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Gladiator013 Interview J-CAGE  ソン・ソンウォン ブログ 櫻井雄一郎

【Gladiator013】活動再開に際し、櫻井雄一郎代表に訊く「選手と一緒に生きていく上での責務と使命」

【写真】昨年2月25日以来、11カ月と2週間ぶりにグラジエイターが開催される(C)MMAPLANET

明日7日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR 013。約1年振りの活動再開に向け、櫻井雄一郎代表に話を訊いた。

コロナ禍での活動再開、今、目の前に起こっていることを受け止めたうえでの、プロモーターの役割とは何かを考え、波抜いたうえでの明日の大会を迎える。


──約1年振りにグラジエイターが開かれます。今の心境をお教えください。

「一言で申しますと、非常に重い責任感と使命感を感じています。プロモーターとして団体を運営していくうえで、定期的に大会を開いていく必要があります。その一方で新型コロナウィルス感染拡大という状況で、選手やスタッフの安全を守らないといけない。

コロナ以前もイベントを行うとうことで肩に重荷を背負っている部分はありましたが、今回は特に重い責務が存在しています」

──櫻井代表はそこまでコロナに関して重く受けとめて下さっているので、何か起こってもコロナ感染は社会事象として、ご自身が何もかも背負わない下さいという気持ちです。

「ありがとうございます。そこを重視しない人であっても、その自分と接触した方を死に至らせる可能性があるウィルスですから。社会生活をしている人間として、軽い気落ちで格闘技イベントを開くことはできないです。我々は1人で生きているわけではないですからね。この状況でも大会を継続していく。それも選手と一緒に生きていく上での責務であり、使命であります」

──他のプロモーションは活動を持続したり、再開も早かったところが多いです。そのなかでグラジエイターは1年近い間を置いたのといのは。

「そこはウィルスが未知のモノで、特効薬が存在していなかったからです。それぞれの団体はバックボーンが違っており、活動をほぼほぼ止めることなく無観客大会を開くことができるプロモーションもありますし、限定の有観客大会にして大会を開く団体もあります。

そのなかでグラジエイターはコロナが収束しないなかで、できるうる感染予防策をこうじてイベントを行うまで時間を要しました。昨年も6月、9月と会場は抑えていましたが、キャンセルしました。ただし、活動を辞めるという方向で動いたことはなかったです。

感染は避ける、そこだけを考えると大会は開かないのが正解です。ただし、グラジエイターで戦いたいと言ってくれる選手がいます。チャンピオンになったことで、人生の転機を迎えた選手もいます。ならば、やはり感染リスクを抑えてイベントを行わなければならないです。

どうすれば再開できるのか。そこを考えると、予防対策で運営費も増すのが事実ですが、予防対策に関して目安をつけずに大会を開くこともできなかったです。と同時に費用が高騰するから大会を開かないのも、それはプロモーターとして無責任だという気持ちはずっとありました」

──今回、予防対策としては?

「選手は10日前と前日に抗原検査をし、スタッフはリスク管理を徹底する上で大会当日に会場の外で抗原検査を行います。取材してくださるメディアも抗原検査キットを送らせていただき、選手やセコンドと同じように検査結果を知らせてもらうようにしています」

──私の場合は大会12日前にPCR検査を行ったということで、前日に抗原検査をするようにさせていただきました。試合順もメインから逆に進行するというのはJ-MMAの於いて初めてのことかと思われます。

「大阪では予約が半年前に必要なのですが、176boxさんはその辺りもフレキシブルで──活動停止が1年にならないタイミングで大会を開くことができました。

グラジエイターを代表するベルトを持った──出場が可能な選手と、新しい風といいますか初出場になる選手、グラジエイターのこれまでとこれからが融合した、今が分かるイベントにしようと思いました。

選手がワクワクし、ファンが楽しみにできるカードを組み、また出たいと言ってくれる選手の期待に応えようと思ったカード編成です。

しかしイベント開催を決めてから、また感染者数は増えてしまいました。ただ走り始めたので止めることはできないです。だから、実行できる感染対策をしていこうということでこのような試合順にしました」

──第1試合になったメインでは暫定ライト級王座を賭けて佐々木信治選手と植田豊選手が対戦します。

「佐々木選手には以前からグラジエイターに出ていただきたいということは伝えていました。佐々木選手が出たいと思ってくださるイベントにグラジエイターがなっているのであれば──と。でも、まさか復帰戦の舞台に選んでくれるとは思っていなかったです。

植田選手もそうですね。本当に力強い選手です。佐々木選手とともに、日本のライト級のトップにある力を見せてほしいです」

──WARDOGからチャンピオンが2人出場します。

「これは懇意にさせていただいているWARDOGの柿原代表からの推薦もありましたし、同じ関西の団体からチャンピオンが出てくる──これはグラジエイターにとっても良いことですしね。互いの想いが一致した結果です。

