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【VTJ2021】VTJ2021はBRAVE INVASION?! 原口伸がMMA2戦目で、佐山道場の岡澤弘太と対戦

【写真】2戦目がVTJとなった原口伸(C)MMAPLANET

28日(木)、Sustainより11月6日(土)に東京都江東区のUSENスタジオコーストで開催されるVTJ2021で原口伸✖岡澤弘太のライト級5分✖2R戦が組まれることが発表されている。

2019年フリースタイルレスリング全日本王者からMMAへ転身、9月のグラチャンで大搗汰晟をパウンドアウトして初陣を飾った原口のVTJ参戦が決まった。


今大会では兄・央が宇野薫と対戦し、早くも兄弟揃い踏みが実現するだけでなく所属するBRAVEからは野村駿太も宇佐美正パトリック戦が決まっており、VTJ2021はBRAVE Invasionの様相を呈している。

そんな原口伸と対戦するのは、佐山道場所属の岡澤だ。グランドスラム所属時代から組み技の強さは評判だった岡澤はZST、パンクラスなどで経験を積み、佐山道場に移籍し修斗初陣でエドモンド金子にエドモンド金子に判定勝ちを収めている。

原口にとって岡澤戦はジムの先輩のリベンジ戦という意味合いも含まれるプロMMA2戦目となった。

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お蔵入り厳禁【Gladiator015】新フェザー級王者・原口央「どこでも戦えるぞという気持ちはあります」

【写真】そろそろ次戦が決まったという話もチラホラ聞こえてい来るグラジエイター・フェザー級チャンピオン原口央(C)MMAPLANET

9月26日(日)も大阪府豊中市の176boxで開催されたGladiator015で、原口央がMIKEを2R0分11秒でパウンドアウトし、フェザー級のベルトを巻いた

今年2月に自らのローがMIKEの下腹部に当たり、NCとなった一戦を経て完全勝利で原口がチャンピオンに。これまでグラジのベルト保持者は最東端で愛知の竹本啓哉だったが、首都圏にグラジのチャンピオンが誕生した。

9月には実弟の伸がフリースタイルレスリング全日本王者の実績を引っ提げ、GrachanでMMAデビューを飾っている。何かと比較されるであろう弟の存在を「特に気にしない」という新チャンピオン。

お蔵入り厳禁、タイトル奪取直後に訊いた原口央の声をお届けしたい。


──タイトル奪取おめでとうございます。今の気持ちを教えてください。

「率直に嬉しいです」

──首都圏に基盤のある選手が、Gladiatorのベルトを巻く。関西、沖縄から愛知までの箱根はおろか、天竜川を越えたチャンピオン誕生は初めてのことです。

「僕自身、2月に初参戦させていただいた時にタイトルマッチが組まれて、それまでは出場していたDEEPなどでキャリアを積んでいきたいと思っていたのですが、そういうチャンスを得られたことで本気でグラジエイターのベルトを獲るつもりでやってきました。2月にああいう結果に終わってしまって、そのこともあって本気度が上がりました」

──今後に関しては、どのようにキャリアを積んでいきたいと考えていますか。

「チャンピオンになったからにはベルトを防衛戦するのは当然ですが、色々な団体で強い選手と戦っていきたいというのはあります。自分はまだMMAを始めて3年程度で、初心者レベルです。まだまだ学ぶことだらけですし、しっかりと練習をしてどんどん強い人と戦っていきたいです。今後、勝って……勝っていくと、強い人と試合をすることは当然になってきますし、組まれた試合は全部勝つつもりで戦います」

──グラジ以外でプロモーションは?

