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【ONE Winter Warriors】若松佑弥と対戦、フー・ヨン「現場仕事より過酷なトレーニングはない」

【写真】1996年2月7日生まれ、若松より1歳下のフー・ヨン。MMAキャリアはこれまで7勝2敗──若松の14勝4敗の半分で、勝率は同じだ (C)MMAPLANET

3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Winter Warriorsで、ONE本戦2戦目のフー・ヨンと若松佑弥と対戦する。

ONEフライ級トップの若松に対し、フー・ヨンはほぼ無名に等しい中国の新鋭だ。若松と戦うことを「光栄です」と言い切るフー・ヨンとは、どのようなMMAファイターなのか。

そのMMA歴を聞くだけで、決して侮ることはできない──人生を賭けている怖さが感じられた。


──フー・ヨン選手、初めてインタビューをさせていただきます。まずお時間を作って頂きありがとうございます。

「こちらこそ、ありがとうございます。日本で僕のことが記事になるなんて、凄く嬉しいです。感謝しています」

──12月3日、若松佑弥選手と戦います。今の気持ちを教えてください(※インタビューは11月23日に行われた)。

「若松選手のような名前のある選手と戦うことができて、凄く嬉しいです。本当にパワフルなファイターですし、フライ級で3位の彼と戦えて光栄です」

──ONEと契約して2度目の試合出場で、トップ3の選手と戦うことについてはどのように思っていますか。

「僕の心情を包み隠さず話すと、若松選手とのオファーが来た時は本当に驚きました。まさか2戦目で彼のような選手と試合ができるなんて思っていなかったです。僕にとっては憧れの選手でしたし。若松選手の試合はずっと視てきました。僕は若松選手と同じで、打撃で勝つファイターです。自分がどこまで彼に通じるか、ワクワクしています」

──我々はフー・ヨン選手についてヨッカイカー・フェアテックスに勝った──それぐらいしか知識がありません。まずMMAを始めたきっかけを教えていただけますか。

「そんなことも尋ねてもらえて、嬉しいです(笑)。僕は16歳の時に学校に行くことを止めました。そして、中国全土でビルの建築現場を転々とする生活をしていました。19歳まで4年程、そういう生活を送っていたのですが、僕にはカンフー・ドリームがありました。そして北京に行き、ファイティング・ブラス・ジムに入門しました。そこでヤオ・ホンガン師匠に出会うことができたんです」

──ヤオ・ホンガン!! Legend FCでバンタム級王者になった摔跤出身の中国MMAのパイオニア世代だった、あのヤオ・ホンガンですか!!!

「そうです。師匠のことを知っているのですね。師匠はずっと中国のMMAを牽引してきた選手です。師匠に出会えて僕は本当に幸運でした。師匠はMMAに必要なスキルをイチから僕に指導してくれました。19歳から6年間、強靭な体と師匠に教わったMMAテクニックを武器に戦い、中国のローカル大会からONE HERO SERIESを経てONEという世界的なステージで戦うことができて……あの建築現場で働いていた時のことを思えば、夢のようです。金銭的にも比較にならない大金を手にし、比べものにならない遣り甲斐のある仕事をしています。今もあの仕事を続けていたら、誰も僕のことなど知らなかったはずですし、今日のインタビューもなかったです。これが、僕のMMA物語です」

ヤオ・ホンガン(Yao Honggang)
1981年9月10日生まれ。中国式レスリング=摔跤からMMAに転向し、2009年6月のデビューから、40歳になった今も中国を中心に活躍している。香港ベースのレジェンドFCでは韓国のチョ・ナムジンを破りバンタム級王座に就いたこともある。China Top Teamでは現在UFCで活躍中のリー・ジンリャンらとチームメイトだった。

──ヤオ・ホンガンの下でMMAを学ぶまで、格闘技の経験は?

