が放送される。

ヨッカイカーといえば昨年7月と8月のバンコクシリーズで、強烈な打撃の強さでインパクトを残しONE本戦と契約を果たした。

そして12月18日に和田竜光と戦い、スプリット判定勝ち。しかし、その裁定結果はMMAとしてあり得ないという声が多く挙がった。もちろん本人はベストを尽くして戦っただけだが、あの裁定に関してヨッカイカー自身がどう思っているのか。

そして、今回の試合への意気込みを尋ねた。


──フー・ヨンとの試合が近づいてきました。

「前回の試合から休むことなく練習し、しっかりと準備をしてきたので100パーセント勝つ自信があるよ。この試合に関しては、何も心配していない。

12月はジムのトレーナーがセコンドに就けなかったけど、今回はトレーニング・パートナーと柔術コーチが一緒だしね。コーナーなしに戦うと、フィニッシュに向かえなかった。そういう指示がないと、なかなか思い切った攻撃ができなくて」

──今回はその辺りはしっかりと連携して戦えるわけですね。

「特にゲームプランはないけど、だからこそ試合の流れに合わせてセコンドの指示を聞いて戦うことになるだろうね。今回は多くのフェアテックスの人間がシンガポールに来ているし、本当に自信を持って戦える。バンコクで戦っているようなものだよね」

──ところで和田選手との試合ですが、あの判定に関しては日本では『和田が勝っていた』という反論が沸き起こりました。実際、ウィナーコールを受けるまでヨッカイカーは勝ったと思っていましたか。

「手を挙げられるまで、五分五分だと思っていた。でも、どっちかといえば勝ったかなって。ワダは初回を取って、2Rと3Rは僕のラウンドだったから」

──ベストを尽くしたヨッカイカーに対してではなく、判定には日本のファンは全く納得いっていなかったです。

「う~ん……、レフェリーが僕の手を挙げた。僕にはどうすることもできないし、日本のファンの声にも何も言えない。もう判定は下っているのだから。だからこそ、今回の試合はタツミツ・ワダと戦った時よりも激しく、皆に喜んでもらう試合をしたいと思っている。

前回の試合は自分でも思っていたような、激しい試合ができなかった。いつも試合が終わるとポジティブな意見と、ネガティブな意見を聞くことになる。特に前回の試合はそうだった。だからこそ、僕は必死で練習しより強くなろうと思ってやってきたんだ。

フー・ヨン戦ではどんな局面になっても、僕の方が優っている──成長した姿を見せたい。だから、日本のファンの人たちも僕の試合をしっかりと見てほしいと思っている」

──同門のスタンプが、MMAファイターとして成長のあとを見せました。ただし、それが落とし穴になりました。あの試合を見て、ヨッカイカーはどのように思いました。

「立ち技に徹していれば、勝っていただろうね。試合で自分のスキルを証明する必要はない。練習の成果を見せたいだろうけど、やはり勝負に徹しないと。とにかくスタンプの敗北は残念だったよ。

ただし、あの試合から学ぶことは多かった。フェアテックス・ジム全体で、しっかりとあの試合を研究してきた。これからの為にね。フー・ヨンはパワフルなパンチャーだから、今回の試合は立ち技が多くなるだろう。

寝技に持ち込まれたら、もちろん対応するけど。僕としても立ち技で勝負したいと思っている」

■視聴方法(予定)
3月19日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Fists of Furry03対戦カード

<キックボクシング世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者] ムスタファ・ハイダ(イタリア)

<キックボクシング女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(米国)
アルマ・ユニク(豪州)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
箕輪ひろば(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
マイラ・マザール(ブラジル)
ジェネリン・オルシム(フィリピン)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
ロシャン・マイナン(インド)
アジス・カリム(インドネシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
フー・ヨン(中国)

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Interview ONE ONE Collision Course ONE115 Special ブログ ヨッカイカー・フェアテックス 和田竜光 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番─番外編─ヨッカイカー✖和田竜光─02─「武道、武士道とは」

【写真】1月1日から青木が取り組んでいるモノは、決して武道ではない。青木は武士でも武道家でもなく、競技者だ (C) MMAPLANET

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。そんな青木が選んだ2020年12月の一番──だが、ここでは本来のピックアップされた3試合からではなく、いきなりの番外編から──12月18日に行われたONE 115で行われたヨッカイカー・フェアテックス✖和田竜光戦について語らう=後編をお届けしたい。

