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【UFN216】強いっ!! 右アッパーでアレッサンドロ・コスタを倒したアミール・アルバジがUFC4連勝

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ(スウェーデン)
Def.3R2分13秒by KO
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)

左ジャブを見せて前に出るアルバジ、ジャブを返すコスタ。慎重な立ち上がりのなかでコスタが右カーフを蹴る。アルバジも右ローを蹴り返しジャブを当てる。左フックを振るい、右につなげたコスタが左ショートフックを当てる。直後に組んだアルバジはケージに詰めてシングルもテイクダウンは奪えない。離れたコスタは右のフェイクから右カーフ、そしてジャブを伸ばす。カーフを続け、アルバジの右をかわしたコスタは左ボディフックから右を狙う。残り1分、ダブルレッグをスプロールされたアルバジは左フックをステップバックするが、続く踏込みにパンチを被弾しスイッチ。すぐにオーソに戻したアルバジに、コスタはワンツー、跳びヒザを見せた。

2R、ジャブをパリングし、左ボディショットを放ったコスタ。アルバジは右ローもカットされたが、直後の右ストレートでダウンを奪う。クローズドガードのコスタに左エルボーを落としたアルバジはガードの中にステイする。腕十字を得意とするコスタに対し、アルバジはワキを閉めてボディから顔面にワンツーのリズムでパウンドを落とすと、左を打ち下ろす。コスタも下からヒジや鉄槌を見せるが、腰を切るような動きはない。スクランブルもないコスタに対し、アルバジは腕を取られないよう注意を払いトップコントロールを続け、左右のパンチを落とす。ボディを嫌がったコスタのガードが開き、アルバジは立ち上がって腹から顔面を殴りつける。ヒザ立ちから鉄槌のアルバジび、下のコスタは測らずともKガードのような形になり左手で足を抱えつつ、右で鉄槌を振るった。

最終回、互いにジャブを伸ばすとアルバジが前蹴りを腹に決める。ボディのコンビで前に出るコスタは再び腹をフロントキックで蹴られ、ステップインにダブルレッグを合わされる。全く防御できず背中をつかされたコスタは、ここもスクランブルでなくクローズドを取る。2Rと違い蹴り上げから、コスタはスタンド戻る。しかし、直後の右に右アッパーを合わされてダウン、パウンドの追撃に沈んだ。

「この勝ち方を望んでいた。ビッグファイトを望んでいる。アレックス・ペレスもブランドン・ロイヴァルも欠場した。ショートノーティスでコスタを倒した。ボーナスが欲しい。コーナーがボディが空いていると指示してくれたんだ。『これから上が空くから』って。そして、こういう結果になった。ワールドカップでモロッコの活躍、カタールも価値を高めた。アラブ人にとって素晴らしいことだ」と話した。


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【UFN216】計量終了 2022年UFC最終戦は、2023年を睨みアルバジ✖コスタ&ドヴォルザーク✖ケイプに注目

【写真】ダナ・ホワイトが激怒した今年のコンテンダーシリーズ第1週の勝者コスタは、ローカルショーの1勝を積む上げUFCと契約が成った (C)Zuffa/UFC

2022年のUFC最終大会=UFN216:UFN on ESPN+74「Cannonier vs Strickland」が17日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催され、16日(金・同)に計量が行われた。

今年のUFC最後の試合、つまり今大会のメインはジャレッド・キャノニアー✖ショーン・スティックランドのミドル級の一番だ。とはいえ日本のファン目線でいえば、メインカードのアミール・アルバジ✖サレッサンドロ・コスタ、プレリミのダヴィッド・ドヴォルザーク✖マネル・ケイプ──フライ級の2試合が気になるところだろう。


イラクからスウェーデンに政治亡命し英国で暮らすアルバジ、ブラジルのコスタ、チェコのドヴォルザーク、そしてポルトガルのケイプと非米国人ファイターばかりなのも、フライ級らしいといえる。

