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DEEP Interview J-CAGE Special ブログ 佐伯繁

【Special】WithコロナのJ-MMA─01─佐伯繁DEEP代表に訊く<後編>「ここに感染者がいるという気持ち」

【写真】DEEP97の計量後も予防対策について、選手に注意点を挙げて説明し、注意喚起を促していた(C)MMAPLANET

COVID19のパンデミック、地球はニューノーマルの時代を迎えた。日本でも4月と5月の緊急事態宣言を経て、6月から経済活動が再開も、事態が終息することはない。

それでもJ-MMA界はどのスポーツと比較しても、活動を持続し──正解がないなかで予防対策を各々が施してイベントを開催してきた。

今回はDEEP佐伯繁代表のコロナと共生するインタビュー、後編をお届けする。

<佐伯繁代表インタビューPart.01はコチラから>


──そして、どこまでの関わりのある人の検査を実施するのかという部分でも関係してきます。

「レフェリーとジャッジの検査は前日の人間もいれば、当日と人もいます。で、そこで陽性者が出ると外れてもらう。もちろん、濃厚接触者が出る以前にチェックをします。でも、そこでレフェリーやジャッジに複数の陽性者がいると、陰性の人だけで回せるのかという問題もあります。

そういうことまで考える必要になってきて。それは何も競技運営陣だけでなく、スタッフも同じですよね。興行という回さないといけないモノに関わっていると、当日検査のリスクもあります」

──ハイ。野球、サッカー、プロレス、全員が全員、当日に検査をしているわけでもないしですし。おのずと限界もあります。

「その通りなんです。実際に人数を減らしてお客さんにきてもらっている。ならお客さんの検査をするるのか、と。そこを検査しないと、絶対はないですから」

──それはもう、不可能といって良いかと。

「ハイ。これはね、選手、関係者、メディア、お客さん、皆が『ここに感染者がいる』という気持ちでソーシャルディスタンスを取り、手指消毒を徹底し、マクスを外さない。手を口、鼻、目に持っていかない。そういうことを徹底するしかないんです。トイレや控室も、そうです。

実際、会場からも厳しく指導が入りますからね。設営の子が暑くてマスクを外す。これだけで注意されます。だからセコンドでマウスを外したり、客席にいる選手が大声で指示を出すなどは、もうご法度なんですよ」

──その通りですね。そこが個人の自覚という部分で。

「もう選手の会場入りから、全て密にならないよう気を使う必要があるんです。抗体検査、抗原検査、PCR、実施日、色々とできることは違いますが、やって意味がないことはないです。その時点でも、無症状の感染者を見つけることに通じますし。

だから格闘技大会を開くうえで、僕らも抗体検査をして陽性になった人がPCR検査を受けるということはやらないといけないと思っています。専門家は10日に1度PCR検査をすべきだと言いますけど、そんなことは今の日本では無理です。

それでも社会活動を再開したのだから、格闘技イベントを開くには抗体検査を複数回し、誤陰性や誤陽性があったとしても、回を重ねること。そうやって誤差を減らしていく。今では抗体キットもありますし、最低限のこととして大会を続けることで抗体はやっていく。でも、それで防げるのかといえば、確率を下げるだけです。

マスクを会場で絶対にする。飛沫を飛ばさないことがどれだけ大切かということです」

──飲食店でお客さんに抗体検査を──とまでは言わずとも、従業員に抗体検査をしているところがどれだけあるのか。じゃぁメディアは取材をするのに、何かしらの検査を受けているのか。そういうことになります、今の社会活動は。

「もう格闘技のジムも、フィットネスジムも開いているわけですしね。お金があれば隔離をして、大会が終わってから検査をすれば、そこから感染者が出たとしても拡大は防ぐことができます。でも……」

──誰がそこまでできるのか、ということですね。

「そうなんです。お客さんを入れる時点で、もう感染リスクは高まるわけです。中止という事態を起こさない。感染者を出さない。出た時は拡大を防ぐ。それだけの準備をしていないといけなくて。でも絶対はない。ここに感染者はいる。そこをね、頭の片隅をおく。ましてや自分が陽性かもしれないわけです。答えはないですけど、お客さんが入っているという事実を考えて予防対策をするしかない。

