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【UFC284】一発では上のエメットをヒザ、ヒジで追い込んだロドリゲスが三角絞めを極めて暫定チャンプに

<UFC世界暫定フェザー級王座決定戦/5分5R>
ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)
Def.2R4分19秒by 三角絞め
ジョシュ・エメット(米国)

互いに跳ねるようなステップを踏み、間合いを取る。まずロドリゲスが右前蹴りを繰り出す。続いて右カーフを入れる。圧を掛け始めたエメットだが、左ハイをブロックした直後に左ミドルで腹を蹴り抜かれる。たまらず間合いを外したエメットに対し、ロドリゲスが右ハイ&右カーフを蹴り、ボディを殴る。エメットはここで引かず前に出て、ミドルを蹴られてもワンツーフックを距離を詰める。

ロドリゲスは右カーフと左ミドルを続け、エメットの前進を回ってかわす。後ろ回り蹴りの空振りから、右ロングを放ったロドリゲスはエメットの攻撃を懸命に見切っているが、右フック一発で後退。首相撲からヒザ蹴りを出すが姿勢を乱してガードを強いられる。殴られ背中を見せたロドリゲスは、サイドバックから連打を受け背中を自らつける。三角狙いに担ぎパスを決めたエメットは、フルガードに戻されても腰を上げて重いパンチを落とす。ロドリゲスも負けじと下からエルボーを返したが、トップをキープしたエメットが初回を取った。

2R、足が交錯気味になるステップにエメットだが、相当に上半身のパワーがあるのかここから鋭い振りのパンチを放つことができる。そして近距離で回転数の早いショートフックを放つが、ヒザをボディに受け動きが落ちたエメットは、パンチの交換のなかで左ミドルの追い打ちを受ける。エメットはシングルに出るが、切られヒザを腹に突き刺される。ロドリゲスはエメットのスピニングバックフィストを見切り、蹴りを入れてエルボー一閃。

エメットはここでも動きが止まり、左ミドルを意識しすぎて右ハイを貰いそうになる。空振りすると体が流れるようになったエメットに対し、ロドリゲスは左ミドルハイ、続いて回転系のパンチや蹴りのフェイクから跳び二段ヒザを狙う。エメットはこれをキャッチしてテイクダウンも、ロドリゲスが思い切りエルボーを突き立てる、

腰を上げて、頭を下げ気味のエメットにロドリゲスは三角絞めをセット。エメットはすぐに胸を叩いて敗北の意志を示した。「たくさんのことが言いたい。この1週間のことは忘れない。MMAが分かっている最高のファンだった。この瞬間をずっと待っていた。この機会を与え、信じてくれたUFCに感謝している。10年間、僕を陰から支えてくれた皆がファミリーだ。チャンプがライト級でどうなるか分からないけど、ベストを尽くしてほしい」と暫定世界王者は話した。


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【UFC284】計量終了 マカチェフ「皆を狼狽えさせる」✖ヴォルカノフスキー「全てをぶっ飛ばす」

【写真】フェザー級の時と同じ動きができるならヴォルカノフスキーにも分があるが、マカチェフの完封劇もある(C)Zuffa/UFC

明日12日(日・現地時間)に豪州はパースのRACアリーナで開催されるUFC 284「Makhachev vs Volkanovski」の計量が行われた。

3年3カ月ぶりの豪州大会のメインはUFC世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーが、UFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフに挑むチャンプチャンプ対決が組まれた。

コメインは王者がライト級王座を目指すフェザー級の暫定王座決定戦がジャイー・ロドリゲスがとジョシュ・エメットの間で争われる。


総勢9名ものご当地ファイターが出場する今大会、一番人気は当然のようにヴォルカノフスキーで、オージーファンの大声援を受けたのとは対照的に、マカチェフには大ブーイングが送られた。

固く握手をしてフェイスオフを行った両者、まずヴォルカノフスキーが「明日は全てを賭けて危険な戦いをする。でも、全てをぶっ飛ばす。Let’s go!!」とシャウトする。

対してマカチェフは「ここに20日間滞在して、皆のことを愛している。でも明日は皆を狼狽えさせる。ありがとう」と話し、大地がうねるようなブーイングを浴びた。なおフライ級のクレイジソン・ホドリゲスとライト級のズベア・トホゴフが体重オーバーで、それぞれシャノン・ロス、エイヴェス・ブレネルとキャッチウェイトで戦うことになっている。

■視聴方法(予定)
2月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC284計量結果

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ: 155ポンド(70.31キロ)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 154.5ポンド(70.08キロ)

<UFC世界暫定フェザー級王座決定戦/5分5R>
[正規王者] ジャイー・ロドリゲス: 145ポンド(65.77キロ)
[暫定王者]ジョシュ・エメット: 145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ
ジャック・デラ・マダレナ: 171ポンド(77.56キロ

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ266ポンド(120.65キロ)
パーカー・ボーター: 264 ポンド(119.74キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート: 204.5ポンド(92.76キロ)
アロンゾ・メニフィールド: 206ポンド(93.44キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ: 206ポンド(93.44キロ)
モデスタス・ブカウスカス: 206ポンド(93.44キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)
メルシック・バダザリアン: 146ポンド(66.22キロ)

<フライ級/5分3R>
クレイジソン・ホドリゲス: 127ポンド(57.6キロ)
シャノン・ロス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー: 155ポンド(70.31キロ)
フランシスコ・プラド: 154.5ポンド(70.08キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ドン・ジェイニス: 146ポンド(66.22キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー: 115.5ポンド(52.38キロ)
イズマエル・ボンフィム: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブレイク・ビルダー: 146ポンド(66.22キロ)
シェーン・ヤング: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
ズベア・トホゴフ: 157.5ポンド(71.44キロ)
エイヴェス・ブレネル: 155.5ポンド(70.53キロ)

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【UFC284】元K-1戦士バダザリアンと対戦、ジョシュア・クリバオ─02─「向うが倒す機会を与えてくれる」

【写真】根性ファイトとスコリング、エンターテイメントと勝負論。ファイトだけでなく、思考的にもバランスが取れているクリバオ (C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)、豪州はパースのRACアリーナで開催されるUFC 284「Makhachev vs Volkanovski」でメルシック・バダザリアンと対戦するジョシュア・クリバオ・インタビュー後編。

