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【UFC ESPN42】ノヴァの注目株、マテウス・ニコラウ「ジャパニーズネクタイを教えてくれたのは……」

【写真】Shooto BRからTUF BR→UFC、3勝1敗でフリーとなりBRAVE CF経由でUFCと再契約。その後は3連勝中のニコラウに初インタビューを試みた (C)MMAPLANET

3日(土・現地時間)、フロリダ州オーランドのアムウェイ・センターでUFC on ESPN42「Thompson vs Holland」が開催される。

スティーブン・トンプソン✖ケヴィン・ホランドがヘッドライナーの同大会のメインカードに、フライ級のマテウス・ニコラウ✖マット・シュネル戦が組まれている。名門ノヴァウニオン所属のニコラウは、オクタゴンで通算6勝1敗という戦績を残している。

そんなニコラウは日本的にはワールド──国際的にはジャパニーズネクタイを技のレパートリーに加えている。なぜジャパニーズネクタイなのか。その答えにノヴァウニオンの強さが表れていた。


――今週末、マット・シュネルと対戦します。今の調子はいかがですか。

「バッチリだよ。ファイトキャンプも先週末に終えて、フロリダにやってきた。僕らの言葉でいえばシャベ・ジ・オーロ(chave de ouro)、英語だとゴールデン・キー……黄金の鍵で、ドアを開けることができる──まぁ絶好調だってことだよ(笑)」

──今回の試合の準備は、どこで行ってきたのですか。

「基本的にリオデジャネイロのノヴァウニオンでキャンプを行い、時々サンパウロに行ってアレックス・カルドゥーゾとボクシングの練習をしてきた」

──ジャクソン・ウィンクMMAの所属だった時期があったかと思うのですが、もう米国では練習していないのですか。

「この試合は100パーセント、ブラジルだけで準備してきた。ジャクソン・ウィンクには2016年かな1年ほど練習していた時期がある。それからサンパウロのデミアン・マイアの下で1年トレーニングして、5年前にノヴァウニオンに戻ってきたんだ。僕はもともと18歳の時からノヴァウニオンで練習してきたんだよ」

──ブラジル人ファイターも米国のジムで練習をすることが多いですが、マテウスはなぜ1年で米国から戻ったのでしょうか。

「米国のジムでトレーニングをするのはビジネスとして、試合の機会を手にしやすくなるからだよ。UFCは米国の会社で、イベントのほとんどが米国で開催されている。だからブラジルにいるよりも、チャンスは多い。

でも、僕はUFCと契約しているから自分にとってベストの場所で練習する。それがブラジルであり、またノヴァウニオンに戻った理由だよ」

──ノヴァウニオンで練習をしていれば、北米で練習をする必要もないと。

「練習設備と練習仲間、どちらも強くなるためには欠かせない。でも、どちらが重要かといえば僕はトレーナー、コーチ、練習パートナーの方が設備より大切だ。デデ(アンドレ・ペデネイラス)は米国に負けない規模で、最高のトレーニングセンターを建てている。設備も整っている。それでいてノヴァウニオンは、どこにも負けないトレーニングパートナーがいてくれる。特に軽量級はスバ抜けているよ。どんなスタイルの相手と戦うことになっても、ノヴァウニオンのなかで特定の選手を選んで対策練習ができるからね」

──技術的な質問を1つさせてください。マテウスは過去に2度、ジャパニーズネクタイで一本勝ちをしています。MMAの決まり手として、ハーフガードで相手を固定するのでなく、スプロールするようにダースチョークを仕掛ける選手が圧倒的と多いと思うのですが、マテウスはなぜジャパニーズネクタイを選択しているのでしょうか。

「僕のリーチはそれほど長くないというのが、理由の1つだよ。ダースよりジャパニーズネクタイの方がセットしやすいんだ。もちろん対戦相手の反応を見て、ダースチョークにに移行することもある。ハーフガードに対して、どういう風に動いて来るのか。それ次第だね。ジャパニーズネクタイはレオナルド・サントスから習ったんだ。さっきトレーニングパートナーの方が設備より大切だと言ったのは、そういうことなんだよ。

