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AB K-1 MMA o UFC キック

UFC on ESPN55:第8試合・ティム・ミーンズ vs. ウロシュ・メディチ

ウェルター級。

ミーンズはMMAキャリア20年で50戦している大ベテラン。UFCはデビューから12年目で、ここまで15勝12敗1NCとやや勝ち越し。昨年まで3連敗していたが、前戦は3連敗中のアンドレ・フィアリョ戦で、3RKO勝ちして連敗を止めている。キャリア20KOのストライカー。ウェルターではマイク・ブラウン43歳、スティーブン・トンプソン41歳に次ぐ年長の40歳。

メディチは元キックボクサーで、長身ストライカー。母国セルビアではK-1王者になっている。柔道のバックボーンもある。ローカル5戦全勝でコンテンダーシリーズに出場、そこでも勝利してUFCと契約。UFCではすでに6戦して4勝2敗。もうキャリアの半分以上がUFCでの試合になっている。ここまでは勝っても負けてもすべてフィニッシュ決着。31歳。

 

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DEEP MMA o UFC エイマン・ザハビ トニー・グレーブリー ハオーニ・バルセロス モンテル・ジャクソン

UFC on ESPN55:第7試合・ハニ・ヤヒーラ vs. ビクター・ヘンリー

バンタム級。日本で7試合しているヤヒーラ vs. 12試合しているヘンリー。

ヤヒーラはキャリア41戦で28勝中KO勝ちゼロ、一本勝ちが21回ある生粋の柔術家。一本勝ちの多さに反して、UFCからの評価は低く、ランキングに入っていたこともあるのに21戦中18回がプレリム送り。近年は負傷欠場もあり、21年1試合、22年0試合、23年1試合と試合ペースが落ちている。前戦は同じランカー目前ポジションのモンテル・ジャクソンとの対戦で、1Rにパンチでダウンを喫しパウンドでKO負け。13年前、WECでのジョセフ・ベナビデス戦以来となるフィニッシュ負けを喫した。オッズは前回に続いて大幅なアンダードッグとなっている。39歳。

元DEEPバンタム級王者ヘンリー。代役でのUFCデビュー戦でいきなり中堅のハオーニ・バルセロスに勝ったが、次戦ではベテランのハファエル・アスンサオに判定負け。勝ち越し・負け越しの分かれ目となる3戦目は、UFC4勝3敗のトニー・グレーブリー相手に3Rフルに動き続ける試合となり、接戦を制してスプリット判定勝ち。前戦はアブダビで行われたバシャラート兄との対戦。無敗のバシャラート兄弟相手にオッズでは大差でアンダードッグの厳しい試合だったが、2Rにローブローをもらい、タマがサツマイモくらい腫れて続行不能となりノーコンテストに。こういった場合、多くは決着戦が組まれるが、両者とも別の相手との対戦に(なお、バシャラートは先月エイマン・ザハビと対戦しMMA初黒星を喫している)。UFCキャリア13年のヤヒーラに対し、ヘンリーはまだ2年だが、年齢は来週37歳となり、あまり差がない。

タックルのフェイントで詰めるヤヒーラ。ローを出したがヘンリーも右を返す。飛び込んで組もうとしたヤヒーラ。右を入れ離れる。タックルに入ったヤヒーラ。懐に入りスタンドバック。リフトして倒したが、ヘンリー寝かされずに立って正対。離れる。右を入れるヤヒーラ。ヘンリーのローをキャッチしてシングルレッグに入るヤヒーラ。シングルレッグで倒したヤヒーラだが、すぐに立って逆にバックを狙うヘンリー。ヤヒーラ正対。打撃戦から組みに行くヤヒーラだが、差し勝ったヘンリーがケージに押し込む。テイクダウン狙いから引き込んだヤヒーラ。付き合わず離れるヘンリー。スタンドに。パンチ連打を入れるヘンリー。ケージを背負ったヤヒーラだが、ヘンリーが打撃を打ち込むとヤヒーラも打ち返す。ホーン。

