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【Shooto2021#04】平良達郎を相手に世界フライ級王座初防衛へ、福田龍彌「ろくでなしにならないと」

【写真】 MIBUROキャップをしっかりと写るように被る律儀な修斗世界フライ級チャンピオン(C)MMAPLANET

4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2021#04の第2部のメインで修斗世界フライ級チャンピオン福田龍彌が、平良達郎を相手に初防衛戦を戦う。

チャレンジャーの平良に注目が集中する今回の世界戦──ネガティブパワー全開のチャンピオンを京都市十条、釜谷真率いるSWAG GYM KYOTOに訪ねた。


──もう追い込みは終わりましたか(※取材は6月29日に行われた)。

「日曜日に……ルーティンがあって、やってきていることがあるんですけど。日曜日の朝に、豊国廟っていう東山七条の上に豊臣秀吉のお墓があるところに凄く長い階段があって。489段の階段を走って試合前の練習を終えるんです」

──489段ですか!!

「ベガ・ダッシュって呼んでいるんですけど、階段走りやったら京都で一番やと思います。下からだと上が見えないです。そこを3往復します」

──3往復!? 下りとか危なくないですか。

「もう、めっちゃ足やばいですよ。それが追い込みの締めなんです。追い込み中でイライラすることも多いのに、色々な人に支えてもらっています。そこからケジメをつけるために、走っています。ベガ・ダッシュが終われば、もう普段通り生活します。ほんまに結構、しんどいことをいっぱいしてきたから。あとは疲労を抜いて、当日を迎えたらエェかな」

──2月にインタビューをさせていただいた時と比較して、まったく輪郭が違いますね。

「そうですかぁ? あの時で66キロぐらいで、今が61キロ。あとは塩抜き、水抜きで落とします。計量の時はミイラみたいになりますよ。しんどいけど、まぁこれが普通ですね」

──塩抜き、水抜き。人として必要な要素をそぎ取るわけですから、本当に大変です。

「危険だって声は聞くけど……そうですよね。でも、こんなことは人にはできない。ろくでなしにならないと、できないです」

──挑戦者の平良選手に関して、どのような印象をもっていますか。

「フィニッシュ力がありますね。前田選手との試合を見ても。エェ選手やと思いますけど、僕は純粋に戦う場が欲しかっただけやから、あんまり相手のことは気にしていないんですよ、いつも。相手が平良やからどうこうでなく、俺が自分を貫きたい」

──防衛戦ということも意識はしないですか。

「気にしていないです。別にチャンピオンとも思っていないから、正直。認知されているわけでもないし。そうそうそう修斗のサイトに俺、2020年世界フライ級チャンピオンって書かれているんです」

──? どういうことですか。

「チャンピオンは、みんな第〇代って書かれているのに」

──あぁ、そういうことですか。フフフフ。

「俺だけ年度限定なんですよ。今、2021年になっちゃったのでもう世界チャンピオンじゃないんですよ」

──アハハハハ。PFLみたいですね。

「賞味期限が切れちゃったんです。そんなもんなんですよ、俺がチャンピオンかどうかなんて」

──負のパワーに満ちていますね(笑)。

「いやいやいや、でもネガティブから生まれるパワーって凄く強くて、自分を強くしてくれるから」

──平良選手はスーパーポジティブで、まるで陰陽対決ですね。

「ほんま正反対のキャリアの積み方をしてきたと思うんで。面白いんじゃないですか」

──日陰者の意地を見せるという感じでしょうか。

「意地を見せるというより、自分を表現しようと思います」

──福田龍彌を表現する、貫くとはどういうことになりますか。

「どういうこと?  ど突きまくることですね。しっかり上手く戦う気はないんで、もともと。いっぱい痛いことしてやりたいっていう感じかな。シンプルに殴って、蹴って」

──そこに平良選手は対応できると予想していますか。

「やってみないと分からないです。寝技も映像じゃ分からないですし。組んでみないと分からないから、そこは楽しみです」

──今回の試合の準備はどのようにしてきましたか。

「釜谷(真)さんのおかげで、東京でも練習させてもらったんです。TRI.H Studioで和田竜光さん、上久保(周哉)選手、Tribe Tokyoさんにもお世話になり、若松(祐弥)君、石井逸人君、小川(徹)選手、あとはAllianceでも練習させてもらいました」

──収穫はありましたか。

「和田さん、上久保選手は達人系で。こっちにいて『知らんな』ってことはあんまりないんですけど、初めてされたこととかいっぱいありました。知っていることも、やられる。そういう体験もさせてもらって。だから収穫はたくさんありました。

関西ではBLOWSさんで毎週やらせてもらっていました。中蔵さんが認めてくれて。ちょっと離れていた中本龍平君とか、めっちゃ良いですよ。もちろんMIBUROでも週に3回やっていました。ウエタ(ユウ)さんと、少しだけ『こういうことしてきそうですね』とか話をして。あとは自分がどうあるか。俺がこうしようと思うことを貫こうと。それだけですよ」

