カテゴリー
o RIZIN YouTube イリー・プロハースカ ギャビ・ガルシア ダリオン・コールドウェル ハム・ソヒ 北岡悟 堀口恭司 大尊伸光 宮田和幸 川原波輝 征矢貴 杉山しずか 渡辺華奈 矢地祐介 越智晴雄 魚井フルスイング

RIZIN 衝撃KO集 30連発 パート2 / フロイド・メイウェザー/那須川天心/朝倉未来 / 30 Knockouts Part2

▶KO集シリーズを近日中に多数UPしますのでぜひ登録お願いします。
00:00フロイド・メイウェザー・ジュニア vs. 那須川天心
01:30堀口恭司 vs. ダリオン・コールドウェル
02:03リオン武 vs. 朝倉未来
02:55イリー・プロハースカ vs. 藤田和之
03:03ミルコ・クロコップ vs. キング・モー
03:25あい vs. 川村虹花
03:57堀口恭司 vs. ベン・ウィン
04:25砂辺光久 vs. 越智晴雄
05:00北岡悟 vs. ホベルト・サトシ・ソウザ
05:17渡辺華奈 vs. 杉山しずか
05:42イリー・プロハースカ vs. マーク・タニオス
05:48宮田和幸 vs. 山本アーセン
06:17那須川天心 vs. フリッツ・ビアグタン
07:12ハム・ソヒ vs. 前澤智
07:45征矢貴 vs. 川原波輝
08:10魚井フルスイング vs. カナ・ハイアット
08:28マーティン・ブランコ vs. 那須川天心
09:14ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 廣田瑞人
09:39浅倉カンナ vs. 浜崎朱加
10:06ダロン・クルックシャンク vs. ダミアン・ブラウン
10:25山本アーセン vs. ティム・エスクトゥルース
10:49矢地祐介 vs. 朝倉未来
11:08イリー・プロハースカ vs. ブランドン・ホールジー
12:00ギャビ・ガルシア vs. バーバラ・ネポムセーノ
12:23元谷友貴 vs. ジャスティン・スコッギンス
12:48大尊伸光 vs. トフィック・ムサエフ
13:13真珠・野沢オークレア vs. ヤスティナ・ハバ
13:35矢地祐介 vs. ジョニー・ケース
13:56浜崎朱加 vs. アム・ザ・ロケット
14:45キング・モー vs. イリー・プロハースカ

▶元動画

#RIZIN35
#rizin_trigger3
#RIZIN
#KO
#堀口恭司
#那須川天心
#朝倉未来
#浅倉カンナ
#朝倉海
#フロイドメイウェザー

カテゴリー
BELLATOR Bellator278 Bellator279 MMA MMAPLANET o PFL UFC エマニュエル・サンチェス エンリケ・バルゾラ クリス・サイボーグ ジェイムス・ギャラガー ジャスティン・ゴンザレス ジュリアナ・ヴェラスケス ジョシュ・ヒル セルジオ・ペティス ダニー・サバテーロ ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ パッチー・ミックス フアン・アルチュレタ ベラトール マコア・クーパー マゴメド・マゴメドフ ラフェオン・スタッツ ランス・ギブソンJr リズ・カモーシェ レアンドロ・イーゴ 堀口恭司

【Bellator278&279】ペティス脱落のハワイ2Daysに公然の謎多きMMA一家から、マコア・クーパー出場

【写真】プロ2戦目──クーパー一家らしく精悍の顔つきの21歳=マコア・クーパーがベラトール初陣に挑む (C)TITAN FC

24日(木・現地時間)、Bellatorより4月22日(金・同)と23日(土・同)にハワイ州ホノルルのニール・S・ブレイズデール・アリーナで開催されるBellator278と279の追加カード及びカードの変更が発表されている。

ハワイ2Daysで開幕するBellatorフェザー級ワールドGPは堀口恭司×パッチー・ミックス、もう1試合は世界バンタム級のベルトが賭けられた王者セルジオ・ペティス×挑戦者ラフェオン・スタッツが組まれていた。

しかし、王者ペティスは負傷で同門対決からドロップアウト。波乱の幕開けどころか、幕開け前の波乱が起きてしまった。


その結果、スタッツは前世界王者のフアン・アルチュレタと暫定王座を争うGP準々決勝をBellator279で戦うことになった。またジェイムス・ギャラガーもトーナメント戦から姿を消し、ペティスとギャラガーが抜けた穴埋めにBellator278でワイルドカード戦が2試合組まれることも今回明らかとなっている。

勝てば準々決勝進出がワイルドカード戦はジョシュ・ヒル×エンリケ・バルゾラ、そしてジョーネル・ルゴ×ダニー・サバテーロとなり、ヒル×バルゾラの勝者はマゴメド・マゴメドフと、ルゴ×サバテーロの勝者はレアンドロ・イーゴとのクオーターファイナルに進出する。

(C)BELLATOR

バルゾラはTUFラテンアメリカ優勝、6勝3敗1分と勝ち越しているUFCから転じた初戦で、ダリオン・コールドウェルを破ったばかり。

(C)BELLATOR

Titan FCバンタム級王者&コンテンダーシリーズで勝利もUFCと契約がならなかったサバテーロはサークルケイジ初陣で、UFC戦績5勝2敗だったブレット・ジョンズを下している。

