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MMA MMAPLANET ONE UFC UFN200   カールストン・ハリス キック シャクハト・ラクモノフ ショーン・ストリックランド ジャック・ヘルマンソン ジュリアン・エロサ ダニーロ・マルケス チディ・ンジョグアニ フィリップ・ロウ ブライアン・バトル ボクシング マルコム・ゴードン 平良達郎 松場貴志

【UFN200】計量終了 今だからこそ、フライ級=ゴードン・マルコム×デニス・ボンダルに注目

【写真】日本では、これからフライ級が最もホットになる。平良のデビューに向け、予習が必要だ(C)MMAPLANET

5日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN200:UFN on ESPN+58「Hermansson vs Strickland」の計量が4日(金・同)に行われた。

全13試合、26人の出場選手のなかで計量失敗はメインカードのオープニングでジュリアン・エロサと戦うスティーブン・ピーターソンのみ。フェザー級のリミットから4ポンド・オーバーで30パーセントのファイトマネーを没収され、オクタゴンに足を踏み入れることとなった。


メインの今大会唯一のランカー対決(※ランカー自体もこの両者のみ)=ミドル級5回戦で戦うジャック・ヘルマンソンとショーン・ストリックランドは、フェイスオフの際に笑顔で言葉を交わすというリラックス・モードだった。

そのメインも含めミドル級が4試合組まれており、ライトヘビー級も2試合と中重量級中心の大会で、プレリミ第1試合はフライ級のマルコム・ゴードン×デニス・ボンダルがマッチアップされている。

今回がUFCデビューとなるボンダルは、昨年2月にUFCデビューが決まっていながら3度のキャンセルや延期を経て、ようやくオクタゴンに足を踏み入れることとなった。

国境周辺の緊張感が高まっているウクライナ人ファイターのボンダルは2015年にプロMMAをデビューし、同国のローカルMMA団体World Warriors FCのフライ級チャンピオンに輝いている。ボルダルのキャリアがユニークな点は、プロのベルトを巻いた3週間後にONEがアマ組織として提携を一時期していたGAMMA世界大会に出場し、金メダルを獲得している点にある。

アマMMAでセカンドメジャーの大会で世界王者になるだけあって、ボンダルはボクシング、ムエタイ、レスリング、グラップリングを使いこなすウェルラウンダーだ。

RNC、腕十字、肩固め、そしてヒールでも勝ち星があるボンダルだが、注視したいのはフリースタイル・レスリングとタイ・クリンチの融合という部分か。首相撲もヒザだけでなく、転がすことにも長けており──。上と下から崩しつつ、削るよりもパウンドアウトとサブミッションを即仕掛け、少しでも早くフィニッシュを狙う。

対してゴードンはUFCでは3戦目(※1勝2敗、通算13勝5敗)のカナダ人ファイターでTKO、HAVOC FC、WXCのフライ級王者、Prodigyのバンタム級王者になっている。カナディアン・メジャー=TKOの王者時代には松場貴志の挑戦を受けることになっていたが、大会の延期があるなどし実現せず、コロナ禍初期にUFCへのステップアップを決めた。

今はなきショーン・トンプキンスにMMAの手ほどきを受けたゴードンは、トンプキンス門下らしくキックと柔術が合体されたMMAを駆使するが、そのなかでも少数派の柔術主体のスタイルの持ち主だ。

腕十字、三角絞め、腕ひしぎ腕固め、RNCと上からも下からも極めることができるゴードン、打撃ではやや体が流れ、顔を前に出過ぎるきらいがあるので、ここ注意が必要か。その一方で上攻め、勢いよく殴るボンダルに対しては、テイクダウンされようが下から極める可能性も十分にある。

平良達郎のUFC契約が成った今だからこそ、第1試合といえどもこのマッチは見逃すことができない。

■視聴方法(予定)
2月6日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN200対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ジャック・ヘルマンソン: 185.5ポンド(84.14キロ)
ショーン・ストリックランド: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ: 185ポンド(83.91キロ)
ニック・マキシモフ: 185ポンド(83.91キロ)

