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MMA o UFC   ショーン・ストリックランド ジャレッド・キャノニア ジョシュ・エメット マーヴィン・ヴェットーリ メイシー・バーバー ロマン・ドリゼ 平良達郎

6.17『UFC on ESPN 46』のメインイベントはマーヴィン・ヴェットーリ vs. ジャレッド・キャノニア/ジョシュ・エメット vs. イリア・トプリアは6.24『UFC on ABC 5』にスライド

6.17『UFC Fight Night』のメインイベントはジョシュ・エメット vs. イリア・トプリア(2023年03月31日)

 こちらの続報。


 UFCが6月17日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC on ESPN 46』のメインイベントがマーヴィン・ヴェットーリ vs. ジャレッド・キャノニアのミドル級マッチになることを発表。

 ヴェットーリは3月の『UFC 286: Edwards vs. Usman 3』でロマン・ドリゼに判定勝ちして以来の試合。現在UFCミドル級ランキング3位。

 キャノニアは昨年12月の『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』でショーン・ストリックランドに判定勝ちして以来の試合。現在UFCミドル級ランキング4位。


 なお、元々同大会のメインイベントに予定されていたジョシュ・エメット vs. イリア・トプリアのフェザー級マッチは6月24日にフロリダ州ジャクソンビルで開催する『UFC on ABC 5』のメインイベントにスライドされます。この大会では平良達郎 vs. クレイドソン・ホドリゲス、メイシー・バーバー vs. アマンダ・ヒバスも予定されています。続きを読む・・・
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MMA o ONE UFC   アンドレア・リー メイシー・バーバー 平良達郎

6.24『UFC Fight Night』でメイシー・バーバーとアマンダ・ヒバスが対戦

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6.24『UFC Fight Night』で平良達郎とクレイドソン・ホドリゲスが対戦(2023年03月28日)

 こちらの続報。


 UFCが6月24日に開催するFight Nightシリーズの大会(会場未定)でメイシー・バーバー vs. アマンダ・ヒバスの女子フライ級マッチが行われることをMMAJunkieが確認したとのこと。同大会では平良達郎 vs. クレイドソン・ホドリゲスも行われます。

 バーバーは3月の『UFC on ESPN 43: Vera vs. Sandhagen』でアンドレア・リーに判定勝ちして以来の試合で4連勝中。現在UFC女子フライ級ランキング10位。

 ヒバスは3月の『UFC 285: Jones vs. Gane』でヴィヴィアニ・アラウージョに判定勝ちして以来の試合。現在UFC女子フライ級ランキング11位。続きを読む・・・
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MMA News o ONE UFC   アンドレア・リー マルロン・ヴェラ メイシー・バーバー

『UFC on ESPN 43: Vera vs. Sandhagen』スプリットデシジョンだった試合のジャッジの採点/主要サイトの採点

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Cory Sandhagen defeats Marlon Vera(MMA Decisions)

 コリー・サンドヘイゲン vs. マルロン・ヴェラのジャッジの採点。Chris Leeが1,2,4,5Rサンドヘイゲン、3Rヴェラで49-46サンドヘイゲン勝利。Sal D'Amatoがフルマークでサンドヘイゲンで50-45サンドヘイゲン勝利。Joel Ojedaが1,2Rサンドヘイゲン、3,4,5Rヴェラで47-48ヴェラ勝利でした。

 主要サイトの採点は50-44サンドヘイゲン支持1人、50-45サンドヘイゲン支持17人、49-46サンドヘイゲン支持5人、48-47サンドヘイゲン支持1人。ヴェラ支持は居ませんでした。


Maycee Barber defeats Andrea Lee(MMA Decisions)

 メイシー・バーバー vs. アンドレア・リーのジャッジの採点。Chris Leeが1Rバーバー、2,3Rリーで28-29リー勝利。Frank Collazoが1,2Rバーバー、3Rリーで29-28バーバー勝利。Dan Miragliottaがフルマークでバーバーで30-27バーバー勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28バーバー支持9人、28-29リー支持5人、27-30リー支持3人でした。


Albert Duraev defeats Chidi Njokuani(MMA Decisions)

 アルバート・デュラエフ vs. チディ・エンジョクアーニのジャッジの採点。Chris Leeが1Rデュラエフ、2,3Rエンジョクアーニで28-29エンジョクアーニ勝利。Sal D'AmatoとDan Miragliottaが1,2Rデュラエフ、3Rエンジョクアーニで29-28デュラエフ勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28デュラエフ支持8人、28-29エンジョクアーニ支持8人でした。


