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【ONE157】既に心身&技術ともにMMAファイター? ワンダーガール「ダブルレッグから一本勝ちするかも」

【写真】ここまでMMA転向が本気だったこと、そして英語が流暢だったことにも驚かされた──まさにワンダーガールだ (C)MMAPLANET

20日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE157。

同大会でワンダーガール・ジャルンサックムエタイがMMAデビュー戦でゼバ・バーノと対戦する。父からムエタイの教えを受けたワンダーガールは、実は4年も前からMMA転向を決意し、ブラジリアン柔術の練習を続けてきたという。

それでいてムエタイを代表してMMAを戦いたいというワンダーガールだが──、インタビューをしていると既にMMAファイター・マインドになっていることが理解でき、さらに彼女のMMA初陣が楽しみになってきた。


――今週金曜日にゼバ・バーノと対戦するワンダーガールです(※取材は5月16日に行われた)。プロMMAデビュー戦になりますが、今の気落ちを教えてください。

「凄く楽しみね。ONEで戦い始めた時から、この日が来るのを夢見てきたから。ついにONEが私とMMAを戦う契約も結んでくれて、そしてMMAを戦えることができて本当にハッピーよ。

4年前にアマチュアの試合に出たことはあるけど、あの時はまだMMAを理解していなかった。グラップリングはノーギの練習しかしたことはなかったし」

――柔術やノーギの試合に出ていたことは今回のMMAデビュー前に知ったのですが、アマMMAを既に戦っていたのですね。

「えぇ4試合戦って3勝1敗よ。最初の試合と3試合目は一本勝ちし、2試合目はKO勝ち。でも最後の試合はパウンドでカットしてTKO負けだったの」

──お父さんの経営するムエタイ・ジムでムエタイファイターとして育ったワンダーガールですが、なぜMMAを戦おうと思ったのですか。

「実際、MMAのことは余りしらなかったわ。ただ私のキャリアを前に進めたかったの。タイの女子ムエタイは人気も低迷し、試合機会も少なくなっていき多くの選手が引退を余儀なくされていたわ。私はファイターとしてキャリアを続けたいと思っていて、そんな時にMMAは女子でも凄く可能性があるように感じて。私にはムエタイという武器があるし、そこに他の格闘技の技術を加えると、MMAファイターとしてやっていけると思って。

でもアマチュアの試合に出た時と、今の私は全く違う人間よ。あのときは私のポジショニングもサブミッションも全然ダメで。バックを取ってからの攻めと、バックを取られたらどう逃げるかしか練習していなかった。だからブラジリアン柔術のトーナメントに出て、MMAで使える技術を習得することにしたの。で、柔術の練習を初めてみたら凄く楽しくて。技術的にも納得できることが多くて、私のムエタイと組み合わせることができればMMAで凄く効果的な動きができるだろうって考えると凄く興味深くて」

──いやぁ、そこまで本格的にMMAファイターとして活動していこうとしているとは、思ってもいなかったです。

「私がフェアテックスジムで練習している時に、ミスター・チャトリがジムに視察にやってきて、彼はまだ私がMMAで戦える準備は整っていないと判断したから、ムエタイファイターとしてONEと契約させたの。とにかく私としてはONEというビッグショーで戦える機会を得られて良かったわ」

──ムエタイはお父さんの指導を受けていました。フェアテックスへ移籍したこと自体、MMAファイターになるためだったのでしょうか。

「その通りよ。だから家を離れることにしたの。ムエタイだったら家で、父の指導を受ければ良いから(笑)。MMAファイターになるという夢を実現させるためには、私はどこだって行くわ。パタヤでは全ての道着クラスに出ていた。それまでノーギの経験しかなくて、白帯も良いところだったから」

