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UFC on ESPN9:オッズ/予想と展望

アリスター・オーフレイム 2.40
ウォルト・ハリス 1.63
クラウディア・ガデーリャ 1.53
アンジェラ・ヒル 2.65
ダン・イゲ 2.10
エジソン・バルボーザ 1.77
エリク・アンダース 2.40
クシシュトフ・ジョッコ 1.63
ソン・ヤドン 1.53
マルロン・ヴェラ 2.65
マット・ブラウン 2.75
ミゲール・バエザ 1.48
アンソニー・ヘルナンデス 1.95
ケビン・ホランド 1.87
ギガ・チカゼ -
アーウィン・リベラ -
コートニー・ケイシー 1.61
マラ・ロメロ・ボレラ 2.45
ダレン・エルキンス 1.83
ネイト・ランドベール 2.00
ホドリゴ・ナシメント 2.00
ドン・テイル・マイヤース 1.83

前日急に欠場が決まったマイク・デイヴィスの代役・アーウィン・リベラとギガ・チカゼの試合は、現時点ではオッズが出ていない。

メインは昨年12月に組まれていたヘビー級戦。しかし、ウォルト・ハリスの義理の娘が行方不明で捜索中だったため、ハリスが試合をキャンセル(その後、誘拐殺人の被害者として遺体で見つかる)。アリスターは代役のホーゼンストライクに優勢に試合を進めていながら、最終ラウンド残りわずかでダウンを喫し、立ち上がったものの試合を止められ逆転負けを喫した。

試合の翌日に40歳になるアリスター。2連勝していたが、ホーゼンストライクにKO負けし、そのホーゼンストライクもガヌーに秒殺KO負けしたことで、タイトル戦線からは後退。

一方のハリスは現在4連勝中(うちアルロフスキー戦は試合後のドラッグテストに引っかかったためノーコンテストに変更)。バスケからMMAに転向したアスリートタイプの選手で、アマチュアボクシングのキャリアもあり、MMAでの13勝すべてがKO勝ち。

勢いと一発ではハリスで、オッズでも優勢と見られているが、打撃技術ではアリスターが上。結局は当たった者勝ちの試合になりそうだが。

アリスターKO勝ち。

セミ前ではライト級ランカーのエジソン・バルボーザが今大会からフェザー級に落としての初戦となる。計量では問題なく落とせたバルボーザだが、階級を落として最大の武器である打撃の威力が落ちてはいないかが気がかり。初戦でいきなり5連勝中でランキング15位のダン・イゲとの対戦となるが、まずは自身のコンディションがどうかだろう。

メインカード1試合目では、中国No.1ライジングスターのソン・ヤドンが登場。UFCデビューから4連勝していたが、前回は懸念されていたレスラータイプのコディ・スタマンと対戦。テイクダウンからスタミナを削られる展開となり、1Rにはグラウンド状態の顔面膝での減点もあって0-1ドローでUFCで初めて勝利をつかめず。

今回はランカーとの対戦が組まれないまま5連続フィニッシュ勝利でランキング入りしたマルロン・ヴェラとの対戦。エクアドル唯一のUFCファイターということで、地元の声援とは無縁の常時アウェイ環境で戦い続けていたヴェラだが、結果でUFCから認められ、これが初のランカーとの対戦となる。組み・打撃ともにアグレッシブで、攻撃的なスタイル。激しい試合になることは間違いない。

第1試合開始は7時開始。速報します。

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UFC on ESPN+29:ファイトボーナス

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:ブライアン・ケレハー vs. ハンター・アジュール
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:グローバーテイシェイラ vs. ドリュー・ドーバー

メイン3カードはいずれもアンダードッグが勝利。スミスやヘルナンデスなどは、序盤は優勢に見えたが失速したように見えた。やはり満足行く練習ができる環境ではないのかと思ってしまう。実際のところはわからないが…。

スミスの失速を差し引いても、テイシェイラは久々にいい動きを見せていた。スミスとは対照的に、時間を追うごとに動きが軽快になっていった。この1戦だけではなんとも言えないが、今のUFCライトヘビー級タイトル戦線は1位で前回挑戦したドミニク・レイエス以外、JJを脅かしそうな選手がいない。レイエスが負傷などで挑戦できない状態であれば、テイシェイラが次も同じ勝ち方をした時にチャンスが回ってくるかもしれない。