「全くなかったです。知識もゼロでした。よくバックグラウンドがあると思われますが、それは長い間の現場仕事で体が強くなったことが関係しているのではないでしょうか。とにかく力仕事の日々だったので。この体の力……筋力、体力、持久力は現場仕事で手にすることができました。格闘技経験はなかったですが、この体があったので順応するのは早かったです」

──強い肉体があったとしても、ファイターにはファイティング・スピリットが必要です。

「人生を変えたかった。その想いが、僕の戦う心の源になっています。運命を変えたかった。建築現場では社会の底辺にいる人達を数多く見てきました。彼らは現場から逃れることができない人生を送っていました。3年、4年とあの環境に身を置いて心の底から『僕はここいたいわけじゃない』という想いがあふれ出てきました。

この体があれば、あの仕事も問題なく続けることはできましたが、僕はもっとお金が欲しかったし、自分に価値を見出したかったです。有名にもなりたかった。子供の頃からカンフー・ドリームを夢見ていたし、MMAで自分の運命を変えようという強い気持ちを──あの社会の底辺にいる生活を送り、抱くようになりました。MMAを戦うことで人生と運命を変えて、より良い生活を送ろうと決意したんです。

MMAを始めてから、とても学ぶことが多くて迷うこともありました。でも、現場仕事よりも過酷なトレーニングはなかったです。ホント、身をもって体験したことがある人間にしか、あの辛さは分からないでしょう。MMAは現場仕事より、簡単です」

──そこまでなのですね。MMAを始め中国にはWLFやKunlun Fightなどドメスティック・メジャーがあるなかで、なぜONE HERO SERIESを選択したのでしょうか。

「確かにその2つの団体では試合をしていないですが、Art of WarとGlory of Heroes、Chin Woo Men(精武門)などで戦っています。その時に拳をケガをして試合から遠ざかり、指導と練習だけしていました。そうやって生活の糧にしていたのですが、1年程経過した時にONEが中国でHERO SERIESを開くことになり、師匠から『拳に問題がないなら、試合に出よう』と持ち掛けてもらいました。

MMAを戦うならビッグネームと戦いたいと思っていました。でも中国のイベントに出場していては、それは叶わないです。HERO SERIESからONEにステップアップできれば名前があって強い選手と戦うことができる。そう思い、ONE HEROES SERIESで戦うことにしたんです」

──そして4連勝を達成してONEと契約。初戦でヨッカイカーに判定勝ちを収めました。

「あの試合では僕がアンダードッグだったことは分かっていました。確かに僕にとってあのヨッカイカー戦はONE本戦のデビュー戦でしたが、自分ではヨッカイカーに経験で劣るとは思っていなかったです。

ヨッカイカーはムエタイの選手です。打撃は使えますが、立ち技なら僕の方が上です。そして寝技では圧倒的に僕の技量が彼を上回っています。最初は打撃戦で戦おうと思っていましたが、すぐに作戦を変えました。寝技で行けると確信したからです。そして、あの大舞台で見てもらった通り、彼に勝てました。そこから時間が空いてしまいましたが、若松選手と戦えることは本当に嬉しいです」

──若松選手は『タイトルに挑戦する資格はあると思うけど、今回の試合もアドリアーノ・モライシュと戦うつもり』で創っていくと言っていました。

「本当に尊敬すべき選手です。彼は経験もあり、本当に強い選手です。僕は世界のベストになりたい。なら、誰と戦っても勝たないといけないです。若松選手との試合は、そういう遣り甲斐のある戦いで、とてもチャレンジングです。

それにケージの中に入ってしまえばランキングも格も関係ないです。ただ2人で殴り、蹴り合うだけで。そして若松選手の打撃が、僕より上だとは思っていないです。互角の勝負ができるし、彼を倒す自信もあります」

──まさに運命を変えることができる、一戦ですね。

「僕らは2人ともパワフルなストライカーです。距離を取り合うことはないでしょう。僕が彼をKOするか、彼が僕をKOするか。もちろん、KO勝ちするつもりでいます。ただ、その前に本当にこの試合を戦うことができて嬉しいです。若松選手と戦うことで、僕の知名度も上がるでしょう。彼が僕との試合を受けてくれて本当に感謝しています。現にこうやって日本の記者の方からインタビューをしてもらっていますし。

12月3日は最高にエキサイティングで、素晴らしい試合を皆に見せたいと思っています」

■ONE「Winter Warriors」視聴方法(予定)
12月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors」対戦カード

<キック世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
リトゥ・フォーガット(インド)

<キック・フェザー級/3分3R>
チョウ・チェンリャン(中国)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フー・ヨン(中国)
若松佑弥(日本)

■ONE「Winter Warriors 02」視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors 02」対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R 5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

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【ONE Winter Warriors】フー・ヨンと対戦、Quiet Warrior若松佑弥─01─「頭が悪いからSNSはやらない」