──そのフェアテックスも離れ、今はザンボアンガ兄妹やジェレミー・ミアドが所属してるマロック・フォースで練習しています。

「良いコーチが揃っているし、家から近いのがやっぱり大きくて。毎週末、実家に戻ることができて。本当にそこが一番ね」

──元チームメイトのスタンプの成長は凄まじいものがあります。でも、ワンダーガールもムエタイ選手がMMAにトライするのではなくて、既にMMAファイターだと思って良いですか。

「アハハハ。そうね。スタンプは私にとってロールモデルよ。彼女は私と同じようにムエタイのローカルショーからキャリアをスタートさせ、アマチュアMMAを戦いONE WARRIOR SERIESで戦った。そしてキックとムエタイの世界王者になり、MMAでもアトム級GPで優勝した。

彼女と比較されるようになるには、私はもっともっと練習しないといけない。私がフェアテックスに移籍した時、スタンプももうほとんど青帯を巻く直前だった。彼女は青帯になってから初めてONEでMMAを戦ったの。今のスタンプはパタヤで初めて会った時とは全く別人のようにMMAが強くなっているわ。私は彼女の背中を追っているの。去年の2月に青帯になったし、MMAを戦う準備はできているわ。

だからMMAにフォーカスしようと思っているけど、ムエタイの契約も3試合残っているからONEが望めばムエタイも戦うし、世界王座も諦めていないわ。でも、MMAにフォーカスして戦っていこうと思っているの。それでも負けっぱなしって嫌だから、ジャッキー・ブンタンにはリベンジしたい」

──なるほどぉ。しかし、ONEのムエタイで試合をしながら、ずっとブラジリアン柔術の練習をしていたとは驚きです。

「フフフフ。もちろんムエタイの試合があるときは、ムエタイの練習に集中していたわ。でも参加はしなかったけど、柔術の感を鈍らせたくなくてクラスは毎回見学するようにしていたの。ロールをしなくても、勉強になるから」

──素晴らしい姿勢ですね。

「ありがとう。ムエタイの試合が終わると、まっすぐMMAのクラスに戻っていたわ(笑)。MMAを戦えるようになるまで、時間を一切無駄にしたくなかったから。どんな時だってMMAファイターとして技を磨いておきたかったの」

──ムエタイはムエタイ、柔術は柔術、MMAはMMAです。ムエタイの技が使え、柔術の動きが有効でも。ワンダーガールはピュア柔術では、何が得意技なのでしょうか。

「そうね……バックをとってRNCかしら」

──ではプロMMA初戦ではムエタイの技、柔術の技、どちらで勝負したいですか。

「MMAでは全てを見せたい。サブミッションもパウンドも。ただ、私はムエタイを代表してMMAを戦う。ムエタイは私のルーツだし、ムエタイの技術で勝負したい。でも、どうなるか、試合が始まってみないとね(笑)」

──妹のスーパーガールもMMA転向を考えているのでしょうか。

「彼女はMMAを戦わないと思う。2度、アマチュアMMAを経験しているけど、特に興味を持っているようでもなかったし。あの子はムエタイかキックボクシングだけ戦っていきたいみたいね」

──今回、ワンダーガールのインタビューをさせてもらって、よりデビュー戦が楽しみになりました。

「とにかくベストを尽くすわ。ムエタイを代表して、ムエタイで勝ちたい。でもダブルレッグから一本勝ちするかもしれないわ(笑)」

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【ONE130】ONE Xに平田樹の出場決定。高橋遼伍はフェザー級転向アミール・カーンと対戦

【写真】 KRAZYBEEの練習仲間(?)がONE Xで揃い踏み(C)MMAPLANET

11日(金・現地時間)、ONE127「Bad Blood」の中継中にONE Championshipが3月26日(土・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアム開催するONE130「ONE X」の追加カードを発表した。

ONEのグローバル中継では高橋遼伍×アミール・カーンのフェザー級戦、リト・アディワン×ジェレミー・ミアドのフィリピン同朋ストロー級対決、秋元皓貴がカピタン・ペッティンディーの持つONEキックボクシング世界バンタム級選手権試合、国内ではABEMAの中継中と終了後にONE JAPANから平田樹の出場が明らかにされた。


