カテゴリー
BELLATOR MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 ジャナ・ファビアン ジュリア・バッド

【PFL2022#03】体重大幅オーバーのファビアンが規定で3P獲得のバッドに判定勝ち

<161ポンド契約/5分3R>
ジャナ・ファビアン(豪州)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ジュリア・バッド(カナダ)

元Bellator世界フェザー級王者のバッド、注目のレギュラーシーズン初陣は対戦相手が大幅体重オーバーでボーナスP獲得を目指すファイトに。サウスポーのファビアン、バッドは一回り小さい。ジャブからワンツーを伸ばすファビアンのローをキャッチしたバッドがケージに押し込む。半身で耐えるファビアンはアンクルピックも耐え、ハイシングルをケージを背負って防御する。それでも足をかけ、肩を押し込んでテイクダウンを奪ったバッドはハーフガードでパンチを落とす。

スクランブルでバックを譲ったファビアンが胸を合わせる。バッドはヒザをボディに入れたがファビアンが離れ時間となった。

2R、左を当てたファビアンがパンチをまとめた前に出ると、組んでバックへ。胸を合わせたバッドの内股に離れたファビアンが左ハイを蹴っていく。ジャブと左ストレートに距離を詰めることができないバッドは、ミドルを両腕でブロックする。それでも左に右を合わせたバッドはワンツーに下がってケージを背負う。

ファビアンは左を当て、左ミドル。バッドも右クロスを放つも、左受けてケージに下がる。ファビアンはダブルレッグをケージを利して防ぎ、この回を取った。

3R、左を伸ばすファビアン、バッドは右ミドルを蹴る。右クロスに組んだファビアンが、バッドをケージに押し込む。体を入れ替えたバッドは細かいヒザを繰り出し、フットスタンプ。腹と足の甲を攻撃し、ダブルレッグに切り替える。さらにシングルに移行するが、テイクダウンが取れない。懸命に頭をおしつけるバッドだが、ファビアンがいなしてヒザをついて止まったところでパンチを打っていく。バッドは疲れたか、一度は立ち上がったがダブルレッグをスプロールされて引き込む。そのままクローズドガードを取り、腰を切ってハイガードも見せたバッドだが、下のままでタイムアップを迎えた。

結果、体重オーバーのファビアンが判定勝ち。ポイント的には勝ったファビアンはマイナス1P、負けたバッドが3Pも――この試合内容では、ストップ・ザ・ケイラへの期待値は下がった。


The post 【PFL2022#03】体重大幅オーバーのファビアンが規定で3P獲得のバッドに判定勝ち first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03   アビゲイル・モンテス アンソニー・ペティス カルロス・レアル ケイラ・ハリソン サディボウ・シ ジャナ・ファビアン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ジュリア・バッド ディラノ・テイラー ニコライ・アレクサヒン ブログ レイ・クーパーIII ローリー・マクドナルド

【PFL2022#03】計量終了 3連覇へ、ケイラは問題なく。ブラダボーイは6.4ポンドオーバー。マイナスP発進

【写真フリーエージェントから再契約。「何も変わらない。ただぶちのめすだけ」とケイラはフェイスオフ後にマイクで話した(C)PFL

5日(木・現地時間)、6日(金・同)にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開催されるPFL2022#03の計量が行われている。

PFL2022シーズン第3週は女子ライト級とウェルター級、そしてライト級残り1試合であるアンソニー・ペティス×マイルス・プライスが組まれている。女子ライト級とウェルター級、揃って2019年&2021年と2連覇中の世界王者が出場も、計量で明暗が分かれてしまった。


無敵と表現して良いケイラ・ハリソンは 155ポンドでパスし、3連覇を目指しマリーナ・モフナトキナと戦う。レイ・クーパー3世は176.4ポンドと6.4オーバー、常識外の体重オーバーでマイナス1P&勝ってもボーナスPもないと――いきなり、3度目の頂点が遠ざかる失態をおかしている。

計量時点で80キロを超えていたブラダボーイと対戦するのはマゴメド・ウマラトフの欠場より、カルロス・レアルが代役出場を果たすこととなった。

レアルはチャレンジャーシリーズでラストチャンス大会も含め2試合を戦い2勝しながら、本戦契約がならなかった。失意に襲われていたであろうレアルは、ウマラトフに代わり出場権&契約を勝ち取った。

