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【UFC264】計量終了 マクレガー「痛みと共に代償を払うことになる」✖ポイエー「雑音、意味はない」

【写真】相変わらずの存在感。ケージの中で、研ぎ澄まされた感性を再び見せることはできるか (C)Zuffa/UFC

9日(金・現地時間)、10日(土・現地時間)のネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC264「Poirier vs McGregor3」の計量が行われた。

ダナ・ホワイト、ショーン・シェルビー、ミック・メイナードが壇上に勢揃いしたパブリック計量は、Tモバイル・アリーナに大観衆を集めた。

メインイベントは1月のダイレクトリマッチ、そして3度目の対戦となるメインイベント=ダスティン・ポイエー✖コナー・マクレガーの一戦だ。まずマクレガーがステージに姿を見せ、この日最大の声援を受ける。


計量台の上でガッツポーズを見せ、「ウワー」と絶叫したマクレガーは、臨戦態勢を解くことのないポイエーと向き合っても拳を握って腕を動かし続けた。

「16時間後、人間の持つ慈愛を理解しない不徳な男は痛みと共に代償を払うことになる」とマクレガーは啖呵を切り、ポイエーは「あんな雑音に意味がない。明日を視てくれ。ブーイングも拍手も全てを愛している」と話した。

メイン以外で一番の会場人気を集めたのは、クリス・モウティーニョと対戦するショーン・オマリーだった。ポルトガル国旗をまとってステージに現れたモウティーニョに対し、オマリーはフェイスオフで思い切り凄みをきかせる。そのままオマリーはステージの一番前に移動し、大声を挙げてファンを煽った。

ヤナ・クニツカヤと対戦するアイリーン・アルダナは、4.5ポンドのオーバーでファンと対戦に両手を合わせ謝罪し、30ポンドのファイトマネーのカット&キャッチウェイト戦を戦うことになった。

■視聴方法(予定)
7月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC264計量結果

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー: 156ポンド(70.76キロ)
コナー・マクレガー: 156ポンド(70.76キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
スティーブン・トンプソン: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ: 263ポンド(119.29キロ)
グレッグ・ハーディー: 264.5ポンド(1119.97キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ: 139.5ポンド(63.27キロ)
ヤナ・クニツカヤ: 134.5ポンド(61.0キロ)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー: 135.5ポンド(61.46キロ)
クリス・モンティーニョ: 135ポンド(61.24キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マックス・グリフィン: 170.5ポンド(77.34キロ)
カーロス・コンディット: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス: 169.5ポンド(76.88キロ)
ミシェウ・ペレイラ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール: 145ポンド(65.77キロ)
イリャ・トプリア: 145.5ポンド(66.0キロ)

<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレシー: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレヴィン・ジレス: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェシカ・アイ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ: 185.5ポンド(84.14キロ)
ブラッド・タヴァレス: 184.5ポンド(83.68キロ)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ: 125.5ポンド(56.92キロ)
ジェローム・リヴェラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー: 186ポンド(84.37キロ)
フ・ヤオゾン: 185.5ポンド(84.14キロ)

ドリキュス・デュプレシー: 185.5ポンド(84.14キロ)
トレヴィン・ジレス

南アフリカ国旗を掲げて登壇したデュプレシーは、フェイスオフでジレスに思い切り詰め寄り、ダナが慌てて制する場面が見られた。

ニコ・プライス: 169.5ポンド(76.88キロ)
ミシェウ・ペレイラ

手を叩き、声を挙げてステージに上がったショーマンの中のショーマン=ペレイラはスケールからバック宙を見せ、笑顔のプライスと向き合った。

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『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』前日計量動画

UFC 264 weigh-in results: One miss on main card, but full lineup set(MMAJunkie)
MAIN CARD (Pay-per-view, 10 p.m. ET)

