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【Black Combat05】DEEP✖Black Combat対抗戦へ大原樹理─01─「グラウンドの蹴りも練習しています」

【写真】チャンピオンの風格? ブラックコンバットとの対抗戦に余裕が感じられた大原(C)SHOJIRO KAMEIKE

2月 4日(土・現地時間)、韓国はスウォンのスウォン・コンベンションセンターで開催されるBlack Combat05ではBack CombatとDEEPとの対抗戦が行われる。5階級で争われる対抗戦のライト級にはDEEP同級王者の大原樹理が出場し、ユン・ダウォンと対戦することが決まった。
Text by Shojiro Kameike

いきなり王者を投入、佐伯繁DEEP代表の意気込みがうかがえる大原の対抗戦出場。大原は2021年7月にベルトを獲得し、その1年後の昨年7月に石塚雄馬をサッカーボールキックでKOし、防衛に成功した。まだ対抗戦のルールは正式発表されていないが、大原は韓国でも相手の顔面を蹴り上げる準備ができている。


――Black Combatとの対抗戦を控えている大原選手です。MMAPLANETでは2023年初めてのインタビューとなりますが、大原選手にとって2022年とは、どのような1年だったでしょうか。

「去年は3試合しかやっていないんですよね。だから、試合していないなぁという感じでした」

――MMAでは年間3試合も多いほうかもしれませんが、それでも少ないと感じますか。

「そうなんです。ずっと年間4試合以上はやっていましたから。佐伯(繁DEEP代表)さんに『試合を組んでほしい』とお願いしても、うまく組めなかったこともあって。特に9月のRIZINで負けたのは痛かったです(ルイス・グスタボに1R KO負け)。あの負けで、今のままじゃダメだなっていう再確認ができました。やっぱり海外の選手は、爆発力も耐久力も――日本人とは全て違いますよね」

――これまで大原選手は、負けてもすぐに試合を組んでほしいと佐伯代表にお願いしていました。ですので、昨年末もグスタボ戦の後すぐにDEEPで試合があるのかと考えていたのですが……。

「確かに佐伯さんから『DEEPで試合を組もうか?』お話は頂きました。ただ、自分としては大晦日に出たかったのと、大晦日がなければ休んでもいいのかなと思ったんですよね。ちょっと様子を見ながら、大晦日出場の少ない可能性に懸けていたっていう感じです」

――なるほど。昨年3試合はRIZINで2試合、そしてDEEPでライト級王座の防衛戦を行いました。改めて昨年7月、石塚雄馬選手を相手にサッカーボールキックでKO勝ちし、ベルトを守った試合から振り返っていただけますか。

あの試合は、すごく緊張しましたね。やっぱりベルトを賭けるっていう――自分にとっては初防衛戦だったので。まずそれが一番の緊張です。もちろん相手に対する緊張もありました。石塚選手は前の試合で、TENCHO(川名TENCHO雄生)選手をKOしていて。しかも一発で相手の意識を断っていましたから。あの一発のことを考えたら、すごく嫌なプレッシャーがありました」

――その緊張感やプレッシャーは、試合前には解消できたのでしょうか。

「いえ、試合直前もすごく緊張しました。入場する前に『もう覚悟を決めるしかないな』と思って。いつも試合前は、結構そんな感じなんです。でも試合になれば覚悟を決めるしかないし。あとはとりあえず、勝った負けたは置いておこうと考えていますね。

もちろん勝つに越したことはないけど、まずは練習してきたことを全力で出し切る。『出し切れば自ずと価値が見えてくるんじゃないか』という考えなんですよ。それが前回の防衛戦では、良い結果に繋がったのかなと思っています」

――DEEPにとっては2022年最大のビッグイベントであり、そのメインをKOで締めました。ミスターDEEPを目指す者としての面目躍如ですね。

「あれは良かったですよ! 言い方は悪いかもしれないけど、あの日は結構テクニカルな内容の試合が多かったじゃないですか。その中で自分の試合が、一番お客さんの印象に残っていると思いましたね。会場の盛り上がりも凄かったですし。『DEEPに大原樹理あり!』というところを見せられたんじゃないかな、と思います」

――大原選手は2020年以降、蹴り上げやフットスタンプ、そしてサッカーボールキックからのKO勝ちという試合が多いです。

「サッカーボールキックは、最近ではなかなか珍しい勝ち方になっていますよね。DEEPルールだと、みんなが警戒しちゃっているから、それほど決まらなくて。石塚戦のサッカーボールキックは、考えて出したものではなかったです。気がついたらサッカーボールキックを打っていたんですよ」

――気づいたらサッカーボールキック! フットスタンプやサッカーボールキックを見ていると、あれは考えて出せるものではないなと思います。寝ている相手の顔を踏んだり蹴り上げたり……というのは、普通なら躊躇しませんか。

「アハハハ、そうですね」

――だからこそ大原選手のフットスタンプやサッカーボールキックは、普段の練習から染みついているものではないかと思っていました。

「やっぱり試合ではフィニッシュしたい気持ちが大きいですし、そのためにフットスタンプもサッカーボールキックも普段から染みつかせています。実はジムで、フットスタンプやサッカーボールキックの練習もしているんですよ」

――えっ!? それはどのような練習なのでしょうか。

「それは教えられません(笑)。普通なら危ないですけど、ウチの会長(ランボー松風KIBAマーシャルアーツ会長)のおかげです。会長なくして、僕のKO勝ちはないです」

――ユニファイドルールはサッカーボールキックやフットスタンプが禁止なので、相手がダウンするとパウンドを打つか抑え込みに行きます。DEEPルールでは、その選択肢は頭の中にないですか。