ペティス脱落、ワイルドカードにニキータ・ミハイロフの名が見られないのは残念だが、それも準々決勝にバルゾラやサバテーロが進出するならGP見所はプラスマイナス・ゼロといっても過言でない。

それだけトーナメントの行方、予想を困難にする実力者がワイルドカード戦に選出されたといえる。

また279大会でベラトール世界女子フェザー級王者クリス・サイボーグ✖アーリーン・ブレンコウのBellator世界女子フェザー級選手権試合が組まれたのに対し、278大会では世界女子フライ級選手権試合=王者ジュリアナ・ヴェラスケス✖リズ・カモーシェ戦が組み込まれている。

その278大会ではプレリミに父にレイ・ブラダ・クーパーJr、兄にレイ・ブラダボーイ・クーパー3世を持つマコア・クーパーがプロ2戦目で、ハワイ・ローカル枠に抜擢されブレイク・ペリーとのマッチアップも決まっている。

父はハワイMMAのパイオニア、兄はPFLで2度の優勝も自宅にガレージで家族だけ練習するという公然ながら、謎多きMMA一家から、レスリングとフットボールで活躍したマコアのBellator初陣は非常に楽しみだ。

なお279大会のプレリミでジャスティン・ゴンザレス×カイ・カマカ3世、エマニュエル・サンチェス✖ヤンシー・メデイロス戦、さらにランス・ギブソンJrも出場するなど注目カードが並んでいる。

The post 【Bellator278&279】ペティス脱落のハワイ2Daysに公然の謎多きMMA一家から、マコア・クーパー出場 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR o UFC エマニュエル・サンチェス キック ダリオン・コールドウェル

Bellator276:メインイベント・アダム・ボリッチ vs. マッズ・バーネル

フェザー級5分5R。両者同率でランキング2位。

フェザー級GPは初戦でダリオン・コールドウェルに敗れたボリッチだが、そこから3連勝。

UFCを1勝2敗でリリースされたバーネルだが、Bellatorではここまで3連勝。前戦でエマニュエル・サンチェスに勝利して一気に上位ランカーとなった。

カーフキックの蹴り合いからボリッチ飛び膝。しかしバーネル下がらず出る。またカーフを蹴るボリッチ。バーネルパンチで出てタックルへ。押し込んだ。しかし受け止められ離れる。出てくるバーネルtにボリッチがパンチ・膝を打ち込む。バーネル左ボディ。左ボディ・左フックを打ち込んでいくバーネル。タックルに。受け止めたボリッチをケージに押し込む。入れ替えて離れたボリッチ。また出ていくバーネル。ボリッチ膝。四つに組んでテイクダウンを狙ったが倒せず。カーフキックを入れるボリッチ。ゴング。

1Rボリッチ。

2R。詰めてくるバーネルにパンチを打ち込むボリッチ。バーネルはまた左ボディ。四つから膝を入れて離れるボリッチ。再三飛び膝を見せるボリッチ。バーネルの蹴り足をキャッチしてボリッチがテイクダウン。ハーフ。腰を引いて立ったバーネル。ガンガン間合いを詰めてパンチで出るバーネル。タックルに着たバーネルに肘を入れるボリッチ。左右のボディを入れたバーネル。またタックル。受け止めたボリッチ。離れる。また左ボディを入れるバーネル。ボリッチ飛び膝、カーフキック。飛び込んでのボディがヒットし前かがみになるボリッチ。下がった。露骨に原を嫌がっているボリッチ。バーネル出ていくがバランスを崩し下に。ハーフから潜ってバックを狙うがゴング。

2Rは微妙。

3R。出てくるバーネルにパンチ・カーフを入れるボリッチ。また詰めてボディを入れるバーネル。首相撲に捕らえて膝を入れる簿立地にバーネルはボディを殴る。バーネルの右フックがヒットし動きが止まったボリッチ。なんとか手を出して追撃を防ぐが、バーネル出てきた。ボリッチの飛び膝をキャッチしたがテイクダウンは許さないボリッチ。離れる。また詰めて左ボディを入れるバーネル。ボリッチもパンチをヒットさせているが下がらないバーネル。ゴング。

効いた攻撃ではバーネルだが、有効打ではボリッチか?

4R。出てくるバーネルにパンチを打ち込むボリッチ。バーネル詰めて手を出し続ける。ややボディの数がいぇっているバーネル。手数ではボリッチが上回るが下がり続けている。パンチを貰ったバーネルが挑発。ボリッチもやりかえす。残りわずかでボリッチがタックル。テイクダウンしたところでゴング。

4Rボリッチ。

5R。カーフキックの蹴り合い。下がりながらパンチを入れているボリッチ。バーネルの前蹴りをキャッチしたが深追いはしない。距離を取り手を出していくボリッチ。詰めるバーネルだがボリッチが下がりながら手を出し続ける。四つに組んだボリッチ。ケージに押し込む。バーネルシングルレッグを狙ったが倒せず。タイムアップ。

