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【UFC278】ダウンを奪われるもボディ攻撃で逆転! アルタミラノがラセルダをパウンドアウト

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)
Def.1R3分39秒 by TKO
ダニエル・ラセルダ(ブラジル)

ともにサウスポーでスタート。アルタミラノが前に出て、ケージを背負ったラセルダに左ミドルを打ち込む。ラセルダはオーソドックスにスイッチして、蹴りを上下に散らす。アルタミラノのボディロックから離れたラセルダは、アルタミラノのパンチを受けながらも距離を詰めていく。アルタミラノのシングルをカットしたラセルダが、右バックスピンキックから右フックでダウンを奪った。

アルタミラノはパウンドを落とすラセルダに組みつき、ディープハーフからスクランブルに持ち込み立ち上がる。サークリングするアルタミラノを追うラセルダ。アルタミラノはパンチを振るうラセルダの顔面に左ストレートを突き刺す。さらに左ボディストレートからボディへの左ヒザを効かせてグラウンドに持ち込んだ。

パウンドと左ヒジを落とすアルタミラノに対し、下から相手の右腕を抱え、腕十字を狙うラセルダ。二度のチャレンジは失敗し、アルタミラノがパンチをヒジを連打する。三度目の腕十字アタックも取ることができなかったラセルダの顔面に左ヒジを叩き込み続けるアルタミラノ。ラセルダは顔面から出血が見られる。さらに腰を上げて左パウンドを連打してレフェリーストップを呼び込んだ


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【UFC ESPN36】平良達郎&松根良太に訊くUFC初勝利─03─「今、MMAが凄く楽しい」(平良)

【写真】平良が沖縄に戻った日にTheパラエストラ沖縄で練習していた面々と。向かって右が彼をパラエストラ沖縄にいざなったお兄さんの龍一さんだ (C)RYOTA MATSUNE

14日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されたUFC on ESPN36「Blachowicz vs Rakic」で、UFCデビュー戦で勝利した平良達郎と師匠=松根良太の対談、最終回。

UFC初陣を勝利を終え、師弟は今後をどのように考え──実力査定を済ませたのか。その自信のほどと尋ねた。

<平良達郎&松根良太対談Part.02はコチラから>


──あの健気さは受けると思います。やはり米国人には英語で話しかけないと。それにしても平良選手は、米国では高校生に間違われたりしないですか。

松根 色々なファイターに『何歳なの? 若すぎるだろ』とは言われました(笑)。

平良 22歳なんですけど……。

──あのメッセージの反応の方は?

平良 それは分からないですけど、会場では写真を撮ってと言われたり、SNSでの受けが凄いです。フォロワーがそもそも7000人ぐらいだったのが、外国の人のアカウントが一気に2万人ぐらい増えて。

──会場でもモテモテだったのではないですか。

平良 それなかったです(笑)。

松根 ファイトナイトなので。A-PEXでお客さんも少ないですし。PPVショーになれば(笑)。

平良 成田に着いた時に検査の手伝いをしていた外国人の人に「あなた、NARUTO(─ナルト─)好きね。知ってるよ。私も好きだし」って言われて。

──おおUFC出場効果ですか!!

平良 自分もUFCでNARUTOのアピールをしていたので、「UFC、視てくれたんだ」って伝えると、「? 携帯の待ち受けがNARUTOね」って。

──……。吉本ならズッコケていますよ。がっかりネタじゃないですか(笑)。

平良&松根 アハハハハ。

──とにかく最初のミッションはクリアしました。同時にカーロス・キャンデラリオやヴィクター・アルタミラノはUFCでも一番下のクラスです。これからどんどん対戦相手も強くなっていくでしょう。実際、同じくフライ級でデビュー戦だったジェイク・ハードリーはメインカードで戦い、しかもアラン・ナシメントに完敗を喫しました。ウェルラウンディット時代に下を取って、あそこまで強い選手が特に目立つことなく活動している。改めてUFCの奥深さを感じた次第です。

松根 ナシメントが計量の時から、凄く大きくて。ハードリーより達郎の方が大きくて。あのナシメントのサイズが、UFCフライ級の体格なんだろうと。試合でもナシメントがハードリーを上手くコントールしていました。ハードリーも良いところがあったのですが、全般的にナシメントの方が上回っていましたね。あのレベルは……高いです。

達郎に関しては段階を踏んでいきたいとは思ってはいるのですが、僕の中では今、ハードリーやナシメントとやっても達郎は競りてる自信があるとは思っています。

──おお、平良選手……スミマセン。いつも心配が先だって相手を大きく見て、過小評価をしてしまって。

平良 大丈夫です。僕もそうなので(笑)。

松根 とはいえランキングの上位に入って来る選手と戦うと、そうはいかないです。ただイリディアムのジェイソン・ハウス代表が凄く丁寧に考えてくれている方なので、『早急にステップアップさせるのではなくて、段階を踏ませたい』という意見なんです。だからUFCと直接交渉する彼の判断と手腕を信じて、オファーのあった相手と戦っていきます。

僕と達郎が試合を断ることはないので、届いたオファーはその都度飲んでやっていきたいです。そういう意味でもジェイソン・ハウスと出会えたことは、凄く大きいですね。

──1月のラスベガス行きからノンストップでやってきました。少し休息して、次への英気を養ってください。

平良 ありがとうございます。北海道に旅行に行くことは決まっているのですが、今、MMAが凄く楽しくて。試合が終わってか、北海道に旅行に行きたいということ以外は『次はどこを強化しようか』ってことばかり考えちゃうんです。アレもやりたい、これもやりたい。ここで練習したいとかばっかりで。

