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MMA Shooto2021#06 後藤丈治 石橋佳大

【Shooto2021#06】やっぱり激闘、TDで上回る石橋佳大が後藤丈治との接戦を制してポジションゼロ!

<バンタム級/5分3R>
石橋佳大(日本)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29.
後藤丈治(日本)

サウスポー同士の一戦は、互いに左右のローで探り合う。パンチを振るいながら距離を詰める石橋、後藤はそれをバックステップでかわす。石橋が距離を詰めると、右の蹴りで距離を保つ後藤は、石橋がバランスを崩すと左ストレートを当てる。石橋は後藤の左足にシングルを仕掛け、背中を着かせた。一気にパスを狙う石橋だったが、後藤が切り返して立ち上がる。

追いかける石橋から、ケージ際でバックを奪い、そのままグラウンドに引きづりこんだ後藤。しかしバックマウントを奪いきることはできず、石橋が立ち上がってボディロックからテイクダウンに成功する。マウントを奪った石橋がパンチを落とす。後藤はハーフガードへ。石橋は一瞬マウントを奪うが、すぐに後藤がハーフに戻した。石橋がパスを狙うと、後藤はフルガードを取る。

石橋がトップから強い右をヒット。後藤をケージに押し込みながら、トップをキープし続けた。

2R、前に出る後藤。石橋の右ローに左ストレートを合わせる。前に出る後藤にダブルレッグを仕掛けた石橋は、そのままバックへ。後藤は体勢を入れ替えるが、石橋が食らいつきトップへ。しかし後藤もトップを奪い返す。石橋はハーフガードから左腕を差し上げ、リバーサルに成功した。後藤はハーフガード。逃れようとする後藤のバックを狙いながら、抑え込む石橋。

後藤は下から三角で石橋を固めにかかるが、頭を抜いてトップをキープする石橋。さらにバック→マウントへ移行し、右を連打する。石橋は後藤の体を伸ばしてRNCを狙うも、ボディシザーズの状態から切り替えた後藤がトップへ。そして後藤が左ヒジとパンチを落としていく。さらに腰を上げて左をボディに打ち込んでいった。

最終回、後藤が左ストレートで距離を詰める。石橋が前に出るも、後藤の左ストレートがヒット。それでも石橋は前に出続けるが、後藤のパンチが石橋の顔面を捉える。石橋のテイクダウンをカットした後藤は、左を上下に散らし、さらに右フックを返す。右ジャブで石橋の顔面を跳ね上げる後藤。石橋は右足へのシングルで後藤に尻もちを着かせ、立ち上がる後藤のバックを狙う。

しっかりと後藤を抑え込んだ石橋だったが、後藤が切り返して石橋は亀になる。ところが後藤がボディロックから後藤に尻もちを着かせ、立ち上がった後藤のバックに回る。後藤は自ら下になり、石橋を蹴り飛ばして立ち上がる。なおも組んできた石橋の右腕を両足で挟み、コントロールを試みるも、石橋がトップを奪い返す。足を利かせる後藤。石橋はガードに入って細かいパンチを連打していった。

判定はスプリットで石橋の勝利。
試合後、石橋は「見たか! 勝ったぞ!」と雄たけびをあげ、「今の俺が一番強い。This is Keita Ishibashi! ポジションゼロ!」と、今回も『スタァライト』のセリフで締めた。


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MMA Shooto2021#06 岩本健汰 椿飛鳥

【Shooto2021#06】AOKI PROJECT提供マッチで、岩本健汰が椿飛鳥を絞め落としMMAデビューを飾る

<ライト級/5分2R>
椿飛鳥(日本)
Def.1R2分34秒 by RNC
岩本健汰(日本)

ガードを下げて、前後の動きを見せる椿。対する岩本はガードを高く構えて距離を詰める。椿は右ローと右ジャブ、さらに左ボディを打っては離れる。岩本は椿の左足にシングルを仕掛ける。堪える椿をグラウンドに引きづりこんだ。ハーフガードの椿を抑え込み、上半身を固めてパスする。ケージ際へ追い込み、ニーオンザベリーでパンチを落としていく岩本が、右腕を相手の首に回す。

上半身を起こした椿のバックに回った岩本は、4の字ロックからパームトゥパームでRNCへ。そのまま椿を絞め落とした。

勝利した岩本は「強い人をどんどん倒して、みんなの想像を超えていきたい」と今後の意気込みを語った。


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MMA Shooto2021#06 ブログ ヨシ・イノウエ 宇佐美正パトリック

【Shooto2021#06】格闘DREAMERS宇佐美正パトリックがプロデビュー、左ボディでイノウエを沈める

<ライト級/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
Def.1R4分18秒 by KO
宇佐美正パトリック(日本)