「あぁ、そうですよね。あるいは起き上がる相手を、アッパー気味のパンチで殴りに行くか。そこで抑え込むという考えは、自分の中にはないです。RIZINもそうですし、今回のBlack Combatも垂直ヒジがないだけと聞いています。サッカーボールキックやフットスタンプがあるだけで、だいぶ試合展開が変わるじゃないですか。だから次の試合に向けて、グラウンドの蹴り技も練習しています」

――やはりリングかケージか、ヒジの有無、そしてグラウンド状態で顔面への蹴りが許されているかどうかで、同じMMAでも大きく変わりますよね。

「はい。ただ、何かがダメならダメで、試合の組み立ても変えますからね。DEEPルールを軸に考えたら、どのルールもそれなりに行けると思いますよ」

<この項、続く>

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DEEP DEEP112 MMA MMAPLANET o   伊藤裕樹 佐伯繁 修斗 宇田悠斗 本田良介 福田龍彌 藤田大 藤田大和

【DEEP112】フライ級T準決勝、顔合わせ決定。本性を見せた(?)宇田悠斗は福田龍彌&伊藤裕樹✖本田良介に

【写真】自前のピンスト、スリーピースの宇田には呆然……。カフスボタンは五光になっていなかったが、成人式では白のスーツに毛皮のコートだったという…… (C)MMAPLANET

13日(金)、2月11日(土)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP112 IMPACT内で実施されるフライ級トーナメント準決勝の抽選会が、中野区中野サンプラザ15階会議場で行われた。

16人参加のトーナメントも、いよいよ大詰め。残るは伊藤裕樹、福田龍彌、本田良介、宇田悠斗という4名だ。

今回の抽選も恒例のジャンケンからスタートし、勝った者から1~4までの数字が掛かれた紙が入った封筒を選ぶことができるDEEP方式で進んだ。


結果、ジャンケンは最後でも1を引いた伊藤が、第1選択権を得て、メインとなる準決勝第2試合の赤コーナーを選ぶ。2番の本田が第1試合を選ぶと、3番手の選手が対戦カードを決める権利を有することができるが──。

果たして本田は第2試合=伊藤の横に並び、自動的にはセミファイナル第1試合は宇田✖福田に決定した。

この間、進行役を務めたDEEP佐伯繁代表が──その場にいた誰もが思っていたが、口に出せなかった一言を発する。「宇田君はチンピラみたいな恰好で」。途端に会場内に笑いが起こると本田と並んで座った宇田に対して、さらに「宇田選手は相当に危ない恰好をしていますけど、やっぱり四国の方はそういう恰好なの? どっちかというと福岡っぽいね。実際、福岡の成人式みたいな恰好で」と続けた。

今は東京在住の宇田だが佐伯代表の言葉通り、愛媛県からキャリアをスタートさせた選手で、本田は東京から福岡に戻り、福田は京都、伊藤は愛知と4選手とも地方のファイターが準決勝に残ったことを、宇田イジリで改めて認識されることとなった。

以下、準決勝の顔合わせが決まった直後の4選手のコメントだ。

宇田悠斗
「伊藤選手とやりたかったんですけど、しょうがない。福田選手、やりましょう。まぁ、決勝でやれることを望んでいるんで。お互い頑張りましょう。(CAVEの練習仲間の本田が「俺が負けるんだぁ」と突っ込む)。いや、そんなことないです。そんなことないです。両者、勝てるよう……ハイ。大丈夫です(苦笑)」

福田龍彌
「4番引いた時、宇田君とできると思っていなかったんで、僕からするとなんか嬉しい感じ。修斗時代から地方で一緒に頑張って来たんで。闘裸男で出来ていても良かったようなカードを後楽園で。でも、僕がDEEPを代表してしっかりとやっつけるんで。お願いします」

本田良介
「なんかスイマセン。宇田君と伊藤選手がやりたかったみたいで。僕、あんまり決めていなくて。ちょっと席を見たら、近いところに行こうと決めて、近いところに行きました。でもメインなんで、今までメインで戦ってエースというか、強いと言われている伊藤選手を食って。まぁ僕が一番知名度ないんですけど、ひっくり返したいと思います」

伊藤裕樹
「じゃんけんで負けて一番最後になって、くじは一番を引いたということは自分、持っているなと思って。まぁ、でも対戦相手は福田選手が宇田選手とやりたかったんですけど、神様は甘くないということで。本田選手と最高の試合ができればと思っています。僕のジンクスなんですけど、僕、結構試合をしていて──やられる相手が絶対に田んぼの田がついているんです(鮎田直人、藤田大和、福田龍彌)。福田、本田、宇田ぁ。ここで神様に挑戦状を送りたいと思って。皆さん、応援よろしくお願いします」

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Black Combat DEEP MMA MMAPLANET o YouTube ブラック 中村大介 佐伯繁 大原樹里 大島沙緒里 山本聖悟 石司晃一 赤沢幸典

【DEEP vs Black Combat】黒魔術✖腹芸。対抗戦へ、聖悟、中村、大原、赤沢&大島──DEEPは本気度100%

【写真】このメンバーだと5連勝、いや4勝1敗。あるいは3勝2敗は絶対という選考でしょう。完全に佐伯さんは勝ちに行っている(C)MMAPLANET

8日(日)に2月上旬に韓国で開催されるBlack CombatとDEEPの5✖5の対抗戦。ここに出場するDEEP勢の発表が、DEEPからあった。そのメンツが大人げないといっても過言でない本気過ぎるメンバーとなった。

その5人は以下の通りだ。

バンタム級=山本聖悟
フェザー級=中村大介
ライト級=大原樹里
無差別級=赤沢幸典
女子アトム級=大島沙緒里


現ライト級王者の大原、女子ミクロ級及びDEEP JEWELSアトム級チャンピオンの大島、さらに中村と赤沢もフェザー級とメガトン級のタイトルコンテンダーだ。

また山本も戦績的には黒星先行も、昨年8月には現暫定バンタム級チャンピオン石司晃一戦をKO勝ち寸前まで追い込み、力をつけていることを立証してみせている。さらにいえば山本は在日コリアンで、現地ではキム・ソンオの名前で戦っており、ホームを2つ持っているといっても過言でない。