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UFC on ESPN+29:メインイベント・アンソニー・スミス vs. グローバー・テイシェイラ

ライトヘビー級5分5R。スミス4位、テイシェイラ8位。

ミドルから上げて3連続フィニッシュ勝利でJJのタイトルに挑戦したが、特にいいところがなく、劣勢の展開なのに一か八か勝負に出ることもなく、見せ場のないまま判定負け。次戦ではアレクサンダー・グスタフソンとアウェイのスウェーデンで対戦。3Rまで押される展開だったが、4Rに雑な投げを仕掛けたグスタフソンからバックを奪いチョークで逆転勝利。

40歳になったテイシェイラは前戦で下位ランカーのクリロフ相手に接戦の末スプリット判定勝ち。星の上では3連勝となった。その前の2人もノーランカーで、テイシェイラにとっては久しぶりの上位ランカーとの対戦。メイン登場も3年ぶり。正直、勝ってもタイトル挑戦のチャンスも回ってこない気がするし、回ってきてもJJに勝てる気もしないが。

右を入れたスミス。テイシェイラが出てきた。ジャブ。スミスのワンツーがヒット。テイシェイラのパンチは空振り。スミスの強烈な右。頭を振ってかわすテイシェイラテイシェイラシングルレッグも空振り。ケージまで詰めたテイシェイラがボディ・顔面に連打を打ち込むが、ボディブローが低くローブローに。タイムストップ。再開。スミスの右がヒット。テイシェイラはロー連打。スミスのワンツー。またワンツー。入っているように見えるが紙一重でかわしているのか。テイシェイラが前に出て左がヒット。まっすぐケージまで下がるスミス。ホーン。

1Rスミス。

2R。右を打ち込んでいくスミス。ワンツー。テイシェイラも打ち返す。スミスの右、前蹴りがヒット。劣勢だったテイシェイラだがパンチ連打でケージまで詰めるとラッシュ。スミスガードを固めてしのぐ。スミス消耗したのか、ガードを下げている。テイシェイラは逆にノッてきた。ボディにバックスピンキック。ホーン。

2Rテイシェイラ

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UFC on ESPN+29:セミファイナル・ベン・ロズウェル vs. オヴァンス・サン・プルー

ヘビー級。

ロズウェルは禁止薬物使用による3年のブランクから昨年復帰したが、まったくいいところなく2連敗。リリースがかかった前戦は、最長身ファイターのシュトルーフ相手に劣勢だったが、ロズウェルの蹴りがローブローとなり、ダメージが残る中で再開してKO勝ちするというモヤモヤする勝利で生き残った。

OSPはこれがヘビー級初戦だが、もともと予定されていたロズウェルの相手のジャン・ヴィランテがいなくなったことを受けて、試合をしたいOSPが名乗りを上げたもので、本人もヘビー級は一時的なものでまたライトヘビーに戻すことを宣言している。ライトヘビーではほとんどの試合で体格的に上回っていたが、今回は当然ながらリミットギリギリまで減量してくるロズウェルとは体格差がある。ライトヘビーではランク外に落ちてしまったが、前回はUFCデビューから3連勝中のミハエル・オレクシェイチュク相手に必殺ヴォンフルーチョークで一本勝ち。

増量した分、体のカットがゆるめのOSP。ロズウェルがプレッシャーを掛けていくと後退。ケージまで下がったところでロズウェルの右がヒット。距離を取るOSP。プレスするロズウェルロズウェルがパンチで出るがかわされている。OSP左ハイ。しかしキャッチしたロズウェル。得意のゴゴチョークを狙う。腕を掴み防いでいるOSP。ガブッたままパンチを入れていくロズウェル。OSP立って離れた。蹴りを放とうとして躊躇するOSP。ホーン。

