カテゴリー
LFA87 Other MMA Result カイ・カマカIII ブライス・ローガン ブログ

【LFA87】試合結果 7月4連戦のオーラスでライト級王者ローガン誕生も注目はカイ・カマカ3世??

【写真】ソアレス代表期待のスタックを破ったカマカ3世。Bellatorのハワイ大会ではプレリミで2年連続勝利している(C)LFA

31日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでLFAにとって7月の4連戦、最終戦となったLFA87「Logan vs Rosales」が行われた。

4週連続王座決定戦の大トリはライト級王座決定戦で、ブライス・ローガンが2度ダウンを奪い、ジェイコブ・ロサレスを破った。

エド・ソアレス代表が推していたニック・ブラウンは序盤はベン・エグリを打撃で圧倒するが、終盤に柔術で反撃を受け辛くも判定勝ち。マイケル・スタックにいたっては、ハワイアンMMA第3世代=カイ・カマカ3世の勢いのある打撃の前に判定負けを喫した。

7月の4連戦を経て、今後のスケジュールはまだ出ていないLFA。本来は8月も大会を開く予定だったが、米国での感染拡大第2波の影響が出た可能性もある。

LFA87「Logan vs Rosales」
<LFAライト級王座決定戦/5分5R>
○ブライス・ローガン(米国)5R
判定
詳細はコチラ
×ジェイコブ・ロサレス(米国)
<ライト級/5分3R>
○ニック・ブラウン(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×ベン・エグリ(米国)
<ミドル級/5分3R>
○ホアキン・バックリー(米国)2R1分47秒
KO
詳細はコチラ
×ジャッキー・ゴッシュ(イスラエル)
<フェザー級/5分3R>
○カイ・カマカ3世(米国)3R
判定
詳細はコチラ
×マイケル・スタック(米国)
<ライト級/5分3R>
○ジェラルド・スコット(米国)3R4分33秒
TKO
×キース・ファテム(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○ザック・パウガ(米国)3R
判定
×サック・カベンダー(米国)
<ウェルター級/5分3R>
○ライアン・シャーリボア(米国)1R3分37秒
TKO
×アンドリュー・リップ(米国)
カテゴリー
LFA87 other MMA Report カイ・カマカIII ブログ マイケル・スタック.

【LFA87】カイ・カマカ3世、マイケル・スタッフに競り勝ち──レイ・クーパー3世と記念撮影

<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29
マイケル・スタック(米国)

カマカのジャブにワンツー、ロー、右フックを繰り出すスタック。カマカは左フックをヒットさせ、前蹴りでスタックの前進を止める。続くスタックのテイクダウン狙いを切ったカマカが逆にバックに回りリリース、スタックが前を向いたところで蹴りを放つ。カマカの右フックで両者の頭がぶつかり、その後のクリンチから距離を取り直す。

カウンターの右フック、右ローのカマカに対し、スタックは左ボディフックに続き右フックを伸ばす。拳が届く距離での打撃戦で、カマカが左ジャブを入れ右フック、左ミドルというコンビネーションを繰り出す。前蹴りで腹を抉るカマカ、腹を守る動きが増えたスタックの手数が明らかに減っている。カマカは顔面が打ちやすくなり、さらボディに攻撃を入れやすい状態を作ったか。ボディにワンツーを打ち込んだカマカが、もう一度ボディを殴り組んでケージに押し込んだところで初回が終わった。

2R、スタックがリードフックを当てるが、カマカは右ストレートを打ち返す。左の前蹴りで突き放し、右の前蹴りを効かせるカマカが左ミドル、続いて前蹴りから左ボディフックを打ち込む。接近戦でヒザ蹴り、右エルボーをヒットさせたスタックが、左フックから右アッパーと反撃に転じる。

動きが落ちたカマカは、前蹴りにもフックを合わされてしまう。体を振ってボディを入れたスタックに対し、カマカがテンカオ。強引に見えるフックの連打も、腹を殴ることで顔面にも当てることができたスタックに対し、カマカはクリンチでケージへ。息を整えてエルボーで離れたカマカがパンチを纏める。スタックも左ボディフックから右フック、さらに左エルボーと攻勢に。スタックの圧に押され気味のカマカはここもクリンチを選択し、勝負の3Rを迎えることとなった。

最終回、左を当てたスタック。カマカも近い距離で攻撃を被弾しながら打ち返す。カマカのボディフック、スタックは右オーバーハンド。打撃の交換からカマカがダブルレッグでテイクダウンを決める。ケージを背負って座ったスタックに対し、カマカは足を束ねていく。その後もスタックは腰をコントロールされ立ち上がることができない状態が続く。

スタックの右足を伸ばして挟み、ついには両足をフックしたカマカが時間を使う。ケージに詰められて動きが制限された状態でのスタックのギロチンに効果はない。残り1分、レフェリーが予想通りブレイクを命じ、試合はスタンドへ。フック、アッパーの連打を繰り出すスタックだが、カマカも前蹴りからショートのコンビネーションを見せる。残り10秒はファイヤーワークスにならず、カマカの左前蹴りでタイムアップを迎えた。

結果、恐らくは初回と最終回を取ったであろうカマカに、ジャッジ3者が29-28をつけ判定勝ち。従弟のレイ・クーパー3世と3世同士で記念撮影に収まり、勝利者インタビューで「2Rがダメだったけど、そこから盛り返せたのは練習の成果だ。ハワイで一番のレスリングチームで練習できている──恐らくは、最高に小さな場所でね」と話した。