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BELLATOR INVICTA MMA o PFL UFC サラ・マクマン

UFC on ESPN+80:第4試合・カロル・ロサ vs. ノルマ・ドゥモン

女子フェザー級。両者ともにバンタム級ランカーのブラジル人で、ロサ9位、ドゥモン13位。

UFCではレスリング銀メダリストで昨日Bellatorデビューしたサラ・マクマンにしか負けておらず、5勝1敗。ただし、最初の4連勝はランカー相手の勝利はなく、前戦で初のランカーとの対戦となったが、相手は下位ランカーのランズバーグ。上位ランカー相手の勝利がないままトップ10入りしている。今回はUFCでは初めてのフェザー級契約での試合となる。ローカル時代にはフェザー級で昨年PFLライト級で優勝したラリッサ・パチェコとも対戦しているが2Rギロチンで一本負けした。13歳から始めた柔術がバックボーン。28歳。

ドゥモンは同じく13歳から柔術を始めた。また、散打でも州王者・国内王者となっており、19歳からムエタイを始め、26歳でプロMMAデビュー。UFCデビュー戦でInvictaフェザー級王者のミーガン・アンダーソンに敗れると、その後バンタム級に落とそうとしたが体重オーバー。以降はフェザー級で戦っているが、ここでも1度体重オーバーしている。UFCでは数少ない、ナチュラル女子フェザー級ファイター。バンタムでは1試合しかしていないが、女子バンタム級の停滞のため、いつの間にかランクインし、しかもランキングが上がっている。それ以上に存在意義が微妙な女子フェザー級では現在ランキングがあれば1位の実績を残している。32歳。

スタンドで見合いが続く。両者警戒して手が出ない。パンチで出て組み付いたドゥモン。両脇を差してケージに押し込む。展開なくブレイク。残り40秒。ローを入れるロサ。ドゥモンパンチで出る。右。また飛び込んでワンツー。先手を取る。ロサは待ちの態勢。最後にパンチから首相撲に捕らえ膝。ホーン。

1Rほぼ両者攻めがなく、拮抗しているが、押し込んだドゥモンか。

2R。ドゥモンがパンチで先手を取る。ロサも入ってくるところにパンチを返し打ち合いに。しかしドゥモンが出てロサ少しずつ下がる。また組んでケージに押し込んだドゥモン。しかしテイクダウンを狙うわけではなく押し込むのみ。両脇を刺されているロサ。放してワンツーを入れて離れるドゥモン。今度はロサがパンチから組み付いてケージ押し込み。テイクダウン狙い。ダブルアンダーフック。しかし差し返された。ケージ膠着が続く。そのままホーン。

2Rはヒット数でロサ。

3R。首相撲から膝を入れたロサ。ロサパンチ連打で突進。ケージまで下がったドゥモンに組み付くが、ドゥモンが脇を差し返して入れ替える。また入れ変えたロサ。テイクダウンを狙うが、ドゥモンが首投げで投げた。しかし自ら立つ。スタンド。ロサのワンツーでドゥモンダウン!すぐ立ったが、ロサケージに押し込み肘。首相撲から膝。入れ替えるドゥモンだが、ロサがまた入れ替えて押し込み。残り30秒で離れた。ようやく打撃で打ち合う両者。ロサ四つに組むと投げた。立つドゥモンにバック肘。タイムアップ。

三者29-28でドゥモン勝利。

僅差の2Rをドゥモンが取っていた。しかしこれでフェザー級王座に挑戦の資格があるかというと疑問。

ロサは3Rに攻めたが、やるなら2Rからだった。

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BELLATOR INVICTA o PFL ケイラ・ハリソン

PFL2023#02:第3試合・マルティナ・インドロヴァ vs. アンバー・ライブロック

女子フェザー級リーグ戦。

チェコのインドロヴァは昨年チャレンジャーシリーズで勝利して本戦出場を勝ち取ると、女子ライト級で2勝(9点)し決勝トーナメント進出。しかし準決勝はケイラ・ハリソンの肩固めで1R一本負けした。PFL以前はフェザー級で、こちらが本来の階級。32歳で6勝3敗。

ライブロックはPFL初参戦。Invictaで3勝1敗、Bellatorで3勝1敗の戦績がある。36歳で6勝4敗。判定勝ちが1度あるのみで、あとはフィニッシュ決着。

組んでケージに押し込んだインドロヴァだが離れるライブロック。ワンツーを入れるインドロヴァだが、ライブロックの左ハイがビッグヒット!インドロヴァ仰向けにダウン!すかさずパウンド!KO!