UFCで3勝0敗のアルバジはアレックス・ペレス、ブランドン・ロイヴァルという米国人トップランカーとの対戦が流れ、オクタゴン初陣のコスタとの対戦になった。絶対に星を落とすわけにはいかないばかりか、次こそトップ5とのファイトを絶対的にするためのインパクトを残す必要がある状況だ。

とはいえアルバジは究極の勝利至上主義ファイターで、決して熱くなることなく、自身のやるべきこと淡々とこなし、対戦相手の傷口を冷静につく──強すぎる心臓の持ち主だ。ファンの期待とは別のところで、勝つために通じる手段をコスタにぶつけ続けるだろう。

ケイプとドヴォルザークはプレリミ、しかも第2試合で組まれることが信じられない一戦だ。ケイプはUFCに慣れるまでやや時間を要したが、2試合連続で印象的な初回KO勝利を挙げて巻き返した2021年から、今年は自らテストで陽性になったこともあり、2試合連続試合が流れ、今回が最初で最後の2022年の実戦となる。

対するドボルザークは3月にマテウス・ニコラウに敗れて以来、8カ月振りの再起戦となる。この両者の戦いは、一瞬の隙、少しの間が命取りになろう。

格闘技の経験がなくチェスからMMAファイターを志したドボルザークの強味は相手のミスをつく状況判断と洞察力。対してケイプは慎重さと爆発力という対照的なエレメントが融合しているファイターだ。

2023年フィナーレ大会に出場するフライ級4選手のいずれかが、2023年に平良と戦う可能性は決して低くない。そういう意味でもマスト・ウォッチの2試合だ。

■視聴方法(予定)
12月18日(日・日本時間)
午前6 時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN216計量結果

<ミドル級/5分5R>
ジャレッド・キャノニア―: 185.5ポンド(84.14キロ)
ショーン・スティックランド: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ダミール・イスマグロフ: 156ポンド(70.76キロ)

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ: 125.5ポンド(56.92キロ)
サレッサンドロ・コスタ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス: 145ポンド(65.77キロ)
ジュリアン・エロサ: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドバー: 156ポンド(70.76キロ)
ボビー・グリーン: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
コディ・ブランデージ: 185ポンド(83.91キロ)
ミハウ・オレキシェイジュク: 186ポンド(84.37キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シャイアン・ヴリスマス: 115.5ポンド(52.38キロ)
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170ポンド(77.11キロ)
マシュー・セメルスバーガー: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
サイド・ヌルマゴメドフ: 136ポンド(61.69キロ)
サイドユカップ・カクラモノフ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155ポンド(70.31キロ)
ラファ・ガルシア: 158.5ポンド(71.89キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ブライアン・バトル: 170ポンド(77.11キロ)
リナット・ファクレトディノフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)
マネル・ケイプ: 126ポンド(57.15キロ)

<バンタム級/5分3R>
セルゲイ・モロゾフ: 136ポンド(61.69キロ)
ジャーニー・ニューソン: 135.5ポンド(61.46キロ)

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『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』前日計量動画

Testosterone式 史上最強のダイエット


MAIN CARD (ESPN+, 7 p.m. ET)

・Jared Cannonier (185.5) vs. Sean Strickland (186)
・Damir Ismagulov (156) vs. Arman Tsarukyan (155.5)
・Amir Albazi (125.5) vs. Alessandro Costa (125.5)
・Alex Caceres (145) vs. Julian Erosa (145.5)
・Drew Dober (156) vs. Bobby Green (156)
・Cody Brundage (185) vs. Michal Oleksiejczuk (186)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Cory McKenna (115.5) vs. Cheyanne Vlismas (115.5)
・Jake Matthews (171) vs. Matt Semelsberger (171)
・Saidyokub Kakhramonov (136) vs. Said Nurmagomedov (136)
・Rafa Garcia (155) vs. Hayisaer Maheshate (158.5)*
・Bryan Battle (170) vs. Rinat Fakhretdinov (171)
・David Dvorak (125.5) vs. Manel Kape (126)
・Sergey Morozov (136) vs. Journey Newson (135.5)