あの時、僕は練習は休みでノヴァウニオンで他の選手の練習を見学していたんだ。そうしたらレオ・サントスが、ジャパニーズネクタイを教え始めた。彼は僕に合っているからジャパニーズネクタイを教えてくれたわけではなくて、他の選手に指導しているのを僕がたまたま見て、次のトレーニングセッションからトライするようになった。あの技術を知っている練習仲間がいて、それを他のパートナーに教えていたから僕はジャパニーズネクタイをフィニッシュホールドに加えることができたんだ」

──なるほどぉ。ではマット・シュネル戦、どのような戦いをしたいと思っていますか。

「全ての領域で、自分の力を発揮して勝利を掴む。どんな状態でも相手がミスをしたら、そこをつく。マット・シュネルがスタンドでミスをすれば、そこにつけこむ。グラウンドでミスをすれば、寝技でつけこむ。そしてファンの皆には、僕が世界のトップ……もっともっと高く飛ぶことができることを示したい」

──では最後に日本のファンに一言お願いします。

「ノヴァウニオンの選手たちは、日本のMMAの歴史の一部になっている。デデ、ヴィトー・シャオリン、レオナルド・サントス、マルロン・サンドロ、ドゥドゥ・ダンタス、ジョズエ・フォーミガ、皆、日本で戦ってきた。 

日本の素晴らしいファンの前で戦うことは、僕にとって夢の1つなんだ。日本の豊かな文化に触れたい。ノヴァウニオンのレガシーを継承し、ノヴァウニオンの皆のように日本のMMAの歴史の一部に僕もなりたいと思っている」

■視聴方法(予定)
12月4日(日・日本時間)
午前9時00分~UFC FIGHT PASS

■ UFC ESPN42対戦カード

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン(米国)
ケヴィン・ホランド(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
マット・シュネル(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(豪州)
セルゲイ・パブロヴィッチ(ロシア)

<ミドル級/5分3R>
ジャック・ヘルマンソン(スウェーデン)
ロマン・デリツ(ジョージア)

<ミドル級/5分3R>
エリク・アンダース(米国)
カイル・ダウカウス(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
フィリップ・ロウ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アンジェラ・ヒル(米国)
エミリー・ダコーテ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ニナ・ヌネス(米国)
シンシア・カルヴィーロ(米国)

<ライト級/5分3R>
クレイ・グイダ(米国)
スコット・ホルツマン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
マーク・ディアキーシー(英国)

<フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ジョナサン・ピアース(米国)

<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ(米国)
アマンダ・ヒーバス(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ナタン・レヴィ(イスラエル)
ヘナロ・ヴァルデス(英国)

<フェザー級/5分3R>
フランシス・マーシャル(米国)
マルセロ・ロホ(アルゼンチン)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャスミン・ハウレギ(メキシコ)
イステラ・ヌネス(ブラジル)

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o ONE UFC   エリク・アンダース ケビン・ホランド スティーブン・トンプソン タイ・ツイバサ マット・シュネル マテウス・ニコラウ ロマン・ドリゼ

12.3『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』の対戦カードを紹介

KAMINOGE 132


 12月3日にフロリダ州オーランドのアムウェイ・センターで開催する『UFC on ESPN 42: Thompson vs. Holland』ではスティーブン・トンプソン vs. ケビン・ホランド、ブライアン・バーバリーナ vs. ハファエル・ドス・アンジョス、マテウス・ニコラウ vs. マット・シュネル、タイ・ツイバサ vs. セルゲイ・パブロビッチ、ジャック・ハーマンソン vs. ロマン・ドリゼ、エリク・アンダース vs. カイル・ドーカス等が行われますが、ここでは当サイトでは未紹介だった対戦カードを紹介していきます。続きを読む・・・
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F1 MMA o UFC   ザルガス・ズマグロフ ダヴィッド・ドヴォルザーク ホジェリオ・ボントリン マテウス・ニコラウ マネル・ケイプ