49-46、50-45、49-46の3-0でボリッチが勝利。

バーネルはボディでチャンスを作った場面もあったが、後半はそれもなくなり、やや攻めが単調になってしまった。

カテゴリー
AJ・マッキー BELLATOR Bellator273 MMA MMAPLANET o RIZIN Special VTJ その他 エンリケ・バルゾラ ジェイムス・ギャラガー スコット・コーカー ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ベラトール マイケル・ペイジ 柏木信吾 水垣偉弥 海外

お蔵入り厳禁【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:1月:バルゾラ✖コールドウェルからのミハイロフ

【写真】GPに入ってもおかしくない力をベラトール参戦後の2試合で見せているミハイロフ (C) BELLATOR

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、柏木信吾氏が選んだ2022年1月の一番。29日に行われたBellator273より、エンリケ・バルゾラ✖ダリオン・コールドウェル戦に──続き、ニキータ・ミハイロフやバンタム級ワールドGPについて語らおう。


――実はファイト&ライフ誌で水垣偉弥さんにBellatorバンタム級ワールドGPの優勝者予想をしてもらったところ、コロナ禍で何が起こるか分からない。補欠戦に入れば、バルゾラ優勝もある、大穴だという話になりました。ジェイムス・ギャラガーより全然、強いのではないかと。

「でもギャラガーは本来、あのメンツに入る実力はないです。バルゾラの方が強い。ただし地域的、そして放送環境的に外せないんだろうなと。ギャラガーは普通に残れない。彼を残すなら、ベラトールが戦略的にトーナメント枠を組むしかないと思います。ただ誰と当てても勝てない……という感覚ではいます(笑)」

――力はそこそこあると思います。ただし、キャラ優先であることは間違いないですよね。

「ギャラガー1人いれば、アイルランド大会やUK大会は大成功です。そう考えると、凄い選手ではあるんです。ベラトールが大切にする理由は凄くよくわかります」

――とはいえ純粋にファイターの技量としては、AJ・マッキーと同時期に注目され始め明白に差がでました。

「実はずいぶんと昔からアントニオ・マッキーに『俺の息子は凄いんだ』と言われていたのに、スルーしていたんですよね(苦笑)。『お前の息子だろうッ!!』って」

――いやいや、失礼な。かの実力者アントニオ・マッキーを捕まえて。

「強いです。強いですけど、まぁまぁまぁ……試合が……(笑)」

――アハハハハ。

「でもあの時からマッキーは『息子は俺とは全然違う。蹴りだってフライングニーや、スピニングシットが好きなんだ』って言っていたんですよね。2012年、もう10年近く前でVTJの招聘をしていた時期ですけど、『俺の息子は世界チャンピオンになる』って言っていました」

――父親の印象が強すぎて、大魚を逃してしまいましたね。

「マッキーのところに、なぜかハワイアンがいて。カナ・ハヤットをVTJに呼んだころですね。成績は綺麗でなくても、面白い試合をする選手が多かったんです。あの時に父親の方がそういう風に言っていて、いやぁ懐かしいですね」

――これぞ秘話ですね。いずれにせよ、ギャラガーは難しいと。

「ハイ、連勝はしていたけど、明らかに勝たせるマッチメイクで。誰だコイツっていう相手が多くて。マイケル・ペイジも序盤はそうでしたよね」

――とはいえ、ギャラガーやMVPの価値を欧州であげた。それこそベラトールの面白い点かと思うんです。軸が北米にただ一つ存在するのではなくて、欧州は欧州で機能している。

「ハイ、結果がマイケル・ペイジのように強い人は強い、北米レベルにある人間を育てているわけですしね。ベラトールには米国とヨーロッパという2つの軸があり、そのうえでドミナンスMMAマネージメントから、××××フっていう名前のコーカサスの選手も増えてきている。アリ・アブデルアジスが連れてくる──そういう選手もいるので、しっかりとした選手が今のベラトールには揃っています」

──ついつい話が逸れてしまいますが、バルゾラにしてもニキータ・ミハイロフにしても、既にポスト・ワールドGPが動いているような。

「ミハイロフに関しては、ヒョードル軍団って重い選手ばかりだと思っていたら、あんなに良い軽量級の選手がいるのですね。普通に強い。倒せる打撃を持っているのに、どこでも戦える」

──打撃に関しては、ちょっと貰うことがあるかと。

「そうなると、組んで勝てる。ガチでいけば、ワールドGPにバルゾラとミハイロフが入っている方が自然だと思います。ただ彼らにはスコット・コーカーの好きな華が欠けています。今はチームで色々と修正も見られますが、スコットは本来そういう華の部分が好きですよね」

──それは決して男前とか、ルックスではないですよね?

「そういうわけではないです(笑)。ただしバルゾラとミハイロフを入れて、彼らが勝ち進むとどうなるんだという風になるのも分かります。現在のGP出場のメンバー8人は、これまでベラトールのバンタム級を温めてきた選手たちですしね」

──逆に出ない方が、その後が楽しみなるという風な気もします。

「ホントにその通りで。GPが始まってもいないのに、他の選手が活躍して『この選手たちが見たい』という意見が挙がるぐらいですからね。

でもタイガー・マゴメドフとニキータ・ミハイロフが戦えば、どんな試合になるんだろうとか、凄くワクワクしてきますよね。でもマゴメドフの方が、上ですかね。あの打撃を潰していくか。ブレイン・シャットに入れた最初の右ストレートなんて強力でしたよ」

──その楽しみなベラトールのバンタム級ファイターとRIZINバンタム級ファイターが絡むことは?