 『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』前日計量結果。メインカードは全員パス。プレミリナリーでハファ・ガルシアと対戦するハイサエ・マハシャテが158.5ポンドと2.5ポンドオーバー。出場給の20%を譲渡し試合は行われます。






 前日計量&フェイスオフ動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。今回はいつもより一人少ない10人での予想です。

・ジャレッド・キャノニア vs. ショーン・ストリックランドはキャノニア支持6人、ストリックランド支持4人。

・アルマン・ツァルキャン vs. ダミア・イスマグロフはツァルキャン支持9人、イスマゴロフ支持1人。

・アミール・アルバジ vs. アレッサンドロ・コスタは10人全員アルバジ支持。

・アレックス・カセレス vs. ジュリアン・エロサはカセレス支持3人、エロサ支持7人。

・ドリュー・ドーバー vs. ボビー・グリーンはドーバー支持6人、グリーン支持4人。

・ミハウ・オレキシェイジュク vs. コディ・ブランデージはオレキシェイジュク支持7人、ブランデージ支持3人。続きを読む・・・
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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase330 UFC   アミール・アルバジ ジエゴ・パイヴァ パンクラス 上田将竜 修斗 平良達郎 猿飛流 神龍誠 鶴屋怜 鶴屋浩

【Pancrase330】12・25を読む 猿飛流に挑戦。鶴屋怜─01─「スーパー銭湯で神龍選手と会いました」

【写真】どのような質問に対しても、自身への信頼感がブレることがない鶴屋怜 (C)MMAPLANET

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330。同大会のメインで猿飛流の持つフライ級王座に鶴屋怜が挑戦する。

デビューから1年10カ月で、鶴屋怜が日本の老舗タイトルに挑む。デビュー以来の連続フィニッシュ勝利は5を数え、誰もが能力と勢いを認めている。今後の飛躍への期待が高まる一方の鶴屋にチャンピオン猿飛流、平良達郎のUFCでのフィニッシュ勝利、そして神龍誠のCFFCの一本勝ちについて話を訊いた。パンクラスの2022年フィナーレ、横浜武道館大会――12・25を読む。第2弾は鶴屋怜インタビュー前編をお届けしたい。


──調印式直前の怜選手ですが、今の心境を教えてください。

「そうですね。デビューしてから、こういう調印式っていうのも初めてなので試合とは別にワクワクしているというか楽しみです」

──こういう形で事前に調印式があるも日本の主要プロモーションではパンクラスだけですしね。

「ここが終わればもう試合だけですし、パンクラスのベルトというのは一番近くにある目標なので普通……いつも通り毎日2部練をやるという風にやることは変わっていないですが、気持ちはより気合が入ってきています。絶対にチャンピオンになるんだっていう感じで」

──DEEP時代の3連勝の間は「本当のところは、どうなんだろう?」という見方をされていたと思います。そこからパンクラスの2連勝で周囲の反応等に変化は感じられますか。

「今年はパンクラスのランカー2人を相手に戦ったので、それまでの時の『鶴屋怜、言うてどれぐらい』という感じではなくて。『あの選手に1Rで勝つって凄いね』という風に言ってもらえるようになり自信になっています。評価的には少し上がっているのかって感じています」

──9月の上田将竜戦は努力の人の粘り、強さとのぶつかりあいに焦点が当てられていました。その粘りに怜選手が自分のペースを失うこともあるかと。

「5Rを戦う経験やタフファイトの経験も必要だという気持ちはあるのですが、上田選手との試合から自分自身がケージの中で実際に戦うことに慣れたという気がしました。凄く落ち着いて戦うことができた結果が、あのパウンドアウトだと思っています」