「どこか……そういう拘りはないですが、使ってくれるところでしたら、どこでも戦えるぞという気持ちはあります」

──実弟の伸選手のインタビューをMMAPLANETで掲載させていただいた際、ツイッターに竿本樹生選手が『あっという間にアニキを追い抜いた』というようなことを潰されていましたが……。

「それは……僕は何も感じないです(笑)」

原口伸 ふざけて書いているだけなので(苦笑)。

──実際に弟さんがレスリングの実績を引っ提げて、デビュー戦から注目を浴びている状況は兄として、また同じMMAファイターとして発奮材料になりますか。

「コイツがレスリングが強いのは知っていますし、僕は僕で頑張って。弟のことは、特に気にすることはないです。ライバル心を持っているわけでもなく……」

原口伸 本当にそういうのはないんですよ。

「今日のタイトルマッチにしても、伸がメチャクチャ協力してくれましたし。今、BRAVEには内弟子が13人ほどいるのですが、やっぱり兄弟だと気を遣うこともないし、互いを助け合って強くなっていればと思っています」

──MMAPLANETの読者の皆さんも、この勝利で原口央選手により注目するようになると思います。自身がどのようなファイターが、アピールをしていただけますか。

原口伸 人間臭さだよ(笑)。

「人間臭さ? 」

原口伸 ナヨナヨしていて。

──そういう意味ですか、人間臭さって(笑)。

「いや、でも本当に性格的にはナヨナヨしているんです。けっこう人見知りですし……」

原口伸 格闘家っぽくはないよね。

「格闘家っぽくないですし、空気を読まないところもあります。試合も空気を読まないので(笑)、そういうところを見てくれればと思います。これからも空気を読まない試合をします」

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Grachan50 MMA ブログ 原口伸

【Grachan50】原口伸、ジャパニーズネクタイは極め切れずもMMA初戦でパウンドアウト勝利

【写真】打撃が強くて組みに課題、柔術が強いが打撃が課題──そんな一芸に秀でたファイターと経験を積むようなが試合が見てみたい原口だ(C)MMAPLANET

<ライト級/5分2R>
原口伸(日本)
Def.1R4分36秒by TKO
大搗汰晟(日本)

2019年フリースタイルレスリング全日本70キロ級優勝、原口伸の注目のMMAデビュー戦。サウスポーの原口は大搗の右ジャブに左フックを合わせていく。さらに右ローを蹴り、最初の組みでは大搗が投げを狙う。原口は冷静にバックを取りケージに押し込む。大搗が胸を合わせると、原口は離れて左ストレートにダブルレッグを仕掛け、ケージに押し込むとコーナーの指示通り、リフトアップからテイクダウンへ。

腹ばいに落とされた大搗が、スクランブルから内股を狙う。原口は手をついてバランスを保ちバックに回る。大搗も胸を合わせてヒザをボディに突き刺す。レベルチェンジからシングル、ダブルに移行した原口がテイクダウンを決めて、パウンドからサイドを取る。

大搗が足を戻していくが、原口はその足を捌いて左のパウンドを打ち込む。懸命のバタフライガードも、強烈なパウンドを受けた大搗が、頭を抱えて背中を見せる。

一度は背中が伸びた大搗は、懸命に足を取ってレッスルアップ狙いも原口は冷静にがぶって潰し、師匠譲りのワールド=ジャパニーズネクタイで絞めていく。

これは極め切れなかったが、再びサイドバックから原口がサイドバックから鉄槌を連打。大搗が動かくなくなり、レフェリーが試合をストップ──一方的な試合展開でMMA初戦でTKO勝ちを収めた原口はバック宙を披露した。


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Grachan50 MMA キック 中村倫也 修斗 原口伸 大搗汰晟 河名マスト 藤村健悟

【Grachan50】GrachanでプロMMAデビュー、原口伸─02─「レスリングと融合させる打撃を」

【写真】内輪ネタのようなものでうが、クレジットがMMAPLANETの試合写真は過去数年はシャッタースピードが320/秒か400/秒で撮影しています。この時は320/1ですが、見様見真似のパウンドで拳がこれだけブレる。それが原口伸の資質、ポテンシャルと捉えています (C)MMAPLANET

5日(日)、千葉県千葉市の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN50で、大搗汰晟とのプロデビュー戦に挑む原口伸のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