そうやっている間にPCR検査の身近になるのか、ワクチンが開発されるのか。そこまで、ベストを尽くすしかないんです。状況は1カ月ごと変わりますしね、計量、試合数、スタッフの数から気を引き締めてやる必要があります。

と同時に選手も、もう少し新型コロナウィルスに関しては勉強してほしいですね、ここは」

──選手に限らず、イィ年をして抗原をPCRと勘違いしている現場の人間もいました。

「いや、抗体検査をPCRと書くマスコミもいましたからね。もっと勉強してほしいです。そして予防対策をすることは当然で、それでも今、会場内に感染者はいるという気持ちで、緩めてはいけないということなんです。

これは一つ一つの団体の問題じゃない。だから、何かあったことは真実を伝えてもらって、共通認識にしていきたい。そいう気持ちもあります……本音を言えば、ですね」

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DEEP99 Interview J-CAGE ブログ 佐伯繁 元谷友貴 米山千隼

【DEEP99】佐伯繁代表が元谷✖米山について、熱い激。「出るだけじゃない。勝てる選手が出てこないと」

【写真】DEEP97終了後のDEEP99のメイン=元谷✖米山について佐伯代表も熱く語った (C)MMAPLANET

11月1日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催されるダブルヘッダー=DEEP98&DEEP99。夜の部=DEEP99で元谷貴友✖米山千隼というカードが組まれた。

バンタム級でRIZINレギュラー及びトップを目指す元谷に、UFCしか眼にない米山が挑む一戦。大注目のカードの顔合わせの実現に関して、20日のDEEP97終了後の会見で佐伯繁代表が期待の高さを言葉にした。


──11月1日のDEEP99の元谷貴友✖米山千隼戦、このタイミングでこの試合がDEEPで組まれるのかという顔合わせです。

「そうですね!! (※米山のマネージャーのヒラタ)シュウさんが暴露していましたけど、もともと年末に(井上)直樹✖元谷のカードが良いんじゃないですかという話をしていて。僕からすると直樹もUFCに出るまで、それからRIZINとの間もずっとDEEPでやってきたので、ウチ同士で大晦日に試合ができれば凄く良い話だと思うんですね、実際。

でも米山と元谷ということで、シュウさんに話をしたんですよ。そうしたら微妙な感じで……直樹にも悪いしという感じだったんですよね。でも、『ぜひ、やらせてください』と返答が来て。最初はそういう感じだったから、元谷の相手がいないなぁと悩んでいたんです。

昇侍かなぁって思っていたら、(朝倉)海戦が決まって。でも本当に強い2人の対戦ですし、簡単な試合ではないです。盛り上げて欲しいです」

──米山選手はUFCで戦いたいと断言しているので、複数回の契約のないところで最高の相手と戦おうという選手だと思います。そういう選手に元谷選手をぶつけるのは、佐伯さんのビジネスとして良策なのでしょうか。

「僕は米山君がUFCに行きたいと言っているなら、それで良いと思っています。勿論、ウチはRIZINに近い存在というのはあります。でも選手が決めることなので。それに対して、どういう条件を出していけるかということで。

ストロー級王者の川原(波輝)君もONEに行きたいと言っています。僕はそれが悪いこととは思わない。RIZINでなくて、そういう選択があるということは。あの階級は世界がないので。そしてRIZINがファイトマネーを積んでも口説きたい選手になる。そういう選手が集まって来るから、面白くなるんです」

──受ける元谷選手については、どのように思われますか。DEEP、修斗、パンクラスという場で下からの突き上げを食うカードを好む選手は少ないです。それならRIZINで、という空気はあります。

「そうですね。一度、難しいかもという時に元谷君も『じゃあ、どうすれば良いですか?』と逆に尋ねてきた感じだったので。でも、ここをクリアできなければRIZINで勝てないです。厳しい言い方すると。

皆、勘違いしているのはUFCもRIZINも出るのが目的でなく、そこで勝つことを目的にしないと。1回だけ出る。それが目標じゃなくて、あそこで勝とうとしないと。そんなもん、PRIDE武士道の時代から、何人を送り込んですぐに帰って来たか。おいおいおい、ですよ。