結果を残してもらえば、タイトル戦線に絡んでくることは十分にありえる選手たちだと思っています」

──2021年の活動としては、どのように考えられていますか。

「現状、最低でも4、もしくは5回の開催をしたいです。ただし、状況が状況ですので会場の予約も1大会毎とし、一つ、一つを積み重ねていく所存です。

次は春、そして夏、秋と年末と季節の変わり目ごとにイベントを開催して、タイトル戦とタイトルに絡む選手たちの試合を組む。グラジエイターのストーリーを展開させていきたいと思っています。日本のMMA業界の一員として、MMAという競技の発展と普及を常に想い活動していきたいです。宜しくお願いします」

■視聴方法(予定)
2月7日(日)
午後2時~ Twit Casting LIVE

■Gladiator013対戦カード

<フェザー級/5分2R>
上嶋佑紀(日本)
ゆうと(日本)

<フライ級/5分2R>
吉村友菊(日本)
木村旬志(日本)

<フェザー級/5分2R>
上田祐樹(日本)
延命そら(日本)

<バンタム級/5分2R>
坪内一将(日本)
植木新(日本)

<ウェルター級/5分2R>
石田拓穂(日本)
鈴木一史(日本)

<ライト級/5分2R>
國頭武(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<ライトフライ級/5分2R>
いちょう”Snufkin”ともなが(日本)
ウレタ・チェステル(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
NavE(日本)
藤田健吾(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]竹本啓哉(日本)
[挑戦者]清水俊一(日本)

<Gladiator暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
佐々木信治(日本)
植田豊(日本)

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Gladiator013 Interview J-CAGE ブログ 佐々木信治 植田豊

【Gladiator013】植田豊と復帰戦、佐々木信治─02─「諦めない、それしか取り柄がないので……」

【写真】もう4歳半になった長女・咲耶ちゃんとともに(C)SHINJI SASAKI

7日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR 013。第1試合=メインイベントのグラジエイター暫定ライト級王座決定戦で植田豊と対戦する佐々木信治インタビュー後編。

佐々木は2018年5月、バオ・インカン戦で大ケガを負い、度重なる手術を経てカムバックを決意した。

なぜ、これほどの想いをしてまで、またMMAを戦いたいと思うのか。植田戦前にその気持ちを吐露してもらった。

<佐々木信治インタビューPart.01はコチラから>


──人として感情を殺さないといけない。そんな経験までして、また戦いたいと思えるモノなのですね。

「手術を繰り返している期間、正直辛いことは多かったです。そこで、もう一度戦うんだという気持ちがあったから頑張れたというのはあります。

ぶっちゃけ、それでも子供も大きくなってジムの人たちと楽しくやっていると……もうやらないで良いかなという気持ちも出てきたこともありました。ホント、そういう気持ちがどんどんと大きくなってきて。

でも、あの試合のままで現役を辞めることになると、自分が爺さんになって死ぬときとかに後悔するんじゃないかと……。この2つの気持ちを天秤に掛けました。

天秤に掛けたらギリ、試合をするという気持ちが勝ってしまうんです。本当にギリギリのところで。今でもギリ『辞めれん』という気持ちが上回っています」

──凄いですね、プロ格闘家は……。

「でも、練習を再開した時とか全然動けなくて」

──練習を再開したのは、いつ頃なのでしょうか。

「全ての手術が終わってからなので、1年は経っていました。道場生と軽く体を動かし始めたぐらいでも、全く動けていないことは自覚できました。だから、これは時間が必要だと思って。それからまた1年ぐらいしてからですね、感覚が戻ってきたのは。

とは言ってもコロナ禍で、出稽古もできないですし、道場生とやって動けていると思っても、実際に試合をするレベルにあるのかは分からないですからね。

今回の試合が決まってからは、柔術の森戸新士選手が割と近くでやっているので週に2度寝技の練習を一緒にやらせてもらっています」

──いや、近くといっても広島県の岡山寄りの福山から反対側ではないですか。

「そうですね(苦笑)。2時間ぐらい掛かりますね。山口の岩国なので。森戸君と組みをしっかりやって、あれだけ強い選手と練習ができているので、まぁやれるかなという手応えを感じています」

──こういうとアレですが、なぜ修斗や闘裸男ではなくてグラジエイターになったのでしょうか。

「修斗も声は掛けていただいていました。ただ、ちょっと時間的に間に合わないこともあって。闘裸男も四国大会とか出たかったです。やはり想い入れはありますし。そこも会場の大きさやコロナで集客も上限があって、試合を組んでもらうことは申し訳ないですからね。

グラジエイターに関しては和歌山で櫻井代表がやり始めてから、BURTSの選手も良く試合機会を与えてもらっていますし、ウチだけでなく地方の選手を使ってくれています。一生懸命頑張ってくれている櫻井代表とグラジエイターの力になれるのであればと思いました。

ただ復帰戦ですし、暫定王座決定戦とかではなくワンマッチを戦うつもりでいました」

──そこはいきなりのタイトルではないと。

「ハイ。復帰戦でタイトルマッチとかは、申し訳ないですからね。順序を踏むべきですし。それでも望まれたのがタイトル戦で──。ここで『タイトルマッチならできません』という理屈を優先すると、『もう良いか、試合に出なくても。楽しく生きていこう』という気持ちが、天秤で重くなってしまうかもしれないので受けさせてもらいました」