Trevin Giles defeats Preston Parsons(MMA Decisions)

 トレヴィン・ジャイルズ vs. プレストン・パーソンズのジャッジの採点。Gino GarciaとJacob Montalvoが1Rパーソンズ、2,3Rジャイルズで29-28ジャイルズ勝利。Sal D'Amatoが1,3Rパーソンズ、2Rジャイルズで28-29パーソンズ勝利でした。

 主要サイトの採点は29-28ジャイルズ支持7人、28-29パーソンズ支持7人でした。続きを読む・・・
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F1 MMA o ONE UFC YouTube   アレックス・ペレス アンドレア・リー ホーリー・ホルム マネル・ケイプ マルロン・ヴェラ メイシー・バーバー

『UFC on ESPN 43: Vera vs. Sandhagen』前日計量動画/マヌエル・トーレス vs. トレイ・オグデンが中止に

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 『UFC on ESPN 43: Vera vs. Sandhagen』でマヌエル・トーレス vs. トレイ・オグデンがトーレスのドクターストップにより中止になったとのこと。これにより全11試合となり日本時間5時開始の予定でしたが5時30分に変更されています。


MAIN CARD (ESPN, 7 p.m. ET)

・Marlon Vera (136) vs. Cory Sandhagen (135.5)
・Holly Holm (135.5) vs. Yana Santos (135)
・Nate Landwehr (145.5) vs. Austin Lingo (146)
・Maycee Barber (125.5) vs. Andrea Lee (126)
・Manel Kape (125.5) vs. Alex Perez (126)
・Albert Duraev (186) vs. Chidi Njokuani (185)

PRELIMINARY CARD (ESPN+, 4 p.m. ET)

・Tucker Lutz (146) vs. Daniel Pineda (145.5)
・Lucas Alexander (146) vs. Steven Peterson (146)
・Trevin Giles (170.5) vs. Preston Parsons (171)
・Daniel Da Silva (126) vs. CJ Vergara (126)
・Trey Ogden (155.5) vs. Manuel Torres ()**
・Victor Altamirano (124.5) vs. Vinicius Salvador (126)

 前日計量結果。計量しなかったトーレスを除き全員パスしています。




 前日計量動画。


 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・マルロン・ヴェラ vs. コリー・サンドヘイゲンはヴェラ支持6人、サンドヘイゲン支持5人。

・ホーリー・ホルム vs. ヤナ・サントス(クニツカヤ)は11人全員ホルム支持。

・ネイト・ランドウェア vs. オースティン・リンゴはランドウェア支持10人、リンゴ支持1人。

・アンドレア・リー vs. メイシー・バーバーは11人全員バーバー支持。

・アレックス・ペレス vs. マネル・ケイプはペレス支持9人、ケイプ支持2人。

・チディ・エンジョクアーニ vs. アルバート・デュラエフはエンジョクアーニ支持10人、デュラエフ支持1人。続きを読む・・・
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o UFC アレックス・ペレス アレッシャンドリ・パントージャ キック ショーン・オマリー ダニエル・ダ・シウバ ダニエル・ピネダ ドミニク・クルーズ マネル・ケイプ マルロン・ヴェラ メイシー・バーバー

UFC on ESPN43:オッズ/予想と展望

マルロン・ヴェラ 2.45
コーリー・サンドヘイゲン 1.59
ホリー・ホルム 1.41
ヤナ・サントス 3.05
ネイト・ランドワー 1.44
オースティン・リンゴ 2.90
アンドレア・リー 3.30
メイシー・バーバー 1.36
チディ・エンジョクアニ 1.65
アルベルト・デュラエフ 2.35
アレックス・ペレス 2.50
マネル・ケイプ 1.57
ダニエル・ピネダ 3.35
タッカー・ラッツ 1.36
ティーブン・ピーターソン 1.61
ルーカス・アレクサンダー 2.40
トレヴィン・ジャイルズ 1.91
プレストン・パーソンズ 1.91
C.J.ベルガラ 1.42
ダニエル・ダ・シウバ 3.00
マヌエル・トーレス 1.67
トレイ・オグデン 2.30
ビクトル・アルタミラノ 2.00
ヴィニシウス・サルヴァドール 1.83
ヘイリー・カワン 1.80
タミレス・ビダル 2.05