そのレアルを振り落とし、早々に契約を決めていたヨルダンのライオンことジャラ・フセイン・アルシラウィは、グレイソン・チバウとシーズン初戦で相対する。

またジョアオ・セフェリーノと対戦予定だったマゴメド・マゴメドケリモフはビザを習得できず欠場に。ディラノ・テイラーが代役出場で、セフェリーノと戦うことも決まっている。

またハリソンのライバル足る活躍ができるのか注目のジュリア・バッドと対戦するジャナ・ファビアンも5.8ポンドオーバーで、ブラダボーイと同様のペナルティ1Pからのシーズン開始となった。

■視聴方法(予定)
5月7日(土・日本時間)
午前7時00分~DAZN

■ PFL2022#03計量結果

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン: 155ポンド(70.31キロ)
マリーナ・モフナトキナ: 154.2ポンド(69.94キロ)

<ウェルター級/5分3R>
レイ・クーパー3世: 176.4ポンド(80.01キロ)
カルロス・レアル: 169.6ポンド(76.92キロ)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 155.4ポンド(70.48キロ)
マイルス・プライス: 154.8ポンド(70.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド: 171ポンド(77.56キロ)
ブレット・クーパー: 169.8ポンド(77.01キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ: 155.4ポンド(70.48キロ)
ザマザグル・フェイザァラノワ: 153.4ポンド(69.58キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジョアオ・セフェリーノ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ディラノ・テイラー: 170.6ポンド(77.38キロ)

マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン: 160.8ポンド(72.93キロ)
ジュリア・バッド: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ: 170.8ポンド(77.47キロ)
ニコライ・アレクサヒン: 170.2ポンド(77.2キロ)

<ウェルター級/5分3R>
グレイソン・チバウ: 169.6ポンド(76.92キロ)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ: 170ポンド(77.11キロ)

<女子ライト級/5分3R>
エレナ・コレスニク: 155.2ポンド(70.39キロ)
アビゲイル・モンテス: 154ポンド(69.85キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ: 155.8ポンド(70.66キロ)
マルティナ・インドロヴァ: 155.4ポンド(70.48キロ)

The post 【PFL2022#03】計量終了 3連覇へ、ケイラは問題なく。ブラダボーイは6.4ポンドオーバー。マイナスP発進 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR o PFL UFC アマンダ・ヌネス クリス・サイボーグ ジュリア・バッド

PFL2022#03:メインカードオッズ/展望

ケイ・ハリソン 1.03
マリーナ・モフナトキナ 15.50
レイ・クーパー三世 1.22
カーロス・レアル 4.25
アンソニー・ペティス 1.33
マイルス・プライス 2.85
ローリー・マクドナルド 1.23
ブレット・クーパー 4.25
ラリッサ・パチェコ 1.13
Zamzagul Fayzallanova 4.75

女子ライト級とウェルター級が行われる2022年PFL3週目。ただし、第1週で行われる予定だったライト級リーグ戦のペティス vs. プライスの試合も今大会にスライドして行われる。理由は公開されていない。

女子ライト級は今年も柔道オリンピック金メダリスト・ケイ・ハリソンのための階級。他の選手は、ほとんどが階級下がベスト階級の選手しかいない。ハリソンも一度フェザー級まで落として試合をしているが、継続して戦っていくのは難しいのかもしれない。

対抗馬に唯一なりそうなのは、元Bellator女子フェザー級王者のジュリア・バッド。デビュー当時に後のUFCバンタム級王者アマンダ・ヌネスやロンダ・ラウジーに敗れていたが、そこから連勝し、Bellatorでは無敗のままフェザー級王座を獲得、3度の防衛に成功したが、UFCから移籍してきたクリス・サイボーグに4RKO負け。Bellatorでの負けはその1試合のみで、昨年10月にPFLに初参戦し、ワンマッチで勝利している。体重差はあるものの、ハリソンとサイボーグの比較にもなりそうで興味深い。が、それまでに明らかに格下の他の選手に星を落とすこと無く進めるか。

昨年リーグ戦に出場した元UFCライト級王者ペティスはリーグ戦でまさかの2連敗。今年の初戦の相手はローカルプロモーションでもトップレベルではないマイルス・プライス。しかもブランク3年。この相手に負けるようだと、さすがに現役続行すら厳しくなる。