──こんなことを尋ねるべきではないかもしれないですが、怖くないですか。

「怖いですよ(笑)。それはケガをする前から、試合は怖いです。今回はいつも以上、怖いんだと思います。夢を凄く見るんですよ……。植田君に蹴られて、それで目を覚ますような(苦笑)」

──なぜ、そんな想いをしてまで。

「いやぁ分からないです。ホント、天秤に掛けてそっちが少し重いだけで。でも、もう周囲の雰囲気はケガをして過去の人ってなっているように感じましたし、このまま終わると──『大ケガして終わった人』ということになりますよね。それは悔しいというか、納得できないかなって。

だから、次ってことは考えていないです。結果として、動きが良かったら、またどうなるのかというのはありますけど……。逆にまた大ケガをして手術、入院するとことだって起こり得ることなので。そうなると、もう次はないですよね。だから、分からないです──試合後のことは」

──今回、試合をすることに関してお医者さんの見解はどうだったのでしょうか。

「『骨はくっついている』と言われました(笑)」

──……。では植田選手の印象を教えてください。

「彼も長いブランクがあった選手じゃないですか。で、たまたまWardogでの復帰戦を見ていて、目を腫らしながら必死で戦っていて。あの試合を見てから、好きな選手だったんです。

気持ちが強くて、寝技の技術もしっかりある。試合後に話しかけてツイッターをフォローしあっていた仲で。選手として好きなファイターです」

──醍醐味のある組み勝負が展開されることを期待しています。

「そこも……参謀が山崎(剛)さんだし、打撃も相当に練習しているようですからね。一筋縄ではいかないと思っています。だから組みで来るとは思っていないです」

──そういう植田選手に対して、どのような試合をしたいと考えていますか。

「植田選手は今、頑張っている強い選手です。だから──やっぱり最後まで気持ちを切らさない試合をしたいと思っています。諦めない、それしか取り柄がないので……」

■視聴方法(予定)
2月7日(日)
午後2時~ Twit Casting LIVE

■Gladiator013対戦カード

<フェザー級/5分2R>
上嶋佑紀(日本)
ゆうと(日本)

<フライ級/5分2R>
吉村友菊(日本)
木村旬志(日本)

<フェザー級/5分2R>
上田祐樹(日本)
延命そら(日本)

<バンタム級/5分2R>
坪内一将(日本)
植木新(日本)

<ウェルター級/5分2R>
石田拓穂(日本)
鈴木一史(日本)

<ライト級/5分2R>
國頭武(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<ライトフライ級/5分2R>
いちょう”Snufkin”ともなが(日本)
ウレタ・チェステル(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
NavE(日本)
藤田健吾(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]竹本啓哉(日本)
[挑戦者]清水俊一(日本)

<Gladiator暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
佐々木信治(日本)
植田豊(日本)

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Gladiator013 Interview J-CAGE NavE ブログ 藤田健吾

【Gladiator013】1年2カ月振りの再起戦、N★TRUST所属第一戦=NavE「しっかりと背中を見せたいです」

【写真】新たなる門出ともいえる、今回の試合は1年2カ月振りの実戦となる (C)MMAPLANET

7日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR 013にグラジエイター・フライ級王者NavEが出場し、ノンタイトルのバンタム級マッチで藤田健吾と対戦する。

2019年12月に松場貴志とGrandフライ級王座決定戦に敗れ以来、1年2カ月ぶりの実戦となるNavEの人生はこの間に大きな変化があった。

11月に三重県名張市に自らのジム=N★TRUSTをオープン、自らのジムを代表して戦うNavEは、「僕には伸びしろしかない」と言い切った。


──1年1カ月ぶりの試合が迫ってきました。

「今回は俗にいうコロナ計量で1階級上になるので、減量もほぼほぼ無くて凄く体調は良いです。通常体重も64キロとか65キロなので、ホンマに軽めのダイエットのような感じです。

ただ当日計量は初めてで、これまでは水抜き減量で極限の状態に追い込んで、戦闘モードになっていたので……今回はまったりしている感じです。

これまでは週に1度か2度の練習だったのが、自分のジムをオープンさせて毎日トレーニングをできる環境を整えると、みるみる体重が落ちたんです(笑)」

──N★TRUST、三重県名張市に初めてとなるMMAジムを創られました。

「ハイ、11月11日にオープンしました。それからはほぼほぼ自分のところで練習して、あとはM3A FITに週に1度行っている感じです」

──率直に伺いますが、ジムをオープンしたばかりで、試合用の練習ができる会員さんはいるのでしょうか。

「MMAができるという人はいてないです。ただ名張って柔道と空手が盛んで……いうと、その2つ以外の格闘技がない街なんです。で柔道の全国レベルだった選手や、フルコンタクト空手から伝統派まで、空手の強豪だった人たちが入会してくれて。

学生時代にガンガンやっていた人が、社会人になって格闘技を続けたいという感じの22、23歳の子たちですね。だからMMAの指導はしているのですが、打撃だけなら僕より全然強かったり、組みだけなら僕より強い子たちも勿論いるという感じなんです。

