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【UFC260】左ストレート、カウンターの左フック。ガヌーがミオシッチをKOし人類世界最強の座に

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
Def.2R0分52秒by KO
スタイプ・ミオシッチ(米国)

ガヌーがまず右ローを蹴る。続いてボディを入れたガヌーは、ジャブから右ストレートをヒットさせる。攻め急がないガヌーに対し、ミオシッチはシングルレッグを切ってバックを譲る。後方から強烈な勢いで連打したガヌーは、距離を取ったミオシッチに左ハイを蹴っていく。

顔面を蹴りがかすめたミオシッチは足を使い、回復に努める。ガヌーはここも慎重な姿勢を崩さず、ミオシッチのローを受ける。ガヌーもローを蹴り返し、残り30秒を切ってからは大きな動きはなかった。

2R、ミオシッチの左ジャブに、ガヌーが右ローを合わせる。と右ジャブから左ストレートをヒットさせたガヌーがダウンを奪う。殴られながら立ち上がったミオシッチが右を当て、左フックを振るってきたところにガヌーは左フックを打ち込む。左足が畳まれた状態で、後方に倒れたミオシッチ。レフェリーが試合を止めてジ・エンド──UFC世界ヘビー級王座にフランシス・ガヌーが就いた。


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News UFC UFC260 ショーン・オマリー スタイプ・ミオシッチ タイロン・ウッドリー トーマス・アルメイダ フランシス・ガヌー ブログ ヴィセンチ・ルケ

【UFC260】計量終了 注目!! ショーン・オマリーの再起戦、ヴィセンチ・ルケはK-1 MMAを貫けるか

【写真】コリー・サンドハーゲン級のインパクトを残すことができるか、ショーン・オマリー(C)Zuffa/UFC

26日(金・現地時間)、27日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC260「Miocic vs N’gannou」の計量が行われた。

今大会はブライアン・オルテガの挑戦を受ける予定だったUFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーが新型コロナウィルスに感染し、世界戦は延期に。

この試合を含めコロナ関係で3試合がなくなり、対戦カードの変更も2試合見られるなどコロナの影響を大きく受けたPPV大会は、メインで世界ヘビー級選手権試合=王者スタイプ・ミオシッチ✖フランシスコ・ガヌーの一戦が組まれている。


計量ではライトヘビー級でアロンゾ・メニフィールドと対戦するファビオ・チェラントと。ウェルター級でアブバカル・ヌルマゴメドフと戦うジャレッド・ゴードンの2名が1ポンドオーバー規定より、0.5ポンドオーバーとなった。

全10試合とPPV大会としてはコンパクトになった今大会、コ・メインでタイロン・ウッドリーとヴィセンチ・ルケという楽しみなカードが組まれている。

元ウェルター級世界王者のウッドリーだが、王座を失ったカマル・ウスマン戦以来3連敗中、昨年9月のコルビー・コビントン戦ではレスリングという自身の庭で後手に回ってしまった。

対してルケはコロナ移行に2連勝中で、そのK-1MMAというべき、拳の届く距離での打撃戦で圧倒的な強さを見せてきた。あのレンジ、そしてコンビネーションをジャブ&テイクダウンのウッドリーに見せることができるか。ルケが通常のスタンスで同じように打撃を使いこなせるようだと、ウスマン戦が見えてくるだろう。

頂点がピョートル・ヤンからアルジャメイン・ステーリングに代わったバンタム級で、昨年5月に足の負傷でマルロン・ヴェラにまさかのプロ初黒星を喫したショーン・オマリーが、再びウィニングトラックに戻って来られるのか。

対するトーマス・アルメイダは、かつては21連勝という驚異的なレコードを持っていたが、フェザー級での試合を含め、22戦目からは1勝4敗──現在は3連敗中でがけっぷちの状態にある。オマリーもアルメイダに引導を渡せないようだと、ロブ・フォントらとのコンテンダー争いで後手に回ってしまう勝負の1戦だ。

■UFC260「Miocic vs N’gannou」視聴方法(予定)
3月7日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOライブ

■UFC260計量結果

<UFC世界ヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]スタイプ・ミオシッチ: 234ポンド(106.14キロ)
[挑戦者]フランシス・ガヌー: 263ポンド(119.29キロ)

<ウェルター級/5分3R>
タイロン・ウッドリー: 171ポンド(77.56キロ)
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
トーマス・アルメイダ: 136ポンド(61.69キロ)
ショーン・オマリー: 136ポンド(61.69キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125.5ポンド(56.92キロ)
ミランダ・マーヴェリック: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー: 155.5ポンド(70.53キロ)
カーマ・ワーシー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アロンゾ・メニフィールド: 205ポンド(92.99キロ)
ファビオ・チェラント: 206.5ポンド(93.66キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 171.5ポンド(77.79キロ)
アブバカル・ヌルマゴメドフ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
モデスタス・ブカウスカス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ヤング: 145.5ポンド(66.0キロ)
オマール・モラエス: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
アブ・アザイター: 185.5ポンド(84.14キロ)
マフクアンドレ・バリユー: 185ポンド(83.91キロ)

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UFC Result UFC249 アンソニー・ペティス カルヴィン・ケイター ジャスティン・ゲイジー トニー・ファーガソン ドナルド・セラーニ ドミニク・クルーズ フランシス・ガヌー ブライス・ミッチェル ブログ ヘンリー・セフード ヴィセンチ・ルケ

【UFC249】試合結果 コンディションは不完全も、選手たちは今、戦う意志を選手が見せつけた

9日(土・現地時間)、UFC249「Ferguson vs Gaethje」がフロリダ州ジャクソンビルのヴィアスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催された。

ジャカレ・ソウザのコロナウィルス陽性という衝撃な事件があっても、大会は決行されメインでジャスティン・ゲイジーがトニー・ファーガソンを破りUFC暫定世界ライト級に王者に。

コ・メインではドミニク・クルーズをTKOで下し、UFC世界バンタム級王座の防衛に成功したヘンリー・セフードがケージ内で引退を宣言した。

世界各地がロックダウン、外出自粛という状況で準備をしてきたファイター達の動きは、やはり平時よりも見劣りした。しかし、それ以上に今、戦う強い意志が感じられる選手が多く──世界の最高峰を戦うファイターたちの生き様が見られるイベントだった。

ファイト・オブ・ザ・ナイト=ジャスティン・ゲイジー✖トニー・ファーガソン
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト=ジャスティン・ゲイジーフランシス・ガヌー

試合結果は以下の通りだ。

UFC249「Ferguson vs Gaethje」
<UFC暫定世界ライト級王座決定戦/5分5R>
○ジャスティン・ゲイジー(米国)5R3分39秒
TKO
詳細はコチラ
×トニー・ファーガソン(米国)
<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
○ヘンリー・セフード(米国)2R4分58秒
TKO
詳細はコチラ
×ドミニク・クルーズ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○フランシス・ガヌー(カメルーン)1R0分20秒
KO
詳細はコチラ
×ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)
<150.5ポンド契約/5分3R>
○カルヴィン・ケイター(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ジャレミー・スティーブンス(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○グレッグ・ハーディー(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ヨーガン・デ・カストロ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○アンソニー・ペティス(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ドナルド・セラーニ(米国)
<ヘビー級/5分3R>
○アレクセイ・オレイニク(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)
<女子ストロー級/5分3R>
○カーラ・エスパルザ(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)3R3分37秒
TKO
詳細はコチラ
×ニコ・プライス(米国)
<フェザー級/5分3R>
○ブライス・ミッチェル(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×チャールズ・ロサ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ライアン・スパーン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×サム・アルヴィー(米国)


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【UFC249】KO必至対決は、フランシス・ガヌーが20秒でホーゼンストライクを沈める

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
Def.1R0分20秒by KO
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