メインは先月のAPEX大会で組まれていたが、客入れ有りの今大会にスライドしたバンタム級トップランカー対決。

ランキング3位のヴェラは現在4連勝中。以前5連勝していたこともあったが、なかなかランカーとの対戦が組まれず停滞していたものの、レジェンドのフランク・エドガー、ドミニク・クルーズをKOして一気に名を挙げた。UFC14勝6敗で、7KO・4一本勝ちとフィニッシュ率が高い。次々期タイトル挑戦者の候補・ショーン・オマリーにも(アクシデント的な結末だったが)勝利している。

元キック王者サンドヘイゲンは、一時期バンタム級裏最強とも言われていたが、ディラショーには組まれてスタンドバックを許す展開で判定負け。これは接戦だったが、続くヤン戦では打撃のプレッシャーで圧される展開となり判定負け。ディラショーがスターリングに、ヤンがデバリシビリにそれぞれ完敗したことで、間接的に評価も落ちてしまった。

バンタム級タイトルは王者スターリングが5月に復帰するセフード相手に防衛戦。微妙な判定でヤンに勝ったオマリーはその次の挑戦者と言われており、他の選手には年内にチャンスが回ってこない可能性がある。また、1位のデバリシビリは、王者が同門のスターリングであるうちは挑戦しないと公言している。この試合の勝者がデバリシビリと対戦して順番を待つという展開になる可能性が高い。

オッズは下位ランカーのサンドヘイゲンがフェイバリット。サンドヘイゲン判定勝ちと予想。

プレリムではマネル・ケイプが登場。相手は6位でタイトル挑戦経験のあるアレックス・ペレス。ここで勝てば、ようやくタイトル挑戦者争いに入っていける。2連敗の後4連勝中のケイプに対し、ペレスは3連勝の後2連敗だが、連敗は前王者デイブソン・フィゲイレードに挑戦した試合と、現ランキング2位でケイプも破っているアレッシャンドリ・パントージャ戦で、いずれも1R絞め技での一本負け。

オッズはケイプがフェイバリット。ケイプ判定勝ちと予想。

第1試合開始は26日朝5時から。速報します。

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MMA o ONE UFC   アンドレア・リー ジェシカ・アイ メイシー・バーバー

3.25『UFC Fight Night』でメイシー・バーバーとアンドレア・リーが対戦

バーバー [DVD]


 UFCが3月25日に開催する大会(会場未定)でメイシー・バーバー vs. アンドレア・リーの女子フライ級マッチが行われることをMMAFightingが確認したとのこと。

 バーバーは7月の『UFC 276: Adesanya vs. Cannonier』でジェシカ・アイに判定勝ちして以来の試合で3連勝中。現在UFC女子フライ級ランキング12位。

 リーは5月の『UFC on ESPN 36: Blachowicz vs. Rakic』でヴィヴィアニ・アラウージョに判定負けして以来の試合。現在UFC女子フライ級ランキング9位。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC276 ジェシカ・アイ メイシー・バーバー

【UFC276】バーバーがクリンチでヒジ、離れては蹴りを交え快勝。敗れたジェシカ・アイは引退へ

<女子フライ級/5分3R>
メイシー・バーバー(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジェシカ・アイ(米国)

オーソからすぐにスイッチしたバーバーが、ワンツーで近づくと首相撲&ヒザを放つ。ケージにバーバーを押し込んだアイは、頭をアゴの下に押し付け右腕を差しあげていく。ウィザーで譲らず、ヒザを見せるバーバーがヒジを打っていく。スペースを創ったバーバーはヒザ蹴り、左エルボーを打ちつけて体を入れ替える。

ヒジを被弾したアイは、離れたバーバーとのパンチの打ち合いは優勢で再び組んでケージへ。バーバーは体を入れ替えてエルボーから左右のフックを打っていく。アイは必死に組み直してクリンチの攻防も、ケージに押し込まれる状態が増える。アイが押し返そうとするとヒジを入れるバーバーは、終盤はケージを背負わされてもヒザとヒジを繰り返しラウンドを取った。