高橋遼伍は昨年2月(中継は3月)のタン・カイ戦で119秒でTKO負けを喫して以来、13カ月ぶりの実戦復帰が10周年記念大会──カーンのフェザー級転向初戦の相手に抜擢された形だ。

平田は昨年9月の女子アトム級ワールドGP初戦を勝ち抜いたものの12月に予定されていた準決勝=リトゥ・フォーガット戦を体調不良で棄権し、トーナメントから脱落し半年ぶりの試合となる。対戦相手は後日アナウンスされるとのことだ、

ONE10周年記念興行=ONE XはONE世界女子アトム級選手権試合=王者アンジェラ・リー×挑戦者スタンプ・フェアテックス、ONE世界フライ級選手権試合=王者アドリアーノ・モライシュ×チャレンジャー若松佑弥、デメトリウス・ジョンソン×ロッタン・ジットムアンノンのミックスルールファイト、ハム・ソヒ×デニス・ザンボアンガの女子アトム級戦、キックボクシング・フェザー級ワールドGP決勝=チンギス・アラゾフ、ムエタイ世界バンタム級選手権試合=ノンオー・ガイヤーンハーダオ×アラバディ・ラマザノフ、ライト級キック=ニキー・ホルツケンが既に発表されており、追加カードを加えると11試合が決定、平田のカードを加える12の枠が決まったことになる。

チャトリ・シットヨートンによれば18試合から24試合が組まれるという今大会、半分以上が埋まってきた。なおMMAマッチ出場が決まった高橋と平田はONE JAPANのリリースで以下のような意気込みを語っている。

高橋遼伍
「オファーを聞いたときは、驚きました。階級を間違えていると思いました(笑)。ONEの記念大会なのでオファーがきたときはすごく嬉しかったです!相手は、ONEで長くファイトしてる選手でONEの顔でもある素晴らしい選手の1人だと思います。この試合に向けての作戦は特にありません、いつも通り真っ向勝負します!そして、勝ちもボーナスも全部奪ってきます!“KAITAISHOW”を楽しんでください!」

平田樹
「ONE X大会はすごい大きい大会だったので、出られたら良いな〜って感じだったんですけど、出られることになってめちゃめちゃ気合入っています。半年ぶりの試合、しっかり元気な姿をみんなに見せられたらなと思っています。トーナメントに出ていない選手やランキングに入っていない選手でも強い選手はたくさんいるので、誰が相手になっても良いようにしっかり準備しておきたいなって思います。皆んなにたくさん心配かけてしまった分、復帰戦はしっかり勝って皆んなに元気を与えられるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします!」

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MMA MMAPLANET ONE ONE X ONE127 ジェレミー・ミアド ジョン・リネケル ビビアーノ・フェルナンデス 仙三

【ONE127】残念、リネケルがコロナ陽性でビビアーノ・フェルナンデスとの世界戦はキャンセルに

【写真】きわめて残念だが、コロナ陽性は完全に社会事象。なんならONE Xでリスケしてほしい (C)ONE

9日(水・現地時間)、シンガポール時間で10日(木・同)に日付が変わろうかいう時間帯に、ビビアーノ・フェルナンデスが11日(金・同)に同地のシンガポール・インドアスタジアムで行われる予定だったONE世界バンタム級王座防衛戦がキャンセルされるという投稿を自らのSNSで行っている。

最強のチャレンジャーといっても過言でないジョン・リネケルの挑戦を受ける予定だったビビアーノだが、そのリネケルが新型コロナウィルスの検査で陽性となり試合がなくなった。

現状、ONEでは当然ながら飛行機の搭乗前、シンガポールに到着時、そしてホテルに入ってからも検査を複数回行っているが、現地入りしていることからも搭乗前の検査では陰性だったはずだ。