しかも僕より大きくて70キロぐらいあるので、局面、部分という感じで練習に生かせてもらっています。シチュエーション・スパーリングのように」

──それは凄く興味深いですね。そして自身の街に練習場所があるというのは、やはり以前とは違いますか。

「ハイ、そこはメチャクチャ楽です。いつも1時間や2時間かけて奈良や大阪に行っていたので、家から歩いて5分のところに練習場所があるというのは」

──疲労の蓄積という部分でも違うでしょうね。名張初ということで、評判はどうでしょうか。

「結構、良いみたいで。初めてのお店ができたみたいな感じなんだと思います。色々な人にジム運営に関しては相談させてもらっていて、最初は入会する人が少なくて大変だという話も聞いていましたけど、おかげ様で最初の月から黒字になっています。格闘技が何もないことが、逆に幸いしたと思います」

──それはNavE選手が踏み出したからこそ、分かったことですね。

「やっぱりオープン前は、かなりドキドキしていました。それが今では自分のトレーニングも集中してできるような感じになっています。これまではフルタイムの仕事をしながら、奈良や大阪で練習していたのが、仕事も辞めてジム一本でできているので」

──その充実ぶりと、1年以上のブランク。この間、どのように過ごされていましたか。

「前の試合は出し切れなかったですね。フルラウンドが終わって、息も上がっていない。それも心の弱さが出た結果なのですが、2020年は試合のオファーがあっても大会がなくなるということが続いたので、思い切って負傷箇所の手術をしたんです。コロナの影響で、県境を越えて出稽古に行けなくなったので」

──今回、活動再開のグラジエイターでタイトル戦ではなくノンタイトル戦への出場です。

「ハイ、最初はタイトルマッチが予定されていたのですが、挑戦者候補だった選手と話がまとまらなかったので、ワンマッチでの出場になりました」

──対戦相手の藤田健吾選手については、どのような印象を持っていますか。

「あまり意識はしていなかったので、試合が決まってから映像を見ました。宮城選手とドローで瀧口選手に勝っている、地味強な選手です。リライアブルの選手なんで、勢いに乗っているでしょうね。めっちゃ元気で。

でも、ようやくグラジエイターも活動を再開して、その場で戦えるのでリライアブルの応援団が多くていても、いつも通り戦います。もともと会場がホームだったことは1度もないので」

──チャンピオンとして、力を見ないといけない?

「これまでとは練習できる時間が全然違うので、僕はまだ伸びしろばかりだと思っています。ホント、ジムを創るつもりとか以前は全くなかったです。それが1戦、1戦地道に戦ってきて、グラジエイターでチャンピオンになれたことで、色々なことに踏み出そうという気持ちになれました。

やっぱりベルトの存在は大きかったです。グラジエイターのベルトのおかげで、ジムも出せたし、生まれ故郷でもPRができました。これまではただプロの試合で戦っているだけだったのですが、チャンピオンということで一般の人の目は変わりましたね」

──道場の経営者、指導者として、どのような試合をしたいと思っていますか。

「まぁ指導しているというか、皆一緒に頑張ろうぜっていうことでやっているのですが、プロ志望の子も何人がいるので、しっかりと背中を見せたいです。彼らからすると僕の試合を見るのも初めてですからね。

N★TRUSTの一発目なので……いや、でもここでメンタルはそんなに変わらないですね(笑)。でも格闘家NavEとしては、良い仕上がりなので、良いモノを見せることができるんじゃないかと思っています」

■視聴方法(予定)
2月7日(日)
午後2時~ Twit Casting LIVE

■ 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
上嶋佑紀(日本)
ゆうと(日本)

<フライ級/5分2R>
吉村友菊(日本)
木村旬志(日本)

<フェザー級/5分2R>
上田祐樹(日本)
延命そら(日本)

<バンタム級/5分2R>
坪内一将(日本)
植木新(日本)

<ウェルター級/5分2R>
石田拓穂(日本)
鈴木一史(日本)

<ライト級/5分2R>
國頭武(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<ライトフライ級/5分2R>
いちょう”Snufkin”ともなが(日本)
ウレタ・チェステル(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
NavE(日本)
藤田健吾(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]竹本啓哉(日本)
[挑戦者]清水俊一(日本)

<Gladiator暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
佐々木信治(日本)
植田豊(日本)

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Gladiator013 Interview J-CAGE ブログ 石田拓穂 鈴木一史

【Gladiator013】オッサンには未来と歴史がある。グラジ初出場、42歳のチャンプ鈴木一史「一番、一番」

【写真】飲食的専門の野菜の卸業を営む鈴木、その佇まいからして渋い(C)MMAPLANET

7日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR 013に鈴木一史が初参戦し、石田拓穂と対戦する。

Wardogライト級王者として、グラジ初参戦の鈴木は42歳。デビューは37歳だったという超遅咲きのファイターだ。

なぜ、30代半ばを過ぎてプロデビューし、今も戦い続けているのか。さらに、これからのMMAファイターとして目標を尋ねた。


──鈴木選手のことはロータス世田谷でキッズレスリングの指導をされている姿を以前より拝見させていただくことがあったのですが、初インタビューとなります。鈴木選手は2015年に37歳にしてプロデビューを果たした異色のファイターです。

「ロータスでうちの子供がレスリングを習っていたことも、プロで戦おうと思った理由の一つなんです。もともと22歳の時に釧路から格闘技をやるために状況し、高田道場に入門して格闘技を続けてきたのですが、仕事が忙しかったり、ケガをしたりしてMMAを戦うことはなかったのですが」

──20年も前に東京に出てきて、格闘技を始めたということですか!!