ライブロック1Rフィニッシュ勝利で6点獲得。決勝トーナメント進出に大きく前身。

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BELLATOR INVICTA MMA o アーリーン・ブレンコウ 三浦彩佳

Bellator293:第7試合・パム・ソーレンソン vs. サラ・コリンズ

女子フェザー級。ソーレンソン5位。

元Invictaフェザー級王者ソーレンソン。Bellatorではデビュー戦勝利後、アーリーン・ブレンコウとキャット・ジンガーノに連続判定負け。37歳。

オーストラリアのコリンズはBellatorデビュー戦でMMA3勝0敗。32歳。柔道バックボーンでオーストラリアの柔道代表チームに所属していたことがある。

前に出るソーレンゾンにパンチを入れていくコリンズ。組み止めたコリンズがケージに押し込む。投げたコリンズ。袈裟固め。Vクロスアームロックを狙う。しかし浅い。袈裟固めのまま殴っていくコリンズ。袈裟固めが固いのか、動くソーレンゾンだが抜けられない。Vクロスアームロックを取り直すコリンズ。ソーレンゾンタップ!

女子柔道家らしい戦い方のコリンズ。ほぼ三浦彩佳。いきなりランカーを下した。

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ABEMA BELLATOR Black Combat Combate Global INVICTA MMA MMAPLANET o ONE RENA RIZIN RIZIN LANDMARK05 UFC キック クレア・ロペス スコット・コーカー ブラック

【RIZIN LANDMARK05】RENAと戦うクレア・ロペスの参戦をCombate Globalが「団体を代表して」と明言

【写真】キャリア7勝4敗、フィニッシュ率86パーセント、さらに言えば勝っても負けてもフィニッシュ決着。Combateで3勝1敗のロペスが注目の初来日を果たす(C)COMBATE GLOBAL

4月29日(土)に東京都渋谷区の代々木第一体育館で開催されるRIZIN LANDMARK05でRENAと対戦が発表されたクレア・ロペスの出場に関して、ラテン系バチバチMMAで人気を博すCombate Globalが3日(金・現地時間)に、「団体を代表して戦う」とアナウンスした。

ロペスは昨日行われた会見では「RIZINの舞台で戦えることは最高にモチベーションが上がる素晴らしい機会です。新しいルールで戦うことによって自分の攻撃の幅も増えて、日本のファンに素荒らしい試合を見せることを楽しみしています。日本の武道の国で格闘家として日本で戦うことができることを光栄に思います。そして、このような企業な機会を与えてくれたRIZINとCombate Globalの皆さまに感謝します。皆さんをガッカリさせないようパフォーマンスと勝利を約束します!」というコメントを寄せている。


Combate Globalでは今回の試合を112.6ポンド契約という捉え方をしており、「RIZINが普段使用するリングではなくケージで行われる」という風に強調もしている。

またスコット・コーカーの下で、Strikeforceのジョー・シルバという位置づけにあった現Combate Globalのマイク・アフロモヴィッツ執行役員は「Combate GlobalがRIZINのパートナーとして、この素晴らしいマッチアップを世に送り出せることにワクワクしている」というコメントを寄せている。

アフロモヴィッツ氏は昨年末、極秘裏に日本の某キックボクシグプロモーションとの接触を図り、バチバチの打撃系ラテンファイターを日本のキックに送り込み、同時に日本のキックボクサーをMMAファイターとしてCombateに招聘する動きも見せていた。

もとより日本との交流を望んでいたCombate、そして昨日の会見ではBlack Combatのブラック代表の姿も確認されており、Bellatorとの対抗戦によりRIZINはフェデレーションとして、コロナに我慢する時代を終えるタイミングで、団体間のクロスオーバーという流れを創造し始めたのかもしれない。