UFCと契約してからMMAが本当に楽しくて。次の試合までに、自分にしか分からない進化ってあると思うので、どんな相手が来ても自信を持って戦えるように強くなっていきたいです。

──UFCで1試合戦って、自分の位置を確認したいと試合前に言っていました。キャンデラリオ戦を終えて、UFCでやっていける手応えが掴めましたか。

平良 キャンデラリオに負けたら、どうしようという不安はありました。自分の力がそれだけしかなかったら、これからどうなるんだと。相手の力は戦ってみないと分からないので、そういう不安は相当ありました。

でも実際に戦ってみて、この局面は負けたとか怖かったということが特になかったです。ただし強化しないといけないポイントは、言いだしたらキリがないほど存在しています。UFCの上の選手を見て……いえ、上の選手じゃないですね。新しくサインをしたジェイク・ハードリーさんとか、ムハマド・モカエフとかに勝てるかと言ったら、自分も自信がないので。ただ、そういう選手と戦っていきたいという気持ちが強いです。新世代ということじゃないんですけど、僕と同じ時期にUFCと契約した選手たちと。

彼らとの潰し合いに加わりたいので、そういう試合が組まれるよう強化しようと思います」

──ハードリーにモカエフ、モカエフは6戦目でUFCデビューを果たし──勝手ながらMMAPLANETでは英国の平良達郎と呼ばせてもらっています(笑)。

平良 モカエフはジェイクさんより強いと思います。

──7月23日にモカエフはUFC第2戦で、LFAフライ級王者のチャールズ・ジョンソンと戦います。凄く楽しみな一戦です。

平良 モカエフが絶対に勝つと思います。ジョンソンのLFAの試合も視ましたけど……。

──なるほど、興味深い発言です。あとキャンデラリオ戦のパウンドとエルボー、久しぶりに荒々しい平良選手が見られたかと感じました。あの辺りもUFCで戦っていくことでリフレッシュした部分と、気合の入り方が違ってきたのかと。

平良 パウンドって思ったより疲れるなって……改めて思いました。思い出した感じですね(笑)。パウンドの練習もやらないとダメですね。

松根 平良達郎個人のことでいえば、これが第一歩です。UFCのベルトを獲るには、あと6連勝か7連勝が必要です。その途中で躓くことがあるかもしれないですが、これからの10試合でUFCのベルトに手を届かせたいです。ただし、簡単な道ではないです。それでも夢は口に出してこそ、叶うモノだと思っています。

平良達郎とはしっかりとUFCのベルトを目指し、これからも二人三脚で戦っていくのでファンの皆さんにも見守って欲しいです。同時に平良に皆さんの夢を乗っけて、期待してほしいですね。Road to UFCでもUFCという最高峰を夢見る選手たちが出場しますが、達郎も皆と共に日本の強さを知らしめていきたいです。

──押忍。とにもかくにも平良選手の勝利で、日本のファンが喜んだ。これは本当に良かったです。そんなファンの皆さんに改めて、感謝の気持ちをお願いします。

平良 日本からたくさんの応援があって、本当に嬉しかったです。僕がUFCと契約してからの周囲の盛り上がり方は、断トツで過去一番でした。応援してくれている皆の気持ち、期待が感じられたことが、最高のモチベーションになりました。また次の試合も、皆に喜んでもらいたいので──絶対に勝ちます。応援、ありがとうございました。

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【UFC ESPN35】平良達郎、初陣の相手=キャンデラリオ「10年以上、UFCで戦うことを目標に生きてきた」

【写真】相手が平良達郎でないなら、100パーセント応援したくなるキャンデラリオだ(C)MMAPLANET

30日(土・現地時間)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFC on ESPN35「Font vs Vera」でカーロス・キャンデラリオがJ-MMA界の至宝=平良達郎とオクタゴン・デビュー戦を戦う。

2017年のコンテンダーシリーズで強豪に勝利もサインはならず。それが昨年はLFA王者を相手に激闘の末判定負けを喫したにも関わらず、契約を結ぶことができた。

既に山あり谷ありのMMAファイター人生を送ってきたキャンデラリオ――平良に負けないだけの想いが詰まった初陣になりそうだ。


――平良選手との試合が迫ってきました(※取材は4月27日(現地時間)に行われた)。

「凄く良い調子だよ。あと計量まで、いくつか気を付けないといけない点があるだけで。計量の日になれば、バトルに向けて全て準備は整った状態になっているよ」

――UFCファイターのキャリアはここから始まるのですが、2017年のコンテンダーシリーズを視聴していた人間からすると、カーロスがUFCで戦うというだけで長い旅路だったと思ってしまいます。

「アハハハ。ホント、その通りだね。2017年のコンテンダーシリーズで勝利したけど、サインはできなかった……」

――対戦相手のホナウド・カンジドはTUF にも出演していた修斗ブラジルのフライ級チャンピオンでした。

「あの優れた選手に勝てた。動きも良かった。契約できる自信もあった。でも、ダナ・ホワイトは僕を選ばなかった。精神的に凄く厳しかったよ。ひどく落ち込んだよ。それにフライ級自体がなくなるかもっていう話を浮上していたし、試合を戦う気持ちになれなかったんだ。ケージで戦うには情熱を持って、それだけの気持ちがないと無理だからね。