・Dustin Poirier (156) vs. Conor McGregor (156)
・Gilbert Burns (170.5) vs. Stephen Thompson (170.5)
・Greg Hardy (264.5) vs. Tai Tuivasa (263)
・Irene Aldana (139.5)* vs. Yana Kunitskaya (134.5)
・Kris Moutinho (135) vs. Sean O’Malley (135.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN, ESPN+, 8 p.m. ET)

・Carlos Condit (171) vs. Max Griffin (170.5)
・Michel Pereira (170.5) vs. Niko Price (169.5)
・Ryan Hall (145) vs. Ilia Topuria (145.5)
・Dricus Du Plessis (185.5) vs. Trevin Giles (185.5)

PRELIMINARY CARD (ESPN, ESPN+, 6 p.m. ET)

・Jessica Eye (125.5) vs. Jennifer Maia (125.5)
・Omari Akhmedov (185.5) vs. Brad Tavares (184.5)
・Jerome Rivera (125.5) vs. Zhalgas Zhumagulov (125.5)
・Alen Amedovski (186) vs. Hu Yaozong (185.5)

 『UFC 264: Poirier vs. McGregor 3』前日計量結果。ヤナ・クニツカヤと対戦するアイリーン・アルダナが139.5ポンドと3.5ポンドオーバー。出場給の30%を譲渡し試合は行われます。




 前日計量動画。


UFC 264 predictions: Who's picking Conor McGregor to take trilogy from Dustin Poirier?(MMAJunkie)

 MMAJunkieスタッフによるメインカード勝敗予想。

・ダスティン・ポイエー vs. コナー・マクレガーはポイエー支持8人、マクレガー支持5人。

・ギルバート・バーンズ vs. スティーブン・トンプソンはバーンズ支持6人、トンプソン支持7人。

・タイ・ツイバサ vs. グレッグ・ハーディーはツイバサ支持11人、ハーディー支持2人。

・アイリーン・アルダナ vs. ヤナ・クニツカヤはアルダナ支持11人、クニツカヤ支持2人。

・ショーン・オマリー vs. クリス・モウティーニョは13人全員オマリー支持。続きを読む・・・
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【UFC264】剛腕トプリアと対戦する、ザ・グラップラー=ライアン・ホール─01─「安全に戦うために」

【写真】イマナリロール→50/50&内ヒールでBJ・ペンからタップを奪っているホール (C)Zuffa/UFC

10日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC264。同大会でライアン・ホールが2年振りの試合でイリャ・トプリアと戦う。

2009年ADCC世界大会の66キロ級銅メダリストにして、色帯時代にはスラム有りのグレイシー柔術世界選手権大会で優勝も果たしているホールはTUF22ウィナーで、2018年12月にはBJ・ペンをヒールで一蹴している。

そんなワールドクラスのグラップラーのホールの打撃のトレーニング・パートナーはスティーブン・トンプソンとタン・リーだという。

テイクダウンを決めようが、引き込もうが距離を詰めて対戦相手に触ることが重要なこの試合で、ボックス&レッスルでなく米国空手やテコンドーのスペシャリスト、距離を取ることに長けているストライカーとホールは練習を積んできたのだろうか。


──イリャ・トプリアと土曜日に戦います。そして、ライアンにとってほぼ2年振りの試合となります。今の気持ちを教えてください。

「チャレンジングな相手と戦えて、とても嬉しいよ。この2年間、しっかりとトレーニングをしてきた。フィジカル、メンタル、テクニックという全て面で成長し強くなっている。この試合はどこまで自分ができるのか、テストマッチになるよ」

──トライスタージムのあるモントリオールは、ジムでの練習ができない時間がずっと続いてきたと思います。トライスターの所属選手も他のジムで練習をするようになりました。ライアンは今回の試合に関しては、どこで準備をしてきたのでしょうか。

「そうだね。僕はトライスターの所属ファイターだ。でもワシントンDCエリアに50/50マーシャルアーツという自分のジムも持っている。トライスターのチームメイトや、友人を呼んで50/50でキャンプをした。モントリオールでも練習したいけど、現状ではベストキャンプだったと思う。