1Rロズウェル。OSP,体格で上回る相手との対戦経験が少ないだけに、いつもと勝手が違うか。

2R。左ハイを入れたOSP、ジャブを入れてヒット&アウェイ。ロズウェルはじわじわ出ていく。ケージにつまったところでロズウェルの右がヒット。そのまま押し込み。離れるOSP。前蹴り、ワンツーを入れたOSPだがまたロズウェルがプレスしていく。右がヒット。もう一発右。首相撲に捉えるロズウェル。OSPはアッパーで抵抗。左ボディを入れたロズウェル。OSP徐々にもらいだしている。鼻血。押し込むロズウェル。尻クラッチからテイクダウンを狙ったがこらえたOSP。また出るロズウェルだが、OSPの左が入りぐらついた!すかさずOSPが組んでギロチンを狙うが抜けた。押し込むOSP。ホーン。

2Rは終盤のぐらつかせたパンチのみでOSP?それがなければロズウェルなのは間違いないが。

3R。距離を取りジャブを入れるOSPだが、ロズウェルのパンチをもらい距離を取る。追いかけたロズウェル首相撲。引き剥がしたOSP。ロズウェルのパンチが入り動きが止まったOSP。ロズウェルまた首相撲から膝。両者疲れている。ロズウェルの押し込み膠着。抜けられないOSP。ようやく離れた。2分。OSPの左フックがヒット。左ハイ。さらに出てくるところにアッパー。OSPパンチを打ち込んでいくが、ロズウェル首相撲に捕まり膝をもらう。またケージ膠着。残り1分。押し込みから抜け出したOSPが残りのガソリンをすべて使ってラッシュ。タイムアップ。最後にパンチが入りぐらついたロズウェルだが、これはホーン後のパンチか。

29-28、28-29、29-28のスプリットでロズウェル勝利。

2Rの判断が分かれた。OSPは明らかにヘビー級の選手ではなかったし、無駄な挑戦になってしまった。

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UFC on ESPN+29:第8試合・アレクサンダー・ヘルナンデス vs. ドリュー・ドーバー

ライト級。ヘルナンデス15位。

代役でUFCデビューすると、いきなり中堅クラスのベネイル・ダリウシュ、オリヴィエ・オウビン・メルシェに連勝しランキング入りしたヘルナンデス。勢いをかって大物のドナルド・セラーニと対戦したが、さすがに力の差を見せつけられ2RKO負け。前回は元ランカーのフランシスコ・トリナウドと対戦すると、両者見合いが続き、極端に手数が少ない展開で判定勝ちした。レスリング・柔術がバックボーン。

本来はイスラム・マカチェフとの試合が組まれていたが、ロシアから出国できず欠場。代役のオマー・モラエスと先月18日に予定されていたUFC249で対戦予定だったがイベント中止。なぜか対戦相手がシャッフルされ、ドリュー・ドーバーに変更に。

先週暫定王座を獲得したゲイジーの同門・ドーバーは本来2日に試合が組まれていたが消滅。UFCデビュー当時は前座で勝ったり負けたりしていたが、ここのところ勝ち星がついてきて、最近9戦で7勝2敗。今回は急遽組まれた試合だが、元々ランカーとの対戦が期待されていた。現在、2試合連続1RKO勝利中。

ステップしてヒット&アウェイでパンチを打ち込むヘルナンデス。飛び込むがパンチではなくシングルレッグ。テイクダウン。ケージ際で立ったドーバー。なおもクラッチしているヘルナンデスだが離れた。ドーバーがパンチで出る。ドーバーが出るところにヘルナンデスのジャブがヒット。またドーバーが出るとヘルナンデスタックルへ。切られた。残り1分。ドーバーが連打で出る。距離を取るヘルナンデス。ドーバーの左がヘルナンデスのアゴをかすめる。ホーン。

1Rは僅差だがテイクダウンもあったのでヘルナンデス。

2R。ドーバー出てきた。ワンツー。ヘルナンデスサークリング。タックルに入るが切られる。ドーバーどんどん出ていってパンチを入れる。ヘルナンデス、距離を取るがやや逃げ気味になってきた。ドーバーが詰めつつローからワンツー。左のダブル。左が顔面に入りヘルナンデス大きくぐらつく。ドーバー追い打ち。しかしヘルナンデスのタックルで倒され下に。ヘルナンデスパウンド。ドーバーガードで密着するヘルナンデスを引き剥がすと立った。パンチを打ち込む。ヘルナンデス効いてる。顔面にまとめられふらつく。またタックル。倒したがすぐ立たれた。またドーバーがパンチを入れていくと、レフェリーのハーブ・ディーンは先日のゲイジー vs. ファーガソンのようにスタンディングでストップ。このストップも妥当。