──土井潤選手も、そのようなタイプに見えます。

「マイペースこそ、土井ですから。MIBUROはそういうタイプ多いですよ。でも土井は心を開いたら、よぉ話してくれます。心開くまで時間がかかりますけどね。そういう意味では土井と俺は似ているかもしれないですね、考えていることは。

もう自分のやることは決まっているんで。ここにきてスタイルが確立されたというのがあって」

─今回の試合結果によって、試合機会が増えるという状況を創れるかもしれないです。

「そういう意味ではチャンスです。お仕事が増えるようになれば、嬉しいです。これまでの状況を変えられるチャンスなので、変えよって。ケージのなかを見てください」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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Interview J-CAGE Shooto2021#04 ブログ 安芸柊斗 田上こゆる

【Shooto2021#04】新世代対決=田上こゆる戦へ、安芸柊斗─02─「僕が壁にならないといけんのかな」

【写真】それでも安芸はケージへ向かう (C)MMAPLANET

7月4日、大阪府大阪市淀川区の7月4日(土)、大阪府大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で、昼夜2部構成で開催されるShooto2021#04の第2部で、田上こゆると対戦する安芸柊斗のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

これまで安芸は、KOか一本による決着にこだわってきた。一方で、過去3つの敗戦を経験している。田上こゆるは現在19歳。ストロー級新世代対決と言われるこの一戦で、安芸は自分のスタイルを貫きながら、どのように戦うのか。

安芸のMMA観と、田上戦について訊いた。

<安芸柊斗インタビューPart.01はコチラから>


――Road to ONE04で山北選手にKO負けした後、MMAから離れようとお父さんに話をした時、何と言われましたか。

「その時は何も言わなかったですね。『あぁ、そうか』みたいな」

――しかし、そこから今回ケージの中に戻ることになりました。

「僕、高校生の時にプロデビューしたじゃないですか。あの頃から、周りの友達もみんな応援してくれていて。負けたのに『次の試合はいつ? 見に行くから』とか連絡をくれるんです。そう言ってくれる人がおるから、自分もまだやらんとダメやなと思って」

――Road to ONE04での敗戦は、それまでの2敗……2018年11月の木内SKINNY ZONBIE崇雅戦と、2019年6月の本田良介戦とは違ったと言われました。安芸選手といえば「KOか一本決着」にこだわっていますが、そのスタイルが結果に影響しているという面はないですか。

「それはあるかもしれないですけど、僕は自分のファイトスタイルを変えるつもりはなくて。やっぱりKOか一本にこだわりたいですね。でも、それは打ち合いをやるということではないんですよ」

――はい。

「小さい頃にPRIDEや修斗を見ていて、やっぱりKOか一本決着のほうが面白いじゃないですか。でも単に打ち合うだけの試合は、そんなに面白くない。やり合う前に倒す。それが理想です。あと、これは僕のキャリアにも関係していると思うんですけど……」

――どういうことでしょうか。

「今年21歳になりますけど、子供の頃からMMAをやってきて、このスポーツをやっているキャリアだけなら十年以上経っていますよね。たとえば、高校を卒業してこれから……というキャリアではないんです」

――いわゆる競技年齢ですね。安芸選手の場合は確かに、上の世代だけではなく同世代の選手と比べても、競技年齢は長いでしょう。

「そうです。だから、この先どれだけMMAができるか分からない。そのために1試合1試合、記憶に残るようなファイトをしたいと思ってMMAをやっているんですよね」

――次の対戦相手は世代も近く、子供の頃から格闘技をやっている点では共通している、田上こゆる選手です。

「いつか対戦するやろうなと思っていましたよ。やっぱり年も近いし、比べられることも多いので。ランキングも近いから(田上が7位、安芸が8位)、この試合に勝ったほうが上に行けるっていうマッチメイクです」

――では、その田上選手の印象を教えてください。

「もともとキックボクシングをやっていて、凄く打撃が強いですよね。過去の試合も見ましたけど、楳沢選手をKOした右とか凄かったです(2020年2月、楳沢智治を1R、右ショートでKOしている)」

――その田上選手は、安芸選手が敗れてMMAから離れようと考えたRoad to ONEの第1試合で勝利しています。

「そうなんですよねぇ。今5連勝中で、上り調子の選手じゃないですか。まだ19歳やし」

――安芸選手も高校生プロファイターとして注目を浴びましたが、自身よりも年齢が下のファイターと対戦することについては?

