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【Shooto2022#02】安藤達也の挑戦受ける岡田遼─02─「自分で自分を試す試験です」

【写真】対策練習は、仮想安藤=鶴屋怜とのスパーリングで行ってきた(C)MMAPLANET

21日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2020#02 のメインで安藤達也の挑戦を受ける修斗世界バンタム級チャンピオン岡田遼インタビュー後編。

修斗が格闘家生活の本編と語る岡田。今年いっぱいの活動という区切りをつけたチャンピオンは2度目の防衛戦を「自らの試す試験」と表現した。

<岡田遼インタビューPart.01はコチラから>


──安藤選手は今回アルファメールではなくて、国内で調整しているようですね。

「あぁ、そうなんですか。良い状態で来て欲しいと思います。強い安藤とやりたいです。そうでないとラスベガスまで行った意味がなくなりますし」

──ATTとエクストリーム・クートゥアー、どのような違いがありましたか。

「施設面で充実しているのはATTです。どちらもメガジムですが、ATTは上に宿泊施設があったり、カフェまで揃っています。サウナや水風呂なでも完備されています。ただし、エクストリーム・クートゥアーは同じストリートにUFC PIがあってUFCファイターはエクストリーム・クートゥアーで練習をして、PIに行って飯を食って体のケアができます。そしサプリメントを補充してもらって帰る。それが全て無料でできる。

パーソナルトレーニング、治療もフリー。朝から晩まで三食、選手の体のことを考えられた食事が用意されています」

──ベガス在住の選手でなくても、定期的にボディチェックがあって個々にあったサプリメントの支給を受けるそうですね。

「データが残っていて、何が必要かとか全て教えてもらっていました。そりゃあ、UFCファイターはラスベガスでファイトキャンプをしますよね。これはATTにはないです。めちゃくちゃ充実した保障で、アジアの選手だってラスベガスに行きますよ」

──絶望的な気持ちになってしまいますね……。

「えっ? あぁ、UFCファイターでないと……ですね。それは僕も感じました。この差をどう埋めろっていうんだって(笑)。こんなに手厚いサポート、保障がある。あのアドバンテージは凄まじいです」

──おかしなクスリに手を出すなということだと思うんです。

「そうですね。それもありますよね」

──そういうなかでエクストリーム・クートゥアーで得た手応えというのは?

「何か一つの項目が、ドーンと伸びたということはないです。局面のディティールを詰めていく、そういう地味な作業をしてきました。おさらいですね。特に新しいテクニックを教わって『面白いっ』っていうようなATTの時のようなことはなかったです。

ただ寝技のコーチがジェイク・シールズで、ベーシックなことを丹念に何度も繰り返すんです。そして『ここに隙間がある。もっともっとタイトにしろ』とか言ってもらえて、細かいディティールを詰めてきました。だからATTとは違う意味で、凄く役に立ちました」

──練習して面白い選手はいました。

「なぜか、ずっとパッチー・ミックスがスパーリングパートナーに指名してくれて。週に2回のスパーリングの日は必ずパッチーとスパーをしていました。あの極め、ギロチンはヤバいです。初見だと、やられてしまいます。シングルに入らせて、マルセロチン。あれは元谷君の気持ち、分かりました(笑)。いや、充実していましたね。

ただラスベガスでやってきたからって、どうこうっていう試合じゃないですけどね。今回の試合は」

──その通りですね。

「それに最初に言いましたが、安藤君に勝ちたいとかじゃないんです。やり切りたい、自分を出し切りたい。自分のためだけのモチベーションではもう頑張れなくて。応援してくれる人に喜んで欲しいですし、ずっと僕の試合を見てくれている人に成長しているなって思って欲しい」

──それでも勝利を手にするために、何をしないといけないと思っていますか。

「勝つために……特別にすることではなくて、良いコンディション、良いメンタルで今までやってきたことを出すだけで、勝てると思っています。何も特別なことをする必要はない。100を110にするのではなく、80点以下にならない仕上がりで行こうと思います」

──それで凄く強い岡田遼を見ることができれば、もっと岡田選手の試合が見たくなるのが世の常です。

「本当ですか!!」

──世の常というか、私個人ですね(笑)。今日のスパーリングを見ていても、自分は総合力でMMAを勝つという意見は実はあまり信用していなくて。やはりレスリングが強く、打撃で勝てる人がMMAは強い。そういうなかにおいて、岡田遼は回転しているなと感じました。

「嬉しいです(笑)。それを確認するための試合です。どれくらい試合でできるのか、自分で自分を試す試験です。そして──修斗愛を見せます」

──しっかりとまとめてもらってありがとうございます(笑)。

「アハハハ。鶴屋怜に頭から落とされていますけどね(笑)」

■視聴方法(予定)
3月21日(日)
午後6時30分~ ABEMA格闘チャンネル
             
■対戦カード

<修斗世界バンタム級王座選手権試合/5分5R>
[王者]岡田遼:61.1キロ
[挑戦者]安藤達也:61.1キロ

<ウェルター級/5分3R>
西川大和:76.6キロ
山田崇太郎:77.3キロ→77.1キロ

<バンタム級/5分3R>
石井逸人:61.0キロ
石橋佳大:61.2キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.8キロ
ダイキ・ライトイヤー:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
関口祐冬:57.0キロ→56.7キロ
宮地友一:56.5キロ

