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【BJJ BET02】健闘マウリシオ・オリヴェイラに、鉄壁のボディロックパス&肩固めでバルボーザが決勝へ

<88キロ級T準決勝/8分1R>
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)
Def.6分24秒by 肩固め
マウリシオ・オリヴェイラ(ブラジル)

ダブルレッグを切ったオリヴェイラが引き込み、バルボーザは一気にパスの圧力を高める。ニーシールドを捌くバルボーザに対し、オリヴェイラはハーフバタフライから足をきかせて距離を取り、ボディロックに入らせないように努める。オリヴェイラはデラヒーバでバランスを崩すも、耐えたバルボーザが外掛けからの足関節を体を捻って防ぎ、そのままパスを狙う。

オリヴェイラが下からバルボーザを両足で跳ね上げるが、リバーサルにもスクランブルにも至らない。ニースライスはハーフで耐えたオリヴェイラ、足を戻すがバルボーザがついにボディロックに取り、右足を抜く。背中を見せたオリヴェイラの左腕ごとフックしたバルボーザが、反転して上へ。オリヴェイラはニーシールドが効いており、ポジションを挽回する。

一度立ち上がったバルボーザが、体を起こしながらボディロックに来たオリヴェイラを潰してバタフライガードには立ち上がる。続くデラヒーバ狙いを察知され、ラバーに持ち込もうとしたオリヴェイラだが、バルボーザはボディロック&パス狙いで3/4マウントを取る。両ワキを差してパスに成功したバルボーザ、同時にマウントから肩固め前に入り、体を左側にスライドさせると直ちにオリヴェイラがタップしレアンドロ・ロの待つ決勝戦進出を決めた。


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BJJ BET02 MMA   セルヴィオ・トゥリオ ルーカス・バルボーザ

【BJJ BET02】トゥリアが大善戦?! バルボーザにボディロックパスを許さず0-4で敗退

<88キロ級T準々決勝/8分1R>
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)
Def.4-0
セルヴィオ・トゥリオ(ブラジル)

互いに座ると、バルボーザが足首を掴みに行く。レフェリーが両者に注意を与え、試合はスタンドで再開される。トゥリオが座り直し、バルボーザがトップから足を捌いてパスを狙う。ボディロックまで持っていったバルボーザ、トゥリオがニーシールドからハーフバタフライガードに。

力強いボディロックで右足を抜いたバルボーザは、パスを嫌がりロールしたトゥリオのバックを取り両足をフックし4Pを奪取する。バルボーザが右腕を喉下の差し込み、トゥリオがヒジを押し上げて懸命に防御する。

肩固め、ノースサウスチョークでの極めが多いバルボーザがRNCに拘るのも、4Pのリードを安パイと捉えているからだろうか。バルボーザはアゴの上から絞めを続け、トゥリオは足を解除できず、胸を合わせることができない。足を組み変えたバルボーザは、乳酸が溜まらない程度のホールドで時間を使う。トゥリオはバルボーザが右腕ごと足を組みに来たところで、ついに胸を合わせスクランブルで立ち上がる。

座ってニーシールドのトゥリオに対し、立ち上がったバルボーザがガードの中に収まり、ここもボディロックを取る。残り90秒、足を抱えてリバーサルを狙ったトゥリオだが、バルボーザが体を捩じって足を抜いて離れる。1分を切り、ダブルレッグをトゥリオが仕掛けると、バルボーザはスプロールもせずクラウチングの構えのままで押し返してしまう。

溜まらず座って仕掛けるトゥリオだが、ポイント獲得を狙いスタンドに戻ってダブルレッグへ。がぶったバルボーザがスナップダウンからバックを狙うと、トゥリオは引き込んでハーフで潜ろうとしたところで時間に。スナップダウンからバックにレフェリーがポイントを与えようとしたが、結局はこのポイントはなく4-0でバルボーサが順当に勝利を手にした。