「驚いています(笑)。だから、僕が壁にならないといけんのかなって」

――壁、ですか。

「僕もプロデビュー後に3連勝して、木内さんと本田さんに負けたじゃないですか。ああやって上の世代に負けていなかったら、今の自分もないと思います。だから今度は、あの時の木内さんと本田さんが僕にとっての壁になったように、僕が田上選手にとっての壁になろうと思っていますね」

――自分の中では、どのような点が田上選手より上回っていると思いますか。

「まず体格ですよね。リーチと身長差を生かしたいですね」

――身長は安芸選手が170センチ、田上選手が155センチと、15センチの差があります。

「それで自分の距離を保ちながら、田上選手の打撃をもらうことなく、僕がKOか一本で勝ちます」

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル


             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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【Shooto2021#04】新世代対決=田上こゆる戦へ、安芸柊斗─01─「悔し涙も出なかった。もう辞めようと」

【写真】 2月のRoad to ONE04、パンクラシスト山北渓人戦後にMMAを辞めることも考えたという安芸(C)MMAPLANET

7月4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で、昼夜2部構成で開催されるShooto2021#04。その第2部では、安芸柊斗と田上こゆるによるストロー級新世代ファイター対決が行われる。
Text by Shojiro Kameike

プロシューターの安芸佳孝を父にもつ柊斗は、幼少期からMMAを始め、高校生の時にプロデビューした。そんな安芸柊斗にとっての父、キッズ修斗、そして前回の敗戦とは……。今回の田上こゆる戦に至るまでの道のりを尋ねた。


――安芸柊斗選手は、父・安芸佳孝さんが元プロシューターで、所属ジムの代表でもあります。今、安芸選手は一人暮らしなのですか。それとも家族と一緒に生活をしているのでしょうか。

「今も家族と一緒に暮らしています」

――他のスポーツでも見られる光景だと思うのですが、お父さんのことを家でもジムの代表であり、MMAの師と思う時はありますか。

「ジムや練習の時とは違って、家ではお父さんですね。もともと僕が小さい頃から、家には格闘技のことを持ち込まないようにしていたので」

――なるほど。お父さんの現役時代については?

「まだ小さかったので、あんまり覚えていないんですよ。徳島で試合をした時に、リングに上がって父に花束を渡した、っていう記憶はあるんですけど」

――2009年11月のプロ修斗徳島大会で豊島孝尚選手にギロチンで勝利した時、2000年生まれの安芸選手はまだ9歳だったのですね。

「はい。試合で印象に残っているのは、大きくなってから見た猿丸ジュンジさんとの試合ですね。すごい打ち合いをしていて、会場も盛り上がっていたし」

――するとリアルタイムでの記憶は、あまりないわけですね。ちなみに、自身の名前の由来を聞いたのは?

「しゅうと、そのまんまですよね(笑)。由来はずっと知らなかったんですけど、小学生の時に授業で『お父さんからの手紙』というのがあって、その時に父が名前の由来について書いていました」

――それを聞いた時は、どう思いましたか。

「あぁそうなんや、っていうぐらいですね(苦笑)。まだ修斗のこととか、よく分かっていなくて。自分がプロで試合するとも思っていなかったし」

――実は、安芸選手とは以前にお会いしたことがあります。2016年夏に、大阪・直心会で行われたアマチュア修斗に伺った際、お父さんから安芸選手を紹介されました。

「えっ、そうなんですか。すみません、覚えていなくて……(苦笑)」

――いえいえ(笑)。あの時、安芸選手はまだ中学生だったのですね。その大会ではキッズ修斗時代から一緒に練習していた同世代の選手が試合に出ていて、安芸選手は試合ではなく同行だったと聞きました。

「あの大会やったら、そうですね。キッズ修斗の頃から一緒にやっている選手が試合に出ていて。今もうプロになっている選手も多いですよ」

――安芸選手は現在21歳ですが、MMAを始めたのは小学生に入る前ですよね。

「もう10年以上やっていますね。MMAって、高校卒業してから始めたっていう選手が多いじゃないですか。それまではレスリングや柔道をやっていたとか」

――そうですね。

「でも僕は、他の格闘技じゃなくて、最初からMMAをやってきたから。そこは他の選手と違う、という気持ちもあります」

――子供の頃から格闘技をやっていてMMAファイターになる例は多数あっても、最初からMMAをやっている選手がプロデビューするという例は、まだ少ないでしょう。

「僕が始めた頃って、まだ徳島には常設のジムってウチぐらいしかなかったと思うんです。そこで僕以外にもキッズ修斗から始めた子がたくさんいて。全国でも珍しいでしょうね」

――まず子供がMMAの試合をやるという環境が少なかったですね。

「それは当時、関西でキッズ修斗の大会をやってくださっていた北川さん(北川純、ゴンズ・ジム代表)とか、関係者の皆さんに感謝しています。こういうインタビューでも、試合でも、みんなに恩返ししたいっていう気持ちが強いです」