【写真】物静かな若松佑弥が、頼もしい (C)MMAPLANET

12月3日(金・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Winter Warriorsで、若松佑弥がフー・ヨンと対戦する。

4月にリース・マクラーレンを破り、フライ級王座挑戦の機運がグンと高まった若松だが、8カ月を経て決まった対戦相手は、ONE本戦2戦目の無名の中国人ファイターだった。それでも彼は、ただ用意された相手にしっかりと結果を残しモノを言おうとしている。その静かな闘志に触れてみたく、シンガポール行き2日前に話を訊いた。


──1週間後にフー・ヨン戦が迫ってきました。8カ月振りの試合です。今の心境を教えてください。

「そうですね……やっと見せることができる場ができましたね。この間、米国にも行ったし、練習だけはずっと続けてきたので。8月、10月と試合の話があったのが延びて、3度目の正直ぐらいの気持ちでいます。まぁ、やっとですね」

──上久保選手や青木選手がSNSで試合がない辛さ、その心情を訴えていました。

「そうですね……(苦笑)。その気持ちは分からないでもないです。僕も『発信しろよ』と言われることもあります。ただONEにはONEの都合があるだろうし、好きで大会が開けなくなったわけじゃない。もちろん、僕も試合はしたいです。『なんで組んでくれないんだよ』っていう気持ちもります。

でも僕は格闘技を戦う人間で。あれだけの大会をどうやって開くことができるのかも、分からないです。そこは黙って……僕はバカなんで。声だし応援がダメなのに、ジムの人間を応援するあまり大声を出して後で注意されたり……SNSで何かするということは、頭が悪いからやらないです(笑)」

──頭が悪いとは思っていないですし(笑)、感情的にならないようにという心構えも立派だと思います。

「皆……世界中の人が我慢しているので。僕も我慢しないといけないなって」

──ONEがコロナ禍で、シンガポールというホームの事情もあり一時期の勢いがありません。その一方で国内ではRIZINが盛り上がっています。そういう状況で若松選手の周囲も、国内で頑張って欲しいという空気は感じられないですか。

「それは感じています。でも戦うのは、僕自身だし。どういう相手と戦っているのか、戦っている本人は分かっているはずです。僕がどういう相手と戦っているのか、それを分かって応援してくれる人がいますし。自分には自分の生き方があると思っています」

──その通りですね。人は人と思えるようになると、人間は強くなれると思います。ところで、このタイミングでの試合ですが……ONE10周年記念のONE XというPPVイベントの延期が伝わる以前は、既に発表されている以外にも選手権試合が複数組まれ、その1つがアドリアーノ・モライシュ✖若松佑弥の世界フライ級タイトルマッチになるのではという噂もありました。

「僕もそのつもりでしたが、契約書にサインをしたわけではなかったです。結果、大会がキャンセルになったので挑戦はなくなったかとは思っていました。それで今回の試合のオファーが来た感じですね」

──同じ日の収録カードでダニー・キンガド✖カイラット・アクメトフが組まれています。DJに勝った後もモライシュはインタビューで、若松選手とカイラットの対戦をすべきという発言をしていました。

「僕としてはキンガドとアクメトフ、リース・マクラーレンと僕は同じレベルにあったと思います。キンガトとアクメトは僕より1試合少ないし、僕は4月にマクラーレンに勝って、もう1試合戦うんだからタイトル挑戦に近いのは自分だと思っています。だから今回の試合を勝ってチャトリに、僕が挑戦者に相応しいと伝えるつもりです。キンガドもアクメトフもそんなに試合をしていないし、僕はいつだってできるので。僕がアドリアーノ・モライシュに勝って、ギンガトとアクメトフの勝者の挑戦を受ければ良いって。

タイトルマッチの頻度がどんなものから分かっていないですけど、タイトルマッチをもっとやっても良いと思っているので」

──確かにONEのマッチメイクに関しては結果を残したり、試合で頑張った人を評価して欲しいというのは思います。日本人選手だと青木選手であったり、若松選手もそう。上久保選手、三浦彩佳選手も。試合内容と実績で佐藤将光選手も、ですね。そしてキンガドとアクメトフの試合があるのも良いでしょう。ただしタイトル挑戦権を争う若松選手が、なぜONE本戦2試合目の選手との試合なんだと……いうのは。