12.17『UFC Fight Night 216』でダヴィッド・ドヴォルザークとマネル・ケイプが対戦


 UFCが12月17日にネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催する『UFC Fight Night 216: Cannonier vs. Strickland』でダヴィッド・ドヴォルザーク vs. マネル・ケイプのフライ級マッチが行われることをMMAmaniaのアレックス・ベフニン記者が確認したとのこと。

 ドヴォルザークは3月の『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』でマテウス・ニコラウに判定負けして以来の試合。この試合の前までは16連勝していました(UFC戦績3勝1敗)。現在UFCフライ級ランキング9位。

 ケイプは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でザルガス・ズマグロフに1R TKO勝ちして以来1年ぶりの試合で2連勝中。現在UFCフライ級ランキング12位。4月の『UFC Fight Night 205: Lemos vs. Andrade』でス・ムダウジと対戦予定でしたが禁止薬物の陽性反応が出たために直前に中止。故意ではないことが証明されたことからお咎めなしとなり、6月の『UFC 275: Teixeira vs. Prochazka』でホジェリオ・ボントリン戦が組まれましたがボントリンの計量中の体調不良により中止と2連続で試合が中止されています。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFC UFC ABC03 スムダーチー マット・シュネル マテウス・ニコラウ

【UFC ABC03】ファイト&パフォーマンスともにボーナス級。シュネルがスムダーチーから逆転三角

<フライ級/5分3R>
マット・シュネル(米国)
Def.2R4分24秒by 三角絞め
スムダーチー(中国)

サウスポーのスムダーチーに右ローをシュネルが蹴る。スムダーチーも左ローを2発見せるも、3発目に左を合わされる。左回りでローを続け、左ストレートをスムダーチーが繰り出す。長身、リーチとコンパスをいかしたスムダーチーだったが、シュネルはボディロックテイクを一気に決めて、マウントへ。3/4マウントで殴り、バックを制したシュネルは胸を合わされると三角を狙う。

しっかりとポスチャーして防いだスムダーチーが、ガードの中からボディ&顔面を殴る。シュネルの三角狙いに、立ち上がったスムダーチーが再びガードの中に。シュネルはスイープ狙いから三角~オモプラッタへ。スムダーチーは立ち上がったスラムも、さらにオモプラッタが深く入る。前転で逃れたスムダーチーだが、これでシュネルのスイープが完成した。トップを取ったシュネルは右のパンチを連打し、スムダーチーが下からエルボーを見せる。頭を起こしたシュネルは蹴り上げにもパンチを落とし、トップのまま初回を戦い終えた。

最終回、打撃の交換のなかでスムダーチーの左ローがシュネルの急所に入り、試合が中断する。再開後、シュネルは右アッパーを入れるが、左を受けて動きが止まる。さらに近い距離で右を被弾したシュネルに対し、スムダーチーがスリップし間合いを取り直す。

攻め急がなかったスムダーチーは、引き続き左を当てる、その左でダウンを奪ったスムダーチーは、シングルレッグを切る。前に出てくるシュネルに後ろ回し蹴り、さらにエルボーを打ち込むスムダーチーが、もう一度エルボーを入れ左右のパンチでラッシュを掛ける。
右のヒジで動きが止まったシュネルは、左を受けて腰が落ながら左を打ち返す。

これが効いたか、攻め疲れかスムダーチーの動きが止まる。右を当ててテイクダウンを決めたシュネルは、即マウントへ。右を連打し、エルボーに切り替えたシュネルのヒジがスムダーチーの顔面を襲う。殴られ、カットしたスムダーチーだが肩ブリッジでマウント返し。

シュネルは三角絞めへ。左ワキを締め、右腕を流させたシュネルは頭を引き寄せる。と、スムダーチーが落ちて勝負が決した。ファイト・オブ・ザ・ナイトとパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトのダブルボーナスでもおかしくない見事な逆転勝ちだった。