とはいえトゥリオはハルクにパスガードを許さず。この防御能力の高さこそ、IBJJFルールで上を目指せる資質といえるだろう。


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BJJ BET02 JJ Globo Preview セルヴィオ・トゥリオ ブログ ルーカス・バルボーザ

【BJJ BET02】トーナメント本命?! バルボーザという『無理ゲー』にトゥリオは如何に挑むのか

【写真】この人も人智を越えていそうだ(C)CLAYTON JONES/FLOGRAPPLING

8月1日(日・現地時間)ブラジルのサンパウロにて大型プロ柔術・グラップリングイベントBJJ BET02「Who’s Next」が行われる。目玉の8人参加の88キロ級のノーギトーナメントはまさに実力伯仲、誰が勝ってもおかしくない状況だが、敢えて優勝候補本命を挙げるとすればだが、ルーカス・バルボーザか。

そのバルボーザと初戦で戦うのが、2017年ADCC無差別級王者フィリッピ・ペナの黒帯セルヴィオ・トゥリオだ。


2018年の柔術世界王者バルボーザは、ノーギにおいて2019年ADCC世界大会99キロ級で3位の実績を誇る。決して下にならず、巨大な上半身を用いたプレッシャーで相手の攻撃を封じ制圧する戦いを身上としており、先月のRoad to ADCCには適正階級である88キロ契約で出場し、クレイグ・ジョーンズの代打であるウィリアム・タケット相手に34-0で圧勝して見せた。来年のADCC本戦の同階級における優勝候補だ。

対する新鋭のセルヴィオ・トゥリオは、2019年のADCCブラジル予選77キロ級優勝という実績を持っている。先月の Big Deal 03 では柔術世界王者イザッキ・バイエンスとノーギルールで対決し、互角の攻防を見せていた。

トゥリオは下からのヒールの仕掛けから上のポジションを取って先制点を奪うと、巧みなガードワークで終盤までそのリードしていた、結果的に残り25秒でテイクダウンを許し逆転負けを喫したものの、大番狂わせまであと一歩まで迫ってみせた。

実績ではもちろん、体格面でもバルボーザが上回る両者の対決。相性面を見ても、足関節とガードワークを主武器とするトゥリオにとって、それらを封じることに長けたバルボーザは非常に厳しい相手だろう。さらに最近バルボーザは、先日のRoad to ADCC大会で対戦予定だったジョーンズ──世界屈指の足関節師だ──対策を重ねてきており、その成果を、同種の武器を持つ代打のタケット相手に見せつけたばかりだ。

トゥリオの立場になって考えると「無理ゲー」とでも形容したくなるほど難しい試合だが、なんとかバルボーザ攻略の糸口を見出してくれることを期待したい。

■視聴方法(予定)
8月2日(月・日本時間)
午前5時00分~FLOGRAPPLING

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MMA ONE Road to ADCC ウィリアム・タケット クレイグ・ジョーンズ ルーカス・バルボーザ

【Road to ADCC】えげつないバルボーサの加点殺法でタケットを返り討ち、改めてクレイグ戦呼びかける

【写真】20分間、特にポイントの入る後半10分にこれをやられ続けるとそれは苦しい(C)CLAYTON JONES/ROAD TO ADCC

17日(土・現地時間)にテキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンでRoad to ADCCが開催された。来年開催予定のノーギグラップリングの祭典=ADCC世界大会への前哨戦として位置付けられたワンマッチ大会は、注目の対戦が並んだ。
Text by Isamu Horiuchi

Road to ADCCプレビュー最終回は、クレイグ・ジョーンズとの注目の対戦を負傷欠場で逃したルーカス・バルボーザが、ポイントルールの特徴を生かした足を戻させて、得点加算方式のえげつない試合を代役ウィリアム・タケットにやってのけた一戦を振り返りたい。

<88キロ級/20分1R>
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)
Def. 34-0
ウィリアム・タケット(米国)

