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【UFC ESPN35】平良達郎、初陣の相手=キャンデラリオ「10年以上、UFCで戦うことを目標に生きてきた」

【写真】相手が平良達郎でないなら、100パーセント応援したくなるキャンデラリオだ(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でカーロス・キャンデラリオがJ-MMA界の至宝=平良達郎とオクタゴン・デビュー戦を戦う。

2017年のコンテンダーシリーズで強豪に勝利もサインはならず。それが昨年はLFA王者を相手に激闘の末判定負けを喫したにも関わらず、契約を結ぶことができた。

既に山あり谷ありのMMAファイター人生を送ってきたキャンデラリオ――平良に負けないだけの想いが詰まった初陣になりそうだ。


――平良選手との試合が迫ってきました(※取材は4月27日(現地時間)に行われた)。

「凄く良い調子だよ。あと計量まで、いくつか気を付けないといけない点があるだけで。計量の日になれば、バトルに向けて全て準備は整った状態になっているよ」

――UFCファイターのキャリアはここから始まるのですが、2017年のコンテンダーシリーズを視聴していた人間からすると、カーロスがUFCで戦うというだけで長い旅路だったと思ってしまいます。

「アハハハ。ホント、その通りだね。2017年のコンテンダーシリーズで勝利したけど、サインはできなかった……」

――対戦相手のホナウド・カンジドはTUF にも出演していた修斗ブラジルのフライ級チャンピオンでした。

「あの優れた選手に勝てた。動きも良かった。契約できる自信もあった。でも、ダナ・ホワイトは僕を選ばなかった。精神的に凄く厳しかったよ。ひどく落ち込んだよ。それにフライ級自体がなくなるかもっていう話を浮上していたし、試合を戦う気持ちになれなかったんだ。ケージで戦うには情熱を持って、それだけの気持ちがないと無理だからね。

ジムで指導と練習は続けていたんだけど、戦うために必要な心の火がつくような気持ちになれなかった。逆に燃え尽きてしまったような感じでね……。でも、ある朝に目を覚ましたら『またやろう』っていう気になっていたんだ」

――復帰を決めた2021年、4月の堀内佑馬選手との試合を欠場しました。

「あの時は悪寒がして、ブルブル凍えているような状態になったね。コロナで陽性になったと思った。そうなると隔離もあるし、試合に出るのはリスキーだと思ったんだ。また良くなれば、ケージに飛び込む。それで良いじゃないかって」

――そしてコンテンダーシリーズで、戦う機会を得ることができました。ただし、結果はヴィクター・アルタミラノと戦いタフファイトの末に判定負け。しかし、大逆転のUFCとの契約という結末が待っていました。

「まさか、だよね。前は勝っても契約できなかったのに。最終試合後、僕は負けたのにオクタゴンの方に戻ってくれって言われて。『もう1試合、コンテンダーシリーズで戦うチャンスを貰えるのかな』なんて思っていたんだ。きっと、欠場が出たんだってね」

――そうなりますよね。それがまさかの大逆転と。

「いろいろな感情が溢れ出てきた。もちろんハッピーだったよ。でも信じられない気持ちも大きかった。実際、あんなことが起こるなんて全く期待していなかったから」

――人生がひっくり返った瞬間でした。

「ホントにその通りだよ。クレイジーだよね(笑)。敗北を祝うなんて、おかしな気分だった。結果としてサインができ、本当に嬉しかったよ。2017年のコンテンダーシリーズの後、コーチやマネージャーとローカルプロモーションで戦っていくのか、ショートノーティスでUFCで戦うチャンスが巡ってくるのを待つのか――とか。色々な話をし続けてきたからね。

いずれにせよ、僕は必死だったけどUFCは僕に興味はなかった。でも諦めたくはなかった。またローカル団体の王者になってでもUFCとサインするという気持ちだったんだ。色々と大変で、ネガティブな気持ちに支配されることも正直にいえばあった。

でも17歳のときにHOOTERSかどこかでUFCを見て以来、10年以上UFCで戦うことを目標に生きてきたんだ。で、ようやくその時を迎えることができる。この期間は、まさに自分の存在価値を賭けたロングジャーニーだったんだよ」

――UFCとサインすることで達成感がある。ただし、最初に申し上げたように、ここが第一歩です。その一歩目で平良選手と戦います。

「彼の試合はいくつか見たよ。コーチとも話し合った。若くて優秀な選手だよ。ただし、彼はまだ僕のような選手と試合をしたことがない。レベルの違う戦いに彼は足を踏み入れることになる。