イノウエが距離を詰めて右ロー、パトリックも蹴りで距離を取る。そして鋭い踏み込みから右スイングを振るうぱちりっく、イノウエが組み付くと、差し替えしてケージ際でパンチを当てる。イノウエは離れるが、パトリックの左ヒザがヒット。さらにパトリックがパンチの連打でイノウエの動きを止める。イノウエはパトリックの右足にシングルを仕掛け、ケージに押し込む。

両腕を差し込んでディフェンスしていたパトリックだったが、イノウエはボディロックから足をすくい上げてグラウンドに持ち込んだ。下になって、自コーナー前に移動したパトリック。イノウエがパンチを連打するなから、パトリックが上半身を起こしかけるが、イノウエが抑え込んでいく。しかしパトリックも立ち上がり、ケージ中央へ。

イノウエが右スイングを放ったところに、右カーフを合わせたパトリック。この一発で後ろに下がるイノウエに、パトリックが左ボディを突き刺した。うずくまくイノウエにパトリックがパンチを浴びせようとしたところで、レフェリーが試合を止めた。


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MMA Shooto2021#06 修斗 江藤公洋

【Shooto2021#06】修斗初参戦の江藤公洋がグラウンドで完封し、カルンダにフルマークの判定勝ち

<75キロ契約/5分3R>
江藤公洋(日本)
DEF.3-0:30-26.30-27.30-27.
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

共にサウスポーだが、江藤はスイッチしながらカルンダとの距離を詰める。江藤が右ミドルを放つと、下がったカルンダも左ストレートを繰り出しながら前に出る。江藤は右インロー、さらにカルンダの左ストレートをかわしてダブルレッグでテイクダウンを奪う。すぐにパスしてサイドへ。カルンダはブリッジで起き上がる。江藤はスイッチしながら距離を詰め、カルンダの左ミドルをキャッチ。そのままグラウンドに持ち込んだ。

ハーフガードのカルンダを抑え込みながら、右の鉄槌を落とす江藤。ブリッジを警戒しているのか、パスは狙わない。するとカルンダはハーフからブリッジを試みるも、江藤がトップをキープする。江藤はパスから一気にマウントへ。ピッタリと体を着けて抑え込み、左腕でカルンダの頭を抱えて肩固めの体勢に入るも、これは形にならず。江藤がトップのまま1Rを終えた。

2R、前に出てくるカルンダに対し、スイッチを続ける江藤。江藤はケージを背負いながら、前に出てきたカルンダからテイクダウンを奪う。ケージ際でハーフガードを取るカルンダの足を畳み、体を着けてパンチを落としていく。さらに左肩を相手の顔面に叩きつけたが、カルンダはここでブリッジ。江藤はカルンダの首を取り、アナコンダで切り返し、さらにワンアームのギロチンを仕掛ける。

これを凌いだカルンダからバックマウントを奪った江藤は、相手の右腕を抱える。トップからカルンダのボディに右ヒザを打ち込む江藤。カルンダは笑みを浮かべて、仰向けの状態に。江藤はラウンド終了のホーンが鳴るまでバックをキープした。

最終回、カルンダの左ミドルからスタート。江藤は右のインローを放つ。カルンダ―の左右パンチが江藤を顔面をかすめる。江藤はダブルを仕掛けるが、カルンダはスプロール。オーソドックの江藤に対し、カルンダは左インローから左ストレート。江藤はスイッチして中に入ろうとするが、カルンダが距離を取る。カルンダがパンチを放っては、江藤が組もうとするとバックステップでかわす。

2分過ぎ、江藤がグラウンドに持ち込み、ケージ際でバックへ。カルンダは、体は右足をロックされながら、上半身は起こしている。バックから右のパンチを当てる江藤は、さらにカルンダの左腕を掴んでロックする。カルンダが江藤の腕のクラッチを外したが、江藤はすぐにバックマウントへ。カルンダは後ろの江藤の顔面にパンチを放つ。江藤はバックコントロールを続ける。カルンダがブリッジしようとすると、江藤はマウントを狙っていった。

判定はジャッジ1人が4ポイントをつけるなど、フルマークで江藤の勝利を支持。江藤が修斗初参戦を勝利で飾った。


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J-CAGE Report Shooto2021#06 ブログ 今市凌太 岩﨑大河

【Shooto2021#06】北斗旗重量級王者・岩﨑大河がTDからパンチ&ヒジで危なげなく今市凌太を仕留める

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河(日本)
DEF.1R4分13秒 by TKO
今市凌太(日本)

サウスポーの岩﨑がプレッシャーをかける。岩﨑が右ロー、今市は左ジャブで距離を測る。岩﨑の左ハイをブロックした今市に、岩崎が左ローを放つと今市の下腹部を捉える。試合時間が1分を過ぎたところで、岩崎が組み付き、右腕を差し込んで今市をケージに押し込む。そして今市を引き倒してグラウンドに持ち込むと、すぐさまバックへ。岩﨑が4の字ロックで相手をコントロールする。