2R、初回同様ワンツーで前に出るバーバーが、右オーバーハンドをヒットさせる。アイはここも組んでケージにバーバーを押し込む。左を差すが十分の形に持ち込めないアイに対し、バーバーは体を入れ替えて左のパンチを打っていく。エルボーとヒザを見せて離れたバーバーだが、アイは徹底して組んでクリンチに持ち込む。残り2分40秒で自ら間合いをアイが取り直す。

バーバーの左ハイの直後に組みついたアイが、この試合初めてのテイクダウンを決める。ケージにもたれることができず、背中をつかされたバーバーはハーフで抑えられた時間が続く。しかし、アイは有効なパウンドを落とすことはできず抑えに徹する。ワキ腹にエルボーを打ちつけたアイが、ラウンドを取り返したか。

最終回、バーバーが右前蹴りを顔面に届かせ、左ミドルを決める。さらに左ハイを続けるバーバーが右ジャブを当て、左ハイから右の突きをヒットさせる。そのバーバーの右ストレートに組みついたアイは、ケージに押し込むことができず右を振るう。直後右ハイを蹴ったバーバーが、クリンチ狙いにヒジを入れて離れる。

アイもワンツーからステップインも、バーバーは右を当てハイを放つ。さらに左の前蹴りを決めたバーバーが、アイの踏み込みにしっかり反応し組ませない。残り80秒、組まれ際にヒザを入れ、左ハイを当てたバーバーは、ここでケージに押し込まれるもアイが自ら離れる。バーバーは右を入れ、アイのシングルを切って鉄槌を打っていく。

アイはボディロックに切り替えるも、バーバーは立ち上がってケージを背にしつつヒザやエルボーを繰り出し、タイムアップを迎えた。3-0 の判定勝ちを収めたバーバーは「これが契約最後の試合。契約更新がなるのが待ち切れない、チャンピオンになるために」と笑顔を浮かべた。一方、アイはグローブを外し、「時間が来たわ。2009年UFCを見て、それから戦ってきた。メイシーにコンテンダーシリーズで会って、一人で戦っていた彼女を誘って話をしたの。何かこのスポーツに返せるとしたら、引退してファイターを色々な角度からサポートしたい」と引退を宣言してケージを下りた。


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Cage Warriors MMA MMAPLANET o ONE UFC UFC276 アレックス・ポアタン・ペレイラ アレックス・ヴォルカノフスキー アンドレ・ムニス イアン・ギャリー イスラエル・アデサニャ ゲイブ・グリーン コナー・マクレガー ショーン・オマリー ジェイリン・ターナー ジム・ミラー ジャレッド・キャノニア ジョー・ローゾン ドナルド・セラーニ ドリキュス・デュプレシー ブライアン・バルベレナ ブラッド・タヴァレス ブラッド・リデル ペドロ・ムニョス ボクシング ボビー・グリーン マックス・ホロウェイ メイシー・バーバー ユライア・ホール ロビー・ローラー

【UFC276】極め男ムニス。セラーニ✖ミラーの最多勝争い。可能性は無限大、イアン・ギャリーに要注目!!

【写真】まだまだ成長過程、それでいてUFC2連勝中のギャリーが荒くてパワフルなグリーンを相手にどのように戦うのか (C)Zuffa/UFC

2日(土・現地時間)にネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC 276「Adesanya vs Cannonier」。PPVカードの濃厚さに加え、プレリミでもFight Night大会ならメイン級のカードがズラリと並んでいる。

そのプレリミでまず気になるのが、ジャカレ・ソウザに引導を渡した極め技師アンドレ・ムニスだ。今回はユライア・ホールの遠い距離からの打撃をいかに封じ込めて、組みの展開から極めという流れに持ち込むことができるか、見ものだ。

また2週間前の大会でジョー・ローゾンが計量後にヒザの負傷で欠場となり、ついに3度目の正直もならなかったドナルド・セラーニが、ジム・ミラーと戦う試合も見逃せない。

勝てば、単独でUFC最多の24勝目となる両者の対戦。もともと今大会でボビー・グリーンと対戦予定あったミラーが1週間前にグリーンの負傷欠場を経て、実に14年9カ月振りとなるウェルター級で対戦を了承した。ライト級でも背が高い方でないミラーだけに、長身のセラーニに対して如何に踏み込めるか。