当初バルボーザと対戦予定だったクレイグ・ジョーンズの手の負傷により、実現したこの試合。昨年バルボーザに抑え込まれ完敗したタケットとしては、進歩を見せてリベンジを果たしたいところだ。開始時から引き込むとペナルティを取られることもあり、まずは両者ともスタンドレスリングで戦う。

アトスの代名詞である、相手の首をつかんで押さえつける動きを多用して前に出るバルボーザは、4分過ぎにダブルレッグに入り豪快にテイクダウンに成功した。クローズドガードを取ったタケットがやがてガードを開くと、バルボーザは低く入ってボディロックへ。

強大な上半身でタケットの腰を固定したまま片足を越えようとするが、距離を作られる。その後もバルボーザは低い体勢からの侵攻を試みるものの、タケットは足を利かせ腕でフレームを作り、または掌で口を塞ぐという手段で守っている。

やがて蹴って距離を取ることに成功したタケットは、再びバルボーザが入ってくるところに、インバーテッドの形から左足を掴んで足を絡めることに成功。ヒールを嫌がって背中を向けたバルボーザのバックを狙うが、反転を許し正対される。

前回の対戦ではバルボーザのボディロックパスを許したタケットだが、ここまでは譲らず渡り合っている。

低く入ったバルボーザは、再びボディロックへ。タケットはラバーガードのロンドンの形で自らの右ヒザ裏を通してグリップを組み、バルボーザの体を押し戻そうとするが、動かざること山の如し。

やがてタケットがグリップを解くと、すかさずバルボーザはその左足を跨いでハーフで胸を合わせたのだった。

最重要ディフェンスラインをついに超えられて動きを封じられたタケットは、足の力を抜いてマットに投げ出してバルボーザのパスを誘う。いったんそれに乗ったバルボーザはサイドに出るが、残り約30秒で加点時間帯ということを悟ってか、タケットの上半身をがっちり固めたまま再びハーフの中に入った。

相手を抑えたら動かさない、自分も無駄な動きはしない。見る者には優しくないが、優れて合理的な戦い方だ。

そして加点時間帯が始まると、バルボーザは絡まれている左足を抜いてサイドに出て3点。胸を合わせられて動けないタケットに、さらにニーオンザベリーの体勢を作って加点する。その後サイドに戻ったバルボーザは、あえて一度ハーフの中に入ってからパスし、マウントへ。

こうして上半身のロックは解かないまま、バルボーザはどんどん点を重ねていった。

17点を失った後、タケットはやっとインバーテッドから距離を作ることに成功。一旦離れたバルボーザだが、再び低く入ってボディロックを作った。

その後は同じことの繰り返し。バルボーザが上半身のプレッシャーでタケットの動きを封じたまま、試合終了までパス、マウント、ニーオンザベリー等で加点を続けていき、実に34-0というスコアで勝利した。

動きたいタケットにそれを許さず完勝したバルボーザは「良い気分だ。クレイグ、俺はいつでもいい、今からやろうぜ。ウィリアムはタフキッドだけど、クレイグと同じ戦い方をするから準備に問題はなかったよ。俺は88キロのほうが速く動けるし、スタミナも全然あるし、よりテクニックを使えるから気に入ったよ。本当はフィニッシュしたくて、ノースサウスチョークやキムラ、ヘッド&アームのカタグルマ(肩固めの間違いか?)を狙ったけど、ウィリアムはすり抜けるのが上手かったんだ」と、欠場したクレイグ・ジョーンズとの対戦を呼びかけた。

見ていてあまり面白いとは言い難いバルボーザの戦い方だが、きわめて強力にして打開が困難な壁を相手にジョーンズはどう動きを作るのか、傷が癒え次第、対照的なスタイルの両者の対戦に期待したい。