ウェルター級初戦に臨む元Bellator王者のロリマクは、昨年初戦は1R一本勝ちしたものの、2戦目で元UFCのグレイソン・チバウと対戦。微妙な判定で敗れたが、ポイント的に結果に関わらず予選突破が決まっているので、無理に勝ちにいかなくて良いという、PFL独特の事情があった試合だった。しかし、決勝トーナメントでは、初戦で昨年の勝者レイ・クーパー三世にテイクダウンから漬け込まれる展開で完敗。優勝を狙うには、いずれまたクーパーが壁となるだろう。

第1試合開始はBellatorのメインイベントとおそらくかぶっているであろう7日朝7時。メインカードは10時から。見られたら速報します。

カテゴリー
BELLATOR Brave CF MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#03 UFC アビゲイル・モンテス アンソニー・ペティス クラレッサ・シールズ クリス・サイボーグ ケイラ・ハリソン サディボウ・シ ジャナ・ファビアン ジャラ・フセイン・アルシラウィ ジュリア・バッド ジョアォン・セフェリーノ ニコライ・アレクサヒン ボクシング マルティナ・インドロヴァ レイ・クーパー3世 ローリー・マクドナルド

【PFL2022#03】絶対女王ケイラ・ハリソン継続参戦。ウェルター級、セフェリーノ&アルシラウィに注目

【写真】ともに2019年&2021年シーズンを制したケイラ・ハリソン&レイ・クーパー3世(C)PFL

5日(水・現地時間)、PFLが5月6日(金・同)にテキサス州アーリントンのEスポーツ・スタジアム・アーリントンで開催するPFL2022年シーズン第3週のラインナップを発表した。

全6階級、1週で2階級ずつ消化されるレギュラーシーズンの第3順は女子ライト級とウェルター級の戦いの火蓋が切って落とされる。


Bellatorでクリス・サイボーグ戦実現か──そんな声もあった2度の世界女子ライト級王者ケイラ・ハリソンは結局PFLに残った。3度目の100万ドル獲得を目指す一歩はBellatorで1勝1敗、昨年のPFLに転じたマリーナ・モフナトキナだ。

ハリソンの対抗馬として期待が集まる元Bellator世界女子フェザー級王者ジュリア・バッドはジャナ・ファビアンと対戦。まだまだ層が薄い女子ライト級だが、過去2度のシーズンよりもMMAをこなしてきた選手が今シーズンはニューカマーとしては参入してくる。

カザフスタンの柔道ナショナルチームからMMAに転じたザマザグル・フェイザァラノワのキャリアは7勝1敗──ラリッサ・パチェコと相対する。

UFCで1勝3敗だったヴァネッサ・メーロもPFLに転じ、チャレンジャーシリーズで契約を勝ち取ったマルティナ・インドロヴァと戦う。また五輪金✖2、ボクシングでは世界8冠のクラレッサ・シールズのMMA転向2戦目で、判定勝ちを収めたアビゲイル・モンテスも2022年シーズンを戦うことが決まった。

とはいえキャリア4戦目のモンテスやバンタム級から2階級アップのメーロはハリソン相手では荷が重いだろう。バッド、フェイザァラノワの両者が過去のシリーズに参加していた初戦の相手にどのような勝ちっぷりを見せることができるか。その辺りが絶対王者ハリソンが君臨する女子ライト級を活性化させる鍵となるだろう。

フリーエージェントになる可能性もあった2019年&2021年ウィナーのブラダボーイ=レイ・クーパー3世。準決勝でブラダボーイ、シーズン2戦目でグレイソン・チバウに敗れた──悩めるビッグネーム=ローリー・マクドナルド。

昨年準優勝のマゴメド・マゴメドケリモフと、トップどころに目新しさがないウェルター級で注目は、BRAVE CFウェルター級&スーパーウェルター級王者からチャレンジャーシリーズを経て、PFL入りしたジャラ・フセイン・アルシラウィか。

初戦のチバウ戦を如何にクリアするか。この試合の結果、内容如何でヨルダンのライオンがシーズンの台風の目になることもありうるだろう。

また過去3シーズン無敗ながら負傷でドロップアウトが続いているジョアォン・セフェリーノが、第1戦では3度目の正直=マゴマドケリモフ戦が決まっているが、この1戦もシーズンの行方を占ううえでカギを握るファイトとなりそうだ。