<バンタム級/5分2R>
Lyo’o:61.2キロ
齋藤奨司:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.6キロ
山内渉:56.5キロ

<フライ級/5分2R>
内田タケル:56.5キロ
佐々木駿友:56.4キロ

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【Shooto2022#02】計量終了 ポスト岡田遼時代に向け、負けられない石井、石橋、後藤、ライトイヤー

【写真】ランキング的には5位✖6位、7位✖ランク外対決となる(C)THE ONE

20日(日)、東京都港区の10KOLで明日21日(月・祝)に文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#02の計量が行われた。

メインは修斗世界バンタム級チャンピオン岡田遼が、安藤達也を挑戦者に迎え2度目の王座防衛戦=Road to 有終の美に臨む今大会──選手権以外でバンタム級戦が2試合組まれている。


西川は山田の計量を終わるのを裸足で待ち続けていた。明日は、体格差がかなりありそうな両者だ

2021年を飛躍の年とできなかった石井逸人と後藤丈治が、それぞれ石橋佳大、ダイキ・ライトイヤーと相対する。王者が今年限りで引退と公言しているだけに、永遠と続く潰し合いを抜け出すためにも、この2試合は結果が求められるファイトとなる。

さらにコメインでは世界ライト級王者の西川大和が、山田崇太郎とウェルター級で戦うという要注目のカードが組まれている──が、山田が計量当日にシャワーを浴びると水分を吸ってしまい体重が増えるという事態に陥る。

計量開始から1時間を過ぎたころに会場に到着した山田だが、100グラムオーバーに。これを落とすのに30分以上かかるも最終的にはクリア。西川もパスするまで見届け、両者で撮影となった。

また岩本健汰と対戦予定だった飯田健夫が減量中に体調不良に陥り病院へ。この一戦は中止となった。

■視聴方法(予定)
3月21日(日)
午後6時30分~ ABEMA格闘チャンネル             
■ Shooto2022#02計量結果
<修斗世界バンタム級王座選手権試合/5分5R>
[王者]岡田遼:61.1キロ
[挑戦者]安藤達也:61.1キロ

<ウェルター級/5分3R>
西川大和:76.6キロ
山田崇太郎:77.3キロ→77.1キロ

<バンタム級/5分3R>
石井逸人:61.0キロ
石橋佳大:61.2キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:60.8キロ
ダイキ・ライトイヤー:61.0キロ

<フライ級/5分3R>
関口祐冬:57.0キロ→56.7キロ
宮地友一:56.5キロ

<バンタム級/5分2R>
Lyo’o:61.2キロ
齋藤奨司:61.0キロ

<フライ級/5分2R>
大竹陽:56.6キロ
山内渉:56.5キロ

<フライ級/5分2R>
内田タケル:56.5キロ
佐々木駿友:56.4キロ

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【Shooto2022#05】常に怪物化は可能か──岡田遼に挑戦、安藤達也「俯瞰できるように」

【写真】後半ではMMAを舐めていた時の話が存分に……(C)SHOJIRO KAMEIKE

21日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催される『プロフェッショナル修斗公式戦2022 Vol.2』で、岡田遼の持つ修斗世界バンタム級王座に、ランキング1位の安藤達也が挑む。
Text by Shojiro Kameike

安藤といえば、ここ数年の国内MMAの中で、最も将来を嘱望されたファイターの1人だった。しかし2015年のRoad to UFC以降、フェザー級からバンタム級に落としてからは、プロデビュー当時の輝きを失ってしまった――誰もがそう思ったに違いない。

本人もその理由は分かっており、反省もしている。そしてファイターならば、それは試合で証明していくしかないことも分かっている。だからこそ、2019年9月に対戦しドローに終わった岡田遼と、今度こそ決着をつけなければいけない。自身の格闘技人生を左右するであろう大勝負を前に、安藤が岡田戦への想いを語ってくれた。


――試合を5日後に控えてのインタビューとなります(※取材は3月16日に行われた)。前回の環太平洋王座の防衛戦前には、米国のアルファメールで練習していた安藤選手ですが、国内ではどのような環境で練習しているのでしょうか。

「今までと変わらず、さすらいスタイルで毎日違う場所に行かせてもらっています。週によって違うんですけど、ロータス世田谷、KRAZY BEE、CUTEジム、トライエイチ、それとTRIBEとかですね」

――古巣であるTRIBEでも練習しているのですか。

「最近だと、2週間ぐらい前に行かせてもらいました。石井君(石井逸人、TRIBE所属)との試合が決まる前も、何度か行かせてもらっていたんです。良い練習が行われているなって、改めて感じます。僕がいた頃から、若い選手が育ってきていて、今すごく良い雰囲気だなって思いました」