ジムで指導と練習は続けていたんだけど、戦うために必要な心の火がつくような気持ちになれなかった。逆に燃え尽きてしまったような感じでね……。でも、ある朝に目を覚ましたら『またやろう』っていう気になっていたんだ」

――復帰を決めた2021年、4月の堀内佑馬選手との試合を欠場しました。

「あの時は悪寒がして、ブルブル凍えているような状態になったね。コロナで陽性になったと思った。そうなると隔離もあるし、試合に出るのはリスキーだと思ったんだ。また良くなれば、ケージに飛び込む。それで良いじゃないかって」

――そしてコンテンダーシリーズで、戦う機会を得ることができました。ただし、結果はヴィクター・アルタミラノと戦いタフファイトの末に判定負け。しかし、大逆転のUFCとの契約という結末が待っていました。

「まさか、だよね。前は勝っても契約できなかったのに。最終試合後、僕は負けたのにオクタゴンの方に戻ってくれって言われて。『もう1試合、コンテンダーシリーズで戦うチャンスを貰えるのかな』なんて思っていたんだ。きっと、欠場が出たんだってね」

――そうなりますよね。それがまさかの大逆転と。

「いろいろな感情が溢れ出てきた。もちろんハッピーだったよ。でも信じられない気持ちも大きかった。実際、あんなことが起こるなんて全く期待していなかったから」

――人生がひっくり返った瞬間でした。

「ホントにその通りだよ。クレイジーだよね(笑)。敗北を祝うなんて、おかしな気分だった。結果としてサインができ、本当に嬉しかったよ。2017年のコンテンダーシリーズの後、コーチやマネージャーとローカルプロモーションで戦っていくのか、ショートノーティスでUFCで戦うチャンスが巡ってくるのを待つのか――とか。色々な話をし続けてきたからね。

いずれにせよ、僕は必死だったけどUFCは僕に興味はなかった。でも諦めたくはなかった。またローカル団体の王者になってでもUFCとサインするという気持ちだったんだ。色々と大変で、ネガティブな気持ちに支配されることも正直にいえばあった。

でも17歳のときにHOOTERSかどこかでUFCを見て以来、10年以上UFCで戦うことを目標に生きてきたんだ。で、ようやくその時を迎えることができる。この期間は、まさに自分の存在価値を賭けたロングジャーニーだったんだよ」

――UFCとサインすることで達成感がある。ただし、最初に申し上げたように、ここが第一歩です。その一歩目で平良選手と戦います。

「彼の試合はいくつか見たよ。コーチとも話し合った。若くて優秀な選手だよ。ただし、彼はまだ僕のような選手と試合をしたことがない。レベルの違う戦いに彼は足を踏み入れることになる。

と同時に試合は何が起こるか分からない。だから、どの局面でしっかりと戦えるように練習してきた。どの場面でもタイラに劣ることはない。何があろうが、僕は仕上がっているよ」

――夢の潰し合いですね。土曜日、どのような試合を世界に見せたいと思っていますか。

「ダナ・ホワイトが僕とサインしたことは、正しかったと証明したい。僕はピークにあり、成熟してきた。しっかりと僕の技術を見せたいと思う」

――カーロス、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「僕はPRIDE時代から日本のMMAが好きだった。そして、日本のファンのMMAを見る目の確かさを知っている。スイープで人がわく。まず米国のファンには見られないリアクションだよ。

あの雰囲気のなかで、戦うのは僕の夢の1つなんだ。土曜日は日本のファンの皆が100パーセント、タイラをサポートすることは分かっているけど――ね」

■視聴方法(予定)
5月1日(日・日本時間)
午前5時30分~UFC FIGHT PASS

■UFC ESPN35計量結果

<バンタム級/5分5R>
ロブ・フォント: 138.5ポンド(62.82キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジェイク・コリアー265 ポンド(120.2キロ)
アンドレイ・オルロフスキー: 246ポンド(111.58キロ)

<フェザー級/5分3R>
アンドレ・フィーリ: 145.5ポンド(66.0キロ)
ジョアンデウソン・ブリト: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ライト級/5分3R>
ジャレッド・ゴードン: 155.5ポンド(70.53キロ)
グラント・ドーソン: 155.5ポンド(70.53キロ)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス: 145.5ポンド(66.0キロ)
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェラルド・マーシャート: 185ポンド(83.91キロ)
クリシュトフ・ヨッコ: 186ポンド(84.37キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ: 239.5ポンド(108.63キロ)
チェイス・シャーマン: 247ポンド(112.03キロ)

<フライ級/5分3R>
ダニエル・ダ・シウバ: 125ポンド(56.7キロ)
フランシスコ・フェイゲイレド: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ユアン・リネス: 169ポンド(76.66キロ)
ゲイブ・グリーン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ライト級/5分3R>
マイク・ブリーデン: 155.5ポンド(70.53キロ)
ナタン・レヴィ: 155ポンド(70.31キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジナ・マザニー: 126ポンド(57.15キロ)
シェイナ・ヤング125.5ポンド(56.92キロ)

<フライ級/5分3R>
平良達郎: 125.5ポンド(56.92キロ)
カーロス・キャンデラリオ: 126ポンド(57.15キロ)