「絡みたいです。当然、GPの補欠に関しては『RIZINにもバンタム級には良い選手が揃っている』という話をしています。日本から米国に行くのは可能で、何かをしたいということは常にスコットと話しています。

野望……希望として、絡みたいです。ぜひ絡みたい。日本人同士でしのぎを削ってきたなかで、次は海外に挑む、迎え撃つというのは選手のモチベーションも上がるし、良いコンセプトです。日本のMMA界が一つになれる機会でもあるので、GPの補欠、その他に日本の選手がチャレンジしていければと本当に思っています」

The post お蔵入り厳禁【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:1月:バルゾラ✖コールドウェルからのミハイロフ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
AJ・マッキー BELLATOR Bellator273 MMA MMAPLANET RIZIN Special UFC   アダム・ボリッチ エンリケ・バルゾラ ダリオン・コールドウェル ベラトール 柏木信吾

【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:1月:バルゾラ✖コールドウェル「逆転のラティーノ!! 自滅の…」

【写真】ポイントではリードしていたコールドウェルは、3Rにバックコントロールを許すと動かなくなった…… (C) BELLATOR

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、柏木信吾氏が選んだ2022年1月の一番。29日に行われたBellator273より、エンリケ・バルゾラ✖ダリオン・コールドウェル戦について語らおう。


──柏木さんが選ぶ2022年1月の一番をお願いします。

「Bellator273のエンリケ・バルゾラ✖ダリオン・コールドウェルのバンタム級戦です。コールドウェル、確かな技術があるのに勿体ないですね。本当に勿体ないです、あのガス欠は……。

フェザー級の方が合っているということで階級を上げて、勝てず。バンタム級に戻してきて、この試合。メンタルが弱いのか、根性が足らないのか。精神力になってしまいますね(苦笑)。バルゾラに対し、あの序盤のテイクダウンとコントロール力、素晴らしいものがあると思うんです」

──ハイ。

「体力があるうちは、常にバルゾラを上回っていたのに。あの負け方は勿体ないです」

──2Rまで確実にリードしていた。なら3R、あと2分とかもう少し粘ろうという動きが見えて然りだと思うのですが、あそこまで動かなくなるのは……。柏木さんが言われたように精神面かと思ってしまいます。

「最終回、シングルレッグを切られてバックに回られた。そこからですね」

──MMAを伝えるという仕事をしていて、読者の皆さんに伝えたいのは、普通はできないこと。自分らでは、できないことを選手に投影する。それは動きだけでなくて、諦めない気持ちも大きいと考えています。日曜日の朝にベラトールを見ている人たちにとって、選手の頑張りが明日への活力になるような。

「ハイ。結果的に負けたとしても、頑張る姿勢を見たいということですよね。だって、本当にあと2分ですよ。もう少し頑張ればということを頑張り切れなかった。レフェリーのマイク・ベルトラントも最大限に『動け』、『動け』って促しているわけで。『守れ』とまで言っていて。そこで踏ん張り切れない。反撃に出ないばかりか、動かないで防御も甘いとなると、もう試合はストップしますよね。

コールドウェル自身がどう思っているのか分からないですけど、見ている人間からすると残念ですよ」

──堀口選手とMSGで戦った時、ケージに押し込んで動かなかった。それはやはりスタンドに戻りたくないという気持ちの表れだったんだと、この試合を見ると腑に落ちました。戦いに行かないで止まったのは。

「そうですね。とりあえず現状維持という試合でした。まぁジョー・ウォーレンと戦った時とかから見ていると……。あのウォーレンを投げ飛ばして、組み勝つ。バケモノが出てきたと思いましたよね。あの時のインパクトからすると、『どうしたんだ?』と言いたくなります」

──ならフェザー級GPで、柏木さんが大好きなアダム・ボリッチに負けておけよって(笑)。

「アハハハハ。本当ですよ。というのは冗談ですけど、あんな一方的な展開だと……。戦績を見ていると、このところ2勝5敗なのにボリッチに勝っている(苦笑)。それで、AJ・マッキーJrにコロッと負けてしまったり」

――たまらないですね(笑)。全体の盛り上がりを考える立場の人としては。

「プロモーター泣かせです。『もういいや』って投げるのは、彼の普段からの体調管理が試合に影響しているんだと思います。ファイターとして体を創るという作業よりも、体重を落とす作業をして試合に臨んでいるのでは、と以前から感じていました。

というのもRIZINで堀口選手と戦う前に、米国で彼の撮影に立ち会っていたんですけど、試合が決まっているのにこういうモノを食べているんだと思ったことがあったんです」

──おお、フライドチキンとか食べていたのですか。

「いや、さすがにそこまでは……。もちろん、選手それぞれ減量方法は違うので一概には言えませんけど、試合の何週間前という段階で、甘いものとかを食べていて。案の定、大晦日の試合でも減量で大苦戦して。タイトルマッチを組めなくなるんじゃないかっていうぐらい体重を落とすのが大変だったんです。なんとか体重を作って試合はしましたけど、あの時も最後のギロチンは諦めたんじゃないかなって感じでしたよね」