「そういう風に言ってくれる人がいる。それが凄く嬉しいです。分かってくれる人がいれば、それで僕は構わない。それにONEで2戦目の相手でも勝負は勝負なので、何が起こるか分からないですし。自分はチャトリが組んでくれた相手を叩き潰します。これで僕は食っているので納得して戦います」

──相手は2戦目だから、ファイトマネーは減額で言われたわけではないと。

「そんなこと言われると、納得できないですよ(笑)。僕はファイトマネーで生活しているので、副業を持っていると別かもしれないですけど」

──そんななか対戦相手のフー・ヨンですが、オファーがあった時に顔を名前は一致していましたか。

「なかったです(笑)。調べたらヨッカイカー・フェアテックスに勝っているということが分かったので、弱い選手ではないと思っています」

──試合映像を見る限り、大きな特徴がある選手に見えなかったのが本当のところです。

「そうなんですよね……ヨッカイカーに勝ったというだけで……。長南さんが『弱くはない。危険』と言っているのは、自分を調子に乗らせないようにするためだと思っています。あの試合を見る限り、ディフェンスはザルです。それにキンガドやアクメトフのようにテイクダウンが凄く強いわけじゃない。ヨッカイカーは下のテイクダウンが切れないから、あれだけテイクダウンできただけで。(和田)竜光さんはボディロックで倒そうとしていたので、そこはヨッカイカーはムエタイの経験があるから強かったですけど、ダブルやシングルは倒れています。

だからヨッカイカーに勝ったのは、MMAとして有り得ることで。他の試合を見ても『まぁ、こんな感じね』というぐらいで」

──と同時にテイクダウンを切られてヒザがあるなかで、ヨッカイカーに低い姿勢でテイクダウンにいくのはなかなかの度胸があるのではないかと思うのですが。

「ガッツはありますね。喧嘩ファイターじゃないですけど、ガチャガチャやって」

<この項、続く>

■ONE「Winter Warriors」視聴方法(予定)
12月3日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors」対戦カード

<キック世界ライト級選手権試合/3分5R>
[王者]レギン・アーセル(オランダ)
[挑戦者]イスラム・ムルタザエフ(ロシア)

<女子アトム級(※52.2キロ) ワールドGP決勝/5分5R>
スタンプ・フェアテックス(タイ)
リトゥ・フォーガット(インド)

<キック・フェザー級/3分3R>
チョウ・チェンリャン(中国)
レネ・カタラン(フィリピン)

<キックボクシング・フライ級/3分3R>
秋元皓貴(日本)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ザイード・フセイン・アサラナリエフ(トルコ)

<ヘビー級/5分3R>
カン・ジウォン(韓国)
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
フー・ヨン(中国)
若松佑弥(日本)

■ONE「Winter Warriors 02」視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE「Winter Warriors 02」対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R 5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
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Interview Special アドリアーノ・モライシュ デメトリウス・ジョンソン ブログ 青木真也

【Special】月刊、青木真也のこの一番:4月─その壱─ミキーニョ✖DJ「ルールの違いで言うと……」

【写真】ミキーニョとDJの一戦から、脱線した話が非常に面白いです (C)ONE

過去1カ月に行われたMMAの試合から青木真也が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観──青木のMMA論で深く、そして広くMMAを愉しみたい。

青木が選んだ2021年4月の一番、第一弾は4月8日に行われたONE TNT01 からONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソン戦について語らおう。


──青木真也が選ぶ2021年4月の一番、最初の試合をお願いします。

「アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソンですね。DJは僕の見立てだと年齢が35歳になるし、消耗が激しいんじゃないかとは思っていました」

──それはやはり軽い階級だからというのはありますか。彼は実際、この試合までKO負けもなかったわけですが。

「そうですね。ONEにやってきたのが32歳とかのタイミングで、いつ負けるのかっていうのはあったかと思います。金属疲労みたいな話で、ダメージはなくても運動量や反応という部分で長い間戦い続けてきて、疲れているという印象は受けました。特にあのスタイルですしね」

──UFCではヘンリー・セフードに王座を明け渡してからのONEとの契約ですが、実際にはその前には話がもうできていた。そしてセフードにはリベンジを許しました。

「フライという階級でのスプリットというのは、もうジャッジ次第という部分はあるかと思いますけど。競り合いは多い選手だったとしても、僕的には和田(竜光)選手にバックを取られたのを見ても、もういつ負けるのかという風に捉えるようになっていましたね」