それでもフィジカル的にダメージの蓄積は、セラーニよりも抑えることができているミラーが、オクタゴン最多勝ファイターになる確率の方が高い、か。


セラーニとミラー、この対戦がファンの思い入れの強い顔合わせなら、将来性という部分で期待の存在がイアン・ギャリーだ。

今回がUFCで3戦目となるギャリーは、アイルランドはダブリン出身、コナー・マクレガーに憧れ大学を中退しMMAの世界に飛び込んだ24歳のファイターだ。アマボクシングで300戦以上、柔道でもティーン時代に活躍。その後18歳でMMAに転じ19歳でアマデビュー、21歳でプロになると7 戦目でCage Warriorsウェルター級のベルトを巻いている。

ちなみにマクレガーが同プロモーションのフェザー級のベルを巻いたのはプロ13戦目(※それまでの戦績は10勝2敗)で、2戦後にUFCと契約を果たしている。対してギャリーは8戦目でオクタゴン初陣を飾り、ここまで9連勝中だ。

4つのKO勝ちを誇る打撃は、非常に柔らかく基本に忠実だ。右ストレート、リードの左フックも強く、前足の蹴りも長けている。何より相手を誘ってパンチ入れる迎撃型の攻撃ができることが、ギャリーに天賦の才が感じられる部分だ。

レスリングはまだ成長過程にあるが、グラップリングでも積極的でフィニッシュ重視の戦いを好むギャリーの課題は、多岐に渡る技術が勝つために絞り込むことができていない点にある。良くいえば臨機応援、ともすればノープランとも取れるが、サンフォードMMAの名匠たちがしっかりと導くことができれば、今回のゲイブ・グリーン戦はデモンストレーションファイトにできるだけのポテンシャルを持っている。

その一方で、グリーンの粗さにクリーンな打撃が圧されることがあると、サウスポーの構えから振り回してくる右ボディや右フックの標的になる可能性もあるだろう。が、パワーファイターを正確な距離、間合いとコンビネーションで翻弄することができれば、ギャリーにとっては一段階ステップアップできるファイトとなる。

■視聴方法(予定)
7月3日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC276計量結果

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ: 183.5ポンド(83.23キロ)
[挑戦者]ジャレッド・キャノニア―: 184.5ポンド(83.68キロ)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー: 144.5ポンド(65.54キロ)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ: 144.5ポンド(65.54キロ)

<ミドル級/5分3R>
ショーン・スティックランド: 185.5ポンド(84.14キロ)
アレックス・ポアタン・ペレイラ: 184.5ポンド(83.68キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ロビー・ローラー: 171ポンド(77.56キロ)
ブライアン・バルベレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ショーン・オマリー: 135ポンド(61.24キロ)

<ライト級/5分3R>
ブラッド・リデル: 155.5ポンド(70.53キロ)
ジェイリン・ターナー: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジム・ミラー: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー: 171ポンド(77.56キロ)
ゲイブ・グリーン: 170ポンド(77.11キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ドリキュス・デュプレシー: 185ポンド(83.91キロ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ムニス: 185.5ポンド(84.14キロ)
ユライア・ホール: 186ポンド(84.37キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アイ: 126ポンド(57.15キロ)
メイシー・バーバー: 126ポンド(57.15キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク: 135.5ポンド(61.46キロ)
ユリア・ストレアレンコ: 136ポンド(61.69キロ)

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JP・ベイス K-1 MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship UFC UFC276   アレックス・ポアタン・ペレイラ アレックス・ヴォルカノフスキー アンドレ・ムニス イアン・ギャリー イスラエル・アデサニャ キック クリス・カーティス ケルヴィン・ガステラム ショーン・オマリー ジェイリン・ターナー ジム・ミラー ジャック・デラ・マダレナ ジャレッド・キャノニア ドナルド・セラーニ ドリキュス・デュプレシー ブライアン・バルベレナ ブラッド・タヴァレス ブラッド・リデル ペドロ・ムニョス ボクシング マックス・ホロウェイ メイシー・バーバー ロビー・ローラー 海外

【UFC276】南ア発KSW経由、UFCの頂点へ。ドリキュス・デュプレシー「3試合以内に王座に挑戦する力が」

【写真】非常にソフトかつ、丁寧にインタビューの受け答えをしてくれたデュプレシー(C)MMAPLANET

2日(土・現地時間)、ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC 276「Adesanya vs Cannonier」が開催され、南アフリカ人ファイターのドリキュス・デュプレシーがブラッド・タヴァレスとプレリミで対戦する。