僕のベストはメジャーにいてもらって年に1回、安いお金で帰ってくることですよ。それが『もう、帰って来たの?』って(笑)。だから元谷君も11月1日に出て、大晦日というのは凄くタイミングが良いです。そういう時に上手くウチを嵌めてくれれば、相乗効果になります。そりゃあ大きな賭けですけどね。

でもファイターとして強いヤツとやって……正直、RIZINで生き残ってレギュラーでやっていくって相当大変ですもん。UFCもそうです。出るだけじゃないです。あそこで勝てる。そういう選手が出てこないといけない。

そうじゃないですか!! そこを今、日本人しか出場できないからタイミング的に出られたりするけど……大人の事情で色々とありますよ。あるけど、やっぱり──あそこで勝てるファイターに出て欲しいですね。そうです、以上です」

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DEEP Interview J-CAGE Special The Fight Must Go On チェ・ドゥホ ブログ 佐伯繁 昇侍

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─07─

【写真】現時点で最後の日本での試合。チェ・ドゥホはこの後、UFCでカブ・スワンソン、ジェレミー・スティーブンスとえげつない殴り合いをオクタゴンで魅せている(C)DEEP

全国的に緊急事態宣言が解除され、格闘技ジムの活動再開も伝わってくるなか──それでもMMA大会は中止及び延期が続いています。それでもUFCの活動再開や、国内でも無観客大会が開かれつつあるなか、引き続きThe Fight Must Go Onということで、第43弾はMust Watch!! このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画だが、「5試合にしぼり切れないんだよぉ」ということで、今回は第七弾(最終回)へ。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」ながら、「どうしても絞り切れない」と選んだ最後の試合は2013年6月15日に行われたチェ・ドゥホ✖昇侍の日韓対決だ。

DEEPで5連勝中、キャリア11戦で日本での試合が10試合。日本のMMA界で育ったといっても過言でないチェ・ドゥホが、UFCに巣立つ前に戦った国内最後の一戦はDEEPにとって特別な大会のメインだった。

佐伯繁のMust Watch 07、チェ・ドゥホ✖昇侍の選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「後楽園で初めてケージでやって、その時のメインでした。チェ・ドゥホが快進撃を続けていて、1枚目のポスターはチェ・ドゥホのピンだったんです。外国人選手がピンのポスターは、あれ以外はないですね。赤コーナーのチェ・ドゥホは外国人でもエース的な期待感がありましたね。

試合内容的にも20数年やってきて、トップクラスの戦いでした。昇侍が本当に頑張って、蹴り上げのダウンから立ち上がって殴り合ってね。初の後楽園のケージで熱があって、昇侍も言い方は悪いけど予想を上回る力を出していました。チェ・ドゥホが危ないシーンもあった。そして外国人の彼が勝っても、お客さんは凄く歓声を送ってくれた。色々な想いが記憶に残っている試合ですね」

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DEEP Special The Fight Must Go On ビョン・ジェウン ブログ 佐伯繁 元谷友貴

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─06─

【写真】この話を聞くと、ビョン・ジェウンの試合が見たくてしょうがなくなる (C)DEEP

全国的に緊急事態宣言が解除され、格闘技ジムの活動再開も伝わってくるなか──それでもMMA大会は中止及び延期が続いています。それでもUFCの活動再開や、国内でも無観客大会が開かれつつあるなか、引き続きThe Fight Must Go Onということで、第42弾はMust Watch!! このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画だが、「5試合にしぼり切れないんだよう」ということで、今回は第六弾へ。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」ながら、6試合目は2018年2月24日に行われた元谷友貴✖ビョン・ジェウンの日韓対決だ。

このセレクトは意外にも、佐伯代表のビョン・ジェウンへの想いが詰まった選択理由があった、

佐伯繁のMust Watch 06、元谷✖ビョン・ジェウンの選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「俺ね、試合だけ見ちゃうと技術的なことはあんまり分からないんだけど(笑)、ビョン・ジェウンってこの前に2016年にフェザー級で戦って今成選手に勝っちゃっているんです。でもそれからケガをしていて、1年半ぶりの試合でバンタム級のウチのトップの元谷君と戦う。