1Rややヤヒーラだが、テイクダウンしてもポジションを取れず、後半は打撃で押されてきた。ヤヒーラはやはりグラウンドで攻められないと厳しい。

2R。タックルに入るヤヒーラだが切られた。またタックル。完全に見切られて切られる。ヤヒーラも打撃を出していくが、最終的にはタックル。そして切られる。ヘンリーの打撃をもらうヤヒーラ。打ち返していくが、ヘンリー打撃で引かない。ケージを背負うヤヒーラ。右を入れたヘンリー。ヤヒーラ打撃戦では防戦一方に組み付いていったが引き剥がされる。倒れたヤヒーラだがヘンリー立たせる。ケージを背負わせてボディにパンチを入れるヘンリー。右が入りヤヒーラ効いた。膝をついたヤヒーラ。パウンド連打。なんとかしのぐヤヒーラ。ホーン。

2Rヘンリー。ダメージもあり厳しいヤヒーラ。

3R。ヤヒーラタックル。切られたが引き込んでグラウンドに持ち込もうとする。しかしヘンリーパウンドを入れる。離れて立った。スタンドに。右をもらいヤヒーラダウン!ヘンリーバックからパウンドラッシュ。なんとかハーフでしのごうとするヤヒーラ。もぐろうとするがヘンリー肘・鉄槌。離れて立った。ヤヒーラもうグロッキー。腹を効かされた。パンチ・ハイをもらい動きがなくなったヤヒーラを見てレフェリーストップ!

ヘンリーはUFCで初めてのフィニッシュ勝利。3勝1敗とし、次はまたランキング直前くらいの相手との対戦か。

ヤヒーラはWECでの水垣戦以来、そしてUFCで初となる連敗。2試合連続のフィニッシュ負けで厳しくなった。

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AB F1 MMA News o ONE UFC

UFC on ESPN55:第6試合・オースティン・ハバード vs. ミハウ・フィグラク

ライト級。

昨年のTUFライト級ファイナリストハバード。ベテラン vs. プロスペクトがテーマのTUFだったが、決勝に進出した全員がベテランチーム。ハバードも2019~21年にUFCに参戦して3勝4敗の成績を残していた。バックボーンはレスリング。カート・ホロボーとのTUF決勝戦では打撃で圧され、最後はマウントをケージを蹴って返そうとしたところで裏十字→三角と切り替えられタップアウト負け。32歳。

ポーランド生まれ・イギリス在住のフィグラクはローカル8戦全勝でUFCと契約し、昨年9月のパリ大会でデビュー。UFC2勝2敗のファレス・ジアム相手に前評判ではフェイバリットだったが、打撃で押されてタックルも切られる展開でジリ貧。ガードからの腕十字で惜しい場面もあったものの、防がれて判定負けしている。27歳。

オッズではフィグラクがフェイバリット。

パンチからシングルレッグを狙ったハバード。切られた。もう一度シングルレッグ。テイクダウン。しかしフィグラクすぐにリカバリーして立った。フィグラクのワンツーがヒット。インロー。スタンドではフィグラクが押す。ハバードも打撃で応戦するが下がり気味。ホーン。

1R打撃で若干フィグラクが押し気味。ハバードもテイクダウンを1度取ったが、そこから攻めがなかった。

2R。打撃をヒットさせるハバード。フィグラクがジャブで出るが、ハバード下がらず打ち合う。またシングルレッグを見せたが、フィグラク反応して切った。右を当てたハバード。フィグラクワンツー。ジャブが入りぐらついたハバード。詰めていく。ハバードのシングルレッグのフェイントに反応するフィグラク。またシングルレッグ。しかしがぶって切ったフィグラク。立つ。間合いが近くなりフィグラクのパンチがヒット。ハバード下がらない。ジャブを当てる。拮抗した展開で残り30秒。左を当てたフィグラク。ホーン。

2Rは互角の打撃戦だったが、このラウンドも若干フィグラクか。

3R。パンチで攻めるフィグラク。組んでスタンドバックを取ったが、無理にテイクダウンを狙わず離れた。打撃で出るフィグラクにハバードも打ち合っていく。詰めたところで逆にフィグラクがタックル。スタンドバックに回った。ケージ際でこらえて正対するハバード。フィグラク離れた。ハバードタックル。テイクダウン。押さえ込ませず背中を向けて立ったフィグラク。スタンドバックから後方に引き込んだハバードだが、フィグラクすぐに立って正対。離れた。残り30秒。打撃で出るフィグラク。ハバードタックル。切られた。ハバードがぶられたまま腕を脇に挟んで動かず。タイムアップ。