Combate GlobalはONEやInvicta FCと並びアトム級王座のあるプロモーションで、ロペスは現在2位にランクされている。スペインに程近い地中海沿岸のベジエ出身、ムエタイで培われた打撃をベースに現在は元UFCファイターのブラット・ピケット率いるGBTT=グレートブリテン・トップチームに所属し打撃の強いウェルラウンダーとして活躍するロペス。彼女の参戦により、RIZIN女子ばかりか男子の各階級においてもラテンの激しい血が導入されるのか──興味深い。

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INVICTA MMA MMAPLANET o PFL PFL2022#10 UFC アスペン・ラッド ケイラ・ハリソン シェーン・バーゴス ビアッジョ・アリ・ウォルシュ ボクシング マルロン・モラエス

【PFL2022#10】最終戦でマルロン・モラエス×バーゴス&モハメド・アリの孫が参戦。ラッドとも契約

【写真】マルロン・モラエスがキャリアの仕切り直し。UFCからの転向組は苦戦を強いられているのもPFLの事実だ (C)Zuffa/UFC

11月25日(金・現地時間)にニューヨーク州ニューチョークシティのMSG内Huluシアターで開催されるPFL2022年シーズンファイナル=PFL2022#10「championships」。

女子ライト級、男子はフェザー、ライト、ウェルター、ライトヘビー、そしてヘビー級の6階級で優勝賞金100万ドルが賭けられた決勝戦が行われる。

そんなPFLが、2023年に向けてアスペン・ラッドと契約したことを4日(火・同)に発表している。


1995年3月生まれ、27歳のラッドはInvicta FCでプロデビューし、5連勝でUFCと契約した。UFCでも3連勝を記録し今年の9月にラケル・ペニントンに敗れるまで4勝3敗の戦績を残し、MMA通算戦績9勝3敗だ。

オクタゴンではバンタム級とフェザー級で戦ってきたラッドだが、PFLでは2023年女子シーズンに参戦というアナウンスに留めており、その階級がフェザー級なのか、それともライト級なのかは言及されていない。

またHuluシアターでのイベントではメインカードでシェーン・バーゴス×マルロン・モラエスのフェザー級マッチがショーケース・ファイトという名目で組まれている。

バーゴスはUFCで8勝3敗、しかも2連勝中だった。対してPFLの源流WSOF世界バンタム級王者からUFCに移ったモラエスはバンタム級タイトルコンテンダーとして常にトップ戦線で活躍しつつも、近々の試合では4連敗で通算5勝6敗と負け越して世界最高峰から離れることとなった。

PFLの2023年シーズンは過去3シーズンと同様に6階級が実施されるものの階級に変化があると見られている。女子がライト級が、絶対王者ケイラ・ハリソンの階級変更に伴いフェザー級に移行する可能性がある。同様に男子ではバンタム級が加わるという話も聞かれるなかで、今回のモラエスの参戦はバンタム級ではなくフェザー級だ。これは単にモラエスが階級を上げることになったのか、バンタム級の行方に関連して気になる点である。

また同大会ではモハメド・アリの孫、ビアッジョ・アリ・ウォルシュがプロモーションデビュー戦を戦う。ボクシング界のレジェンドは4度の結婚で7人の娘と2人の息子をもうけているが、ビアッジョは2度目結婚相手であるベリンダ・ボイドとの間に生まれたラシェダ・アリの長男で、ウォルシュは父親方のファミリーネームだ。

高校時代はアメフトのランニングバックとして活躍したビアッジョ・アリがMMAを始めたのは昨年で、大学生活を送ったラスベガスのエクストリーム・クートゥアーで練習しており、戦績は1勝1敗。実弟のニコ・アリ・ウォルシュはプロボクサーとして活躍中だ。

またPFLでは11月5日にインド洋に浮かぶ島国モーリシャス共和国の首都ポートルイスでアフリカ予選のドキュメンタリーシリーズを行いウェルター級のファイナリスト2人が、PFLと契約する。それらの選手が本戦、あるいはチャレンジャーシリーズで戦うことになるのか。またウェルター級が来シーズンも実施されるのかも不明のままだが、8月の英国ツアーでも2023年シーズン・トライアル及びチャレンジャーシリーズ予選が組まれており、確実にシーズン・フォーマットを用いた独自のPFLグローバルを形成しつつあるのは確かだ。