言わば必勝の構えのDEEP勢に対し、ブラックコンバットがどのような陣容で来るのか。実際には既に対抗戦選抜マッチは終了しており、YouTubeでの配信をもって正式発表とここもブラックコンバット色を強く打ち出している。

もはやブラック代表の黒魔術といって良い方法論に対し、腹芸では負けない佐伯繁代表の勝負論路線──否応なしにブラックコンバット選抜チームの発表に注目が集まる。

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DEEP DEEP111 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o 佐伯繁 修斗 本田良介 松場貴志

【DEEP111】本田良介戦へ、読む者がイライラ頂点=松場貴志─02─「ラグビー部の香りが僕の鼻をかすめた」

【写真】術中にハマってはいけないが、読むほどにその時の表情を想像しイライラが頂点に達するインタビューだ (C)MMAPLANET

11日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP111 Impactでは、deepフライ級GP準々決勝が実施される。同大会で本田良介と対戦する松場貴志のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

準々決勝の対戦カードを決めるリモート抽選会では、まさかのアダルト作品タイトルを口走った松場。出場者全員が笑っているなか、佐伯繁DEEP代表が苦笑いを浮かべる場面も――。どんな質問でも、はぐらかして答えようとする松場に、少しだけMMAについて真面目に聞いてみた。その答えには、松場なりのMMA哲学があった……かもしれない。

<松場貴志インタビューPart.01はコチラから>


――抽選会では、「出会って4秒で合体」という必殺技を見せると宣言していました。

「出会って4秒で合体というのは、ジャブやローをすっ飛ばして『えっ、もうココで!?』と思う瞬間もない技です。注意しないといけないのは、自分から合体しているようで、実は合体されている……」

――……何を仰っているのですか。

「僕が思うに、メビウスの輪なんです。メビウスの輪をソッと解いて一つにしたいです」

――それはどのような試合展開になったとしても、いつの間にか松場選手が勝利しているということでしょうか。

「裏も表もない、メビウスの輪を解きたいです。そんな次第であります」

――仰っている意味が全く分かりません。そもそも「出会って4秒で合体」とは――。

「すみません、僕はそういう下世話な話が苦手です」

――自分で言い始めておいて……。松場選手のインタビューは、基本的に格闘技の話になりづらいですね。いろんな質問をはぐらかすように答えるので……。

「そうですか? あまり普段から格闘技の話をすることもなくて。詳しくもないですし」

――しかし、MMAは好きなのですか。

「もちろん好きです。MMAってやることが多すぎて飽きないじゃないですか。自由度の高い競技なので。でも言葉にするのが難しいんですよ。『感覚的な部分でココをこう』ということはできます。でも言葉で――右のヒジをこうとかって説明するのは難しいですね。だから指導者には向いていないと思います(笑)」

――いろいろとパフォーマンスもありますが、言葉よりも試合を見てほしいというタイプですか。

「いやいや、違いますね。考えているよりも僕は甘くないですよ。なかなか理解できないでしょう。自分で自分のことを、よく分かっていないだけですけど」

――では、松場選手は何のためにMMAをやっているのでしょうか。

「……それがよく分からないんですよね。その答えを探すためにMMAをやっているんじゃないでしょうか。僕はまだ旅の途中です」

――今、かっこいいことを言ってインタビューを終わらせようとしましたね。

「アハッハァ」

――ここからは次の試合についてお聞きします。対戦相手である本田選手の印象から教えてください。

「相手のことは、本当に知らなかったんですよね。それこそオーソドックスかサウスポーかも分かっていなかったぐらいなので。もともと修斗に出ていたとか」

――それも2年前のことですよ……。

「調べると、確かラグビーをやっていたそうで。学校のラグビー部って特殊な香りがしたんですよね。以前、後楽園ホールで本田選手とすれ違った時、高校の時に知ったラグビー部の香りが僕の鼻をかすめたんです」

――……そんなわけがないでしょう。本田選手に対しても、ラグビーをやっている方々にも失礼です。

「こんなことを言っていると、試合当日は鬼の形相で向かってきますかね。それはそれで面白いです」

――本田選手について、選手としての印象を教えてください。

「やっぱり組んでくるでしょうし、僕もレスリングですからね。組んで組んで、押して押して、組んで押して――みたいな試合になるんじゃないですか」

――う~ん、松場選手のほうから何か話したいことはありますか。

「えっ!? やりにくいなぁ」

――やりにくいのは、こちらです。ちゃんとした会話にならないので。

「アハッハァ! 何でしょうね。泥臭く、転がりまくりながら上がっていくのが僕のスタイルなので」

――本田選手を相手に見せたい試合も、泥臭い試合なのでしょうか。

「面白い試合を見せたいですね」

――先ほどと言っていることが違います(笑)。

「面白いといってもInterestingな試合ですよ。Funnyな試合ではなく、興味深い試合を見せたいです」

――ちょっと上手いことを言ってインタビューを終わらせようとしているようなので、最後に試合への意気込みをお願いします。

「おっ、最後によくあるやつですね。前回は試合が中止となり、応援しているファンの方たちに僕が戦っている姿をお見せできませんでした。今回は僕がメビウスの輪をほどく姿を、しっかりと目に焼きつけてください。応援よろしくお願いします!」

――えっ……最後は真面目に締めるのですか。

「何を言っているんですか。僕はいつも真面目ですよ」

■視聴方法(予定)
12月11日(日)
午後5時20分~SPWN PPV
午後5時20分~ニコニコ生放送

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DEEP K-1 MMA o ONE RIZIN YouTube キック チャンネル パンクラス ブログ プロレス 佐伯繁 修斗