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MMA MMAPLANET o UFN202 カーロス・ヘルナンデス キック ヴィクター・アルタミラノ

【UFN202】組みで疲弊を避けたクリンチ&キックBOX戦。ヘルナンデスが、アルタミラノに競り勝つ

<フライ級/5分3R>
カーロス・ヘルナンデス(米国)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)

サウスポーからスイッチを繰り返すアルタミラノが左を当て、ヘルナンデスのパンチに組んでいく。ヒザを入れて離れたヘルナンデスが右を伸ばす。左をヒットさせ、左ミドルを入れたアルタミラノはヘルナンデスの前進に組んでクリンチも、テイクダウンを狙う組みではない。組み、離れてヒザやパンチという打撃戦のなかで距離を詰まるとクリンチという展開のなか、ヘルナンデスが左フックを当てる。アルタミラノは左ミドル、ヘルナンデスも右をミドルを蹴り返す。

飛び込みざまのストレートから蹴りにつながるアルタミラノは、組みで崩そうとするヘルナンデスに左ミドルを蹴り込む。効いたように見えるヘルナンデスが右ハイを繰り出し、続く組みではボディロックでテイクダウンを奪う。クローズドを取ったアルタミラノが、下からパンチを打っていく。パスにレッスルアップを合わせたアルタミラノ、両者がスタンドに戻り初回が終わった。

2R、サウスポーからテンカオ狙ったアルタミラノ。これは届かずクリンチの攻防になり、ケージ中央で胸を合わせた状態からケージにヘルナンデスを押し込む。すぐに離れると、アルタミラノが左ミドルを入れ、クリンチになるとヘルナンデスが離れ際にヒザを顔まで突き上げる。ステップインから右をヒットさせたヘルナンデスに対し、アルタミラノは高い位置の蹴り、スピニングバックフィストをかわして左ミドルを入れる。

サウスポー基調で、バックステップやステップインで構えを変えるアルタミラノが、左ミドル。ヘルナンデスが左フックを打ち込む。パンチの精度でヘルナンデスが上回るようになり、アルタミラノは左ミドルをダックアンダーから組んで離れた直後に決める。これは効いたか、アルタミラノが近い距離でパンチ合戦に挑み、ヘルナンデスがヒザを突き上げる。終盤のクリンチで上を取り、すぐにスクランブルという同じ展開で、パンチで打ち勝ちミドルを効かされたヘルナンデスが印象点を取りに行ったか。

最終回、直ぐに組んだアルタミラノだが、ヘルナンデスがケージに押し込む。テイクダウンの攻防では、小手を決めたヘルナンデスが腹ばいで耐えて離れる。アルタミラノは左ミドルからパンチにつなげ、次のクリンチでは両ワキを差してケージへ。細かいヒザを続け、ヘルナンデスのヒザで離れると左アッパー、近づくとエルボーとアルタミラノが攻勢に。

ワンツーから右ハイのヘルナンデス、アルタミラノの左ミドルを返す。クリンチで小手投げを狙ったヘルナンデス、離れると左ミドルを蹴られてもワンツーを伸ばす。テイクダウン狙いのクリンチに変わったヘルナンデスは右ミドルを蹴り、接近戦ではパンチ&ヒザ、そしてエルボーを放つ。アルタミラノはミドルを入れ、ダブルレッグで尻もちをつかせる。ヘルナンデスがすぐに立ち上がり、パンチの応酬で時間となった。

小刻みに動き続けた両者、組みで疲弊しない打撃&クリンチ合戦──決定機がないガチャガチャとした攻防は、スプリットでヘルナンデスに凱歌が上がった。


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LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN202   アルマン・ツァルキャン アルメン・ペトロシアン イグナシオ・バハモンデス イスラム・マカチェフ カーロス・ヘルナンデス キム・ジヨン グレゴリー・ホドリゲス シャオ・ロン ジョシアニ・ヌネス ジョナサン・マルチネス フェレス・ジアム ボビー・グリーン ラミズ・ブラヒメジ ラモーナ・パスカル ヴィクター・アルタミラノ 平良達郎

【UFN202】計量終了 第1試合に──平良の第2戦が戦うこともある元LFA王者アルタミラノ登場

【写真】アルタミラノとヘルナンデス、どちらかが平良の相手になることは十分にあり得る(C)Zuffa/UFC

26日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN202:UFN on ESPN+60「Makhachev vs Green」の計量が行われた。

メインはヌルマゴが現役を退いた後、イーグル軍団を引っ張るイスラム・マカチェフがオクタゴン10連勝(※戦績は10勝1敗、2戦目にアドリアーノ・マルチンスにKO負けを喫している)を賭けて、160ポンド契約でボビー・グリーンと対戦する。

当初、ライト級でベニール・ダリューシュと戦う予定だったマカチェフ、ダリューシュの負傷欠場で勝って挑戦権獲得という筋書きは修正が必要になるかもしれにが、近い距離での打撃戦を許さないテイクダウン能力が、グリーンを相手に炸裂するか要注目だ。


今大会は韓国のキム・ジヨン、中国のシャオ・ロン、香港からはラモーナ・パスカルと東アジア所縁のファイターが3人もラインナップに含まれている。

しかし、ライト級のドミクル・クルーズ・スタイルの継承者イグナシオ・バハモンデスと戦うシャオ・ロンが160ポンドと大幅に計量オーバーに。ファイトマネーを40パーセントを没収され、キャッチウェイト戦を戦う機会を得ている。