中堅だったドーバー、ついにランカーを下す。

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UFC on ESPN+29:第7試合・リッキー・シモン vs. レイ・ボーグ

バンタム級

レスリングがバックボーンのシモンはUFCデビューから3連勝しランキングにも入ったが、40歳にして復帰したユライア・フェイバーとの対戦が組まれると、序盤にパンチでダウンし鉄槌連打をまとめられKO負け。前戦はランカーのロブ・フォントにテイクダウンをしても立たれる展開で判定負けで連敗中。

フライ級でタイトル挑戦したこともあるボーグだが、バンタム級に上げた初戦で体重オーバー。フライ級でも2度体重オーバーする失態があり、試合後にInstagramで「次に体重オーバーしたら引退する」と宣言していた。が、今年2月の試合でまたも体重オーバー。しかし引退はせず。さすがに今回は強制的にバンタム級に上げさせられている。タックルからのテイクダウン→コントロールが武器。

パンチを打ち込むシモン。連打を入れたがボーグの右がヒット。シモンタックル。切れずに下になったボーグ。スペースを作ってパウンドを入れるシモン。もらったがそのスキに立つボーグ。すぐにバックを取りテイクダウンを狙うシモンだがボーグこらえて正対。またタックルに入るとボーグギロチンで引き込む。しかし決まらず。放して立った。ボーグの左がヒットするが単発。シモンがボディ、顔面に連打を入れる。出てきたボーグに組み付いたシモンが投げて膝をつかせるとバックに。ボーグ立つがケツに膝を入れていくシモン。正対したところでシングルレッグに切り替えてテイクダウン。肩固めをセットするがケージ際で位置が悪い。残り時間わずか。シモンパウンド。ホーン。

1Rシモン。

2R。ボーグ前に出てジャブを突く。ワンツー。プレッシャーを強めてきた。パンチからタックルに入ったが切られた。入れ替えたシモンがパンチを打ち込んでボーグがガードしたところでタックルに切り替えテイクダウン。ハーフで寝かせたがケージで立つボーグ。シモンワンツー。ボーグバック肘。ワンツー。ボディ・顔面に打ち込む。飛び込もうとするボーグにジャブがヒット。シモンタックルへ。切られた。ボーグも連打を入れたがシモンがシングルレッグから脇をくぐりバックに回る。スクランブルで逃げようとしたボーグだがついていく。立って正対するボーグ。またバックを取られるとスクランブルで逃れたボーグ。ボーグの右がヒット。シモンは効いてないとアピール。さらにパンチを入れるボーグ。ホーン。

2Rもシモン。

3R。ボーグがパンチを入れるがシモン連打を返す。シモンタックル。テイクダウン。サイドで完全に押さえ込んだ。亀になるボーグ。しかし反転して上を取り返した。が、タックルで倒してさらに上になるシモン。ボーグはバックを取らせて立ち、ケージ際で正対。シモンすぐシングルレッグ。倒せずパンチを入れて離れた。ボーグが左のトリプルを打ち込む。左ハイ。時間がない。両者飛び膝。ボーグワンツーを入れる。シモンは笑って挑発。ボーグここに来てパンチをまとめていくが、タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでシモン勝利。ボーグは素直にシモンの勝利を称える。3Rはボーグだが割れる要素はなかったように思えた。

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UFC on ESPN+29:第6試合・アンドレイ・アルロフスキー vs. フィリップ・リンス

ヘビー級。

元王者のアルロフは41歳。最近はブランク明けで弱体化したロズウェル相手に勝ったくらい。前回はホーゼンストライクに29秒でKO負け。さすがに引退も近いか。

UFCデビュー戦で元王者との対戦が組まれたリンスはPFL1年目のヘビー級トーナメント優勝者。ブラジルローカルで勝ち上がった後、Bellatorに参戦しライトヘビー級トーナメントに出場したが準決勝敗退。結局3勝3敗でリリースされると、一階級上げてPFLに参戦。元UFCのジャレッド・ロショルトらと対戦し、4戦全勝全フィニッシュで優勝し、賞金100万ドルを手に入れている。34歳で柔術黒帯。