――その石井戦ですが、試合後には手応えを感じたようなコメントもありました。

「でも、やっぱり課題はありましたよ。試合を見返すと、ここは良くないなぁとかって。勝った試合でも負けた試合でも、そういう課題はあると思うんですけどね。あの時は米国で練習していて、練習の質は高かったと思います。ただ、今は日本で、しっかり量はこなしてきているので」

――試合5日前ということは、今は減量のピークなのでしょうか。

「そうですね。今は試合をするたびにコンディションも、体重の落ち方も良くなっていると思います。最近、初めてバンタム級へ落とした佐藤将光戦(2015年9月、判定負け)を見返したんですけど、本当にダメでしたね。

でも、そこから自分が進化していることを再確認したし、今もここが変わっていないな、ここを変えるべきだなっていうのも俯瞰できました」

――フェザー級とバンタム級では、それだけ減量が大きく違いましたか。

「その違いは、すごく大きかったです。僕って高校生の時から、レスリングも66キロでやっていたんですよ。普段の体重は72、73キロぐらいで。高校生の時にレスリングを教わっていた恩師から言われたのは、あまり減量しすぎるのは、将来的なことを考えたら良くないと。それで高校から大学までずっと同じ階級で、MMAでもプロ3戦目まではフェザー級でやっていたんです」

――安藤選手はフェザー級でプロデビューし、Road to UFCを経てバンタム級に転向しました。バンタム級に落とした理由は……。

「国内で一番層が厚かったのがバンタム級でしたからね。それと修斗に出る時、『将来的に世界を目指すならフェザー級よりもバンタム級のほうが良いんじゃないか』っていう話になったんです。Road to UFCで、フェザー級では僕が小さく見えたんじゃないですか?

大尊(伸光)君、ウィッキー(聡生)さん、長倉(立尚)さんとかに比べたら。ただ、バンタム級に落とした頃はTRIBEにいて、格闘技人生の中で一番練習していた時期だったんです。だから、もちろん体力はありました。でも12キロも落として、かつ戦えるコンディションを作るっていうことは、すごく苦労しました。減量の知識もなくて……。石橋さんとの試合(2016年7月、RNCで一本負け)の時は計量オーバーで」

――そこまで減量が厳しいと、フェザー級に戻そうとは思わなかったのですか。

「フェザー級の時の体と比べたら、筋量とか筋肉とか落ちましたよね。でも、何て言うんだろうな……自分で決めたことじゃないですか。だから、あの時の選択は間違っていなかった――そう思えるようなキャリアを歩んでいきたいんです。石橋戦後から、自分自身で減量やコンディションの作り方を考えるようになって、今はだいぶ良くなってきていますね。もっと良い方法もあると思うし」

――結果、石橋戦後から5連勝を収めています。

「ケビン・クルームに勝ってから(2016年11月、RNCで一本勝ち)ですよね。そのころから、これはやったほうが良い、これが良くないというのが分かってきて。やっぱり軽量級はスピードとスタミナが大事だと思うんで。特にスタミナは、どれだけ普段から自分のコンディションに気をつけているかが重要で、それが今後の課題です」

<この項、続く


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【Shooto2022#02】Road to Second Life=安藤達也の挑戦受ける岡田遼─01─「修斗王者を全うする」

【写真】ある意味、この選手が現代MMAにおいて──もっとも打・投・極を回転させることができているかもしれない──ほめ過ぎか…… (C)MMAPLANET

21日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールでShooto2022#02 が開催され、メインで修斗世界バンタム級王者の岡田遼が安藤達也の挑戦を受ける。

昨年3月に大塚隆史を下し初防衛に成功した岡田は、その後RIZINバンタム級GPに出場して一回戦負け。修斗の強さを自らの力で示すことができなかった。そんな修斗愛に満ち溢れた岡田にとって、今回の防衛戦が意味することは何なのか。彼の修斗愛は真実なのか──を問うた。


──岡田選手に問いたいことがあります。

「えっ、何ですか」

──修斗愛について、です。

「もう、めちゃくちゃありますよ」

──凄くあることは理解しています。そして修斗バンタム級王者としてRIZINバンタム級GPに挑み、DEEP王者の元谷友貴選手に敗れての防衛戦です。タイトルマッチを戦った倉本一真選手、大塚隆史選手、誰もベスト4にも残れなかったです。

「ただ、優勝したのは修斗の扇久保博正です」

──もう完全に質問の途中から答を用意していましたね(笑)。

「アハハハハ」

──その答えで岡田選手の心は晴れ渡るのでしょうか(笑)。

「アハハハハ。そうですね……。あの場でDEEPのチャンピオンに負けたことは送り出してくださった修斗関係者の皆さま、サステインの坂本代表、応援してくださった皆さまに対して、本当に申し訳ないと思っています。

でも、元々は岡田遼という格闘家のストーリーの本編はずっと修斗だったので。RIZINのバンタム級トーナメントは僕のなかでは番外編なので、また本編に戻ってきたという感じです」

──岡田選手のなかでMMAファイターとして、あの場で負けたことをどのように消化できているのでしょうか。また、どういう風に払拭しようと考えているのか。実はUFCを目指し叶わなかった。そしてRIZINに出た。だから、負けた時点で引退するのではないかと勝手に想像していました。