――そんな安芸選手のプロキャリアも、順風満帆なものではなかったと思います。特に今年2月、Road to ONEで山北渓人選手にTKO負けを喫したのは……。

「あれは試合後、もうMMAから離れようと思いました。自分に失望して」

――失望……安芸選手は過去に修斗で2敗していますが、その2敗と山北戦の敗北は、何かが違っていたのでしょうか。

「もう十何年もMMAやってきているのに、こんな負け方するんや、って。それまでの2敗も、試合内容に納得いっているわけやないけど、KOや一本決着のほうが面白いと思っていたのもあったから。でも山北選手に負けた時は、悔し涙も出なかったです。だからもう、辞めようと。試合が終わってすぐ、父にそう言いました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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【Shooto2021#04】マックス・ザ・ボディ戦へ、キャプテン☆アフリカ─01─「点と点が線で繋がって」

【写真】王者になって初めての試合は、キャッチウェイトのノンタイトル戦となったキャプテン☆アフリカ (C)MMAPLANET

7月4日(日)、大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で、昼夜2部構成で開催されるShooto2021#04。その第1部のメインイベントで、環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカがマックス・ザ・ボディと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年は7月に川名雄生の持つ世界ライト級王座に挑み、KO負けしたキャプテン☆アフリカは5カ月後、田中有をストレートレートアームロックで下し、環太平洋のベルトを巻いた。

環太平洋王者として初めてケージに上がる一戦は、当初6月20日に行われる予定だった。しかし緊急事態宣言の発令とその延長により、7月4日に延期された。

改めて今回、地元で迎えるマックス・ザ・ボディ戦に向けて、キャプテン☆アフリカに、昨年の2試合とコロナ禍での練習について聞いた。


――キャプテン☆アフリカ選手は昨年12月、田中佑選手に1R KO勝ちし、修斗環太平洋ライト級のベルトを獲得しました。今回のマックス・ザ・ボディ戦は、そのチャンピオンシップ以来……約半年ぶりの試合となります。

「はい。今年に入っていつ試合があるかなぁと思っていたんですが、コロナ禍もあって、なかなか難しかったですね。特に緊急事態宣言が出ては、仕方ないと思っています」

――その間は、どのように過ごされていたのですか。

「もちろん試合がなくても、ずっと練習していました。6月に大阪大会を行うということだったので、その6月に向けて練習していましたね」

――当初は6月20日に開催予定であった大阪大会が、5月に緊急事態宣言が発令され、さらに6月20日まで延長されました。その結果、試合が7月4日に延期された時の気持ちは……。

「緊急事態宣言が、ちょうど試合の日まで延長ですからね(苦笑)。でも、逆に6月20日までの延長やったから、良かったと思っています」

――というのは?

「たとえば、緊急事態宣言が6月19日までやったら、大会が行われるかどうか分からない状態で、ずっと待っていないといけなかったと思うんです。でも6月20日なら、もう大会はできない。早い段階で延期が決まったから、良かったですよ」

――ただ、練習のスケジュールは6月20日に照準を合わせていたと思います。そのような時、ファイターとしてはどのように思うのでしょうか。

「ちょうど延期が決まったのが、試合の2~3週間前ですかね。最後の追い込みの時期やったんですよ。もちろん『えっ……』とはなりますけど、仕方ないことやし、そこで一旦休憩を挟むことができた、と考えています。それよりも……」

――それよりも、何でしょう?

「無観客じゃなく、有観客で行われることになって、本当に良かったです」

――地元・大阪での試合、応援団も多く来るでしょう。

「大阪で試合ができるのは、本当にありがたいです。いつも応援してくれる人たちが、たくさん来てくれるので。大会があることは分かっていたんですけど、コロナ禍の状況次第では、無観客開催の可能性もあるじゃないですか。そこが心配でしたけど、有観客開催で、みなさんに試合を見せられることが嬉しいですね」

――なるほど。ではここ最近の試合についてお聞きしたいのですが、2020年は7月に川名雄生選手の世界王座に挑み、KO負け。その次の試合で環太平洋王者となりました。

「世界戦で負けたのに、次の試合で環太平洋チャンピオンシップをやらせてもらって、嬉しかったです。でも、嬉しい反面、プレッシャーはありました。世界戦で負けて、これで環太平洋も獲れなかったら……って」

――まず川名戦での敗因は、どのように考えていますか。

「今思えば、自分自身で自分のスタイルを分かっていなかったんだと思います」

――それは、打ち合ってしまったことについて、でしょうか。

「あの時は、自分のスタイルって打撃は打撃、寝技は寝技という感じでしたよね」

――キャプテン☆アフリカ選手といえば、もともと柔道ベースの寝技の強さはもちろん、長いリーチからのパンチや蹴りなども強い印象です。

「その打撃と寝技が、MMAとしてうまく繋がっていなかったんです」

――結果、世界戦では川名選手と打ち合い、パンチの連打をもらってKO負けを喫しました。これまで、打撃の練習は所属するコブラ会で行っていたのでしょうか。

「コブラ会でもやっていましたし、僕の妻がボクサーなんですね」

――元WBO女子世界ミニフライ級王者の、池原シーサー久美子さんですね。

「彼女が所属していたジムで練習させてもらったり、あとABCボクシングジムや吉鷹(弘)先生のところにも行かせていただいていました。それと最近、及川先生にパーソナルで指導していただいているんです」

――元シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の及川知浩さんですか。

「はい。それとフィジカルは、及川道場の近くにある『パーソナルトレーニングスポットエレス』というジムで、篠原茂清さんというトレーナーさんに見てもらっています」

――及川道場でのパーソナルトレーニングでは、どのような練習を?