スティーブン・トンプソンや長い間の練習仲間でONE世界フェザー級チャンピオンのタン・リー、ケニー・フロリアン、フィラス・ザハビのコーチングも受けたし、グラップリングはジャスティン・レイダー、そしてブラッド・ハスラー、柔術界からも多くの友人がサポートしてくれた」

──そのトレーニング・パートナーやコーチの名前を聞くだけで、どれだけ充実したキャンプになったか想像に難くないです。

「そうだろう(笑)」

──ところでライアンは世界最高峰のオクタゴンで戦うファイターにあって、ベストグラップラーと言えます。ただし、MMAは常にスタンドから始まるものです。ジェントルマンキック出身のワンダーボーイや倒すテコンドー一家で育ったタン・リーは、ボクシング&レスラーとは違う独特な打撃のスペシャリストです。王道でなく、彼らとトレーニングを積む目的はどこにあるのでしょうか。

「まずタンとスティーブンの2人はMMAで最も成功を収めた打撃のスペシャリストだ。スティーブンとは2012年、タンとは2015年から練習してきた。

トプリアはパンチ力がある、とてもデンジャラスなファイターで、当然のように彼の距離で戦うことは本当に危険だ。だからこそ、自分の距離を保つためにスティーブンとタンとのトレーニングがこれ以上ないほど役立つんだ」

──とはいえ、彼らは打撃で戦うための距離であり、タイミングの取り方をします。対して、ライアンは打撃でKOを狙うわけではなく、組みつくための打撃かと思うのですが。

「彼らと練習することで、自分が安全な位置で戦うことができるようになる。トプリアだって自分の距離で戦おうとするから、この安全な距離は維持するこことがとても重要になってくるんだ。安全な位置で戦えないと、とんでもなく危険な場所に身を置くことになるからね。

確かにスティーブンやタンと違い、僕に必要なのは組むための打撃だよ。とはいえ使う目的が違っていても、彼らと同じ技術は必要になってくる。彼らの打撃のテクニックを使って、寝技とグラップリングの展開に持ち込む。そのためにスティーブンとタンだけでなく、全てのコーチや練習仲間の経験が僕に生きてくる。僕が安全に戦い、キャリアを積んでいくためにね」

──組んでイニシアチブをとるには、トプリアは積極的に攻めてくる選手なので都合が良いかと思われます。テイクダウン防御に徹し、ジャブ&ローだけの相手を組んで寝技に持ち込むことは本当に困難なので。

「距離をとって、そんな風に戦う試合をこれまでいくらでも見てきた。グラップラーに対し、その策が最良であることも十分に理解している。でも、そうさせないのが僕のやるべきことだよ(笑)。他の選手が、そこにハマったからといって僕はハマるわけにはいかない。凄くシンプルだけど、最も大切なことだと思っている」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC264対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
コナー・マクレガー(アイルランド)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
スティーブン・トンプソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(米国)
グレッグ・ハーディー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
ヤナ・クニツカヤ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー(米国)
クリス・モウティーニョ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マックス・グリフィン(米国)
カーロス・コンディット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
ミシェウ・ペレイラ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール(米国)
イリャ・トプリア(ドイツ)

<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)
トレヴィン・ジレス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ジェシカ・アイ(米国)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ(ロシア)
ブラッド・タヴァレス(米国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ジェローム・リヴェラ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー(マケドニア)
フ・ヤオゾン(中国)

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Interview UFC UFC264 ジルベウト・ドゥリーニョ スティーブン・トンプソン ブログ

【UFC264】再出発、ジルベウト・ドゥリーニョ─01─「ワンダーボーイが距離を取れないほど積極的に」

【写真】インタビューが15分遅れたことを謝る──律儀なドゥリーニョ (C)Zuffa/UFC

10日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC264「Poirier vs McGregor3」のコメインでジルベルト・ドゥリーニョ・バーンズが、スティーブン・トンプソンと対戦する。