──確かに負けるべきして、負けたような。諦め感のあるタップでした。

「やっぱり天は二物を与えず、ということなのでしょうかね。身体的な能力、バネや体の強さを持って生まれながら、心が弱い。自分に負けるというか。

その逆がラテン系のバルゾラでした。ペルー人ですよ。ペルー、どれだけMMAファイターが強くなれる環境があるんだと。実際には分からないですけど、今ではAKAでやっていたとしても、そこまで辿り着くにはどういう生活を母国していたのか。そりゃあ、気合が入っていたに違いないですよね。

メキシカン、ラティーノって試合を組むという仕事をしているなかで、気持ちが強いという印象があります。逆転勝ちはラティーノに多いです。今回の試合もバルゾラが投げていたら、試合は2Rで終わっていました。でも諦めないですよ」

──2019年の10月にUFCのシンガポール大会をケージサイドで撮影していて、バルゾラがモフサル・エフロエフに判定負けを喫した試合を見たのですが、いやペルー人選手でこんなに強いのかと驚かされたことがありました。

「そうなんですよね。ペルーですよ。本来はフェザー級の選手がTUFラテンアメリカのシーズン2のライト級に参加して、そのチャンスを生かし決勝もアンダードッグだったのにTUFウィナーになった。そしてUFCで戦うチャンスを得た。

でもUFCではずっとプレリミです、戦ってきたのは。その選手がBellatorの元世界チャンピオンに勝った」

──ハイ。UFCでトップ戦線に行く前で6勝3敗1分でした。

「ベラトールとしてはキツイというか、現実を見た想いです。余りにもバケモノが多くて、UFCでは埋もれてしまう。とはいえ、2Rまではコールドウェルは完全に試合をリードしていましたからね。この試合はコールドウェルがコールドウェル自身に負けた試合だったかと思います」

<この項、続く>

The post 【Special】月刊、柏木信吾のこの一番:1月:バルゾラ✖コールドウェル「逆転のラティーノ!! 自滅の…」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator273 MMA MMAPLANET エンリケ・バルゾラ ダリオン・コールドウェル

【Bellator273】組み勝ったコールドウェルだが疲れて、バルゾラの組み&打撃に心が折れTKO負け

<バンタム級/5分3R>
エンリケ・バルゾラ(ペルー)
Def.3R3分01秒by TKO
ダリオン・コールドウェル(米国)

いきなり左ストレートを当てて組みついたコールドウェルがバックに回ろうとする。胸を合わせたバルゾラが逆にボディロックでテイクダウンを奪うと、背中につく。後方からヒザを太腿に入れたバルゾラは、前転したコールドウェルをすかしてケージに足をつけてバランスをキープ、トップを取る。Zハーフのコールドウェルが左腕を差し、シングルレッグへ。がぶろうとしたバルゾラだが、そのまま下にされる。バルゾラはここでバタフライガード、コールドウェルは腰を上げて首を刈りスクランブルを許さない。

そのままハーフで上を取ろうとしたコールドウェルが、バタフライフックをパスしてサイドで抑える。残り90秒、バルゾラが足を戻すと、コールドウェルはボディロックへ。背中を預けたバルゾラが立ち上がるが、コールドウェルが後方へバックスープレックスを繰り出す。すぐにヒザ立ちになったバルゾラはスイッチ狙いから胸を合わせてスタンドに戻りタイムとなった。

2R、コールドウェルは左ハイ2つからボディロック、そのまま体重をかけてテイクダウンを決める。攻めと受け、体力勝負の様相を呈してきたなかコールドウェルがスタンドでバックコントロールを続ける。シングルをがぶられたバルゾラは、ヒザからヒジを受ける。ここで離れたコールドウェルは前に出てきたバルゾラに、左アッパーを当てて組みつく。背中に回られたバルゾラは即、胸を合わせて離れるとパンチから蹴りを交えて前に出る。

ヒザ蹴り、ワンツーで迎え撃つコールドウェルは打撃戦のなかでシングルへ。バルゾラのスイッチ、そしてコブラを許さずケージに押し込んでいく。シングルを続けるコールドウェルの側頭部にエルボーを連打するバルゾラは、嫌がってスタンドに戻ったコールドウェルとの距離を詰め右フック、続くアッパーは空振りになり──ワンツーにシングルを合わされる。

足を抜かれたコールドウェルは疲れが見えるか、テイクダウン狙いにギロチンを仕掛け下になってしまう。足を払って後方回転させたバルゾラがバックへ。コールドウェルは払い腰で投げるが、抑えることはできずスタンドに戻りバルゾラがフックからヒザ、右ミドルを放って時間に。ポイントではコールドウェルがリードしているが、最終回に逆転の目を残したバルゾラだった。

3R、すぐにテイクダウンを狙ったコールドウェル。切ったバルゾラが粗いフックで前に出る。コールドウェルが左アッパー、スピニングバックフィストを入れるが、姿勢を乱してシングルへ。スプロールしながら背中にエルボーを落とすバルゾラが、バックに回る。ここからバルゾラは左のパンチを連打し、ボディロックでバックにつく。

手首を自由にしたバルゾラが、サイドバックからパンチ、エルボー、鉄槌を続ける。動けないコールドウェルは防御に徹し、ただ頭部と顔をガードするようになる。それでも余力をのしている感のあるコールドウェルだったが、バルゾラのエルボーの連打でレフェリーが試合を止めた。