「エルボーのダメージ……覚えていないんだよ。マテウス・ニコラウ」と勝者は話した。


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MMA MMAPLANET o UFC UFN205 ダヴィッド・ドヴォルザーク マテウス・ニコラウ

【UFN205】左フックでダウンを奪ったニコラウが、ドヴォルザークにUFC初黒星を与える

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)

ジャブを伸ばす両者。ドヴォルザークを中央に、ニコラウが左右に回る。大きく右にサークリングするニコラウと、追うドヴォルザーク。両者のコンタクトがない90秒が過ぎ、観客がブーイングを飛ばす。ドヴォルザークの右オーバーハンドにフックを合わせにいったニコラウだが、同じような展開のなかで両者のステップインが同時で頭がぶつかりそうになる。残り2分を切り、ドヴォルザークが右を当てる。ニコラウは飛び跳ねるようなサイドステップで右に回り、ドヴォルザークの右に今度は左をカウンターで打つ。右を振って飛び込んだドヴォルザークに組み付いたニコラウだが、すぐに離れケージ前を回る展開が続く。残り30秒、右ローを蹴ったドヴォルザークが後ろ回し蹴りも空振りに。最後にニコラウが左ジャブを当てた。

2R、右カーフで姿勢を乱したニコラウが左に回り、ジャブを伸ばす。ローをかわしてセンターを取ったニコラウの指がドヴォルザークの目に入る。ブレイクはなく試合が続行すると、ニコラウはケージ前を回る位置取りに戻る。ドヴォルザークのステップインに位置を入れ替え中央に立つようになったニコラウだが、待ちの態勢は変わらない。ドヴォルザークも距離を詰め切ることができず、ニコラウの右フックを被弾する。

回って、素早い踏み込みからパンチを当てるニコラウが、距離を掴んできたか。と、左フックがドヴォルザークのテンプルを捕らえダウンを奪う。ニコラウが追撃のパウンドを落とし、ドヴォルザークがガードを強いられ鼻血を流し時間に。

最終回、踏み込んで左オーバーハンド、近い位置で左リードフックを当てるようになったニコラウが、右カーフを蹴る。ドヴォルザークは組みに行って姿勢を乱し、すぐに立ち上がる。右にワンツーを合わせたドヴォルザークはサークリングのニコラウに組んでバックに回るが、すぐに打撃の展開に戻る。ジャブや右を当てて、すぐに移動するニコラウのシングルはドヴォルザークが切る。

右の振りが大きくなったドヴォルザークに、ニコラウがアッパーを狙う。左フックを振るい、ダブルレッグを狙ったニコラウはスプロールで潰され、下になると足関節狙いから右足を左足で制したニコラウが、逆の足にヒールを狙う。ヒザを抜いて向き合ったドヴォルザークは、ガードの中からパンチを打っていく。腰を切ってフラワースイープ狙いのニコラウ、守ったドヴォルザークが左足を抜いてハーフで抑えつつ殴って試合終了――2Rは明確にニコラウ、最終回はドヴォルザークという見方もできるなか、初回をジャッジはどのように判断するか。

結果、ジャッジ3者とも29‐28をつけニコラウが、ドヴォルザークにオクタゴン初黒星を与えた。


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MMA o UFC   カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス タイラ・サントス ダヴィッド・ドヴォルザーク ティム・エリオット マテウス・ニコラウ メイシー・バーバー

『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』の対戦カードを紹介

3.26『UFC Fight Night 205』の新メインイベントはカーティス・ブレイズ vs. クリス・ドーカス(2022年02月11日)

 こちらの続報。3月26日にオハイオ州コロンバスで開催する『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』で未紹介だったカードを紹介していきます。


Joanne Wood vs. Alexa Grasso, Matheus Nicolau vs. David Dvorak added to UFC Columbus(MMAFighting)