中村倫也、河名マスト、修斗とNEXUSでMMAデビューした国内トップレスラー勢、第3の男、原口はMMAを始めてわずか2カ月、右も左も分からない状態で挑んだアマチュアマッチを経て何を掴んだのか。

レスリングとMMAの違い、そこから学ぶ打撃の重要性――プロデビュー戦で、原口はMMAファイターとして成長した姿と可能性を見せつける。

<原口伸インタビューPart.01はコチラから>


――今年2月に初めてMMAに触れてから、4月にEXIFIGHTのアマチュアマッチに出場するまでは、どのような練習を行っていたのでしょうか。

「基礎的な練習をしていましたが、まだ寝技も打撃も見様見真似でやっているような状態でしたね。とにかく先輩方の練習に、必死に食らいついていました」

――その状態で試合に出るのは、不安はなかったのですか。

「宮田先生から『出る?』と聞かれて、『出ます』と答えてしまった、みたいな感じです(苦笑)。試合も特に作戦はなく、僕にとっては出たとこ勝負でした。当時はパスガードもよく分かっていなかった状態で……」

――えっ……。

「テイクダウンしたあと、セコンドから『ニーオン!』という声が聞こえるんですけど、まだニーオン(ニーオンザベリー)の意味も分からないほど、無知でした」

――そこで、テイクダウンからスラムに行くのですね。

「スラムは3回ぐらいやりました。普段の練習でスラムをやることもないんですけど、無意識にやっていたんです。ポイントを取るためにはスラムで叩きつけておいたほうがいいかな、と考えたのかもしれないですね。自分にはできることが少なかったので」

――打撃については?

「その時点では自分が攻めるより、相手の打撃を見て守る、という練習が多かったんですね。試合でも相手のハイキックをガードしたら、そのまま相手がマットに背中を着けたので、寝技の展開に持ち込むことができました」

――とにかく何も分からない状態でのアマチュアMMAデビューだったのですね。

「この試合のおかげで、MMAについて考える時間が一気に増えました。今考えると、宮田先生も『まず試合をしてMMAを覚えろ』と考えていたのかもしれないです」

――では、アマチュアの試合を経て、どのようなことが分かりましたか。

「練習でも試合でも、ずっとレスリングのテイクダウンばかりでしたけど、MMAのテイクダウンって何か分かってきました。テイクダウンしたあと、ニーオンからパウンドを打って、相手が嫌がったらサブミッションというように、繋げていく。繋げることを考えてテイクダウンしないといけないんですよね」

――なるほどぉ。

「それまでは相手が立ち上がってきたところを、ひたすらもう一回抑え込もうと無理をしていたんですね。でも、相手が立ち上がったら無理をして抑え込もうとせず、打撃に移行する。それがMMAなんだと思って練習しています」

――すると、MMAとしての打撃の習得が必須になりますね。

「はい。……ずっとレスリングをやってきたから、試合でも倒して殴れば良いと思っていました。でも、武田(光司)さんとかトップの選手は、シンプルなレスリングでは通用しないんです」

――倒して殴ろうにもそもそも倒すことができない、と。

「そうなんです。打撃と繋ぎ合わせないと、テイクダウンできない。今はテイクダウンに繋げるための打撃も練習しています。自分の持ち味はレスリングですけど、そのレスリングと融合させることができる打撃を身につけたいです」

――なるほど。MMAの練習で、面食らうことも多いでしょうね。

「競技が違うので、『レスリングが強いからMMAも強い』とは思っていなかったです。でも勝手が違いすぎて、レスリングの練習よりキツイですね(苦笑)。打撃に関しては完全に初心者でしたから、技術を覚えるのが大変で、その分すぐに疲れてしまいますし」