判定29-28でハバード勝利。

前半2Rがハバード、3Rがフィグラクだった。

mmadecisions.com

メディアのジャッジはフィグラク支持が多数。まあ1・2Rは割れても許容範囲だったが。

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o UFC オーステン・レーン ホドリゴ・ナシメント

UFC on ESPN55:第5試合・ドンテイル・メイエス vs. カイオ・マシャド

ヘビー級。

メイエスはUFC3勝4敗1NCと負け越しているが、昨年6月に元王者のアンドレイ・アルロフスキーを2RKOで下し、11月の前戦でランカー(15位)のホドリゴ・ナシメントと対戦。2Rまで打撃で押されて、中盤以降はスタミナが切れ、お見合いの展開が増えて大ブーイングの内容で判定負け。バックボーンは柔道。身長はセミ前に登場するオーステン・レーンと同じ198cmで、現UFC3位タイ。32歳。

ブラジルのマシャドは昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約。11月のデビュー戦はUFC1勝0敗のミック・パーキン相手にやや押し気味の内容だったが判定負け。とはいえスピードがなく、いかにもヘビー級の下の方といった選手。バックボーンは11歳から始めた柔術。29歳。

ワンツーを入れたメイエス。マシャドのパンチがヒットし、ちょっとぐらついたメイエス。詰めてワンツーを入れるマシャド。右を入れたメイエス。左ミドルを返すマシャド。左で飛び込んだ。両者とも慎重な展開で残り1分。詰めてパンチ連打を出したマシャドだが、メイエスのパンチを貰いダウン!ガードで凌ぐマシャド。上を取ったメイエスだが追撃の強いパウンドは入れられず。足で離して立ったマシャド。ホーン。

1Rメイエス

2R。1Rダウンしたマシャドだが打撃で出ていく。ケージまで詰めるが、メイエスがケージを背負うと追撃せず下がる。両者手数が少なく、見合いの展開が多い。アッパー、ミドルを入れたメイエス。両者追撃がなく、後退で打撃を入れ合う展開。左オーバーハンドを当てたメイエスだが浅い。残り30秒。マシャドパンチからケージに詰めて連打を入れた。ホーン。

2Rは五分だが最後に連打を入れた分マシャドの印象の方が良いか?しかし明確でないため、マシャドはフィニッシュを狙う必要がある。

3R。マシャド連打を出したが、その先の追撃がない。またパンチでケージまで下がらせるマシャド。しかし下がると今度はメイエスが打撃を入れる。メイエスをケージまで下がらせても、そこで打撃を入れて下がってしまうマシャド。手数は多いが倒す気配はない。判定で勝っている計算なのか。残り10秒でようやく連打で攻めたマシャド。タイムアップ。

3Rはマシャド。2R次第。

三者29-28でメイエス勝利。

しょうがないという様子で肩をすくめるマシャド。1R確実に落として2Rが微妙な時点でフィニッシュが必要なのに、倒しに行く様子がなくファイトIQが低い戦いぶり。終わってから勝利アピールするより、試合中にやることがあるはず。

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INVICTA K-1 o UFC カリーニ・シウバ キック

UFC on ESPN55:第4試合・マーニック・マン vs. ケトレン・ソウザ

女子ストロー級

マンはコンテンダーシリーズで敗れてUFCとの契約がならなかったが、昨年9月に欠場選手の代役としてUFCデビュー。2週間前のオファーでほぼ減量しか出来ない状況で戦い、元K-1ファイターのヨセフィン・ノットソン相手に1人が30-24をつけるほど圧倒された上での判定負け。今回はフルキャンプで準備万端での出場となる。UFC最小タイの152cm。31歳。

ソウザもUFCデビュー戦で敗れてからの2戦目。Invictaフライ級王座決定戦で勝利してUFCと契約したが、メインカードに登場するカリーニ・シウバにストレートフットロックを掛けられた際、膝が外れて負傷TKO負け。何も見せる前に終わってしまった。今回はフライからストローに落としての試合となる。ルタ・リーブリがバックボーンで、13勝中8つのKO勝ちがある。28歳。

ワンツーを入れたソウザ。バックスピンキック。組み付いたマン。スタンドバック。すぐにケージ際に移動して正対したソウザ。押し込んでヒザを入れる。離れた。スタンドでプレスするソウザ。マンケージを背負う。右で飛び込んだソウザ。飛び膝から組み付いたソウザ。タックルからテイクダウン。ガードのマンに対し上からパウンドを入れつつパスしていく。下から三角を狙うマンだが、すぐに離れて立つソウザ。ブレイクでスタンドに戻ると、すぐに下がってケージを背負うマン。バックスピンキックを見せるソウザ。右オーバーハンド。残りわずかで組み付いたソウザを首投げで投げたマン。ホーン。