と同時に試合は何が起こるか分からない。だから、どの局面でしっかりと戦えるように練習してきた。どの場面でもタイラに劣ることはない。何があろうが、僕は仕上がっているよ」

――夢の潰し合いですね。土曜日、どのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「ダナ・ホワイトが僕とサインしたことは、正しかったと証明したい。僕はピークにあり、成熟してきた。しっかりと僕の技術を見せたいと思う」

――カーロス、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕はPRIDE時代から日本のMMAが好きだった。そして、日本のファンのMMAを見る目の確かさを知っている。スイープで人がわく。まず米国のファンには見られないリアクションだよ。

あの雰囲気のなかで、戦うのは僕の夢の1つなんだ。土曜日は日本のファンの皆が100パーセント、タイラをサポートすることは分かっているけど――ね」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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【UFC ESPN35】計量終了 平良達郎、いよいよ!!

【写真】キャンデラリオのリカバリー具合も気になるところだ(C)Zuffa/UFC

30日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC A PEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」の計量が29日(金・同)に行われた。

メインのバンタム級戦でマルロン・ヴェラと対戦するロブ・フォントが138.5ポンドと体重オーバーに。キャッチウェイト戦を戦うこととなった。

ヘッドライナーが軽量失敗となった今大会のオープニングマッチではついに平良達郎が、カーロス・キャンデラリオを相手にUFCデビュー戦を戦う。


本計量で平良はやや硬い表情で計量台に乗ると、125.5ポンドでパス。僅かに口元に笑みを浮かべたものの、表情は厳しいままだった。

フェイスオフでは顔を左右に振るキャンデラリオの視線を逃がさないかのように、平良は目で目を追い続けた。途中からはポケットに手を入れ――珍しく気持ちを態度を表していたように見えた。

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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【UFC ESPN35】世界と戦う日本人(08)平良達郎─後編─「自分はあります──けど、一回やってみないと」

【写真】ついに夢が現実になる。どのような現実が平良に待っているか (C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でカーロス・キャンデラリオとUFCデビュー戦を戦う平良達郎インタビュー後編。

フワフワしている。楽しみ。自信はある。緊張してきた。あらゆる感情が入り交ざってい平良にとって、UFCとはまさに夢にまで舞台である一方で、未知の領域でもある。1月から2月にかけてのエクストリーム・クートゥアーでの練習で、北米のレベルを知った平良は、夢が現実になる時直前の心境を吐露した。

2022年、春~世界に立ち向かうJ-MMAファイター特集~。第8弾─後編─、平良達郎の話に耳を傾けたい。

<平良達郎インタビューPart.01はコチラから>


──怜選手はプロデビューから1年で、常に「日本のフライ級のトップクラスと戦っても負けない」と口にしています。

「そう思います。パンクラスのベルトはすぐに取っちゃうんじゃないかなって」

──修斗だと取らせない?

「いや(苦笑)。それって、僕がチャンピオンだったらっていうことですか」

──ハイ。その通りです。

「それは取らせないですよ。戦うようなことがあっても、ベルトはあげないです。でも、相当に強いですよ。怜君と練習をしていると、僕も強くなれます。それぞれが自分のキャリアを積んでいって、将来的には……ひょっとすると、ぶつかるかもしれないです」

──怜選手に対して、そういう気持ちでいるのですね。

「同じ舞台に上がれば、可能性はあるじゃないですか。僕もパラエストラ柏のフライ級の選手と修斗で組まれそうなこともありましたし。だから今は別のところで戦っていますが、怜君がUFCで戦うようになれば戦うことはあるかもしれないです」

──なるほど。では、ここまでの仕上がり具合を教えてください。

「あと3週間になって、スタミナとか異常に上がっています。仕上がりも凄く良いです。ただ焦りもあって……練習とかも、雑になることがあります。そういう時は動きが良くないです。でもコンディションが良いので、これから3週間もっと突き詰めることができると思います」

──ZOOMの画面からですが、ラスベガスにいた時より生気が漲っているように見えます。

「そうですか!! 来週の日曜日からラスベガスに行くのですが、ちょっと不安です。前に行った時よりも暑くなっているでしょうし、あの乾燥はどうなっているのか……というのはあります」