──一昨年の8月に堀口恭司選手にインタビューを行った時に、『弱くなっている』と断言していました。

「そうなると思います。こういうと失礼な言い方になってしまいますけど、若松佑弥、和田竜光、ダニー・キンガドというのは、彼のキャリアにおいて評価の対象になる相手ではなかったはずです」

──つまりはあのままUFCに残っていると、DJはどうなっていたのかと。

「ハイ、もたなかったと思います。だからこそ、ONEに来て良いキャリアを過ごせたように感じます」

──試合前の予想というのは、どうしても過去の実績重視という部分もありますし、DJ有利という声が圧倒的でした。

「ハイ、勿論です。僕も何だかんだと言ってもDJが有利だと思っていました。それはアドリアーノが、そこまでだという風に評価していなかった部分があるので。やはりDJと比較するとジェヘ・ユースタキオやカイラット・アクメトフとイーブンで戦ってきたわけじゃないですか。

だから、2年の間に強くはなっていたかとは思います。あんな風に大きな何かが試合で起こるという風にも見ていなかったですけど、だからといってDJの負けはビックリすることでもなかったです」

──なんとなく分かります。勝利者予想を一つだけしろと言われるとDJの判定勝ちになるのですが、その裏では負けることも、ままあるという予想になるような。

「そうです。DJが勝つだろう──でも、アドリアーノが持っていくことも十分にありうる勝負で。ONEに来てからは、誰に負けるのかという部分であったので。

アドリアーノにしても試合の間隔がこれだけ開いていて強くなっているとすれば、取り組み方が凄かったことになりますね。そことATTの充実振り、勢いというのは関係しているような気がします。そうですね、彼の成長はATTという部分が大きいような気がします」

──ONEとしてグラウンドのヒザという北米のプロモーションでは反則になる技でミキーニョが勝ったことは、他とプロモーションとの差別化を図ることができたのではないでしょうか。

「う~ん、まず試合はヒザではなくても、その前のアッパーで決まっていたと思います。致命傷は最後のヒザではなく、アッパー。サッカーボールキックと同じで、あのヒザもその前にダメージがあるから、当たったようなモノで。

それとグラウンドのヒザ蹴りで、他とONEは違うって言う風に米国のファンが見て『凄い』と思うようなら、格闘技はRIZINルールとか、ミャンマー・ラウェイの方が激しいし、そういうモノの人気が高くなるかと思います。

米国のファンがONEとUFCを見て、別物と思えるほど目が肥えているとは思えないんですよね。そもそも、そこをターゲットにしていないだろうし」

──う~む、ONEの番組の創りもそこを強調してはいなかったですね。グラウンドのヒザ蹴り、直角エルボーが許されているんだという説明VやGGがあったわけでもないですし。

「ルールの違いで言うと、話がズレてしまうのですが……」

──大歓迎です(笑)。

「今日も練習していて松嶋(こよみ)選手と、僕の試合でのエルボーの話になったんです。で、RIZINはリング使用でヒジは互いがOKなら使えるというルールですよね。それはもう別物だよなって」

──合意制なのですね。クロン・グレイシーの試合はヒジがなかったですよね。

「ホベルト・サトシがヒジに認めないとかも。昔、PRIDEで体重差があるとグラウンドのヒザは選択できたのと同じです。で、ヒジでいえばグラウンドでエルボーがないって、もう僕らは考えられないなっていう話になったんです。

レスリングやグラップリング軸になると、拳で殴るのはバックコントロールからだけで、マウントとかハーフでトップだとその距離を創ることはできないから」

──ハイ、そのスペースがあると立たれてしまいます。

「だからエルボーを打ち、下もヒジに反応することなる。そうなればRIZINのルールって、別物だよなっていう話をしていたんです」

──PFLもヒジなしで、ハーフで潜るとなかなか有利なんですよね。

「もうヒジがないと別競技です。でも、お客はそうは見ない。MMAだ、同じだっていう見方かと思います。だってUFCとRIZIN、ONEを別物としては見ていないですよね」

──あぁ、なるほど……そうですよね。立ち技なら、もうムエタイとK-1で統一ランキングなどできないわけで。でも、MMAはヒジの有無、グラウンドでのヒザの有無、サッカーボールキックの有無で別物という風にはならないと。