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INVICTA MMA MMAPLANET o UFC UFN211 アレクセイ・オレイニク イェン・シャオナン イリル・ラティフィ キック グイド・カネッティ ジョン・カスタニエダ タバタ・ヒッチ チェルシー・チャンドラー トレヴィン・ジョーンズ ハオーニ・バルセロス ブラジリアン柔術 ボクシング マッケンジー・ダーン ユリア・ストレアレンコ ランディ・コスタ ランディ・ブラウン 海外

【UFN211】UFC2勝目を目指す、ユリア・ストレアレンコ「合気道、剣道、薙刀という武道の稽古は……」

【写真】波乱万丈、人に歴史あり。かといって、それで勝てるほどMMAは甘くない。ストレアレンコは連勝なるか (C)Zuffa/UFC

1日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN211:UFN on ESPN+69「Dern vs Yan」でユリア・ストレアレンコがチェルシー・チャンドラーと戦う。

バルトの格闘技王国リトアニアからSEI☆ZAに参戦し、日本での生活も経験した。さらにラウェイでも戦ったストレアレンコは、母国リトアニアでキャリアの再スタートを切り、TUF、INVICTA FCからUFCへ。3連敗を経て、ようやく片目を開けたばかりのストレアレンコにリトアニア時代を振り返ってもらい、タバタ・ヒッチと揃い踏みする予定だった今回の試合への意気込みを訊いた。


──以前からユリアには尋ねたいことがたくさんがありましたが、今日は15分という限られた時間ですが、可能な限りユリアの格闘技歴についてお尋ねしたいと思います。ユリアと言えば日本でSEI☆ZAで活躍していたことが有名ですが、それ以前にバルトの格闘技大国リトアニア出身という点に興味がありました。リトアニアはドナタス・シマナイティスがBUSHIDOリトアニアを立ち上げキックやMMAが非常に盛んな国です。

「私もドナタスのグループで何度も試合をしたことがあるし、凄く良い関係なの。私の格闘技歴はまだ小さかった頃、12歳の時の空手から始まったんだけど、その空手は私が見たことがあったような空手ではなかったわ」

──どの流派だったのでしょうか。

「協会はユニバーサル・カラテ・フェデレーションという名前だったけど、私の先生は剛柔流空手がベースでケンポー・カラテの練習もしている人だった。私自身、極真空手のルールでも戦っていたし、松濤館空手の大会にも出ていたわ」

──何でも有り空手道だったわけですね。

「そうね一つのスタイルに拘ることなく、どんな空手にもチャレンジをして……全てが楽しかったわ。もともと生まれ故郷のヴィサギナスというベラルーシとラトビア国境に近い街で空手を始めて、高校を卒業した18歳の時にカウナスに移って今のコーチのドナタス・ホウトベリスと出会ったの」

──私も19年や18年ぐらい前にリトアニアを何度か訪れたことがあり、カウナスにあったティターナスジムを訪れたことがあります。たしかボーリング場の2階にあったジムです。

「本当? 実は私のコーチは、元々はティターナスの道場生よ」

──そうなのですか!!

「だから私もティターナスでは何度か練習したことがあって、今は新しいロケーションにジムは移ったけど、たしか4年ぐらい前までボーリング場の建物にジムはあったはずよ。ドナタスはリトアニアにブラジリアン柔術を持ち込んだ最初の世代で、彼も元々は違うスタイルのマーシャルアーツを学んでいて、若い頃はムエタイで戦っていたの。最初は友人が柔術を習っていて、私も指導を受けると『MMAの戦うならスタイルを変える必要がある』とドナタスに言われたわ。彼はただ柔術、ムエタイ、ボクシングという風に別々の競技を考えていたわけじゃなくて、全てを融合してコンプリートファイターを育てようとしていたから。

私はトラディショナル・マーシャルアーツを学び、MMAファイターとして必要なモノをドナタスから吸収してMMAを戦うようになった。そしてドナタス・シマナイティスから声が掛かってBUSHIDOにも出場したけど、そのときはドローで。でぽ、それから暫らくしてドナタス・シマナイティスから日本のプロモーションが選手を探している。日本で戦わないかと言うオファーがあったの」