──そしてチャンピオンの猿飛流選手もまた、努力の人です。お父さんから見て、上田戦の勝利と今回の猿飛流戦は過去の対戦とは違うという感覚なのでしょうか。

鶴屋浩 もちろん、そうです。内藤のび太のような粘りのある選手なので、そういうパターンになる可能性があるということは上田選手との試合、そして猿飛流選手との試合に関しても言っています。それを差し引いても、彼の今の調子を見ていると問題ないかとも思っています。

──上田選手と猿飛流選手はスプリットで猿飛流選手。その上田選手を初回でパウンドアウトした。なら猿飛流戦も違いはないという気持ちでいますか。

「これまでデビュー戦から全てフィニッシュして勝っているので、次の試合もフィニッシュして勝ちたい。いつもと変わらないです」

──ではMMAファイターとして、猿飛流選手の長所はどこだと思っていますか。

「技術的にいえば大学のレスリング部に行って、僕との戦いに備えているようですけど……別にどこも負けないです。ただ猿飛流選手は色々と努力していて、気持ちがスタミナ以上にある。その強さがあるので、舐めることなく一生懸命に勝ちに行きます」

──怜選手自身は、今回の試合に向けてどのような練習をしていますか。

「普通にこれまで通り、パラエストラ柏の昼練でプロとやって。夜も普通にプロとやって。この試合だからといって、何か特別なことをするわけでなく、今まで通りにしています。あっ、それとTRIBE TOKYO MMAさんで練習をさせてもらったことがあります。それもこの試合というわけではないですが、若松選手や和田選手とも組ませてもらいました」

──おぉ、それは興味深いですね。その一方で充実のパラエストラ千葉ネットのフライ級選手たちも秋の勝負で全員が想ったような結果を残すことはできなかったです。練習仲間が結果を残せない時に何か感じることはありますか。

「それは個人的な問題だと思っています。試合で強いタイプだったり、弱いタイプだったりもあって。自分は絶対に試合でヘマをしない、勝つっていう拘りがあります。そこは気持ちの問題だと思っています」

──「あそこで腕十字に入られるのか!」というのは、ありましたか。

「それは(内田)タケルのことですか」

──そうです。9月の修斗で関口佑冬選手に腕十字で一本負け。年齢的にも一番言及しやすいかと思って、突っ込ませていただきました。

「あぁ……(苦笑)。いつもタケルなら、普通に勝てると思います。相手がランキングの1位ということもあって、緊張してしまっていたのかとか色々と想うところはあります。ただし、そこも気持ちも問題なのかと。試合なので何が起こるかわからないから、ああいう負けもあるとは思います。でも自分は勝ちにこだわっているので、そういうヘマをしないように戦っています」

──では平良選手がしっかりとUFCで内容を伴った勝ち方をしていることに刺激を受けますか。

「自分的には……相手がUFCのランカーじゃなかったら、ああいう勝ち方ができるかなって思っています。それこそラスベガスでアミール・アルバジと練習した時も余裕でボコったし。そうッスね、自分がUFCで戦っていてもあの相手には、ああいう風にフィニッシュはできると思いました」

──続いて、答え辛い質問第一です(笑)。神龍誠選手のCFFCにおける素晴らしい勝利に関して、どのような感想を持っていますか。

「あぁ、そうですね。最終的にフィニッシュの仕方として、良いフィニッシュでした。けど、でもあの相手のテイクダウンを切れないようなら、自分のテイクダウンも切れないと思います。最終的には良い勝ち方だけど、全体的に見るとそこまでじゃない」

──……。刺激を受けるかという問いに対し、怜選手は対戦モードになるのですね(苦笑)。しかも平良選手の場合は、自分が相手と戦ったらという目線で。神龍選手に対しては、彼と戦ったらという目線になっています……(笑)。