「だと思いませんか? そこまでお客さんの目が肥えていると凄いですよね」

──米国だとリングなら別物という風に捉えられるかもしれないですね。

「それでもグラウンドでパウンドがあれば、MMAっぽくは捉えられるかもしれないし。ただ、まぁリングでMMAはやりたいくねぇって思っちゃいます(笑)。今はONEもずっとケージでできているんで──ヒジ無しになったり、ケージでないというのは考えたくなくなりますね」

──ONEのムエタイをMMAグローブのケージでやることが定着したのだから、それを逆に立ち技系での特色としてMMAファイターのためにもケージを続けてほしいですね。そして、最後にモライシュについて尋ねたいのですが、これから若松佑弥選手がその座を目指すことになるのと思うのですが、そこに関してどのように青木選手は見ていますか。

「ハッキリ言ってしまえば、あまり興味はないです」

──……。

「なぜ、それを言っちゃえるかというと明確な理由があります」

──ハイ。

「若松佑弥がアドリアーノ・モライシュに挑戦することで世界に繋がっているのか……という風に疑ってしまっているからです」

──若松選手は繋がっていると思っているはずです。

「彼がそう思っているのであれば、本当にしっかりと現状を見て自分のキャリアを考えるべきだし、周囲もそう言ってあげるべきだと思います。この戦いが世界に繋がっているのか──DJが負けたことで、難しくなっちゃいましたね」

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Interview ONE ONE TNT01 ONE118 アドリアーノ・モライシュ デメトリウス・ジョンソン ブログ

【ONE TNT01】DJを初KO、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ「全てが見えていた」

【写真】取材が連続したことは予想に難くない。それでも、御覧のポーズを披露してくれたONE世界フライ級王者ミキーニョ (C)MMAPLANET

8日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されたONE118:ONE TNT01で、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・ミキーニョ・モライシュがデメトリウス・ジョンソンをKOで下し、王座防衛に成功した。

(C)ONE

UFCフライ級王座を11度防衛したMMA史上最強のフライ級ファイターを挑戦者に迎え、2年3カ月振りの実戦復帰となったチャンピオンの勝利を予想した者は決して多くなかった。

下馬評を覆す勝利、しかもDJを初めてフィニッシュしたミキーニョを試合翌日にインタビューした。


──昨日は素晴らしい勝ち方でDJを破り、タイトル防衛戦に成功しました。1日が過ぎて改めて今の気持ちを教えてください。

「最高だよ。MMAを戦ってきて、昨日の結果に関しては自分自身に誇りを感じることができると思っている」

──1月にはインタビューをさせてもらった時は、2月に戦う予定でした。あれから試合が45日間延びたことに関してどのような想いでしたか。

「2019年1月の試合のあと、僕は移民局の指導で米国を出ることができなくなっていた。その問題がクリアになった時、COVID19が起こった。僕とDJの試合は延期せざるを得なくなった。皆に我慢の時が必要になったんだ。

そして、また1カ月半の延期だ。でも、この間にTNTでのプライムタイム中継という素晴らしい機会が巡ってきた。だから再度の延期は何も問題なかったよ。僕にとってはポジティブな延期だった」

──2月に戦っていると、ワシントン州とフロリダの状況の違いが顕著でDJはなかなか調整が難しく、実はあの時の方がミキーニョの勝つ確率は高かったと思っていました。

「全く気にしていなかったよ。いつ戦うかは関係ない。常に昨日のように戦えるように準備してきた。2月でも4月でも、僕はどちらでも言われたミッションをこなすだけだったよ(笑)」

──そして、見事にミッションコンプリートを成し遂げました。

「その通りだよ。人生として、任務を完璧に遂行できた。しっかりと戦い、結果を残した。今は次のミッションが届くのを待っている」

──今回の試合はさきほどミキーニョが言っていたように米国のプライムタイムにTNTで中継されました。これまでの試合とは違うような反応があったでしょうか。

「反響は物凄く大きかったよ。ONEチャンピオンシップがいかなる団体なのかを米国のたくさんのファンに視聴してもらえた。米国のプライムタイムということは、ブラジルでもプライムタイムなんだ。米国のファンもそうだけど、ブラジルのファンに僕の試合をたくさん視てもらえて良かった。

これまでは金曜日の朝にしか母国のファンに、僕の試合を視聴してもらうことはできなかった。生まれ育ったブラジリアでは本当に多くの人達が試合を見てくれたみたいで、試合後には母の携帯は鳴りっぱなしだったそうなんだ(笑)。近所の人も大喜びしてくれたみたいで。

