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MMA MMAPLANET o UFC UFC ESPN36   カーロス・キャンデラリオ ケイトリン・チューケイギアン ジェイク・ハードリー デイヴィー・グラント マニュエル・トーレス ヴィルナ・ジャンジローバ 平良達郎

【UFC ESPN36】計量終了 仕切り直しの平良達郎のオクタゴン初陣。キャンデラリオが再計量で何とかパス

【写真】キャンデラリオの目の周囲は、健常者のソレではないように見えるほど。どこまでリカバリーできるのか(C)Zuffa/UFC

13日(金・現地時間)、14日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」の計量が行われた。

2週間前に試合開始の3時間前に、対戦相手カーロス・キャンデラリオの体調不良でUFCデビュー戦の2週間のスライドが決まった平良達郎は問題なく125ポンドで計量をクリアした。


しかし、対戦相手のキャンデラリオは本計量で127ポンド、下着を脱いでボックスのなかで測り直しても126.5ポンドで、フェイスオフ後に再計量を強いられた。

ステージからスケールが取り払われ、フェイスオフ後に再計量に臨んだキャンデラリオは126ポンドと辛くもクリアし、平良のUFCデビュー戦はキャッチウェイト戦とはならなかった。

とはいえ、2週間前に体調不良で欠場したキャンデラリオは、この減量で相当に疲弊している様子で──願望を込めて平良のオクタゴン初勝利に有利な状態になっているように思われる。

■視聴方法(予定)
5月15日(日・日本時間)
午前8時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN36計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
ヤン・ブラボヴィッチ: 205.5ポンド(93.21キロ)
アレクサンドル・ラキッチ: 205ポンド(92.99キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン: 205ポンド(92.99キロ)
イオン・クテレバ: 206ポンド(93.44キロ)

<バンタム級/5分3R>
ルイス・スモルカ: 136ポンド(61.69キロ)
デイヴィー・グラント: 135.5ポンド(61.46キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 125.5ポンド(56.92キロ)
アマンダ・ヒーバス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ: 155ポンド(70.31キロ)
マニュエル・トーレス: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェイク・ハードリー: 125.5ポンド(56.92キロ)
アラン・ナシメント: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ヴィヴィアニ・アロージョ: 125ポンド(56.7キロ)
アンドレ・リー: 125ポンド(56.7キロ)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン: 155ポンド(70.31キロ)
アラン・パトリッキ: 156ポンド(70.76キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヴィルナ・ジャンジローバ: 115ポンド(52.16キロ)
アンジェラ・ヒル: 115.5ポンド(52.38キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125ポンド(56.7キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・マキシモフ: 184.5ポンド(83.68キロ)
アンドレ・ペトロスキ: 185ポンド(83.91キロ)

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GLORY MMA MMAPLANET UFC UFC ESPN32   アレッシャンドリ・パントージャ エジソン・バルボーサ カイ・カラフランス カブ・スワンソン カルヴィン・ケイター キック ギガ・チカゼ ケイトリン・チューケイギアン ジョセフ・ホームズ ブライアン・ケレハー ブランドン・モレノ ブランドン・ロイヴァル ホジェリオ・ボントリン マックス・ホロウェイ ラミズ・ブラヒメジ 修斗 平良達郎

【UFC ESPN32】計量終了 ケイター×チカゼ&ロイヴァル×ボントリン。小細工要らず、強者×強者=UFC

【写真】UFC2022年の戦い初めはケイター×チカゼから (C)Zuffa /UFC

14日(金・現地時間)、15日(土・同に)ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN32「Kattar vsChikadze」の計量が行われた。

昨年12月18日より、約1カ月のインターバルを経て2022年のUFCがいよいよ活動を開始する。そのメインはフェザー級ランカー対決のカルヴィン・ケイター×ギガ・チカゼの一戦だ。


カブ・スワンソン、エジソン・バルボーサをKOし2021年のブレイクスルー・ファイターとなったジョージア出身元GLORYのキックボクサーであるチカゼは、オクタゴンで7勝0敗という戦績を残してきた。

チガゼは戦績だけでなくインパクトも残している。過去3戦はハイキックからパウンドアウト、ミドルからのパウンドアウト、パンチを効かせて絞めを狙いつつスタンドに戻りパンチで仕留めるという勝ち方でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを3戦連続で獲得している。