元K-1ファイターで、強烈勢いでパンチと蹴りを武器に戦うバダザリアンを前にして、クリバオにMMAの戦い方を尋ねた。高いファイトIQを誇るクリバオはエンタータイメントと競技の両面からMMAを理解し、また彼流のエキサイティングなファイトの定義を話してくれた。

<ジョシュア・クリオバ・インタビューPart.01はコチラから>


──ファンの後押しは嬉しい限りだと思いますが、ジョシュアのように規律と我慢をもって戦っていると、その声援に乗せられて自制心を失いアグレッシブになり過ぎることはないですか。

「とはいってもファイトはエンタータイメントでもあるしね、そうできる時は皆が喜ぶ試合をしようと心掛けてはいるよ。だから、皆が試合を見に来てくれるわけだし。と同時にはファイティングはスポーツで、勝敗が全て。絶対に勝たないといけない。エンターテイメントとは相手を殴ること。だけど、少しぐらい退屈になっても勝利が必要だ。エキサイティングな試合を心掛けて、勝つ。そのバランスを取ることが大切になってくる」

──シンガポールのチェ・スンウ戦。3Rは攻めまれ、思うように戦えなかったかと。

「最初の2つのラウンドを取っていることは分かっていた。だから、自分から攻めることはしなかった。ちょっとそこの塩梅が難しかったね。リスク管理をした結果だよ」

──逆に最初の2つのラウンドを失っていても、そのままの戦いを続けてしまう選手もいます。

「う~ん、もう後がない時は攻めるしかないよ。それでピンチを招いたり、相手が有利になったとしても攻めないと勝てないんだから。ジャッジの裁定で不利だと思っているなら、やるしかない。何よりも忘れてならないのは勝っている時も、負けている時もやるべきことをやるということ。それがファイトだよ」

ブレイキンバック そのために必要なのは、魔裟斗のスピリットだ(笑)。

──ただファイターも人間で。人間は逆転を狙うよりも倒されないこと、極められないようサバイブが目的になることがあります。

「そうならないために自分が不利な状態での練習が欠かせないんだ。試合でそのような状況にならない方が良い──でも、自分が追い込まれた場面を想定して練習しなければならない。そういう条件下で練習をしていると、実戦が楽に感じられるんだよ」

──ここまで質問は実は日曜日の対戦相手メルシック・バダザリアンが、爆発力のあるアグレッシブな元キックボクサーだからさせてもらってきました。今話したような様々な状況で、ジョシュアはどのような選択するのか。

「彼は頭を殴ってKOするために、前に出て来る。きっと、それは彼の戦闘本能がああいう戦いをさせているのだろう。そう対戦相手が僕を殺しに来る。そういう気持ちでオクタゴンに向かう。そして、最高のジョシュア・クリバオを魅せるつもりだ。

バダザリアンが前に出てくることで、この試合は本当にエキサイティングなモノになる。そうなることが嬉しいよ」

──ジョシュアは相手をおびき寄せて、殴ることに長けています。

「彼が下がって、僕が前に出るような展開だと実際はファンが楽しめる試合にはならないだろう。でも、バダザリアンが懸命に倒しにくれば話は別だ。ファンに最高の試合を見せる自信があるよ。

アグレッシブに前に、前にという風に戦う相手は戦いやすい。チェ・スンウ戦を思い出してほしい。彼が攻めてくるところで、僕はダウンを何度か奪っている。フィニッシュに近づいたシーンもあった。前に出て攻めてくる相手は、僕に隙を見せている。向うが僕にフィニッシュの機会を与えているんだ」

(C)Zuffa/UFC

──そんななかバダザリアンのどの攻撃には警戒が必要だと考えていますか。

「良いテクニックを全般的に持っているけど、一発の威力が強い左のパンチと同じく左の蹴りかな。でも、怖くはない。そしてグラップリングの展開になると、彼に勝ち目はなくなる。まぁ、ぼくが下になることはないけどね。スタンドの展開では僕がケージを背負うことになっても、相手に背負わせても彼は僕の正面に立たないことだ。

試合毎に成長したベストバージョンの状態で戦う。ファイトウィークに記者会見があり、ファンの姿を見ることができる。全てが自然の流れで進んでいることで、僕も凄く落ち着いている。このまま良い調子で、オクタゴンに上がりたい。重ねて言うけど、バダザリアンが倒しにくれば、ファイトは僕のモノだ。

そして、前の試合からどれだけ成長したかを皆に見てほしい。バダザリアンを完全ドミネイトする。新しくなり、以前と違う戦いができるジョシュア・クリバオを見てもらう」

■視聴方法(予定)
2月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC284対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ(ロシア)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)

<UFC世界暫定フェザー級王座決定戦/5分5R>
[正規王者] ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)
[暫定王者]ジョシュ・エメット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
パーカー・ボーター(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート(豪州)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ(豪州)
メルシック・バダザリアン(アルメニア)

<フライ級/5分3R>
クレイジソン・ホドリゲス(ブラジル)
シャノン・ロス(豪州)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
フランシスコ・プラド(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス(豪州)
ドン・ジェイニス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)

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K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship RIZIN UFC UFC284   アレックス・ヴォルカノフスキー イスラム・マカチェフ イズマエル・ボンフィム キック クレイジソン・ホドリゲス シャノン・ロス ジェイミー・マラーキー ジャイー・ロドリゲス ジャック・ジェンキンス ジャック・デラ・マダレナ ジョシュア・クリバオ ジョシュ・エメット ズベア・トホゴフ ブレイク・ビルダー ボクシング メルシック・バダザリアン ランディ・ブラウン ローマ・ルックンブンミー

【UFC284】日本通? ジョシュア・クリバオ─01─「日本の市場はUFCが介入しづらい状況が整っている」

【写真】クリバオとブレインバック・コーチ。コーチはシドニー郊外にジムを持つ──ウィーン生まれもオーストリア人 (C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)、豪州はパースのRACアリーナでUFC 284「Makhachev vs Volkanovski」が開催される。

2019年10月にメルボルンで行われたUFC243以来の豪州大会には、メインでUFC世界ライト級王者イスラム・マカチェフに挑む世界フェザー級王者アレックス・ヴォルカノフスキーを筆頭に総勢9名ものダウンアンダーUFCファイターが出場する。