──通常の現地入りより1週間早い。なぜ、この日程に決めたのでしょうか。

「エクストリーム・クートゥアーで練習させてもらった時に、最初の1週間の動きが悪かったからです。岡田さんとも話をして、試合の週の火曜日にベガスに入る予定はキツイなって。自分は1カ月ぐらいベガスにいようかと思っていたのですが、逆に減量しながらの練習になってケガが怖いのでそれはしなかったです。

ラスベガスだと仲が良いっていうまで人間関係は築けていないので(笑)。だからギリギリまで日本で鍛えて、2週間前に岡田さんと現地入りします。岡田さんに頼りつつ、残りの期間で仕上げていこうかと思っています」

──正直、これまでよりも不安要素が多いかと。

「(苦笑)。ちょっとフワフワしていて……不安といえば不安ですね。何を持っていこうかとか考えると。でも、ファイトウィークには松根さんも来てくれますし、そこまで不安もないです。それより楽しみな方が大きいですし。ラスベガスで戦えることに、ワクワクしています」

──そこで戦うキャンデラリオについて、どのような印象を持っていますか。

「どういう戦いをしてくるのか……。でもバケモノのような選手ではなくて、イメージでいうと気持ちの選手で、タフな選手だと思います。ただメチャクチャ凄い打撃や寝技を持っているわけではない。コンテンダーシリーズの試合では自分から試合を創りにいっていたので、受けに回らないようにしないとなっていうのは感じました。けど、UFCの本戦でああいう風に戦ってくるのか。そんな感じです」

──自信のほどを聞かせてください。

「自分はあります──けど、一回やってみないと自分の立ち位置が分からないというか……。とりあえず安心したいです。フィニッシュして、勝って……。UFCで戦っていける力があることを見せたいです。清水(清隆)さん、福田(龍彌)に勝って来たことを自信にしたいです。勝機……VJTで戦った選手は、正直あまり強くなかったじゃないですか。映像を見るだけじゃレベルが分からない。それはラスベガスに行って気づきました。こんなに強いのかという選手も多かったです。だから、試合が始まるまでどういう試合展開になるのか分からないです、今は。でも、自信はあります」

──平良スゲェという声の裏で、まだ分からないという声も以前から聞こえていたと思います。このチャンスにダイブしないと、何のためにMMAをしているのか分からないですしね。高嶺の花と思っていて女性に誘われて、『僕にはまだ早いです』なんて言ってられないですよ。

「もう完璧な例えです(笑)。腕試しです。自分がどれだけできるのか、全てをぶつけるだけですし、そういう意味では楽しみでしかないです。でも、こうやってインタビューを受けていたら緊張してきたんですけど……」

──なぜ、ですか(笑)。

「……。でも本当に楽しみなんです。どのくらい掛かるかは僕も分からないですけど、ベルトを目指しているので。こんなところで、こけられないです。『平良、また進化したな』って思ってもらえる試合がしたいです」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN35対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント(米国)
マルロン・ヴェラ(エクアドル)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー(米国)
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ(米国)
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン(米国)
グラント・ドーソン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
トリスタン・コネリー(カナダ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート(米国)
クリシュトフ・ヨッコ(ポーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
チェイス・シャーマン(米国)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ(ブラジル)
フランシスコ・フェイゲイレド(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス(カナダ)
ゲイブ・グリーン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー(米国)
シェイナ・ヤング(米国)

<フライ級/5分3R>
平良達郎(日本)
カーロス・キャンデラリオ(米国)

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MMA UFC UFN198 キック ナタン・レヴィ ボクシング ラファ・ガルシア

【UFN198】極真+ボクシングのレヴィは、テイクダウンを取られ続けガルシアに0-3の判定負け

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ナタン・レヴィ(イスラエル)

サウスポーのレヴィが左前蹴りを繰り出す。さらに近い距離で左ハイを2度見せ、左ローへ。ガルシアはワンツーフック、レヴィは右を空振りして姿勢を乱す。すかさずがぶったガルシアはヒザ裏を取ってテイクダウンを狙う。スプロールしたレヴィだが、がぶられた状態が続く。ガルシアは再びヒザ裏を取ってテイクダウンも、レヴィがすぐに立ち上がる。左ミドルを決めたレヴィは、ジャブを伸ばすガルシアに後ろ回し蹴り。