──それがSEI☆ZAだったのですね。

「そうなの。ドナタス・シマナイティスはその時点で、私はリトアニアではベストの1人だと思っていてくれていたみたいで。日本では人生で最高の経験をさせてもらったわ。人生が変わったといっても良いぐらいに。それまで海外で試合のチャンスなんてなかったし、国内でも年に1試合ぐらいしか戦う機会はなかった。

SEI☆ZAはMMAではないけど、アマチュアMMAに近かった。私はいきなりプロになったから、アマチュアMMAの経験がなくて。日本でSEI☆ZAを戦うことで、改めてキャリア序盤に必要なアマチュアMMAでのキャリアの積むことができたわ。MMAはどういう風に戦うのかをSEI☆ZAで知ることができた。

しかも日本では伝統的な武道の稽古も積むことができたのは素晴らしい経験になっているわ。合気道、剣道、薙刀という武道の稽古は、今から振り返っても興味深いモノだし。私はただMMAを戦うだけでなく、技の歴史や格闘技や武道の歴史に触れて、精神的な部分を成長させたくて。武道を学ぶことで技術的にも体の機能という面でも、理解を深めることができて、MMAをいかに戦うのかという部分で成長したわ。それに生きていて辛いと感じる時も、あの経験があったからしっかりと克服できるようになれたわ」

──SEI☆ZAでの活動期間中と北米に進出を果たす前年の2019年にはラウェイも戦っていますね。

「最高だったわ。ラウェイは大好きよ。ベアナックルで頭突きもあって。『最高、これ戦ってみたい』って思ったの。でもSEI☆ZAの関係者も『気でも狂ったのか?』って言っていたわ(笑)。最初に出た時は、ルールも理解できていなかったけど『掴んで殴れば良いわ』って。それにラウェイの判定なし、KOで勝たないとドローになるというルールセットが特に好きで。

本来、ファイトってそうじゃないといけないと思う。フィニッシュできなければドローよ、ファイトは」

──その経験がユリアを強くしたと思っていますか。

「貴重な経験になったけど、そういうメンタルが子供の頃から私にはあったんだと思う。実際に試合に出るようになってからも、恐怖を感じることなく戦うことができているわ」

──では今回のチェルシー・チャンドラー戦、UFC3連敗から1勝を挙げたユリアにとって今後のキャリアアップを考えると、非常に大切なファイトになると思います。

「本当に大切な試合よ。ようやく勝つことができたから、ここから勝利を重ねていかないと。何より、UFCで初めて自分より経験の少ない相手と戦うんだし、絶対に落とせないわ。全てを出し切って、勝利を掴むつもりよ」

──今回はSEI☆ZA時代の仲間タバタ・ヒッチと同じ大会で戦います(※インタビュー後、ヒッチの試合はキャンセルになった)。

「私にとってタバタは妹のような存在。いつかこんな日が来ると良いね……なんて2人で日本で話していて。5年後に実現するなんて、本当に信じられないわ。これこそ夢が現実になったっていうことよね」

──素晴らしい話です。ユリアにはもっと尋ねたいことがあるのですが、時間が来てしまいました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「私は日本への感謝の気持ちを忘れたことはないわ。タバタと一緒に日本社会の中で過ごした日々が、私と彼女のキャリアの第一歩になっている。日本で私たちを尊敬し、応援してくれた人々のことを絶対に忘れることはないわ。土曜日、日本の皆に喜んでもらえる試合をすることを約束するわ。そして、タバタと2人で日本のファンに勝利を届けるから」

■視聴方法(予定)
10月2日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN211計量結果

<女子ストロー級/5分5R>
マッケンジー・ダーン: 115.5ポンド(52.38キロ)
イェン・シャオナン: 115.5ポンド(52.38キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
フランシスコ・トリナルド: 170ポンド(77.11キロ)

<バンタム級/5分3R>
ハオーニ・バルセロス: 135.5ポンド(61.46キロ)
トレヴィン・ジョーンズ: 135ポンド(61.24キロ)

<フェザー級/5分3R>
ソディック・ユースウ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ドン・シェイニス: 146ポンド(66.22キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ジョン・カスタニエダ: 139.5ポンド(63.27キロ)
ダニエル・サントス: 138.5ポンド(62.82キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・デイヴィス: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 254ポンド(115.21キロ)
イリル・ラティフィ: 253ポンド(114.75キロ)