「まさに僕のMMAファイター人生、今、言われたように修正を加えたモノです。本当は修斗のチャンピオンになった時点で北米を目指していた。それが無理だったからRIZINに出ました。ただRIZINに出たのもトーナメントだったからです。トーナメントは勝ち続けても年末に終わっていた。ということは修斗の防衛期限内に終了している。例え優勝していても、3月に修斗の防衛戦を戦うつもりでいたので。

集大成としては集大成だったのですが、あそこで現役を終えるつもりはなく、必ず防衛戦を戦うと坂本さんと約束して出場しました」

──そこは初志貫徹なわけですね。そして平良達郎選手とラスベガスで練習もしてきました。

「ハイ。前回、不甲斐ない試合をした分、今回のタイトルマッチで修斗のチャンピオンとしてもう1回死ぬほど気合を入れて、最後まで修斗のチャンピオンを全うしたいと思いまいラスベガスで練習してきました」

──この後は、どのように考えているのですか。

「それは去年、話した時と変わっていなくて2022年で格闘技の旅を終えようと思っています。その考えは全く変わっていなくて……ただ、この試合で終えるのか、年内にあと1試合、あるいは2試合戦うのかは鶴屋さんと、防衛戦を終えてから相談しようと考えています」

──やり切るため、ですか。

「ハイ。そうですね」

──戦う選手の気持ちは記者には分からないのですが、やり続ける選手とやり切る選手では気持ちに違いなど出てくるものでしょうか。

「う~ん、ハッキリ長くやらないと宣言したことで、残りの格闘家人生の価値が自分のなかで変わりました。ラスベガスに一緒に行っていた平良は、いくらでも時間があります。でも俺はこれが最後の海外修行だと思うと、1日1日の集中力だったり、賭ける気持ちが全然違うので。今現在は、凄く張りのある生活ができています」

──その心境で臨む、2度目の防衛戦。チャレンジャーが安藤達也選手です。

「安藤君はないと思っていました(笑)。安藤達也はねぇだろうと。大塚選手にああいう形でTKO負けしているので、もうないというのは自分のなかで勝ってに思っていましたね。それでも今回。安藤君が挑戦者だという流れになり『やります』と。それしか、言えないです(苦笑)。

だから今回は相手どうこうでのモチベーションというよりも、修斗のチャンピオンとして防衛期限内に防衛義務を果たすという責任を全うしたいという気持ちでやっています」

──前回がドローだったので、決着戦だという気持ちは?

「石井逸人戦の安藤君はデビュー当時、底の見えない怪物みたいな安藤達也に戻ったのかなっていう風には見えました。ただし、波のある選手ですからね」

<この項、続く>

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【Monday Ring Girl】Shooto2021#03

毎週月曜日にラウンドガールをご紹介する「MONDAY RING GIRL」。第399弾は2021年5月16日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#03のリングガールです。

<関連レポート>
【Shooto2022#02】バンタム級ケジメの世界戦=岡田遼×安藤達也。石井×石橋、後藤×ライトイヤーも

(C)MMAPLANET

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MMA MMAPLANET o RIZIN RIZIN TRIGGER02 修斗 倉本一真 加藤ケンジ 岡田遼

【RIZIN TRIGGER02】投神から掌神に、倉本一真─02─「相手が大怪我を。それぐらい当然という気持ちで」

【写真】レスリングとMMAは違う。一瞬ヒザをついて、掌底という攻撃はできないとしても、グラップリングやレスリングの時の組みの圧力を相手が感じるなら、それは大きな武器になる(C)MMAPLANET

23日(水・祝)、静岡県袋井市のエコパアリーナで行われるRIZIN TRIGGER02で、加藤ケンジと対戦する倉本一真のインタビュー後編。

「僕、あまり面白いことも言えなくて……」インタビューを終えて、倉本はそう言った。しかし今回語ってくれたのは、正直な、脚色のない格闘家としての本音だろう。過去の敗北の要因、IRE参戦を通じて得た感覚――進化した倉本が、静岡の地でケージに戻ってくる。

投神に、掌神の気持ちが宿ると──かつてないアブナイ倉本一真の姿が見られるかもしれない。

<倉本一真インタビューPart.01はコチラから>


――MMAとレスリングでは、戦う時の気持ちも変わるのでしょうか。

「レスリングはポイント制ですし、やはり違いますよね。メチャクチャ冷静にいかないといけないスポーツだと思います。ちょっとでも何かあれば、すぐ相手にポイントが付いてしまう。すごく冷静さが大事だなって思いました。もちろんMMAも冷静さは大事なんですけど……」

――レスリングの試合に挑む時の冷静さと、MMAを戦う時の冷静さが異なるということですか。

「はい。MMAには打撃があることが一番違うと思うんですけど、たとえば僕はトラッシュトークはやりません。でも、トラッシュトークのような気持ちで睨み合う、それは分かるんです。ヤマニハ戦の時は、ちょっと優しかったかなと思っていて」