 ヨアン・ウッド vs. アレクサ・グラッソの女子フライ級マッチ、マテウス・ニコラウ vs. ダヴィッド・ドヴォルザークのフライ級マッチが行われるとのこと。

 ウッドは昨年11月の『UFC Fight Night 198: Vieira vs. Tate』でタイラ・サントスに1Rリアネイキッドチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。現在女子フライ級ランキング7位。グラッソは昨年2月の『UFC 258: Usman vs. Burns』でメイシー・バーバーに判定勝ちして以来の試合で2連勝中。女子フライ級ランキング9位。

 ニコラウは昨年10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でティム・エリオットに判定勝ちして以来の試合で4連勝中。現在フライ級ランキング7位。ドヴォルザークは昨年5月の『UFC Fight Night 188: Font vs. Garbrandt』でフアンカミロ・ロンデロスに1Rリアネイキッドチョークで勝利して以来の試合で16連勝中(UFC戦績3勝0敗)。フライ級ランキング10位。


Matt Brown gets hometown fight against Bryan Barberena at UFC Columbus in March(MMAFighting)

 マット・ブラウン vs. ブライアン・バルベリーナのウェルター級マッチが行われるとのこと。

 ブラウンは昨年6月の『UFC on ESPN 25: The Korean Zombie vs. Ige』でディエゴ・リマに2R KO勝ちして以来の試合。バルベリーナは昨年12月の『UFC on ESPN 31: Font vs. Aldo』でダリアン・ウィークスに判定勝ちして以来の試合。


Diakiese treft Borshchev tijdens UFC Columbus(Eurosport)

 マーク・ディアケイシー vs. ヴィチェスラフ・ヴォルシェフのライト級マッチが行われるとのこと。

 ディアケイシーは昨年11月の『UFC Fight Night 197: Holloway vs. Rodriguez』でハファエル・アウヴェスに1Rギロチンチョークで敗れて以来の試合で2連敗中。ヴォルシェフは1月の『UFC on ESPN 32: Kattar vs. Chikadze』で行われたUFCデビュー戦でダコタ・ブッシュに1R KO勝ちして以来の試合で4連勝中。


UFC Columbus | Gutierrez valt in voor Jackson tegen Batgerel op 26 maart(Eurosport)

 クリス・グティエレス vs. ダナー・バットゲレルのバンタム級マッチが行われるとのこと。

 グティエレスは昨年10月の『UFC Fight Night 194: Dern vs. Rodriguez』でフェリペ・コラレスに判定勝ちして以来の試合で引き分けを挟んで5連勝中。バットゲレルは昨年10月の『UFC Fight Night 195: Ladd vs. Dumont』でブランドン・デイビスに1R TKO勝ちして以来の試合で3連勝中。続きを読む・・・
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【UFN205】カレル橋からの使者? ダヴィッド・ドヴォルザーク「UFCで戦えるのはチェスのおかげ」

【写真】チェコ人ファイター、キャリア20勝3敗――オクタゴンで3連勝中。世界は広い(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」で、マテウス・ニコラウと戦うダヴィッド・ドヴォルザークは、今も珍しいチェコ人ファイターだ。

UFCで3連勝中のドボルザークは、なんと前歴がチェス・プレイヤーだったという変わり種だ。強豪ニコラウ戦前のドボルザークに、驚愕――チェスMMAの実体を尋ねた。


――マテウス・ニコラウ戦に向け、今、どのような気持ちですか。

「気合が入っているよ。この試合は僕にとってビッグファイトだからね。ランキング7位の相手で僕より3つ上のランカーだ。ここで勝てばトップ5が見えてくる相手だからね」

――ラスベガスでトレーニングをしているというのを、日本から出稽古に行っていた平良達郎選手と岡田遼選手から伝わってきていました。

「この試合にむけてまずは母国のチェコで練習してから、ポーランドへ移動してヤン・ブラボヴィッチのところでトレーニングをし、それからエクストリーム・クートゥアーでキャンプを行っていたんだ」