この他、LFA~UFCショートノーティス・コンビといえるグレゴリー・ホドリゲス&トレンス・マッキニーが揃い踏みする。ホドリゲスはオクタゴン3連勝、マッキニーはLFA時代から5試合連続の初回フィニッシュ記録を伸ばすべきケージに足を踏み入れる。

そんなか日本のファンにとって要注目なのが、第1試合に出場するヴィクター・アルタミラノだ。LFAフライ級王者からコンテンダーシリーズを経てUFCデビュー戦を迎えるアルタミラノに対し、対戦相手のカーロス・ヘルナンデスも昨年のコンテンダーシリーズからのステップアップファイターだ。

LFA時代は纏まりはあるもののコレといった強さを見せることはなかったアルタミラノだが、コンテンダーシリーズで一進一退の攻防で、前に出る姿勢と折れない心の持ち主であるこを世に示した。

アルタミラノは平良達郎のUFC初戦の相手カーロス・キャンデミラノと、コンテンダーシリーズで対戦し競り勝っている。ガチャガチャな動きにある軸は、気持ちの強さ。平良と対戦することも十分にあり得るアルタミラノの試合──見逃すことはできない。

■視聴方法(予定)
2月27日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN202計量結果

<160ポンド契約/5分5R>
イスラム・マカチェフ: 160ポンド(72.57キロ)
ボビー・グリーン: 158ポンド(71.66キロ)

<ミドル級/5分3R>
ミシャ・サークノフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ウェリントン・トゥルマン: 185ポンド(83.91キロ)

<女子フライ級/5分3R>
プリシラ・カショエイラ: 125ポンド(56.7キロ)
キム・ジヨン: 126ポンド(57.15キロ)

<ライト級/5分3R>
アルマン・ツァルキャン: 156ポンド(70.76キロ)
ヨエル・アルバレス: 156ポンド(70.76キロ)

<ミドル級/5分3R>
グレゴリー・ホドリゲス: 186ポンド(84.37キロ)
アルメン・ペトロシアン: 186ポンド(84.37キロ)

<ライト級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス: 154.5ポンド(70.08キロ)
シャオ・ロン: 160ポンド(72.57キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ジョシアニ・ヌネス: 145.5ポンド(66.0キロ)
ラモーナ・パスカル: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
テランス・マッキニー: 156ポンド(70.76キロ)
フェレス・ジアム: 155ポンド(70.31キロ)

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・ペレス: 144.5ポンド(65.54キロ)
ジョナサン・マルチネス: 144ポンド(65.31キロ

<ウェルター級/5分3R>
ラミズ・ブラヒメジ: 170.5ポンド(77.34キロ)
マイケル・ギルモア: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ: 123ポンド(55.79キロ)
カルロス・ヘルナンデス: 125ポンド(56.7キロ)

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LFA MMA MMAPLANET o UFC UFN208   カーロス・キャンデラリオ ヴィクター・アルタミラノ 修斗 堀内佑馬 平良達郎

【UFN208】米国メディアが平良達郎のデビュー戦の相手はキャンデラリオと発表。本人は……

【写真】平良も先週土曜日の時点で、キャンデラリオとの対戦は確定としていた。正式発表でなくとも、決定と見て良いだろう(C)Zuffa/UFC

16日(水・現地時間)に米国の複数のMMAメディアが、平良達郎のデビュー戦の相手がカーロス・キャンデラリオになると報じている。

今月5日(土)にイリディアムMMAエージェンシーのジェイソン・ハウス代表によりサプライズで契約の話を告げられ、4月30日(土・同)──ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN208が平良のUFCデビュー戦となることが公となっていた。

今回の米国で見られた発表は、オフィシャルではないが、MMAPLANETでは現地12日(土・同)にラスベガスでの練習最終日を迎えた平良にインタビューをしており、その際に本人と「まだ発表になっていないですけど、相手はカーロスなんとか、下の名前は覚えてないです。キャンデラリオ? そうです。その選手でコンテンダーシリーズに出ていました」というやり取りがあった。

キャンデラリオは1991年6月生まれの30歳のファイターで、平良のいうようにコンテンダーシリーズには2017年と昨年2021年と2度に渡り出場し、最初のチャレンジでは修斗南米王者のホナウド・カンジドから激闘の末に判定勝ちを得たが、契約を勝ち取りことはできなかった。

その後、3年半のブランクを経て昨年4月にLFAで堀内佑馬と対戦することが発表されたが、ここを欠場。CESを経て8月にコンテンダーシリーズに再登場し、LFAフライ級王者ヴィクター・アルタミラノと削り合いを演じ、今度は判定で落としてしまう

しかしダナ・ホワイトは4年振りの挑戦、最後まで諦めない闘志を買って異例の敗者との契約へ。晴れてUFCファイターとなったキャンデラリオは、技術的には組んでからヒザなど警戒すべき点もあるが、平良として警戒しないといけないのは競り合いのなかでの強さだろう、ここは平良のキャリアを振り返ると、未知の領域──タフな試合になることは十分に考えられる。

それでも平良はUFCデビューにむけて「スパーと同じ気持ちで、総合力で勝負します。3R攻め続ける展開を創り……理想をいえば3Rに仕留めたいです」と力強く宣言している。