<ライト級/5分3R>
ジョアキン・シウバ: 155ポンド(70.31キロ)
ジェシー・ロンソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 185.5ポンド(84.14キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マキシム・グリシン: 205.5ポンド(93.21キロ)
フィリッピ・リンス: 205.5ポンド(93.21キロ)

<140ポンド契約/5分3R>
ユリア・ストレアレンコ: 139.5ポンド(63.27キロ)
チェルシー・チャンドラー: 140ポンド(63.5キロ)

<バンタム級/5分3R>
ランディ・コスタ: 135ポンド(61.24キロ)
グイド・カネッティ: 135.5ポンド(61.46キロ)

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INVICTA o UFC キック

UFC on ESPN40:第7試合・ブローガン・ウォーカー vs. ジュリアナ・ミラー

TUF30女子女子フライ級トーナメント決勝戦

ウォーカーはカリフォルニア出身だが、グァム在住の夫と結婚し、現在はグアム在住。グァムのPXCでデビューし、その後Invictaで3勝2敗の戦績を残している。負けた相手は元UFCファイターのパール・ゴンザレスと、ウォーカー戦の後にUFCと契約し現在3連勝中のエリン・ブランチフィールド。柔術黒帯の34歳。TUFではチーム・ヌネスのドラフト2位で、2戦とも判定勝ち。

ミラーは26歳。公式戦わずか3戦で2勝1敗。10thプラネット・サンディエゴで柔術を学んでおり、グラップリングの試合にも精力的に出場している。TUFではチーム・ペーニャのドラフト2位で、初戦判定勝ち、2戦目は2Rキムラで一本勝ち。

組んでいくミラー。背中でクラッチしてサバ折りテイクダウン。ハーフ。上半身を固めた。押さえ込んだままパウンド。ウォーカーは下から抱えてホールディングでしのごうとしている。ガードに戻したウォーカーだがミラーパウンド。鉄槌。ウォーカーハイガード。腕十字を狙ったが戻した。ミラー肘を落とす。ホーン。

1Rミラー。肘をもらった左目下が腫れているウォーカー。

2R。ウォーカーカーフキック。ジャブ。パンチの打ち合いから組んでいくウォーカー。しかし四つ組みで入れ替えたミラー。テイクダウン。下から足関を狙ったウォーカーだが、ミラー外してバックに付く。ハーフバックからチョーク。顎の上。諦めて外したミラーだが、先にウォーカーが起き上がり上に。逆にバックに回った。ミラーが立つとケージに押し込む。しかしミラーは入れ替えるとまた四つから足を掛けてテイクダウン。残り45秒。サイドに出た。鉄槌連打。ガードに戻したウォーカー。ホーン。

2Rミラー。

3R。ウォーカー詰めるがミラーのジャブがヒット。またジャブが顔面を捕らえる。ウォーカーもパンチを返すがスピードがない。組んだウォーカーだがミラー首相撲。ケージに押し込むウォーカー。が、また四つ組みから倒したのはミラー。今度はマウントになっている。肘!連打。ケージを蹴って返そうとしたウォーカーだが返せない。ウォーカー動けず肘をもらい続ける。ブリッジで返そうとするがミラーのマウントを返せない。パウンド・肘で一方的。鉄槌連打。なんとかブリッジして抵抗していたが、ついにレフェリーストップ。

スタンドでのジャブ、組むと四つからのテイクダウン、グラウンドでのポジショニングと終始圧倒したミラー。ウォーカーがUFCレベルではちょっときつそうなので、今後どこまで行けるかは現時点で不明。

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Cage Warriors INVICTA LFA MMA MMAPLANET o PFL UFC UFC ESPN40   アリアネ・リプスキ カマル・ウスマン グンナー・ネルソン コンバット柔術 ザック・パーガ ジェイソン・ウィット ジャマール・ヒル ジュリアナ・ミラー ジョシュ・クィンラン ステファニー・エッガー セルゲイ・スピヴァク チアゴ・マヘタ・サントス テレンス・マッキニー ビア・メスキータ ブライアン・バトル ブローガン・ウォーカー プリシーラ・カショエイラ マイラ・ブエノ・シウバ モハメド・ウスマン レオン・エドワーズ ヴィセンチ・ルケ 佐藤天 河名マスト 田中路教