――平良選手がダヴィッドと練習して強かったとメディアに話したことで、この試合は日本のファンの間でもにわかに注目されています。

「おお。そういってもらえると嬉しいよ。タイラはレスリングが強かったよ。4月にUFCで戦うんだよね、彼ならUFCでも生き残れるだろう」

――その平良選手をテイクダウンをしている映像を視ました。

「う~ん、僕はレスラーじゃない。ストライカーでもない。僕にはマーシャルアーツのバックグラウンドがないんだ」

――私たちはチェコのMMAがどういう状況がまだまだ分からないのですが、イリー・プロハースカやダヴィッドのようなUFCで活躍できる基盤があるということに驚いています。

「チェコはMMA人気が急激に高まっているよ。僕が出場していたオクタゴンは元UFCファイターや海外からの選手も常時戦っているビッグショーだ。その他にも質の高いプロモーションが増えている。ただ、僕がMMAを始めた時は、まだMMAが始まったばかりだったけどね」

――ダヴィッドがMMAを始めたのはいつ頃なのですか。

「今から12年前、17歳の時だった。さっきも言ったように僕は他の格闘技経験がなくて、チェス・プレイヤーだったんだ」

――チェス!?ですか。

「15歳まで国内のトップリーグでプレーしていて、アダルトになってからは2番目の大きなリーグでチェスをしていた」

――国内トップのチェス・プレイヤーがなぜMMAを?

「高校に通っていた時にセルフディフェンスの練習を始めて。でも、こんなの実生活で役立つ機会はほとんどないって思ったんだ。道を歩いて、殴られるなんてことほぼないだろうって。そんな時にMMAの動画を見て、『これなら護身術が役立つかも』って練習を始めたんだ」

――チェス・プレイヤーが護身術から、MMAへ。驚きの事実ばかりです。

「ただMMAジムもなく、MMAを戦いたい者が集まって、MMAの真似事のような練習をしていたに過ぎないよ(笑)。プラハから車で1時間の街フラデツ・クラーロベーで練習を始め、今ではオールスポーツアカデミーで練習している。米国のような大きなジムでなく、普通のジムなんだけど来年には拡張したニュージムがオープンする予定なんだ」

――それが可能なほど、MMAが盛り上がってきているのですね。

「その通りだよ。僕らの国はサッカーやアイスホッケーがずっと人気があったけど、コナー・マクレガーの出現でMMA人気に火がついたんだ。今年は無理でも、来年にフライ級チャンピオンになってチェコでUFC人気をもっと引き上げたいと思っている」

――そのためにはニコラウ戦は凄く大切な試合になりますね。

「ニコラウは僕と同じで、何かにとびぬけたところがあるファイターじゃない。ただ、下になることもできる。そういう部分で全局面で戦える選手だといえるだろうね。レスリングやキックボクシングなど、特化した強さがあるわけでなくて、全てをミックスして戦うところが強みだと思う」

――そういう面でいえば、MMAはフィジカルチェスのような一面があります。チェス・プレイヤーだった経験が役立つことはありますか。

「今、僕がUFCで戦うことができているのは、チェスをやっていたからだよ。毎日チェスの練習をして、毎週末は勝負をしていた。今も変わりない。毎日、練習相手の状況をしっかりと判断して練習している。チェスもMMAの決め手は、相手のミスをつくことだからね。特別、スバ抜けた力があるわけじゃない僕は、チェスをやってきたことで相手を分析する力が他の選手よりある。そこが僕のファイターとしての一番の武器なんだ」

――チェスほど、考える時間がMMAはないかと。

「全くもってその通りだ。僕の顔面を殴ろうとしている人間が目の前にいるわけだからね。だからこそ観察力、洞察力が必要になってくる。ミスをただ待つだけでなく、ミスを誘う動きをする。それは間違いなく、チェスの経験からくる戦い方だよ。何より危機管理能力に関しては、自信を持っているよ。