不満そうな顔を浮かべたコールドウェルだが、動かないでストップされるのは致し方ない。レスリングで攻めたコールドウェルと、受けて反撃に出たバルゾラ。出し切らず敗れた前者に対し、後者は出し切る覚悟で殴り続けた。気持ちの違いが勝敗を分けたといえる。


The post 【Bellator273】組み勝ったコールドウェルだが疲れて、バルゾラの組み&打撃に心が折れTKO負け first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator273 MMA MMAPLANET   イスラム・マメドフ クリス・ゴンザレス サバウ・ホマシ サリバン・コーリー ジャリール・ウィリス スコット・コーカー ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ヘンリー・コラレス ベンソン・ヘンダーソン ベン・パリッシュ ライアン・ベイダー ルーカス・ブレナン ヴァレンティン・モルドフスキー

【Bellator273】計量終了 待ったなし──ヘビー級統一戦=ベイダーとモルドフスキーは黙して語らず

【写真】目で語る──そんな2人の世界ヘビー級王者だった (C)BELLATOR

28日(金・現地時間)、29日(土・同)にアリゾナ州フィニックスのフットプリント・センターで開催されるBellator273「Bader vs Moldavsky」の計量が行われた。

パンデミック後の無観客大会で見られた会場内のスクリーンとステージを使い、インタビュアーが主要ファイターに複数の質問をするというリモート・パブリック計量でなく、体重のコールとステアダウンのみというシンプルな計量方式が採られた今大会──スケールに乗ったファイターに体重超過も見られなかった。


運営陣はマスク着用、リングガールは非着用、選手のマスクの使用は第2試合で戦うルーカス・ブレナンとベン・ルーゴの両者だけ。

サバウ・ホマシとジャリール・ウィリスが飛沫が飛び交う近距離で挑発し合い、スコット・コーカーが割って入る一幕も。

対照的に、メインでヘビー級のベルトを賭けて戦うライアン・ベイダーとヴァレンティン・モルドフスキーは視線を外さず、にらみ合いを続けるも黙して語らず、握手もなく別れた。

■視聴方法(予定)
1月30日(土)
午前9時00分~ U-NEXT

■Bellator273計量結果

<Bellator世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]ライアン・ベイダー: 232.2ポンド(105.32キロ)
[暫定王者] ヴァレンティン・モルドフスキー: 234.4ポンド(106.32キロ)

<ライト級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン: 155.8ポンド(70.66キロ)
イスラム・マメドフ: 155.6ポンド(70.57キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス: 145.8ポンド(66.13キロ)
エイデン・リー: 145.8ポンド(66.13キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ジャリール・ウィリス: 170.2ポンド(77.2キロ)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル: 135.8ポンド(61.59キロ)
エンリケ・バルゾーラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド: 156ポンド(70.76キロ)
クリス・ゴンザレス: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ: 184.6ポンド(83.73キロ)
ドーン・ジョンソン: 185.6ポンド(84.18キロ)

<バンタム級/5分3R>
ニキータ・ミハイロフ: 135.6ポンド(61.5キロ)
ブレイン・シャット: 134ポンド(60.78キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン: 145.4ポンド(65.95キロ)
ベン・ルーゴ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー: 205.9ポンド(93.39キロ)
ベン・パリッシュ: 205.2ポンド(93.07キロ)

The post 【Bellator273】計量終了 待ったなし──ヘビー級統一戦=ベイダーとモルドフスキーは黙して語らず first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator268 Bellator273 MMA MMAPLANET PRIDE イスラム・マメドフ クリス・ゴンザレス サリバン・コーリー ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ブレント・プリマス ヘンリー・コラレス ベンソン・ヘンダーソン ベン・パリッシュ ライアン・ベイダー ルーカス・ブレナン ヴァレンティン・モルドフスキー 修斗

【Bellator273】スクランブル時代とファン心理に逆行するルーカス・ブレナンが、デビュー6連勝に挑む

【写真】KOTC、修斗、PRIDE武士道で活躍した父クリスをセコンドに従えるルーカス・ブレナン (C)BELLATOR

29日(土・現地時間)にアリゾナ州フィニックスのフットプリント・センターでBellator273「Bader vs Moldavsky」が開催される。

メインで暫定世界ヘビー級王者ヴァレンティン・モルドフスキーと統一戦を戦う正規王者ライアン・ベイダーは大会開催地フェニックスの南東の街テンピ在住、コ・メイン出場のベンソン・ヘンダーソンは同様にフェニックスの北西に隣接するグレンデールがベースのご当地ファイターだ。


ベイダーは昨年10月のフェニックス大会=Bellator268で、コーリー・ヘンダーソンに右オーバーハンドから僅か51秒でパウンドアウトされており、「前回のフェニックスでの試合は望んだ結果にならなかった。今回はホームのファンの前で、償いたい」とバーチャル会見で必勝を誓っていた。

同様に地元でブレント・プリマスに判定負けを喫し、3連敗中のベンヘンは「またホームタウンで戦えて心から嬉しい。家族、友人、応援してくれるファンとこの時を楽しみたい。もうそんなにここにいることもないだろうし、地元での試合は絶対的に意味が大きいファイトになる」と話している。