組みへの自信が高まったことで蹴りを使わせ、蹴りの効果でパンチがいよいよ有効になっているという好循環にあるチカゼと対するケイターは、1年前にマックス・ホロウェイと激闘で敗れて以来の実戦が2年連続の年始のヘッドライナーとなった。

相手の前進力を利用しジャブでダメージを蓄積させ、外す時は外すというケイターの制空権をチカゼが如何に侵攻するか。5Rを2度経験しているケイターが、フルで5Rの経験はない(※バルボーサ戦は5回戦だったが、3RでKO勝ち)チカゼに対し、どのようなゲームプランを立ててくるのかも見ものだ。

下手な小細工も必要なく強い人間を戦わせておくとドラマが創れるUFC──ケイターというリトマス試験紙が、チカゼがホロウェイ級……あるいは上位禅とやり合える期待値を持っているのかうを判断する。

昨日、修斗世界ライト級王者の平良達郎がイリディアムとの契約を発表したが、そのイリディウム傘下で同じフライ級のブランドン・ロイヴァルが、ホジェリオ・ボントリンと戦う一戦も注目だ。

現王者ブランドン・モレノ、アレッシャンドリ・パントージャに連敗中のロイヴァルに対し、ボントリンはカイ・カラフランス、レイ・ボーグに敗れているが、プリアン・パイヴァ、マゴメド・ビブラトフに勝利している。

王者モレノを含め、トップランカーの半数が5敗以上を喫しているという群雄割拠のフライ級にあっても、3連敗はさすがにキャリアップばかりか、契約更新という点でも厳しくなる。崖っぷちのロイヴァルが盛り返すことはできるのか──来るべき日に備え、UFCフライ級戦線はMust Watchだ。

■視聴方法(予定)
1月16日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN32対戦カード

<フェザー級/5分5R>
カルヴィン・ケイター: 146ポンド(66.22キロ)
ギガ・チカゼ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チェイス・シャーマン: 250ポンド(113.4キロ)
ジェイク・コリアー: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル: 125.5ポンド(56.92キロ)
ホジェリオ・ボントリン: 125.5ポンド(56.92キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン: 126ポンド(57.15キロ)
ジェニファー・マイア: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
ダコタ・ブッシュ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155ポンド(70.31キロ)

<フェザー級/5分3R>
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)
ビル・アレジオ: 145ポンド(65.77キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)
ジョセフ・ホームズ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 170.5ポンド(77.34キロ)
カート・マックギー: 170ポンド(77.11キロ)

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・ケレハー: 145ポンド(65.77キロ)
ケヴィン・クルーム: 144.5ポンド(65.54キロ)

<フェザー級/5分3R>
TJ・ブラウン: 155ポンド(70.31キロ)
チャールス・ロサ: 156ポンド(70.76キロ)

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MMA SUG26 ケイトリン・チューケイギアン ジリアン・ロバートソン

【SUG26】見事な移行=シートベルト→肩固めで抑えるロバートソンが、チューケイギアンをOTで破る

<5分1R>
ジリアン・ロバートソン(カナダ)
Def.OT by Total Escaping time
ケイトリン・チューケイギアン(米国)

引き込んだチューケイギアンが。ハーフから潜ろうとするのをロバートソンは枕でプレッシャーを与えて防ぐ。チューケイギアンは左腕を差すが、ロバートソンがパスに成功する。足を戻しハーフを取り直したチューケイギアンは、懸命に足を抜かれるのを耐えリバースハーフに。攻勢のロバートソンは、足を抜くと同時にスクランブルを狙ったチューケイギアンのバックに回って両足をフックする。ここからチューケイギアンはRNC狙いを30秒以上、防ぎ、最後はブリッジで腕十字に入らせず、決着はOTに持ち込まれた。

先攻のチューケイギアンはシートベルトを選択すると、右腕ごとクラッチしてRNCも腰をずらしたロバートソンが19秒でエスケープに成功し、同じくバックをチョイスし、肩固めに移行して抑え込みを1分24秒続けた。

OT2R、チューケイギアンは5秒でエスケープを許すと、ロバートソンはまたも逃げさせた肩固めへ。左足を入れたチューケイギアンは30秒で逃げて見せた。最終OT、ロバートソンは12秒で防御し、最後は肩固めに入らせなかったチューケイギアンが20秒でエスケープしたが、軍配はロバートソンに挙がった。