昨年のロリマク敗退のようなアップセットやジャイアント・キリングが起こるのか。3強とアルシラウィ、セフェリーノに注目のウェルター級だ。

また2022年シーズン第1週に出場予定だったアンソニー・ペティスと、その対戦相手マイルス・プライスのマッチアップがこの週にスライドされている。その理由はリリースに見られなかったが、注目ファイター救済の特別措置であるならスポーツとしては認めがたい──が、それもPFLに残るWSOF臭といえるか。

■視聴方法(予定)
5月7日(土・日本時間)
午前6時30分~Official Facebook

■ PFL2022#03対戦カード

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

<ウェルター級/5分5R>
レイ・クーパー3世(米国)
マゴメド・ウマラトフ(ロシア)

<ライト級/5分5R>
アンソニー・ペティス(米国)
マイルス・プライス(アイルランド)

<ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ)
ブレット・クーパー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マゴメド・マゴメドケリモフ(ロシア)
ジョアオ・セフェリーノ(ブラジル)

<女子ライト級/5分3R>
ジャナ・ファビアン(豪州)
ジュリア・バッド(カナダ)

<ウェルター級/5分3R>
サディボウ・シ(スウェーデン)
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)

<女子ライト級/5分3R>
ラリッサ・パチェコ(ブラジル)
ザマザグル・フェイザァラノワ(カザフスタン)

<ウェルター級/5分3R>
グレイソン・チバウ(ブラジル)
ジャラ・フセイン・アルシラウィ(ヨルダン)

<女子ライト級/5分3R>
オレナ・コレスニク(ウクライナ)
アビゲイル・モンテス(メキシコ)

<女子ライト級/5分3R>
ヴァネッサ・メーロ(ブラジル)
マルティナ・インドロヴァ(チェコ)

The post 【PFL2022#03】絶対女王ケイラ・ハリソン継続参戦。ウェルター級、セフェリーノ&アルシラウィに注目 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
BELLATOR INVICTA クリス・サイボーグ ジュリア・バッド

Bellator271:メインカード第1試合・アーリーン・ブレンコウ vs. パム・ソーレンソン

女子フェザー級。ブレンコウランキング1位、ソーレンソン7位。

38歳のブレンコウはジュリア・バッドとクリス・サイボーグにそれぞれタイトル挑戦したが敗退。Bellatorではその2人とマルース・クーネンにしか負けていない。

Invictaフェザー級王者のソーレンソンは8月にBellator初参戦。同じく初参戦の相手にスプリット判定勝ち。35歳。

ブレンコウが右の連打で出てケージまで追い込むと組んで押し込んだ。離れる。また右がヒット。さらに右。ソーレンソンタックル。脇を差してケージに押し込むと投げながら肘。こらえたブレンコウだが押し込みながら肘を入れるソーレンソン。紅茶9月武器ブーイング。ブレイク。ジャブを入れるブレンコウ。ワンツー。ソーレンソンもジャブをヒット。ブレンコウが右連打で出る。ゴング。

1Rブレンコウ。

2R。パンチで出るブレンコウ。組んで押し込むソーレンソンだが、ブレンコウ離れる。また右をヒットさせて出るブレンコウ。右の連打。ソーレンソンタックルに。ケージでこらえるブレンコウ。入れ替えた。放してパンチのラッシュ。ソーレンソンまたタックルへ。がぶって潰したブレンコウ。放してソーレンソンが立ったところにまたパンチのラッシュ。組んでボディロック。押し込みながら殴るブレンコウ。サブルレッグへ。ソーレンソンこらえてブラウン肘。ゴング。

2Rもブレンコウ。

3R。パンチで出るブレンコウ。タックルに入るソーレンソンだが受け止めてけーjに押し込む。離れるブレンコウ。ソーレンソンのオーバーハンドの右にカウンターを合わせたブレンコウ。出られないソーレンソン。ブレンコウは出る必要がない。入ってくるソーレンソンにパンチを合わせていく。時間がすぎるがソーレンソンが勝負に行けないままタイムアップ。