その中の1人がフェザー級でメルシック・バダザリアンと対戦するジョシュア・クリバオだ。クリバオはオクタゴン戦績2勝1敗1分、通算戦績10勝1敗1分のファイターだ。殴り合いでなくてもダウンを奪う──そんなMMA IQの高さを駆使しながら、喧嘩上等のファイトもやってのける。

殴り合いもスコアリングもできるクリバオの日本のMMA事情に対する見識の高さの驚いていると、その原因がコーチにあることが分かった。それにしても未知の国への理解力の高さと言語化する力……なぜ、クリバオがあれだけファイトIQの高い試合を実行できるのか、理解できたような気がする。


――ジョシュア、次の日曜日の朝にコロナ後に初めて豪州で開催されるUFCでメルシック・バダザリアンと対戦します。今の気持ちを教えてください。

「いつだってファンの前で、その声援を受けて戦うことは最高さ。そして、ファンが僕らの試合を会場で見ることができるということも本当に嬉しいよ。ファイトが観客の前に戻ってきた。素晴しいことだ」

──豪州は厳しいプロトコルが敷かれていました。その豪州にUFCはPPV大会を持ってきました。

「ここ数年、COVIDでビッグショーが開かれることはなかった。そして、今回のPPV大会が豪州で行われるということで、本当に世の中がノーマルに戻ったと実感できる」

──そして9人の豪州人選手が出場し、さながら豪州✖世界の様相を呈しています。その一員として戦うことをどのように感じていますか。

「豪州代表として、国境を越えてくる相手から自分たちを守らないといけない。この国のMMAの土壌をね。豪州人ファイターは気持ちを一つにして戦う。そのこともショーを盛り上げることになるだろう」

──ところで米国から遠く離れているという点では、豪州も日本も変わりありません。そしてMMAの歴史は日本の方が長く、人々に浸透していました。ただし、UFCファイターの数は豪州の方がはるかに日本より多いです。ジョシュア自身、なぜ豪州人ファイターはこれだけUFCにステップアップできるのか、どのように考えていますか。

「理由はいくつかある。豪州人選手がなぜUFCに進むことができるのかというよりも、日本人ファイターはなぜUFCとなかなか契約しないのか──ということだと思う。まず言葉、ランゲージバリアが存在する。それは凄く大きいことだよ。

そして日本にはRIZINという大きなショーが存在している。ONE Championshipも日本人ファイターと数多く契約した。この2つのプロモーションがあって、トップ選手はそこに流れた。また日本はMMA以外にK-1などキックボクシングのマーケットが開拓されていて、UFCが介入しづらい状況が整っている。結果、日本のUFCファイターは少なくなったんだと考えられる」

──ワォ。日本の事情にそこまで詳しく見識のある意見が聞かれるとは……。驚きです。

「実はコーチのおかげさ(笑)。イゴール(ブレイキンバック)は日本語が話せるんだよ」

──えっ、どういうことですか。

「ちょっと、コーチと代わるよ」

──ブレイキンバック・コーチ、なぜ日本語が話せるのですか。

ブレイキンバック ワカイ・トキニ・トーキョー・デ、3ネン・スンデイマス。1999年から2002年まで東京に住んでいたんだ。キックボクシングと柔術の試合をするために、東京を訪れた。トレーニングはタカマサ・ワタナベ先生のアクシス柔術でやっていたよ。

──明大前のですか。

ブレイキンバック ソーデス。メーダイマエ(笑)。そして魔裟斗のスパーリングパートナーで、高田馬場の正道会館のキャンプの時に一緒に練習していたんだ。でも豪州人のワイフと出会い、結婚してシドニーにやってきた。ここで20年前にジムを開いたんだ。

──20年前にシドニーに移り、まだ日本語が話せるのですか。凄いですね。

ブレイキンバック アハハハハ。チョット、ハナセマス。イツモ・ベンキョー・シタクテ。ミナサン・ハ・イツモ・エイゴ・ヲ・ハナスネ。デモ、ワタシ・ハ・ニホンゴ・ハナスネ。シドニーにいて日本語が使いたくて、日本人の友人にを相手に日本語で話しかけるけど、みな私には英語で話してくるんだよ(笑)。

「このイゴールがいてくれるから、僕は日本のことに詳しくなれるのさ(笑)」

──なるほどぉ。それにしても、そこまでしっかりと状況を整理して日本の事情について言葉にできるとは……。ジョシュアのファイトから、高いMMA IQが感じられた理由が分かったような気がします。

「それもコーチのおかげさ。彼は本当にMMA IQが高いから。イゴールの頭脳こそが、僕の最大の武器なんだよ」

──ところで昨年のシンガポール大会でジョシュアの試合をケージサイドで撮影させてもらったのですが、シンガポールの観客の空気感がONEの時とは違っていました。より米国的というのか、英語の野次や声援が多かったです。

「シンガポールと豪州は近いからね。あの時の観客は、本当に豪州人のファンが多かったと思う。豪州からは4選手が出場していたし。もちろん大半の観客が豪州人だったとは言わないけど、あの時は僕らを応援してくれるために多くのファンがシンガポールを訪れていたはずだ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
正午~PPV
正午~WOWOWライブ

■UFC284対戦カード

<UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ(ロシア)
[挑戦者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)

<UFC世界暫定フェザー級王座決定戦/5分5R>
[正規王者] ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)
[暫定王者]ジョシュ・エメット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン(ジャマイカ)
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)

<ヘビー級/5分3R>
ジャスティン・タファ(豪州)
パーカー・ボーター(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジミー・クルート(豪州)
アロンゾ・メニフィールド(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)

<フェザー級/5分3R>
ジョシュア・クリバオ(豪州)
メルシック・バダザリアン(アルメニア)

<フライ級/5分3R>
クレイジソン・ホドリゲス(ブラジル)
シャノン・ロス(豪州)

<ライト級/5分3R>
ジェイミー・マラーキー(豪州)
フランシスコ・プラド(アルゼンチン)

<フェザー級/5分3R>
ジャック・ジェンキンス(豪州)
ドン・ジェイニス(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ローマ・ルックンブンミー(タイ)
イズマエル・ボンフィム(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ブレイク・ビルダー(米国)
シェーン・ヤング(豪州)