判定に理がない。だから極めろという青木真也の真意は見えてきキーワードを青木は話した。

<青木真也のヨッカイカー・フェアテックス✖和田竜光論Part.01はコチラから>


──それにしても、どう飲み込めば良いのかという判定ですね。

「どう勝つかのっていうのは見えづらいですよね。もうジャッジ次第になって。例えばエリック・ケリー✖田中半蔵はどう思いました?」

──半蔵選手の勝ちです。

「じゃぁ、安藤晃司✖ティモフィ・ナシューヒンは?」

──試合直後は絶対に安藤選手だと思っていました。あの時は大会後にマット・ヒュームとすれ違った時に、『どういうこと?』って尋ねたんですよ。そこでテイクダウンはダメージを与えていないっていう返答があり、『あぁ、そういうことなんだね』と。その後、ONEは裁定基準を公にしましたよね。若松佑弥✖ダニー・キンガド、内藤のび太✖ジョシュア・パシオ戦後に。

「実は分からない判定はかなりあったんです。ただ、それも日本人が絡んでいるから覚えているだけで。きっと僕らが忘れてしまっている外国人同士の試合でも、あるんですよ。

判定勝ちの計算ができないということは、裏を返すと『行け』ってことなんです。だから、武道だろうって(笑)」

──そこで、武道が来ますか(笑)。私には武道って分からないんですよね。武術と違い、武道とされるモノには競技会があるので。

「武道とかって完全に言葉遊びじゃないですか。そもそも曖昧なモノだし。柔術は武道か?とかって話題になることがあるけど、そんなのどっちも良いじゃん(笑)。

嘉納治五郎が柔道を武道って言いだしたのも、社会に受け入れられるためですからね。武術っていうと前時代の野蛮なモノだから戦闘に関わる者を教育に採り入れるときに、武道とした──そういう教育者ですよね」

──と同時にスポーツの開祖かと思います。

「頭が良い人だから、プロモーションに長けていた。だから武道って凄く曖昧な言葉で。武士道とか武道って皆が言うけど……武士道なら葉隠れなの? 新渡戸稲造なの?って話で。君、どっちのことを言っているの? 言っている人によって違うわけじゃないですか」

──とはいえ、和田選手の敗北に関して青木選手が武道という言葉を使うのは、ONEのいうマーシャルアーツという言葉を斜に構えて引用しているということですよね。

「そうですよ(笑)。『だって、武道なんでしょ』って(笑)。で、武道って何? どういう系譜なの?って」

──極めに行くことが武道ということではなくて……。でも、そう書くと極めに行くことが武道かと思う人も出てきてしまいますよね。

「出てくるでしょうね。でもONEだけじゃなくて、武士道って良く使われるじゃないですか。そういう精神性みたいな話を持ち出すと、戦争するしかないですよ。戦争する時に、皆をコントロールするために使った言葉なんだから。

だって普通に生きていると、仇を討つなんてしないですよ。それを圧倒的に人口が少ない武士階級の人間が、自分たちの支配力を強めるために創ったのが武士道ですよ」

──人口比でいえば7パーセントの武士が、8割以上の農民を抑えるために。実は外国人の格闘技関係者と話している時にサムライの子孫とか言われるのですが、たまに『日本の殆どがサムライではなく、ファーマーの子孫なんだよ』って話すと凄く場が白けてしまうんですよね(笑)。

「アハハハ。だって武士道のような規範意識を持っているかと思われるけど、そんなものはないですからね。規範意識がないから、持ち込んだわけで。貞操観念とかも、そうですよね。無いから戦後に持ち込む必要があった」

──それにしても、武道という言葉の解釈は難し過ぎます。明治時代に時代遅れとなった武術に関しては、現代社会においては試合がないモノ。使わないことが一番良いという、技術を磨いている。試合には出ないし、イザコザは避けるというのが私の理解です。

「まぁ護身ですからね」

──ヨーイ、ドン!!で1✖1で戦うということが、もう武術とは違ってきますからね。集団で稽古をしたり。

「武術になると水掛け論ですよね。武術的に誰が一番強いのかっていう話になると、それは米国大統領だろうって。すげぇ下らない話になってくる(笑)」

──その通りだと思います。身も蓋もない話になります。

「守る者がいないヤツが一番強いとかね。だから僕らのやっていることに──美しい精神性とか持ち込まれると、怖くて……」

──ケージで戦う青木真也は武士ではないですしね。

「ハイ。競技者です。だから和田さんの試合に関しては、競技者としてはONEという場では、圧倒的に攻めないとダメだということが可視化されたんです。ずっと格闘技をやり、見てきた俺ですら全く判定基準が分からないんだから。

それと判定は覆らないと言ったんですが、サゲッダーオ(ペットパヤータイ)は勝った試合があとから覆っていましたね。あとから負けにされた(※2018年6月のマー・ジャワン戦)」

──ハイ。ジョルジオ・ペトロシアンとペットモラコット・ペッティンディーアカデミーの試合は、ペトロシアンの負けからノーコンテストになって、再戦でペトロシアン勝利というのもありました。これって身も蓋もないのですが、競技、武道でなく武術っぽくないですか(笑)。

「もう分かんないですよ(笑)。よく分からないから、仕方ねぇなぁ──圧倒しろ、極めろって話なんですよ」

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