29-28、30-27×2の3-0でブレンコウ勝利。

ソーレンソンがパンチに対応できず、ブレンコウの楽な試合に。

カテゴリー
BELLATOR MMA PFL PFL2021#10 ケイトリン・ヤング ジュリア・バッド ブログ

【PFL2021#10】元Bellator女子フェザー級王者バッドがヤングをドミネイト&フルマークの判定勝ち

【写真】テイクダウンを織り交ぜ、トップ支配でバッドがヤングを下した (C)PFL

<女子ライト級/5分3R>
ジュリア・バッド(カナダ)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ケイトリン・ヤング(米国)

まずバッドが左前蹴りを繰り出し、クリンチの攻防でヤングがヒザを入れる。ボディにヒザを返したバッドが離れ、ヤングが左ローを蹴っていく。さらに左ジャブを当てたヤングに対し、バッドが右を伸ばす。ローに左ジャブを当てていくバッドは、首相撲からダーティボクシング、ヤングはヒザを見せる。離れて両者、バッドがワンツーを2度見せ、ローをチェックする。

ヤングのステップジャブ、さらに左リードフックを受けたバッドはさらにワンツーを貰う。自らのローでバランスを崩したヤングがすぐに立ち上がり、右を伸ばす。間合いの取り合いのなかでバッドは残り50秒になるとダブルレッグでテイクダウンを決める。1度はハーフになったヤングが足を戻してクローズトを取り時間となった。

2R、近い距離での打撃の交換からクリンチの展開になり、ヤングがワキを潜ってバックに回りバッドを押し離す。右フックを空振りしたバッドは、再びクリンチ戦になり組み勝てない。離れた直後に右ローを蹴り、首相撲&ヒザ蹴りを見せたバッドがもう1度ローを蹴り込む。前足を効かされた感のあるヤングだが、ここでワンツーにニータップを合わせてテイクダウンを奪う。

ブリッジ、腕十字を取らさず最後はシングルレッグでリバーサルを決めたバッドがトップへ、ケージにヤングを押し込んだバッドの抑え込みが続く。そのままハーフでラウンドを終えたバッドだが、倒してからの効果的なパウンドは見られなかった。

最終回、ワンツーで前出でるヤング、ダブルレッグをスプロールしきれずテイクダウンを取られる。ヤングのクローズドが相手も足を絡ませていたバッドは、腕十字を潰して担ぎパスを決める。サイドで抑えられたヤングは、マウント狙いに足を戻す。バッドはパンチを落としながらガードの中に収まる。

左足を抜き、ハーフのバッドが抑えて左右のパンチ。ヤングは足を戻すが、スクランブルに持ち込めない。バッドはハーフ&枕で絞めていき肩固めに移行する。

時間まで耐えたバッドが最終回を完全にドミネイトした。

結果的に3Rともトップでラウンド終了を迎えたバッドが、PFL独自のパフォーマスレーティングでも全ラウンドを取っており、フルマークでバッドがPFL初勝利を挙げランス・ギブソンJr&Srと勝利を喜んだ。


The post 【PFL2021#10】元Bellator女子フェザー級王者バッドがヤングをドミネイト&フルマークの判定勝ち first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
BELLATOR MMA PFL PFL2021#10 UFC   アンテ・デリア オマリ・アクメドフ クラレッサ・シールズ クリス・ウェード ケイラ・ハリソン ジュリア・バッド テイラー・ゴールダード ドン・マッジ ハウシュ・マンフィオ ブルーノ・カッペローザ ボクシング マゴメド・マゴメドカリモフ マールシン・ハムレット レイ・クーパー3世

【PFL2021#10】計量終了 2021年決勝。ウェード✖ハイブラエフ、クーバー✖マゴメドカリモフ。新顔も

【写真】短髪にしたことで、父レイ・クーパーに風貌がそっくりになったブラダボーイ(C)MMAPLANET

27日(水・現地時間)、フロリダ州ハリウッドのセミノール・ハードロックホテル&カジノで開催されるPFL2021#10 「Championships 」の計量が26日(火・同)に行われた。

2021年PFLのシーズンファイナル=チャンピオンシップスは5階級のシーズン決勝=世界選手権試合と3試合のフューチャーバウトが組まれている。


優勝賞金100万ドルを前に、誰一人として体重オーバーは見られなかった。そしてライト級とライトヘビー級ファイナルをアンダーカードに追いやった──ロンドン&リオ五輪女子ボクシング金メダリストで、ボクシング世界8冠のクラレッサ・シールズはMMA2戦目の計量を 155.8ポンドで終えている。