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【LFA122】堀内佑馬のターゲットは? LFAフライ級タイトル戦=チャールズ・ジョンソン×カルロス・モタ

【写真】貫禄は既にUFC級のモタとジョンソン。もちろん、両者揃って勝ってUFC行きを目指す(C) LFA

21日(金・現地時間)、ミズーリ州セントルイスのザ・ファクトリー・アット・ザ・ディストリクトでLFA122「Johnson vs Mota」が開催される。

2022年UFCに先んじて2度目のイベントとなるLFAのメインはフライ級選手権試合だ。昨年7月に堀内佑馬をスプリットの僅差で下し、同級暫定王者となったチャールズ・ジョンソンが、ヴィクター・アルタミラノのUFC契約を機に正規王者となり、暫定時代から含め2度目の王座防衛戦で、カルロス・モタの挑戦を受ける。


コロナで帰国を余儀なくされたが、タイガームエタイで修得したムエタイの組みをMMAに上手く融合させ、遠い距離も近い距離も戦えるチャンピオンは、スクランブルゲームでのアナコンダやギロチンも得意としている。

暫定チャンピオンになってからも、翌月にジョアオ・カミーロの挑戦を受け2Rパウンドアウトで暫定王座を防衛。この時はショートノーティスでも戦えることをUFC首脳に見せるために防衛戦を行い、結果も内容も十分であった──にも関わらず世界最高峰との契約に至ってない。

そんなジョンソンに挑戦するモタはデビュー以来6勝0敗で土無し、LFAでも2連勝中で三日月蹴りによるセンセーショナルナルなKO勝ちもある。ワイドスタンス、背中をやや丸めた猫背のスタンスからパワフルな蹴り、接近戦での回転数の速いパンチを繰り出すのがモタの特徴だ。

とはいえ蹴りは蹴り、パンチはパンチという別個の攻撃が目立ち、上中下の散らしはそれほどない。反面、接近戦で打撃の応酬のなか、巧みに蹴り足や前足を前手でとりつつ、右のパンチを振って倒すテイクダウンは秀逸だ。

と同時に、そのエリアはジョンソンがフロント系のチョークをセットする空間でもある。打撃から組みという流れで、自分の庭で戦えると試合を有利に進めることができるだろう。ここから寝技になると、モタの柔術はチャンピオンを上回る。他方スクランブルではジョンソンが上、だ。

堀内の標的になるのは、どちらから。そういう観点でも、視ておかなければいけない選手権試合だ。

■視聴方法(予定)
1月22日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA122対戦カード

<LFAフライ級選手権試合/5分5R>
[王者]チャールズ・ジョンソン(米国)
[挑戦者]カルロス・モタ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ブレント・ムーア(米国)
アルトゥル・エストラスラス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ウィリアム・スタークス(米国)
グラシコ・アエイシアリオ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
フレッド・フリーマン(米国)
AJ・カニングハム(米国)

<130ポンド契約/5分3R>
ダン・モーリアーティ(米国)
ジェット・シェル(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェレマイア・カートライト(米国)
セレック・シールズ(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
ブリトニー・クラウディ(米国)
アネット・ニコルズ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エルマル・ウマロフ(ロシア)
ターナー・ウィリアムス(米国)

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DWCS S05 Ep01 LFA MMA   カーロス・キャンデラリオ キック ボクシング ヴィクター・アルタミラノ

【DWCS S05 Ep01】動いて、削って、耐えて、疲れる。激闘制したアルタミラノ「これを続けるだけ」

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
カーロス・キャンデラリオ(米国)

遠めからボディや蹴りを見せるアルタミラノが、スピニングバックキックへ。キャンデラリオは近距離でのパンチのコンビから、右ハイを顔面に当てる。直後にシングルレッグからダブルに移行して、テイクダウンを決めたキャンデラリオは、ガードの中から鋭いパウンドを落としていく。アルタミラノは足関節に続き、スイープ狙いからスタンドに戻り、間合を取り直す。アルタミラノのダックにクリンチからダーティーボクシングのキャンデラリオが、左ローを入れる。パンチはスウェイでかわすアルタミラノだが、シングルレッグで下になると、ここも足関節を狙う。

キャンデラリオがスペースを取ると、すかさず立ち上がったアルタミラノがミドルに続きストレートをヒットさせる。キャンデラリオは直後に3度目のテイクダウンに成功し、ワキ腹から顔面にパンチを落とす。ここから顔面に左右のパウンドを連打したキャンデラリオは思い切り左ヒジを見舞っていく。アルタミラノも下からエルボーでカットに掛かるが、下のままでラウンドを終えた。

2R、アルタミラノのローに右を合わせたキャンデラリオが、左ストレートを入れる。さらにワンツーを決めたキャンデラリオは、左ストレート、右ミドルと構えを変えて攻勢を続ける。アルタミラノもダブルレッグをスプロールし、初回のように簡単に下にならないファイトを展開し、左エルボーをヒットさせる。

キャンデラリオは左ストレートからレベルチェンジ、ダブルレッグへ。ケージに押し込みテイクダウンを決める。腰を切り、あるいはハイガードと下から仕掛けるアルタミラノだがケージが窮屈で動きを制限させる。それでもアルタミラノはスクランブルからスタンドに戻ると、疲れを見せながら左を当てる。さらにヒザ蹴りから、ローと攻撃を散らすとキャンデラリオは腹が効いたか、疲れからか動きが落ちる。ハイキックの空振りから離れたアルタミラノは、テイクダウン狙いを切ってバックを伺うも、キャンデラリオも左腕を差して許さない。ここからクリンチの展開になると、ルタミラノが豪快に内股を決めたところでラウンド終了となった。