ガルシアはジャブ、右クロスを入れる。オーバーハンドにヒザを合わせていくレヴィが、右フックを当てる。さらに右ハイを届かせたが、右を被弾する。クリンチでヒザを放ったレヴィは、左を空振りしてバックを許す。ガルシアはケージにレヴィを押し込み、ボディロックテイクダウンへ。レヴィは胸を合わせ左腕を差すと、見事な足払いを決める。即立ち上がったガルシアはシングルレッグでテイクダウン、そのまま時間となった。

2R、ワンツーを伸ばすガルシアに対し、レヴィはローを蹴っていく。左足をキャッチしてテイクダウンを奪ったガルシアは、スクランブルにも背中を取り続けスタンドへ。胸を合わせたレヴィ、ガルシアが右を入れる。レヴィの蹴りの距離が近く、ガルシアはパンチを当てることができる。ミドルを蹴り合い、レヴィが右ハイから左ミドルを入れる。飛び込んでエルボーのガルシアは、右を伸ばす。横蹴りをボディに決めたレヴィが、レベルチェンジからダブルレッグでテイクダウン。バックに回ってスタンドに戻ると、後方にもう一度テイクダウンしたレヴィが自らスタンドへ戻る。

ガルシアはシングルレッグへ。切ったレヴィが左ハイから逆にシングルレッグで尻もちをつかせる。立ち上がったガルシアは疲れたか、動きが落ちてヒザ蹴り、ミドルを受ける。ここからダブルレッグを仕掛けたガルシアが尻もちをつかせてバックへ。ここで時間となった。

最終回、ワンツーの打ち合いからレヴィが左ミドルを蹴り込む。右フックにシングルを合わせたガルシア。レヴィが切り、距離を取ったガルシアが右を当てる。ボディからアッパーのレヴィは、シングルを切って払い腰を狙う。すかしたガルシアがバックへ。ケージを背負い胸を合わせたレヴィが、左腕を差して体を入れ替えにいく。ボディを殴り、再びダルレッグのガルシア。スプロールしたレヴィだが、相当に疲弊している。

そのなかでスピニングバックキックを腹に入れたレヴィだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを許す。立ち上がったレヴィは胸を合わせるが、ガルシアはダブルからリフトアップしてテイクダウン。倒されてすぐに立ち上がったレヴィが逆にダブルレッグへ。ガルシアが切って、がぶるとヒザを突き上げる。

離れて打撃戦のレヴィは、残り20秒でダブルレッグで倒されて時間に。近い位置での蹴り、拳はボクシングで連動性が低く、テイクダウンの餌食になり続けたレヴィは、UFC初陣でガルシアに0-3で判定負けした。


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MMA ONE UFC UFN198 エイドリアン・ヤネス カン・ギョンホ スタンプ・フェアテックス タリア・サントス テレンス・マッキニー デイヴィー・グラント ナタン・レヴィ ハニ・ヤヒーラ マイケル・キエーサ ミーシャ・テイト ラファ・ガルシア ルピタ・ゴディネス ローマ・ルックンブンミー

【UFN198】ゴディネス戦へ、ローマ・ルックンブンミー「私がUFC、スタンプがONEで成功するのが夢」

【写真】ローマと右がジョージ・ヒックマン、タイガームエタイMMAチームのヘッドコーチ (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスはUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」でローマ・ルックンブンミーがルピタ・ゴディネスと対戦する。

ムエタイベース、本来はアトム級だったローマはUFCで戦うために肉体改造に努め、今では減量が必要になるほどに。コロナ禍でも戦い続けるローマに、母国でのMMA人気の上昇、そしてもう1人のムエタイ出身のMMAファイター=スタンプ・フェアテックスについて尋ねた。


──ローマ、ルピタ・ゴディネスと土曜日に試合をします。今の気持ちを教えてください。

「凄くワクワクしていて、今すぐにでも試合がしたいぐらいよ」

──前回の試合前はコーチのジョージ・ヒックマンとガレージで練習するという状況でしたが、今はワクチンパスポートがあればプーケットは隔離無しに観光客を受け入れています。トレーニングの状況も前回とは違いましたか。

「プーケットはもう、ほとんど普通ね。もうコロナの影響もなくて、今回のキャンプは以前のようにコーチと練習仲間と行うことができたわ。米国入国もワクチンパスポートを取得したから、凄くイージーだった」

──では心身ともに前回の試合の時より充実しているということですね。

「フィジカルもメンタルも強くなっている。スポーツ・サイコロジストについてもらって、気持ちの方も万全よ。フィジカルトレーニングも含め、通常通りのトレーニングをこなすことができたから、今はダイエットが上手くいくようにって感じね」

──ストロー級で戦うのに、減量が必要になったのですね!!