<ウェルター級/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カールストン・ハリス: 169ポンド(76.66キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー: 205ポンド(92.99キロ)
ブレンダン・アレン: 205ポンド(92.99キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブライアン・バトル: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレシャン・ゴア: 186ポンド(84.37キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ: 145.5ポンド(66.0キロ)
スティーブン・ピーターソン: 149ポンド(57.59キロ)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ジョン・カスタニエダ: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ: 146ポンド(66.22キロ)
マイク・トリザノ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
マフクアンドレ・バリユー: 184.5ポンド(83.68キロ)
チディ・ンジョグアニ: 185ポンド(83.91キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス: 135ポンド(61.24キロ)
ユリア・ストレアレンコ: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス: 205.5ポンド(93.21キロ)
ジャイルトン・アルメイダ: 203ポンド(92.07キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 171ポンド(77.56キロ)
フィリップ・ロウ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン: 126ポンド(57.15キロ)
デニス・ボンダル: 125ポンド(56.7キロ)

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MMA MMAPLANET ONE UAEW UFC UFN200   カールストン・ハリス ザイード・イザガクマエフ シャクハト・ラクモノフ ジェイムス・ナカシマ ジュリアン・エロサ ダニーロ・マルケス チディ・ンジョグアニ ブログ マーシオ・クロマド

【UFN200】イザガクマエフに一本勝ち。ガイアナ人&クロマドの弟子。カールストン・ハリス─01─

【写真】師マーシオ・クロマドとカールストン・ハリス (C)MMAPLANET

5日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN200:UFN on ESPN+58「Hermansson vs Strickland」にカールストン・ハリスが出場し、キャリア14勝0敗のシャクハト・ラクモノフと対戦する。

1月14日のONEでジェイムス・ナカシマに圧勝し、衝撃を残したザイード・イザガクマエフが唯一敗北を喫した相手が、このハリスだ。

UAEWとEagle FCの共催大会──UFCファイトアイランド大会を控えたダナ・ホワイトが視察に訪れ、ハリスはカビブ・ヌルマゴメドフの一押し練習パートナーに備えられた生贄、アンダードッグだった。大方の予想を覆しアナコンダでイザガクマエフから一本勝ちを収めたハリスは、ダナに見初められUFCとの契約を果たす。

ガイアナ人ファイター、バックグラウンドはルタリーブリ。気になる要素が詰まったハリスを初インタビューした。


──カールストン、インタビューの機会を頂き感謝します。

「こちらこそ、インタビューしてくれてありがとう」

──実はカールストンには2点、いや3点非常に興味深い点がありインタビューを熱望していた次第です。

「そうなんだ、嬉しいよ。なんでも聞いてくれ」

──まず1点目はガイアナ人のカールストンが、なぜヘナヴァソン・ファイトチームの所属なのかということです。なぜ、マーシオ・クロマド率いるルタリーブリ軍団の一員なのか、と。マーシオ・クロマドは20年以上前に修斗で宇野薫選手をギロチンで下し、我々の世代には強烈なインパクトを残した選手でした。

「おお、そうなのか!! 今、奥にいるよ。呼ぶから、ちょっと待って!! ×▽〇◆△×●!!!(※何やらポルトガル語で叫ぶ)」

マーシオ・クロマド オー、イルマァオ!!(※ポルトガル語で兄弟の意) 元気でやっているか!!

──変わらずやっていますよ(笑)。

クロマド おお!!!! 息子は大きくなったかい? 東京で会った時は、まだ赤ん坊だった。

──アハハハ。娘ですが、もう20歳です。

クロマド もう、そんなになるのか!! ワーォ。凄く小さいの時の写真をまだ持っているよ。あぁ、そうなんだ……。早いなぁ。

──クロマド、私も昔話に花を咲かせたいのですが、他のメディアも控えているだろうしカールストンのインタビューに戻らせてください(笑)。

クロマド オー、ソーリー、ソーリー!!(笑)

──こういう感じなので、カールストンがクロマドの教え子ということに、もの凄く興味があったんです。

「なるほど、よくわかったよ(笑)。まず2007年に僕はリオデジャネイロではなくて、マナウスに行ったんだ。仕事を見つけるために。整備士として働き口を見つけ、趣味としてボクシングとルタリーブリの練習を始めたんだよ」

──ファイターになるためではなく?