メインカード第1試合のフェザー級ファイナル=モヴィッド・ハイブラエフとクリス・ウェードはともに145ポンドでパスし、フェイスオフ後にはしっかりとハグをして健闘を称え合った。

コメインのウェルター級ファイナル、レイ・クーパー3世は父親ブラダを短髪で登壇し、頭一つ大きなマゴメド・マゴメドカリモフを見上げるようにフェイスオフ。

「3年前と変わっていない。同じ相手、同じ試合、結果も同じだ。サブミッションでまた勝てる? そこについては何もいえない。打撃もグラップリングも、レスリングも交えたスペクタルな試合になるだろう」とマゴメドカリモフが話すと、ブラダボーイは「ただケージに入って、顔を殴りつける。シンプルに戦う」とコメントした。

メインではケイラ・ハリソンとテイラー・ゴールダードが女子ライト級決勝を戦うが、賭け率は驚異の+3500とハリソンが圧倒的に優位と予想されている。

ゴールダードはインタビュアーのショーン・オコネルの「誰も勝利を期待していない」という問いかけにも、「とても落ち着いている。あとはやるだけ。私の好きなことをして、良い時間にしたい」と返答するのみで、最後まで勝つという言葉を発しなかった。

対してケイラは余裕の表情で「ベストを尽くして、殺やられる前に殺るだけ。ライオンでも、虎でも、熊が相手でも私が殺す」と話した。

また今大会ではアンダーの3試合で2022年の展望が見える3人の選手が出場する。

ライトヘビー級ではUFCミドル級で9勝5敗1分だったオマリ・アクメドフ、女子ライト級には元Bellator世界フェザー級王者のジュリア・バッド、そしてライト級では南アフリカン・ショータイム──ドン・マッジがPFL初戦を迎える。

3者は2020年シーズンを睨んでのお披露目的なファイトでありながら、気の抜けない対戦相手が用意され査定試合のようになっている。

また同大会にはフェザー級で日本のプロモーションでベルトを持つファイターへオファーもあったが、契約締結には時間が足らなかったという話も伝わってくる。

来るべき022年シーズンに3年振りの日本人ファイターの出場はあるのか──という期待も募るが、まずは2022年シーズンウィナーが誰になるのか──特にフェザー級&ウェルター級の行方──を楽しみたい。

■視聴方法(予定)
10月28日(木・日本時間)
午前5時30分~Official Facebook

■ 対戦カード
<女子ライト級決勝/5分5R>
ケイラ・ハリソン: 153.8ポンド(69.76キロ)
テイラー・ゴールダード: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ウェルター級決勝/5分5R>
マゴメド・マゴメドカリモフ: 170ポンド(77.11キロ)
レイ・クーパー3世: 169.8ポンド(77.01キロ)

<女子ライト級/5分3R>
クラレッサ・シールズ: 155.8ポンド(70.66キロ)
アビゲイル・モンテス: 154.4ポンド(70.03キロ)

<ヘビー級決勝/5分5R>
ブルーノ・カッペローザ: 236.4ポンド(107.22キロ)
アンテ・デリア: 243ポンド(110.22キロ)

<フェザー級決勝/5分5R>
モヴィッド・ハイブラエフ: 145ポンド(65.77キロ)
クリス・ウェード: 145ポンド(65.77キロ)

<ライトヘビー級決勝/5分5R>
アントニオ・カルロス・ジュニオール: 204.4ポンド(92.7キロ)
マールシン・ハムレット: 205ポンド(92.99キロ)

<ライト級決勝/5分5R>
ロイック・ラジャポフ: 155ポンド(70.31キロ)
ハウシュ・マンフィオ: 155ポンド(70.31キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
オマリ・アクメドフ: 203.6ポンド(92.35キロ)
ジョーダン・ヤング: 206ポンド(93.44キロ)

<女子ライト級/5分3R>
ジュリア・バッド: 154.6ポンド(70.12キロ)
ケイトリン・ヤング: 155.6ポンド(70.57キロ)

<ライト級/5分3R>
ドン・マッジ: 155.6ポンド(70.57キロ)
ネイサン・ウィリアムス: 155.4ポンド(70.48キロ)