「大きくなったの。でもただ食べて大きくなったわけじゃない。しっかりと練習して、ヘルシーな状態に体が大きくなったから、減量が必要になって。そして減量も上手くいっているわ」

──もうストロー級で戦っても、フィジカルでディズアドバンテージがあるとは思わない?

「ストロー級でフィジカルが劣っているとは思ってないわ。フィジカルトレーニングに力を入れて、体を大きくして、パワーもついたし体も強くなったから」

──ではゴディネスの印象を教えてください。

「いつも言っているけど、私は対戦相手のことは考えていなくてベストの状態で戦えるよう準備してきたの」

──ゴディネスはワンツーの強いパンチャーですが、レスリングや柔術もUFCでは見せています。

「私も柔術とレスリングの練習はしっかりとしているし、柔術とレスリングで攻撃してくるなら、そこで対抗できるから楽しみにしているわ」

──ところでパンデミック後、ムエタイの活動も下火です。この間、UFCはショーを続けローマも戦い続けてきました。コロナ禍でタイの人はMMAにさらに興味を持つようになったと思いますか。

「コロナが関係しているか分からないけど、MMA人気は確実にタイで高くなっている。特に若い世代、私のファンも『ローマのようにMMAで戦いたい』というようになっているし」

──ローマがインスパイアしたということですね。

「私のようにMMAを戦いたいとタイの女性が思ってくれることは、凄く嬉しいわ。誰もが夢を持つことが重要だし、夢を掴むために前に進むべきだから」

──ところで日本ではタイの女子MMAファイターといえばローマ、アム・ザ・ロケット、そしてスタンプ・フェアテックスの3人を指すと言っても過言でないです。アムはコロナの影響で試合をしていないですが、スタンプはローマと同様にシンガポールのONEを舞台に戦い続けています。プロモーションは違いますが、スタンプの活躍をどのように捉えていますか。

「私たちは子供の頃にムエタイで試合をしたこともあるの。スタンプは友人の1人で互いにサポートをし合い、モチベーションを与え合って来た仲なの。だから、彼女の活躍は凄く嬉しいわ。スタンプという同じ国の女子選手の頑張りは、私にとってポジティブな影響しかない。同じタイ人として、戦っている場所は違うけど互いの存在が力になっている。

スタンプが勝てば私はとても嬉しいしい、もっと頑張ろうと思えるの。UFCで私が成功を収め、スタンプがONEで成功する。それが私の夢よ」

■視聴方法(予定)
11月20日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198対戦カード

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ミーシャ・テイト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
カン・ギョンホ(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド(英国)
タリア・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
フェレス・ジアム(フランス)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン(米国)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン(中国)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ(ブラジル)
サム・ヒューズ(米国)

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【UFN198】要注目。ダビデの星を背負った極真魂&上地流空手、ナタン・レヴィがUFCデビュー戦へ

【写真】ナタン・レヴィ、どのようなMMAをオクタゴンで披露するか(C)Zuffa/UFC

20日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN198:UFN on ESPN+56「Vieira vs Tate」でナタン・レヴィがUFCデビュー戦をラファ・ガルシアを相手に迎える。

2018年のMMAデビューからLFAで5連勝し、昨年のコンテンダーシリーズに出場機会を得ると本来はフェザー級ながら、対戦相手シャヒーン・サンタナが大幅に体重オーバー。160ポンドという1階級以上重い契約体重戦に臨むことに。

そしてサンタナを僅か53秒肩固めで下し、ダナ・ホワイトの「ハリウッドのエージェンシーが夢中になっているはずだ」という言葉とともに契約がなった。


1991年9月、パリ生まれのイスラエル人ファイターのレヴィは、5歳で両親の離婚に伴い母親の母国であるイスラエルに移り住む。そして15歳の時にカンフーと空手を始め、彼のマーシャルアーツ・ジャーニーが始まった。