<フェザー級/5分3R>
ズベア・トホゴフ(ロシア)
エイヴェス・ブレネル(ブラジル)

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MMA MMAPLANET o RIZIN UFC   ジャイー・ロドリゲス ブライアン・オルテガ 杉山しずか 村田夏南子 魅津希

お蔵入り厳禁【Fight&Life】プーケットで練習中の魅津希&村田夏南子──NY~東京・前日譚

【写真】ジョージ・ヒックマン率いるバンタオ・ムエタイ&MMAで練習中の村田と魅津希(C)NObU YASUMURA

28日(金)から発売のFight&Life#93に、タイはプーケットのバンタオ・ムエタイ& MMAで練習中の魅津希&村田夏南子対談が掲載されている。

7月末、その両者はリバーサルジム新宿Me,Weで共に汗をかいていた。突然の帰国から東京での再合流、プーケットでの出稽古の両者の前日譚ともいえる対談をお届けしたい。

お蔵入り厳禁、魅津希と村田夏南子が話して7月27日に話していたこと……。


──明日から米国に行き、2人がNYでどういう練習をしているのか。その取材が楽しみでならなかったのに、なぜ代々木にいるのですか!!(笑)。

魅津希 実はこれからのこともあるので、ビザの状態がどうなっているのかをUFCに尋ねていたんです。私はP1ビザを何年か前にアップグレードしていたので、その時は米国から出国しなければステイできるということでした。それが法律が変わって、今回は更新するのに一度帰国しないといけないことが分かりました。その米国を出る期限が(※7月)24日だったんです。

──そして村田選手も、そういうことがあるからと確認を取ったような流れだったのですか。

村田 私もまだ米国で更新できると思っていたら、何かUFCの担当者がバケーション中か何かですぐに返事がなかったんですよね。そうしたら、魅津希ちゃんが急遽帰国することになって……。『気をつけて帰ってね』なんて言っていたんです。私はそこからラスベガスに戻る予定だったので。で16日にUFCがNYであったじゃないですか。

──ジャイー・ロドリゲスとブライアン・オルテガメインのロングアイランド大会ですね。

村田 その大会を観戦するために、UFCからチケットを貰うのにはIDの代わりにパスポートを提示するのですが、大会後にバスのなかでパスポートを眺めていたら、UFCの前の日にビザが切れていて。結果、私もビザが切れた10日後までに出国しないといけなくて。その期限が24日で、魅津希ちゃんと同じだったんです(笑)。

──ギリギリじゃないですか(笑)。

村田 ホントに気付かずにベガスに戻っていたら、違法滞在になって強制退去で何年間か米国に入れないことになっていたかもしれないです……。タイミング的にギリギリで本当に助かりました(笑)。

──魅津希選手は帰国したかったという発言がありました。

魅津希 ハイ。4年間、帰国していなかったので。中国の試合の時に母親とは会ったのですが、父親とはずっと会っていなかったですし。これまでも1度、里帰りはしようと思っていたのですが、試合が流れたり、ケガをしたり、コロナになったりと延び延びになっていました。

──4年振りの日本の印象は?

魅津希 怖いです(笑)。皆、人のことを気にし過ぎというか……何か視線が違うんですよね。話しかけないけど、見られているというような。こないだも夏南子ちゃんと練習するために地下鉄に乗っていると、そういう視線を感じました。

──それは日本人あるあるですね。目が合うと避けるという……。ということは、まだ豊橋には戻っていないのですか?

魅津希 ハイ。RIZINに出場するジェシカ・アギラーのセコンドに就かないといけなくなって(笑)。本当は直樹の試合もあったので、7月末までは東京にいるつもりではいたんです。まあ直樹の試合がないから、帰ろうかと思ってはいたのですけどね(笑)。

──ところで今はビザの書き換えにも時間が掛かると聞いています。

魅津希 そうですね。だから、暫らくは日本にいることになるかと思います。まだ面接の日程も出ていないので。

──そして村田選手とNYでなく、Me,Weで再合流と。これまでNYで練習して互いにどのような印象を持っていたのでしょうか。

魅津希 強いです。私がグラップリングの練習ができていなかったことを差し引いても、防御するのに必死で。持っているものが違うなって。

村田 魅津希ちゃんは打撃になると、ウェービングを見るだけでもビックリするぐらい凄いです。こっちに頭があると思ったら、もうあっちにあるみたいな。もう別次元で。

魅津希 それを私はグラップリングで夏南子ちゃんに感じていて。足りないところを補えるという点でも、良い練習ができていました。

──今後はどのようなことを考えていますか。

魅津希 もうビザ次第ですけど、タイってビザなしで45日間ぐらい行けるって聞いているのでプーケットで練習しようかと思っています。Me,Weでは夏南子ちゃんもいて、女子も杉山しずか選手をいますし良い練習ができています。

ただタイでタイガームエタイから離れたバンタオ・ムエタイ& MMAというチームがあるので、そこで練習しないかとアドバイスをもらって。だから、ビザ次第ですけど行ってみようかなと思っています。

コーチのジョージ(ヒックマン)が、日本人選手にも凄く親切だと聞いていますし。そういうプランもありますが、8月からどうするかは未定といえば未定です。一度、豊橋に里帰りしてから決めようと思います。

村田 タイに行くなら、私も一緒に行くと思います。年内に試合ができる準備をしたいと思います。

魅津希 私もそうですね。それぐらいには……と。

※魅津希&村田夏南子のタイでの練習と今後について語る対談が掲載されたFight&Life#93は9月28日(金)から発売開始です。

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MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 ジャイー・ロドリゲス ブライアン・オルテガ

【UFC ABC03】激闘前──ロドリゲスの腕十字に腕を抜いたオルテガの肩が抜け、続行不能に

<フェザー級/5分5R>
ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)
Def.Def.1R4分11秒by TKO
ブライアン・オルテガ(米国)

開始早々パンチを交換する両者。オルテガが左、ロドリゲスが右を当てる。前に出て圧を与えたいオルテガに対し、ロドリゲスがスイッチして対応する。飛び込んで左を当てたロドリゲスは、さらに左から組んでヒザを突き上げる。オルテガは組んで、ボディロック。ケージにロドリゲスを押し込む。