4の字ロックから、右足を差し込んだ岩﨑のコントロールから、今市は逃れることができない。岩﨑も相手の体を伸ばすが、RNCを仕掛けたりパンチを打つことはない。ケージ際で岩﨑はバックからパンチを連打。今市は体勢を入れ替えようと試みるが、その岩﨑にパンチとヒジを連打して、レフェリーストップを呼び込んだ。


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ABEMA MMA Shooto2021#06 ブログ 安藤達也 後藤丈治 石井逸人 石橋佳大

【Shooto2021#06】TRIBE同期対談─02─石井逸人「俺の記憶しか残らない」&後藤丈治「実績を全て奪う」

【写真】持ち味、ファイトスタイル、性格とまるで違うことで2人はウマが合うのかもしれない、(C)MMAPLANET

いよいよ明日20日(月・祝)に迫ったShooto2021#06。東京都文京区の後楽園ホールで開催される同大会で安藤達也の持つ修斗環太平洋バンタム級王座に挑戦する石井逸人と、石橋佳大と対戦する後藤丈治の対談後編。

互いに実績で負けないよう切磋琢磨する良きライバルと思いきや、石井と後藤も実際に拳を交えることも持さないという気構えでいる。

それが強くなり、より高いステージで戦う上で直接対決もあることを想定し、今は互いにプッシュしあう最高の関係にあった。

<石井逸人&後藤丈治対談Part.01はコチラから>


──切磋琢磨する後藤選手が、石橋選手と戦います。

石井 もともと自分、石橋選手は大好きな選手なんです。ファイトスタイルとか、憧れの選手で。石橋選手の武器も知っているし、メンタルの強さも知っています。波に乗った時の強さも知っているんですけど、丈治も波に乗った時に試合のペースを創るのが上手くて。

それこそ石橋選手と丈治が戦えば、メンタル✖メンタルの気持ちのぶつかり合いになると思います。激闘になるんだろうなって。

──後藤選手と違って、『丈治が勝つ』とは言わないのですね(苦笑)。

石井 あぁ……アハハハハ。俺は激闘だと思いますよ、両方好きなんで。

──両方好き……。

石井 両方、好きっすよ。だってファイトスタイルが2人とも格好良いですから。いち格闘技ファンとしては両方好きだけど、丈治がドロドロの激闘でしっかりと勝ってくれるかな……と思います。

──という盟友の言葉がありましたが、後藤選手いかがでしょうか。

後藤 スカッと勝つことが一番ですけど、どうなっても気持ちを切らさないで勝ちに行きます。

──スカッと勝てる武器もありますが、ドロドロになる覚悟ですか。

後藤 その時に一番勝てる戦いを実践したいと思っています。スカッと勝てるならそうしたいですし、ドロドロの方が勝てるならドロドロして勝ちます。試合としては、一瞬の隙も逃さず倒す、極めることを考えます。

あと石橋選手は激闘派、激闘王って考えられていますけど、メンタルがメチャクチャ強い人だとは僕は思っていないです。その隙間をついて、圧倒したいと思います。

──では石井選手はどのような試合をしたいと考えていますか。

石井 俺はぁ……まぁ、勝ちにこだわるのを前提で決めに行く。フィニッシュをどんどん狙う。守りに入らないのが、今回のテーマです。その先にベルトがあって、もっと先が見られるようになるために頑張ろうと思います。

──先日、ゴング格闘技の取材で長南さんの話を伺った時には「TRIBEには世界で戦える若松佑弥がいて、皆がヤツに負けないよう練習し強くなれる。そのうちの選手に他のジムの選手が勝とうするとことで、日本が強くなる」という旨のことを言われていました。2人にとって若松選手は、どういう存在でしょうか。

石井 若松君は学年では1つ上ですが、同い年なんです。年も近いし、体重も同じ。そういう選手が、近くにいることは凄く刺激になります。地方にいると、なかなか上を目指そうとしても、どういう景色が見られるのかも分からないです。それを若松君に見せてもらっています。

格闘技だけで飯を食っている同世代、同じような体格の選手がいると、「俺もこうなれる」という風にモチベーションを高く保つことができます。

後藤 技術もそうですけど、自分よりも強い相手と戦ってきているし、これから戦っていく相手も本当に強い相手しかいない。そこに対しての向き合い方、覚悟を持って日々取り組んでいる姿勢からは、本当に学ぶことがたくさんできます。

──若松選手は話し下手ですが、気持ちで伝えることができる。そんな選手ですよね。ところで同じ修斗バンタム級で戦っている石井選手と後藤選手ですが、いつか2人で拳を交えることがあるという想定はしているのでしょうか。

石井 全然、考えていますよ。丈治とやる時がくるなら、自分は「上等だよっ!!」って考えています。

──おぉ、同門対決も持さないと。

後藤 僕は逸人と修斗で戦いたいとは、そんなに思っていないです。2人で削り合うなら、もっと上の舞台だと考えています。修斗で活躍し、結果を残した先なら逸人と戦う可能性は十分にあると思います。