「さっき『打撃と寝技が繋がっていない』って言いましたけど、及川先生からは最初に、『すごく良いところもあれば、ダメなところもある。点と点を線で繋いでいこう』と言われました。それで打撃の練習をしながら、篠原先生のフィジカルトレーニングも受けて、最近ようやく体の使い方も分かってきて、点と点が線で繋がって……MMAとして打撃と寝技が繋がってきているところなんです」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキ・ライトイヤー(日本)
高岡宏気(日本)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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J-CAGE News Shooto2021#04 ブログ 安芸柊斗 田上こゆる

【Shooto2021#04】立ち技からMMA=田上こゆる✖生粋のMMAストライカー安芸柊斗。自負と意地の激突

【写真】19歳と20歳の自負とプライドがぶつかる、注目の一戦が決まった(C) MMAPLANET

8日(火)、7月4日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで開催されるShooto2021#04の第1部と第2部の振り分けと、出場が決まっていた田上こゆるの対戦相手が発表された。

もともとは今月20日(日)に同所で開催予定だった今大会は緊急事態宣言が延長されたことで、日程がスライドしていた。そんな大阪大会の最後のカードは、田上こゆる✖安芸柊斗のストロー級戦に決まった。


午後1時開始の第1部はキックの8人制トーナメント1回戦4試合、午後4時半開始の第2部は準決勝と決勝の3試合が組まれ、修斗公式戦に関して1部で4試合、2部では5試合という構成になっている。

1部のメインは72キロ契約体重マッチ=環太平洋ライト級王者キャプテン☆アフリカ✖マックス・ザ・ボディ、2部メインが修斗世界フライ級選手権試合=チャンピオン福田龍彌✖チャレンジャー平良達郎戦だ。

その2部で最後に発表されたカードは、田上✖安芸となった。今年の2月に19歳になったばかりの田上は修斗で4勝、Road to ONEで1勝を挙げMMA戦績は5勝0敗だ。

もともと小学1年の時に及川道場で立ち技格闘技を始め、16歳でBLOWSに入門。この時点で、打撃単体でいえば既にプロファイターを凌駕する技術を有していたという。2018年のアマ修斗全日本では4試合連続でKO勝ち、最軽量ストロー級でこれだけノックアウト勝ちを重ねた例は、修斗の歴史を持っても異例中の異例だ。

その後、田上は高校2年でプロデビューを果たすと、打撃の腕前が知れ渡ったことでよりテイクダウン対策が必要とされ、それ故に打撃自体にも力が入るという状況も見られる。とはいえ、今や日進月歩のMMAはウェルラウンダーが当然で、その上で切り取られた局面でどれだけ秀でた力を持っているかが問われるようになってきた。田上の現状は、卓越した打撃の技量を持つ故の課題という見方が成り立つ。

一方の安芸は徳島生まれ、修斗育ち。プロシューターを父に持ち、小学校入学前から修斗を始め、キッズから修斗で戦ってきた。安芸もまた17歳の時に高校生プロシューター人生を歩み始めている。3戦目でマッチョザバタフライに勝利すると、木内Skinny Zombie崇雅、本田良介という実力者に連敗。

フィジカル面の強化に乗り出し、昨年12月の高松大会における旭那拳の勝利で上昇気流に再び乗るかと思われたが、2月のRoad to ONEではパンクラシスト=山北渓人と対戦し、がぶりからのヒザでダメージを蓄積し、パウンドで敗れた。

田上が打撃格闘技をやり込んだうえでMMAに転向したのに対し、安芸は生粋のMMAファイター。持ち味は絶妙な距離のコントロールとカウンター、安芸の距離感とタイミングは組みと寝技がある戦いのなかで養われてきた。

立ち技競技の中で完成された打撃をMMAにアジャストしている田上と、MMAの中で培われた当て勘が命の安芸。19歳と20歳というフレッシュな対戦ながら、15年に及ぶ格闘道の証──自負と意地がぶつかり合う今回のマッチアップは、──人生にそう何度もあるわけでない大切な戦いとなる。

■視聴方法(予定)
7月4日(日)
第1部:午後1時~ ABEMA格闘チャンネル
第2部:午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル


             
■第2部対戦カード

<修斗世界フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]福田龍彌(日本)
[挑戦者]平良達朗(日本)

<ストロー級/5分3R>
田上こゆる(日本)
安芸柊斗(日本)

<ストロー級/5分3R>
マッチョ・ザ・バタフライ(日本)
旭那拳(日本)

<フェザー級/5分2R>
ムテカツ(日本)
神武羅☆ヒカル(日本)