18歳の時に沖縄に滞在し、上地流空手の黒帯になると帰国して空手の指導を生業としていた。その後、MMAをTV で見てこの道を進むことを決意するや、米国行きを決める。当初はサンディエゴに滞在も、MMAをやるならラスベガスという声を聞き、当てもなくMMAのメッカに。

現在はシンジケートMMA所属で、6勝0敗で3つの一本勝ちを残している。レヴィはこの間、東京を訪れ極真空手を稽古を続けた。詳細は明らかとなっていないが、毎年のように来日し、極真流のフルコンタクト空手を行うと同時に、空手の原理を忘れないために上地流空手で学んだ型の稽古を続けていたという。

とはいえ前述したように、レヴィは3度の一本勝ちがあり、そのファイトスタイルからは伝統派も、極真も空手色は感じられない。実際にレヴィ自身が米国のメディアでリョート・マチダでも、スティーブン・トンプソンのようでもないと指摘される──「MMAで空手を使おうとするのは、エゴだ。でも、空手の原理、そして極真で学んだフィジカルを使った空手はMMAに生きる」と発言している。

それでいて足払いをMMAに生かすなど、幻想が果てしなく広がるレヴィ、その初陣に要注目だ。

■視聴方法(予定)
11月21日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN198対戦カード

<女子バンタム級/5分5R>
ケトレン・ヴィエイラ(ブラジル)
ミーシャ・テイト(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・キエーサ(米国)
ショーン・ブレイディ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
カン・ギョンホ(韓国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョジョ・カルダーウッド(英国)
タリア・サントス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
エイドリアン・ヤネス(米国)
デイヴィー・グラント(英国)

<ライト級/5分3R>
ラファ・ガルシア(メキシコ)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブーミー(タイ)
ルピタ・ゴディネス(メキシコ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー(米国)
フェレス・ジアム(フランス)

<フライ級/5分3R>
コディー・ダーデン(米国)
アオリーチーラン(中国)

<フェザー級/5分3R>
シャ・イラン(中国)
ショーン・ソリアーノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピニェーロ(ブラジル)
サム・ヒューズ(米国)

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DWTNCS S04 Ep09 Report UFC シャヒーン・サンタナ, ナタン・レヴィ ブログ

【DWTNCS S04 Ep09】フェザー級のレヴィが、寝技で極真魂を発揮し160ポンドでサンタナから一本勝ち

<160ポンド契約/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
Def.1R0分53秒by 肩固め
シャヒーン・サンタナ(米国)

スイッチからワンツーを放ったサンタナ。続いてワンツー前に出ると、シングルレッグからボディロックへ。がぶって体を入れ替えたレヴィは、ヒザを頭部に3発突き刺す。離れてフックの打ち合いは、サンタナが勢いで上回る。レヴィはクリンチから左を差しあげて崩し、テイクダウンへ。そのままサイドマウントで抑え腕をとりにいき、キムラ狙いのレヴィは、一度抑え直しケージキックにも足を戻させない。

続いてアメリカーナをエスケープしたサンタナが足を戻し、蹴り上げから変則の三角絞めへ。これはスクランブルへの布石だったが、レヴィは起き上ることを許さずハーフからパスを決める。腕を取りつつ、今回はマウンに移行したレヴィはニーインベリーに戻してパンチを落とす。さらにレヴィはサイドに移り、右のパンチを振り下ろす。最後の10秒でステップオーバーから腕を狙おうとしたレヴィの試みをサンタナが察知して防御、時間となった。

2R、スピニングヒールキックを繰り出したレヴィが左フックを当てる。レヴィはケージに詰まったサンタナに右ハイを入れ、崩れたサンタナは下から首を取りに行きスクランブルでバックに回る。スタンドで四の字フックとなったサンタナは、スラムにもバックをキープし、腕十字へ移行する。

ヒザを差し入れて防いだレヴィが、ハーフでトップに。残り2分強、レヴィは右のパンチを連打しサンタナは頭を引き寄せて、下から両ワキを差す。これを頭をつけて潰し、スイープを仕掛けさせなかったレヴィがボディロックへ。バックを譲るのを嫌がったサンタナは立ちにはいかない。残り30秒、起き上って勢い良くパンチを落としたレヴィが足を捌いていくと、サンタナは足を絡ませてタイムに。

最終回、サンタナが右前蹴り、右ストレートを放ってクリンチへ。押し返したレヴィはヒザを狙い、テイクダウンを奪う。続いてレヴィはハーフから肩固めへ。足を抜き、マウントを取るとサンタナが白目をむいて落ち──レフェリーが試合を止めた。