UFCに在籍する南アフリカ人ファイターは2人、そのうちの1人のデュプレシーは母国EFC Worldwideでウェルター級&ミドル級、ポーランドのKSWでウェルター級王座を獲得してきた。UFCでは2勝0敗、今回の試合をプレリミ卒業戦と宣言するデュプレシーに話を訊いた。


──土曜日にブラッド・タヴァレスと戦います。今の調子を教えてください。

「凄く良い感じだよ。UFCで戦うようになって、毎試合良くなっている。UFCデビュー戦では凄く緊張してしまって、2試合目はポイエー✖マクレガーなんていうビッグショーだったから、またナーバスになっていた。今回はUFCにも慣れてきたなかで、ランク12位の相手と戦えるのは絶好の機会だよ。

精神的には4月の試合がキャンセルになって、ファイトに飢えている。肉体的には凄くシェイプされていて、僕がこれから頂点に昇りつめる力を持っていることを証明したい」

──今回はPPVイベントといっても、UFCインターナショナル・ファイトウィーク中に開催され特別な感じもします。

「僕に選択権はないけど、Fight Nightのメインカードだったら、PPVのプレリミで戦いたい。ポイエー✖マクレガーというビッグショーでTKO勝ちできたから、このチャンスが巡ってきたと思っている。だから、今回もしっかりとフィニッシュしたい。そしてプレリミで戦う最後の試合にしたいね」

──私はドリキュスの試合はKSW時代に初めてチェックするようになったのですが、それが2018年だったのに対し、MMAデビューは2013年ともうキャリアは9年になるのですね。そもそもドリキュスがMMAを始めるようになったきっかけは何だったのでしょうか。

「TVでMMAを視て、やってみたいと思った。15歳の時だった。それ以来、MMAしか見えない生活を送ってきたよ。プロとしてMMAで生きていくために懸命に努力を続けたんだ」

──MMAを始める以前に格闘技の経験は?

「5歳で柔道を始めた。5年間やって、一緒に練習していた兄弟と揃って南アフリカのチャンピオンになっているよ。それから2年ほどレスリングの練習をして、14歳の時かK-1キックボクシングに転じたんだ。18歳の時にWAKO K-1ルールのジュニア世界チャンピオンになり、そこからMMAを始めた」

──ではMMAを始める前に、必要となる組みも打撃も経験していたのですね。

「そうだね。グラップリングも16歳か17歳でやり始めていたし、レスリングも含めてトライしたいことにトライし、MMAに行き着いたんだ」

──当時、南アフリカでのMMAの認知度はどのようなモノだったのですか。

「僕が始めた頃は、まだまだ歴史も浅くて本当に新しいスポーツだったよ。きっと僕は南アフリカで初めてフルタイムでMMAファイターになった1人のはずだ。それからの南アフリカにおけるMMAの普及は凄く速かった。今やUFCはアフリカ中、どこにいてもケーブルTVで視ることができる。4、5年後は南アフリカから国際的な舞台で戦う選手はもっと増えるだろう」

──南アフリカのUFCファイターではJP・ベイスのように米国を拠点に置くようになった選手もいます。

「僕も可能な限りサンフォードMMAでトレーニングをしているよ。ただし、試合が決まると調整は南アフリカのチームで行うようにしている。6週間ほどのキャンプを1人のコーチの下、一つのチームで調整する。皆、しっかりと経験を積んできているし南アフリカでも十分な練習環境が整っているよ」

──KSWではロベルト・ソルディッチを初戦で破り、ウェルター級王者に。しかし、ダイレクトリマッチで敗れ陥落。そこから1度、ミドル級で戦った後にKSWを離れました。

「19歳の時にEFC Worldwideでプロデビューし、ウェルター級のチャンピオンになった。そしてKSWからオファーをあり、ポーランドと英国で戦った。海外で新たな挑戦がしたかったからだよ。ただしウェルター級は減量が厳しくて、もうやるべきことは全てやったと感じたから、KSWの最後の1試合はミドル級で戦ったんだ。

MMAを始めて以来、最高の決断だったと思っている。全く体の動きや調子がウェルター級の時とは違っていたからね。そしてEFCでミドル級のベルトを手にした時、UFCから声が懸かった。確かにソルディッチにKOで敗れたけど、ウェルター級はもう僕の階級ではなかった。と同時にソルディッチはウェルター級で世界のベストの1人だと今も思っている」