【UFC ESPN40】計量終了 日本には佐藤天がいる!! TUF30決勝にウスマン実弟、10thのキラーが登場

【写真】ミドル級から転向のバトル、技術やパフォーマンスに費いだたモノはない。それでも勝ち続けている点と体力が気がかり(C)Zuffa/UFC

5日(金・現地時間)、6日(土・同)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN40「Santos vs Hill」の計量が行われている。

ライトヘビー級のチアゴ・マヘタ・サントス×ジャマール・ヒルがメインの今大会には佐藤天が出場し、ブライアン・バトルと対戦する。

3月のグンナー・ネルソンはショートノーティス出場で判定負けを喫し2連敗となった佐藤にとって、約3年ぶりにフルキャンプを敢行して挑むバトル戦はUFCファイターとして真価が問われる一戦となる。

計量後のフェイスオフで、バトルと対峙した佐藤は目の周囲や頬に減量の影響が見られたが、ミドル級から落としてきたバトルとは遜色のない体躯に感じられた。

佐藤はバトルの目を一点、見続け差し出された右手を両手で握りステージを下りた。LFAで田中路教、河名マストが敗れ登竜門でも厳しい結果となった日本勢にあって、最高峰で佐藤にはその存在感を示してほしい。


今大会ではTUF30の決勝が組まれており、ヘビー級ではザック・パーガ×モハメド・ウスマン、女子フライ級ではジュリアナ・ミラー×ブローガン・ウォーカーが相対する。

パーガはプロデビューをLFAで迎え3連勝を果たすとCage Warriorsへ。

2戦目で元UFCファイターのマルクス・ペレスを下し、チーム・ヌネスの第4ピックだった。

一方、チーム・ペニャのセカンドピックだったウスマンはUFC世界ウェルター級王者カマル・ウスマンの実弟で、昨年はPFLヘビー級に参戦も、初戦でブランドン・セイルスに一本負けを喫し2戦目を負傷欠場していた。

ヘビー級時代とは風貌がまるで違うほど引き締まっているモハメド、兄は翌週にレオン・エドワーズを挑戦者に迎えタイトル防衛戦が控えており、2週連続でウスマン・ブラザースは大勝負を迎えることになる。

女子フライ級決勝出場の両者は揃ってInvicta FCベテランだ。ただしウォーカーはPXCでキャリアをスタートさせ、インヴィクタでは3勝2敗とステッピングボードにすることはできなかった。

10thPlanetサンディエゴ=サンディエゴ・コンバット・アカデミーで腕を磨き、キラーの異名を持つミラーもインヴィクタでは1勝1敗、その後はコンバット柔術やEBIなどで活躍し、あのビア・メスキータをOTながら下している。このファイナルは、いわゆる打=ウォーカー×組み=ミラーというクラシカルMMAマッチとなる。

この他、メインカードでは佐藤のチームメイトであるヴィセンチ・ルケ、プレリミでは勝っても負けても初回決着のテレンス・マッキニーが、共に臨む再起戦も気になるところだ。

そんなUFC ESPN40ではプリシーラ・カショエイラと対戦する美獣アリアナ・リプスキが、3.5ポンド・オーバーで計量失敗。

キャッチウェイト戦を戦うこととなっている。

■視聴方法(予定)
8月7日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN40計量結果

<ライトヘビー級/5分5R>
チアゴ・マヘタ・サントス: 206ポンド(93.44キロ)
ジャマール・ヒル: 205ポンド(92.99キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ヴィセンチ・ルケ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<TUF30ヘビー級決勝/5分3R>
ザック・パーガ: 239ポンド(108.4キロ)
モハメド・ウスマン: 236.5ポンド(107.27キロ)

<TUF30女子フライ級決勝/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125ポンド(56.7キロ)
ブローガン・ウォーカー: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アウグスト・サカイ: 260ポンド(117.93キロ)
セルゲイ・スピヴァク: 249.5ポンド(113.17キロ)