――昨年6月、RIZINバンタム級GPの1回戦で、アラン”ヒロ“ヤマニハ選手に判定負けを喫しました。優しかったとは、どのような意味でしょうか。

「あの時は試合前、自分の雰囲気が優しかったと思うんですね。GP1回戦の抽選で、他の席も空いているなか、ヤマニハ選手が僕の横を選んだんですよ。オレのことを知らずに座って、ん? みたいな。でも、そんなヤマニハ選手に対して『良い試合しようよ』みたいな気持ちで握手していました。……今考えると、ちょっと自分が甘かったですよね」

――そうした気持ちは、MMAを始めてから変化してきたものなのでしょうか。

「どうなんでしょうね……自分なりに技術的なものも進化してきて、優しさというか奢り、油断があったかもしれないです。デビューした頃は余裕がなくて、もっとオラオラな気持ちで戦っていたと思います。でも自分のやってきたことがいけるなって、そんな余裕を持つとダメですね(苦笑)」

――……。

「それはスポーツでも仕事でも、何でも一緒だと思うんです。油断、奢り……オレは強いとか調子に乗りすぎたらダメで。ヤマニハ戦は、そんな気持ちが特に出た試合だと思います」

――ヤマニハ戦の1年前には、修斗世界暫定王座決定戦で岡田遼選手に敗れています。岡田戦の敗北も同じような状況だったのですか。

「あの試合も正直、余裕だと思っていました。自分が負けるはずない、負ける要素がないと考えていたんです。そういう気持ちが油断を生んで、自分に隙ができる。

練習でも後輩や、自分よりも強くない子と練習していて、少しでも余裕を持ってしまうと相手の攻撃をもらってしまうことがあります。それが良くないのは、昔から分かっているんですよ。分かっているのに、そんな余裕が出てしまうのは、自分が弱いからですよね。今まで、そんなことを何回も経験しました。でも――だからこそ、今後はないです」

――IREの寒河江戦で見せた掌底は、そんな気持ちの表れだったかもしれないですね。

「試合前はトップにいる自分の掌底が入ったら、相手が大怪我してしまうんじゃないか、それぐらいのことを考えていました。相手の顔がペッチャンコになる、って。でも試合になれば、それぐらいの気持ちで行くのは当然なんですよね」

――なるほど。

「IREは楽しかったです。レスリングのフリースタイルの構えで、相手をケージに押し込んでケージレスリングをする。相手はグラップラーなので、ケージで試合をすることもなかったでしょうから。そこでヒザ着き掌底を打つ。全て試合前から考えていたことで、全てやることができました」

――MMA、あるいは打撃がある競技で、相手が負傷することを考えるような優しさはいらないと。

「MMAは何でもありで、KOしたら勝ちじゃないですか。でも、やらないと自分がやられる。じゃあ、オレがやる。そういう気持ちで臨みます」

――分かりました。次の対戦相手の加藤ケンジ選手は、倉本選手と同様に修斗でも戦ってきたファイターです。どのような印象を持っていますか。

「加藤選手が修斗に出ていることは知っていたんですけど、そこまで意識して見たことはなくて、戦うことになるとも思っていませんでした。試合を見ると、ストライカータイプですよね。レスリングは……あんまり、っていうイメージです」

――倉本選手にとっては、戦いやすいタイプでしょうか。

「やりやすいタイプだと思います。僕もヤマニハ選手に負けてから、がっちりゼロから練習したことも多いんですよ。今までやれていなかったこと……やらなかったことをゼロからやってきて、やっと僕のMMAにミックスすることができてきたかな、と思っています」

――ケージの中で、さらに新しい倉本選手が見られそうですね。

「次の試合が楽しみです。相手が誰であろうと、もう負けることはない。それぐらいの気持ちでいます」

■視聴方法(予定)
2月23日(水・祝)
午後2時~Exciting RIZIN
午後2時~RIZIN LIVE
午後2時~RIZIN VR
午後2時~LINE LIVE-VIEWING
午後2時~Fnstream/StreamPass
午後2時~スカパー!

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【Shooto2022#02】岩本健汰✖飯田健夫。宮城友一&Lyo,o=砂辺系沖縄シューターが後楽園に

【写真】グラップリングではスキンヘッドでなかった飯田。今回は? (C)MMAPLANET

14(月)、3月21日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2022#02の追加カードが発表されている。

修斗世界バンタム級選手権試合=チャンピオン岡田遼×チャレンジャー安藤達也、同じくバンタム級で石井逸人×石橋佳大、後藤丈治×ダイキライトイヤー戦、そして修斗世界ライト級王者の西川大和✖山田崇太郎と戦うウェルター級戦に続き5試合が決まった。


まず注目はMMA4戦目となる岩本健汰が、飯田健夫と対戦するフェザー級戦だ。ケージレスリング及び極めの部分で既に日本トップクラスという声もある岩本に対し、飯田は1月のGladiatorで組まれたサブオンリーマッチにスクランブル出場し、黒帯柔術家の伊藤元喜をギロチンで下している。