「ハイ。アイスホッケーとかカヌーの経験はあったのですが、格闘技はやったことがなくて。高田道場ではレスリングを習っていて、MMAをやるには柔術の練習が必要だと思ってGRABAKAに移ったんです。柔術やグラップリングの試合に出ていましたけど、MMAに本気でなかったということだったんだと思います」

──それがなぜ35歳を過ぎてからMMA、しかもプロで試合をするようになったのでしょうか。

「山崎(剛)さんがGRABAKAから独立してMe,Weをオープンした当時、MMAのクラスに出る人がいなくて誘われました。その時が35歳で、練習をしていると『1試合がぐらいアマチュアでやってみないか』と言われたのがきっかけです。記念になるかと思ってGRANDSLAMのなかで組まれたアマMMAに出ました。ヘッドギアがなくて、パウンド有り、レガースをつけた試合でした。

そこで勝ち、『せっかくだし、プロで1試合がぐらいやってみようか』という話になったんです」

──そこもまた記念になるためだったと。気が付けば10戦以上のキャリアを積み、戦績も10勝1敗と立派な結果を残しています。ここまでMMAをやろうと思ったのは?

「一つは独立して、自分で仕事をするようになったので時間の融通がきくようになったことがあります。それとロータスに通っていた子供が強くなり、一緒に練習をすることもあって。そうしたら『まだ動けるな』って思ったので、もう少しやってみようと。それが続いてきたというような感じです」

──奥様はプロで戦う、そして続けることに関してはどのよう反応なのですか。

「まぁ『ケガしないでよ』という感じですね(笑)。断固反対という風ではなかったです」

──そして、42歳になった今も戦い続けていると。

「やっぱりプロの舞台で勝つというのは、気持ちが良いんです。非日常的なことですし、勝つことで得られることは凄く大きいというのが分かりました。だから歳はいっていますが、ここは捨てられないなというのはあります。

22歳の時にプロになっていると、今、戦うことはなかったという感じがします。今、私と同い年の現役選手ってほとんどいないように、昔からやっていれば今は辞めていたでしょうね」

──今回、Wardogライト級王者として、GLADIATORに初出場を果たします。

「WardogはGrchanの岩﨑代表から『鈴木君、年齢の割に頑張っているのでタイトルを狙わせてあげたい』という話をいただいて(笑)。で、最初に出させてもらった時に勝ったら挑戦をアピールして──ということになりました(笑)。チャンピオンが誰かも分かってない状態で『挑戦させてください』って口にしたら、チャレンジできたんです」

──そしてチャンピオンになったと。ベルトを巻いたことで、昨年自主興行を開く際に北岡選手がZST王者の小金選手と同様に、Wardog王者の鈴木選手が対戦相手候補でなりました。

「北岡選手本人から、そういう連絡がきた時は本当に驚きました。緊急事態宣言の時で『スーさん、今、練習していますか?』って連絡が来て。結局、小金選手と戦うことになったのですが、もしかしたら北岡選手と試合をしていたかもしれないですね。本来はそういうチャンスもないですし、有難い話でした。

それもベルトを巻いていたからこそ、なので。Wardogは小さな団体ですが、ベルトを取ったことは格闘技の履歴書に書き記すことができると思うんです。だからベルトを巻けて良かったです。

今、Wardogでは対戦相手がなかなかいないということで、他の大会に出ても構わないと言ってもらっていますし、可能ならGrachanのベルトも狙いたいと考えています」

──グラチャンでは、鈴木選手は4勝です。

「ハイ、結構勝つことができていて。山本琢磨選手がフェザー級との二冠王になったことで、今後はフェザー級でやっていくようですし、ベルトを狙いたいですね。以前はグラチャンにランキングがあって、ライト級で上の方にランク入りさせてもらっていたので、2本目のベルトを狙いたいというのはあります」

──今回、初出場となるグラジエイターにはどのような印象を持っていますか。

「関西でやっている割と大きな大会というイメージです。強い選手がいるということも知っていますし、パッとでの選手でなくは、ちゃんとやっている選手がいるということも分かっています」

──グラジエイター出場に関して、グラチャンと同様にベルトを視野に入れてのことでしょうか。

「同門の植田(豊)が同じライト級で暫定王座決定戦に出るので、もちろん彼にベルトを巻いてほしいです。ただし、彼が巻けないようであれば挑戦したいと思っています。佐々木選手がチャンピオンになるのであれば、僕も挑戦できるとは考えています」

──では、今回の対戦相手となる石田拓穂選手ですが、どのような印象を持っていますか。

「全然情報がなくて、多分柔道か何かがベースというぐらいしか分からないです。映像もなくて。大阪の修斗に出ていた選手だそうですが、本当に分からないです」

──では、グラジエイターのライト級に爪痕を残すためにもどのような試合をしたいと考えていますか。

昨年9月にはGrachanで、Gladiatorライト級正規王者キ・ウォンビンに勝ったことがある岸本篤史を腕十字で破っている

「自分は面白く派手な試合ができるとか言えないので、しっかりと勝ってベルトに近づくことが出来ればと思います。

植田が初戦でタイトルマッチを戦えるということは、正直羨ましいという気持ちもありますし。可能であれば、グラジエイターでもベルトを狙える位置まで行きたいです」

──常に年齢のことに言及されるかと思いますが、その辺りについては?