ヒザを入れて崩しに掛かるオルテガに対し、ロドリゲスがウィザーで耐える。掌底を入れるロドリゲスは、ケージに押し込まれた状態が続く。残り100秒、後方へのテイクダウンを切って離れたロドリゲスが、右ハイ、前蹴りを見せる。ここもオルテガは組みを選択しシングルでロドリゲスをケージに押し込む。

ウィザーのロドリゲスを腰に乗せ、投げを打ったオルテガ。下になったロドリゲスが腕十字を仕掛ける。右腕を抜いたオルテガは、そのまま後方に倒れ込む。腕を抜いた際に右肩が抜け、オルテガは試合続行不能に。激闘必至の勝負は、思わぬ形で決着がついた。とはいえ、過去2度に渡り手術をしている古傷の再発はロドリゲスの攻撃によって起こった自体、激闘は見らなかったがこれもMMAだ。


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INVICTA MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 アマンダ・レモス アレックス・ヴォルカノフスキー エミリー・ダコーテ シャルル・ジョーダン ジェシカ・ペネ ジャイー・ロドリゲス ジャック・ショア スムダーチー ダスティン・ストーツフス チョン・ダウン ビル・アレジオ ブライアン・オルテガ ボクシング マックス・ホロウェイ マット・シュネル ミーシャ・テイト リッキー・シモン リー・ジンリャン 岡見勇信 水垣偉弥

【UFC ABC03】Fight Night以上PPVよりマニア好み。チョン・ダウン、岡見越えなるか。ミーシャの今は?

【写真】フライ級でミーシャは頂点を狙えるようなパフォーマンスを見せることができるか(C)Zuffa/UFC

16日(土・現地時間)にニューヨーク州ロングアイランドのUBSアリーナで開催されるUFC on ABC03「Ortega vs Rodriguez」の計量が15日(金・同)に終了し、出場全24選手全員がクリアしている。

東部時間帯でプレリミは午前スタートとなるNY真昼の決戦、メインはフェザー級のブライアン・オルテガ✖ジャイー・ロドリゲスという再起戦対決となった。


(C)Zuffa/UFC

オルテガは昨年9月にアレックス・ヴォルカノフスキーのベルトに挑戦して敗北、ロドリゲスは昨年11月のマックス・ホロウェイに敗れて以来の実戦復帰となる。

いわば同階級のトップツーの軍門に下った両者にとって、頂点を目指す権利を再度得るための過酷なサバイバルマッチだ。ボクシング&柔術、削って極めるオルテガに対し、独特のテコンドームーブで変幻自在な打撃に加え、下になっても極めのあるロドリゲスの対戦は、スタンドで蹴りの間合いが続かない限り、立ちもグラウンドもダイナミックな攻防に発展すること間違いないだろう。

とはいえ、大切な試合を落としてからの再起戦、動きが固くなり思い切りの良さが抑えられるファイトになる可能性もあるが……。セレモニアル計量では「試合がどうなるのかは分からない。でもウォーになることは確かだ」とロドリゲス。一方のオルテガも「メキシコからNYへ、イッてしまっているウォリアーのお出ましだよ。バチバチの戦いになるよ」と話した。

そんなセレモニアル・フェイスオフで見せたロドリゲスの気合と、T-Cityの落ち着き様を見る限り期待を裏切らないギリギリの戦いを両者は覚悟しているようだった。

(C)Zuffa/UFC

マンハッタンから30キロのNY真昼の決戦。

ショーン・バーゴ✖シャルル・ジョーダン、ジャック・ショア✖リッキー・シモンのように打撃、組みでがっぷり四つの真っ向勝負など、Fight Night以上──PPVよりマニアックというMMAファンには楽しみな対戦カードが揃っている。

(C)Zuffa/UFC

と同時にどうしても気になるのが、メインカードにリー・ジンリャンとスムダーチーという中量級と軽量級の中国人ファイターが2人も登用されていることだ。

UBSアリーナが隣接するクイーンズだけで中国系米国人は20万人住んでおり、お隣のブルックリンも15万を超える同朋が生活している。

(C)Zuffa/UFC

とはいって、ご当地ファンの導入狙いではプレリミ出場で十分なはず、やはりUFCの同国市場への期待の表れととれるだろう。

そのメインカードにはMMA復帰戦から3戦目、フライ級に階級を落としたミーシャ・テイトが2016年11月のMSG以来、5年8カ月振りのNYで戦う。意気込みは実に潔い、ただし動きが落ちていることは否めないミーシャ。スケールでもお馴染みの力こぶにキスのポーズを披露したが、ローレン・マーフィー相手にどこまで全盛期に近いパフォーマンスを披露できるか。

(C)Zuffa/UFC

アジア系ではなんといってもチョ・ダウンに注目だ。

1ドローを挟んでいるとはいえ現在オクタゴンで4連勝中、ライトヘビー級ということを考えればMMA版漢江、いやアジアの奇跡と言っても過言でない。チョ・ダウンが今大会でダスティン・ジャコビーを破れば5連勝と岡見勇信を抜き、水垣偉弥に並ぶことになる(※蛇足ながら岡見の偉大さは4連勝以外に、3連勝を3度している点にも表れている)。

(C)Zuffa/UFC

オープニングマッチにはInvicta FCからストロー級世界王者のエミリー・ダコーテがステップアップ、。

女子MMAファイターにとってインヴィクタからUFCは王道のステップアップ方法だっただけに、注目のダコーテの初陣──と、第1試合からヘッドラインまで、本当にMMAが好きなファンにとって非常に楽しみなラインナップとなっている。

■視聴方法(予定)
7月17日(日・日本時間)
午前0時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ABC03計量結果

<フェザー級/5分5R>
ブライアン・オルテガ: 146ポンド(66.22キロ)
ジャイー・ロドリゲス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ミッシェレ・ウォーターソン(米国)
アマンダ・レモス(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
リー・ジンリャン: 170.6ポンド(77.38キロ)
ムスリム・サリコフ: 170.8ポンド(77.47キロ)

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル: 126ポンド(57.15キロ)
スムダーチー: 125.8ポンド(57.06キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・バーゴス: 145.8ポンド(66.13キロ)
シャルル・ジョーダン: 145.6ポンド(66.04キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ローレン・マーフィー: 125.2 ポンド(56.78キロ)
ミーシャ・テイト: 125.8ポンド(57.06キロ)