今回の試合、ずばり見どころは飯田が岩本にバックを許さず、上の取り合いに持ち込めるか否か。飯田が伊藤と対戦した同じ日に石渡引退記念興行・漢塾~継承~で、笹川JPにアゴの上からRNCを極めた岩本は、一度だけ下になっている。

リング使用大会でロープの外=エプロンでマウントを取った岩本だが、フリーズからリング中央で再開直後に背中を預けた笹川が立ち上がり、前方に落とされている。

ここで笹川は立ってローという手段にでたことで岩本はパウンドを受けていないが、飯田とすればトップとはいわず組みの中で打撃を織り交ぜたい。クリンチ&打撃、グラウンド&パンチがあるなかで岩本がどのようなグラップリングを見せられるのか、そのような展開があるのか楽しみだ。

またフライ級では宮城友一が、修斗公式戦では初めての東京での試合で関口佑冬と対戦。

また宮城とクロスラインでの練習仲間である当真佳直を沖縄大会で下した内田タケルは、佐々木駿友と。髙谷組元DREAMERSの齋藤奨司がクロスライン所属のLyo,oと戦う。

2人の沖縄勢──しかもtheパラエストラ沖縄ではなく、パンクラシスト砂辺光久系のファイターが聖地の修斗出場というのも興味深い。

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【UFC】再契約なった──超ド級のリア充、佐藤天「もう1度、土俵に立てるので借りを返して上へ」

【写真】根っからの笑顔も久しぶりに見たような気がする (C)MMAPLANET

1月12日(土・現地時間)、フロリダの佐藤天から「試合の日程は決まっていないんですが、UFCと再契約することが決まりました! 今日明日には契約書も出してくれます」という連絡が入った。

2020年11月を最後に、試合のオファーとともに契約更新という宙ぶらりんの状態で、いつあるか分からない緊急オファーに備え練習に精を出してきた。そんな厳しい時間にようやく終止符を打つことができた佐藤に、改めてインタビューを申し込んだ。

時を同じく平良達郎のUFC契約の報がJ-MMA界をわかせた今、佐藤天の心境をお伝えしたい。


──UFCと契約がなったと連絡を頂いていたのに取材が遅くなってしまって申し訳ありません。

「いえ、とんでもないです。あの日にコーチとマネージャーの(ヒラタ)シュウさんとミーティングをして『今日中に決まらないなら、PFLにしよう』という状況でした。次の週の大会のオファーがあったのですが、ビザの発給が間に合うかどうか。コロナの関係で3、4週間掛かるということでしたけど、ここでビザが出ないなら次のオファーはいつになるか分からない。それならPFLと契約するつもりになっていました。

結局、ビザは間に合わないということだったのですが、ショーン・シェルビーが『契約書を先に出す』と言ってくれたんです」

──さっさとそうしてくれれば良かったのに……という想いは?

「UFCも上場したので、契約に関して時間が掛かるようになっていて。試合のオファーの時に契約書を出すということで、同じように待たされているチームメイトも何人かいました。今はオファーがない状態で契約書を出すことが難しくなっているそうです。でも、最後の最後のタイミングで複数試合契約できることになりました」

──気持ちはどれぐらいPFLに向いていたのでしょうか。

「最後の最後までUFCで戦いたいという気持ちでした。ただヘンリー(フーフト)やグレッグ(ジョーンズ)も僕がUFCでやりたいことを十分に理解したうえで『最後の最後、これで無理なら、試合ができないという事態は避けるべき。それだったらPFLでコンスタントに戦おう』という風に言っていましたね。

なのでPFLで戦うという覚悟は決まっていました。UFCでやりたい、1回でも良いからという気持ちは変わっていなかったです」

──そういうなかで契約がなった。素直にどう思われましたか。

「願いは通じるんだなって。ビザとか自分がコントロールできないことだし、ショーン・シェルビーも『枠に入れるようにやっている。それでも難しかったら、PFLでの条件を良くしてもらうように掛け合う』とまで言ってくれていたんです」

──なんと、そこまでですか。

「ハイ。そういうことで決まったのは、素直に嬉しかったです。自分だけの願いじゃなくて、応援してくれる人もそうだし。カミ(バルジニ)も『良かった。ずっと祈っていたんだ』って次の日の練習前に連絡をくれて。皆が僕のことを思ってくれているなか、またスタート地点に立てることが凄く嬉しかったです」

──運を天に任せた。そういう状態で、諦めないからといって願いは叶うものではありません。でも、見切りをつけてPFLにしていれば今回の契約はなかったですね。

「PFLとサインするというタイミングは何度もありました。それでも1パーセントでもUFCの可能性があるなら──と見送ってきました。シュウさんも僕に試合を組ませたいという気持ちがあって、条件面も考えてPFLの話をしてくださっていたので、やり辛かったと思います。でも、僕のそういう気持ちをくんで本当に粘り強くUFCと話してくださいました。この間、シュウさんと密に連絡を取ってきて、立てた方針は他のマネージメントと同様のものですし。しっかりと話して、理解をし合ってここまで来られた。感謝しています」