「ノー。ホビーだよ。ファイターになるなんて考えたこともなかった」

──私も大昔にマナウスに行ったことがあるのですが、柔術は相当に普及していました。ルタリーブリを学ぶというのは珍しい選択のように感じます。

「まずルタリーブリの練習をしようと思ったのは……いや、柔術をしなかったのは道着があったからだよ。道着を着て格闘技ををする気にはなれなかった(笑)」

──マナウスは異様に暑いですしね(笑)。

「アハハハ。ルタリーブリの方がMMAに近いよ。MMAには道着なんてないからね。でも、今は全て、柔術の練習もしているけどね」

──ということは、ガイアナ時代にもMMAには興味があったのですか。

「いや、ガイアナに住んでいた時はクリケットしかやったことはなかった。プロじゃないけど、学生時代はずっとクリケットをしていたんだ。ガイアナでは皆がクリケットをやっているよ(笑)。

MMAに興味を持ったのは、ルタリーブリを始めてからで。BJ・ペンがディエゴ・サンチェスに勝った試合を見たせいなんだ(※2009年12月12日)。小さなBJが、大きなディエゴに何もさせなかった。あの試合を見て、BJみたいになりたいと思った。そしてMMAもやろうと決めたんだ。

MMAでプロになろうと思ったのは2011年で、その時にリオデジャネイロに引っ越した。マナウスでルタリーブリを教えてもらっていたコーチがクロマドの友人で。彼がクロマドに連絡を取ってくれて、『トライアウトをするから、アカデミーに』という流れになったんだ。結果、ヘナヴァソン・ファイトチームに合流した。

もうマナウスとは全く違っていた。何より2012年や2013年になると外国から多くのファイターが集まって練習するようになっていたんだ。色々なことを吸収して、短期間で力をつけることができた。

それと勝とうか負けようが、ルタリーブリのトーナメントにもたくさん出ていた。ルタリーブリ歴は15年で……今も茶帯だよ(笑)。ブラウンベルトを6年も巻いている(爆)」

────クロマドはなかな黒帯にしてくれませんか(笑)。ところでカールストンが挙げたダース、アナコンダでの勝利はまさにギロチンと並んでルタリーブリを象徴しているかのようなフィニッシュです。

「アカデミーではギロチン、アナコンダの練習を徹底している。ギロチンとアナコンダのルーツはルタリーブリだからね」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月6日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFN200対戦カード

<ミドル級/5分5R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
ショーン・スティックランド(米国)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ(米国)
ニック・マキシモフ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
シャクハト・ラクモノフ(カザフスタン)
カールストン・ハリス(ガイアナ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サム・アルヴィー(米国)
ブレンダン・アレン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブライアン・バトル(米国)
トレシャン・ゴア(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジュリアン・エロサ(米国)
スティーブン・ピーターソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
マイルス・ジョンズ(米国)
ジョン・カスタニエダ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ハキーム・ダラドゥ(カナダ)
マイク・トリザノ(米国)

<ミドル級/5分3R>
マフクアンドレ・バリユー(カナダ)
チディ・ンジョグアニ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アレクシス・デイヴィス(カナダ)
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダニーロ・マルケス(ブラジル)
ジャイルトン・アルメイダ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン(米国)
デニス・ボンダル(ウクライナ)

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CJ・ヴェルガラ DWCS S05 Ep02 MMA UFC サイモン・オリベイラ ジョシュ・クィンラン チディ・ンジョグアニ チャド・アンヘリガー ブログ

【DWCS S05 Ep02】47秒KO勝ちのジョシュ・クィンラン以下、5人の勝者が全員UFCへステップアップ

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・クィンラン(米国)
Def.1R0分47秒by KO
ローガン・アーバン(米国)

3日前に試合を受けたアーバンがローとミドルの交換のあと、ローに右ストレート一閃。この一発でローガンの足が泳ぎ、頭が揺れる。懸命にケージを背負って立ち続けるアーバンだが、左右のパンチをクィンランが打ち込む。組みにいったローガンに右オーバーハンドを連打したクィンランは、ヒザをついたローガンに続き右の連打、そして左ストレートを打ち込み、勝負を決めた。

デビュー以来6連勝、6連続フィニッシュ勝利としたクィンランは「対戦相手が変わったけど、ここまでのハードワーク、規律を守った練習をしたことで、神がこの結果をもたらしてくれた。距離とレンジに注意して戦い、いけると思った時に動いた。一発ではまだ組んでリカバリーしようとしていたから、勝利が決まるまで攻め続けたんだ。これからもハードに練習を続けるよ」と非常に物静かに話した。