1Rソウザ。マン、打撃で押されすぎている。最後にテイクダウンは見せたが…。

2R。詰めるソウザにじわじわ下がるマン。ソウザがケージに押し込むが離れると右をヒット。右ミドルを打たれたマン。ケージに押し込むソウザ。離れたが、ケージ際からは逃さない。パンチを入れる。マン組みに行くが引き剥がされた。すぐまたケージを背負う。余裕を持っているソウザ。パンチで飛び出してきたマンだがバックステップでかわすとボディ・顔面にパンチを入れる。またケージを背負うマン。残り1分。組んだソウザにまた首投げを狙ったマンだが、ソウザ読んでいて潰した。上を取る。マンのガードで時間が過ぎホーン。

2Rソウザ。マンは一発の首投げも読まれて打つ手なし。

3R。前に出てきたマン。前蹴りをキャッチしてタックルへ。脇を差して切るソウザ。膝を入れて離れるとケージを背負わせてボディ・顔面にパンチを入れる。連打をもらったマン。一瞬腰が落ちたが組みに行く。引き剥がすソウザはまたケージを背負わせてラッシュ。腹にヒザ。背中を向けたマン。一発逆転のアームロック狙い。そのまま後ろに倒れ込んで極めに行く。外れたが上を取った。下から腕をホールドするソウザ。上のマンだが動けない状態。インサイドからパウンドを入れるが、ソウザもう逃げ切り狙い。下から足で跳ね飛ばして立った。すぐに打撃で詰めるソウザ。スピンキック。キャッチしてバックを取りテイクダウンしたマンだが、ソウザが上を取り返す。タイムアップ。

三者30-27でソウザ勝利。

後半KOできそうなチャンスもあったが、倒すところまでは行けず。

初めてフルキャンプで準備万全での試合となったマンだが打撃を恐れすぎ。一発逆転の攻めしかなく、それも読まれていて完敗。

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BELLATOR MMA o UFC ブログ

UFC on ESPN55:第3試合・ハメス・ヨントップ vs. クリス・パディーヤ

ライト級だったが、ヨントップが0.5ポンドオーバーし、キャッチウェイトに。

ペルーのヨントップは昨年9月のコンテンダーシリーズで勝利し、これがUFCデビュー戦。ペルーのフュージョンFCではウェルター級の王者だったが、コンテンダーシリーズ出場の際にライトに落としている。11歳でMMAを始め、15歳でアマチュアデビュー、17歳でプロデビューして、ここまで14勝(7KO・1一本勝ち)2敗。ニックネームはGoku(悟空)。24歳。

当初はゲイブ・グリーンと対戦予定だったが、今週に入ってから欠場。来月のユライア・フェイバー・A1コンバットに出場予定だったパディーヤが急遽UFCデビューのチャンスを掴んだ。28歳で13勝6敗。2018年にBellatorの前座に出場したことがあり、奇しくもその時の相手がゲイブ・グリーンだった(1R一本負け)。2016年にLookin' For A Fightでジェイソン・ゴンザレスと対戦したがKO負けでMMA初黒星。ゴンザレスがUFCとの契約を果たす一方、パディーヤはその後6勝6敗で勝ったり負けたり。それでもUFCを諦めずに、直前の代役として夢を叶えている(なお、ゴンザレスは1勝3敗で2019年の試合を最後にリリースされ引退している)。直近は3連続フィニッシュ勝利で、前戦の相手は元UFC(1勝4敗)のジャスティン・ジェインズ。28歳。

ヨントップのカーフに合わせてタックルに入りテイクダウンしたパディーヤ。ケージでヨントップが立ち上がるが、立ち際にヒザを入れるパディーヤ。しかしリプレイで見るとまだ膝をついている状態のヨントップの顔面に膝を入れていて反則。レフェリー流した。ヨントップがスタンドでプレスしていく。しかしパディーヤまたタックル。テイクダウン。立ち際に今度はアッパーをヒット。立つとヨントップが打撃で出る。ワンツーから左ハイ。左ミドル。下がるパディーヤ。パンチが入りマウスピースが飛んだパディーヤだが、ハイに合わせたタックルでテイクダウン。すぐにバックに回りチョーク!タップアウト!