ビョン・ジェウンはもともと寝技の選手なのにガンガン殴り始めて。結構なパンチを振りまわして、元谷も危ない時があった。でも、時間が経つと元谷のパンチが当たり始めて──結果、元谷が勝った。でも戦い続け、パンチを打ち続けた結果、それから4度も拳の手術をするようなダメージを負ってしまったんです。

それだけの怪我をしながら、最後まで戦い切った。凄く記憶に残っている試合です。試合に出られない間も彼は『DEEPのチャンピオンに絶対になります』って連絡をくれていてね。そのビョン・ジェウンが3月のDEEPで復帰戦を戦う予定だったけど、テグでクラスターが起きて入国できなくなってしまいました。時が許せば、またビョン・ジェウンはDEEPで頑張って欲しいです」

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DEEP Special The Fight Must Go On ブログ 佐伯繁 前澤智 浅倉カンナ

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─05─

【写真】浅倉カンナの実力が査定される試合でもあった (C)MMAPLANET

全国的に緊急事態宣言が解除され、格闘技ジムの活動再開も伝わってくるなか──MMA大会は中止及び延期が続いています。それでもUFCの活動再開や、国内でも無観客大会が開かれつつあるなか、引き続きThe Fight Must Go Onということで、第41弾はMust Watch!! このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画の第五弾。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」、5試合目は2019年3月9日に行われた浅倉カンナ✖前澤智の女子アトム級のマッチアップだ。

DEEP JEWELSが23度目のイベント開催で、後楽園ホールに進出。そのメインでRIZINで育った浅倉カンナが、アトム級チャンピオンの前澤智と戦った一戦。

佐伯繁のMust Watch 05、浅倉✖前澤の選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「カンナがこの前の大晦日で浜崎さんに負けて、彼女がどれぐらいの強さがあるのか。JEWELSでは、どの位置にあるのかっていうので現役王者の前澤さんと戦う。その試合が初の後楽園ホール大会のメインだった。JEWELSが後楽園ホールでやって、そのメインをそういう2人が務めるというのはやはり感慨深かったですね。

浜崎さんとハム・ソヒにしても、浜崎さんとカンナにしても、カンナと前澤さんにしても、言ってしまえばROAD FCでハム・ソヒが黒部さんとやった時も、僕からすると皆、自分のところでやってきた選手だから。どっちが勝つにしても、負けるにしても……知らない選手に負けるくらいなら、知っている選手同士で勝ち負けがあるほうが普通に見られるんです。彼女たちが知らない選手に負けるより、ずっと良い。うちの選手が修斗の選手とやるのとは違います。

結果、カンナはケージで強かったです。測定不能だった彼女が、現役のチャンピオンとやる。前澤さんも勝てば得るモノが大きい。DEEP JEWELSにとって初めての後楽園ホール大会のメインに相応しい試合だったと思います。結果としてカンナが強かったです」

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DEEP Special The Fight Must Go On ブログ 佐伯繁 小見川道大 毛利昭彦

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─04─

【写真】テイクダウンコントロールから一転、激しい殴り合いに (C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

全国的に緊急事態宣言が解除され、格闘技ジムの活動再開も伝わってくるなか──それでもMMA大会は中止及び延期が続いています。それでもUFCの活動再開や、国内でも無観客大会が開かれつつあるなか、引き続きThe Fight Must Go Onということで、第40弾はMust Watch!! このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画の第四弾。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」、4試合目は2019年10月22日に行われた小見川道大✖毛利昭彦 のベテラン対決だ。

この3カ月前にオーロラ☆ユーキを破り、3年5カ月振りのMMAマッチを勝利で飾った小見川に対し、山口県周南市でMMAの普及に努める毛利。43歳と44歳の対決に後楽園ホールが揺れた。

佐伯繁のMust Watch 04、小見川✖毛利の選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「正直言って、オジサン対決なんですよ。今の時代とも逆境している戦いでした。でも40歳になったオジサンが……毛利君も血まみれになって戦った。決してフェザー級のナンバーワンを決めている戦いじゃないです。でもベテランの2人が、終った時の清涼感も良くて。あの瞬間、皆に伝わるモノがあったんじゃないかと思います。