ワンツーを入れたリンス。出ていく。距離を取るアルロフ。間合いを詰めたリンスに首相撲。しかしパンチ連打で引き剥がしたリンス。右をクリーンヒットさせたアルロフだがリンスも打ち返す。静かな展開。飛び込んだアルロフにリンスの右がヒット。リンス組んで押し込むが引き剥がしたアルロフ。残り1分。ここまで手数は五分。アルロフのバックブローがヒット。また出てパンチを入れるがリンスも打ち返す。ホーン。

1Rはほぼ差がない。ビッグヒットが多かったのはアルロフに見えたが、リンスが効いた様子を見せなかったのでどこまで評価されているか。

2R。リンス右ミドル。また出ていく。アルロフが出てくるところに身近フック。リンス前に出ると四つに。離れた。アルロフサークリング。時折飛び込んでパンチを打ち込む。ヒットしているがリンスは効いた素振りを見せない。リンスのローがローブローになりタイムストップ。再開。アルロフが飛び込んでパンチを打ち込み離れる。ケージに詰めたリンスがラッシュを仕掛ける。アルロフ距離を取る。リンスワンツー。ホーン。

2Rはリンスがパンチをまとめる場面はあったものの、ヒット数ではアルロフ。

3R。ミドルの蹴り合い。じわじわ出るリンス。しかしそこから狙いすぎているのか、手数が少ない。距離を詰めて連打。ケージまで下がらせてまた連打を入れる。そこまではいいが、次の攻撃に入るまでにまた長い様子見が続く。左で飛び込んだアルロフ。ヒット。アルロフのワンツーがひいっと。残り1分。リンスまた出るが、アルロフが出てくるのに合わせてパンチを入れるだけで自分から行かない。その間も単発で細かい打撃を入れるのはアルロフ。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でアルロフ勝利。

フルマークが2人いたとはいえ、内容は僅差。しかしリンスはPFLウィナーとして初の他団体出場となったが、インパクトを残せなかった。

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UFC on ESPN9:オッズ/予想と展望

アンソニー・スミス 1.57
グローバーテイシェイラ 2.55
ベン・ロズウェル 2.20
オヴィンス・サン・プルー 1.71
アレクサンダー・ヘルナンデス 1.95
ドリュー・ドーバー 1.87
リッキー・シモン 1.59
レイ・ボーグ 2.50
カール・ロバーソン 2.45
マーヴィン・ベットーリ 1.61
アンドレイ・アルロフスキー 2.35
フィリップ・リンス 1.65
マイケル・ジョンソン 1.91
アゴ・モイゼス 1.91
シジャラー・ユーバンクス 1.26
サラ・モラス 4.15
ガブリエル・ベニテス 2.60
オマー・モラエス 1.54
ハンター・アジュール 1.57
ブライアン・ケレハー 2.55
チェイス・シャーマン 1.65
アイク・ヴィラヌエバ 2.35

予定されていなかった平日での開催。2ヶ月近く休止期間があった間の試合をこなしていくために、急遽開催が決まった。

メインはもともと4月25日に予定されていたイベントのメインで組まれていた試合。ともにライトヘビー級タイトルに挑戦したことがあるスミスとテイシェイラ。スミスは31歳ながらキャリア12年の大ベテランで、UFC8勝3敗。8勝のうち、デビュー戦を除くとすべてフィニッシュ勝利。UFC以前を含めても、33勝で判定はわずかに3。先月、自宅に侵入してきた賊と格闘し、パンチや蹴りを入れたがなかなか倒せず、「もっとも厳しい戦いだった」というコメントを残したことが話題になった。

テイシェイラはこれが40歳になってからの初戦。JJのタイトルに挑戦したのは6年前。一時期低迷していたが、現在3連勝中。とはいえ、負けてランクが下がることにより、対戦相手のレベルが下がったためでもあるが。

スミスはここ3戦はアンダードッグだったが、JJには敗れたものの、オズデミアとグスタフソンには前半劣勢だったところからの逆転勝ち。今回はもと挑戦者対決でフェイバリットに。最近の動きを見ると、スミスがオッズ通り優勢か。