The post 【PFL2021#10】計量終了 2021年決勝。ウェード✖ハイブラエフ、クーバー✖マゴメドカリモフ。新顔も first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
BELLATOR Bellator257 Report ジュリア・バッド ダイナ・シウバ ブログ

【Bellator257】踏み込めない両者、じれったい試合はジュリア・バッドがダイナ・シウバにスプリット勝利

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド(カナダ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ダイナ・シウバ(ブラジル)

4試合前にギブソンJrのセコンドに就いていたバッド、今度はギブソンJrがセコンドに確認できる。慎重に間合いを取る両者、ジャブを出し合いバッドのローに、シウバが右フックを振るう。シウバの右に左フックを合わせたバッドは、ローを蹴られてジャブの数を増やす。シウバの右オーバーハンドをブロックしたバッドだが、手数が少ない。左リードアッパーを入れたシウバが、右フックへ。バッドは右カーフローも、初回はシウバのラウンドとなったか。

2R、右オーバーハンドを届かせたシウバ。バッドはこの回も見過ぎており、シウバが加点されそうな展開が続く。手数がやや増えるもパンチの外の距離が続いた膠着戦は、残り90秒でバッドがシングルレッグを仕掛け動き始める。一度倒されたシウバは、直ぐに立ち上がるがバッドがボディロックテイクダウンを決め、ハーフで抑えてラウンドを取り返した。

最終回、再び試合はスタンドで間合を図り、手数が増えない展開に。バッドの数少ない有効な打撃カーフをキャッチしたシウバが、パンチを連続で振るっていく。そのシウバも2Rのテイクダウンが頭に残ってか、攻撃は抑えめになっている。それでも手を出すのはシウバの方で残り90秒、1分を切ってもバッドはテイクダウンにいかない。

このまま試合終了と思われた残り10秒でシングルに出たバッドだが、シウバがウィザー&スプロールで防ぎタイムアップへ。バッドの勝利はないかと思われたが、ジャッジの裁定は割れ──元世界王者でランク1位のバッドがノヴァウニオンの新鋭に勝利を譲らなかった。


The post 【Bellator257】踏み込めない両者、じれったい試合はジュリア・バッドがダイナ・シウバにスプリット勝利 first appeared on MMAPLANET.

カテゴリー
Bellator257 カール・アルベクツソン コーリー・アンダーソン ジェイジェイ・ウィルソン ジュリア・バッド スティーブ・モウリー ソウル・ロジャース ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ フィル・デイヴィス ブログ ペドロ・カルバーリョ ランス・ギブソンJr レイモンド・ダニエルズ ワジム・ネムコフ 未分類

【Bellator257】ギブソンJr&バッド親子、JJ・ウィルソン、モウリー、ロジャース、プレリミでお腹いっぱい

【写真】ランス・ギブソン、Jrとジュリア・バッド親子 (C)BELLATOR

16日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナでBellator257「Nemkov vs Davis 2」が開催される。

大会名にある通り、Bellator世界ライトヘビー級選手権&ワールドGP準々決勝=王者ワジム・ネムコフがフィル・デイヴィスと2年5カ月振りの再戦を戦う。

2018年11月の対戦では、ネムコフがデイヴィスをスプリットで下しており、昨年8月に獲得した世界王座の初防衛戦と、ワールドGP準決勝進出を掛けて返り討ちを狙う。

コ・メインもGP準々決勝で、TUF19覇者でベラトール2戦目となるコーリー・アンダーソンが、元ACAライトヘビー級王者のトルクメニスタン人ファイター=ドブレジャン・ヤギュシュムラドフと相対する。

ヤギュシュムラドフはACBから自動的にACA王者となり、防衛にも成功していたが2019年12月より試合が組まれず、ベルトを返上して北米を目指してきた。

さらに知名度の高いポール・デイリーと、注目されやすい女子フライ級がメインカードに投入された今大会だが、2週間前のBellaor255と同様に──UFC並みにプレリミが充実している。


前女子ジュリア・バッド、義理の息子のランス・ギブソンJrがサークルケージそろい踏みとなる。Jrの父ランス・ギブソンはマット・ヒュームの初期の教え子で元UFCファイター、そして修斗でも活躍したファイターで、バッドと再婚。37歳のバッドと、26歳のJrは11歳違いの親子になった。