若い子にアレをやってくれと言っているわけじゃなくて、でも若い子に何か伝わったはず。この2人、オジサンだからこそ味があった。凄く噛み合ったし、心に残る戦いをしてくれました」

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DEEP Special The Fight Must Go On ブログ 佐伯繁 大原樹里 武田光司

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─03─

【写真】いってみればエリート✖雑草というマッチアップだった (C)MMAPLANET

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第39弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

今回からはDEEP編がスタート。佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画の第三弾。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」、3試合目は2019年12月15日に行われた武田光司✖大原樹里 のDEEPライト級選手権試合だ。

キャリア1年2カ月でDEEPの頂点になったチャンピオンと、月見草MMAファイター人生を送ってきたチャレンジャーの仕切り直しのタイトル戦。

佐伯繁のMust Watch 03、武田✖大原の選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「武田君はデビューして1年少しで北岡選手に勝ってチャンピオンになった。そこからRIZINに出たけど腰も悪くて負けちゃって、心機一転DEEPで出直す。大原選手は45戦も戦っていてなお、強いのか弱いのか分からない。ケガをしないから、とにかく試合はするけど大切なところで勝てない。でも、まだ20代で45試合も戦っているって異常ですよ(笑)。その大原選手が長倉(立尚)選手に勝ち、1年間でチャンピオンになった男と45回戦ってようやくチャンスを掴んだ人間……そんな2人のタイトル戦ですが、金的で終わってしまって……これは再戦ですよね。

そして、この試合は大原選手の頑張りと、武田君が極め切る強さを見せて……セミで組んだんだけど、こりゃメインだったな──順番間違えたかなって思いましたよ(笑)。高島さんとソウルの空港で会った日の試合っていうのもね、なんか印象に残っていて。凄く対照的な2人が見せてくれた、とても良いタイトルマッチでした」

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CORO DEEP Special The Fight Must Go On ブログ 佐伯繁 朝倉未来

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─02─

【写真】まだ2年前の試合だ(C)MMAPLANET

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第38弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

今回からはDEEP編がスタート。佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画の第二弾。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」、2試合目は2018年4月28日に行われた朝倉未来✖CORO の一戦だ。

今や日本の総合格闘技界を引っ張る存在として、格闘技界の枠を超えた活躍を見せる朝倉未来が日本のMMA界の主流といえる場で、結果を残してきた相手と初めて戦った試合。ここから朝倉未来は始まった。

佐伯繁のMust Watch 02、朝倉未来✖COROの選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「2012年9月に未来選手は、海選手と一緒にDEEPの浜松で公式記録として残っている最初の試合に出ているんです。そこからOUTSIDER、Road FCと進み、韓国でイ・ギルウに負けて……アウトサイダーとの契約を終えて最初の試合が、このCORO戦だったんです。海君はもうRIZINに出ていたし、言い方は悪いけどRIZINに向けての査定試合でした。

あの時の彼は日本のプロの団体……後楽園ホールという大会に初めて出て、結果を残さないといけない状況でした。きっと回りが日本人のプロ選手だらけの控室も初めてだったし、緊張感も含め色々な想いがあったはず。僕は今の朝倉未来は、ここから始まったと思います。

実際にCORO君の腕十字も良い形で入っていたし、ポテンシャル通りの試合でなかったことは明らかです。それだけプレッシャーがあったなかで、なんとか勝ってRIZIN名古屋大会に繋がった。ここからはもう早かったですね(笑)」

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DEEP Special The Fight Must Go On ブログ 中井りん 佐伯繁

【The Fight Must Go On】Must Watch !! 佐伯繁のおススメ、DEEPケージファイト思い出の5番勝負─01─

【写真】佐伯代表が選ぶDEEPケージファイト5番勝負、その選択理由が人間関係が主なところが佐伯さんらしい(C)DEEP

国内外のMMA大会の中止及び延期、さらには格闘技ジムの休館など、停滞ムードの真っただ中です。個人的にも大会の延期と中止のニュースばかりを書かざるをえない時期だからこそ、目まぐるしい日々の出来事、情報が氾濫する通常のMMA界では発することができなかったMMAに纏わる色々なコトを発信していければと思います。こんな時だからこそ The Fight Must Go On──第37弾はMust Watch!!  このスポーツの著名人が、改めて視聴することを薦める試合を紹介したい。