そして審判の時──ダナ・ホワイトは「アンヘリガーはもっと体を使って、もう少し激しく動くべきだった。ただし、これで9連勝だ。そして1-5のアンダードッグだったんだ。そこを見ないといけない。チャド、君は合格だ」とまず、チャド・アンヘリガーとの契約を宣言した。

続いて「CJ、5連勝で5KO勝ち。本当の強者を完全にKOした彼も、アンダードッグだった。今夜、彼以上に印象を残した選手はいない。彼は世界のトップへの道を歩み始めた。カモン、CJ」と続いてCJ・ヴェルガラもUFCへのステップアップが決まった。

「完全な肉弾戦だった。30歳、18勝3敗──凄い試合だった」とサイモン・オリベイラ、「パーフェクトだった。スーザは打撃で上だと言っていたけど、焦せってテイクダウンを狙った。それでもしっかりとスイープし完璧な試合だった。俺はナイジェリア人のバッドアスが必要なんだ」とチディ・ンジョグアニもUFC入りに確定。

さらに「ジョシュについては……Holly Shitだ。Holly Shit、公平に見てローガンはショートノーティスでこの試合を受けた。そしてジョシュはそこをしっかりと理解して、素晴らしいデビュー戦を戦った」とジョシュ・クィンランともサインすることとなり、5人の勝者全員がUFCへのステップアップを果たすことになった。


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DWCS S05 Ep02 MMA チディ・ンジョグアニ マリオ・ソウザ

【DWCS S05 Ep02】急所へのヒザに苦しんだンジョグアニが、ソウザをヒジでパウンドアウト

<ミドル級/5分3R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
Def.3R1分15秒by TKO
マリオ・ソウザ(ブラジル)

低いガードで前蹴りを見せたソウザに対し、ンジョグアニも距離を取って様子を伺う。ソウザはハイからロー、ンジョグアニもローを返す。互いに蹴りに警戒しつつ、攻撃は足飲みという展開が続く。右ハイからスピニングバックフィストのソウザだが、距離が遠い。ンジョグアニはローを蹴られ、バランスを崩すと起き上ってすぐにクリンチへ。ケージを背負ったソウザはウィザーからヒザ蹴りへ。モロに急所に入り、ンジョグアニが座り込む。

2分30秒のインターバルをおき、試合は再開される。ンジョグアニが右前蹴り、ようやくソウザが左を振るって前に出る。蹴りを裁き、ワンツーから組んでいったソウザに対し、ンジョグアニが仕返しとも取れるヒザを急所に入れるが、同時にソウザのヒザも急所を捉えている。直後にソウザがバックに回ったため、レフェリーが流す。その後、ンジョグアニが正対してヒザを出し合うと、またもソウザのヒザが急所に入り、試合は2度目の中断へ。

今度は3分15秒で、リスタートに応じたンジョグアニ。ソウサにペナルティが-1Pが与えられ、パンチで前に出る。ジャブを当てたンジョグアニは、ボディロックテイクダウンを切り返してトップを奪取する。ハーフでンジョグアニはエルボーを落とし、ソウザは下から鉄槌も時間に。ンジョグアニが10-8とした可能性もある初回となった。

2R、ンジョグアニがワンツーから前蹴り、前に出てきたソウザに右を打ち込む。クリンチに持ち込んだソウザだが、ケージに押し込まれヒザ蹴りから右フック、直後にヒザを再び腹に突き上げられる。シングルに転じたソウザは、一度は上になるがワキを差したンジョグアニが、レッスルアップからリバーサルに成功する。

ンジョグアニがパス、上四方から腕を狙う。ソウザはハーフに戻し、ニーシールドからZハーフもエルボー、鉄槌、パンチを顔面に受ける。絡ませた足を畳まれ、きかせなくなったソウザはパンチを連打される。外掛けから足関節も、直ちに察知したンジョグアニが足を抜いてパンチへ。ソウザはパス狙いにヒザ十字狙いも、正座をして足を畳んだンジョグアニがサイドバックからパンチを入れ続けラウンド終了となった。