ガヌーの左ローに、左ジャブを合わせていったホーゼンストライク。左ローを続けるホーゼンストライク。右オーバーハンドで前に出たガヌーは、左、右を空振りしながらも、パンチで迎え打ちながら下がり、姿勢を下したホーゼンストライクに左フックをヒットさせる。この一発でホーゼンストライクがケージに持たれるように倒れる。ガヌーはフックを連打し、ホーゼンストライクをキャンバスに沈めると「彼は可能性はあるけど、まだ僕と戦う準備はできていなかった」と語った。


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【UFC249】計量終了、いよいよUFC249へ。ジェレミー・スティーブンスが体重オーバーに

UFC249【写真】選手権試合出場選手をはじめ、注目カードが並んだ今大会。計量失敗は1人、体調不良は現時点では出ていない。写真はメディアに配布された映像からキャプチャーしたもの (C)Zuffa/UFC

9日(土・現地時間)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC249の公開計量が行われた。

無観客で開催される今大会は当然のようにセレモニアル計量&フェイスオフは行われない。メディア、コミッション関係者、スタッフもマスク姿でソーシャルディスタンスを保ちつつ各選手の計量は進んだ。ユライア・ホール、チャールズ・ロサがマスク着用でスケールに乗り、そのホールと対戦するジャカレ・ソウザはマスクだけでなく手袋も装着していた。

Ngannou vs Rozenstruik出場選手だけでなくメディアにも検査が実施された今大会、フェイスオフでは額を合わせるような近距離になることがなくても、向き合って握手をするというシーンは見られ、ダナ・ホワイトも間に入り選手との接触はあった。

もちろん、それすら認められないのであればファイトなの以ての外ということになるが、1カ月半ぶりのフェイスオフは本来我々にとっては見慣れたもののはずなのに、ニューノーマルの時代にあって非常に珍しいように目に映った。


調整が容易でない状況での今大会、体重オーバーはただ1人──ジェレミー・スティーブンスが5.5ポンド重く、ファイトマネーを30パーセントの没収になりキャッチウェイト戦をカルヴィン・ケイターと戦うことになっている。

UFC249プレビュー纏め
ジャスティン・ゲイジーの会見でのコメントはコチラから
ヘンリー・セフードの会見でのコメントはコチラから
ドミニク・クルーズの会見でのコメントはコチラから
ヴィセンチ・ルケ インタビューはコチラから
ファブリシオ・ヴェウドゥム インタビューはコチラから
ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライス、見所はコチラから
フランシス・ガヌー✖ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク、見所はコチラから

なお計量結果は以下の通りだ。

■UFC249計量結果

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン: 155ポンド(70.31キロ)
ジャスティン・ゲイジー: 155ポンド(70.31キロ)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード: 135ポンド(61.24キロ)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ: 135ポンド(61.24キロ)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー: 261.5ポンド(118.61キロ)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク: 260ポンド(117.93キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジェレミー・スティーブンス: 150.5ポンド(68.26キロ)
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー: 265.5ポンド(120.42キロ)
ヨーガン・デ・カストロ: 262ポンド(118.84キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 171ポンド(77.56キロ)
アンソニー・ペティス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 227.5ポンド(103.19キロ)
ファブリシオ・ヴェウドゥム: 243ポンド(110.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミッシェレ・ウォーターソン: 115ポンド(52.16キロ)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 186ポンド(84.37キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170ポンド(77.11キロ)
ニコ・プライス: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル: 145.5ポンド(66.0キロ)
チャールズ・ロサ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー: 205ポンド(92.99キロ)
ライアン・スポーン: 206ポンド(93.44キロ)

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【UFC249】出場選手の新型コロナウィルス及び、抗体検査の実施へ。バーチャル・メディアデーも

UFCPI【写真】写真は上海のUFCPIのオクタゴン (C)Zuffa/ UFC

4日(月・現地時間)、9日(土・同)にフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで決行されるUFC249の主治医がリングサイド主治医協会の代表と電話会談を行い、イベント中のリスク管理を話し合ったとESPNが報じている。