今回からはDEEP編がスタート。佐伯繁代表がDEEPオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされているケージマッチから、「今、まだアップしきれていないけど」思い出の5試合を振り返る──企画の第一弾。

※ここで紹介する試合は、オフィシャルホームページやオフィシャルYouTubeチャンネルで誰もが無料で視聴できるファイトに限っており、違法でアップされた試合は含まれていません。


佐伯代表が選んだ「今、まだアップしきれていないけど、アップしているなかから思い出の5番」、最初の試合は2018年2月24日に行われた中井りん✖キム・ヨンギ の一戦だ。

パンクラス、スマックガール、ヴァルキリー、戦極、UFC、RIZINで日本女子として特異な存在感と結果を残し続けた中井りんが、意外にもDEEP初出場となったのがこの試合だった。

佐伯繁のMust Watch 01、中井✖キム・ヨンギの選択理由は以下の通りだ。

佐伯繁
「ウチとの接点はなかったんだけど、あの時点でも女子格闘技でいえば実績という部分で最強なのが中井さんだと僕は思っていました。でも、あの頃は試合機会がないということで愛媛まで会いに行って、彼女の練習環境なんかも見せてもらいました。その時、何か役に立てればなという気持ちが、自分のなかに芽生えてしまったんですよね。

これだけ才能のある選手なんだから、陽の目を見ないとなって。初参戦ですが、彼女の再起戦だったと捉えています。2003年にしなしさんが出てきてから、ウチは女子をやってきた。そこに中井さんが試合をする日を迎えた──そういう意味でも、思い出の一戦です。

その後も試合を組んで欲しいと言われても、なかなか相手がいなくて。でも彼女は『ケガ人とか出た時に、いつでも出られるよう準備をしておきます』と言ってくれていて。それで去年の10月にKINGレイナが体重オーバーをし、ペナルティを与えて試合をするのか、体重を合わせた相手を見つけるのかを僕らも実際に悩んで……。その時に中井さんサイドから「今から空港向かいます。明日、戦います」と言ってもらえてね。そういう部分ではあの時から信頼関係ができて、助けてくれたんだと思っています」

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DEEP Interview J-CAGE ブログ 佐伯繁

【DEEP】4月&5月大会が中止、コロナのある時代の興行を考える──佐伯繁「医療現場のことを考えないと」

【写真】インタビューは21日に行われ、22日には東京都からロードマップが発表された (C)MMAPLANET

3月1日にDEEP94 Impactを開始して以降、DEEPは4月12日のDEEP CAGE IMPACT 2020 in OSAKA、5月6日のDEEP95及びDEEP JEWELS29と連続でイベントが中止され、その後の活動再開に関しては正式なアナウンスは控えられている。

新型コロナウィルス感染拡大は、数字的には沈静化しつつあるとはいえ、終息と社会生活の完全再現は見えてこない。政府や自治体の方針も日に日に変化を見せるなか、DEEP佐伯繁代表はコロナ以前の大会を開くことができるようになるまで、準備のための活動再開を視野に入れている。

そのために──現状の把握と医療現場の状態を考慮しないわけにはいかないと佐伯代表は断言した。


──3月1日の後楽園大会以降、4月の大阪、5月の後楽園ホール大会と中止になりましたが、現状において今後のDEEPの活動をどのように考えておられますか。

「緊急事態宣言がいつ、終るのか。5月の終わりなのか、今は医療崩壊に陥ることなく、なんとか落ち着きを取り戻してきています。実際に僕が通院していた病院も閉鎖されていた状態から診察が再開されました。医療が回り出せば、無観客なのか大会を開くことが可能になる日が見えてくると思います。

東京都でロードマップが出る(※取材の翌日に都が発表した)のですが、現状ではいつ、何をやることはまだ見えていないです。非常事態宣言が解除されても、後楽園ホールでハイ、大会を開きましょうという世の中にはならないです」