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MMA Road to ADCC   ウィリアム・タケット カイナン・デュアルチ ケイド・ルオトロ ジオ・マルチネス ダンテ・リオン ニッキー・ライアン マイキー・ムスメシ マテウス・ジニス ルーカス・バルボーザ ロベルト・ヒメネス

【Road to ADCC】計量終了 メインのカイナン・デュアルチ✖マテウス・ジニスの体重差は8キロ弱

【写真】Tシャツ着用では、それほど体格差は感じられないカイナンとジニス。20分の長丁場、スタミナ配分と後半のポイント加算が如何に勝負に影響をあたえるのか(C)COREY STOCKTON/FLOGRAPPLING

16日(金・現地時間)、17日(土・同)にテキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンで開催されるRoad to ADCCの計量が行われた。

世界規模の新型コロナウィルス感染拡大を受け、開催が1年延期されたADCC世界選手権。この間の穴埋めとなるワンマッチ形式の大会は本戦20分のみで延長なし、10分が経過してからポイントが与え、引き込みのマイナスPのみ試合開始がカウントされるというルールセットとなっている。


メインの無差別級=カイナン・デュアルチ✖マテウス・ジニス、前者が7.8キロ重いが無差別級としては、極端な体重差とはなっていない。

88キロ級のケイド・ルオトロは80キロ、対するロベルト・ヒメネスは84キロでルオトロは77キロ級でも十分に戦えるだろう。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)、
午前9時00分~Flo Grappling

■Road to ADCC計量結果

<無差別級/20分1R>
カイナン・デュアルチ:101.2キロ
マテウス・ジニス:93.4キロ

<175ポンド契約/20分1R>
ダンテ・リオン: 175ポンド(79.37キロ)
ニッキー・ライアン: 172ポンド(78.01キロ)

<66キロ級/5分3R>
マイキー・ムスメシ:65.7キロ
ジオ・マルチネス:66.0キロ

<88キロ級/5分3R>
ウィリアム・タケット:86.4キロ
ルーカス・バルボーザ:87.9キロ

<女子60キロ以上級/5分3R>
エリザベス・クレイ:72.0キロ
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ:71.7キロ

<88キロ級/5分3R>
ケイド・ルオトロ:80.0キロ
ロベルト・ヒメネス:84.0キロ

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MIKE MMA Road to ADCC ウィリアム・タケット カイナン・デュアルチ ガブリエル・アウメイダ ジオ・マルチネス ダンテ・リオン ニッキー・ライアン マイキー・ムスメシ マテウス・ジニス ルーカス・バルボーザ ロベルト・ヒメネス

【Road to ADCC】攻撃、受け、77キロ級の行方が決まる? ニッキー・ライアン✖ダンテ・リオン

【写真】ここはADCCならではのポイント制が、勝利の鍵を握ることになるか(C) MIKE CALIMABS/WNO&SATOSHI NARITA

17日(土・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてFlograppling主催のRoad to ADCCが開催される。
Text by Isamu Horiuchi

文字通り、来年開催のADCC世界大会へ向けた今大会。ニッキー・ライアン✖ダンテ・リオンは77キロの軸となる若い力の激突だ。


先月20歳になったばかりのニッキーは、日本では今成正和や所英男から一本勝ちをしたことでも知られる。最近は増量とパワーアップに励むとともに、ジョン・ダナハー軍の代名詞でもある足関節技を封印し、自らの引き出しを増やす戦いに挑んでいる。

4月のWNO 08におけるPJバーチ戦ではシッティングからシングルレッグテイクダウンにつなげる展開を狙い続け、制圧することはできなかったものの、主導権を取り続けて勝利を手にした。続いて5月のWNO 09のガブリエル・アウメイダ戦ではトップから勝負し、ここも一本勝ちは逃したがボディロックパスやクリーンテイクダウンを決めてウィナーコールを受けている。