「ハイ。自分的にはもっと早く仕留めることができたと思います」

──いやぁ対戦相手のジエゴ・パイヴァは組みが相当にできる選手だと思いますが……。

「う~ん、そこまでじゃないと思います。実はこの間、神龍選手とスーパー銭湯に行ったらたまたま会いました(笑)」

──うわっ……それを聞いただけで緊張してしまいますね。

「キッズレスリングはジムが一緒で、中学の柔道部でも1年上の先輩だったし。ずっと知っているので、タメ口で話しています。それと神龍選手のセコンドとは凄く仲が良くて、昨日も電話で話しました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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ABEMA DEEP MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase329 UFC   アミール・アルバジ パンクラス 上田将竜 松井斗輝 石黒翔也 竹浦正起 鶴屋怜 鶴屋浩

【Pancrase329】パラ千葉のフライ級ファイター達─03 ─鶴屋怜「粘り強さでも上田選手に負けない」

【写真】まず松井斗輝がグラチャンで勝利。怜と杉山が11日にそれぞれパンクラスとDEEPで大一番を迎える(C)MMAPLANET

11日(日)、東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase329。同大会で鶴屋怜が上田将竜と対戦する。

デビューから1年半、パンクラス2戦目に挑むJ-MMAの未来はラスベガスのエクストリーム・クートゥアーでトレーニングをしてきた。米国で何を体験し、どのような印象を持ったのか。

鶴屋浩門下のフライ級の精鋭集中インタビュー、3人目は嫡男・鶴屋怜に話を訊いた。


──11日に上田将竜選手と戦う怜選手です。4月の秋葉戦の勝利後は次でタイトルマッチという気持ちがありましたが、1試合挟まれることになりました。

「前回、パンクラス初戦でランカーを倒しているのでタイトルマッチを戦いたいという気持ちはありました。でも自分より上の選手がいるので、その上田選手を倒してから挑戦しないとパンクラス・ストロー級のチャンピオンとは言えないかなとも思っています。そこを倒してから、チャンピオンになります」

──上田選手はパラエストラ柏に出稽古に来たことがあるという話でした。

「ハイ、1度だけ練習したことがあります。あくまでも練習ですけど、相性は良いんじゃないかと思います。ベテランでウェルラウンダー、良い選手です。2度、タイトルマッチを経験していて。その経験は自分にはないモノですし。そこの差があって負けることもあるかもしれないです。分からないですけど。そこは自分も油断をしないで、戦います。

でも練習と実戦のギャップも、そろそろなくさないといけない時期ですし。自分もそれだけMMAの実戦に慣れてきた面もあると思っています。そこを確かめる上でも、タイトルマッチの前に上田選手との試合が組まれたのは良かったかなと思っています。試合でまたMMAの実戦を経験できるので」

──練習と試合では「頑張り」に違いがあると思います。練習で頑張って、我慢してケガをしては元も子もない。でも、試合ではそういう部分が凄く影響してくる。そういう気持ちという部分こそ、上田選手の一番の武器ではないでしょうか。

「確かに試合で色々なことを経験しているだろうし、ここが勝負どころというところは粘り強いかもしれないです。でも自分は自分なりに高校のレスリングとか、日本で一番きつい練習を経験してきたと思うし、今も1日2部練を続けて5分5Rのスパーリングを一度も抜けることやっています。自分としては、粘り強さという部分でも上田選手に負けていないつもりです」

──それだけ練習をしているということですが、柔術から竹浦正起選手も参加されているのですね。

「ハイ、自分は今日はスパーをしなかったのですが、いつもやらせてもらっていて。色々な技術、自分にはない技術を持っているので凄く良い練習ができています。それとキッズ柔術時代に一緒にアブダビに行った石黒翔也選手も来てくれることがあって、本当に強い柔術家で良い練習になります。MMAの選手はやはりあれだけ足関節を仕掛けることはないですが、グラップリングの選手はどんどん仕掛けてくるので。そういうところはMMAとは違う練習ができていますね。