──確かにその通りですね。

「それが室内で100人までとか、そういう状況になるとDEEPでは7月に大会を予定していましたが、やはり今まで通りに大会を開くことは無理です。7月に何かやるとして、6月になってから選手に声を掛けていては間に合わないです。となると後楽園規模の大会を開くことがでできるのは8月の後半か、9月かと。今をそこを見て、そのためにも7月にまず無観客でも大会を開こうかという気持ちです」

──無観客だと収益という部分で、問題が残るのも事実かと思います。

「もちろん、そこをクリアすることを考えないといけないです。そして現状が1日、1日と変化する。今日と2週間後は状態が違います。非常事態宣言が取り下げられて、そこから例えば100人限定の大会をするにしても、採算を合わせるのは難しい。でも、イベント再開の合図のようにして、無観客か100人の収容でやってみようかということなんです。平日開催も考えています。すでに会場とも話し合っていて、会場側もソーシャルディスタンスを考えて収容人員が限定されるなら、賃貸料もそこに則すと言ってくれています」

──会場側も経営に行き詰らないよう、互いに理解しあう姿勢があるということですね。

「とはいっても、第2波が来るかもしれないから分からないですよ。本当に分からない」

──そのなかでRoad to ONEや修斗、そしてTTFCが無観客大会の開催、あるいは開こうとしていることはどのように思われますか。動いている方がファンの目にも止まりやすいことは事実です。

「そうですね、無観客で大会を開くことを僕は悪いことだと思っていません。安全対策をしっかりとするのであれば。それと、やはり医療崩壊の危険性との兼ね合いです。正直、医療が回っていない時期に大会は止めてくれという想いはありました。

それはDEEPのドクターにしても、全く回っていない時期がありましたから。ケガをして病院に運ばれる可能性がある格闘技の試合をすることは、医療現場の状況を鑑みると、時期としては今ではないだろうという気持ちはありました。

それが今はだいぶ良くなっている。5月31日、そして6月の終わりだと──さっきから言っているように状況が違うでしょうね。病院が無理なく、ケガをした選手を受けいれられる状態なら、開く方も戦う方も覚悟を持ってやっているんだし、大会が開かれることに反対はしないです」

──医療現場という要素を佐伯さんは気にかけてわけですね。

「それと同時に出ない選手もね、尊重しようということですね。この時期に試合をする、試合をする・しないは個人の判断で、団体側の人間として『出たくない』という言える空気を維持したいです。出ないことを非難すると、どこかで感染のリスクがあるのに練習をするという悪影響を与えてしまいますからね」

──個人の意思を尊重すると。

「ハイ。それに時期的にね、日本もPR検査がもう少し手広くできるようになってくるだろうし、抗体検査なら可能になっている状況もあります。そこがどのように進むかで、大会をどのように行うことができるかの判断基準になってくるかと思います。

UFCみたいにね、陽性になった選手がいても大会を開く。もう米国の舵切りがそうなった。それもフロリダという場所だからできた。なら、日本はどうなるのか。経済活動の医療現場、その兼ね合いですよね。ここから1カ月、色々と事態は進むと思います。試合と試合のあとの2週間、隔離できるのか、それがPCR検査ができるのか。その状況で格闘技大会を開く、開けないというのは根本から違ってきます」

──この事態を静視できる体力がいつまで格闘技界が持っているのかというのも、大きな問題になってくるかと思われます。

「まぁ無観客でこれまでのようなマッチメイクを組めるなんて、世界でもUFCとベラトールのように放映料とかPPVで運営できるところでないと。そうなると、チケットの売上が大切になってくる日本の市場では、これまで通りにはいかないです。

ファイトマネーの高めの選手はどうなるんだとか、色々と考えないといけないです。安全面に関しても、選手だけでなくスタッフも含めてPCR検査がどれだけ一般的になっていくのか。あるいは抗体検査なら、提携しているクリニックでも可能だとは考えています。本当に1日、1日とニュースを見ていないと、その時点で出だしが遅れますからね。、ホントね、『DEEP、大丈夫なの?』ってわざわざ連絡をくれる人もいるんですよ」

──それはどこのプロモーションも、キャッシュフローを考えると心配です。

「でもさ、20年間やってきたんだから。色んな経験をしてきたから、そんなヤワじゃねぇよって」

──押忍。ありがとうございます。