<ミドル級/5分3R>
プナヘラ・ソリアーノ: 185.6ポンド(84.18キロ)
ダルシャ・ランジョンブラ: 185.6ポンド(84.18キロ)

<バンタム級/5分3R>
リッキー・シモン: 135.6ポンド(61.5キロ)
ジャック・ショア: 136ポンド(61.69キロ)

<フェザー級/5分3R>
ビル・アレジオ: 146ポンド(66.22キロ)
エウベウチ・バーンス: 145.4ポンド(65.95キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ダスティン・ジャコビー: 205ポンド(92.99キロ)
チョン・ダウン: 205.6ポンド(93.25キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドワイト・グラント: 184.4ポンド(83.64キロ
ダスティン・ストーツフス: 185.6ポンド(84.18キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ジェシカ・ペネ: 115.8ポンド(52.52キロ)
エミリー・ダコーテ: 115.6ポンド(52.43キロ)

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LFA MMA MMAPLANET o Special UFC UFC273 アラン・ナシメント アルジャメイン・ステーリング アレックス・ヴォルカノフスキー カルヴィン・ケイター ジャイー・ロドリゲス ジョゼ・アルド ジョン・チャンソン ピョートル・ヤン ブライアン・オルテガ マックス・ホロウェイ 岡見勇信 水垣偉弥

お蔵入り厳禁【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:4月:ヴォルカノフスキー✖ジョン・チャンソン

【写真】ここ最近の水垣氏の言葉深みは一体どうしたことか……(C)Zuffa/UFC

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、水垣偉弥氏が選んだ水垣偉弥氏が選んだ2022 年4 月の一番。4月9日に行われたUFC273で組まれたUFC世界バンタム級王座統一戦=アルジャメイン・ステーリング×ピョートル・ヤン戦から──UFC世界フェザー級選手権試合=王者アレックス・ヴォルカノフスキー✖挑戦者ジョン・チャンソン戦について語らおう。

<月刊、水垣偉弥のこの一番:4月:アルジャメイン・ステーリング×ピョートル・ヤン戦はコチラから>


──チャンピオンに近い選手と、チャンピオンになる選手の違い……とは、ズバリ何になるのでしょうか。

「ジョン・チャンソンはタイトルに挑戦するまでも勝ってはいるのですが、こうやって戦績を眺めてみると、どこがピークだったか分からないところがあります。ジョゼ・アルドに挑戦したが8年8カ月前なんです。

UFCの世界王座に2度挑戦した。それは、もう本当に凄いことで。多くのファイターは1度すらない。だからチャンピオンに近い選手が決してダメだということじゃないんです。ただし、チャンピオンになる選手はそれ以上だということで」

──ハイ。分かります。

「明確に何かということはできないのですが、明らかなのは気持ちでは埋められないということかと思います……」

──そこはもうメチャクチャ実感がこもっていますね。その言葉にここまで重みがでるのは、日本では岡見勇信と水垣偉弥だけではないでしょうか。

「いやか……。ジョン・チャンソンって負けもあるけど、とにかくあのスタイルでトップを張り続けた。だから、もらう度に弱っていった。今回の試合に関しては3Rで止めてほしかったです。

セコンドもタオルを投げられない空気があったんでしょうね。これが最後のチャンスだって。そんな状況でヴォルカノフスキーが凄まじかったです。打撃をまとめていればTKOだっていうシーンは何度もあったと思います。そこをサクッとテイクダウンにいく。

これだから負けない。チャンピオンに君臨できるんだと感じました。エグいです。パプニングの一切が起きないように戦う。一か八の正反対にあります。そこからのパウンドもリーチを生かして……ジョン・チャンソンの良さを全て封じ込むと戦い方でしたね。

スタンドで仕留めにくれば、ジョン・チャンソンもワンチャン──逆転の可能性が出てきます。そうはさせないという完璧な戦い方をしました。隙を見せない。ヴォルカノフスキーのレコードが良いのが理解できますよね」

──そんなUFCフェザー級タイトル戦線、次は7月2日にマックス・ホロウェイの挑戦を受けます。2020年7月以来、3度目の対戦ですね。

「ほとんど差がない試合でしたよね。あそこからホロウェイはカルヴィン・ケイター、ジャイー・ロドリゲスにファイト・オブ・ザ・ナイトを取りながら、危なげなく勝っている。めちゃくちゃ強いです」

──いうなればチャンピオンになれる者同士の世界戦ということですね。

「フェザー級はこの2人が抜けちゃった感がありますね。ブライアン・オルテガが、その線に入って来るかと思ったら、半歩下がったので。やっぱり抑えるところを抑える……そこは大きいのかもしれないです。攻撃力の強さは当然として」

──そう考えると、コンテンダーシリーズから契約した選手は、フィニッシュ至上のファイトをしないといけない戦いを引きずると、安定した成績は残せないような気もします。

「結果として、それも出ていますよね。コンテンダーシリーズの戦い方だと、ある程度までいくとスタイルを変えないとダメだと思います。インパクトを残した選手が、上まで上り詰めることができていない。

それこそコンテンダーシリーズからは、防御力があって隙のないファイターは生まれないと思います。よほど、あの場だけと割り切ってスタイルチェンジをしないと」

──とはいえ、MMA業界がLFAのタイトル戦といいコンテンダーシリーズ・ファイト化していないでしょうか。

「UFCと契約するためには、そこが必要なわけですからね。ただ、ずっとあのままではなくてプレリミの間に、勝ちながらスタイルを変えていかないといかないです」

──いやぁ、めちゃくちゃ難しいことですよ。評価される勝ち方をしていながら、アジャストする。

「だから最初から、そういう設計図を書いておく必要があるかと思います。コンテンダーシリーズの戦い方で勝っても、それを自分のスタイルの軸にするのではないという風に。

それはこの2年間、ほぼ国際戦がなかった日本の選手にも当てはまることだと思うんです。僕が実際にそうだったので。日本で戦っている間は3Rの間、打撃戦を続けていればKO勝ちができるし、少なくともダウンを取って優勢に進めることができるという絶対の自信がありました。