緊急UFCデビューのパディーヤ、1Rフィニッシュ勝利。

パンチを貰ってマウスピースが飛び下がったところからタックル→バック→チョークで勝利。テイクダウンが強い割には上にこだわらず、立ち際に打撃を入れていったが、最後は寝技を仕掛けて一本勝ち。

打撃では押し気味だったヨントップ。寝技に穴があったのか、一瞬の油断だったのか。

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MMA o UFC キック ルアナ・カロリーナ

UFC on ESPN55:第2試合・イバナ・ペトロビッチ vs. リャン・ナ

女子フライ級。

ペトロピッチはノルウェイ出身でクロアチア国籍。女子フライ級で173cmの長身、リーチも180cmで最長。17歳から始めたキックがバックボーン。キックではボスニア・ヘルツェゴヴィナのジュニア王者になっている。ローカル全勝(3KO・2一本勝ち)でUFCと契約し、昨年7月にデビューしたが、UFC3勝3敗のルアナ・カロリーナ相手に判定負けし、MMA初黒星を喫している。29歳。

中国のリャン・ナは3年前の4月にUFCデビューしてから、年1ペースに出場しているものの、3試合連続KO負け。アグレッシブだが攻めが雑で、打撃をもらったり、ポジションを返されたりして不利な状況になり敗れている。前戦は下になった際に足首を痛め、動けないところにパウンド連打をもらってのKO負け。正直4度目のチャンスが与えられるとは思えなかった内容だった。レスリングバックボーンの27歳。

リャン・ナがシングルレッグからテイクダウンを狙う。ケージ際で倒されないように凌ぐペトロビッチ。ケージ際で背中越しに腕を取ってパンチを入れるリャン・ナ。離れた。ミドルからパンチを打ち込むリャン・ナ。また組んでいきケージに押し込み肘を入れて離れた。右オーバーハンド。パンチで出ていったがペトロビッチに組み付かれバックを狙われる。しかしスイッチから逆にバックに回る。が、足を掴んで上を取り返したリャン・ナ。ケージを蹴って反転しようとするリャン・ナに腕十字を狙うペトロビッチクラッチして耐えるリャン・ナ。その体勢のままホーン。

残り1分まではリャン・ナペースだったが、最後にペトロビッチがポジションを取って攻勢。リャン・ナは雑にポジションを許す悪い癖が出た。

2R。パンチで出てケージに押し込むリャン・ナ。差し返すペトロビッチ。離れた。リャン・ナの右オーバーハンドがヒットし下がるペトロビッチだが、右ボディから左を入れるリャン・ナ。ペトロビッチが組み付いてスタンドバック。そのままテイクダウンを狙う。スクランブルを狙ったリャン・ナだが失敗して下になり抑え込まれる。サイドから肘を入れるペトロビッチ。ケージを蹴って体勢を変えると下から腕十字を狙う。腕を引き抜いて防いだペトロビッチ。肘を落とす。足を狙っていくがペトロビッチ上からパウンドを入れ続ける。マウント。パウンド・肘。うつ伏せになりバックマウントに。ギリギリ凌いでいるリャン・ナ。2R終了。

2Rペトロビッチ。10-8あってもおかしくない。リャン・ナはスクランブル失敗でポジションを悪くしている。

3R。消耗しているリャン・ナ。ペトロビッチがシングルレッグに入ると倒されて下に。パスされマウント。肩固め。背中を向けたリャン・ナだが絞め続けるペトロビッチ。タップアウト。

最後は心が折れたか。

リャン・ナ、序盤はいい場面も見せたが、結局自らの動きでポジションを悪くしていき4連続フィニッシュ負け。

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45 AB DEEP HERO'S o RIZIN UFC アリアネ・リプスキ アレックス・ペレス オーステン・レーン カリーニ・シウバ ジョナサン・ピアース ティム・ミーンズ ハニ・ヤヒーラ パンクラス ビクター・ヘンリー マネル・ケイプ マーニック・マン