と同時にONEがオフィシャルで行った8日(火)のフェイスオフ・リモート取材でビビアーノを始め、他の選手は用意されたインタビュールームで取材を受けているが、リネケルのみ自室からの出席となっていた。

1月14日大会で仙三と対戦予定で、ファイトウィークになって欠場が決まったジェレミー・ミアドも同様にホテルの自室から参加しており、このケースが見られた場合はコロナに限らずファイターに何かが起きていることが予想される。

タイトル戦の消滅は出場選手ばかりか、ONEにとっても痛い。とはいえオミクロン株の特徴を考えると、細心の注意を払っても世界中のプロモーションで試合をする予定の選手、ジムや道場でも検査をすれば陽性者は出てくる。カードの変更はデルタ株までの時期より増えて然り──それが現状だろう。


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【ONE Heavy Hitters】ミアド戦を想い、仙三が語っていたこと─02─「この練習で自分が終わりになるかも」

【写真】相手が代わろうが、仙三の覚悟は同じだ(C)MMAPLANET

本日14日(金・現地時間)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Heavy Hittersでエリピツア・シレガーと戦う仙三。

ここでは試合の2日前に欠場が発表された当初の対戦相手だったが、ジェレミー・ミアド戦に向けて行った仙三インタビューの後編をお送りしたい。

対戦相手は変わろうが、仙三がどのような覚悟を持って、この日を迎えていたか。その日々に何も変わりはない。

<仙三インタビューPart.01はコチラから>


──一昨年の夏ごろ、パラエストラ柏で仙三選手が高校生だった鶴屋怜選手とのスパーで、肩から落とされてムッとしていたのが思い出されます。

「アハハハ。怜君とは……今回は相手がストライカーということもあってスパーはしていないです。ちょっとケガも怖いですし(笑)。怜君とかレスリングの強い人とやるのは良い練習になるので全然やりますが、対戦相手とはタイプが違うので今は控えています(笑)。そういう点で杉山君は打撃もキレーで寝技もできるので、仮想ミアドにはもってこいですね」

──サイズ的にミアドはリーチが長いでしょうか。

「デカいですね。身長は自分と同じぐらいですけど、リーチは自分より全然あります。距離が遠く、スピードがあって一発もあります。凄く良い選手です。寝技もできて、下から仕掛けてくるので。まぁ、打撃の展開になると思いますけど」

──スタンドでガンガン来る選手の方が戦いやすくないですか。日本では追いかけて戦うことが多かったと思いますが、ミアドは相性が良いかと。

「そうですね。相性は良いと思います。確実に盛り上がる試合になるはずです。どっちが勝つにしても、盛り上がる試合をします」

──水を差すようですが、盛り上がらなくても勝利が欲しいです。

「ハイ。正直、自分、いつでもいけるんで。いつでも勝負をかけることはできます。スピードがあるので、最初はしっかりと見るかと思いますが、いつでも前に出ます。そうやって一応は組み立てていくつもりですが、いざ試合が始まると……どうなるのか(笑)」

──仙三選手のディフェンス力は、ミアドより上だと思います。ミアドは当てるけど、当てられています。

「一発貰って、意識さえ飛ばなければ確実に自分が勝つと思っています。一発で失神させられない限りは。だからこそ最初ですね。手が長くスピードのある相手なので、入り方は大切になってきます。前半がポイントです。ミアドは1Rはメチャクチャ強い、2Rの前半ぐらいまで強いです。でも後半になると、自分のモノですね。前半に一発を貰って倒れないことです。そこだけを注意しています。その展開にならなければ、自分が勝ちます」