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MMA SUG29 UFC アンディ・ヴェレラ ガブリエル・チェッコ ケイトリン・チューケイギアン ケビン・ケイシー ジリアン・ロバートソン ダニーロ・マルケス デミアン・マイア メイソン・ファウラー

【SUG29】初出場、UFC女子ストロー級=ケイトリン・チューケイギアンはヘンゾ・グレイシーの茶帯柔術家

【写真】このジャブの持ち主が、どのようなグラップリングを見せるか(C)Zuffa/UFC

15 日(日・現地時間)にオレゴン州ポートランドのローズモンド・シアターでSubmission Underground29が開催される。

米国の経済活動再開の波はケージ・ノーポイント&サブオンリー大会にまで波及。SUGは昨年4月から会場名を公開せずに無観客で実施されてきたが、今回からはローズモンド・シアターで客入れをも行われることとなった。


記念すべき有観客再開大会で一番の注目はUFC女子フライ級ファイター同士のマッチアップとなる。SUG4戦目、1勝2敗のジリアン・ロバートソンは、今回がケージグラップリング初陣となるケイトリン・チューケイギアンと5分1Rの短期勝負を行う。

本職といえるMMAでは既にUFC世界王座に挑戦経験があり、直近の試合でもパンクラスで活躍したヴィヴィアニ・アロージョに勝利しているチューケイギアンは、身長の高さとリーチの長さを武器に打撃で相手を突き放すファイトを得意としている。

これまで15勝を挙げたMMAに於いて、今から6年前にローカル大会で腕十字での勝利が唯一の一本勝ちではあるものの、チューケイギアンは実はヘンゾ・グレイシーの門下生でもある。しかもヘンゾがから茶帯を巻かれており、グラップリングではMMAでは見せない一面を見せそうだ。

この他、UFCからはライトヘビー級で2勝1敗と勝ち越しているデミアン・マイアの同門ダニーロ・マルケスが、SUGで8戦目となる同朋のガブリエル・チェッコと戦う。

また石井慧を下し、メイソン・ファウラーの持つSUG無差別級王座挑戦経験もある10thPlanet所属のアンディ・ヴェレラも出場。元はヒクソン・グレイシーの教え子で、クロン・グレイシーの盟友ケビン・ケイシーとOT必至の対戦も組まれている。

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Report UFC UFC262 ケイトリン・チューケイギアン ブログ ヴィヴィアニ・アロージョ

【UFC262】リーチの差を生かしたチューケイギアン、アウトボックスでヴィヴィアニに逆転の判定勝利

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28.
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

開始早々、前に飛び出した両者。ヴィヴィアニが右ボディストレートを伸ばす。チューケイギアンは軽いワンツーから左前蹴り。ヴィヴィアニはそれをキャッチして捌く。相手のパンチに右クロス、左フックを合わせるヴィヴィアニに対して、チューケイギアンはバックスピンキックも見せる。チューケイギアンはサウスポーにスイッチしながらサイドキック。チューケイギアンの左前蹴りに右ストレートを合わせるヴィヴィアニは、さらに右ストレート、左フック、右ボディストレートを軸に攻める。

ヴィヴィアニが右ボディから左フック、その打ち終わりにチューケイギアンが永うストレートを放つ。ヴィヴィアニが右を振るうそのインサイドから、チューケイギアンが左ジャブをヒット。ヴィヴィアニもチューケイギアンの左ジャブに右を被せる。チューケイギアンが左前蹴りで距離を取り始めた終盤、ラウンド残り1分のところでヴィヴィアニがダブルレッグを仕掛ける。テイクダウンできないが、相手をケージに押し込めたまま1Rを終えた。

2R、先に仕掛けたのはチューケイギアン。ヴィヴィアニも変わらず右ストレートを左フックを返す。チューケイギアンが前蹴りでヴィヴィアニに尻もちをつかせるが、すぐに立ち上がるヴィヴィアニ。チューケイギアンは左ジャブ、右ボディストレート。足を使ってパンチを的確に当てるようになる。ヴィヴィアニはサウスポーにスイッチし、チューケイギアンの蹴り足を掴み、グラウンドに持ち込んだ。