最終回、逆転にはフィニッシュしかないソウザだが、ヒザの連打を受けて引き込みを強いられる。クローズドの中からパンチを落とす、ケージ際に移動したンジョグアニはボディと顔面にパンチを打ち分ける。ケージに押し込まれ動けないソウザは、ハーフから左右のパンチを連続で受ける。左のワキ腹から顔面というコンビネーションに気を取られていたソウザは、視界の外から右エルボーを落とされて完全に動きが止まる。そのまま右エルボーの連打でンジョグアニがTKO勝ちを決めた。


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BELLATOR Combate Global DWCS S05 Ep02 LFA MMA ONE PANCRASE UFC   カーロス・ヴェルガラ グスタボ・バラルト サイモン・オリベイラ チディ・ンジョグアニ ブルーノ・コヘア ブログ ホセ・アルダイ マリオ・ソウザ ムイン・ガフロフ

【DWCS S05 Ep02】パンクラス来日オリベイラ、元ONEのガフロフらが出場。これはUFCプレリミでしょ!! 

【写真】パンクラスと強さを見せたサイモン・オリベイラとONEでジョン・リネケルと真っ向勝負をしたガフロフら、他プロモーションではメインイベンター級のファイターが勢揃いするとんでもないDWCW2021年第2週だ(C)KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

7日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Contender Series2021の第2週が開催される。先週のエピソード01では4試合で5人がUFCと契約、例え試合に敗れても気迫を見せればステップアップもあるという状況で10人のファイターが、ダナ・ホワイトの御前試合に挑む。

メインでジョシュ・クィンランと戦う予定だったダレン・ウィークスがコロナ陽性でファイトウィークを迎えて欠場となり、代役のローガン・アーバンがスクランブル発進となった。この両者がヘッドライナーの今大会だが、その前の4試合に出場する選手が断然に興味深く、UFC本戦のプレリミと遜色ない──つまりフィーダーショーではメインイベンターが集結したイベントとなる。


まずオープニングファイトのバンタム級戦ではONEからUAEW経てコンテンダーシリーズと契約したタジキスタン人ファイターのムイン・ガフロフが、チャド・アンヘリガーと戦う。

カナダのアンヘリガーは、キャリア10勝5敗で同国のRISE FCフライ級王者だ。昨年8月にアンヘリガーは、先のTUF29ファイナルに出場したブレディ・ヒースタンドからKO勝ちしており、この記録だけで見るとUFCと契約できる力の持ち主である。

そんなアンヘリガーに対し、ガフロフはキャリア17勝3敗でONEではレアンドロ・イッサからKO勝ち、2戦目ではONE初陣となったジョン・リネケルに判定負けも打撃、組み、グラウンドと真っ向勝負し互角の展開だった。ONEのバンタム級で戦う日本人選手にとって手強いライバルとなると思いきや、あっさりとアジアを離れ中東契約でUFCを目指すこととなった。

第2試合ではTUF BR04出場で僅か1戦ながらUFC本戦を経験しているブルーノ・コヘアが、カーロス・ヴェルガラと対戦する。フライ級のコヘアはバンタム級で争われたTUF BR内で公式記録には残らないが、現在Bellatorバンタム級のトップ戦線にいる初代LFAフェザー級王者のレアンドロ・イーゴをRNCで破っている。

TITAN FCではONEで本領を発揮し始めたグスタボ・バラルトに僅差のスプリット判定負けを喫しているが、過去3年で1分を挟み5連勝中のコヘア、捲土重来6年振りのUFC復帰を目指す。ただし、そのチケットを争うヴェルガラが強い。フィーダーショー大手のFURY FCフライ級王者のヴェルガラはスイッチヒッター、強烈な左ミドルを持つ。打撃からテイクダウンの流れもあるヴェルガラだけに、テコンドーからムエタイ&柔術を融合させたコヘアもタフファイトは避けられないだろう。

(C)KEISUKE TAKAZAWA

第3試合には2019年12月にパンクラスに来日し、2日前に同門の金太郎の欠場でスクランブル発進を極めた三村亘を76秒ギロチンで一蹴したサイモン・オリベイラが出場する。

キャリア17勝3敗のオリイラはベイラは、三村戦でも魅せたように驚異の11の一本勝ちと5つのKO勝ちを誇るフィニッシャーだ。

67キロという体重に応じ、強烈な印象を残したオリベイラはパンクラスでバンタム級タイトル・コンテンダーになることが予想されたが、コロナパンデミック発生により来日機会は途絶え、またこの試合が三村戦以来の実戦となる。オリベイラは元々、英国在住アフガニスタン人選手のジャビッド・バジャラトとの試合が組まれていたが、ビザが修得できずホセ・アルダイが代役出場となった。