2月に元チームメイトのカマル・ウスマンの持つUFC世界ウェルター級王座に挑戦にして敗れたドゥリーニョは、2度目の挑戦権奪取は最初の時よりも難しいことを自覚した上で、もう1度、尊敬してやまない友人への挑戦を目指す。

ベガスでのファイトウィークの様子とともにウスマン戦、ワンダーボーイとの戦いについてドゥリーニョに尋ねた。


──ドゥリーニョ、インタビューを受けていただいてありがとうございます。

「ブラザー、いつでも大歓迎だよ。それより、インタビュー時間に遅れてしまって申し訳ない」

──いえいえ、たった15分じゃないですか。それはブラジル人にとってはオン・タイムですよ(笑)。

「アハハハ。その言葉に喜んで良いのものか……」

──大昔ですが、ミノタウロをBTTで8時間待ったことがありました。『今、空港だから』って電話があって。『どこの空港?』って尋ねると、『バイーアだ。ガハハハハ』と(笑)

「WOW……。それはクレイジーだ(笑)。それは、酷い。酷すぎるよ(笑)。そりゃあ15分ぐらい、何ともなくってしまうね」

──全く大丈夫です(笑)。そんな話はこれぐらいにして。土曜日にスティーブン・トンプソンとの試合が控えています。

「パンデミックがあって3試合連続でファンのいない会場で試合をしてきたから、このビッグショーで皆の前で戦えて本当に嬉しいよ。これまでコナー・マクレガーと同じイベントで試合をしたことがなかったからね。彼が戦うショーこそ、UFCでも最大級の大会だと思ってきた。友人、ファミリーもベガスの会場に大勢やってくる。凄くエキサイトしているよ」

──フロリダは新型コロナウィルス感染に関して、随分と以前の姿を取り戻したようですが、オーディエンスが会場にやってくるベガスはどうですか。

「フロリダはもう殆どマスクはしてないかな。95パーセントは以前のようだよ。ただ、ベガスにやってきてからはUFCのバブルのなかで過ごしているし、PCR検査を引き続き行っている。以前のように戻りつつあるけど、フロリダとは違うね。

隔離措置も取られているけど、今回は日曜日にベガスに入って月曜日にはPIでトレーニングできている。随分と楽だよ。今日の夜は外には出ることができず、ホテルでトレーニングだ。明日はまたPIに行ける。

結構リラックスできているかな。僕はホテルの部屋で過ごすことがストレスにならないから。練習と休息を繰り返している感じだ。とても調子は良いよ」

──徐々に日常を取り戻していますね。

「そうだね。ただ僕はまたワクチン接種をしていないんだ。試合が決まっていたから、副反応が起こるのを避けていた。でも試合の翌週には接種するよ。どちらにしても、僕はもう知っての通り陽性になっているし、かなり気楽に構えている。米国は去年と比べると、ウィルスをコントロールできているし、普段の生活からリラックスできているようになったよ」

──そのような状況で5カ月振りのMMA復帰ですね。カマル・ウスマンに挑戦して勝負には敗れましたが、試合後の2人の様子など素晴らしく感動的でした。

「人生でも凄く特別な瞬間だったよ。ずっとチャンピオンになるために、この人生を捧げてきた。初回にダウンも奪い、夢に手が届く直前までいった。でも、そこで感情的になってしまってミスをたくさん犯した。

カマルのことをずっと尊敬してきた。彼がなぜチャンピオンで居続けることができるのか、僕は理解している。そして、あの夜の彼は僕より強かった。試合をしても、互いへの尊敬心は何ら変わりない。本当に勉強になる試合だった。僕らはケージで戦ったけど、敵だったわけじゃない。試合前も、試合後もずっと彼を尊敬している。

試合が壮絶になったのも、互いがリスペクトし合っていたからだよ。カマルとオクタゴンを共有して、僕は成長できた。結果として、競技者である僕はケージに足を踏み入れるマーシャルアーチスト全員を尊敬しているってことだよ。それはカマルも同じはずだ。だから、また彼と戦いたいと思っている」