スミスがチョークで一本勝ち。

セミではOSPがヘビー級に上げてベテランのベン・ロズウェルと対戦する。OSPはあくまで試合をしたいから階級を上げたと言うだけで、ヘビー級に専念することはないとのこと。OSPの通常体重は101~2kgとのことで、今回は増量するが、それでも5kg程度。対するロズウェルは、毎回減量してヘビー級リミット上限(120.2kg)に落としてきている。

しかし復帰後のロズウェルの試合内容が良くないためか、オッズではOSPが優勢。一発がヒットしない限りはロズウェルは厳しいか。

プレリムでは第3のメジャーイベント・PFLで初年度ヘビー級を制したフィリップ・リンスがUFC初参戦。PFL以前はBellatorで3勝3敗。ワジム・ネムコフに敗れてリリースされている。PFLでは元UFC6勝2敗のジャレッド・ロショルトにも勝利。昨年のPFLにも出場予定で、初戦で石井慧と対戦予定だったが負傷欠場。そのままPFLには上がらずUFCと契約している。UFCでの実力は不明だが、落ち目の元王者・アルロフスキー相手にはつまづいてほしくないところ。

第1試合開始は日本時間14日朝7時。速報します。

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UFC249:ファイトボーナス/総評

ゲイジーはこれでUFCデビューから7試合連続9度目のボーナス獲得。ダブル受賞はUFCデビュー戦以来。この日のゲイジーはいつものやりすぎファイトではなく、ビッグヒットし効かせた打撃があっても畳み掛けてはいかなかった。さすがにタイトル戦だから慎重になったのか、ファーガソンの異常なタフさに警戒したのか。そのおかげで5RまでKOされなかったファーガソンだが、一気に打撃をまとめられるよりも、蓄積したダメージは大きかった。なので5Rのあのストップは妥当だと思う。

一方、メインカードでもカルヴィン・ケイター vs. ジェレミー・スティーブンスのストップは遅すぎたが。ダウンの時点で止めて良かった。

ゲイジーは今まで一度も見せていないタックルも、フェイントとして何度か狙う素振りを見せていた。1Rはファーガソンのトリッキーな攻めに翻弄される部分があったが、2R以降はほぼ自分のペースで戦えていた。2R終盤のアッパーは残り時間があれば危なかったかもしれないが。

次はヌルマゴメドフとの王座統一戦になるだろうが、ファーガソンとここまで戦えても、あの強烈なテイクダウンを防げるかどうかは別問題。対ヌルマゴということを考えると、ファーガソンの方が相性は良かったかもしれない。

セミではセフードが王座防衛を果たしたが、直後に「やりきった」として引退を表明。ダナ・ホワイトは引退についてこの試合後に表明するとは聞いていなかったものの、引退の意向が以前からあることは知っていたのこと。

mmajunkie.usatoday.com

セフード引退の要因の一つとしてはファイトマネー等の評価の低さがあるが、ダナ・ホワイトはすでにピョートル・ヤン vs. TBAで王座決定戦を行うプランまで明かしており、セフードを引き止める様子はなさそう。ブランクを開けて復帰しても、よりレベルが上がった相手との戦いになるし、頂点を極めた時点での引退がベストなのかもしれない。

フランシス・ガヌーは無敗のホーゼンストライクを秒殺KO。UFCデビューからここまで全試合フィニッシュしてきたホーゼンストライクだが、RIZINでの試合ではグラウンドがザルであることを露呈しており、その部分で真価が問われることがないままトップランカーとの対戦に。が、ガヌーがきっちりと打撃で幻想を終わらせた。

しかしながら、勝ったガヌーより先にコーミエとのラバーマッチが計画されているとのこと。

mmajunkie.usatoday.com

現在、王者ミオシッチは新型コロナウイルスの影響でジムワークの再開すらできておらず、復帰は長引く見込み。その場合、ガヌーは勝者との対戦を待つために9ヶ月~12ヶ月のブランクが開くのではないかという心配を試合後のインタビューで行っている。

だったらガヌー vs. コーミエで暫定王者決定戦をやればいいと思うのだが…。1勝1敗とはいえ、ミオシッチ vs. コーミエはもう十分という気がする。

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UFC249:メインイベント・トニー・ファーガソン vs. ジャスティン・ゲイジー