でもミゲール・トーレスと戦った時に『あぁ、コイツは倒れない』と実感しました(苦笑)。何かが根本的に違う。そこからアジャストして、次のジェフ・カーラン戦なんかは打撃でリードしても、トップで漬けるという展開に持っていきました。それでも最後に三角絞めを貰いかけたのですか(笑)。

そういう別の引き出しを持っていないと、WECで勝つことはできないと最初の試合で思い知らされたんですよね。自分が得意なところだけで勝つことはできないことを身をもって体験して。

だからひたすらレスリングを頑張るという……。それがゴールとして正しかったのか分からないですけど、今思えばもっと柔術的な動きだってやるべきだったかもしれないと感じています。

だから僕はアルジャメインにテイクダウンをされるとバックを取られる戦い方をした。そこで背中をマットにつけても勝負できるなら、アルジャメインとの試合展開も変っていたはずです」

──下になるとラウンドを落とすという状況では、なかなかそこに時間を費やすことはできなかったかと思います。

「そこなんですよね。まぁ難しいです。でもアラン・ナシメントみたいな選手もいるわけで。関節技とスイープ、スクランブルに持ち込んで上に居続ける。下になっても、必死に上になる。いやぁ、本当にMMAは難しくて面白いですね」

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MMA UFC UFN197 キック ジャイー・ロドリゲス ボクシング マックス・ホロウェイ

【UFN197】素晴らしき勝者と敗者、The Manホロウェイがロドリゲスとの激闘にMMAで勝つ

【写真】激闘を喧嘩ファイトにせず、MMAで勝利したホロウェイ。試合後のコメントは素晴らし過ぎた(C)Zuffa/UFC

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ジャイー・ロドリゲス(メキシコ)

すぐに圧を掛けるホロウェイに対し、ロドリゲスがローから右ハイを入れる。続くローを肩を押して倒したホロウェイだが、ロドリゲスがアップキックからすぐに立ち上がる。構えを変えて蹴り、そしてフックを振るうロドリゲスにホロウェイの右ストレート、続いてボディショットが決まる。

ニータップを見せつつ、左ボディから左フックを入れたホロウェイに対し、ロドリゲスの前蹴りが顔面に届く。ホロウェイが鋭いジャブ、右ストレートを当てるが、ロドリゲスもワンツーの左をヒットさせる。走り込んでローを蹴り、パンチの距離でローから左を入れたロドリゲスは、蹴りとパンチの連携が効いた攻撃を続ける。

ワンツーからカーフ、そして右ハイに続きストレートを打ち込む。追撃に右を返したホロウェイはニータップもロドリゲスがかわしてローを入れる。右を受けてからオーバーハンドで下がらせ、左右の蹴りにつないだロドリゲスは、ホロウェイのスピングバックフィストにバックに回りテイクダウンを狙う。

ケージ際に移動したホロウェイが胸を合わし、ホドリゲスのシングルレッグを切る。直後に跳びヒザを見せたロドリゲスだが、バランスを崩して背中をマットにつける。ホロウェイが蹴り上げを捌いてハーフで抑えたところで、時間となった。

2R、左右のカーフ、右前蹴りを繰り出すロドリゲスが、コリアンゾンビを倒した変則エルボーのフェイクを見せる。ホロウェイは右を当てるが、ロドリゲスもジャブ、右フック、そしてローを蹴る。ホロウェイはワンツーで前に出て、左を当てる。姿勢を乱し、間合を取り直そうとしたロドリゲスを追いかけたホロウェイは、スピニングバックキックをかわし、左ボディショットを打つ。直後にロドリゲスが左ミドルを蹴り込む。

カーフに体がよれる場面が見られるようになったホロウェイだが、それでもボディから前に出る。ロドリゲスもワンツーを打ち、ホロウェイがワンツーを返す。この攻防のなかでローを交え、ケージに押し込まれも変則エルボーというらしい攻撃から、ダックやウェービングというボクシング防御を駆使したロドリゲスが間合を取り直す。

ホロウェイはそれでもボディからワンツー、そしてヒザをボディに入れてケージにロドリゲスを押し込む。離れたホロウェイにバックエルボーを見せたロドリゲスは右ハイも、直後にバランスを崩して下に。ロドリゲスが変則の三角を組むと、即時間となった。

3R、ローに右を合わせたホロウェイがスイッチを交え、ニータップから右を当ててホロウェイを下げさせると跳びヒザを決める。ロドリゲスも右フックを返すが、ホロウェイは左ストレートからテイクダウンのフェイク、自らの右ローで姿勢を乱して下になったロドリゲスを3/4マウントで捕え、パウンドから肩固めを仕掛ける。

ホロウェイはここでマウントを選択し、背中を見せたロドリゲスに両足をフックしエルボーを落とす。上を向いても下を向いても、殴られるロドリゲスは亀で背中が伸びないように耐え、前転をしつつシングルへ。下にはならずサイドバックのホロウェイがスタンドに戻る。

ロドリゲスは左右のフックを打ち込み、逆にテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったホロウェイが右フック、ボディへのヒザもロドリゲスが左を当てる。その場で飛び込んだホロウェイがダブルレッグを決め、ニーシールドを潰して殴る。さらにヒザをボディに入れ、背中を預けたロドリゲスが立ち上がろうとしたところでラウンド終了を迎えた。

ダメージと疲労だけでなく、自らのカーフで2度目のバランスを崩したロドリゲスは気になる下へのなり方だった。いずれによ、試合はホロウェイに分がある激闘モードになりつつある。

4R、サウスポーに構えたホロウェイがボディを入れ、ニータップから右を当てる。パンチの交換でローを変わらず蹴るロドリゲスは、クリンチからの離れ際に右を入れる。それでも圧を掛け、ケージに詰まったロドリゲスが頭を下げるとホロウェイはヒザを入れ、マルセロチンへ。体をロドリゲスが起こすと、マッケンジーチンに切り替える。自ら背中をマットにつけて防御したロドリゲが潜ろうとするが、ホロウェイが潰して枕へ。ロドリゲスはZハーフガード、起き上ったホロウェイに足関節を狙う。