――アマチュアデビューから5カ月、MMAファイターとして、どのような点が成長したと思いますか。

「自分の中では、全体的に底上げしている感じです。『ここが成長した!』ということではなく、MMAファイターとして必要な部分、全てですね」

――宮田和幸代表をはじめ、練習仲間からは「ここが伸びた」という声をもらうことはありますか。

「打撃を褒めてくださることは増えました。あとは、スクランブルですね。スクランブルはレスリングと動きが似ているところもあるので、伸びているんじゃないかと思います」

――9月5日、GRACHANでプロデビュー戦を迎えます。相手は総合格闘技宇留野道場の大搗汰晟選手です。

「ずっと柔道をやっていて、プロデビュー戦(今年7月、WARDOGでワタナベ関羽マサノリに判定勝ち)はしっかり漬け込んで勝利したと聞いています。レスリング力は僕のほうがあると思うので、レスリングでも勝負しますし、打撃でも勝負します」

――今、緊張していますか。

「あっ、すみません。インタビューって慣れなくて……」

――こちらの聞き方が悪かったですね(笑)。プロデビュー戦に向けて、緊張していますか。

「アハハ、そういうことですね(笑)。試合に向けて緊張しています。でも僕は、緊張感がないと自分の力を出せないタイプなんです。ずっとレスリングの試合をやってきたおかげか、そういう自分の付き合い方は分かっています」

――では最後に、プロデビュー戦への意気込みをお願いします。

「今回の試合は――いろいろと作戦もありますが、まず全力を出し切ることがテーマです。よろしくお願いします!」

■ GRACHAN 50対戦カード

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
小川道的(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R>
松本尚大(日本)
上荷大夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
小沢祐介(日本)
高桑格(日本)

<バンタム級/5分2R>
GEN(日本)
松井斗輝(日本)

<ライト級/5分2R>
野村駿太(日本)
前田啓伍(日本)

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Grachan50 MMA RIZIN   原口伸 原口央 漆間將生 藤村健悟

【Grachan50】初陣、2019年フリー70キロ全日本王者=原口伸─01─「ここでやらないと絶対に後悔する」

【写真】4月11日のEXamateurFIGHTで、打撃有りの試合に初めて挑んだ原口。パンクラスでプロデビューの資格を得ていてDREAMERS=漆間をレスリングで圧倒して判定勝ちしている (C)MMAPLANET

9月5日(日)、千葉県千葉市の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN50で、レスリング全日本王者の原口伸がプロデビュー戦を迎える。

幼少期にレスリングを始めた原口は、国士舘大学時代に、2018年の全日本レスリング選手権でフリースタイル70キロ級で3位に。翌2019年には同クラスで優勝している。安定した就職先は数多存在した原口が、なぜMMAを始めたのか。そして、今年4月のEXFIGHTのアマチュアマッチで初めて体験したMMAとは――。


――1週間後にプロデビュー戦を控える原口伸選手です(※取材は8月30日に行われた)。今年3月に国士舘大学を卒業してMMAを始めたとのことですが、MMAを始めたキッカケを教えてください。

「大学1年生の時、兄(原口央、BRAVE所属のMMAファイター)や先輩と一緒に、RIZINを見に行ったんです。その時すぐ『MMAがやりたい!』と思いました」

――大学時代は、MMAをやることが念頭にあって、レスリングを続けていたのですか。

「大学1年生の時はレスリングで成績を残せていなくて、MMAという世界も考えていました。ただ、大学4年間はレスリングを続けることは決めていたので、すぐにMMAを始めるということはなかったです」

――それまでMMAは見たことがなかったのですね。

「試合を見たことはなかったです。でも格闘技の映画は好きで観ていました。ブルース・リーとか」

――ブルース・リー! それはお父さんの影響でしょうか。

「いえ、自分でハマっていきました(笑)。もともとは何かのアクション映画を見せられたことがキッカケなんですけど、そこから自分でブルース・リーやジャッキー・チェンの映画を調べて観るようになって。小学校低学年ぐらいの頃ですね」