チューケイギアンはハードガードの体勢に。ヴィヴィニは上から相手の首に左腕を回す。これは凌がれるも、すぐにマウントを奪取したヴィヴィアニ。チューケイギアンは再びハーフに戻す。トップからしっかりと抑え込むヴィヴィアニは、肩固めを狙いながら、パスも仕掛ける。しかしここでチューケイギアンがヴィヴィアニを蹴って立ち上がる。

試合はスタンドに戻り、チューケイギアンのワンツーがクリーンヒット。ヴィヴィアニのペースが落ちた。チューケイギアンは左ジャブを伸ばし、その打ち終わりに左フックを放つヴィヴィアニ。ラウンド終盤にはチューケイギアンがパンチをまとめた。

最終R、チューケイギアンが左ジャブと左前蹴りで徹底的に距離を取る。ヴィヴィアニは左フックで近づくが、中に入れない。チューケイギアンの左ジャブ、そして右クロスはクリーンヒットこそしないものの、ペースは掴んでいるか。ヴィヴィアニの右をダッキングでかわしたチューケイギアンが、左ジャブでペースをキープする。ヴィヴィアニも左ジャブを当てるが、次の右ストレート、左フックは空を切る。

ヴィヴィアニの左ジャブに、チューケイギアンも左ジャブを合わせる。リーチの差があるぶんチューケイギアンの左が当たる。中盤からチューケイギアンがサイドキック、左目と右目下が腫れたヴィヴィアニが下がり始めた。残り1分半でヴィヴィアニがダブルを仕掛けるもテイクダウンできず。離れたチューケイギアンが右ストレートを右ローを当てる。またもペースが落ちたヴィヴィアニのパンチをかわし、左ジャブを打ち込むチューケイギアン。試合終了まで自分の距離をキープした。

ジャッジは3者ともチューケイギアンを支持。元パンクラス王者ヴィヴィアニをアウトボックスで下した。


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Interview UFC UFC262 ケイトリン・チューケイギアン ブログ ヴィヴィアニ・ゴメス

【UFC262】チューケイギアンと対戦、ヴィヴィアニ・アロージョ「絶対に勝って、次はタイトル挑戦」

【写真】この試合に勝てば、P4Pと言っても過言でないヴァレンチーナ・シェフチェンコへの挑戦が見えてくるヴィヴィ (C)MMAPLANET

15日(土・現地時間)にテキサス州ヒューストンのトヨタ・センターでUFC262「Oliveira vs Chandler」が、4月フロリダ大会続き有観客で開催される。

そんなPPVショーのメインカードで、クィーン・オブ・パンクラシストらUFCにステップアップしたヴィヴィアニ・アロージョがオクタゴン6戦目をケイトリン・チューケイギアンと戦う。

これまでのUFC戦績は4勝1敗、チューケイギアン戦は4試合連続でタイトルコンテンダーと拳を交える一戦となる。

今も日本ファンにとって忘れることはできない存在、ヴィヴィに今回の試合への意気込みをZoomインタビューで訊いた。


──パンクラスで試合をしてから、もう2年10カ月になります。今やヴィヴィはUFCに欠かせないファイターで、PPVのメインカード出場です。

「今UFCで戦っているけど、その前に日本で戦えたことがとても役に立っているわ。海外での初めての試合を日本ですることができて、凄く良いエネルギーを貰い、とても貴重な経験になったから。UFCで戦うようになり、当時よりも準備に入念になったかなぁと思うわ」

──ケイトリン・チューケイギアン戦を控え、今の調子はいかがですか。

「ブラジリアではボクシング、キックボクシングとスタンドのトレーニングをしっかりと積み、メンタル面でもアカデミーのメンタル・コーチと準備をしてきたから何の問題もないわ」

──ブラジルは今もコロナの影響で大変な状況だと伝わってきます。そのなかでセハードMMAでは、しっかりと準備ができたのでしょうか。

「COVID19の影響で、ブラジリアでは以前と同じトレーニングができないことは確かだわ。セハードMMAの施設は使えるけど、練習は人数制限があって2人でしかできなくて。コロナ感染予防を優先し、現状にあったトレーニング・メニューを組んでこなしてきたの。