ライト級暫定王者決定戦5分5R。

ライト級では3年間で3回目の暫定王座制定。1回目のファーガソンは2年前にヌルマゴ戦を欠場したことで剥奪。2回目は昨年のダスティン・ポイエーで、9月にヌルマゴとの王座統一戦で敗れている。

両者見合いながらローやジャブで牽制。ミドルを入れたファーガソン。トリッキーなステップを見せる。パンチが交錯。ファーガソンのパンチがヒットしたがゲイジーがローを返す。ゲイジーの左がヒット。ファーガソンインロー。足にパンチするファーガソンファーガソン左ハイからパンチ。間合いがつまり両者のパンチがまた交錯。どちらもヒットせず。出てきたファーガソンに右がヒット。プレスするファーガソン。出てきたところにゲイジーの右がヒット。両者のパンチがまた相打ち。ゲイジー一瞬シングルレッグの動きを見せたがフェイントでパンチにつなげる。ホーン。

拮抗した1R。ゲイジーのパンチが入っているようにも見えるが効いた様子は見せないファーガソン。ヒット数ではファーガソン

2R。両者パンチを振り回す。ゲイジーの左がヒット。ファーガソンが出る。ゲイジーがそこに左をヒットさせた。ゲイジープレスしていく。ファーガソン走って距離を取りリセット。ローを蹴るゲイジー。ゲイジーワンツー。右。ゲイジーのヒットが増えてきた。右ボディ。ロー。ファーガソンフェイントのステップ。右を入れるがワンツーを返したゲイジー。残り1分。ゲイジーがワンツー。ファーガソンのワンツーも入ったが追撃にゲイジーがワンツーを返す。ファーガソンも手数を増やしてきた。残りわずかでゲイジーがアッパーを打ち込むところにファーガソンのカウンターのアッパーがヒット!ゲイジー膝をつく。ホーン。

2Rファーガソン。最後のダウンがなければゲイジーだったが。

3R。間合いを詰めるファーガソンにゲイジーがパンチを入れるがファーガソンがまたアッパーを入れる。ゲイジーがローから左。さらに右。飛び込みを魅せたファーガソンに右を入れたゲイジー。ゲイジーの右がビッグヒット!ゲイジー出ていく。パンチを打ち返して凌ぐファーガソン。また右。ワンツー。入っているがファーガソン引かない。ファーガソン、沈み込んで足払いを放つトリッキーな動き。ゲイジー左ハイから右をヒットさせる。ホーン。

3Rはゲイジーが取り返した。ここまで打たれても効いた様子は見せなかったファーガソンだが、初めてぐらついた。ダメージの蓄積があるか。

4R。ファーガソンのバックスピンキック。空振り。右肘で飛び込んだが空振り。ゲイジーのパンチに背中を向けてかわしたファーガソンだがそこにゲイジーの左をもらう。ゲイジーの右が入って効いた!ファーガソンさすがに後退。ゲイジー一気に攻めずにじわじわ出る。ゲイジーにも疲れがあるか。右のフルスイングは空振り。右ロー。ゲイジーちょっと動きが落ちている。ファーガソンの方がペースを変えずに攻めている。ゲイジーはギアを落としてしのぐ。ホーン。

4Rゲイジー。ダメージはもらっているが、スタミナに余裕があるのはファーガソンか?ゲイジーもあと1Rなら残った力を出し切れるかもしれない。

5R。ファーガソンのスーパーマンパンチにゲイジーもパンチを返す。ゲイジーのワンツーがヒット。ファーガソンもローが効いてきたか。ゲイジーのワンツーがヒット。ぐらついたファーガソン。ゲイジー追ってまたパンチをヒットさせるが、まとめる余力がないか。ファーガソン今成ロールを見せるが空振り。ゲイジーのワンツー。効いた。普段のゲイジーならフィニッシュできるが追い打ちに行かない。出てくるファーガソンにカウンターのジャブがヒット。ワンツー。ファーガソン効いているが手を出し続ける。ジャブがヒット。完全に効いたファーガソン。ゲイジー追うが、レフェリーのハーブ・ディーンが見かねてストップ。