──2度目の王座挑戦に向けて、ワンダーボーイというタフな相手が土曜日にはドゥリーニョを待ち受けています。

「2度目の挑戦は、1度目より難しいことは理解している。だから僕は1位の選手と戦いたかった。それでダメなら2位の選手と。そこも戦えなくて、3位の選手をリクエストした。そうやって4位のワンダーボーイが対戦を受けてくれたんだ。

彼はタフだよ。本当にテクニカルな空手ストライカーだ。でも、自信はある。僕は自分が何者か分かっている。この階級で誰と戦っても勝てる。それを土曜の夜に証明するよ」

──ワンダーボーイは距離の魔術師です。特にドゥリーニョのようなアグレッシブなファイターと戦う時は。

「そうだね、今回の試合でも距離を取って来るだろう。そして、長い距離からサイドキックやジャブを仕掛けてくる。そうやって僕にフラストレーションを感じさせるファイトをするんだ。僕がミスするようにね。それがワンダーボーイの戦い方だよ。

なら、彼が距離を取れないほどアグレッシブに戦うよ。そのうえでスマートに戦う。規律を守ってね。そこをしっかりと考えてトレーニングしてきた。しっかりと距離を潰してテイクダウンする。そのために十分な準備をしてきたんだ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月11日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC264対戦カード

<ライト級/5分5R>
ダスティン・ポイエー(米国)
コナー・マクレガー(アイルランド)

<ウェルター級/5分3R>
ジルベウト・ドゥリーニョ・バーンズ(ブラジル)
スティーブン・トンプソン(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイ・ツイバサ(米国)
グレッグ・ハーディー(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
アイリーン・アルダナ(メキシコ)
ヤナ・クニツカヤ(ロシア)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー(米国)
クリス・モウティーニョ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
マックス・グリフィン(米国)
カーロス・コンディット(米国)

<ウェルター級/5分3R>
ニコ・プライス(米国)
ミシェウ・ペレイラ(米国)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・ホール(米国)
イリャ・トプリア(ドイツ)

<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)
トレヴィン・ジレス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
ジェシカ・アイ(米国)

<ミドル級/5分3R>
オマリ・アクメドフ(ロシア)
ブラッド・タヴァレス(米国)

<フライ級/5分3R>
ザルガス・ズマグロフ(カザフスタン)
ジェローム・リヴェラ(米国)

<ミドル級/5分3R>
アレン・アメドフスキー(マケドニア)
フ・ヤオゾン(中国)

The post 【UFC264】再出発、ジルベウト・ドゥリーニョ─01─「ワンダーボーイが距離を取れないほど積極的に」 first appeared on MMAPLANET.

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Report UFC UFN183 ジェフ・ニール スティーブン・トンプソン ブログ

【UFN183】アウトボクシングで相手の心を折った!? 距離を制したトンプソンがニールにフルマークの判定勝利

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
ジェフ・ニール(米国)

トンプソンの右ミドルハイをかわすニール。スイッチする相手に右ロー、さらに中に入ってこようとしたところで右ストレートを打ち下ろすトンプソン。トンプソンの右ハイをブロックしたニールが前に出てくると、トンプソンは左右のボディストレートを突き刺す。トンプソンの蹴りをブロックしながら、ニールは距離を詰め、相手にケージを背負わせて顔面にパンチを合わせる。

距離を保とうとするトンプソンは、ケージを背負っても足を使って左ジャブを返す。手数の面では、トンプソンが上回っている。右サイドキックで距離を保ちながら、ストレートをヒットさせるトンプソン。ニールの左スイングをヘッドスリップでかわす。ラウンド終了間際、バッティングがありトンプソンが右目上をカット。試合は一時中断され、残り15秒で再開。トンプソンがローを当ててラウンドを終えた。