だから僕は勝ち方には拘らない。判定勝ちだろうがTKO勝ちだろうが、一本勝ちも勝ちは勝ちだから。そして僕がフライ級でベストであることを土曜日の夜に見せつけたい」

――心理面で相手をリードするダヴィッドのMMA、チェスを連想しながら見させてもらいます。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンが僕の試合を見てくれることに感謝している。いつの日か、日本で試合ができれば最高だね。僕はタイやマレーシア、ベトナムと回ったことがあるけど、日本には行ったことがないんだ。タイではプーケットとチェンマイに1年間住んでいた。東南アジアでそれぞれの文化に触れることができて凄く良かったと思っている。だから、いつの日が日本で日本の文化に浸りたいんだ」

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(英国)
アレクサ・グラッソ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー(英国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
カロル・ホザ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー(モンゴル)
クリス・グティエレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
デニス・チュルリン(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マノン・フィオホ(フランス)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
マテウウス・ニコラウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ(米国)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

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MMA UFC UFN ESPN+52 UFN194 ティム・エリオット ブログ マテウス・ニコラウ

【UFN194】ティム・エリオットの突進力を無力化。見事にアジャストしたマテウス・ニコラウが3-0で快勝

<フライ級/5分3R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
ティム・エリオット(米国)

試合はニコラウのインサイド右ローでスタート。さらに左ボディストレートを伸ばすニコラウは、エリオットの荒いフックをかわしジャブを入れる。距離を詰めることができないエリオットは、何やら指差しで声を出す。思い切り前に出るエリオットに対し、回ったニコラウがバランスを崩し尻もちをつく。ここでエリオットはサッカーボールキックのような勢いで、ボディを蹴る。すぐに立ち上がったニコラウは慎重に左に回りつつ、スイッチを織り交ぜ距離をキープ。

突進し、右を被弾しながらシングルレッグ&軸足払いでテイクダウンを決めたエリオットが、スクランブルでバックに回る。正面につきダブルレッグを狙ったエリオットは、ニコラウの反応に合わせてバック、正面と優位なクリンチを続ける。小外を防いで離れたニコラウは変則的なエリオットのパンチをかわして、右オーバーハンドから左フックを放ち初回が終わった。

2R、ニコラウの左に組みついたエリオットがバックに回る。後方から細かいパンチを受けたニコラウが正対して離れると、強振し姿勢を乱したエリオットに左を入れる。左ローから、ワンツーのコンビネーションを入れたニコラウは、右のカウンターを打ち込む。頭から突っ込むエリオットだが、腹、ローと攻撃を散らされクリンチもすぐに離れたニコラウが左ボディを決める。

この左ボディを連続で決めたニコラウは、しっかりと距離をとりエリオットの組みの圧力を軽減させ、着実にカウンターを入れて攻勢を続ける。打ち終わりにパンチを被弾し、笑みを見せたエリオットは残り1分のダブルレッグも切られ、ニコラウの右オーバーハンドを被弾しそうになる。ダブルレッグをウィザーで崩し、倒されないニコラウが離れると、距離を保ってラウンド終了を迎えた。

最終回、左オーバーハンドを当てたニコラウが、カウンターの右をヒットさせる。エリオットも左リードフックを決めるが、続く突進からのパンチにクリーンヒットはない。自らも当てるつもりはなかったような前蹴りが決まったエリオットは、パンチから距離を詰めてクリンチへ。ケージを背負ったニコラウはウィザーで小外を耐え、しっかりと時間を使ってから離れ、左ボディを打ち込む。

効かされたエリオットは、逆にダブルレッグでテイクダウンを許し万事休す。クローズドの中に納まり、時折りスラムを繰り返したニコラウは胸を合わせてしっかりと抑え込む。エリオットはクローズドを続け、ラバーを狙う。肩を押し込んで許さないニコラウは、足が開くとニーシールドに立ち上がり時間に。

エリオットの突進力を無力化させ、組まれても倒されないファイトを3Rに渡り遂行したニコラウが、29-28✖3票をとし判定勝ちを手にした。

「ノヴァウニオンではいつも危険なポジションでの練習を積んできた。そして2Rと3Rは修正できた。僕のゴールは純粋にチャンピオンになること。誰という個人名は挙げられないけど、上位ランカーと戦い」と勝者は語った。


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