最終回、「インターバル中、4年間このために戦ってきたんだろ!」とコーナーマンの叱咤激励を受けたキャンデラリオだが、ダブルレッグを切られて左から右ストレートを被弾する。アルタミラノは右ミドルを入れ、ワンツーと攻勢に。サイドキック、右ストレートと手数も精度も上回るアルタミラノは。キャンデラリオの左オーバーハンドをよけてワンツー、左ローという対角線コンビネーションを繰り出す。

ここで組みにいったアルタミラノは、離れて左ボディ、左アッパーを打っていく。キャンデラリオはパンチを打っても姿勢を乱すなど、相当に疲れている。ここにアルタミラノは前蹴りを腹に入れる。一気呵成に前に出たアルタミラノに左を入れたキャンデラリオだが、組みは切られる。右から左ボディを打ち込んだアルタミラノは首相撲に離れ、ワンツーから左ハイを蹴る。

組んでバックに回ったアルタミラノは。RNC狙いから肩固めに移行する際に、キャンデラリオがスタンドに戻る。残り1分、シングルレッグを切られたアルタミラノは左エルボー、右ボディとキャンデラリオを圧倒する。最後の30秒、両者とも疲れるなかキャンデラリオがシングルレッグ、これでは契約は勝ち取れないとスタンドに戻りギロチンから引き込む。頭を抜いたアルタミラノが、パウンドを連打したところでタイムアップとなった。

結果、LFAフライ級正規王者アルタミラノが判定勝ちも──これがDWCSでなければ、喝采ものの激闘であったが、フィニッシュ至上主義のトライアウトの場では評価されるのは難しいか。

それでもアルタミラノは逆転勝ちに、爽やかな笑顔を浮かべて「判定を待つ間にナーバスにもなっていないし、勝ったと思った。楽しんだよ。上になろうが、下になろうがハイペースでアクションを続けた。殴られ、サブミッションも狙った。ただエンジョイした。3Rは特に、2人も疲れていたけどね。ダナが満足できたか? それはダナに聞いてよ。僕はこの結果がどうであれ、これが好きで続ける。ダナが選んでくれると嬉しいけど、そうなららなくても、僕はずっとこれを続けるだけ。それが僕のパッションなんだ」と話した。


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Brave CF DWCS2021#01 GLORY LFA MMA PFL UFC カーロス・キャンデラリオ キック ボクシング ヴィクター・アルタミラノ 堀内佑馬

【DWCS2021#01】国際化目立つコンテンダーシリーズ。LFA王者かつチェロ奏者のアルタミラノに注目!!

【写真】下を厭わないメキシカンストライカー、アルタミラノを始め全試合が楽しみなコンテンダーシリーズだ(C)LFA

31日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDana White’s Contender Seriesの第1週が開催される。

昨年からTuesday Nightが省かれるようになったコンテンダーシリーズだが、現地時間の火曜日の夜に行われUFC Fight Passを通して世界中に配信されることは変化ない。ズッファが行う大会ゆえ、オクタゴンへステップアップの可能性が圧倒的に高いコンテンダーシリーズだが、その一方で出場機会を得ることも困難な状況にある。

強いのは当たり前、UFCのビジネスとして即戦力となるかが問われるコンテンダーシリーズだが、今年は米国以外の出場選手が目立っている。


メインで出場のアザマット・ムルザカノフはキャリア9勝無敗で、BRAVE CF無差別級チャンピオン。そのBRAVEでは元UFCファイターでGLORYキックでも活躍したグト・イノセンチに勝利している。対するマテウス・シェッフェウはブラジルのFuture FCのライトヘビー級王者だ。

フェザー級のディエゴ・ロピスはメキシコのLUX FLのフェザー級王者、対するジョアンデウソン・ブリトはペルーのFusion FCライト級王者から上記のFuture FCを経てLFAからコンテンダーシリーズで戦う切符を手にした。世界各国で上を目指すブラジル人同士の対戦──決してレコードが綺麗でないロピスにとって、UFCへステップアップする最大かつラストチャンスともいえる。

LFAフライ級王者としてコンテンダーシリーズに挑む、ヴィクター・アルタミラノはなかでも要注目のファイターだ。プロデビュー以来、キャリア9勝1敗という戦績でデビューもLFA、全て勝ち星をLFAで得ている。LFA9勝というのはデイモン・ジャクソンと並ぶ最多勝である一方、ジャクソンがUFCやPFLなどステップアップを果たしては、出戻って来るのとは対照的に、まだメジャーにステップアップを果たせていなかった。

チェロ奏者という意外な一面を持つアルタミラノは、フライ級ファイターとしてはスピードはそれほどない。それでも近い距離での上下の打ち分けとヒザ蹴り、遠い距離では蹴りとボディストレートがほぼ同じ位置から放たれるというメキシカン・ストライカーらしいファイターだ。

一方、下になることを厭わない。これは逆にレスリングになると、そこで下を選択するという彼のスタイルを表している。アルタミラノはグラウンド上等、ヒール、腕十字、ダース、RNC、三角絞めと多彩なサブミッションを持つ。