「42歳でMMAを続けている選手は殆どいないですし、引き際というか……どこまでできるのだろうかと考えることはあります。やればできるのでしょうが……若い選手の育成も考えたりすると、自分が抜けることも良いのかということは常に頭にあります」

──若いからだとか、この年でという要素をファイターの評価をする際の材料にしたくないのですが、鈴木選手のように36歳でデビューというのは別です。ところでキッズレスリングたちの手本にならないといけないという気持ちはありますか。

「子供たちは、子供たちでしっかりとやっています。でも皆、気にはしてくれていますよね。タイトルマッチの前に手紙をもらったりとかもしましたし、良い見本を見せることができればと思います」

──そんな鈴木選手の人生にとってMMAとは?

「MMAを戦うことで生きている実感がわきます。仕事とは全く別モノです。常にチャレンジをしていたいです。負けが込んでくると辞めたいと思うかもしれないですが、まだ勝てているので(笑)。他人事じゃないですけど、綺麗な戦績だと思っています(笑)。大した選手と戦っていないから、そりゃ勝つだろうって言われるかもしれないですけどね(笑)」

──10勝1敗は正真正銘の事実です。山崎さんが『スーさんがRIZINで戦えたら、凄く素敵じゃないですか』と言っていたことがありました。コロナの時代の夢として、楽しみです。

「いやぁ、自分からすれば……そんなおこがましいことはいえないです。確かにRIZINで戦えると夢のような話ですし、夢があります。でも、自分の試合を見たいと思う人はまずいないですよ。アハハハ。派手でなく、地味な戦いなので。大きな舞台は若くて、華のある選手がでていくべきです」

──ではMMAファイターの目標を教えてください。

「ハイ、お相撲さんじゃないですけど一番、一番、大事にとっていきたいです」

──今回の試合を会場に来られない人は、ツイキャスライブで視聴できます。そんなファンに一言お願いします。

「そうですね、地元の釧路とか格闘技に触れることがない人もいると思うので、オジサンでもガンバレば何とかなるぞというのを見てもらって勇気を与えることができればなと思います」

■視聴方法(予定)
2月7日(日)
午後2時~ Twit Casting LIVE

■ 対戦カード

<フェザー級/5分2R>
上嶋佑紀(日本)
ゆうと(日本)

<フライ級/5分2R>
吉村友菊(日本)
木村旬志(日本)

<フェザー級/5分2R>
上田祐樹(日本)
延命そら(日本)

<バンタム級/5分2R>
坪内一将(日本)
植木新(日本)

<ウェルター級/5分2R>
石田拓穂(日本)
鈴木一史(日本)

<ライト級/5分2R>
國頭武(日本)
天草ストロンガー四郎(日本)

<ライトフライ級/5分2R>
いちょう”Snufkin”ともなが(日本)
ウレタ・チェステル(フィリピン)

<バンタム級/5分2R>
NavE(日本)
藤田健吾(日本)

<Gladiatorフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] MIKE(日本)
[挑戦者] 原口央(日本)

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者]竹本啓哉(日本)
[挑戦者]清水俊一(日本)

<Gladiator暫定ライト級王座決定戦/5分3R>
佐々木信治(日本)
植田豊(日本)

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Gladiator013 Interview J-CAGE ブログ 佐々木信治 植田豊

【Gladiator013】2年9カ月ぶりの復帰戦。佐々木信治─01─「『死ぬ時ってこんな感じなのか』って……」

【写真】佐々木がこの状況で戦い続け、タップをしなかったという事実が信じられない (C)ROAD FC

2月7日(日)に大阪府豊中市の176boxでGLADIATOR 013が開催され、第1試合=メインイベントで佐々木信治がグラジエイター暫定ライト級王座決定戦で植田豊と対戦する。

佐々木は2018年5月、Road FC47でバオ・インカンと対戦した際に大ケガを追い、度重なる手術を経て40歳にしてもう一度戦うことを決めた。

MMAを続けるという決断に至った背景を尋ねる前に、バオ・インカン戦で何が起こっていたのかを訊いた。そして、MMAを観る上でここまでのことが起こるのかという──事実に触れることができた。心して、佐々木の言葉を聞いてほしい。


──佐々木選手とは地方のMMA大会で昨年も何度か顔を合わせていたのですが、実は復帰を話題にすることはできなかったです。

「あぁ、そうだったんですね。気を使わせてしまってスミマセンでした。もう自分としては去年の初めにはもう1度試合をしようという気持ちになっていましたし、実際に試合に向けての話し合いもさせてもらっていました。

ただ新型コロナウィルス感染が起こって、その機会が流れて今回まで待つことになったということなんです。少しだけ、あのまま終わって良いのかっていう気持ちが、もう戦わなくて良いじゃないかっていう想いを上回りました。少しだけです(笑)」