──お互い、戦う気持ちでいるのですね。正直、驚きました。

後藤 結果を残している限り、どこかで戦う。その時が来れば、しゃあないです。それだけ2人が上で戦っていることになるので。

石井 そういう機会がなかったら、互いの引退試合だよ。

後藤 あぁ、そうだね。でも、やるなら上で戦いたい。

──素晴らしいライバルですね。

石井 凄く良い関係ですよ。

後藤 本当に、その通りだと思います。

──その良きライバルが、好カード揃いの大会でどれだけインパクト残すことができるのか。楽しみにしているファンに、最後に一言ずつお願いします。

後藤 石橋選手は僕が格闘技を始めたぐらいから、活躍していて修斗の歴史を築いてくれた選手です。修斗にとっても大事な存在ですが、その実績を全て奪ってやるつもりで勝ちたいと思っています。

石井 全試合が終わった後で「石井、凄かったな」、「やっぱり石井と安藤の試合は面白かったな」と言ってもらえる自信があります。月曜日の大会を見た人は、俺の記憶しか残らないような試合にしてやります。

■視聴方法(予定)
9月20日(月・祝)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ Sooto201#06対戦カード
             
<修斗世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]川名TENCHO雄生(日本)
[挑戦者]西川大和(日本)

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]安藤達也(日本)
[挑戦者]石井逸人(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
石橋佳大(日本)

<ライト級/5分2R>
椿飛鳥(日本)
岩本健汰(日本)

<ライト級/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
宇佐美正パトリック(日本)

<75キロ契約/5分3R>
江藤公洋(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河(日本)
今市凌太(日本)

<フライ級/5分2R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

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ABEMA MMA ONE Shooto2021#06   チャンネル ヨシ・イノウエ 今市凌太 修斗 宇佐美正パトリック 安藤達也 岩本健汰 岩﨑大河 後藤丈治 椿飛鳥 江藤公洋 石井逸人 石橋佳大 西川大和

【Shooto2021#06】計量終了 意地を見せろ、江藤✖グンター!!。パトリック&岩本に負けるな、岩﨑大河!!!

【写真】3回戦、修斗初陣。デビュー戦に試合順で上位を譲った江藤とグンター、意地を見せることができるか (C)THEONE

明日20日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06の計量が、港区KCOLオフィスで行われた。

修斗世界ライト級選手権試合、環太平洋バンタム級選手権試合を筆頭に後藤丈治✖石橋佳大のバンタム級戦、修斗初出場となる江藤公洋✖グンター・カルンダの75キロ契約戦という2つの3回戦に負けないほど注目度の高いクラスB=2回戦が組まれた今大会。

その2回戦でMMAデビュー戦を戦う岩本健汰と椿飛鳥は当日計量のため、それ以外の7試合=14選手は全て計量をクリアしている。


岩本と同様に宇佐美正パトリックのMMAデビュー戦も注目度が高いが、ミドル級で修斗初出場となる岩﨑大河と今市凌太の一戦も忘れてはならない。

北斗旗体重別全日本王者からMMAに転向後4連勝、これまでの岩﨑はコロナ感染予防対策から当日計量で93キロという計量ばかりで、前日で北米ウェイト制のミドル級という計量を始めて経験し、パスしている。

キャリア5戦目、パトリックや岩本に負けないインパクトを残したい岩﨑だ。そんな岩﨑以上に、試合順で3回戦ながら2回戦に上位を譲った江藤は、温厚な人柄であることは重々承知で、この試合順に怒りを覚え、当日のエネルギーに変えてもらいたい。

カルンダとの一戦は、ONE Warrior Seriesで吹っ切ったファイトを見せていた時の江藤──いや、それ以上の江藤が求められる。

椿✖岩本以外の計量結果は、以下の通りだ。

■視聴方法(予定)
9月20日(月・祝)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#06 計量結果

※赤字の選手をクリックすると、インタビューに飛びます
             
<修斗世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]川名TENCHO雄生:70.3キロ
[挑戦者]西川大和:69.6キロ

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]安藤達也:61.1キロ
[挑戦者]石井逸人:61.1キロ

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治:61.1キロ
石橋佳大:61.2キロ

<ライト級/5分2R>※当日計量
椿飛鳥──
岩本健汰──

<ライト級/5分2R>
ヨシ・イノウエ:70.2キロ
宇佐美正パトリック:69.9キロ

<75キロ契約/5分3R>
江藤公洋:74.6キロ
グンター・カルンダ:74.6キロ

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河:83.8キロ
今市凌太:83.5キロ

<フライ級/5分2R>
内田タケル:56.5キロ
大竹陽:56.7キロ

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ABEMA MMA Shooto2021#06   ブログ ヨシ・イノウエ 宇佐美正パトリック