【DEEP】佐伯代表 大会終了時刻問題について語る

何年もの間、私がブログやTwitterで愚痴り続けてきた格闘技イベントの終了時刻が遅い問題。ここ最近は22時近くに終了するという事もあり、「大会後に試合を肴に一杯飲む余裕を」と嘆き続けてきました。


そうしたところ、なんとアンサーが!?YouTubeの神宮寺しし丸チャンネルでDEEP佐伯繁代表との対談の中で、私のツイートを引用してコメントをくれてるじゃありませんか。。。大して話題にもなっていない個人のつぶやきに耳を傾けてくれるなんてありがたい限り。動画の中で終了時刻が遅くなり要因や後楽園ホールの裏事情など貴重なコメントがあったので要点をまとめてみました。



・後楽園ホールは土日は半日しか借りれない
・そのため15時過ぎからしか会場に入れない
・そこからケージを組み立てを始めると17時開場18時開始が限界
・土曜日の後楽園は簡単に取れない。抽選がある
・昼夜興行は1年に1回くらいしか当たらない
・DEEPも修斗も後楽園に誇りを持っている
・後楽園はああ見えて1700人くらい入る
・パンクラスはメイン終了後にネオブラをやっている
・パンクラスは結局20時までやっている。それはどうなのか?
・試合数で言ったらダントツでパンクラスが多い
・今のご時世で集客するには試合数を組むしかない
・パンクラスはスタジオコーストで試合数をガンガン組んでいた
・パンクラスはメインを先にやって、プレリムを後にやっている。それはいいのか?
・現実に6試合、7試合ではパンクラスは会場を埋められない
・18時スタートで20時に終わるなら6試合しか出来ない
・選手に試合を組んで上げられなくなる
・試合数が多いのはキックも同じ。キックで6試合とか7試合とか見た事がない
・昔のKNOCK OUTは2時間くらいで終わっていたが観客が入らなかった
・K-1は一体何試合やっているのか?20試合くらいやっている
・出来るなら短時間にしたいがどうしょうもない
・修斗は後楽園ホールの北側を潰していても集客はディファよりも多い
・後楽園ホールで4時開始したいけどそんな時間では借りれない
・後楽園を止めるという答えしかなくなってくる
・それでも後楽園ホールがいいと思っている
・14時から始まって17時で終わったら早く終わったと感じる。それは感覚の問題
・短縮できる取り組みはやっている
・煽りVも昔に比べて少なくしている
・短縮できるのであればもっと試合数を組みたい
・後楽園くらいのキャパで1日借りれるところがあればいい

後楽園ルール、後楽園ホールの仕様の中で悪戦苦闘しながら、やるべき事はやるという佐伯代表の想いとアクションはひしひしと伝わってきました。そんな状況にも関わらず、ぶしつけなツイートをしてしまい、申し訳ありませんでした。

でも、せっかくなので、ぶしつけついでにもう1つだけいいでしょうか。端々にパンクラスもキックもK-1も試合数は多いからしょうがない。そういう趣旨のコメントがどうしても気になりました。他もそうだから私もそうする。そこで思考と行動を止めていたら、1つの業界、1つのジャンルとして、これ以上発展しないのではないかと。そこはぜひもう一歩踏み込んでもらいたいというのが外野のファンの願いです。

さらに佐伯代表は「14時から始まって17時で終わったら早く終わったと感じるがそれは感覚の問題」と語っていました。でも、これは決して「感覚」の問題ではないと思っています。もし17時で大会が終わったら、それからゆっくり食事も出来るし、飲みながら試合を肴に語り合う事だって出来る。そして地方から観戦に来た観客は余裕を持って帰宅する事だって出来る。この状況を「感覚」の一言で片付ける事は出来ません。これこそがファンが生まれ、熱気が醸成される土壌だと思っています。

その上で「後楽園くらいのキャパで1日借りれるところがあればいい」というコメントが、問題の本質ではないでしょうか。そんな会場なかなか無いというのが現実だとしたら、いっその事、MMA、キック、プロレス、垣根を超えて、格闘技業界全体で、そういう「場」「会場」を作るというのはいかがでしょうか。無責任なファンの戯言で申し訳ない限りですが、かつて日本初の格闘技専用アリーナとして多くの大会を開催してきたディファ有明を再現するイメージです。後楽園ホールの一極集中を解消できるし、今まで以上に観客と選手に重点を置いた大会が開催出来るようになる。そうなればこれ以上ありがたい事はありません。

1つの大会、1つの団体で負担するのは無理だとしても、業界全体でアクションを取る事が出来たら。。。大きなうねりや変化を起こす事が出来るのはないかと。RIZINが音頭を取ってもよし、ONEが旗振り役をやるもよし。もっと大きな枠の中で業界全体が発展して、1人でも多くのファンが増え、格闘家の待遇が良くなってくれたら。。。そうしみじみ思っています。勝手な妄想ですみません。引き続き電波と充電と私の熱量が続く限り会場から速報します!
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Black Combat DEEP K-MMA MMA MMAPLANET o ROAD FC YouTube ゴッドファーザーブラック 佐伯繁 海外

【DEEP&Black Combat】佐伯代表がメディアにBlack Comatとの対抗戦に初コメ。Black Combatって??