──PFLは1年間でスケジュールが確定しますし、2試合は確実で。勝てば3試合、4試合とあるので決して悪い話ではないです。自分は日本からPFLに挑戦する選手も出てきてほしいと思っています。

「ハイ。僕もあのタイミングで無理なら、PFLで一生懸命にやるつもりでした。PFLは良い選手が集まっていますし、試合を視るのも好きで。もちろん、簡単に勝てる場所ではないです。でも本当に少しでUFCの可能性があるなら、そこは諦められなかったです。プロである限り、目の前のお金のことも考えないといけないです。ただし、結果が出ていないなかで、そこを一番に求めることは──自分が追い求めてきたものとは違います。UFCの最後の試合で負けていますし、2敗している。借りを返して、上を目指したいです」

──契約が取れた。それから3週間が過ぎましたが、気持ちの方は違いますか。

「いつでもスクランブルで戦えるように準備をしている。そこに変わりはないし、練習に向かう気持ちやモチベーションンはこれまでと同じです。ただ、夜に今後について考えたり、そういうことから開放されたので楽ですね。ただ一度跳ね返されたので、しっかりと勝てる……勝っていけるようにしていきます」

──この間、カザフスタンからシャクハト・ラクモフなど新しい選手の台頭がウェルター級でもあります。

「シャクハトはサンフォードで、キャンプをするので試合前は一緒に練習しています。練習中は凄く強いわけじゃないのですが、頭が良いです。度胸もあるし、自分の強さを本番で出す強さがあります。練習中は穴があっても、試合ではそこを見せないです。

あとミシェウ・ペレイラと試合をしたアンドレ・フィアーリョも一緒にやっています。彼も僕と同じように1年ぐらいUFCのオファーを待っている状態で、試合がないからUAEWに出場したりしていたのですが、5日ぐらい前のオファーでサインをして。それにイアン・ギャリーも、いますよ」

──あのアイルランドの新鋭ですか。

「ハイ。組みは課題ですが、打撃は良いですね。大舞台で結果を出す器、華があります」

──カザフスタン、ポルトガル、そしてアイルランドからやってきた選手達と、佐藤選手は日々練習しているわけですね。

「だから……こっちにいないと、日本にいると分からないことが多すぎます。そこがこっちと日本の差が広がる理由の一つだと思います。ジルベウト・ドリーニョがいて、ビセンチ・ルケもいます。メジャーと契約していなくても、LFAに出ていたタイラー・レイとか強いですし。PFLのシーズン中はローリー・マクドナルドもいました」

──凄まじいメンバーです。

「で……やっぱり皆、UFCで戦いたいんですよ。色々な国から、家族を国においてまでやってきて練習している。何も僕がやっていることは特別じゃない。色んな国から気合が入っている連中が集まっているので居心地が良いです。スクランブルのオファーに文句を言うヤツなんていない。僕はそういう連中がいる、ここが好きです」

(C) TEN SATO

──そういう佐藤選手を支える存在に関してですが……。佐藤選手の彼女が美人でヤバいというTwitterの投稿があるという話が伝わって来たのですが。

「あぁ、それはDropkickさんのインタビューでシュウさんから、彼女のことを尋ねてというリクエストがあったそうで(苦笑)。それでインタビューで話して……」

──あぁ、そういうことですか。発信源は自分でないことを伝えたくて。彼女さんの話題は、若松佑弥選手としか話題にしていなかったですよ(笑)。

「初めて食事に行った時、ちょうど佑弥が来ていた時なんです。で家に戻ったらアイツが『天さん、何ニヤニヤしてんですか。どうだったんスか』って(笑)。次に会ったのはドゥリーニョの試合を見に行った時で。3度目のデートの後から付き合うようになりました」

──この間、実は彼女の存在がないと佐藤選手は心が折れてしまっていたんじゃないかと思っていました。

「いやいやいや、そんなことはないですよ。それは別です。ただ練習に身は入りましたね(笑)。この間も色々と話を聞いてくれましたし……」

──厳しい状況が続いていても佐藤選手は彼女さんの話になると、表情が明るくなって。現地の写真を記事用に送って欲しいとお願いすると、さりげなく彼女の写真もあって(笑)。

彼女さんはプロのチェロ演奏者だそう。お幸せに。岡田遼の歯ぎしりが聞こえてきそうだ……(C)TEN SATO

「アハハハハ。彼女も喜んでくれました。

付き合う前に、初めて食事をすることになった時、そろそろ試合があるという話だったので『緊急のオファーを待っているので、試合が終わったら会いましょう』って……。で、それを何度か繰り返して、全然試合が決まらなくて。『なら、もう会いましょう』っていうのが始まりでした。何カ月も連絡だけしていて。あの間があったから、今があると思います」

──御馳走様です(笑)。超ド級のリア充の佐藤選手ですが、あとは試合がいつになるのか。

「遅くとも5月中の試合にオファーをする。それまでもショートノーティスで声を掛けることもあるから、準備をしておいてくれ──ということです。これまで通りです。平良選手もUFCと契約して、また日本でも注目度が上がるかと思います。