2R、開始早々、距離を詰めるニール。トンプソンは足を使いながら、左ジャブとサイドキックで距離を保つ。足を使うトンプソンに対し、組み付いたニールがケージに押し込む。差し込まれた腕を軸に体勢を入れ替えたトンプソンが離れると、足を使ってパンチをクリーンヒットさせる。右バックスピンキックを繰り出すトンプソン。ニールは手数が少ない。

右ミドル、右ハイを放ち、試合をコントロールするトンプソン。ニールは顔面をガードするが、そのまま手が出ない。トンプソンが中に入ってこようとすると、トンプソンは左ジャブ、右ストレートを合わせる。ニールはロー2連発、トンプソンはすかさず右ミドルから足を使う。さらに右ストレートを使って近づけさせないトンプソン。ラウンド終了間際、相手をケージ際に追い込んだニールが、左クロスをヒットさせた。

3R、互いにサウスポーからスタート。トンプソンは掛け蹴りを使って距離を保ち、相手が近づいてくると右ストレートを合わせる。トンプソンの右ストレート、右ミドルハイをブロックするニール、組み付いてトンプソンをケージに押し込む。しばらくケージを背にしたトンプソンだが、離れると再び足を使い、右ストレートを主体に試合を組み立てる。

手数を増やし、前に出るニールだが、ガードの間からトンプソンのパンチをもらってしまう。ニールの右ジャブをかわすトンプソン。ニールの左ミドルから、再び組み付きケージ際の攻防となるが、ここでニールがマウスピースを吐き落としてしまう。再開後、トンプソンが残り30秒で手数を増やす。ディフェンスを強いられるニールに、トンプソンが右ミドルハイを繰り出して、ラウンドが終了した。

4R、サウスポースタンスから右ジャブを放つトンプソン。頭を下げて距離を詰めるニールだが、足を使うトンプソンを捉えきれない。オーソドックスに戻したトンプソンは右ストレート、ニールはまたも手数が少なくなってしまう。組み付き、相手をケージに押し込んだニールだったが、ここもトンプソンはすぐに脱出。ガードを挙げているニールに単発のパンチを打ち込み、右ヒジも繰り出していく。

試合は完全にトンプソンがコントロール。ニールは左ミドルを放った際に足を滑らせてしまう。左バックスピンキックを放ったあと、足を滑らせて尻もちをついたトンプソンに対し、トップを奪うこともないニールは、気持ちが折れてしまったか。残り1分のところで、パンチあるいはミドルを放ちながら前に出るニール。最後は相手をケージに押し込んでラウンド終了を待った。

最終R、逆転を狙ってかパンチを連打するニール。しかし、トンプソンがパンチを打ち返すと、またもガードを上げて固まってしまう。距離を取るトンプソンが右ストレート、右アッパーをヒット。下がるニールに対して右ボディもヒットさせる。ニールは右ヒジを振るうが、これをかわしたトンプソンが足を使って距離をキープ。ニールの左ストレートをもらいながら、左右のパンチを打ち返す。

コンビネーションの数が増えたトンプソン。やはりニールの手数は減ってしまう。距離が近づき、首相撲から相手をケージに押し込むニールだったが、有利な体勢に持ち込むことはできない。離れたあと、ケージ中央で打ち合う両者。残り1分を切ると、トンプソンは再び足を使って右ストレートを当てる。ニールはパンチを当てても下がってしまうので、印象は悪い。残り10秒、頭を下げながらパンチを振るうニールだったが、トンプソンがかわしきった。

裁定は、ジャッジ3者がトンプソンにフルマークをつけた。


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News UFC UFN ESPN+41 UFN183 アンソニー・ペティス ケイオス・ウィリアムス ジェフ・ニール ジミー・フリック ジョゼ・アルド スティーブン・トンプソン ブログ マルロン・ヴェラ ミシェウ・ペレイラ

【UFN184】計量結果 2020年ラストUFCはジョゼ・アルド✖チート・ヴェラ&ペレイラ✖ケイオス

【写真】アルドはチートの足を止めることができるのk (C)Zuffa/UFC

18日(金・現地時間)、19日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催されるUFN183:UFN on ESPN+41「Thompson vs Neal」の計量が行われた。