──仙三タイム、お願いします。

「ハイ。心を折ります」

──ONEストロー級は比較対象がない世界一の戦場です。遣り甲斐のある場だと思います。

「ONEのストロー級は世界一です。凄く強い選手が集まってきて、バケモノみたいな選手がいます。ジャレッド・ブルックス、ボカン・マスンヤネとか身体能力もバケモノだから、ああいう連中とやって勝ったら……世界一です。もちろん、チャンピオンのジョシュア・パシオも強いですが、自はあの2人の方がヤバイと思っているので、ああいう連中と戦っていきたいです」

──だからこそ、ここで落とすことはできないです。

「この試合に勝って、一番強いと思っている連中とやりたいです。バケモノのような連中を相手に自分がどこまでできるのか。やれるんじゃないかと、自分では思っています。今まで試合でどんなに強いヤツとやっても、『やられる』とかって、ビビッて引いたことは一度もないので。強いヤツの方が自分は力を発揮できると思うし、ああいう連中とやった方が面白いです。

直ぐに試合が組まれるよう……全力を出します。あの舞台に立つと……勝ち負けもありますが、勝ち負けよりあの舞台で試合を見てもらえるのも、もう……ないんじゃないかと思いながら練習してきました。

この練習で自分が終わりになるかもっていう覚悟を持って、1日1日をやってきました。試合当日、あの舞台に立って全てを出す……出せる確信があります。その全てを出せば、確実に盛り上がると思うので、ONEのファンの方たちや首脳陣、格闘技ファンの皆に楽しんでもらえると自分では思っています」

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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【ONE Heavy Hitters】大会2日前、岡見勇信×アタイジ消滅……仙三の対戦相手は変更と$5万ボーナス開始

【写真】仙三の対戦相手はシレガーに変わった。キャリア4勝1敗、しっかりと勝ちたい (C)MMAPLANET

12日(水・現地時間)、ONE Championshipより14日(金・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Heavy Hittersのカードが改めてホームページやオフィシャルSNSで発表され、岡見勇信×レアンドロ・アタイジが消滅、仙三の相手がジェレミー・ミアドからエリピツア・シレガーに変更されることが明らかとなった。

試合数は12試合から8試合に減少、そのなかに岡見の試合が含まれるというショッキングなアナウンスがイベント2日前になされたが、現時点でプレスリリースやオフィシャルの公式見解はなされていない。


MMAPLANETでは先週末からアタイジに取材を申し込んでいたが、一度は決まった時間がキャンセルになり、そのまま確定しないという状況にあった。取材キャンセルの理由はアタイジの欠場により、理由が理解できた次第だ。

加えて仙三の対戦相手であったミアドは、タイを離れる前夜に取材を終えていたが、シンガポールに入ってから事態が急変した模様だ。結果、第1試合でロビン・カタランと対戦予定だったシレガーと仙三は拳を交えることになる。

現状、出国の48時間以内、空港、現地入りが日曜日でその日と、月曜日にもPCR検査が行われており、機内で濃厚接触者になるケースも存在することを考えると、ファイトウィークに入ってもこのような事態に陥ることは十分にあり得るという見方ができる。

この他、ONEキックボクシング世界ヘビー級選手権試合=ロマン・クリキア×ムラット・アイグン、ムエタイ・フライ級のエリアス・マムーディ×ヴァウテウ・ゴンカウベスもキャンセルされている。ブラジル勢が揃って欠場となったのは、コロナかビザの問題か……オフィシャルの発表がないため不明だ。

いずれによせ、岡見の2年3カ月振りのファイトがなくなったのは残念というしかない。

その一方でONEは昨年12月のWinter Warriors大会から5万ドルのパフォーマンス・ボーナス制を開始しており、同大会ではダギ・アサラナリエフとティモフィー・ナシューヒンの両者がボーナスを獲得した。

今大会から全イベントで最低1名、最大5人までボーナスが支払われることをチャトリ・シットヨートンが明言しており、そういう意味では12試合=24名から、8試合=16名となった今週の大会では日本人選手にも、ボーナス獲得のチャンスは広まったといえる。