そんなニッキーに立ちはだかるのは、2019年のADCC世界大会77キロ級にて、競技柔術の絶対王者ルーカス・レプリを倒して世界を驚かせたカナダのダンテ・リオンだ。

注目したいのは、この一戦でのリオンの勝ち方だ。レプリの必殺のニースライスパスをシッティングガードやニーシールドで防いだリオンは、そこから一瞬でシットアップしてシングルレッグを仕掛け、そのままレプリのバックについて勝利を決定付ける4ポイントを獲得した。

つまりリオンは、ニッキーがバーチ戦で試みたシッティングガードからシングルへの移行──最近「レスリングアップ」という名称で改めて脚光を浴びているムーブ──を、世界最高のパスガード・マイスターのレプリに決めてみせたほどの使い手なのだ。自分がトップにいる時の防ぎ方や対処も当然熟知しているだろう。

また、ニッキーがアウメイダ戦で試みたスタンドレスリングの攻防もまた、リオンがもともと得意とするところだ。今年2月のF2W 174におけるマニュエル・ヒバマー戦においても、リオンは階級上の相手に何度も気迫十分のテイクダウンを仕掛け、スタンドレスリングで優勢に試合を進めた。物議を醸した判定で惜敗したものの、リオンの充実ぶりは十分に伝わった。ニッキーが現在強化を試みている分野において、リオンはもともと強い。

このことを踏まえて考えると、今回ニッキーがどのような攻防を挑むかは興味深い。選手が武器を増やすことの主な目的は、試合において相手の弱い分野で戦って勝率を上げることにある。だとするならば、今回あえてリオンが得意とする攻防を挑むのは賢い策とは言えないだろう。だが最近のニッキーが、目の前の相手に対する勝利は目指しつつも、さらにそれ以上の大きな目標を見据えて試合に臨んでいることも明らかだ。そしてこの大会の名称、”Road to ADCC”が示唆するテーマはまさにそれである。

同様の見方は、前回大会にて世界を驚かせつつも4位に終わり、次こそ優勝をと心に誓っているであろうリオンに当てはめることができる。前回の3位決定戦において、ニッキーの兄弟子ゲイリー・トノンと激闘の末外ヒールに屈したリオンは、そのトノン同様に危険な足関節の使い手であり、来年の本戦でも自分に立ちはだかる可能性の高いニッキー相手にどのような攻防を挑むのか。

本戦そのものではなく、それに向けた前哨戦であるということを念頭にこの試合の攻防を味わいたい。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)、
午前9時00分~Flo Grappling

■ Road to ADCC対戦カード

<無差別級/20分1R>
カイナン・デュアルチ(ブラジル)
マテウス・ジニス(ブラジル)

<175ポンド契約/20分1R>
ダンテ・リオン(カナダ)
ニッキー・ライアン(米国)

<66キロ級/5分3R>
マイキー・ムスメシ(米国)
ジオ・マルチネス(米国)

<88キロ級/5分3R>
ウィリアム・タケット(米国)
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)

<女子60キロ以上級/5分3R>
エリザベス・クレイ(米国)
アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(ブラジル)

<88キロ級/5分3R>
ケイド・ルオトロ(米国)
ロベルト・ヒメネス(米国)

<1R20分・88キロ以下契約>
ロベルト・ヒメネズ(米国)
ケイド・ルオトロ(米国)

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MMA Road to ADCC ウィリアム・タケット ブログ ルーカス・バルボーザ

【Road to ADCC】またもクレイグ・ジョーンズの代役で、タケットがルーカス・バルボーザと対戦

【写真】この形になればバルボーサのモノ、タケットとにっては閉店ガラガラだ (C)SATOSHI NARITA

17日(土・現地時間)、Flograppling主催のRoad to ADCCがテキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンで行われる。
Text by Isamu Horiuchi

ADCCのスーパーファイトに基づいた──本戦のみのワンマッチ・プロフェッショナル大会、当初の予定ではクレイグ・ジョーンズが、ルーカス・バルボーザと大一番を行う予定だったが、負傷欠場となり代わって88キロでウィリアム・タケットとのマッチアップが決まった。