2020年最後のUFCは新型コロナウィルスが理由で変更されたカードが5試合と、今年を象徴するような大会となった。


メインでウェルター級のスティーブン・トンプソン✖ジェフ・ニールという渋いカードが用意された今大会、再注目はコ・メインのバンタム級の一番ジョゼ・アルド✖マルロン・ヴェラだ。

現状3連敗の元フェザー級チャンピオンのアルドだが、その相手はアレキサンダー・ヴォルカノフスキー、マルロン・モラエス、そしてUFC世界バンタム級王座決定戦で戦ったピョートル・ヤンだ。そのヤン戦では敗れてなお、アルドは中盤のローキックをボディを効かせるド迫力の攻撃を見せている。

一方のチートことヴェラは負傷絡みとはいえ、あのショーン・オマリーに初黒星をつけて勢いに乗る。スイッチヒッター、途切れることなく攻撃を繰り出す──ノンストップ現代MMAファイターだ。蹴り技を駆使するので腰は立ち気味でありながら、打撃とクリンチの融合は既に一体化という表現が相応しい。一つひとつの重厚感はアルドだが、ヴェラのハイペースに楔を打ち込むことができなければ、3Rで捕まえることは簡単ではないだろう。

さらに塩梅を掴んだ四次元MMAのミシェウ・ペレイラは、戦慄の2試合連続30秒以内KO勝ちケイオス・ウィリアムスとマッチアップされた。ペレイラが変則的な動き、ウィリアムスが右ストレートを当てることができるのか。

足を止めるわけではないが、ヒザ蹴りも含め近距離戦も弱くないペレイラとウィリアムス、一瞬の交錯で決着がつく緊張感あふれる攻防が見られそうだ。

さらにアンソニー・ペティス、マルロン・モラエス、グレッグ・ハーディーというヘッドライナー級のファイターがズラリと並んだ今大会。先週の大会で計量後に流れたジミー・フリック✖コディー・ダーデンのフライ級マッチも見逃せない。

■視聴方法(予定)
12月20日(日・日本時間)
午前6時~UFC FIGHT PASS

■UFN183計量結果

<ウェルター級/5分5R>
スティーブン・トンプソン: 170ポンド(77.11キロ)
ジェフ・ニール: 171ポンド(77.56キロ)

<バンタム級/5分3R>
ジョゼ・アルド: 136ポンド(61.69キロ)
マルロン・ヴェラ: 136ポンド(61.69キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ミシェウ・ペレイラ: 170ポンド(77.11キロ)
ケイオス・ウィリアムス: 169.5ポンド(76.88キロ)

<バンタム級/5分3R>
マルロン・モラエス: 135.5ポンド(61.46キロ)
ロブ・フォント: 136ポンド(61.69キロ)

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ: 255ポンド(115.66キロ)
グレッグ・ハーディー: 266ポンド(120.65キロ)

<ウェルター級/5分3R>
アンソニー・ペティス: 170ポンド(77.11キロ)
アレックス・モロノ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
パニー・キアンザド: 135.5ポンド(61.46キロ)
シジャラー・ユーバンクス: 136ポンド(61.69キロ)

<195ポンド契約/5分3R>
デロン・ウィン: 194.5ポンド(88.22キロ)
アントニオ・アローヨ: 194ポンド(87.99キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジリアン・ロバートソン: 125ポンド(56.7キロ)
タイラ・サントス: 126ポンド(57.15キロ)

<ミドル級/5分3R>
タフォン・エヌシュクウィ: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイミー・ピケット: 184.5ポンド(83.68キロ)

<フライ級/5分3R>
ジミー・フリック: 125ポンド(56.7キロ)
コディー・ダーデン: 126ポンド(57.15キロ)

<160ポンド契約/5分3R>
カールトン・マイナス: 159.5 ポンド(72.34キロ)
クリストス・ギアゴス: 159 ポンド(72.12キロ)

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