<女子フライ級/5分3R>
アリアネ・リプスキ: 128.5ポンド(58.28キロ)
プリシーラ・カショエイラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミハウ・オレキシェイジュク: 185.5ポンド(84.14キロ)
サム・アルヴィー: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
テレンス・マッキニー: 155.5ポンド(70.53キロ)
エリック・ゴンザレス: 155ポンド(70.31キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤天: 171ポンド(77.56キロ)
ブライアン・バトル: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイソン・ウィット: 170ポンド(77.11キロ)
ジョシュ・クィンラン: 169ポンド(76.66キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
コリー・マッケナ: 115.5ポンド(52.38キロ)
ミランダ・グレンジャー: 115.5ポンド(52.38キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
マイラ・ブエノ・シウバ: 135.5ポンド(61.46キロ)
ステファニー・エッガー: 134.5ポンド(61.0キロ)

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Interview INVICTA MMA News o ONE Preview UFC YouTube

The MMA Hour with T.J. Dillashaw, Sean O’Malley, Big E, Megan Anderson And More | Jul 27, 2022

The Mixed Martial Arts Hour is back in your life! Below is a rundown of Wednesday’s show, which begins at 1 p.m. ET / 10 a.m. PT / 6 p.m. UK time.

00:00:00 Standby

00:01:39 Intro

00:09:03 A preview of UFC 277, Frank’s parlay debut and best bets for Saturday’s pay-per-view.

00:32:33 One-time UFC featherweight title challenger Megan Anderson talks about her work with Invicta FC and what she’s been up to lately.

01:01:10 WWE star Big E talks about the recovery from a serious neck injury and what’s next for him.

01:35:05 Former UFC bantamweight champ T.J. Dillashaw returns to talk about his title fight against champ Aljamain Sterling at UFC 280.

02:00:42 UFC bantamweight Sean O’Malley discusses his UFC 276 meeting with Pedro Munhoz and his fight with Petr Yan at UFC 280.

02:38:23 GC Picks

03:04:37 All your questions answered in the latest edition of On The Nose.

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21+ (18+ NH/WY). Physically present in AZ/CO/CT/IL/IN/IA/LA/MI/NH/NJ/NY/OR/ PA/TN/VA/WV/WY only. New customers only. Min. $5 deposit required. Eligibility restrictions apply. See http://draftkings.com/sportsbook for details.

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INVICTA MMA o UFC

UFC on ABC3:セミファイナル・ミッシェレ・ウォーターソン vs. アマンダ・レモス

女子ストロー級。ウォーターソン10位、レモス11位。

Invictaではアトム級だったウォーターソン、本来は階級下だが、UFCではストロー級に上げて戦っている。36歳はベテランの域。ここ4戦では1勝3敗と振るわない。前戦は昨年5月で、メインで予定されていたディラショー vs. サンドヘイゲンの消滅を受けて急遽試合が決まり、同じストロー級ランカーのマリーナ・ホドリゲスとフライ級で対戦。スタンドの打撃で撃ち負ける展開で、後半にテイクダウンから盛り返したが追いつけず判定負け。カラテホッティのニックネーム通り、空手がバックボーンだが、MMAではむしろグラウンドテクニックで勝利している。

レモスはバンタム級でのUFCデビューから、2戦目で一気にストロー級まで落とすと5連勝。4月に元王者ジェシカ・アンドラジと対戦したものの、スタンドで組み付かれると、そのままスタンディング肩固めで1Rタップアウト負け。女子軽量級離れした重い打撃が武器で、1RKOが2回。魅津希からもパンチでダウンを奪って完勝した。こちらも35歳と若くはない。

お互い間合いに入らない。蹴りで牽制するが、それもバックステップされヒットしない距離。前蹴り・ローが当たり出した。ウォーターソンのハイに合わせて飛び込んだレモスが右を当てる。また飛び込んで右。かすめた。レモス鋭いワンツー。かなりのフルスイングだが空振り。ウォーターソンはローや前蹴りを当てていくが、会場次第にブーイング。残り1分でウォーターソンタックル。テイクダウン。ロモススイープを狙うが、ハーフにしたウォーターソン。パウンド。残りわずかで草刈りから上を取り返すレモスだがホーン。

1Rウォーターソン。