UFC on ESPN55:オッズ/予想と展望

マテウス・ニコラウ 1.57
アレックス・ペレス 2.45
ライアン・スパン 1.49
ボグダン・グスコフ 2.70
アリアネ・リプスキ 2.30
カリーニ・シウバ 1.65
オーステン・レーン 2.95
ジョナタ・ディニス 1.42
ジョナサン・ピアース 1.57
デビッド・オナマ 2.45
ティム・ミーンズ 3.50
ウロシュ・メディチ 1.32
ハニ・ヤヒーラ 4.90
ビクター・ヘンリー 1.19
オースティン・ハバード 2.30
ミハウ・フィグラク 1.65
ドンテイル・メイエス 2.05
カイオ・マシャド 1.80
マーニック・マン 3.75
ケトレン・ソウザ 1.29
ハメス・ヨントップ 1.29
クリス・パディーヤ 3.65
イバナ・ペトロビッチ 1.19
リャン・ナ 4.90
ガブリエル・ベニテス 2.70
マハシャテ 1.49

メインはフライ級のランカー対決で、両者初メイン。

当初はニコラウ vs. マネル・ケイプが予定されていた。ケイプのUFCデビュー2戦目で対戦し、微妙な判定でニコラウが勝った後、今年1月に再戦が組まれたものの、ケイプの体重オーバーでニコラウがキャッチウェイトを拒否して中止に(ケイプが限界まで体重を落とさず、試合を有利に進めるためにコミッションの許可が下りるギリギリの体重を維持したとニコラウは主張している)。仕切り直しで組まれた試合はケイプにとっても初メインになるはずだったが、今月に入ってから肋骨を骨折し欠場。

ニコラウはUFCフライ級廃止で一度リリースされてから、ケイプ戦が再契約初戦で、そこからはランカー相手に3連勝し、ランキングも5位に。しかしスタンドでサークリングして距離を取り続け、相手が詰めてきたところにカウンターを狙う戦法で、大会場での試合では大ブーイングを浴びている。昨年4月の前戦では、後のタイトル挑戦者ブランドン・ロイバルにカウンターの膝を効かされ、パンチでダウンしたところにパウンド・肘のラッシュでKO負け。

代役のペレスは現在3連敗中で4年間勝ち星なし。20年11月に当時の王者デイブソン・フィゲイレードのタイトルに挑戦したが、1Rギロチンで一本負け。その後、自身や相手の都合で試合が流れ続け、1年8ヶ月ぶりとなった再起戦の相手は現王者のアレクサンドル・パントーハ。この時も1Rチョークで敗れている。さらにその後も3試合が流れている。その中には、自身の体調不良で中止となった昨年3月のマネル・ケイプ戦も含まれている。復帰は再び1年8ヶ月ぶりとなる今年3月で、無敗のムハンマドモカエフから簡単にテイクダウンは奪わせずに接戦となり、3Rはモカエフのタックルをがぶって切り続けるも、攻めに転じることができずに判定負け。最近は1年半以上のブランクが開く事が多かったが、ケイプ欠場を受けて2ヶ月連続での出場となる。

初メインとなるニコラウが、いつも通り距離を取っての打撃に徹して、ペレスが捕まえられないようだと、退屈な25分間になる可能性もあるが…。

ニコラウ判定勝ち。

プレリムのメインでは、日本でもおなじみのハニ・ヤヒーラとビクター・ヘンリーの対戦が組まれている。ヤヒーラは2006年にMARSに出場後、HERO'Sで活躍。WEC~UFCでも日本人と多く対戦が組まれたが、水垣に敗れたのみで、金原・前田・廣田・田中に勝って4勝1敗。ヘンリーもGRANDSLAM~パンクラス~DEEP~RIZINで活躍し、対日本人は石渡と上田(1勝1敗)に敗れたが、金原・元谷・中島・所らに勝利している。

UFCで20戦して13勝5敗1分け1NCのヤヒーラだが、大きく勝ち越しているにも関わらず、謎の冷遇で、今回を含めて18戦がプレリム扱い。メインカードには3回しか起用されていない。相手も中堅以下の選手(しかし強豪)ばかりがほとんど。22年には元王者ガーブラントとの対戦が組まれていたが、ヤヒーラの負傷で流れている。

ヘンリーは22年にUFCデビューしてまだ4戦しかしていない(2勝1敗1NC)が、36歳とバンタム級では高齢の部類となり、あまり時間は残されていない。これからランカーを目指すなら、門番のヤヒーラには絶対に勝たなければいけないところ。

第1試合開始は28日朝5時から。速報します。

 