例えばフィジカルトレーニングはジムの皆が、個々にコーチの自宅にいって行うような形で。それでもしっかりと練習できたから、準備は完璧で体調も文句なしよ」

──ところで2年前にUFCデビューを果たした時、日本ではストロー級で戦っていたのが、バンタム級で試合をしました。

「UFCと契約した時、バンタム級は大きすぎることは分かっていたわ。でもUFCで戦う機会を逃すことはしたくなかったし、バンタム級でも戦えると思ってサインしたの。それに自分で思っていた以上に動けたし、KO勝ちできたことを神に感謝しているわ」

──以来、UFCで4勝1敗という戦績を残しています。

「UFCでのレコードには満足しているかな。何より、試合のたびに自分が成長しているのが分かって。全ての試合で、1日たりとも無駄にせず、毎日のようにハードトレーニングを積んできた結果だと思う。このまま勝ち星を伸ばして、タイトル挑戦を実現させたいわ」

──今年1月のクサン・モダフェリ戦は、日本のファンは特別な想いで見ていたと思います。パンクラス王者からUFCにステップアップしたヴィヴィと、日本でキャリアを重ねたロクサンがUFCで戦ったので。

「ロクサンとの試合までにアレクシス・デイヴィス、ジェシカ・アイというタイトル挑戦経験者と戦い、彼女が3人目のタイトルコンテンダーだったけど、特別な試合になったわ。ロクサンが日本に住んでMMAファイターとして成長したことを知っていたし、彼女がどれだけ日本の愛しているのかも分かっていた。

私も彼女に負けないぐらい日本のファンのことが大好きだったから。そんなロクサンを相手に、チームで立てた作戦が全て実行できて勝つことができた。ずっと心に残る勝利になったわ」

──チューケイギアンもフライ級王座挑戦経験があり、これでタイトルコンテンダーとの試合が4戦連続になります。

「間違いなく、これまでのキャリアで一番大切な試合になるでしょうね。でも、これまでの試合と同じように100パーセント、力を尽くして試合を支配するつもりよ。これまで通りに、ね。そして、タイトル挑戦を実現させるわ」

──チューケイギアンは長身で、リーチが長いストライカーで組んでからも強いです。

「リーチが長いことは、しっかりと対策を練ってきたから。それに彼女は打撃を多く使ってレスリングや柔術はあまりしたがらない。どんな局面になっても私の方が優っている。それは絶対よ。繰り返しになるけど、絶対に勝って次はタイトル挑戦よ」

──ヴィヴィ、今日は久しぶりに話しができて嬉しかったです。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「5月15日は、日本のファンの皆と一緒に戦うつもりでオクタゴンに入るわ。私は日本のMMAを代表して戦うから。I Love Japan !! チャウ!!」

■視聴方法(予定)
5月16日(日・日本時間)
午前7時15分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC262 対戦カード

<UFC世界ライト級王座決定戦/5分5R>
マイケル・チャンドラー(米国)
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
トニー・ファーガソン(米国)
ベニール・ダルーシュ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
ヴィヴィアニ・アロージョ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・バーゴス(米国)
エジソン・バルボーサ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
マット・シュネル(米国)
ホジェリオ・ボントリン(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
ホナウド・ジャカレ(ブラジル)
アンドレ・ムニス(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
マイク・グランディ(英国)
ランド・バンナータ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
アンドレアス・リー(米国)
アントニーナ・シェフチェンコ(キルギス)

<ミドル級/5分3R>
ジェイミー・ピケット(米国)
ジョーダン・ライト(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー(米国)
プリシーラ・カショエイラ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ケヴィン・アギラー(米国)
タッカー・ルッツ(英国)

<ライト級/5分3R>
ショーン・ソリアーノ(米国)
クリストス・ギアゴス(米国)

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Report UFC UFN ESPN+38 UFN180 ケイトリン・チューケイギアン ジェシカ・アンドレジ ブログ

【UFN180】底知れないパワー。ジェシカ・アンドレジが右ボディでチューケイギアンをKO

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
Def.1R4分58 秒by TKO
ケイトリン・チューケイギアン(米国)

リーチ、上背の差は明らかな両者。長身のチューケイギアンに対し、踏み込んでフックを振るうアンドレジが懐に飛び込んでケージに押し込む。両ワキを差されているアンドレジだが、首をコントロールしてチューケイギアンを崩しテイクダウンを奪う。ハイガードのチューケイギアンを持ち上げてスラムしたアンドレジは、続く腕十字に立ち上がり、足感狙いも対処して足を引き抜く。