【写真】メディアの前で初めてブラックコンバットに関して発言を行った佐伯代表 (C)MMAPLANET

23日(水・祝)に東京都港区のニューピアホールで開催されたDEEP JEWESL39終了後の囲み取材で、佐伯繁代表がメディアの前で初めてBlack Combatについて言及した。

ブラックコンバットとは現在YouTube上で代表同士が挑発しあい、DEEPと対抗戦の機運が高まっている韓国の新興MMAプロモーションだ。


同プロモーションとのやりとりについて尋ねられると「表立ってやるほど決まってないから」と開口一番に佐伯代表は予防線を張る一方で、「真面目な話、条件が合えば本当にやるぞという話をしている」と言葉を続けた。

このブラックコンバット、僅か3度の本大会と3大会のチャンピオンズリーグ(CL)という名の人材育成的な大会を開いただけの新興プロモーションでありながら、K-MMA界の席巻しつつあるという声が一部から聞かれている。

とはいえ、まだまだ日本ではその実状は伝わってきておらず、団体の代表がゴッドファーザーブラックを名乗るファイター兼務の人物で、同団体のアマMMAフェザー級チャンピオンでもある。

(C)BLACK COMBAT

このゴッドファーザーブラックは元々映画など映像関係に関わっていた人物という話で、とにかく映像でのマーケティング開拓に秀でており、ジェネラルなファンに訴えかける手腕が際立っている。

ナンバーシリーズは韓国の初の総合リゾートといわれるインチョン・パラダイスシティで行い、CLはソウルとインチョンの間にあるプチョンの自前のジムで開いたブラックコンバットには戦績の少ない選手が、煽り映像で盛り上げて戦うという評判があるのも確かだ。その一方で10月22日の第3回大会ではRoad FCでミドル級王座に挑戦したこともあるベテランのヤン・ヘジュンが、これもRoad FCで活躍してきたチェ・ウォンウンを破りヘビー級王座に就き、CLの第3回大会ではMMA ストーリーとSAABI MMAという名門ジムの対抗戦を実施した。

ヘビー級チャンピオンになったヤンが所属するチームPOSSE、この他チームMADやエクストリーム・コンバットという本格派が、ブラックコンバットに参戦するようになってきている。

国内でROAD FC、もしくは海外にステップアップするためのフィーダーショーという2つの流れがあるK-MMA界にあって、その両者がブラックコンバットに集いつつある現状を踏まええても、DEEPとの対抗戦と共にブラックコンバットというプロモーションは要注目が必要だ。

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DEEP DEEP109 DEEPフライ級GP MMA MMAPLANET o RIZIN RYO パンクラス 五明宏人 今成正和 伊藤裕樹 住村竜市朗 佐伯繁 原虎徹 安谷屋智弘 小川徹 山本歩夢 山本聖悟 本田良介 杉山廣平 渋谷カズキ 石司晃一 誠悟 越智晴雄

【DEEP109】越智晴雄とのフライ級GP1回戦に臨む本田良介ー01ー「なりふり構っていられない」

【写真】口ベタな一面はあるものの、そのぶん自分の意志がしっかりと伝わってくる本田だ(C)SHOJIRO KAMEIKE

21日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP109で、DEEPフライ級GP1回戦として本田良介が越智晴雄と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

7月10日の杉山廣平戦で判定負けを喫した直後、佐伯繁DEEP代表から、敗れた本田もGP出場が確定というコメントがあった。それを受けて6日後の抽選会に参加した本田は最後に残った形で、かつてチームメイトであった越智との対戦が決定している。そんな本田に、杉山戦とGP抽選会について聞いた。


――本田選手は7月16日のDEEPフライ級GP1回戦抽選会の直前、10日に杉山選手と対戦しています。その段階でフライ級GPの話は聞いていたのでしょうか。

「はい、試合の前に聞いていました。GPに出そうかなぁ、ぐらいのレベルで。16日に抽選会があると言われたのは、試合直後だと思います。だから試合が終わって一度、福岡に帰ってから、その週にもう一度東京に行きました」

――なるほど。それ以前からDEEPフライ級GPに関しては、開催のお話が出ていました。杉山戦の前から、GPには出場したいと思っていましたか。

「オファーがあれば、なりふり構っていられない、というのが正直な気持ちですね。GPに限らず、呼ばれるのであれば出るという意識でいます」

――抽選会に呼ばれた時点では、他のGP出場メンバーについて知らされていなかったのでしょうか。

「そうですね。というか、僕自身があまり考えていなかったんですけど(苦笑)。DEEPに出ている選手はGPに出る、それ以外のプロモーションからも出るよ、っていうぐらいは聞いていました。RIZINやDEEPに出ているフライ級ファイター、あとチャンピオンやタイトルマッチ経験者が出るだろう、とか」

――では出場が確定したメンバーを知ったのは、抽選会の時だったのですね。他の選手も同じようですが。

「みんな予想はしていたと思うんですけど、抽選会場に着いてから出場メンバーを見て、『おぉ~』と思いました(笑)。反対に、僕が出るのを知って『なぜ?』と思った人もいるかもしれないですけど」

――その気持ちは、直前の試合で杉山選手に敗れていることも関係していますか。

「それもありますし、僕はタイトルマッチも経験していなくて、トップ選手に勝っているわけでもないので……」

――杉山戦が組まれた時点で、この試合がGP出場者決定戦のような意識はありましたか。

「そういう意識はなかったですね。前の試合で負けたあとにGPのオファーが来ても、GPというより試合のオファーが来たのか、と。自分の中では、そんなに深く考えていなかったです。すみません(苦笑)」

――いえいえ、我々としては試合が組まれた意味を一つひとつ考える職業なので、その深読みがファイターの意識と異なっているのも面白いです。

「一戦一戦に集中する、もともと僕がそういうタイプなんだろうなと思います。どんな試合であれ、勝たないと次はない。だから勝つしかない。そういう気持ちで杉山戦に挑んでいました」

――すると敗戦直後は……。

「まず悔しかったです。次のこととか考えずに、とにかく悔しい。次がどうなるか分からないけど、練習するしかない。真っ先に浮かんだ感情は、それでした」

――……。

「杉山戦に関してポイントほどの差はなかった、ってよく言われるんですよ。でもそれはポイントが出た結果論であって、100パーセント僕の勝ちはなかったです。どれだけ競った試合をしても、どれだけ良い試合をしても、勝敗が全てですから。ポイントほど……って言われるのは嬉しいですけど、試合をした本人からすれば勝たないと意味はないので」