苦もなく足を抜き、サイドで抑えたホロウェイは足を戻されてもパンチからパス、ニアマウントからバックを制していく。スタンドで疲弊し、寝技で圧を掛けられる厳しい展開にもロドリゲスがスタンドに戻り、変則ヒジやスピニングバックフィストを見せる。とロドリゲスはアイポークがあったとアピールし、試合が中断する。再開後、ホロウェイが跳びヒザ、ロドリゲスもフライングスイッチニーを繰り出す。さらに接近戦で右エルボーを入れたロドリゲスが再び跳びヒザ、右アッパーを入れるもポイントの挽回には至らなかった。

最終回、序盤に有効だったローカーフを一切見せることがなくなったロドリゲスは、ここもパンチの交換に。ホロウェイがジャブを当て、ロドリゲスが左右のフックからミドルを蹴る。ホロウェイはパンチで前に出て、ヒザを入れる。エルボーを返したロドリゲスだが、ケージを詰まって動きが止まり、パンチを受ける。肩を突き出す構えで、金網から離れカーフを入れたロドリゲスは、後方に宙返りしながら旋回キックを見せる。

この動きは派手だが、気持ちが続かなくなった表れか。当然、下になったロドリゲスに対し、ホロウェイはパウンドを打ちつける。さらにワキ差しパス狙いのホロウェイだが、ロドリゲスがハーフ&ブリッジでリバーサルを決める。ホロウェイは肩抜き後転からの腕十字。腕を抜いて立ち上がったロドリゲスがスピニングエルボーを繰り出す。

ホロウェイがケージに押し込み、ヒザから離れる。残り70秒、足払いを狙ったホロウェイにロドリゲスが右オーバーハンドを打っていく。今度はロドリゲスにアイポークがありインターバルが入る。リスタート後、左の蹴りで詰めるロドリゲスだが、スピニングバックフィストに組まれてケージに押し込まれる。

しっかりとケージに押し込み、最後に足を止めての打ち合いという展開を封印したホロウェイが、序盤は蹴り技を交えてリードしたロドリゲスを組みと寝技で逆転、ジャッジは3-0でホロウェイを支持した。「ベストになるにはベストに勝たないといけないんだ。この男はビーストだ。ビバ・メキシコ」とホロウェイは開口一番、敗者を讃えた。

右足の甲を大きく腫らしていたロドリゲスも「マックスは経験豊か、アメージングなファイターだ。素晴らしい試合をした。裁定結果を受けいれている。マックスを尊敬している」と話した。


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【UFN197】計量終了 凄味と説得力しかないホロウェイ。UFC版漢江の奇跡チョン・ダウンも注目

【写真】 この減量のギリギリさも凄味だ(C)Zuffa/UFC

12日(金・現地時間)、13日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN197:UFN on ESPN+55「Holloway vs Rodriguez」の計量が行われた。

メインで対戦するマックス・ホロウェイとジャイー・ロドリゲスは問題なく計量をパス。本計量後のフェイスオフではホロウェイの目が窪んでおり、ドライアウトの過酷さが伝わってきた。


アレックス・ヴォルカノフスキーに連敗、2戦目では微妙な星を落としたホロウェイだが、今年1月のカルヴィン・ケイター戦では、4オンスのMMAグローブでそこまでやるかという打撃戦で抜けた強さを見せつけた。

「俺はUFCでベストボクサーなんだ。ベイビー」とケージの外を見ながらケイターの顔面を打ち抜いたシーンは圧巻、そのもの。もちろんボクシングもそうだが、エルボーの連打や蹴りを散らすなど、凄味のある攻撃でケイターばかりか見る者をも圧倒した。

そんな凄味が増し続けるホロウェイに対し、ロドリゲスは 2019年10月以来2年1カ月振りの実戦となる。昨年8月のザビッド・マゴメドシャリポフ戦を自らの足首の脱臼で欠場し、今年7月にはホロウェイの負傷で試合機会を逃してきた。

テコンドーをMMAに加味した以上に、ド派手な空中戦&回転攻撃を展開するロドリゲスは数々のハイライトリールKO勝ちをしてきた。とはいえホロウェイのボクシングのプレッシャーと精度に対抗できるのか。ロドリゲスの勝機は蹴りとパンチの連係だ。特に高い位置の回し蹴り、あるいは前蹴りをどこに着地させ、そこから構えが変わるかどうか。

さらにいえば前手か後ろ手、どちらをその蹴りと連動させるか。見えない攻撃がない限り、ホロウェイを切り崩すのは困難。逆をいえば、見えない攻撃が入ればロドリゲスにも十分に勝機がある。

この他、メインカードではインタビューを掲載したソン・ヤードンと、激闘必至のフリオ・アルセ戦。そしてプレリミではMMA版漢江の奇跡ばかりか、アジアの奇跡といっても過言でない──UFCライトヘビー級で3連勝中のチョン・ダウンがオープニングマッチでケネディ・ンゼチェクウと対戦する一戦も見逃せない。

■視聴方法(予定)
11月14日(日・日本時間)
午前3時00分~UFC FIGHT PASS

■対戦カード

<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ: 146ポンド(66.22キロ)
ジャイー・ロドリゲス: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ベン・ロズウェル: 265 ポンド(120.2キロ)
マルコ・ホジェリオ・デ・リマ: 259ポンド(117.48キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
フェリシア・スペンサー: 145.5ポンド(66.0キロ)
リー・レトソン: 145ポンド(65.77キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミゲール・バエサ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 169ポンド(76.66キロ)

<バンタム級/5分3R>
ソン・ヤードン: 135.5ポンド(61.46キロ)
フリオ・アルセ: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
チアゴ・モイゼス: 155ポンド(70.31キロ)
ジョエル・アルバレス: 157.5ポンド(71.44キロ)

<女子フライ級/5分3R>
シンシア・カルヴィーロ: 126ポンド(57.15キロ)
アンドレア・リー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ショーン・ウッドソン: 145.5ポンド(66.0キロ)
コリン・エングラン: 146ポンド(66.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
コートニー・ケイシー: 126ポンド(57.15キロ)
リアナ・ジョフア: 128.5ポンド(58.28キロ)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー: 156ポンド(70.76キロ)
ハファエル・アウベス: 155ポンド(70.31キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ: 205ポンド(92.99キロ)
チョン・ダウン: 204.5ポンド(92.76キロ)

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