アルダイはCombate Americas、そしてCombate Globalでキャリアを積んできたストライカーだ。

(C)SCOTT HIRANO

とはいえ、このメキシカン・ストライカーは一撃KOタイプではなく、ガチャガチャとした組み有り打撃戦で競り勝つタイプで、根性を見せれば契約がなるかもという状況は追い風になっているだろう。

(C)Zuffa/UFC

コメインはもはやUFCカードといってもおかしくないミドル級の試合が組まれた。

昨年のコンテンダーシリーズで勝利しながら契約できなかったマリオ・ソウザは、12勝1敗というレコードの持ち主で、コンテンダーシリーズという場では何が必要かを噛みしめて、セカンドチャンスに掛けているに違いない。

(C)BELLATOR

そんなソウザの最終査定マッチの相手は、チディ・ンジョグアニだ。

元WEC及びUFCファイターのアンソニーを兄に持つンジョグアニはBellatorで5勝3敗と勝ち越していながらLFAに転身、そしてUFC入りを目指す。とはいえ19の勝ち星(※7敗)のチディは、既にメルギン・ギラードを筆頭に5人のUFCベテランから勝利を手にしている。チディがコンテンダーシリーズに出場というだけで、UFC目線で見た世界のMMAがどれだけレベルアップしているのかが分かる──今週のコンテンダーシリーズだ。

■視聴方法(予定)
9月8日(水・日本時間)、午前9時~UFC FIGHT PASS

■ DECS S05 Ep02対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・クィンラン(米国)
ローガン・アーバン(米国)

<ミドル級/5分3R>
マリオ・ソウザ(ブラジル)
チディ・ンジョグアニ(米国)

<バンタム級/5分3R>
サイモン・オリヴェイラ(ブラジル)
ホセ・アルダイ(メキシコ)

<フライ級/5分3R>
ブルーノ・コヘア(ブラジル)
カーロス・ヴェルガラ(米国)

<ブラジル級/5分3R>
ムイン・ガフロフ(タジキスタン)
チャド・アンヘリガー(カナダ)

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LFA91 other MMA Report チディ・ンジョグアニ 未分類

【LFA91】ゼロ距離も、離れてもチディ・ンジョグアニがトーレスを圧倒。最後は腹にヒザ突き刺しジ・エンド

<186.8ポンド契約/5分5R>
チディ・ンジョグアニ(米国)
Def.2R4分10秒by TKO
クリスティアン・トーレス(パラグアイ)

体重オーバーのトーレスの左フックの前進に対し、チディはローを蹴る。思い切り振り込むトーレスは前蹴りにも組んでいく。ヒザを入れるチディが体を入れ替えると、トーレスが離れる。既にエルボーで右目じりをカットしたトーレンスは、首相撲からヒザを貰っても左フックを打って距離を取り直す。右ハイにスウェイ&軸足払いを狙ったチディは、ここでも組まれるが押し返してヒザで腹を抉る。

打撃の間合いに戻り、チディの右前蹴りが急所にあたり試合は中断される。再開後、今度はチディの右ミドルがトーレスの急所に入り再び試合が止まる。2度目の仕切り直し、チディは左ミドルでトーレスの背中を蹴り、エルボー、右フックから組んでヒザを突き刺した。

2R、トーレスの右フックからの蹴りが急所に入ったチディが、レフェリーにアピールするが流される。ここで前に出たトーレスは、左ハイを受けてダウン。パンチを入れ、バックに回り左腕を殺してパンチを続けるチディが、一度息を整えるように止まる。腹固め&エルボーで攻めたてるチディ。シングルを取りたいトーレスは、前転から上をむいてから起き上ってシングルへ。ここも腹固めに取ったチディだが、トーレスは腕を抜いた立ち上がることに成功する。

両目尻を大きくカットし、疲弊しているトーレスはボディにヒザを受け苦悶の表情を浮かべる。チディはエルボー、ヒザを入れて離れるとテンカオ。すぐにクリンチからヒザを連打すると、前方にしゃがみ込んだトーレスにパンチを纏めて勝負を決めた。