<バンタム級/5分3R>
エダ塾長こうすけ(日本)
左海清之(日本)

■第1部対戦カード

<72キロ契約/5分3R>
キャプテン☆アフリカ(日本)
マックス・ザ・ボディ(日本)

<フェザー級/5分3R>
山本ケントデリカット(日本)
高橋孝徳(日本)

<バンタム級/5分2R>
ダイキライトイヤー(日本)
前川大輔(カメルーン)

<バンタム級/5分2R>
青柳洸志(日本)
キシシ(日本)

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J-CAGE MMAPLANET News Shooto2021#04 キャプテン☆アフリカ マックス・ザ・ボディ 平良達郎 田上こゆる 福田龍彌

【Shooto2021#04】6月20日開催予定の大阪大会&修斗世界フライ級選手権試合が、7月4日にスライド

thumbnail image【写真】昨年12月以来のメルパルクホール大会は2週間延期され…

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J-CAGE ONE Report Road to ONE04 ブログ リトル 田上こゆる

【Road to ONE04】田上こゆるが終盤に蹴りを効かせてリトルに判定勝ち。プロデビュー以来5連勝に

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
Def.3-0
リトル(日本)

ステップを使い回るリトルが、蹴りで距離を測る。田上がガードを高く上げ、距離を詰めていく。リトルが右のバックスピンキック、対する田上も右ハイを返す。田上がプレッシャーを強め、リトルがケージを背負う場面も。田上が右ローを放つと、リトルは右バックスピンキックを繰り出す。ケージ中央で右ローを放っていく両者。リトルが左ハイを打っていくが、これは当たらない。リトルの右バックスピンキックの打ち終わりに、ワンツーを打っていく田上。リトルが低空でシングルを仕掛けると、田上はそれをカットしようと試みるが、リトルはその足を取って極めにいく。

田上が足を抜くと、再びケージ中央での打撃戦へ。ここでリトルがダブルで組み付き、田上をケージに押し込む。カットしながら、リトルの頭にヒジを落とす田上。テイクダウンできないとみるや引き込んだリトルだが、そのまま田上はパウンド。リトルが立ち上がり、またもテイクダウンを狙うが、田上はケージを背にしながら凌いだ。

2R開始早々、リトルが右バックフィスト。田上はそれをブロックする。足を使うリトルに対し、田上は距離を詰めていく。リトルの右に右ヒザ蹴りを合わせた田上。さらに左ローをヒットさせる。前に出ながら右前蹴りを繰り出す田上は、そのままプレッシャーをかけてリトルにケージを背負わせる。リトルの右ローをキャッチした田上。リトルは足を抜いて距離を取る。リトルの右ハイをスウェーでかわす田上、左右のローで相手を追い詰めていく。

リトルは田上の右バックフィストをかわしながら組み付き、バックに回りつつ田上の右足を取ってヒールへ。田上は回転しながら、リトルの顔面に拳を振り落とす。田上が立ち上がると、リトルはアキレスに切り替える。リトルはヒール、あるいはアンクルを狙うが、これは極まらず2R終了のホーンを聞いた。

最終R、距離を詰める田上に対し、右前蹴りを繰り出すリトル。互いに右ローを放ちながら距離を測る。リトルが飛び込んで距離を縮めると、田上はバックステップ。リトルの右ローをキャッチして右を打っていく。リトルは遠い距離からダブルで飛び込むが、田上はカットし、スタンドで距離を詰めていく。リトルの右バックスピンキックをブロックした田上、右飛びヒザで展開を作ろうとするが、リトルは足を使って距離を保つ。

リトルにケージを背負わせ、パンチを放つ田上だったが、完全に詰めることはできない。リトルがグラウンドに持ち込むも、田上はすぐに立ち上がる。距離が近くなり、ヒザを打つ田上。ボディへの前蹴りを効かせるが、リトルはダブルでテイクダウンを狙う。シングル、ボディロックで相手をケージに押し込むも、立ち上がった田上が右ヒザ蹴り。食らったリトルはダウン、田上はすぐにバックを奪いRNCを狙うも極められず。最後はリトルがテイクダウンを狙っていった。

判定は3-0、田上がデビュー以来5連勝を飾った。

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Interview J-CAGE ONE  Road to ONE04 ブログ リトル 田上こゆる

【Road to ONE04】第1試合でリトルと対戦、田上こゆる「アマ修斗の時の打撃の方がずっと良い」

【写真】右ハイからの右ストレート、力強い首相撲、注目したい点はいくらでもある田上だ(C)MMAPLANET

22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTでRoad to ONE04「Young Guns」の第1試合で田上こゆるがリトルと対戦する。

2月5日に19歳になったばかり、プロ4勝0敗。卓越した打撃力を誇るティーンエイジ・シューターの歩みが2月24日(水)に発売されるFight & Life Vol.83でレポートされる。

その2日前にプロ5戦、初の修斗以外の舞台でパンクラシストと戦う──5年後の日本格闘技界のために──というテーマを掲げた当大会に相応しいトップバッターの意気込みをここで紹介したい。