【Shooto2021#06】初陣=ヨシ・イノウエ戦。宇佐美正パトリック「コレで倒すというのは決めています」

【写真】かなり甘いルックスのパトリック。そして今回のインタビューでは、弱冠関西弁に戻っているように感じられた(C)MMAPLANET

20日(月・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06。同大会で『格闘DREAMERS』からLDH martialartsとの契約を勝ち取った宇佐美正パトリックが、ヨシ・イノウエとMMAデビュー戦を戦う。

打撃の強さ、パンチの技術&パワーは既に国内MMAトップレベル。とはいえMMAはMMAだ。組まさないで勝つこともあるだろうが、組まれてから、倒されてからがどれだけ強化されているのか。努力で手にできない──天賦の才=拳の強さに、努力で身につけることができる組の対応が追いつけば、宇佐美正パトリックはJ-MMA界の至宝になる可能性を持つ。デビュー戦を控えたパトリックに話を訊いた。


──輪郭がスッキリしていますね。

「そうですね、体重を落とすと顔が小さくなってきます」

──前日計量の70.3キロも、MMAファイターになって初めてかと思います。

「でもボクシングの時は69キロまで落としていたので。五輪の選考会は75キロ、ミドル級だったのですが、減量が苦しいということはないです」

──MMAを始めて、組み技があることで体つきや筋肉量も変ったかと思うのですが、それでも減量は順調だということですね。

「疲れは多少はありますけど、全然問題はないです。今回、いつ試合が決まっても良いようにずっと調整をしてきていので。本当に無理なく体重を落とせています。無理に落とすと代謝が下がって食事が摂れなくなってしまうじゃないですか、僕は食べながら落としたいので。時間を掛けて1日500グラムを目安に、体重を落とす感じで。練習をすると1.5キロとか2キロ落ちるので、そうしたら500グラム分落とすだけで食事もできますしストレスもなかったです。

もう試合用の練習は上がっているのですが、昨日(※取材は17日に行われた)もランニングをして体は軽かったです。数値的にも、減量前の普段の数字と全く変わっていないですし、メチャクチャ調子は良いです」

──計量まで2日で、問題はなさそうですね。

「もうリミットが見えてきたので、今日は塩抜きをして明日から水抜きをする予定だったんですけど、代謝だけで落ちそうです。普段から三盃(LDH経営の居酒屋)のお弁当を用意してもらって食事しているのですが、試合の1週間前は朝と昼は食べて、夜はサラダという感じにしていました。それに僕は普段から味の薄いモノを食べることが多いです」

──パトリック選手は大阪ですし、東京の味を濃いと感じたことないですか。

「あぁ、ありますねぇ。自炊もしていますけど、やっぱり味は濃くはしないです」

──やはり出汁文化ですね(笑)。自分らのような世代は、関西から来ると東京では『うどんが食べられない』という風だったのですが、それはパトリック選手の世代でも続いているのでしょうか。

「あぁ、分かります。醤油味が濃くて。うどんは自分で創りますね(笑)」

──そんな体調面、食事面も含めてですが、4月にEX FIGHT所属選手ではなくLDH martial arts契約選手となり心構えも変わったでしょうか。

「全然違いますね。この環境が、やはり他と違いますし。ボクシングの時と比較しても、めっちゃ打ちこめています。自分に足らないフィジカル面も、しっかりと指導してもらったので、ヨシ・イノウエ選手と戦ってもパワー負けすることはないはずです。

組技の方もGENでも練習していますし、凄く自信があります。何よりもMMAだけに集中できているので、毎日が発見だらけで楽しくて。分からないことも(中村)倫也さんに尋ねたり、岡見(勇信)さん、髙谷(裕之)さん、石田(光洋)さんに指導してもらって、日々進化していることを実感できています。

それこそ僕は契約選手だから、結果を残して皆の手本にならないといけないので、結果を出すために努力しています。気持ちとしては倫也さんと同じ日にデビューしたかったですけど……」

──いや、改めて4月の最終オーディションでは、指を大怪我していてアレだけ戦っていたと思います。パンチもそうですが、クラッチできないので組みも大変だったかと。

「実はスタンドのギロチンの時も指のことがあったので、組み方が逆だったんです。ホントに倫也さんと同じ日にデビューしたかったですけど、ここまでサポートがあって自分勝手に感情を優先させることはできないですし、このデビュー戦が遅くなった期間分だけ強くなれたと思っています」

──と同時に、これだけの環境が整っているだけに逆にプレッシャーを感じることもあるのではないかと。

「プレッシャーはヤバいです。倫也さんはレスリングで勝つかと思ったら、ハイキックで倒して……仮契約の鈴木崇矢選手が、EXFIGHT-1で格上のプロ選手を左ストレート一発で失神させてKO勝ち。凄いプレッシャーになっています。だからこそ、楽しみたいと思っています。