──いやぁ顔面を4カ所の骨折と大きな手術を繰り返して、それでも戦いたいと。

「骨折は4カ所でなく、大きくいえば眼窩底、頬骨、上顎、鼻骨という部分だったのですが、折れた箇所は10カ所以上で右側が砕けているという状態した。目の下から頬へと一旦、頭蓋骨が分離した形で。病院ではトラックと正面衝突をしたぐらいだと言われて……」

──あのバオ・インカン戦、そこまでの状態だったとはライブ配信では分からず、なぜ佐々木選手はすぐに下になるんだ。どうしたんだ──という風に感じていました。心が折れたのかと。いや、申し訳ない限りです。

「いえ、それはしょうがないです(笑)。ただ、心だけは折れたくないですし。あの時はもう下にならざるを得ないというか、あまり見えていかったですしね」

──そこまでの状態になっていて痛みは?

「戦っている時は痛くはなかったですけど、格闘技の試合だけでなく自分が生きてきて初めて『これは死ぬかもしれない。死ぬ時ってこんな感じなのか』と思ったんです(苦笑)」

──いやぁ……。

「立っていても寝転んでいても、自分がどんな状態でどうなっているのか、どこにいるのかも分かっていない状態で……。『もしかして、これが死ぬ前なのかな』っていう感覚でした」

──逆にいえば、もう感覚もなかったのですね。

「殴られて痛いとかはなかったです。もうボヤッとしている感じで」

──あの時、反則のエルボーもありレフェリーが試合を止める場面もありましたが、結局判定まで戦い続けました。

「反則で試合が一度止められて、通訳がきて『大丈夫か』と尋ねられ『分からないから、一度立ってみる』と伝え立ち上がると、試合が再開されて……。そこからはブレイクはあっても、ドクターストップもレフェリーのチェックもないまま試合終了までいきました」

──その間に「死ぬかもしれない」と思っていたと。壮絶すぎます。こういうとアレなのですが、中国・北京での試合でした。言葉の通じない現地の病院は怖くなかったですか。

「それももう言って良いのか酷い話で(苦笑)。試合後は意識がヤバくて、バックステージで倒れこんでしまって。一応ドクターが来て、僕はアゴが折れていると伝えたんです。そうしたら『話ができているから折れていない』って言われて」

──!!

「でも、折れていると訴え続けているとようやく『じゃあ、病院に行くか』みたいな感じで。その時に次の日には帰国できるし、日本で病院に行こうって思ったんです」

──では、帰国する翌日まで診察も受けていなかったと……。

「帰国して、そのまま夜間の救急で福山の病院へ行きました。そこで目のこととかもあるし、『この病院では対応できないので、大学病院で診察してもらいましょう』ということになりました。

大学病院では先生に『こんな大ケガは1年に1度あるかどうかだ』と言われて(苦笑)」

──相当な手術も必要だったかと。

「手術は1年間で4度、入院期間は合計で2カ月ぐらいだったかと思います。手術は全身麻酔で、1度の手術時間が10時間ぐらいというのが2度ありました」

──もし良ければ、術後の経過具合を話してもらえますか。

「術後は……地獄でした(苦笑)。上アゴと下アゴを針金のようなモノで固定して閉じ、切開してチューブを通して痰が溜まると吸引してもらう……。そして、鼻から流動食という感じで2週間過ごしました。

簡単にいえば濡れタオルでずっと口を閉じられている……24時間、それが続く感じでした」

──……濡れタオル……拷問方法じゃないですか。

「ホント、そうでしたね。あの2週間は地獄でした。痰が絡まると苦しくて、夜もあまり眠れなかったです。ナースコールを繰り返す感じで……。これ以上、辛いことはないと思いました……メチャクチャきつかったです」

──そのような状況で格闘技を続ける、続けないという考えに至ることはあったのでしょうか。

「あの時は感情の発散もできないですし、考え始めるとどうしようもなくなってしまう感じで。結果として人形みたいに感情を押し殺し、時間が過ぎるのを待つようしていたんです。思考を遮断する──そういうテクニックを身につけていました。無になるというような(笑)」

<この項、続く>

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【Gladiator013】J-MMA史上初?  メインの佐々木信治✖植田豊が第1試合。セミの竹本✖清水は第2試合

【写真】格上ファイトから試合が組まれていくのはJ-MMA史上初か(C)MMAPLANET

13日(水)、Gladiatorより2月7日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR 013の対戦順とコロナ感染予防安全対策が発表されている。


Gladiator暫定ライト級王座決定戦=佐々木信治✖植田豊、同バンタム級選手権試合=王者・竹本啓哉✖挑戦者・清水俊一、同フェザー級選手権試合=王者MIKE✖挑戦者・原口央という3つのタイトル戦。

フライ級王者NavEの再起戦、そしてWardogから鈴木一史、ゆうと、NOVという3階級の王者が参戦する1年振りのグラジエイター。

今日の発表によると、コロナウィルス感染予防を考慮しタイトル戦は前日非公開計量、その他の試合は当日計量となるだけでなく、メインイベントの佐々木✖植田を第1試合として、通常大会とは逆にグレードの高いマッチアップを先に行うというJ-MMA史上例の見ない流れが逆となるイベント形式が採用されることが分かった。

また出場選手、セコンド、マネージャー、スタッフ、メディアという会場に足を運ぶ関係者には主催者より、コロナウィルス抗原検査キットが2回分郵送され、大会10日前と前日に検査結果の報告が義務付けられることとなっている。

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【Gladiator013】大ケガを乗り越えて、佐々木信治が植田豊とライト級暫定王座決定戦でカムバック!!