共に38歳となり、現役生活のゴールを見定める年齢になったが、実際にはベイダーは依然としてタイトルホルダーであり、「まだ終わっていない。身の内で炎が燃えている。将来、過去を振り返り後悔の言葉を口にしたくないんだ。すぐに引退するなんてことは考えてもいない」と現役生活への拘りを明言した。

ベンヘンも「まだBellatorのベルトを腰に巻いていない。それまで止まらない。タイヤが外れるまで走り続けるよ。この試合で手を挙げられ、タイトル挑戦権を手にする。5、6年前にワイフから3本目のベルトを取るのって尋ねられた。彼女に3本目のベルトを届けるんだ」とあくなき向上心を見せている。

そんなベテランの意地が感じられるメインイベンター達とは別にプレリミでは若く、可能性を秘めた選手が戦う。ベイダーと同じアリゾナ州立大レスリング部出身で、MMAのトレーニングパートナーであるサリバン・コーリーがその1人だ。

25歳、今大会でプロ3戦目を戦うコーリーは、レスラーながら「パンチの威力が半端ない。間違いなく、このスポーツの未来を担う」とベイダーが太鼓判を押している。5勝1敗、全試合フィニッシュしているベン・パリッシュを相手に、ヘビー級正規王者の言葉が的を得ているのか注目したい。

また21歳、極めの強さに定評のあったクリス・ブレナンを父に持つルーカス・ブレナンが、プロデビュー以来の連勝記録を6に伸ばすために、ベン・ルーゴと戦う。

スクランブル全盛期にもかかわらず、「如何に打撃を避けて、相手を組んでテイクダウンするか。抑え込んでいる方が僕は戦いやすいんだ」というブレナン。時代とファン心理に逆行する二世代続くグラップラーの老舗、その嫡男が看板を背負った戦い──倒して極めるスタイルを貫けるのか否か、も非常に興味深い。

■視聴方法(予定)
1月30日(日)
午前9時00分~ U-NEXT

■対戦カード

<Bellator世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]ライアン・ベイダー(米国)
[暫定王者] ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
イスラム・マメドフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
エイデン・リー(英国)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ(米国)
ジャリール・ウィリス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
エンリケ・バルゾーラ(ペルー)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド(米国)
クリス・ゴンザレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ(ブラジル)
ドーン・ジョンソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
ブレイン・シャット(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルーカス・ブレナン(米国)
ベン・ルーゴ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
ファブリシオ・フランコ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー(米国)
ベン・パリッシュ(米国)

The post 【Bellator273】スクランブル時代とファン心理に逆行するルーカス・ブレナンが、デビュー6連勝に挑む first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator273 MMA MMAPLANET RIZIN UFC イスラム・マメドフ エメリヤーエンコ・ヒョードル エンリケ・バルゾラ クリス・ゴンザレス ダリオン・コールドウェル ニキータ・ミハイロフ ヘンリー・コラレス ベンソン・ヘンダーソン ベン・パリッシュ ルカス・ブレナン ヴァレンティン・モルドフスキー 堀口恭司

【Bellator273】2022年初戦、バンタム級ワールドGP後へ。ペルー=バルゾラ&ロシア=ミハイロフが見逃せない

【写真】UFCで大きく勝ち越しているバルゾラと、ロシアで勝ち星を重ねてきたミハイロフ。ワールドGP後に向けて、生き残り合戦が始まっている (C)BELLATOR

Bellatorの2022年最初のイベント= Bellator273「Bader vs Moldavsky」が、29日(金・現地時間)にアリゾナ州フィニックスのフットプリント・センターで開催される。

22日のUFCと同様にメインでは、世界ヘビー級選手権試合=正規王者ライアン・ベイダー× ヴァレンティン・モルドフスキーという統一戦が組まれた。コ・メインでも現在3連敗中、崖っぷちのベンソン・ヘンダーソンがイスラム・マメドフを迎え撃つなど、上位2カードにベイダー&ベンヘンというアリゾナ所縁のビッグネームが揃い踏みとなる。


そんなBellator273ではプレリミにかつて堀口恭司とBellatorおよびRIZINバンタム級のベルトを賭けて戦ったダリオン・コールドウェルが出場し、エンリケ・バルゾラと対戦する。

バルゾラはTUFラテンアメリカシーズン02ライトで優勝し、UFCでは従来のフェザー級で戦い6勝3敗1NCという好成績を残している。TUFウィナー特典といえる10試合契約を終えたバルゾラはUFCとの契約を更新せずに、Bellatorに戦場を移すこととなった。

レスリングベースのバルゾラだが、そこに関してコールドウェルが遅れをとることはまずないだろう。反面、レスリングと打撃の融合においては、コントロール&パンチという点でもバルゾーラがコールドウェルを上回っているか。

新顔バルゾーラを迎え入れ、ワールドGP開幕の日程の発表がまだないBellatorのバンタム級戦線で、ポストGP的なカードが組まれた。そういう意味ではニキータ・ミハイロフの米国初上陸となるブレイン・シャット戦こそ見逃せない。