勝つことしか考えていないですし、勝つイメージもできています。少し様子を見たら倒しに行こうかと思います。コレで倒すっていうのは、もう決めています」

──力強い言葉です。

「向かい合っていないので分からないですけど、ただ殴り合うっていうんじゃなくて、駆け引きが面白い試合になると思います。」

──4月のアママッチを見た時から、パトリック選手のようなパンチを打てる選手は日本のMMA界にはいないと思いました。

「ありがとうございます」

──と同時に、その既に持っているボクシングをどこまで使い切れるのか。組み技があるなか、ボクシングとは距離も角度も違います。現状、MMAのなかでどれだけ自分の打撃を使いこなせるという感覚でいますか。

「正直、最近ではほぼグラップリングの練習しかしていないんです。指のケガが治ってからも。だから壁レスとかもメチャクチャ自身があります。ヨシ・イノウエ選手は四つ組みが強いですけど、もし組まれるようなことがあっても全然大丈夫です。

確かに僕のバックボーンはボクシングです。でも、今はMMAファイターでボクサーじゃないです。ボクサーだからパンチが上手いとかでなく、MMAファイターとしてグラフにしても局面、局面が揃ってきています。組み技も寝技も対応できます。でも試合はパンチで倒します!!」

──そこは殴って勝つと。

「やっぱり、分かりやすいですからね。4月の最終オーディションの試合はレフェリーストップでしたけど、日高(健太郎)選手は半分意識がありました。失神させるか、ガードポジションを取られても仕留めきる。誰が見ても『これは続けたら、ヤバい』と思うような勝ち方をします。

確かに一番大切なことは勝つことで、そこは絶対に拘ります。と同時に試合内容も『コイツ、ヤバいな。マジで野人、野生やな』というようなインパクトを残したいです!!」

■視聴方法(予定)
9月20日(月・祝)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ SHOOTO2021#06対戦カード
             
<修斗世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]川名TENCHO雄生(日本)
[挑戦者]西川大和(日本)

<修斗環太平洋バンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]安藤達也(日本)
[挑戦者]石井逸人(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈治(日本)
石橋佳大(日本)

<ライト級/5分2R>
椿飛鳥(日本)
岩本健汰(日本)

<ライト級/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
宇佐美正パトリック(日本)

<75キロ契約/5分3R>
江藤公洋(日本)
グンター・カルンダ(コンゴ民主共和国)

<ミドル級/5分2R>
岩﨑大河(日本)
今市凌太(日本)

<フライ級/5分2R>
内田タケル(日本)
大竹陽(日本)

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Interview J-CAGE Shooto2021#06 ブログ 安藤達也 後藤丈治 石井逸人 石橋佳大

【Shooto2021#06】TRIBE同期対談─01─石井逸人「安藤達也は天才」&後藤丈治「逸人は努力する凡才」

【写真】この表情からも、両者の違いが伝わってくる……かと(C)MMAPLANET

20日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06でTRIBE TOKYO MMAの石井逸人が安藤達也の持つ修斗環太平洋バンタム級王座に挑戦し、後藤丈治が石橋佳大と対戦する。

1995年生まれの石井と、1996年3月生まれの後藤は同学年でTRIBEに先週場所を移してきた時期も重なる。

石井がバンタム級で戦うようになり、階級も同じになった両者。石井といえば言わずと知れたトンパチ野郎、対して後藤は北大卒の物腰の柔らかい常識人というイメージが定着している。そんな対照的な両者は、スタイルも正反対だった。結果、同期の両者は互いの穴を埋め合い、良いところを吸収しあうという最高のライバルとして高め合うことができている。

大一番を前に、TRIBE同期修斗バンタム級ランカー対談を行った。


──こうやってZoomの画面で2人の顔が並ぶと、表情に人間性が表れていますね(笑)。

石井 いやいやいや、分かっていないですよ。丈治は腹黒ですから。

後藤 そんなことはない。

石井 これだけつるんで仲良くなっているので、類友。丈治も同じです。

──つまり石井選手は自身が腹黒だということを認めてしまっているわけですね(笑)。そんななか次の試合が3日後に迫ってきました。Zoom取材で2人ともTribe Tokyo MMAにいて、離れた場所でつないでもらっているのですが、この時点で道場にいるというのは?

後藤 軽く調整して、体のケアをしようと思ってジムに来ました。

石井 自分は指導があるので。

──石井選手は指導で皆をリードしているわけですね。

石井 それは、もうそうですよ!! カリスマ指導者なんで、参加者は多いですよ。

後藤 独裁者ですよ、独裁者(笑)。ただ人望はともかく指導力で、会員さんが集まっているんだと思います。人に教えるのが得意です。細かいところまで、分かりやすく指導していますし、選手練で僕らも逸人から色々と教わっています。

石井逸人は全く感覚で動くような天才ではなくて、勉強家の凡人なので。

石井 おぉ、言うねぇ(笑)。いや、自分は感性派の天才なんですけど……ね。

後藤 いえ、勉強家の凡人ですよ。

──石井選手が間違っているのは、『勉強家の凡人』と後藤選手が言ってくれているのは誉め言葉ですからね。

石井 えっ?!