対して今大会2人だけの出場となる米国人選手の1人、キャンデラリオは2017年のコンテンダーシリーズで勝利を挙げているが、UFC行きはならなかった選手だ。4月にLFAで堀内佑馬と対戦予定だったが欠場した結果のコンテンダーシリーズ参戦。堀内としては複雑な心境にもなるあろう。そのキャンデラリオ、キックボクシング&レスリング、スクランブルを消化し柔術の身につけている。いってみると、典型的な北米MMAファイターのキャンデラリオも接近戦でパンチの交換を厭わない選手で、打撃でいえばボクシングの距離で戦え、倒せるパンチを有している。

既にUFCで戦える力を有している選手たちが、篩に落とされる──それだけ質が高く、かつエキサイティングなファイトを2時間というパッケージで収め、かつ人生のハイ&ローまで伝える。コンテンダーシリーズはMMAとして、コンパクトかつ良質。これらの動向を楽しむうえでも、見逃す手はない。

■視聴方法(予定)
9月1日(水・日本時間)、午前9時~UFC FIGHT PASS

■DWCS2021#01 対戦カード

<ヘビー級/5分3R>
アザマット・ムルザカノフ(ロシア)
マテウス・シェッフェウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ロピス(ブラジル)
ジョアンデウソン・ブリト(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)
カーロス・キャンデラリオ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
AJ・フレッチャー(米国)
レアンドロ・ダミアニ(イタリア)

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LFA100 other MMA Preview カーリー・ペンギライネン クリスチャン・ナティヴィダッド ネイト・スミス ブログ ヴィクター・アルタミラノ

【LFA100】祝100回大会フライ級王座決定戦=スミス✖アルタミラノ。ペンギライネン&ナティヴィダッドも

【写真】倒されない故、打撃が強いスミスと倒されることは多いが下からの仕掛けもあるアルタミラノ (C)LFA&Zuffa/UFC

19日(金・現地時間)、カンザス州パークシティのハートマン・アリーナでLFA100「Altamirano vs Smith」が開催される。

2017年1月13日の旗揚げから、コロナ・パンデミックを経験しつつも僅か4年と1カ月でイベント開催数が大台に乗るという驚異的なペースで大会を開いてきたエド・ソアレス率いるLFAは、それだけ多くのステップアップファイターを輩出してきた。

そんなLFAにとって記念すべき100大会のメインでLFAフライ級王座決定戦=ヴィクター・アルタミラノ✖ネイト・スミス戦が組まれている。

プロMMAデビューがLFA28だったアルタミラノは、アマチュアでもLFAや前身のLegacy FCで戦ってきたファイターだ。昨年11月にロイド・マッキニーを三角絞めで破り、LFA最多の8勝目を挙げている。

とはいえフィーダーショーのLFAという位置づけを考えると、8勝目も挙げる前にステップアップを果たすのが強者の在り方だ。タイトルも初挑戦ということもあり、それだけアルタミラノも期するものがあるだろう。

対するネイト・スミスはLFAでの1勝も含めキャリア6連勝でコンテンダーシリーズへ進み、LFAフライ級王者のジミー・フリックの肩固めに敗れ今回が再起戦となる。

チェロが趣味だというアルタミラノは、サウスポーからヒザを含めたキックボクシングが得意で柔術的なガードワークと、トップを取り返してもトランジッションもサブミッションも持つ。半面、テイクダウンには脆いという印象も残している。

対するスミスはレスリングベースで、テイクダウンは受けも強いために思い切った打撃勝負ができる。フリックという、トータルMMAの時代にあって一芸が秀でたタイプのファイターにしっかりとはめ込まれて敗れてしまったものの、スミスはアベレージとしてMMAで勝ちやすいスタイルの持ち主だ。アルタミラノがそういう攻撃を仕掛けることはないかもしれないが、とにかくテイクダウン防御能力の高さが必見のスミスだ。

セミで組まれたフライ級ではカーリー・ペンギライネンの勢いがあり過ぎる、ステップインと右オーバーハンドに注目だ。ここで距離を詰めてフックの連打やヒザ蹴り、さらにバックを制してRNCと勝負所の矢継ぎ早な攻撃が、初出場となるLFAのオクタゴンでも見られるか。

セミ前のバンタム級では兄ケビンがLFAからUFCに昇格しているクリスチャン・ナティヴィダッドも、注意したいファイターといえる。

プロ3戦目、過去2試合はどちらも初回KO勝ちのナティヴィダッド、対戦相手のウールジーは1勝1敗の3戦目の選手。それだけに、ナティヴィダッド本人も何を期待されているのか、十分に理解しているだろう。

■視聴方法(予定)
2月20 日(土・日本時間)
午前11時~UFC Fight Pass

■ LFA100対戦カード

<LFAフライ級王座決定戦/5分5R>
ヴィクター・アルタミラノ(メキシコ)
ネイト・スミス(米国)

<フライ級/5分3R>
チャールズ・ジョンソン(米国)
カーリー・ペンギライネン(米国)

<バンタム級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
エヴァン・ウールジー(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェラルド・スコット(米国)
トミー・アーロン(米国)

<フェザー級/5分3R>
スティーブン・グェン(米国)
ホルヘ・フアレス(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アンバー・ダニルソンスミス(米国)
エマニュエル・モリヤー(米国)

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