【写真】佐々木信治がついにカムバックを果たす(C)ROAD FC

4日(月)、Gladiatorより2月7日(日)に大阪府豊中市の176boxで開催されるGLADIATOR 013の追加カード及び、対戦カードの変更が発表された。

昨年中に明らかとなっていたGladiatorバンタム級選手権試合=王者・竹本啓哉✖挑戦者・清水俊一、同フェザー級選手権試合=王者MIKE✖挑戦者・原口央に加え、3つ目のタイトル戦=暫定ライト級王座決定戦が決まった。


正規王者キ・ウォンビンはコロナ禍において来日が困難で、彼自身も昨年はDouble Gを主戦場に母国で戦っている。今回、ウォンビン不在のため暫定王座が設けられることになり、ベルトを賭けて佐々木信治と植田豊が対戦する。

元修斗環太平洋ライト級王者の佐々木は2018年5月、Road FC47でバオ・インカンと対戦した際に眼窩底及び、頬、上顎、鼻の骨を折る大けがを喫し、度重なる手術を経て──再起戦を戦う。

この間も主催するBURST所属選手のセコンドとして格闘技会場で姿を見ることは何度もあったが、佐々木自身が国内で試合をするのは2016年4月のRIZIN以来、実に4年10カ月振りとなる。

対する植田は2013年9月から2019年1月まで5年4カ月のブランクがあったが、Wardogのブレンゾリグ・バットムンク戦で復帰を果たし、韓国在住モンゴリアンが判定勝ちを収めた。ここからGRCHANを主戦場に飯田建夫に勝利し、山本琢也の持つライト級王座に挑戦も殴っては、殴られるという激闘の末TKOで敗れベルト奪取に失敗した。

その後は小谷直之に判定負けを喫したものの、力強い組み技で2勝を挙げており今回の暫定王座決定戦出場となった。両者揃って組み技ファイターだが、組みつくまでも打撃の攻防も勝敗の行方に大きく関係してきそうだ。いずれにせよ、佐々木にとっては不屈の精神でケガを乗り越えて立つケージ、がっぷり四つで戦える植田との対戦は非常に興味深い。

その植田とMe,Weの同門である鈴木一史はWardogライト級王者として、バンタム級王者ゆうと、フライ級王者NOVと共に参戦。鈴木は石田拓穂、ゆうとは上嶋佑紀と対戦し、いちょう”Snufkin”ともながと対戦予定だったNOVの相手は木村旬志に変更された。

同様にいちょうは在阪フィリピン人のウレタ・チェステルと戦うことになっている。この他、Gladiatorフライ級王者NavEは感染予防対策で一階級上のバンタム級マッチに出場し藤田健吾と対戦するなど、グラジにとって1年振りの活動再開は──佐々木信治✖植田豊戦が加わったことで、重厚さが加わることとなった。

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【Gladiator013】2021年2月7日、グラジエイターがWタイトルマッチで活動再開。Wardog王者も揃い踏み

【写真】今年の2月大会で、既に前哨戦が行われていた!?──竹本✖清水(C)MMAPLANET

18日(金)、Gladiatorより2021年2月7日(日)に大阪府豊中市の176boxで、GLADIATOR 013が開催されることが発表された。

関西ケージMMA大会=グラジエイターは、今年の2月23日に12回大会を開いて以来、新型コロナウィルス感染拡大により、その後の活動を休止。経済活動再開後も情勢を注視し、慎重に開催の機会を検討してきた。

結果、今回1年振りのイベント再開が決まった。同時に明らかとなったラインナップは、バンタム級選手権試合=王者・竹本啓哉✖挑戦者・清水俊一、フェザー級選手権試合=王者MIKE✖挑戦者・原口央、さらにフライ級チャンピオンのNavEがバンタム級で出場と総力戦となった。


また同じ関西からインディ・ケージ大会WARDOGより、ライト級チャンピオン鈴木一史、バンタム級王者ゆうと、ストロー級王者NOVが同時参戦。また広島のBURSTから國頭武が対戦し、ソフトコンタクトの天草四郎と対戦する。

グラジエイターといえば関西基盤ながら、国頭の出場のように地方選手の登用も主流となっていたが、今回は大阪の総合格闘技道場コブラ会や総合格闘技スタジオSTYLE、神戸の総合格闘技道場Reliableからの出場選手も目立ち、より関西色が強くなっている。

関西と他の地域のファイターのマッチアップだけでなく、関西勢での生き残り合戦もニューノーマルのグラジエイターを熱くしていくに違いない。

とはいえ、いまだ先が見えないコロナ感染、同大会では免疫力低下防止策としてタイトルマッチのみ前日計量、ワンマッチに関しては1階級上の当日計量にて実施され、出場選手やセコンドの感染予防に関しては、後日発表されるとのことだ。

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