――では、敗因はどこにあると思っていますか。

「ちょっと見すぎましたね。相手に付き合いすぎました。もともとガンガン行くタイプだと自分では思っているんですけど、あの試合では少し離れて淡々と、巧くやろうかなと思ってしまったというか。

杉山選手はバランスが良い、オールラウンダーです。自分がミスをしたら、そこで押し込まれるだろうなと思っていました。一番大きいのは、一発もらってしまって、僕がその印象を上回ることができなかったことですね」

――一発もらったというのは、1Rに右ショートでダウンを喫したことですね。

「はい。ダウンしてからバックを奪われた流れは、大きかったです」

――その杉山戦直後、抽選会場に着いて出場メンバーを見た時の印象を教えてください。

「……こんにちは、っていう(笑)」

――えぇっ!?

「いやいや、まだ誰と対戦するかも決まっていなかったじゃないですか(苦笑)。国内のトップ選手が集まると聞いていたので、緊張していました。やっぱり小川選手を見た時は、パンクラスの元チャンピオンも出るのかぁ、って驚きましたね」

――そこで誰と戦いたいか、抽選で誰を選ぶかということは考えたのでしょうか。

「そこは……前回の試合のことを引きづっているわけじゃないけど、負けている自分が相手を選ぶことは考えていなかったです。そこで誰とやりたいとか考えて『こうなれ、こうなれ』と思って見ているほうが疲れるじゃないですか。しかも、自分が思ったとおりにはならないし(笑)」

――アハハハ、確かにそうですね。

「だったら、誰とでも戦うっていう気持ちでいたほうが良いです。格闘技をやっていても思うのは、みんな強い。誰と対戦したいというよりも、目の前にいる相手を倒す。そういうイメージで格闘技をやらせてもらっています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
8月21日(日)
午後5時40分~SPWN PPV
午後5時40分~ニコニコ生放送PPV

■ DEEP109対戦カード

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
原虎徹(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
安谷屋智弘(日本)
小川徹(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
本田良介(日本)
越智晴雄(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
渋谷カズキ(日本)
ビョン・ジェウン(韓国)

<フェザー級/5分3R>
今成正和(日本)
芦田崇宏(日本)

<ウェルター級/5分3R>
住村竜市朗(日本)
鈴木槙吾(日本)

<バンタム級/5分3R>
石司晃一 (日本)
山本聖悟(日本)

<メガトン級/5分2R>
誠悟(日本)
トーマス(米国)

<フェザー級/5分2R>
高野優樹(日本)
山本歩夢(日本)

<ストロー級/5分2R>
林豊(日本)
中村真人(日本)

<フェザー級/5分2R>
五明宏人(日本)
ゲオ・レバナ(コンゴ)

<バンタム級/5分2R>
KENTA(日本)
岩見凌(日本)

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【DEEP】フライ級GPに小川徹参戦!1回戦対戦カード決定!


RIZINでやらなきゃDEEPがやる。そんな佐伯繁代表の心意気で動き出したDEEPフライ級GP。その出場選手及び1回戦の組み合わせが抽選の末に決定しました。

8月21日の後楽園ホール大会、9月11日のニューピアホール大会で1回戦各4試合を実施。11月の後楽園大会、12月のニューピア大会で2回戦。来年2月に準決勝、4月に決勝という長丁場。冠スポンサーの宗明建設から優勝者には賞金300万円が贈呈されるとの事。

神龍誠、藤田大和という現在進行形の王者経験者の欠場。残念ではありますが、8ヶ月も拘束されるとUFCやRIZINへの出場にも影響するわけで致し方なしでしょう。

そんな中、サプライズだったのはパンクラスを主戦場にしている小川徹(TRIBE TOKYO MMA)の参戦。王者経験者にしてフライ級ランキング2位につけている正真正銘の実力者です。おまけに佐伯代表と和解した長南亮が代表を務めるTRIBE TOKYO MMA所属というのも因縁めいていて面白いじゃありませんか。そんな小川も含めた1回戦の対戦カードは次の通りです。


【8月21日 後楽園ホール】
渋谷カズキ(高本道場)

ビョン・ジェウン(フリー)

安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)

小川徹(TRIBE TOKYO MMA)

本田良介(CAVE)

越智晴雄(パラエストラ愛媛)

伊藤裕樹(ネックスイチムエ)

原虎徹(CAVE)


【9月11日 ニューピアホール】
福田龍彌(MIBURO)

杉山廣平(SPLASH)

駒杵嵩大(FIGHT BASE都立大)

松場貴志(パラエストラ加古川)

村元友太郎(ALIVE)

風我(フリー)

島袋チカラ(CORE)

調整中


福田、伊藤、松場、村元らRIZIN参戦経験者とパンクラスからの刺客・小川がトーナメントの軸になりそう。ここからキラリと光るニューフェイスの台頭なるか。そういう点で見ると非常に興味深いトーナメント。誰が抜け出してくるのか注目です。
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【DEEP】フライ級GP抽選会。隠し玉は前KOP小川徹。福田✖杉山が潰し合い、越智✖本田の盟友対決も

【写真】8カ月の長丁場、日本のフライ級はDEEPが中心の回るようになる──のか (C)MMAPLANET

16日(土)、東京都中野区の中野サンプラザ15階スカイルームにてDEEPフライ級GPの1回戦対戦カード決定抽選会が行われ、本日18日(月)よりDEEP公式YouTubeチャンネルで公開されている。