──UFCでの動きは、確かにKSW時代より良くなっていると感じました。

「そうだろう? 100パーセント、その通りだよ。動きもフィーリングも変った。何よりUFCと契約し、世界のトップと戦っていくことなるという気持ちが、凄く良い方向に動いたと思う。普段の生活から練習と、よりモチベーションが高くなったんだ。世界のベスト、UFCの世界チャンピオンを目指すことで、トレーニングの質も良い意味で変わったよ」

──4月はタイトルコンテンダーのケルヴィン・ガステラム戦が流れました。キャリア最大の試合がなくなり、今回の試合を迎えたことに関してどのように感じていますか。

「あの時は3人も対戦相手が代わり、最終的に試合自体が流れた。ガステラム以前にアンソニー・ヘルナンデス、クリス・カーティス戦がなくなった。僕は誰とでも戦うけど、あの時はUFCにトップ10と戦いたいと伝えた。誰も恐れることはない。だからガステラムとの対戦が決まった時は嬉しかったけど、結局試合はなくなり世界の誰とでも戦えることを証明する機会を失ってしまったんだ。

ブラッド・タヴァレスは僕のデビュー前からUFCで戦っている素晴らしいファイターだ。打撃ができ、テイクダウンを防げ、テイクダウンをしてパウンドや極めもある。UFCで21試合も戦っているのだから、強くて当たり前だよ。ただし、今はそれほどでもない。彼の武器である打撃にしても、MMAの進化に以前のような威力はなくなった。僕の方が今のMMAで戦う術を持っている。その違いを試合で見せようと思う。

この試合に勝って、3試合以内に王座に挑戦する力があることを見せつけるつもりだよ」

──ドリキュス、今日はインタビューを受けていただきありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「日本のMMAは凄いよ。僕はONE Championshipの大ファンだから、ほとんどの大会をチェックしている。それにK-1ではヤン・ノルキヤが南アフリカを代表して戦っていた。ミルコ・クロコップのK-1 GPでの活躍を見て、キックを始めたんだ。僕のことをアジアのファンがサポートをしてくれたら、本当に素晴らしいことだよ。いつの日か、日本で戦いたいと思っているので、応援してほしい」

■視聴方法(予定)
7月3日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC276対戦カード

<UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラエル・アデサニャ(ニュージーランド)
[挑戦者]ジャレッド・キャノニア―(米国)

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]アレックス・ヴォルカノフスキー(豪州)
[挑戦者]マックス・ホロウェイ(米国)

<ミドル級/5分3R>
ショーン・スティックランド(米国)
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)

<ウェルター級/5分3R>
ロビー・ローラー(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ(豪州)
ラマザン・エミエフ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
ショーン・オマリー(米国)

<ライト級/5分3R>
ブラッド・リデル(ニュージーランド)
ジェイリン・ターナー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ドナルド・セラーニ(米国)
ジム・ミラー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
イアン・ギャリー(アイルランド)
ゲイブ・グリーン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブラッド・タヴァレス(米国)
ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)

<ミドル級/5分3R>
アンドレ・ムニス(米国)
ユライア・ホール(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェシカ・アイ(米国)
メイシー・バーバー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカローズ・クラーク(豪州)
ユリア・ストレアレンコ(リトアニア)

The post 【UFC276】南ア発KSW経由、UFCの頂点へ。ドリキュス・デュプレシー「3試合以内に王座に挑戦する力が」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
LFA MMA o UFC イアン・ギャリー カルヴィン・ケイター キック ショーン・オマリー ショーン・ストリックランド ジム・ミラー ジャレッド・キャノニア ドナルド・セラーニ ブラッド・リデル ペドロ・ムニョス マックス・ホロウェイ メイシー・バーバー ロビー・ローラー

UFC276:オッズ/予想と展望

イスラエル・アデサニヤ 1.22
ジャレッド・キャノニア 4.60
アレクサンダー・ヴォルカノフスキー 1.51
マックス・ホロウェイ 2.65
ショーン・ストリックランド 1.91
アレックス・ペレイラ 1.91
ロビー・ローラー 1.83
ブライアン・バーバリー2.00
ペドロ・ムニョス 3.50
ショーン・オマリー 1.33
ブラッド・リデル 2.25
ジェイリン・ターナー 1.69
イアン・ギャリー 1.57
ゲイブリエル・グリーン 2.50
ジム・ミラー 1.51
ドナルド・セラーニ 2.65
ブラッド・タヴァレス 2.25
ドリカス・デュ・プレシ 1.69
ユライア・ホール 3.65
アンドレ・ムニス 1.31
ジェシカ・アイ 3.40
メイシー・バーバー 1.35
ジャシカ・ローズ・クラーク 1.65
ユリア・ストリアレンコ 2.35