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AB Gladiator K-1 News o Road to UFC UFC イ・ジョンヨン キム・ハンスル シエ・ビン ジェカ・サラギ ソ・イェダム チェ・ドンフン パンクラス ルエル・パニャレス 三浦彩佳 原口伸 安藤達也 小崎連 本野美樹 松井斗輝 透暉鷹 野瀬翔平

Road To UFCシーズン3・5月18・19日に行われる4階級トーナメントの全試合発表。ワンマッチにパンクラスライト級王者ヤン坊出場。

jp.ufc.com

男子フライ級(56.7kg以下)
ジー・ニウシュイエ(中国) vs. チェ・ドンフン(韓国)
ジョン・アルマンサ(フィリピン) vs. アンガド・ビシュト(インド)
松井斗輝(日本) vs. ルエル・パニャレス(フィリピン)
キルー・シング・サホタ(インド) vs. イン・シュアイ(中国)

昨年の決勝で鶴屋1RKO負けしたニウシュイエが今年も出場。一回戦の相手のドンフンは、GLADIATORのフライ級トーナメントに出場していたが、Road To UFC出場が決まり離脱が発表されていた。

男子バンタム級(61.2kg以下)
ユ・スヨン(韓国) vs. 野瀬翔平(日本)
ダーエミィスウ・ザウパースー(中国) vs. 小崎連(日本)
キム・キュサン(韓国) vs. 中西透暉鷹(日本)
バーエゴン・ジェライスー(中国) vs. TBD

バーエゴンは昨年のRoad To UFCにも出場し、一回戦で上久保に判定負け。相手は英語版だと同じ中国のLi Yunfengとなっている。ビザの問題のため、直前の欠場選手の場合、中国国内の選手に限定される模様。

男子フェザー級(65.8kg以下)
原口伸(日本) vs. ホン・ジュニョン(韓国)
ズー・カンジエ(中国) vs. 安藤達也(日本)
河名真寿斗(日本) vs. ソン・ヨンジェ(韓国)
シエ・ビン(中国) vs. ハミド・アミリ(アフガニスタン

シエ・ビンは2021年にコンテンダーシリーズ出場。2022年のRoad To UFCに出場したが、一回戦で優勝したイ・ジョンヨンにガードからの腕十字で秒殺一本負けした。アフガニスタンのアミリはアフガン国内で9戦全勝の20歳。

女子ストロー級(52.2kg以下)
ホアン・フェイル(中国) vs. 本野美樹(日本)
フォン・シャオツァン(中国) vs. キラン・シン(インド)
プリヤ・シャルマ(インド)vs. ドン・フアシャン(中国)
シー・ミン(中国) vs. ソ・イェダム(韓国)

フォン・シャオツァンは前戦で本野に勝っており、2年前には本野と対戦するフェイルとも対戦し勝利。イェダムはパンクラス三浦彩佳に判定負け、2022年のRoad To UFCではワンマッチで現UFCファイター・K-1にも出場したヨセフィン・ノットソンと対戦し判定負けしている選手。

非トーナメント戦
女子フライ級
ワン・ツォン(中国) vs. パウラ・ルナ(ペルー)

女子フライ級
ヤン・チーフイ(中国) vs. リサ・キリアコウ(オーストラリア)

ウェルター
バテボラティ・バハテボラ(中国) vs. キム・ハンスル(韓国)

ライト級
キ・ウォンビン(韓国) vs. 雑賀達也(日本)

ワンマッチ4試合も発表。いずれもトーナメントが実施されない階級で、勝ち方によっては本戦契約の可能性もある試合となる。

パンクラスライト級王者のヤン坊が出場。相手のウォンビンはGLADIATOR王者で、2021年のRoad To UFCでは一回戦で鹿志村をパウンドアウトしたが、準決勝でインドネシアのジェカ・サラギにまさかのKO負け。昨年も出場したものの、パンチでダウンを奪った後に後頭部にパウンドを入れてしまい反則負けで敗退となっている。

ウェルター級ワンマッチ出場のハンスルは昨年もワンマッチに出場しKO負け。今年1月のTOP BRIGHTSでグレイソン・チバウ戦が組まれていたが欠場した。相手のバハテボラは昨年ライト級一回戦でウォンビンの後頭部パウンドで反則勝ちしたものの、準決勝の原口戦では体重オーバーで失格となっている。

試合は18日と19日に振り分けられ、アジア圏のプライムタイム(昨年と同じなら日本時間19時開始)に行われる。

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AB DEEP F1 Gladiator IMMAF UFC ブログ