──まず昨年12月の永井美自戒戦ですが、2RでKO勝ちも課題の残った試合になりました。

「組まれるのを意識し過ぎて……これまでも相手が組んでくるのは分かっていて、そこを対処して戦えていたのですが、パンチに頼り過ぎました。蹴りも出さなくて、力が入り過ぎて組まれてもテイクダウンを決められましたし。

勝てて良かったですけど……反省点、課題ばかりが残った試合になりました。完全に打撃に頼り過ぎていたから、前に出てこられると固まってしまって。そのせいでケージに押し込まれてしまいましたね」

──及川道場出身、すでに打撃は修斗でもトップクラスといっても過言でないだけに、対戦相手は徹底して組んできます。

「もっとテイクダウン、寝技に力を入れなといけないと実感できました。頭の中では分かっていたことなんですけど、この間の試合であんな風になってしまったので、本当にやらないといけないと思うようになりました」

──組みが強化できると、思い切った打撃が使えるようになるでしょうね。

「ハイ。そのために寝技が必要だと思っています。最近、試合をするほどに自分のしたい打撃ができないと感じています。アマチュア時代の方がずっと自分の打撃を使うことができていました。

プロになってからは、組み技や寝技ができる相手が多くて、そこを避けたいと思う気持ちが強くなっていました。永井選手との試合と、アマチュア修斗の時を比較するとアマ修斗の時の打撃の方がずっと良いです」

──それは相手も警戒していなかったというのはあるかと思います。

「だからこそ、しっかりと組み技と寝技を上達させて、アマ修斗のときのように思い切り打撃を使えるようにしていかないといけないです。

近い距離で打撃を使うと、テイクダウンをされるという風に考えるのが現状なので、そうされても問題ないというぐらいに自信がつけば、気持ちに余裕ができて打撃ももっとできてMMAらしい試合ができるんとちゃうかなって」

──そんななかRoad to ONE04への出場が決まりました。

「オファーがあった時は素直に嬉しかったです。ここは絶対に勝ちたいと思いました」

──ONEルール、グラウンドでのヒザありに関しては?

「グラウンドでヒザが使えるのは、使えないよりは良いと思っています。ONEに出ることを目標にしているので、このルールでもしっかりと戦えるようにしたいです」

──対戦相手のリトル選手はパンクラスを拠点にしている選手です。

「修斗以外の選手と戦うのは初めてですけど、パンクラスだからどうやとかはあまり意識はしていないです。どこで戦っている選手が相手でも勝ちたいですし、1人の相手として勝つことしか考えていないです。

リトル選手はオールランダ―で、何でもできる選手です。打撃も結構デキるというか、使う選手なので立ち技もそうですし、寝技でも気が抜けない相手になります」

──「ガキには未来しかない」。「5年後の日本の格闘技界のため」というテーマの大会で、最年少の出場選手です。とはいえメインは21歳、プロ3戦の平田樹選手です。

「そこは……戦績を重ねて知名度も上げて、いずれ僕がメインで戦えるような選手にならないといけないと思っています」

──では今回の試合、どのような試合をしたいと思っていますか。

「12月の試合と違い、打撃に頼るんではなくて、組んで来られても落ち着いて切って、組みの展開にビビらず、前に出て戦いたいです。それでテイクダウンされたとしても、普段練習をしている寝技をして、練習の成果を試合で出したいです。

試合なので勝たないといけないですが、最近は連勝しているせいでプレッシャーが大きくなってきました。だから、もっと自由に打撃でも組みでも好きなように動いて、打撃して、組みにも対応して戦いたいです」

──同級生で元同門の有井渚海選手と12月に続いて、同じ大会での試合となります。ABEMAの恋愛リアリティTVで人気を博している友人へのジェラシーやライバル心はありますか。

「アハハハ。まぁ、なくはないです。でも、僕は格闘技だけで名前を挙げてやろうと思います」

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル

■Road to ONE04 対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

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J-CAGE News ONE Road to ONE04 ブログ リトル 中村未来 吉野光 奇天烈 安芸柊斗 小川徹 平田樹 田上こゆる 長田拓也

【Road to ONE04】「ガキには未来しかない」5年後のJ-MMAのために。Road to ONEがYoung Guns大会

【写真】ONE本戦契約中の平田、Warrior Seriesと契約している吉野、修斗から安芸、バラエティに富んだ若い力が揃うイベントとなりそうだ (C)MMAPLANET

テーマは「ガキには、未来しかない」──2日(火)、ONE Championshipより22日(月)に東京都渋谷区のTSUTAYA O-EASTでRoad to ONE04「Young Guns」が開催されることが発表され、メインに平田樹が出場することが明らかとなった。

2019年9月に修斗✖パンクラス対抗戦、昨年4月は緊急事態宣言下での無観客&会場非公開の配信大会、そして9月はONE国際大会再開プレ大会的に青木真也がメインで戦うというイベントをRoad to ONEは開いてきた。