「サポートしてくれた母国の皆、ここで戦わせてくれた皆に感謝している。本来はフェザー級でこの試合は160ポンド? 僕は空手をやってきたから、大きな相手と戦うのも慣れていた。でも今日は寝技が戦いやすかった。2Rに相手が疲れたのが分かったから、3Rには終わらせることができると思ったんだ。日本で空手をやり、MMAの経験がなく7年前に米国に来た。長い旅を続けてきた。UFCで戦いたい」とレヴィは語った。


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DWTNCS S04 Ep09 Preview UFC ステファニー・フロスト ダニー・サバテーロ ナタン・レヴィ ブログ

【DWTNCS S03 Ep09】UFC行きを賭け、ダビデの極真魂ラヴィ、Titan王者サバテーロ、元最怖シスター出場

【写真】ダビデの星の極真魂が、UFC行きを賭けてサンタナと対戦する (C)LFA

10日(火・現地時間)、Dana White’s Contender Series2020第9週がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催される。Fight Island月間を終え、先週APEXに戻り再開したコンテンダーシリーズは4人の勝者全員がUFCとの契約を果たした。

今週は水曜日開催から火曜日に戻り、従来通り5試合が組まれLFAやTitan FCで活躍したファイター10名が一発勝負を戦う。


メインはマリユス・シャケビッチ✖マリオ・ソウザのカナダ✖ブラジル・フィニッシャー対決が組まれた今大会──セミではLFAで注目されていたイスラエル人ファイターのナタン・レヴィがスクランブル発進で、シャヒーン・サンタナと対戦する。

サンタナはもともとTitan FCで3連勝中だったサンフォードMMAのランドン・キニョネスとライト級で対戦予定だったが、彼が欠場となったためレヴィと160キャッチウェイトで相対することとなった。

LFAでプロキャリアをスタートさせたレヴィは、これまでキャリア5連勝で負け知らず。直近の試合は8月のLFA88でベン・ルゴを相手にKO負け直前まで追い込まれる展開から、マジョリティ判定勝ちを手にしている。その際、極真空手をルーツとするレヴィは、マチダ空手と空手対決をしたい」と興味深い発言をしていたが、ねちっこいグラップリングからフィニッシュするサンタナとダナ・ホワイトの前で戦うこととなった。

6勝0敗のサンタナと上にあるように5勝0敗のレヴィ、動き続けるという意味でチャンスもピンチも訪れる手の合う相手とのマッチアップだ。女子戦はBrave CFでキャリアを積んだブラジリアンのルアナ・ピネェイロが、ステファニー・フロストと戦う。

(C)BELLATOR

女子MMA隆盛直前世代を代表するゾイラ・フロストを姉に持ち、キャリアの序盤から注目されてきたステファニーは、既にBellator、Invicta FCでのファイトも経験している。

ここ2戦はCombate Americasで2連勝中と調子を上げており、20歳のデビューから10年──年齢ではなく波のあるキャリアを振り返ると、恐らくはラストチャンスで現在5連勝中(※通算7勝1敗)のピネェイロ戦を迎えるステファニー・フロストだ。

(C)TITAN FC

オープニングファイトではTitan FCバンタム級王者ダニー・サバテーロがテイラー・ムーアとUFC行きを賭けて拳を交わす。

ATT所属のサバテーロは遠い位置から蹴りを交えて打撃を繰り出し、一気にダブルレッグで組みつきテイクダウンを狙う選手だ。組みつくとフォークスタイルと柔術をミックスした戦いで相手を制し、バック奪取から絞めというMMAの鉄板勝利の方程式を持つ。6月にレイモンド・ラモスを破りタイタンのベルトを奪取した試合も、ワン・テイクダウ&ワン・テイクバックで絞めを極めている。

ただし、いってみればこの王道MMAは強度が高くなる相手に貫くのは生易しいことではない。誰もが、この勝ち方ができない故に工夫をし、幅を広げてケージで戦っているのが現実だ。UFCが眼前に迫った場で、10勝4敗というコンテンダーシリーズ出場選手としては、特に目を見張る結果を残していないテイラー・ムーアを相手に、サバテーロはこれまでのスタイルでより完成度を高めた戦い方を見せるのか、それともオプションが増えた戦い方を披露するのか──注目したい。