記事によると、UFCのジェフリー・デヴィッドソン医師はドナルド・ムッジ代表と出場選手に新型コロナウィルス感染のテストを行う方向で話し合いが行われたという。今大会においてフロリダ州ボクシング・コミッションのリングサイド・ドクターの主治医を務めることになっているムッジ氏は「今日の世界で、可能な限り安全性を高める。我々はニューノーマルの時代を生きている。最低限の人数で、ソーシャルディスタンスを念頭に置いて無観客試合を行う」と明言。

その結果かUFCではUFC パフォーマンス・インスティチュートから、UFCメディカルチームがUFC249に出場するファイターの検査を行う旨がファイターに伝えられ、抗体検査も含まれているという話を米国の大手MMAメディアであるMMAJANKIEが伝えている。

抗体検査とウィルス検査、これがUFCのニューノーマルとなるのか──。検査はどのタイミングで行われ、その結果はいつ出るのかなどは明らかになっていない。とはいえ、今回のUFCの事例は他のMMAプロモーション及び、コンバットスポーツにとって参考となることは間違いなく、またイベント再開に向けて協力する医師団の存在があることは日本とは、あまりにも状況が違うといえるだろう。

また今大会のメディアデーと試合後の会見は、バーチャルで行われ各国のメディアにはその通達もUFCから届けられている。

(C)Zuffa/UFC

(C)Zuffa/UFC

※UFC249に出場するファブリシオ・ヴェウドゥムのインタビューはコチラから

※同、ヴィセンチ・ルケ初インタビューはコチラから


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UFC249「Ferguson vs Gaethje」(5月9日)対戦カード──活動再開、UFC。ドミニク復活、全試合見逃せない

Cruz【写真】メインに負けず、注目の世界バンタム級選手権試合。名解説者ドミニク・クルーズが、3年5カ月振りにオクタゴンで戦う(C)Zuffa/UFC

2020年5月9日(土・現地時間)
UFC249「Ferguson vs Gaethje」
フロリダ州ジャクソンビル
ヴィアスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナ

■視聴方法(予定)
5月10日(日・日本時間)
午前7時~UFC FIGHT PASS Early Prelims
午前9時~UFC FIGHT PASS Prelims
午前11時~WOWOW ライブ

■対戦カード

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード(米国)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー(米国)
ヨーガン・デ・カストロ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
アンソニー・ペティス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
ユライア・ホール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ニコ・プライス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
チャールズ・ロサ(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ライアン・スポーン(米国)

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【UFC249】UFC、ジャクソンビル市、フロリダ州ボクシングコミッション、三位一体でPPVショー復活

UFC249【写真】ガヌー✖ホーゼンストライク、セラーニ✖ペティス、ファーガソン✖ゲイジー、セフード✖ドミニク、ヴェウドゥム✖オレイニクand more !!! (C)Zuffa/UFCC

24日(金・現地時間)、UFCが5月9日(土・同)にUFC249をフロリダ州ジャクソンビルのヴィスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催をオフィシャル・プレスリリースで行った。

さらには13日(水)、16日(土)と8日間で3つの無観客大会が開かれることに関して、ダナ・ホワイトは「ファンに素晴らしい試合を提供することが待ちきれない。この最高のカードを実現できるよう会場使用を認めてくれたカリー市長(レニー・カニー=ジャクソンビル市長)、ヴィスタ―・ベテランズ・メモリアル・アリーナ、フロリダ州ボクシング・コミッションのパトリック・カニンガム事務局長、メディアパートナーのESPNならびにESPN+、そしてファンに多大なる感謝の言葉を伝えたい。私のチームは準備ができているし、ファイターも連続大会で戦いに戻れることに開かれることにエキサイトしているんだ」とリリースにコメントを寄せている。


フロリダ州では──生活するうえで欠かせないビジネス──として、既に13日(月・同)にWWEが無観客で開催が認められライブ中継が行われている。

そのフロリダ州で北端にあるジャクソンビルは、人口80万を超え市単体ではフロリダ最大の都市である。広域都市圏では140万程度でマイアミ、タンパ、オーランド周辺に続く都市圏が構築されている。米国4大スポーツではNFLのジャクソンビル・ジャガーズが本拠地としており、