急遽出場が決まったタケットは4月のWNO 08=タイ・ルオトロ戦に続き、またしてもジョーンズの代役として白羽の矢が立てられたことになる。

2018年ムンジアル・ミディアムヘビー級優勝のバルボーザは、前回の2019年ADCC世界大会本戦の99キロ以下級で3位。が、適性階級はおそらく今回の契約体重である88キロだ。

「ハルク」というニックネーム通りの筋肉隆々の身体を誇り、決して下にならず極めさせないトップゲームに特化した戦い方を好む。今年もノーギパンナムの無差別級を制するなど力を見せているものの、F2W 174では自分より二回り大きいテックス・ジョンソンのオープンガードに手を焼き、レフェリー判定負けを喫した。

さらに先月のBJJ Stars 大会では、2019年ADCC世界大会88キロ王者のマテウス・ジニスとノーギで対戦し、テイクダウンで先制したものの終盤にアームドラッグから斜め背後につかれてチョークに掴まってしまう。

時間切れ後にジニスが技を解いた時には完全失神に追い込まれており、衝撃の逆転一本負けかと思われた。だがビデオ判定の結果、気を失ったのは試合終了後と判断されて勝者に。ハルクポーズで咆哮してアピールしたものの、前代未聞の絞め落とされながらの勝利は、本心から大喜びできるものではなかっただろう。実際、この試合の判定はファンの間で大きな議論を巻き起こすこととなった。

対するタケットは、5月で20歳になったばかり。F2Wを中心に北米の組技イベントのメインに頻繁に登場する、グラップリング界のニュースターだ。とにかく積極的に極めを狙うスタイルを身上とし、3月のF2W166でマニュエル・ヒバマーをカニバサミからのヒールで秒殺した試合は見事の一言に尽きた。

が、名前を挙げたことで最近は超実力者との対戦が相次ぎ、勝ち星にはに恵まれていない。4月の3GCでは最重量級のヴィクトー・ウゴに敗れ、5月のF2W 171では中重量級のヴェテランのヴァグネウ・ホシャに惜敗、同月のWNO 08ではクレイグ・ジョーンズの代役としてタイ・ルオトロと対戦も何度もパスを許し、マウントやバックまで奪われ完敗している。

世界有数のトップゲームの使い手たちのプレッシャーを攻略しきれていないタケットにとって、今回のバルボーザはまさに天敵タイプだろう。実際両者は昨年のSubversive 4大会で相対しており、この時はタケットの下からの仕掛けを上からの圧力で潰したバルボーザが、ボディロックで密着て上半身を固めると、ヒザを抜くパスを2度決めて快勝している。

この勝利に加えて、5月にアトスの後輩のタイがタケットに完勝していることで、バルボーザ陣営は大きな自信を持ってこの試合に臨むだろう。そして、先月のジニス戦の汚名を晴らさんという思いも強いはずだ。

快進撃が止まったタケットの前に立ち塞がる、あまりにも大きな壁=バルボーザ。今回の試練に20歳の若者はどう立ち向かうのか。下からさらに磨きのかかった仕掛けを試みるのか、それとも先月のジニスのようにスタンドで勝機を見出そうとするのか。グラップリングのさらなる進化を示すような、前回とは異なる展開を期待したいところだ。

■視聴方法(予定)
7月18日(日・日本時間)
午前9時00分~Flo Grappling

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BJJ STARS05 JJ Globo Preview エリキ・ムニス エルベース・サントス グーテンベルギ・ペレイラ ニコラス・メレガリ フィリッピ・ペナ・プレギーサ ブログ ユーリ・シモエス ルイス・パンザ ルーカス・バルボーザ