■視聴方法(予定)
11月11日(水・日本時間)
午前10時~UFC FIGHT PASS

■ DWTNCS S04 Ep09対戦カード

<ミドル級/5分3R>
マリユス・シャケビッチ(カナダ)
マリオ・ソウザ(ブラジル)

<160ポンド契約/5分3R>
シャヒーン・サンタナ(米国)
ナタン・レヴィ(イスラエル)

<ライト級/5分3R>
ジョセフ・ローリー(米国)
ニコラズ・モッタ(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ルアナ・ピネェイロ(ブラジル)
ステファニー・フロスト(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダニー・サバテーロ(米国)
テイラー・ムーア(米国)

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LFA88 other MMA Report ナタン・レヴィ ブログ ベン・ルゴ 未分類

【LFA88】2Rをビッグラウンドとしなかったジャッジが2人。レヴィが命拾いの2-0判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
Def.2-0:29-28.29-28.28-28
ベン・ルゴ(米国)

サウスポーのレヴィは左ミドルをキャッチされても、ショートのパンチからボディロック、テイクダウンを奪う。ハーフでボディをなぐる、スクランブルでは後方からパンチを入れてバックへ。ボディロック状態で蹴りを見せ、正面を向きつつテイクダウンを決めたルヴィに対し、ルゴはクローズドガードへ。左足を束ね、首を刈りつつバックを伺うレヴィは、ケージとルゴの間に入ろうとするが、立ち上がられる。

間合を取り直し、左ローから右ハイを繰り出したレヴィは、逆にボディロックでテイクダウンを取られる。左腕を差して立ち上がったレヴィが、ギロチンにもサイドへ。テッポウで上を取ろうとしたルゴだが、レヴィは逆立ちするような状態でケージを蹴ってトップをキープする。ハーフに戻したルゴが、再び立ち上がり残り40秒。レヴィが後ろ回し蹴りからダブルレッグを決め、ルゴのキムラ狙いを耐えて初回が終わった。

2R、ルゴが鋭い右ローを繰り出し、レヴィはサイドキックを見せる。左フックと右フックの交換後、レヴィは右ミドルをキャッチされ右周防レートからパンチを纏められ倒れる。ここでレヴィはパウンドを被弾しながら立ち上がり、前蹴りを繰り出す。勢いのある左右のパンチを打ち込んだルゴは、レヴィのシングルを潰して殴り、サイドバックへ。正対したレヴィは立ち上がりながらダブルレッグ。左腕を差して離れたルゴだが、レヴィは直後にダブルレッグでテイクダウンを決める。

一旦サバイブに成功したレヴィがクローズドの中から肩固めで抑え、息を整える。上体を起こしエルボーを落としたレヴィに対し、ルゴはキムラへ。回転して逃げようとしたレヴィをクローズドで許さないルゴが、リバーサルからマウントを奪取し腕十字へ。右腕が伸びるレヴィは、ルゴの体を跨いで体を平行にして耐える。40秒、耐えきったレヴィが最終回に逆転を掛ける。

3R、鋭い右ローを走らせたレヴィが左ボディから、シングルレッグを決める。ハーフで抑え、エルボーを入れるレヴィはまず固めにいく。この回を取っても2Rがビッグラウンドで失った可能性が高いレヴィは、ドロー止まりだ。勝利を手にするにはビッグラウンドとするか、フィニッシュが必要なレヴィは、残り2分になってブリッジに合わせてマウントを奪う。左右のパンチを入れ背中を取ったレヴィは、ワンフックでボディッロック、背中を取った状態で立ち上がり、足払いで上を取り直す。サイド、ニーインベリーからマウントに入ったレヴィだが、ルゴがケージキックからリバーサルに成功する。

ハーフからエルボーを落とすルゴ痛いし、レヴィがワキを潜りバックに回りつつリバーサルに成功する。左のパンチを入れ、バックコントロール&アッパーを連打したレヴィはここでタイムアップを迎え、ジャッジの裁定は2Rをビッグラウンドとしたのは1名でラヴィが2-0で判定勝ちを手にした。

とはいえ絶対的なピンチからサバイブし、3Rを取ったことで5連勝を決めたレヴィは「あんまり試合内容は覚えていない。でも、センセイが7度倒されても8度立ち上がれって言ってくれたんだ。マチダ・カラテと極真空手の戦いをしたい」と話した。