竹浦選手や石黒選手とパウンドがないことを想定にして、純粋にグラップリングのスパーでやりあえていると凄く良い練習になります」

──今日はスクランブルの攻防でビクトル投げから足関節を狙うという場面も見られました。

「自分の好きな動きなんですよね。あそこから展開を広げるというのは。足関節を極めることができなくても、最終的にあそこから自分が上になって攻めることができれば良いかと思っていつもやっています。立ちレスは絶対に負けないで、上を取る。そこをグラップリングの練習でも意識してスパーリングをしています。

あの流れ以外でも、練習だからこそ仕掛けることができるという動きもあるので。そこはどんどんチャレンジしてします。まだ試合ではできないことをスパーリングで試す。それはやってきています」

──今日の練習を見るだけで、最高の練習ができていると感じました。同じ階級で切磋琢磨できる練習パートナーがいて。現時点では、皆のターゲットが違う。

「ハイ、本当に良い練習になっています」

──そういうなかでラスベガスのエクストリーム・クートゥアで出稽古を経験してきました。ベガスの練習で、気付きのようなモノはありましたか。

「そうッスね。3週間ほどの滞在でしたけど、こっちの練習もあっちの練習も長所があります。ただ、あっちはこっちの練習と比較して、しっかりと打撃に時間を取っていました。そこが自分には足りないところだと実感できました。

それとどうしても自分より大きな選手が多くて、バンタム級の選手とスパーリングをすると力の差があるなと感じましたね」

──バンタム級の選手など、普段は70キロあって当然でしょうし。

「身長も180センチぐらいあって。やっぱり、今の自分はフライ級だなと。ただフライ級の選手とは普通にやれるというか、何ならUFCのランカーと練習をしても手応えがありました」

──おお、どのような選手と練習できたのでしょうか。

「アミール・アルバジとか、ですね」

──アルバジはスウェーデン国籍を持つイラン人で、UFCで3連勝中の選手ではないですか!! アルバジとやり合えたのですね。

「彼が試合前なのでケガをしないようにという感じでやっていたかもしれないですけど、正直、相性が良かったので全然余裕でした」

──ラスベガスで自信をつけることができた?

「ハイ。3週間はチョット短かったですけど、自分のなかで手応えを掴むことができたと思います」

<この項、続く>

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MMA MMAPLANET o UFC UFC278 アミール・アルバジ フランシスコ・フィゲイレード

【UFC278】グラップリングの強さを発揮、アルバジがフィゲイレードをRNCで下しオクタゴン3連勝

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ(スウェーデン)
Def.1R4分34秒 by RNC
フランシスコ・フィゲイレード(ブラジル)

サウスポーのフィゲイレードが左ミドル。アルバジは左ジャブを合わせた。フィゲイレードが左右の細かいインローに切り替えるも、アルバジが蹴りを受けながら距離を詰めてフィゲイレードにケージを背負わせる。アルバジがフィゲイレードの左ミドルをキャッチすると、フィゲイレードはすぐに離れた。しかしタイミングを掴んだのか、相手をケージに背負わせて再び左ミドルをキャッチしたアルバジが、そのままグラウンドに持ち込んだ。

ケージ際で強いパウンドを落とすアルバジ。パスを仕掛けるも相手のガードに阻まれたアルバジは、立ち上がってパウンドを上下に散らした。立ち上がるフィゲイレード。スタンドでは四つでテイクダウンを狙い合うが、どちらも倒れず。いったん離れて再び組みついたアルバジが、相手をケージに押し込みながらボディロックでテイクダウンを奪った。

フィゲイレードがアルバジの右足を取りに行く。ストレートフットロックからヒールへ。回転したフィゲイレードのバックを奪い、トルコ刈りからバックマウントを奪取したアルバジ。そのまま四の字ロックからRNCでタップを奪った。