立ち上がったチューケイギアンは組んでボディをヒザに突き上げるも、アンドレジがケージに押し込んで離れる。ワンツーを振るうチューケイギアンは、右ローを蹴られて倒れこむ。スタンドで待ち受けるアンドレジは、組んでのヒザにもチューケイギアンをケージに押し込むなど、アンドレジはフライ級に上げたことでパワーを感じさせる動きを続ける。

チューケイギアンも踏み込みに右ヒザを見せると、ローにも細かいヒザを続けバックブローを繰り出す。入ろうとするアンドレジにヒザを見せるチューケイギアン、ならばとアンドレジは頭を上げたまま粗いフックでふみこんで、シングルでリフトしてスラムで叩きつける。殴られながらもすぐに立ち上がったチューケイギアン、逆にケージに押し込まれたアンドレジは力を使っただけの費用対効果があったのか。頭を抱えられ状態から逃れたチューケイギアンが左ヒザ、直後に右エルボーを狙う。しかし、同時に右ボディフックを受けたチューケイギアンが反対側のケージまで下がる。アンドレジは跳びヒザで距離を詰め左ボディに続き、右ボディフックを打ち抜く。チューケイギアンは腹を抱えてしゃがみ込み、レフェリーが試合を止めた。

「1位を倒した。バレンティーナ・シェフチェンコに挑戦させて欲しい。彼女は体重を落とし過ぎているから、ボディを狙えって控室でコーチに言われていたの」とアンドレジは興奮気味に話した。


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Report UFC UFC ESPN09 アントニーナ・シェフチェンコ ケイトリン・チューケイギアン ブログ

【UFC ESPN09】テイクダウンからマウント、絞め&パンチでチューケイギアンがシェフチェンコ姉に圧勝

<女子フライ級/5分3R>
ケイトリン・チューケイギアン(米国)
Def.3-0:30-25.30-25.30-25
アントニーナ・シェフチェンコ(キルギス)

サウスポーのアントニーナが右サイドキックを見せる。続くローに組みついたチューケイギアンがテイクダウンから一気にバックに回ってRNCへ。手首を掴んで耐えるアントニーナだが、組み直したチューケイギアンが後方に倒れこむ。

ここも懸命に防ぐアントニーナに対し、パームトゥパームで絞めるチューケイギアン。さらにパンチを入れ、腕も変えて絞めを狙い続ける。アントニーナは上を向いて逃れたが、パンチを顔面に打たれ続ける。背中を見せたアントニーナは体が伸ばすと、すぐに上を向きなおす。チューケイギアンがパンチの勢い、回転数を増してアントニーナの背中が再び伸びる。 必死に亀になったアントニーナ―は、チューケイギアンを前方に落とそうとすし、上を向きマウントを脱出。シングルからスタンドに戻ったところで初回が終わった。

2R、すぐに組んだチューケイギアンが両腕を差してケージに押し込む。このままテイクダウンを奪いマウントを取ったチューケイギアンは、ポジションをキープする。肩固め狙いを察知したアントニーナだが、マウントから逃れることができない。左のパンチを入れ、背中に回ったチューケイギアンに対し、アントニーナが上を向きなおす。パンチを被弾し続けながらも、ラウンド終了までアントニーナはここもサバイバルした。

最終回、チューケイギアンは前蹴りからスピニング狙いで回転、迂闊に近づけないアントニーナがワンツーを繰り出し、右ジャブを伸ばすが距離が遠い。それでもワンツーで右を当てたアントニーナがロー、ワンツーから左ストレートを当てる。飛び込んでヒジを狙ったチューケイギアンは、足を使うファイトに。

チューケイギアンここから踏み込んで足払い、アントニーナはカカト落としを見せる。チューケイギアンは完全にポイントをリードしているので、無理のない打撃戦を続ける。と、残り2分で組みつきケージへ。距離を取り直し、アントニーナはローが左を伸ばすが、ラウンドを取っても逆転は難しい。最後の30秒でボディロックテイクダウンを決めたチューケイギアンがマウントに。最後は左右のパンチを連打し、判定ながらアントニーナに圧勝した。

バックステージ・インタビューでチューケイギアンは「今日は私のポテンシャルを見せることができた。レスラーの夫に感謝している。UFCで初めてテイクダウンを決めることができたわ」と笑顔で話した。