今回のリリースには2015年からこの職にあるレニー・カリー市長のコメントもあり、「段階的な景気回復に向けて行動する中で、ヴィスタ―・ベテランズ・メモリアル・アリーナでUFCを開催することを誇りに思う。UFCは名高いエンターテインメントブランドであり、ジャクソンビル市の会場を使用するにあたり安全かつ賢明な計画を提示してくれた。ESPNとESPN+によって、我々の街からUFCが全米に中継されることに興奮している。ジャクソンビル市が他の都市や地域に先駆け、世界規模の国際的なスポーツエンターテインメントを手掛ける団体のイベントを開始し続けられることを光栄に思う」と話している。

またコミッションのパトリック・カニンガムが「フロリダはUFCがサンシャイン・ステートにやってくることを歓迎する。5月9日、13日、16日に開催されるイベントを認可する準備をしている。健康と安全面で実施要項書により、今回のイベントを可能にした一人ひとり、個人の安全と健康を確実にしていく。この3日間のUFCイベント移行もフロリダは今後もUFCが同州でのイベントを開けるよう、引き続きUFCと強力な関係を構築していく」とコメントするなど、今大会がフロリダ州の強力なバックアップがあることがリリースでは強調されていた。

世界女子フェザー級選手権試合=アマンダ・ヌネス✖フェリシア・スペンサーこそ、今大会では組まれていないが、現状に考えられうる最高のラインナップになったことは間違いない。また13日と16日のイベントも追って対戦カードがアナウンスされるとのことだ。

■UFC249対戦カード

<UFC暫定世界王座決定戦/5分5R>
トニー・ファーガソン(米国)
ジャスティン・ゲイジー(米国)

<UFC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ヘンリー・セフード(米国)
[挑戦者]ドミニク・クルーズ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
フランシス・ガヌー(カメルーン)
ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
アンソニー・ペティス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
グレッグ・ハーディー(米国)
ヨーガン・デ・カストロ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ライアン・スポーン(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
カーラ・エスパルザ(米国)
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
ユライア・ホール(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ(ブラジル)
ニコ・プライス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブライス・ミッチェル(米国)
チャールス・ロサ(米国)

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Preview UFC UFC249 ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク フランシス・ガヌー ブログ

【UFC249】いつでも倒せる─距離となるのか、フランシス・ガヌー✖ジャイルジーニョ・ホーゼンストライク

UFC249【写真】当たれば終わる。当てるのも上手い。果たして、その間合になるのか(C) Zuffa/UFC

18日(土・現地時間)に決行されるUFC249。同大会のプレリミメインでフランシス・ガヌー✖ジャイルジーニョ・ホーゼンストライクのヘビー級マッチが組まれている。

本来3月28日のUFC ESPN08のメインで組まれていたストライカー対決が、シャッフルされて今大会のESPN枠で視聴されることとなった。


N'Gannouアフリカ・カメルーン出身のガヌーと、南米スリナム生まれのホーゼンストライク。ガヌーは22歳でボクシングを始め、26歳でプロボクサーを目指してフランスに渡るもパリで路上生活を強いられる。その後、ボクシングジムで練習こそ始めたがパリの名門MMAファクトリーでMMAファイターとしての力を見初められるまで、路上生活は続いていた。

一方、サッカーワールドカップで過去3人しかない初戦から決勝まで全試合で得点を挙げた選手の1人、ブラジルの名プレイヤー=ジャイルジーニョの名を持つホーゼンストライクは、18歳でキックを始めると、ボス・ジムの名コーチ=マイケル・バッブに見いだされプロキックボクサーとして活躍。MMAと並行して活動していた終盤も含め、実にキャリア85戦76勝8敗1分という戦績を残している。

2016年には武林風スーパーヘビー級Tを制したローゼンストライクは、2017年からMMAに専念するようになり翌年5月にはRIZINに参戦、アンドレ・コバレフからキャリア唯一の判定勝ちを手にしている。昨年2月からオクタゴンで戦うようになり、現在4連勝中のホーゼンストライクは、2戦目でアレン・クロウダーを9秒で倒し、昨年12月にはアリスター・オーフレイムから残り4秒で逆転TKO勝ちを収めている。