Jrは去年予定されていた試合が2度流れ、1年半ぶりの実戦復帰でキャリア4戦目を戦う。父と違いスリムな体格でライト級ファイターのJrは、打撃とレスリングを消化し、パンクレーション系らしくサブミッションで極めにかかるウェルラウンダーだ。ただ、その打撃や極めにいくなかで、気の強さから来るのであろう荒々しさは父を彷彿させる。

また今回のプレリミでは前戦で世界王座に挑戦したペドロ・カルバーリョが出場し、ジェイジェイ・ウィルソンと戦う。

カルバーリョはフェザー級ランク4位、女子フェザー級1位のバッド、ライトヘビー級5位のジュリアス・ジュリアス・アンリカスと3人のランカーがプレリミ出場となる。

対してウィルソンはベラトールで4連勝、通算7連勝中のキウイ・ファイターだ。

マオリ系特有の打撃の爆発力があり、かつ柔軟な筋肉の持ち主で旺盛な戦闘意欲を持ちつつ、しっかりと柔術の消化している。ウィルソンはポストGPフェザー級戦線で、間違いなく気になる存在の1人といえる。

ポストGPフェザー級ファイターといえば、カルバーリョと同じくフェザー級GPに出場していたが、初戦で敗れたソウル・ロジャースが第1試合に登場する。

幻のTUFファイナリストは、前からも後ろからも絞めで相手と仕留めることができる。2021年の浮上を誓い──昨年10月に続く連勝を狙う。

この他、RIZINでワジム・ネムコフを破っているカール・アルベクツソンが、ワジムの兄で元PFLのヴィクトル・ネムコフとのマッチアップなど楽しみなカードが揃っている。

さらにはWAKOスタイル、ド派手な回転系キックからBellator Kickboxingで世界ウェルター級王者となったレイモンド・ダニエルズも出場。

昨年9月に代名詞であるスピニングバックキックが2発急所に入りNCとなったピーター・スタノニックとの再戦も見逃せない。

さらにさらにサンフォードMMAのヘビー級戦士、プロMMA8勝0敗──アマからは通算15連勝中のスティーブ・モウリーが8年半ぶりのベラトール出場となるショーン・アッシャーと戦う試合も注目だ。

アッシャーはケンタッキー州ベースのエンパイアFSのヘビー級王者ながら防衛に成功しケージに駆け上がったことで半年間のサスペンションを食い、この間にパンデミックが起こり18カ月振りの実戦でモウリーと戦うことに。

UFCのようなガチガチの勝負論とはまた一線を画し、デモンストレーションファイト的な一面を持つ試合や、シビアな生き残り合戦に混ざっているプレリミファイト。これからのサークルケージを楽しむために、マストウォッチの9試合だ。

■視聴方法(予定)
4月17日(土・日本時間)
午前7時~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel

■Bellator257対戦カード

<Bellator世界ライトヘビー級選手権&ワールドGP準々決勝/5分5R>
[王者]ワジム・ネムコフ(ロシア)
[挑戦者]フィル・デイヴィス(米国)

<ライトヘビー級ワールドGP準々決勝/5分5R>
コーリー・アンダーソン(米国)
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)

<ウェルター級/5分3R>
ポール・デイリー(英国)
サバウ・ホミシ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ヴェタ・オーティアガ(米国)
デザリー・ヤネス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ジュリアス・アンリカス(リトアニア)
グレゴリー・ミリアード(アルバ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジュリア・バッド(カナダ)
ダイナ・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
スティーブ・モウリー(米国)
ショーン・アッシャー(米国)

<ウェルター級/5分3R>
グラチキ・ボジニアン(カナダ)
デマルケス・ジョンソン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
レイモンド・ダニエルズ(米国)
ピーター・スタノニック(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ヴィクトル・ネムコフ(ロシア)
カール・アルベクツソン(スウェーデン)

<フェザー級/5分3R>
ペドロ・カルバーリョ(ポルトガル)
ジェイジェイ・ウィルソン(ニュージーランド)

<ライト級/5分3R>
ランス・ギブソンJr(カナダ)
マーカス・スリン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ソウル・ロジャース(英国)
マス・ブーネル(デンマーク)

The post 【Bellator257】ギブソンJr&バッド親子、JJ・ウィルソン、モウリー、ロジャース、プレリミでお腹いっぱい first appeared on MMAPLANET.