Road To UFCシーズン3:パンクラス王者透暉鷹、修斗王者安藤、GLADIATOR王者河名の出場が確定。判明している日本人選手は8名。

mmaplanet.jp

MMAPLANETが選手及びマネージメントに出場の確約があることの確認を取れた選手」とのこと。

フライ級
松井斗輝 vs. ルエル・パナレス

24歳でMMA6勝1敗。北斗の拳のトキから名付けられたという松井はボクシングで高校時代国体3位。デビューから6連勝し、パンクラスではランカーとなったが、昨年12月にIMMAF王者ムハンマド・サロハイディノフに敗れMMA初黒星。さらに、2月に組まれた試合は体重オーバーで消滅している。最後のレコードが負けであっても出場のチャンスがあるということか。

パンクラス王者伊藤やDEEP王者福田は「選外となった」とのことなので応募していたが選ばれなかった模様。

バンタム級
透暉鷹 vs. キム・キュソン
小崎連 vs. ダールミス・チャウパスゥイ
野瀬翔平 vs. ユ・スヨン

透暉鷹は27歳で11勝3敗。2022年にフェザー級王者となり、昨年バンタムに落とした初戦で中島太一が返上したタイトルをNEXUS王者河村と争って、1R肩固めで勝利し獲得。2階級制覇を立っていしている。相手はONEにも参戦していたキム・キュソン。2020年に若松佑弥に1RKO負けしている。

尾崎は22歳で6勝0敗2分け。KROSS X OVERでキャリアを積んでいたが、3勝以下の実績の相手のみ。しかし今年3月にDEEPに初参戦すると、ベテランの力也から1RKO勝ちして見せた。

野瀬はシーズン1からの3年連続出場。1年目は準決勝で中村倫也に敗れ、昨年は一回戦負け。自身でも「3度目はない」と思い、今年2月のRIZIN佐賀大会に出場して瀧澤にパウンドアウトで勝利している。相手は昨年9月のDEEPで石司に1RKO勝ちしてタイトルを獲得したユ・スヨン。先月、Road To UFC出場によりDEEPバンタム級王座を返上することが発表されていた。

フェザー級
安藤達也 vs. チュウ・カンチエ
河名マスト vs. ソン・ヨンジェ
原口伸 vs. ホン・ジュンヨン

修斗バンタム級王者安藤は階級を上げてフェザーで出場する模様。もともとUFC志向でMMAを始めた選手で、今回判明した日本人では最年長の34歳。2022年に岡田遼にKO勝ちして修斗バンタム級王座を獲得。昨年3月にはONE Friday Fightsに出場し、1Rにダウンを奪われピンチに陥ったところから逆転勝ちも、その後のONE本戦オファーには繋がらなかった。

グレコローマンレスリンU-23世界王者の河名29歳で9勝3敗。2022年にはLFAに出場するも、現LFAフェザー級王者のアライジャ・ジョンズに判定負け。昨年6月にはGLADIATORフェザー級王座決定トーナメントでパン・ジェヒョクにスプリット判定負けしたが、今年2月の再戦では1Rにパンチを効かされたところから、2R以降盛り返し逆転勝利し、タイトルを獲得している。

レスリング全日本王者の原口は昨年フェザー級で出場を希望するも、枠が埋まっているということで階級上のライトで出場。決勝でロン・チューに敗れてMMA初黒星を喫した。準優勝でUFCと契約の可能性があったのかどうかは不明だが(他の準優勝メンバーの契約があるかどうかも不明)、今年はベストウェイトのフェザー級で出場する。

今年はライト級は実施されないとのこと。代わって、女子ストロー級の実施が確認されている。

女子ストロー級
本野美樹 vs. フォン・フェイアール

本野は29歳で8勝4敗。2020年、魅津希UFC契約に伴い行われたJEWELSストロー級暫定王座決定戦で勝利したが、同年12月にデビュー2戦目の伊澤とのノンタイトル戦で判定負け。ダイレクトリマッチで組まれた防衛戦では1R腕十字で敗れて王座から陥落した。その後JEWELSで3連勝したが、昨年10月に中国で行われたイベントで、フン・シャオカンに1R腕十字で一本負け。そのシャオカンもRoad To UFCにエントリーしているという情報があるとのこと。また、他の日本人選手にも声がかかったが、断った選手もいるとのこと。