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※キロ)/5分3R>
仙三(日本)
エリピツア・シレガー(インドネシア)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

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【ONE Heavy Hitters】ミアド戦へ、満身創痍=仙三─01─「明日でも、今日でも。やる覚悟はできている」

【写真】13カ月前、ホイ・リアン戦では仙三は拳を負傷しても、守りに入ることなく勝利を手にしていた (C)ONE

14日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Heavy Hitterで仙三が、ジェレミー・ミアドと対戦する。

ONEで戦うようになって3年、大きなケガが続いた仙三にとって、1年1カ月振りの試合。決して体調的には万全でないことが、言葉からも伝わってきたが──その分、覚悟ができている。前回、拳が折れても前に出てジャブ、ヒザを続けたように仙三はミアド戦に、いやMMAファイター人生に向き合っていた。


――年が明けて14日にジャレミー・ミアドと戦う仙三選手です(※取材は昨年12月25日に行われた)。調子の方は如何ですか。

「今、試合に向けて追い込み練習と体重を落とすというところで一番キツイ時期ですね」

──2020年12月以来、1年1カ月振りの試合になります。前回のホイ・リアン戦は思わぬ苦戦といいますか、仙三選手の調子が悪かったように見えました。

「あの試合は正直、めちゃくちゃきつかったです。全くプランとは違う試合になってしまって。思った通りの動きが全くできず、終わった後も負けたような気持ちでいて……凄く反省していました。回りからは『勝ったんだから、良かったじゃん』とは言われたのですが、最悪の試合をしてしまいました」

──体調が悪かったのかと思ったような動きでした。

「実は試合が始まって30秒ぐらいで、最初のパンチで拳が折れてしまって……」

──あぁ……、そういうことが起こってしまっていたのですね。

「めちゃくちゃ痛くて、気がつけば初回は攻め込まれていました。2Rも作戦とか全て飛んでしまって」

──作戦通り戦えないのは、その状況では致し方ないかと……。

「とにかく、前に出続けようと思って戦っていました」

──試合前、試合中と仙三選手が万全の体調で戦うことができたのは、いつが最後だろうと思ってしまいます。

「本当に……ONEの3試合、ここ3、4年はケガが多くて……」

──しかも小さなケガでなく、骨折など大きなケガが多いです。

「そうですね……パンクラスで(若松)佑弥君と試合をしてから(※2018年2月)ずっとですね。肩が折れて、足が折れて、拳が折れました。そういうのが立て続けで……。完治せずに試合をして……やっぱりファイターなんで。戦わないとファイターじゃないんで」

──それだけケガ続きだと、調整にも問題が生じていたかと。

「練習はできていなかったです……。前の試合も全くスパーリングができていなくて。アディワンとの試合でヒジが折れて、スパーリングができなかったことと初回に拳が折れたことが影響したと自分では思っています。

今回の試合は実戦的なスパーリングの数を増やして、その練習に絞って調整してきて数週間やってきました」

──ここで1年空いたことで体調的な部分でも持ち直せたと願っています。

「そうですね……。やれることはやってきたという感じです。自分も年齢も年齢なので、試合はしっかりとやっていきたいのですが、これだけ空いたことは今となってはポジティブに捉えています。日々、こうやって格闘技が出来ていること、あの舞台で試合ができることが最高で有難いです。

メンタルの部分ではこの1年、自分のなかで成長したというのは感じています。反面、格闘技の技術であったり、何か上積みされたかといえば、その時間はなかったです。ケガを治す時間が長く、練習する時間が十分だったとは言えないので。その分、考える時間がもの凄く長かったので…格闘技に対する考え方、試合に対する考え方、自分に対して向き合ってきたことが試合に生きるかと思っています」

──そういうなかでONEも大会開催を取りやめたり、カードの調整がたびたび見られましたが、今回のミアド戦のオファーはいつ頃だったのでしょうか。

「決まったのは12月になったばかりか、その直前でしたね。正直、体調的にどうだろうが、試合のオファーがあれば戦うつもりでいつもいます。練習が十分にできているかといえば、決してそうではなくても」