【BJJ STARS05】ペレイラ&ムニス──世界王者の競演=ヘビー級GPで注目せざるを得ない2人の新鋭

【写真】メレガリやプレギーサでなく、2人の新鋭に敢えて注目したい(C)MMAPLANET

6日(現地時間)、ブラジルにてプロ柔術大会BJJ Stars 05が開催される。今年初の超豪華プロ柔術大会のプレビュー2回目は、世界最高峰の重量級柔術家がズラリと揃ったヘビー級グランプリの見どころを紹介したい。

ワンデートーナメント形式で行われるこのGPの参加者は以下の通りだ。

ニコラス・メレガリ(ブラジル)
フィリッピ・ペナ(ブラジル)
ルーカス・バルボーザ(ブラジル)
エルベース・サントス(ブラジル)
ユーリ・シモエス(ブラジル)
ルイス・パンザ(ブラジル)
グーテンベルギ・ペレイラ(ブラジル)
エリキ・ムニス(ブラジル)


8人の出場選手のなかで、道着着用の柔術世界選手権を制したことがあるのはメレガリ(2017年ヘビー、2019年スーパーヘビー)、ペナ(2018年ヘビー&2019年ミディアムヘビー)、バルボーザ(2018年ミディアムヘビー)、サントス(2017年スーパーヘビー)の4人だ。

またパンザは2013年と2017年に世界大会スーパーヘビー級3位入賞、ノーギ・ワールズでは16年ヘビー級優勝。主にノーギで活躍するシモエスはADCC世界大会(2015年88キロ以下、2017年99キロ以下)とノーギ・ワールズで(2014年ウルトラヘビー&無差別、2016年スーパーヘビー&無差別)で複数回世界王者に輝いている。

以上の6人は、いずれも世界の柔術ファンお馴染みの超トップ選手だ。ここでは黒帯取得後まだ日の浅い──しかし、今後世界最高峰の争いに絡んでくることが確実な──残り2選手を紹介したい。

1人目──GFチーム所属にして現在27歳のグーテンベルギ・ペレイラは、2017年の茶帯世界王者。2018年のパン大会の無差別級では、モハメッド・アリー、フィリッピ・アンドリュー、トミー・ランガカーといった大物を次々と倒して決勝に進出。決勝ではレアンドロ・ロに惜敗したものの、この試合でも引き込んできたロの足を捌いてハーフで胸を合わせかける等、大善戦をみせた。

昨年はもっぱらブラジル国内の試合に出場し、記録に残っているところでは8試合全勝、そのうち6つの一本勝ちを誇っている。スタンドでは重量級離れしたスピードのダブルレッグがあり、トップを取った時のベースの強さと圧力も抜群、そして極めの強さも持ち合わせているこの新鋭は、このGPにおいて歴代世界王者から白星を挙げる可能性を十分持ち合わせている。

もう一人のエリキ・ムニスは、現在23歳。兄のアンデウソンとともにノヴァ・ウニオンの名伯楽ホドリゴ・フェイジャオンの元で紫帯取得後、イザッキ・バイエンスの主宰する若手育成プロジェクト「ドリーム・アート」に参加し、2019年に世界大会紫帯でヘビー級と無差別級の完全制覇を果たした(無差別級は、スーパーヘビーを制覇した兄とクローズアウト。アンディ・ムラサキとのスイープ&スクランブル合戦を制しての優勝だった)。

さらに翌20年のヨーロピアン大会では、茶帯として再びヘビー級と無差別の完全制覇を達成。同年9月にバイエンスから黒帯を授かったムニスは、前回のBJJ Stars大会にて、19年ノーギ・ワールズ王者ヴィクトー・ウゴを倒して黒帯デビュー。その後も連勝街道を走っている。

ムニズの主武器は、長い手足を活かした難攻不落のスパイダーガード。これが重量級の世界最高峰にどこまで通じるのか、注目したい。またチャンピオンメンバーのなかでは、昨年10月にONEでMMA初陣を行い、惨敗を喫したシモエスの動向も気になるところだ。

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