まず出場16人中、15人が決定し残りの1人はXとされるGP出場選手=抽選会参加者は以下の通りだ。

安谷屋智弘
伊藤裕樹
小川徹
越智晴雄
駒杵嵩大
渋谷カズキ
島袋チカラ
杉山廣平
原虎徹
風我
福田龍彌
本田良介
ビョン・ジェウン
松場貴志
村元友太郎

そう今回のGPの隠し玉=他団体のタイトル戦経験者とは元フライ級KOP小川徹だった。かつてJ-MMA界の親子関係と称されたながら、近年は人間関係がこじれてしまっていた佐伯繁代表と長南亮氏の雪解け──愛弟子のGP出場は嬉しい限り。そして「ウチは出たいという選手の意志を尊重する」という長南氏の言葉が実証されたことになる。

RIZINとの兼ね合いで出場を控える可能性もあると見られていた伊藤と村元が揃ってトーナメントに参加するのは朗報だ。その一方で5月の王座統一戦で敗れた藤田大和と柴田モンキー有哉は負傷を理由に参加しないことが佐伯代表から説明された。


何れにせよ実力者が揃ったGPは既報の通り、全試合が5分✖3R制となり、8月21日の後楽園ホール大会で4試合、9月11日のニューピア・ホール大会で4試合が組まれる。

再度抽選で顔合わせが決まる準々決勝は11月の後楽園(場合によっては12月のニューピアと振り分け)、準決勝は来年2月、4月に予定される決勝戦は「神龍誠選手がUFCにステップアップし、タイトル返上となればタイトル戦の可能性もある」(佐伯代表)とのこと。またGPウィナーには賞金300万円が宗明建設より贈られる。

今回の抽選は安谷屋、松場、ビョンがリモート参加で、まずは佐伯代表と全選手がDEEP抽選会名物のじゃんけんを行い、勝った選手、あいこの選手、負けた選手同士が改めてジャンケン。

勝った順からトーメント枠を選択する権利を持つ番号の書かれた封筒を選ぶ──という手法が取られた。

結果、1番を当てた島袋は9月枠、しかもXの相手を選択する。続いて福田龍彌から駒杵、風我と9月大会を選んだ。ここで5番目の村元が風我を選び、対戦が成立する。

6番目の伊藤は8月枠を選んだが、7番=リモート参加の松場がまた面倒くさいことを言いだし、動画の枠を稼ぐという手段に出る。「駒杵選手とやりたいのですが、オーソですか、サウスポーですか?」とZOOMで尋ねる松場に対し、駒杵は素直に「オーソです」と答え、駒杵✖松場田決定した。

抽選会場に緊張感が走ったのが、8番手・杉山が福田の隣を選んだ瞬間だった。

ここに1回戦の目玉カードが生まれた。9番の渋谷は8月枠、直後のビョンはその渋谷との戦いを望み、11番の原は伊藤の対戦相手を自らの意志で買って出た。

残るは8月大会の2試合のみ──抽選会場にいたCAVEの遠藤マネージャーの顔がこわばる。というのも残る4選手のうち、越智と本田は所属こそパラエストラ愛媛と元CAVEで現フリーであっても、チームCAVEといえる練習仲間だ。

そして12番の安谷屋が残るC対D、E対Fの枠でCをチョイする。続いて13番を引いた小川が、その横のDに収まった。

結果、14番の本田と15番の越智には選択権はなく──両者の1回戦が決まり、非常に重い空気に。

この両者、待ち合わせをするわけでもなく抽選開始前に中野でばったり顔を合わせ、そのまま会場にやってきたそうで「あの時から、そんなこともあるかもという気がした」と越智と本田は抽選会を振り返った。

一方、小川は練習仲間対決に関して全く意識しておらず、永遠のTRIBE TOKYO MMAのチームメイトである故・秋葉尉頼さんの最後の相手が安谷屋だったため、対戦を望んだとのことだった。

気になるXは、交渉中で2~3週間で決まるとのこと。

トーナメントの盛り上がりを考えると同時に、ファイターとして強さを追求する姿勢を求めるという側面からも、団体間の関係もあるだろうが──Xには竿本樹生、宇田悠斗、伊藤盛一郎の何れかに名乗りを挙げてほしいところだ。が、果たして……正式発表を待ちたい。

■DEEPフライ級GP1回戦対戦カード

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
渋谷カズキ(日本)
ビョン・ジェウン(韓国)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
安谷屋智弘(日本)
小川徹(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
本田良介(日本)
越智晴雄(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
伊藤裕樹(日本)
原虎徹(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
福田龍彌(日本)
杉山廣平(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
駒杵嵩大(日本)
松場貴志(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
村元友太郎(日本)
風我(日本)

<DEEPフライ級GP1回戦/5分3R>
島袋チカラ(日本)
X(──)

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【DEEP108】佐伯繁代表インタビュー最終回「北岡悟✖上迫博仁は、人間味のある試合になる」

【写真】1分けを挟み6試合、勝ち星のない北岡の現状を鑑みた上でのセミファイナル出場。これも佐伯イズム(C)MMAPLANET

10日(日)、東京都文京区のTDCホールでDEEP108を主宰する佐伯繁代表インタビュー最終回。

勝負論だらけのラインナップにあって、密かな話題を呼ぶ中村大介✖ユータ&ロック戦。それでも大会のヘッドラインはDEEPライト級選手権試合であり、セミファイナルは北岡悟✖上迫博仁のライト級戦が組まれた。

この2つのカードへの想いが、佐伯イズムの表れだ。

<佐伯繁インタビューPart.02はコチラから>


──ユータ&ロック✖中村大介戦、佐伯さんの話を伺っているとさらに期待度が上がります。

「いや、でもね……この試合、発表すると意外と反応が良かったです(笑)」

──意外と(笑)。

「だから時代背景とタイミングが合致したんだと思うんですよね。ユータ&ロックがバズっています(笑)」

──一時期のフェザー級の盛り上がりがあり、やや出尽くした感があるなかで最強幻想が現れたと。

「本当にそうですね。ただ、今大会はその上に2つありますからね」

──北岡悟選手と上迫博仁選手の後がない対決がセミです。

「ここは正直、悩みました。この位置で戦う理由は、2人とも元チャンピオンだからです。結局、現役のチャンピオンもそうだしベルトを巻いたことがある選手の試合は上位にきます。そこでいえば大原樹理選手と石塚雄馬選手のタイトル戦がメインでは、弱いという指摘も受けました。注目されやすいのはユータ&ロック✖中村大介かも知れない。