後藤 そうだよ。

石井 ……。でも、この世界はそういう人間が勝つ方が良いですよ。安藤達也は天才ですから、それを自分みたいな人間が勝つことが格闘技の意義です。

──おっ、呼び捨てですね。

石井 安藤達也のことは嫌いではないですけど、もう試合モードになっているので……いつまでも『安藤さん』とかって呼んで友達感覚でいることはできないです。

──安藤選手のどこか天才だと思う所以ですか。

石井 勘の良さ、勝負所で全力で仕留めることができます。あの勘の良さ、感性は天才です。練習をしていても、それは感じます。試合の時ほどガンガンは来ないですけど、要所で畳みかけてくるところとか、天才的です。スタミナがないから、そういう風になるってことも勿論理解しています。試合が決まれば練習に来るという感じで、出稽古先に一緒になる感じでしたし。

──安藤選手は5分✖3R、あの戦い方ができれば今、石井選手と拳を交えることなくUFCで戦っていたかと思います。本当に。

石井 そもそも練習しなくて、あれができるのが天才です。だから練習に入ってきたときも『体力はないな』って感じます。それが2回、3回と練習に参加すると、ここまでかっていうぐらいコンディションが戻っているんです。

──なるほどぉ、そこも天才的だと。後藤選手は安藤選手と練習したことは?

後藤 話したこともないです。

──TRIBEでは安藤選手の話題はケーフェイですか。

後藤 そんなことはないです(笑)。

石井 でも長南さんからは『お前、絶対に負けんじゃないぞ』って言われています(笑)。

──それはいつもそうだと思いますが(笑)。

石井 ベルトが掛かっている試合だというのと同時に、安藤には負けられないっていうプレッシャーは感じています。結果、いつも以上に気合が入っています。

後藤 普通に逸人が勝ちますよ。安藤選手が今までと同じやり方だと、「もう逸人を越えられないよ」と僕は思っています。普通に勝っちゃうんじゃないかと。

石井 アハハハハ。丈治、やっぱりよく見ているねって感じです。

──上から目線ですね(笑)。

石井 ランキングでいうと自分の方が上なので、上から目線で言いますよ。

──出た(笑)、一番気質の悪い人間のモノの考え方ですね。

後藤 まだ、そういう風に数字に拘っている子供のような部分があるんですよね。でも、虚勢を張らないで自分の良いところ、悪いところを分かって……僕もそうですが、逸人もそこから逃げずにやってきたので。逸人のそういうところが、次の試合で強味になるはずです。

──良い関係ですね。石井選手は決して気持ちが強くなくて。懸命に戦う状態を創っている。それが試合前、試合中、試合後までもあのノリになってしまう感じですよね。

後藤 その通りだと思います。良く分かってくれていますね。

石井 いや、俺も成長しているので!!

後藤 僕と逸人は性格が本当に違います。だから、上手くやれているんじゃないかと。練習だけはちゃんとやる。それがTRIBEというチームだと思います。そこが出来ていれば、MMAのチームとして良いと思っています。

──プライベートでの付き合いは?

後藤 ゼロではないです。

石井 丈治は飯とか遊びを30回ぐらい誘うと、1回来る。それぐらいじゃないですか。でも自分は誘い続けますよ(笑)。

後藤 そもそも僕は1人派なんです。

石井 自分がTRIBEの所属になった時、打撃は素人でした。ジャブの打ち方も知らなかったです。丈治は寝技がメッチャ素人で、エビも知らないぐらい寝技ができなかったです。自分は丈治に打撃を教わって、寝技を教える。上京してきたタイミングもほぼ一緒で、互いの穴を埋める存在でした。丈治がいてくれて、良かったと思っています。だからTRIBEは勝てているという感じです。

本音で付き合えるので、先輩とは違い言い合うことができる。そういう存在でもあります。

──と同時にライバルでもありますね。

石井 丈治には負けたくないです。丈治が試合で勝ったらメッチャクチャ嬉しいんですけど、注目されると悔しいという想いはあります。

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
9月20日(月・祝)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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【Shooto2021#06】椿飛鳥とMMAデビュー戦、岩本健汰─02─「ここで躓いているとダメです」

【写真】打撃だけでなくケージレスリングも、実戦初になる岩本(C)MMAPLANET

20日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#06。同大会で椿飛鳥を相手にMMAデビュー戦を戦う岩本健汰インタビュー後編。

グラップリングの強さは絶対。と同様に日本ではグラップリングが、浸透していない。岩本はMMAで、自らのグラップリング力を見定めたいという。MMAファイターとして能力は全く未知数、周囲の目も『お手並み拝見』というところが事実だろう。