――レスリングを始めたのは、そういった映画の影響なのですか。

「レスリングは別です。父の作ったレスリング道場があって、そこで兄たちが練習していたんです。でも、親も僕には『好きなことをやっていいよ』と言ってくれていまして。僕も本格的にはレスリングをやらず、道場でずっと遊んでいるだけでしたけど」

――そんななか、小学校3年生の時にレスリングを始めたのは……。

「好きなことをやっていいと言われても、特に好きなこともなかったんです。そんな時――ハッキリとは覚えていないんですけど、レスリングの番組か試合の中継かを見て、カッコいいと思ったことがキッカケですね」

――なるほど。大学時代の話に戻りますが、原口選手は2019年、大学3年生の時に全日本フリースタイル70キロ級で優勝しています。すると東京オリンピックも視野に入っていたのではないのでしょうか。

「オリンピックでは、僕の階級が開催されなかったんです。上は74キロ級、下は65キロ級で……74キロ級は体格的に難くて、65キロ級まで減量できるかどうか、という感じでした」

――なるほど、ほぼほぼ五輪期間しかレスリングを見ないジェネラル層や門外漢には、意外と伝わっていない事実ですね。そういった場合、多くの選手はどちらを選択するのでしょうか。

「強引に階級を上げることが多いですね。でも僕は、全日本で優勝したあとにケガをしてしまい、試合も出ることができない状態でした。その時点でオリンピックまでは考えていなかったです」

――しかし、大学を卒業してMMAを始める際、周囲に引き留められなかったですか。

「レスリング部の監督と僕の親が話し合いました。僕はMMAをやりたいと伝えていたんですけど、親と監督は『レスリングを続けてほしい』と」

――親御さんも反対していたのですね。

「全日本で優勝していたので、いろんな企業さんからも声をかけていただいていたんです。親からも『条件の良いところに就職してほしい』と言われていました。でも僕は、ここでMMAをやらないと絶対に後悔すると思っていて、親も理解してくれて『お前の好きなようにやれ』と言ってくれました」

――監督さんはどうでしたか。

「そのあと親が監督と話をして、最初は監督も渋っていましたが、最後は納得してくれて『人生一回きりだから頑張れ』と送り出してくれましたね」

――そこから宮田和幸さんが主宰するBRAVEに入るわけですね。

「BRAVEには兄が先に入っていたんですけど、僕は僕でジムを探していました。でも宮田先生がインタビューで『レスラーを強くさせる自信がある』と仰っている記事を見て、やっぱりBRAVEに入ろうと思ったんです。選手が第一、自分が経験した失敗は弟子にはさせない、と仰っていたので。部活を引退して、大学を卒業する直前――今年の2月にBRAVEで初めてMMAに触れました」

――えっ!? 原口選手は今年4月に、EXFIGHTのアマチュア試合に出ていますよね。MMAを始めて2カ月で試合に出場したのですか。

「そうなんです」

――しかも、パウンドありのルールですよね。

「今考えると、ムチャしたなって思います(苦笑)」

――EXFIGHTでは、格闘DREAMERSにも参加していた漆間將生選手に判定勝ちしています。

「とにかくテイクダウンしかしていませんでした。自分のイメージでは、もっと簡単にパウンドを打てると思っていたんです。でも単にパウンドは打てても、効かせるパウンドを打つことが難しくて……」

――どのようなところが一番難しかったのでしょうか。

「テイクダウンばかりしていた、つまり一度倒して抑え込むことができなかったんですね。倒されてから立つという動作がレスリングにはないので、そこを抑えてポジションを獲ることが難しかったです」

<この項、続く>

■ GRACHAN 50対戦カード

<ライト級/5分2R>
藤村健悟(日本)
小川道的(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
大搗汰晟(日本)

<バンタム級/5分2R>
松本尚大(日本)
上荷大夢(日本)

<ライトヘビー級/5分2R>
小沢祐介(日本)
高桑格(日本)

<バンタム級/5分2R>
GEN(日本)
松井斗輝(日本)

<ライト級/5分2R>
野村駿太(日本)
前田啓伍(日本)

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