同じジムの2人の王者がメインとセミで防衛戦を行う。P4Pランキングでヴォルカノフスキーは2位、アデサニヤは3位。

アデサニヤは今年2月に不動のランキング1位・最強の挑戦者ウィテカーと対戦。ジャブとテイクダウンで攻めるウィテカーが接戦に持ち込んだものの、カーフキックなどで攻めを許さず判定勝ち。今回が5度目の防衛戦。ミドル級の防衛記録は10度のアンデウソンで、アデサニヤはそれに続く。タイトルを獲得してから試合当日には999日経過となる。防衛して1000日の大台に乗せられるか。

キャノニアはUFCデビュー時はヘビー級。ライトヘビーを経てミドルまで落としてきた。ヘビー級時代からの重い打撃は健在で、ミドル級での5勝のうち、KO勝ちが4つある。唯一、ウィテカー相手にはダウンを奪われ判定負けで完敗。

王者になってからは、ここまで打撃に偏重した相手との対戦は初めてとなるアデサニヤ。元キックボクサーのアデサニヤにとっては、普通に考えたらグラップリングの警戒をしなくていい分だけやりやすい相手となる。それもあってか、オッズでは大差に。しかし、中途半端なグラップラーよりも、一発入ればわからない分だけ勝つチャンスはあるとも言えるが。

アデサニヤKO勝ち。

セミはヴォルカノフスキーがホロウェイと3度目の対戦に。2019年の初戦はヴォルカノフスキーが終始手数で上回り、展開を変えられないホロウェイの判定負け。しかし、大差の試合ではなく、ダナ・ホワイトはホロウェイの勝ちだと思ったとコメントしており、翌年ダイレクトリマッチが組まれた。両者にとってコロナ禍での初試合となった試合では、前半ヴォルカノフスキーがホロウェイの打撃で膝をつく場面があり、後半はヴォルカノフスキーが手数とテイクダウンで盛り返す、初戦以上の接戦となった。結果、ヴォルカノフスキーが判定勝ちしたが、メディアのジャッジも真っ二つに割れる接戦で、ヴォルカノフスキーにとってUFCでは初となるスプリット判定での勝利だった。

その後、ヴォルカノフスキーはオルテガとチャンソンに完勝。ホロウェイもまた、タイトル戦線を狙うカルヴィン・ケイターやヤイール・ロドリゲスに勝利してランキング1位をキープし、2年ぶりの再戦のチャンスを掴んだ。

過去2戦とも、僅差ながら手数で上回ったヴォルカノフスキー。両者とも、今回もまたフルラウンド勝負になることは計算に入っているはず。どれだけ対戦相手の対策をしてくるかで、展開も大きく変わるはず。また僅差になりそうだが、ヴォルカノフスキー判定勝ちと予想。

セミ前では、ランキング4位のストリックランドに、UFC3戦目のノーランカー・ペレイラがいきなり挑戦する。UFCにとっては珍しいケレン味のあるマッチメイク。キック時代、Glotyで王者アデサニヤに2度勝利しているというキャリアが評価されてのものであることは間違いない。UFCとの契約も、実質LFAでの1戦だけが評価されての契約。UFCでの2戦も、まだMMAファイターとしての適正をテストされるものではなかった。

相手のストリックランドはストライカーで、ここ2戦は遠距離でひたすらジャブを打ち続ける展開を計10R続けている。ただ、相手がペレイラであれば、組みという展開も当然可能性がある。ストリックランドにしても、打撃が通用しない相手にどれだけの引き出しを持っているかは未知数。

ペレイラが読めなすぎてオッズはイーブン。ペレイラが勝てばラ、ンキング入り即タイトル挑戦もある位置となる。当然、ストリックランドも勝てばタイトル挑戦に大きく前進する試合。

第1試合開始は現在7時予定。ただ、アーリープレリムが3試合しかないので、7時半開始に変更になるかもしれない。速報します。