ミハイロフはアレクサンドル・ネフスキーMMA所属、つまり今大会のメインで戦うヴァレンティン・モルドフスキーやBellator世界ライトヘビー級ワジムとヴィクトルのネムコフ兄弟、アナトイ・トコフと同門、エメリヤーエンコ・ヒョードル軍の若き軽量級、21歳のエースだ。

2020年2月にBellatorと契約を果たしたミハイロフだが、パンデミックによりプロモーションデビューは昨年10月のロシア大会まで待たされ、ブライアン・ムーアから判定勝ちを収めた。ミハイロフは散打のロシアン杯優勝の経験もあり、遠い間合いで回転蹴りの攻撃を織り交ぜた打撃から距離を詰めて上半身のロックとテイクダウンに強いファイターだ。

まだ粗削りで攻撃中は防御が疎かになる傾向もあるが、アグレッシブな姿勢は買いだろう。恐らく2022年いっぱいはワールドGPが続くことが予想される。そして新しい秩序が構築された頃、ミハイロフは一気に上位に食い込む存在になっている可能性は高い。

そのためにも米国初戦は大切。どのようなインパクトをミハイロフが残すか──見ものだ。

■視聴方法(予定)
1月30日(土)
午前9時00分~ U-NEXT

■対戦カード

<Bellator世界ヘビー級王座統一戦/5分5R>
[正規王者]ライアン・ベイダー(米国)
[暫定王者] ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)

<ライト級/5分3R>
ベンソン・ヘンダーソン(米国)
イスラム・マメドフ(ロシア)

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
エイデン・リー(英国)

<ウェルター級/5分3R>
サバウ・ホマシ(米国)
ジャリール・ウィリス(米国)

<バンタム級/5分3R>
ダリオン・コールドウェル(米国)
エンリケ・バルゾラ(ペルー)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド(米国)
クリス・ゴンザレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
ダルトン・ロスタ(ブラジル)
ドーン・ジョンソン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ニキータ・ミハイロフ(ロシア)
ブレイン・シャット(米国)

<フェザー級/5分3R>
ルカス・ブレナン(米国)
ベン・ルーゴ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ヴェベウ・アルメイダ(ブラジル)
ファブリシオ・フランコ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー(米国)
ベン・パリッシュ(米国)

The post 【Bellator273】2022年初戦、バンタム級ワールドGP後へ。ペルー=バルゾラ&ロシア=ミハイロフが見逃せない first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR Bellator259 Report ダリオン・コールドウェル ブログ レアンドロ・イーゴ

【Bellator259】コールドウェルがTDからバック、トップと完勝に思われたが、イーゴにまさかの判定負け

<137.5ポンド契約/5分3R>
レアンドロ・イーゴ(ブラジル)
Def.2-1:29-28.29-28.29-28
ダリオン・コールドウェル(米国)

イーゴが体重オーバーで、契約体重戦に。コールドウェルがスイッチしつつ、左ハイを狙う。跳びヒザに下がったイーゴは、カーフを狙い続ける。コールドウェルは左フックで前に出て、続くステップインでダブルレッグへ。イーゴーはギロチンに捕えると、クローズドを取る。ケージに押し込んで頭を抜いたコールドウェルはガードの中から、左エルボーを6連。額をカットしたイーゴ、鮮血が滴り落ちる。スペースを取って左のパンチを落としたコールドウェルは腕十字から三角狙いを担いでパス。イーゴはヒールを取りに行くが、正対したコールドウェルが左エルボーを落とし初回が終わった。

2R、関節蹴りを繰り出したコールドウェル。イーゴは右オーバーハンドを振るうが、空を切る。ローを足払い気味に決めたイーゴが、倒れたコールドウェルに腕十字を狙う。腕を抜いてトップを取ったコールドウェルに対し、イーゴは初回と同じように四の字でクローズドを取る。コールドウェルはボディ打ちから、抑えに徹しヒジを落とさない。残り1分を切り、腰を上げて左エルボーを一発落としたコールドウェルは、最後の最後に腕十字狙いを外すと、時間とともにラウンド数を間違ったのか大きく両手を広げ勝利をアピールした。

最終回、蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙ったイーゴに対し、スクランブルでトップを取ったコールドウェルがバックに回る。このままコールドウェルは時間を使い、後方からヒザを突き上げる。正対し、テイクダウンを狙ったコールドウェルをがぶったイーゴだが、これもコールドウェルが時間を使っている感がある。と、イーゴがグラウンド状態でヒザを頭部に入ったと、試合が中断される。肩口への蹴りが、顔面をかすめた形でダメージのないコールドウェルは、ここでシングルレッグへ。イーゴはギロチンで逆転を狙うが、コールドウェルは頭を抜いて背中を預ける。

明らかに時間の経過を待つコールドウェルは、亀から前転してヒザ十字へ。すぐに足を外し、背中を預けたコールドウェルは両足をフックされても直後に胸を合わせてトップ奪取。左右のパンチで試合をまとめた。

文句なしのコールドウェルの判定勝ちかと思われたが、ジャッジは2-1でイーゴを支持。目の前で告げられる裁定が、何を対象にしているのか本当に理解できなくなってしまう……ジャッジの判断だ。


The post 【Bellator259】コールドウェルがTDからバック、トップと完勝に思われたが、イーゴにまさかの判定負け first appeared on MMAPLANET.