今回は5年後の日本の格闘技界を考える──ということをメインテーマに、10代と20代の選手が中心となったYoung Guns大会が行われることになった。


当初、MMAでの参戦は許可が下りないためキックボクシングで若松佑弥が出場という話も聞かれたが、彼の出場がなくなったことは次戦が決まったと捉えて良いはず。ここはONE本隊のアナウンスを待ちたい。

そんな同大会のメインを任されるのは、昨年2月のONEジャカルタ大会以降、試合がなかなか確定しなかった平田樹となった。さらにイベントテーマも彼女が豊富のなかで話した『ガキには、未来しかない!』というもの。

コロナ禍下においてMMAイベントの開催数、試合数とも減少傾向にあり、その影響を多く受けているのが若くキャリアの少ない選手たちだ。結果、今大会はONEという冠を抱く一方でONEへの路という面ではなく、平田の言葉にあるように日本のMMAの未来を見据えたマッチメイクとなった。

18歳の田上こゆるが、35歳のリトルと対戦

ONE WARRIOR契約下の長田拓也、吉野光。

修斗勢では四国は徳島の安芸柊冬、関西発ティーンエイジ・シューターの田上こゆる、奇天烈。

2021年の大会開催の発表がないパンクラスを主戦場にしている小川徹、前田浩平、リトル、岩本達彦らの参戦も決まった。

若手、地方、再生、TTFC的なテイストが詰まったRoad to ONE第4弾に向け、メインで戦う両選手の今回の試合に向けて抱負は以下の通りだ。

平田樹
「ONE本戦での試合を待ち望んでいましたが、何度か決まりかけたカードが流れたりして、気がつけば1年の間隔が空きました。先々の見通しが不透明な中で、日本で、東京で戦える……と聞き、迷わず志願しました。試合することを許可してくれたチャトリCEO、マット・ヒュームさんに感謝しています。そして試合のない時期もずっと声援を送ってくれるファンの皆さん、お待たせしました。2月22日は、圧倒的な試合をします。『ガキには、未来しかない!』」

中村未来
「平田選手は柔道というしっかりとしたバックボーンがあって、気持ちも強く全てにおいて勢いのある選手だと思います。

試合を受けてくれてありがたいのですが、自分は失うものがないので、得意の打撃で、全力で倒しに行くので、よろしくお願いします」

また今大会は選手、セコンドのみならず運営スタッフ及び放送関係者の全てがPCR検査を行い陰性状態であることを確認したうえで、午後8時終了予定の有観客興行として行われる一方で、中継スタッフ等も都内の別スタジオからのリモート中継を導入するなど、感染予防対策に関して最新かつ実験的な視察も含めた大会運営となるとのことだ。

■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

■ Road to ONE04対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
中村未来(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中拳治(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
奇天烈(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)

<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)

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Shooto2020#08 ブログ 未分類 永井美自戒 田上こゆる

【Shooto2020#08】山あり谷あり、7分間のローラーコースター・ファイトで田上こゆるが永井美自戒をKO

【写真】かなり熱く、粗くもなっていた田上だが5連勝を達成した(C)MMAPLANET

20日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホールOSAKAで、本年度最後のプロ修斗興行=Shooto2020#08が行われた。ここでは第5試合、田上こゆる✖永井美自戒の一戦の模様をお届けしたい。

<フライ級/5分3R>
田上こゆる(日本)
Def.2R2分08秒by KO
永井美自戒(日本)

序盤から果敢にパンチを振るって前に出る永井に対して、平気だとばかりに両手を広げる田上。しかし、右フックの打ち合いでテンプルを打たれ永井がシングルレッグで反対側のケージまでドライブして押し込む。

体を入れ替えて離れた田上が、足を止めての打ち合いのなかで右フックを打ち抜きダウンを奪う。座ってパウンドを落とす田上に組みついた永井が意地のアンクルピックでケージに押し込む。ウィザーでバックに回らせず立ち上がった田上だが、テイクダウンを取られる。

サイドで抑えられまいとケージ際まで移動した田上だが右足を束ねられ、頭を押さえつけられて背中をマットにつけてしまう。永井はサイドからマウントを奪うと、上体を起こしてパンチを連打し、田上はたまらず背中を見せる。

すぐに上を向いた田上を腰が上がった永井の隙をつき状態を起こしたところで時間となった。

2R、ダウンこそあったが良い形で初回を終えた永井が左ハイから左フックをヒット。右に回って間合を取り直した田上の組みを切ると、永井は左ミドルを蹴っていく。

田上は左ストレートに右フックを合わせにいくが、永井がレベルチェンジし組んでいく。しかし距離が合わず、切った田上がここも右に回ってはなれる。ここぞとばかり、パンチを振るって間に出る永井だったが、右フックに左を合わされ頭からキャンバスに倒れ込み、勝負は決した。


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