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Report UFC UFC257 アミール・アルバジ ザルガス・ズマグロフ ブログ

【UFC257】アミール・アルバジがスタンドで盛り返し、テイクダウン&バックマウントでズマグロフ破る

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ(スウェーデン)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)

アルバジが右ロー、ズマグロフが左ボディを返す。腹から右フックで顔面を打ったズマグロフ、アルバジはミドルを蹴るがボディを嫌がっているか。アルバジの右をウェービングでかわしたズマグロフが左ボディを突き刺すが、アルバジは圧力を高めヒザ、右カーフを蹴る。残り2分でダブルレッグに出たアルバジはダブルレッグでテイクダウンを決める。

ズマグロフはすぐにケージを使って立ち上がり、離れる。ローを蹴り合い、構えを変えたズマグロフにアルバジが右ストレートをヒット。直後に右フックを当てたズマグロフが逆にダブルレッグでテイクダウンに成功する。ここから30秒、トップにステイしたズマグロフがエルボーを落とし初回を戦い終えた。

2R、ローを続けるアルバジが右ストレートを入れ、ヒザ蹴りを見せて前に出る。ズマグロフも右ローを返し、左ジャブをヒット。アルバジは左ジャブ、ズマグロフはスイッチを織り交ぜて左右のオーバーハンドを繰り出す。ジャブでラウンドをリードするアルバジだが、ズマグロフもジャブから左ボディフックを蹴る。アルバジはローも含め、精度で上回るなか中盤は両者、様子見の展開に。アルバジもスイッチし、テイクダウン狙い切ってオーソに戻す。ズマグロフは最後のダブルレッグに右アッパーを被弾、バックを許して立ち上がり際にヒザを受けそうになった。

最終回、ローからアッパーのフェイクを見せたアルバジが右ストレートに続き左ジャブ、右ボディを入れる。ダブルレッグをスプロールされた直後にヒザを狙い、スピニングバックフィストをかわしたアルバジがシングルレッグでテイクダウンを決める。打撃でリードして組み勝ったアルバジは、パス狙いからバックへ。ワンフックから両足をフックしてRNCを仕掛ける。

ズマグロフも手首を掴んで懸命に防御するが、胸を合わせることができない。このまま時間が過ぎ、残り60秒になったところでズマグロフが胸を合わせつつスタンドへ戻る。寝技でアルバジは疲れたか、ズマグロフが俄然勢いを増してパンチで前に出る。リードしていると踏んだアルバジは足を使ってタイムアップを迎えた。


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Report UFC UFN on ESPN+30 UFN172 アミール・アルバジ ブログ マルコム・ゴードン

【UFN172】幻の松場貴志の相手=マルコム・ゴードン、アミール・アルバジの三角絞めに下る

<フライ級/5分3R>
アミール・アルバジ(スウェーデン)
Def.1R4分42秒by 三角絞め
マルコム・ゴードン(カナダ)

松場貴志との対戦が流れたカナダTKOフライ級王者ゴードンのUFC初陣で、Brave CFからステップアップを果たしたアルバジと対戦。互いにジャブを見せるなか、アルバジがワンツー、アッパーを当てる。ゴードンはローやミドルを蹴り、ジャブを出す。そこに左フックを合わせたアルバジは、ゴードンの前進にも左フックを打ち込む。さらにアルバジはカーフ、右で釣って左ミドルを蹴り込む。

と、シングルレッグでテイクダウンを決めたアルバジは、左エルボーを入れる。スタンドに戻れないゴードンはハーフでロックダウンも、左エルボーを打たれガードが空いたと同時にマウントを奪われる。アルバジは右のパンチを連打し、バックに回る。胸を合わされると同時に三角絞めに入ったアルバジがタップを奪い、ゴードンからタップを奪った。「14歳からUFCで戦いたいと思って、ずっとUFCを見てきたんだ。僕は紫帯だけど、技は黒帯に通じるんだ」とアルバジは話した。