僕も契約したからOKでなく、ここからが大切です。今度は結果を残します。本当にあとはやるだけです。もう1度、UFCという土俵に立てるので借りを返して上にいく。UFCでも勝てるということを証明します。そのためにこっちにいるので」

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【UFN208】UFCと契約=平良達郎が振り返る──2022年2月4日。「夢のようです。でも……」

【写真】UFC PIの文字を背景に撮影するには、西日の直撃を受ける。2月とは思えないラスベガスの強い日差しに顔をしかめたような写真になってしまったが……平良にはもっと眩しい場所が待っている!!(C)TATSURO TAIRA

4日(金・現地時間)、UFCとの契約を果たした平良達郎。IRIDIUM Sports Agencyのジェイソン・ハウスCEOとのミーティングが入っていたこの日、平良の人生が変わった。

本人も思いもしなかった急転直下、激動の1日とUFCの凄さを目の当たりにしたUFC PIでの出来事を本人に振り返ってもらい、これからに向けての意気込みを訊いた。


平良達郎
「金曜日(※4日・現地時間)はもともとエクストリーム・クートゥーで朝9時から打撃のクラスがあるので、そこでジェイソンさんと待ち合わせをして、練習後にランチをしながら今後についてミーティングをする予定でした。

もともとコンテンダーシリーズに出たいと思っていて、イリディアムからも『本戦契約は厳しいけど、コンテンダーシリーズは絶対に出場できる』ということだったので、僕もそのつもりでいて。でも練習が終わって、ジェイソンさんが電話を取って結構バタバタしていたんです。そうしたらジェイソンが真っすぐに目を見て僕の方に歩いてきて。

いつもニコニコ笑って優しいジェイソンさんが、凄く真剣な眼つきだったので、『こんなんじゃダメだ』って怒られるのかなとか思ったのですが、英語で『コンテンダーシリーズじゃなくて、UFCに行くか』みたいなことを言ってくれて。

通訳をしてくれるためにシアトルから来てくださっていた女性がいて、その方や岡田さんが『凄い、やったぁ』っていう風に拍手をしてくれて、その場にいた皆が『おめでとう』みたいな雰囲気になりました。

そのままIn-N-Outバーガーに移動してお昼を食べたのですが、そこでもジェイソンさんがテキストで僕や松根さんの個人情報をUFCに連絡をしていて、靴やTシャツのサイズも聞かれました。そうしたらジェイソンさんから『今日、やれることはやってしまおう』ということで一旦宿に戻ってから、最初の頭のMRI撮影をして、次の病院に移って血液の採取、最後の病院で視力とか目のチェックをしました。

平良の奥がチート・ヴェラ、正面がジェイソン・ハウス氏。左前が岡田遼さんだ(C)TATSURO TAIRA

午後は病院にずっといた感じでした。

夜はジェイソンさん、ジェイソンさんの奥さん、岡田さんやマルロン・ヴェラとすっごく美味しいステーキを食べて。その日はジェイソンさんや通訳さんと別れました。

今日(5日。土・現地時間)もUFC PIに行って、過去1年でどんなサプリや薬を飲んだか全てを書き出して提出して……。それに凄く時間が掛かりました。オンラインでサプリメントの説明を受けて、禁止薬物一覧とかの説明を受けました。全然、分からなかったのですが(笑)。

それとワクチン接種の証明書、ワクチン・パスポートの手続きに時間が掛かりましたね。それからテーピングやTシャツ、サプリメントが入ったバッグをプレゼントされ……PIの設備とか、本当にUFCって凄いところなんだと実感できました。

来週も月曜日と火曜日に体力検査があります。ベガスで最後の1週間なので思い切り練習したかったのですが、PIとエクストリーム・クートゥアーを行き来することになりそうです。それでも、できるだけ色々なモノを吸収して日本に戻りたいと思います。

このタイミングでUFCとの契約は本当に思ってもいない展開で、自分でも信じられないぐらい嬉しい気持ちです。PIに行き、夢のようでした。同時にラスベガスで練習していて、色んな強い選手がいることを肌で知ったので、4月の試合に向けて……焦りもあります。もっと強くならないといけないです。

UFCは厳しい戦いになると思っています。それでも自分の力を信じて、UFCでも勝ち続けたいと思います。皆が喜んでくれて、たくさんのメッセージを貰いました。4月は絶対に負けられないです。松根さんは当然、UFCとの契約を纏めてくれたジェイソンさんの想いに応えたいです」

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【UFC】平良達郎 UFCと契約締結!!

UFC参戦を目指してアメリカ最大のスポーツエージェント「イリディアム・スポーツ」と契約した平良達郎。今日になって平良の師である松根良太が自身のTwitterを更新。UFCと契約を締結した事を明らかにしました。

2022年は始まったばかりですが超ド級のビッグニュースが飛び込んできました。契約までもう少し時間がかかるかと思いきや、まさかのスピード締結。これも平良の将来性とイリディアム・スポーツのなせる業か。

MMA PLANETによると、4試合契約でデビュー戦は4月30日にラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN208との事。日本人のUFC挑戦。待ち受けるのはどんな現実か。今まさにこの記事を入力している手がちょっと震えてます。