──その分、覚悟はできているという風に感じられます。

「覚悟は常にできています。明日だろうが、今日だろうが、いつでもやれるという気持ちでいます」

──神田コウヤ選手に話を伺った時、プロになりたいという選手はそこそこ集まってきても、気が付けばいなくなっている、と。それだけの練習が松戸や柏では行われているということですよね。

「そうですね、自分はデキる人間としかやっていないので。若い、分からない子とはあまり肌を合わせないようにしていて。でも新しいデキる選手もいますし、今日も杉山(廣平)君にマンツーマンで練習してもらっていました。強くて、若い選手がいっぱい入ってきているので練習相手には困らないです。誰かしら、そういう強い選手がいるのでスパーリング相手という部分では全く問題ないです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
1月14日(金・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時00分~ONE Super App

<ONE世界女子ストロー級(※キロ) 選手権試合/5分5R>
[王者] シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]三浦彩佳(日本)

<ONEキックボクシング世界ヘビー級選手権試合/3分5R>
[王者] ロマン・クリキア(ウクライナ)
[挑戦者] ムラット・アイグン(トルコ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジェイムス・ナカシマ(米国)
ザイード・イサガクマエフ(ロシア)

<ムエタイ女子ストロー級/3分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(タイ)
エカテリーナ・ヴァンダリエヴァ(ベラルーシ)

<ストロー級 (※キロ)/5分3R>
仙三(日本)
ジャレミー・ミアド(フィリピン)

<ムエタイ・フライ級/3分3R>
エリアス・マムーディ(アルジェリア)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ベイブラット・イサエフ(ロシア)
ヤンニス・ストフォリディス(ギリシャ)

<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
岡見勇信(日本)
レアンドロ・アタイジ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
トロイ・ウォーセン(米国)
上久保周哉(日本)

<女子ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
モン・ボー(中国)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>※
ロビン・カタラン(フィリピン)
エリープトゥア・シレガール(インドネシア)

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ONE ONE NEXTGEN Report ジェレミー・ミアド ブログ ミャオ・リータオ

【ONE NEXTGEN】リーチ、踏み込みの鋭さでミアドがミャオを圧倒。ボディから連打でレフェリーストップ

<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
ジェレミー・ミアド(フィリピン)
Def.2R0分15秒by TKO
ミャオ・リータオ(中国)

左ジャブを伸ばすミアドが右フックを打って、左ローを蹴る。さらに鋭い右ローから左ジャブ、アッパー、右クロスを打っていく。ミャオがアイポークがあったと一旦試合が止まり、再開後もミアドがリーチの差を生かすだけでなく、鋭い踏み込みからのパンチでミャオを圧倒する。ミャオもショートのワンツーを返すが、ワンツーから右フック、ヒザ蹴りを受ける。2年前の試合でのKOシーンが思い起こされたシーンにも、胸に当たったため凌げたミャオだが、その後もミアドのパンチを被弾し続ける。

ダブルジャブで下がり、そこに右を受けるミャオは左右のローで前足を削られる。ワンツーに組んだミャオだが、ミアドが即離れてワンツーを入れる。右をミャオが返すも、ミヤドも右を入れてスイッチして、左ローを連続で蹴っていく。オーソに戻して右ローを入れたミヤドが、完全に初回をリードした。

2R、初回と同様にローからジャブを入れるミヤドに対し、眼を抑えてアイポークをアピールしたミャオだがレフェリーは試合を続けろと応じる。ミヤドがボディから左右のパンチを連打すると、ついにミャオは背中を見せて試合を終わった。

「テイクダウンを狙ってくると思ったから驚いたよ。でも、こうなっちゃうよね」と笑顔をミヤドは試合を振り返った。


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