対してガヌーは2015年12月からUFCで活躍中で、オクタゴン戦績は9勝2敗だ。2つの敗北のうち、1試合は2018年1月にUFC世界ヘビー級王者スタイプ・ミオシッチに挑戦し敗れたもの。そう既にガヌーは世界挑戦経験があり、現在3試合連続初回KO勝ち中だ。

ガヌーは前述した世界戦の敗北に続き、お見合いファイトとなったデリック・ルイス戦で判定負けをしているが、UFCで挙げた9勝は全てKO/TKOないし一本勝ちで、うち8試合が初回で勝利を手にしている。ホーゼンストライクの4勝も全てKOもしくはTKO勝ちで、彼の場合はMMA全体でも10連勝と負け知らず、7試合で初回KO勝ちを収めている。

一発必倒のパンチ力を誇る両者。ガヌーは左フック、左アッパー、右フックとどこからでもKOが可能なファイターだ。大きく踏み込んだ左足の外側から左フック、内側から左アッパー、前手でKOすることもあればフォローの右フックで失神に相手を追い込むこともできる。そんなガヌーの多彩なフィニッシュブローも、右ストレートの強さがあるからこそ。やや左外に踏み込み、正中線を捕えるような右ストレートへの警戒を怠ることがでない対戦相手は、角度では外、距離ではインとなったパンチを見落として奈落の底に突き落とされる。

蹴りは右のカーフキックと、時折り見せるサウスポーからの左ハイぐらいで、ガヌーはボクシング中心のストライカーであることは間違いない。UFCで見せた一本勝ちはスタンドでバックを譲った状態でキムラに取り、そのまま倒してニーインベリーで極めた力技だった。

ガヌーはMMA禁止のフランスでパウンドなしの100%Fightというプロモーションでキャリアを序盤を積んでおり、その時代にもオーバーフックに取った相手が座り込み、そのまま腕を極めるなど、非常に強引な関節技も持っている。

レスリングが一番穴であることは間違いなく、ミオシッチにはパンチを入れながらも何度もテイクダウン&トップコントロールで削られて敗れた。とはいっても、ローゼンストライクはガヌーがテイクダウンを許さず、豪快過ぎる左アッパーでKOしたアリスターにテイクダウンから抑えられ、逆転の左→右フックKOがなければ判定でほぼ勝ち目はなかったという試合をしている。

つまりホーゼンストライクが組み勝負を仕掛けることはまず考えられなく、必然的にこの試合は打撃戦となる。ホーゼンストライクの打撃の注意点は、低い構えといえる。特に左の拳の位置は低く、その左フックでキック時代から多くの相手を沈めてきた。もちろん、この左に続くフォローの右もあり、さらに左ハイにつなげる対角線コントロールもイワン・ヒポリットの孫弟子だけに身につけている。

Rozenstruikキック時代のホーゼンストライクのガードは決して低くないことを考えると、今の構えはMMAの距離を頭に入れてアレンジされたモノだろう。そんなガヌーとホーゼンストライクの一戦は、両者揃って下がって打つカウンターの持ち主でもありKO決着必死の戦いになること──間違いないとはいえないのが、MMAの妙だ。

2人揃って目が良い。相手の攻撃を最後まで見ることで、体の強さもあるが接近戦でフルパワーのフックを当てることができる。下がって入れるKOパンチも、相手をその状況に追い込み、ステップインを予見して見えているからこそ、可能になるフィニッシュだ。

それだけ相手が見えることで、ガヌーがルイス戦で陥ったお見合いファイトが起こった。遠い距離でハイを放つルイスは手数が少なく、隙もない。その結果、相手の攻撃に化学反応を起こすガヌーは、動かないルイス相手に自分も動けなくなった。

ホーゼンストライクは手の届く範囲で、相手に打たせてから自分も殴り勝ってきたが、そんなファイトをガヌー相手に仕掛けることができるのか。ガヌーの踏み込みを待つと、ホーゼンストライクも様子見が増えるかもしれない。が、試合を動かすのはホーゼンストライクになる公算が高い。

ボクサーを目指していたといっても、タイミングと距離は完全にMMAのガヌーに対し、真正面から殴るキックの試合を85試合もしてきたホーゼンストライクは、距離を詰める術は持っている。ホーゼンストライクが恐怖に打ち勝つか、恐怖すら感じず無神経に距離を詰めることで試合は動くことになるだろう。その後の展開は、紙のみぞ知るといったところか……。

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【UFC249】仰天!!!! UFC249は「アイランズ・ファイツ」?! ダナ保有のプライベート島で開催か??!!