ホントにメインが終わったあとの会場の雰囲気が、大会の評価になりますし。そういうなかで北岡選手と上迫選手の試合は、ここかなと。厳しい状態に2人ともあります。だからこそ、あえてセミで組んだというのもあります。この試合はどちらが勝っても、最後は人間味が出るような試合になるんじゃないかと思って」

──そして、注目はより北岡選手に集まると思います。今の北岡選手が、どこまで戦えるのかと。

「そこ関しては、北岡選手の方からかなり早い段階で7月に試合がしたいという風に言っていたのですが、対戦相手はタイミング的に上迫選手が浮上したということですね。正直に言って、上迫選手は手強いです。今の北岡選手と上迫選手が戦うという試合については、僕も色々と考えました。

そういう空気に反応するのが、何よりも北岡選手ですよね。だから、他に候補もいたなかで一番手強い選手と戦いたいという気持ちを持っているのが北岡悟なんだなって。一番危険な相手と戦いたいと……」

──北岡選手らしいですが、やはり名前のある選手がキャリアの終盤でどういう風な相手とどうのように戦うのか。ファンも色々な感情があって、とにかく見るんだ──という風になるのでしょうね。

「実際、そういうことだから他の選手だって提案しましたよ。で、結果としてこうなりました。今日ぐらいに煽りVが挙がってくるはずですが、ほとんど何も話さないです」

──それは自分たちも経験上分かります。だからもう、試合を見るしかない。そういう報じ方もあるかと……逃げかもしれないですが。

「分かります。うん、それは分かります。だからこそ、分かりやすいVになったと思います。ただ上迫選手も結構、切羽詰まっていますよ。それがVTRで口にしている『ギリギリでも、判定でも何でも良いから勝ちたい』という言葉に表れています。お互いそうだと思いますが、北岡選手にとって欠点の無いタイプの上迫選手との試合は厳しいモノになるでしょうね」

──押忍。そしてメインです。大原選手は今も試合をどんどんしたいということなのでしょうか。

「ハイ。でもRIZINで負けていなくて、これもタイミングが合わないという部分はどうしても出てきてしまっていました。でも、大原選手は常に試合をやりたいんですよ。減量がそれほどないから、いくらでも戦いたいタイプで。

今、DEEPで試合をするとなると川名TENCHO雄生選手にも勝って連勝中の石塚選手の挑戦を正規王者として迎え撃つ……変わり種で相手を持って来ることもできたのですが、しっかりと勝って上がってきた石塚選手とタイトルマッチで戦うのが一番良い形と思って、話をさせてもらいました」

──RIZINで活躍しても、大原選手はそのスタンスを持ち続けているのですね。

「いやぁ、余りにもその気持ちが強いから、『少しは休んで』って言っちゃいますよ(笑)。チャンピオンだし、どの相手とも戦えるわけじゃないです。だから、なかなか簡単じゃないんですよ(苦笑)。どんどん試合をしたいと言ってくれても。

それに前回のアキラ戦があったように、やっぱり大原選手は勝ち方が問われる。石塚選手はようやく手に入れたチャンス。きっと最後のチャンスだと思っているはずです。修斗の前世界王者の川名選手を初めてスタンドでKOしたわけですし、挑戦者に相応しい。しっかりとしたメインイベントになるのかな──と僕は思っています」

──最終的に結果を残してきた人が、収まるところに収まっている佐伯イズムです。

「好みで試合は組めないですから。正直、なかなか大変な選手もいますよ。だからって試合を組まないという選択はないです。それはない。必要な選手には試合をしてもらいたいですからね。そこは間違いなく、向き合ってくれる選手とは僕はやっていきます。

そうでないと、嫌いじゃないけど変わり者のDJ.taikiと向き合っていないでしょ(笑)。

好き嫌いだけでマッチメイクはできない。これまでの実績や貢献も考慮しますし、同時にここから上がっていこうという選手たちには、戦う必要がある相手との試合は避けられないとは伝えたいです。

だから前の試合で負けている選手がタイトルマッチとか、そういう風にはいかないですよ。正直、RIZINに出たことで勘違いしちゃう選手もいます。でも、ちゃんと地に足をつけて……RIZINから望まれる選手になってほしい。そういうことを、凄く感じる近頃です」

■視聴方法(予定)
7月10日(日)
午後2時30分~SPWN PPV
午後2時30分~ニコニコ生放送

■ DEEP108対戦カード

<DEEPライト級選手権試合/5分3R>
[王者] 大原樹理(日本)
[挑戦者] 石塚雄馬(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
上迫博仁(日本)

<フェザー級/5分3R>
中村大介(日本)
ユータ&ロック(日本)

<バンタム級/5分2R>
渡部修斗(日本)
内山拓真(日本)

<フライ級/5分2R>
本田良介(日本)
杉山廣平(日本)

<女子ストロー級/5分2R>
ケイト・ロータス(日本)
ARAMI(日本)

<メガトン級/5分2R>
赤沢幸典(日本)
アンディコング(日本)

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
海飛(日本)

<フライ級/5分2R>
原虎徹(日本)
風我(日本)

<バンタム級/5分2R>
山本有人(日本)
濱口奏琉(日本)

<ライト級/5分2R>
泉武志(日本)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分2R>
劉獅(日本)
鷹辰(日本)

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