とはいっても、彼に周囲の反応は関係ない。岩本健汰はMMAファイターとしてのJourneyに一歩を踏み出す。

<岩本健汰インタビューPart.01はコチラから>


──今、錚々たるメンバーとロータス世田谷で練習していて、手応えが掴めているということでしょうか。

「ロータスで練習している選手たちは凄く強いので、まぁ……う~ん、そこで勝てる実感が掴めるとかはないです。レベルが高すぎます。だからロータスの練習で、実際に試合になった時に自分がどのレベルにあるのか判断するのはちょっと難しいです。でも、組み技の展開になったら絶対に勝てるし、組みの展開に持っていくための打撃もずっとやってきました。そういう練習もしているので、そこが勝てる自信にはなっています」

──ADCCを目指すうえで、寝技だけでなく攻守テイクダウンやスクランブルを身につける必要があり、過去2年間練習してきました。その練習で身につけた技術はMMAを戦ううえで武器になっていると思いますか。

「むしろ、その部分が一番の武器になります。以前は簡単に下になって足関節を取るという形ばっかりだったのですが、自分のスタイルを見直してやってきたことがMMAに生かせると思います」

──MMAというよりも、異種格闘技を想像してしまうのですが、岩本選手はMMAファイターとしての目標はどこに置いているのでしょうか。

「目標……試しでMMAをやってみようという気持ちでは、出ていないです。ちゃんとしっかりやり切りたい気持ちでやっているので、まずは国内の団体のチャンピオンになってから海外に行きたいという気持ちはあります」

──そして2年に1度のADCCには出ていくと。

「ハイ、ADCCには出たいと思っています」

──米国のようにプロのグラップリングが盛んなら、勝手ながら岩本選手には二足の草鞋を履いてほしいと思ってしまいます。

「この国でグラップラーが置かれている環境が、僕がMMAをやる大きな要因であることは間違いないです」

──それにしても……自分が岩本選手を初めてインタビューさせてもらったのは2年前のADCCの直前で、まだトライフォース所属でした。もの凄い変化ですね(笑)。

「アハハハハ。相当、変わりましたね」

──良い人生です。

「良い方向に進んでいれば良いんですけどね……(苦笑)」

──正解はないし、答え合わせをしてもしょうがない。やりたいと思ったことに進む。既に勝ち組ですよ。ただご家族の反応は心配ですが(笑)。

「家族は……一応、認めてはくれているとは思います。以前は大学まで行かせて、大学院に通わせて……というようなことを言われていましたけど、今はないです」

──諦められたか、認めてくれたか。ホント、ここからですね。

「大学院も今年の4月に卒業して、就職せずにこのまま来ました(微笑)。指導を週に3度、イグルー、Me,We、リバーサルジム東京スタンドアウトで指導をして」

──それでは生活は厳しくないですか。

「プライベートレッスンが週に数コマあるので……」

──ここで話されている内容の全てが、椿選手からすると『負けられるか』という発奮材料になるでしょうね。その椿選手の印象は?

「椿さんの試合は3試合ぐらいしか見ていないですけど、まぁ……ここは勝たないといけないという想いはあります。ここで躓いているとダメです」

──高橋サブミッション雄己選手は、既に修斗でデビューをしていますが、岩本選手の話を伺っていると、彼の方がよりピュア・グラップラーな戦い方になるのかと。

「高橋選手と僕の戦い方は違ってくると思います」

──では同じHEARTSの風間敏臣選手は?

「風間選手はグラップリングの力がどれだけあるのか、チョット分からないです」

──日本のMMAファイターは何だかんだとグラップラーが多いです。MMAグラップラーと比較して、自身のMMAグラップリング力はどのレベルにあると思いますか。

「それを知りたいから戦います。自分がどこまでいけるのか、試したいです」

──なんですかね……、日本語の旅ということでなく、英語でいうところのJourneyという感じがします。

「あぁ、それ分かります。旅でなく、旅人というか……(笑)。常識的な生き方ではないです」

──旅人が一歩踏み出す。初めて打撃があるなかで、組み技力を問われる。ナーバスになることは?

「緊張よりも、怖さはあります。打撃のある怖さ、グラップリングと戦う時とは違う怖さです。そこを乗り越えたい、そういう期待を自分にしています」

──ところでイグルーの盟友である、イゴール・タナベ選手も10月17日のHEATでMMAデビューを戦います。イゴールはMMAを戦えるのでしょうか。それとも柔術でMMAを戦うつもなりなのですか。

「それは……僕ではなくて、イゴールに聞いてください(笑)。でもイゴールの寝技は特別ですから、あの大きさであれだけ動ける選手はそうはいないので……柔術だけでも戦えるかもしれないです」

──確かにその通りですね。では岩本選手、MMAデビュー戦に向けて、改めて意気込みをお願いします。

「僕のJourneyを見てほしいです」

■視聴方法(予定)
9月20日(月・祝)
午後6時00分~ ABEMA格闘チャンネル

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