Dana White【写真】仰天プランを話したダナ・ホワイト(C) MMAPLANET

6日(月・現地時間)、UFCが18日(土・同)に開催するUFC249の対戦カードを発表したが、同日ダナ・ホワイトがTMZスポーツの取材を受け同大会を個人所有の島で行う予定だと語った。

「!!」。なんとも想像を遥かに超えたUFCのプランをダナ・ホワイトが明らかにした。対戦カードの変更こそ見られるが、UFC249を当初の日時に行うことをアナウンスしていたUFCだが、TMZスポーツのインタビューでダナは同大会が、彼が保有するプライベート・アイランドに選手やスタッフばかりかコミッション関係者も移動させ、イベントを行うという仰天プランを明かした。当然、何らの圧力が掛かることが予想され、その目をくらますための発言である可能性は否定できないものの、ダナがTMZスポーツで話した内容は以下の通りだ。


「この問題が世界に振りかかってから、何かを決めても翌日に水泡と化するという毎日を過ごしてきた。間違いなく、過去に経験したことがないハードな日々だった」と現状を振り返ったダナは、過去2カ月に渡り毎週のイベントを開くことができる会場を探し続けてきた結果、今回のプランに行き着いたこと明言した。

開催地に関しては、各州のコミッションが認可しないためカリフォルニア州のネイティブアメリカン・リザベーションになるという予測が立てられていたものの、人々の常識内に当てはまらない計画がUFCでは実行に移されていたことになる。

ダナが保有するプライベート島ではインフラを進められ、国際大会の準備に取り掛かっており、新型コロナウィルスのチェックを行い健康であることが確認されたで選手、コミッション関係者、ジャッジ、レフェリー、UFCスタッフを飛行機で移動させ、UFC249は行われるという。まだ最終確定とはなっていないが、近々に全てが決まるとのこと。

開催地を明確とせず、「UFC249はESPNで行われるんだ」と笑顔を見せたダナは、インタビュアーの「ファイトアイランドってネーミングになるの?」という問いかけに対し、声を挙げて笑い「そうだ。アイランド・ファイツだ」と応えている。

「誰もこんな日が来ることは予期できなかったはずだ。例え夢の中でも。ラスベガスがシャットダウンされ、カジノが1カ月、きっとそれ以上閉まるなんて。そんなことが自分の生きている間に起こるとは思いもしなかった」とシリアスな表情になったダナは、「ジョー・ローガンは大会に関わらにと言っているが」と話を振られると、「メディアに出ていることは信じるな。ポッドキャストで話されていることなんて、Bull Shitだ。ローガンは大会にいるよ」と返答し、インタビューは終わった。

トニー・ファーガソン✖ジャスティン・ゲイジーのUFC暫定世界ライト級王座決定戦を始め、ジェシカ・アンドレジ✖ローズ・ナマジュナスの再戦、ヴィセンチ・ルケ✖ニコ・プライス戦などがメインカードに組まれ、3月28日のオハイオ大会のメインで組まれていたフランシス・ガヌー✖ジャルジーニョ・ホーゼンストライクがプレリミメイン。

そのプレリミではホナウド・ジャカレ・ソウザ✖ユライア・ホールもマッチアップされており、ファイトパス・プレリミにマイケル・ジョンソン、サム・アルヴィーが出場する超豪華「アイランズ・ファイツ」は、ダナのプラン通り実現に至るのか。とにかく発想力に加え実行力、何よりも資本力の桁が違うUFCだ。