僕にとって今回の試合は米国だけでなく、ブラジルでもたくさんのファンにライブ中継を視てもらえたことは大きな意味があったよ」

──ロッタンの試合が次に控えていましたが、あくまでも最終試合ということでメインイベントはミキーニョ✖DJでした。ONEの米国進出を考えた際、本当に大切な大会でヘッドライナーを任されてプレッシャーはなかったですか。

「試合順は僕には関係ないよ。メインイベンターでいたいとようエゴも持っていない。メインでもコ・メインでも第1試合でも、ケージに足を踏み入れて戦うだけさ」

──とはいえエディ・アルバレスとユーリ・ラピクスが、あのような反則決着となり、ショーの盛り上がりを考えると焦りなどなかったですか。

「あれは参ったね。頭が混乱したよ。だってユーリ・ラピクスがクリスチャン・リーに挑戦した時、クリスチャンがめちゃくちゃラピクスの後頭部を殴っていた。でも、誰もあの試合は止めなかったよ」

──止めたのは試合終了のタイミングでした。

「だろう? エディ・アルバレスはクリスチャンほど厳しいパンチを落としていなかった。あれはレフェリーのミスだよ。

とにかく前の試合がああいう風に終わったから、僕はもう全力で戦うしかないと思った。エディの試合がああなっていなくても、それは変わらないけど……。ライブ中継でファンに喜んでもらえる試合をしたかったから。

まぁエディ・アルバレスの試合はああいう結果に終わってしまったけど、僕とデメトリウス・ジョンソンの試合は悪い流れを引きずることはなかった。神に感謝しているよ。エンターテイメントとしても、最高の戦いになったはずだからね」

──試合後のインタビューで、DJはパンチを振るって距離を潰してくる。その時にアッパーを入れることが作戦で、しっかりと実行できたと話していましたが、長身のファイターが背の低いファイターにアッパーをタイミングよく、しかもDJのようなスピードのある選手に打ち込むことは相当にトレーニングを積んできたのではないでしょうか。

「DJが殴ってきたときにアッパーかヒザを入れる……この戦略を実行するためにATTで本当にハードな練習を重ねた。

そして実際にDJが距離を詰めてきたとき、DJの動き、僕のアッパーが描く軌跡、全てが見えていた。完璧にアッパーカットを当てることができるタイミングだったんだ」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
4月15日(木・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT02中継対戦カード

<ムエタイ女子アトム級/3分3R>
ジャネット・トッド(タイ)
アン・リン・ホグスタッド(ノルウェー)

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者] ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
シネチャグタガ・ゾルツェツェグ(モンゴル)
中原由貴(日本)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
ワン・シュオ(中国)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ミッチェル・チャマール(米国)
上久保周哉(日本)

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ONE ONE TNT01 ONE118 Report アドリアーノ・モライシュ デメトリウス・ジョンソン ブログ

【ONE TNT01】アドリアーノ・モライシュ、DJをKOし王座防衛。「僕は最強じゃない、異質なんだ!」

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
Def.2R2分24秒by KO
デメトリウス・ジョンソン(米国)

まず右ローを蹴ったDJ、ミキーニョは左右に回り距離を取る。スイッチするDJは右オーバーハンド、右フックを繰り出す。射程距離の外にいるミキーニョが右ミドルハイを繰り出す。DJは左リードフック、ローを蹴られて前に出る。跳ねるようなステップ王者は組まれてヒザを腹に2発受けるも、ここは離れて右ハイを狙う。

DJが圧を高めるなか、ミドルを蹴ったミキーニョがテイクダウン狙いから足を取りに行く。ヒールから、スイープを決めて上を取ったミキーニョがハーフで抑える。DJはフルガードに戻し、掌底から腰を切っていく。そのタイミングで右足を抜いたミキーニョが再びハーフで抑える。DJは足を戻すが、下のままラウンド終了を迎えた。

2R、まず左ハイを見せたミキーニョが、ジャブを伸ばして右ローへ。DJはワンツーから前に出るが、王者は右に回って捕まらない。DJもローを入れ、ワンツー。ここもかわしたミキーニョは左ジャブ。DJが右ローを蹴り、テイクダウン狙いは察知される。

と、ミキーニョがヒザ蹴りを見せ、DJがキャッチにしにかかる。足を抜いたミキーニョはパンチを振るって前に出てくるDJに右アッパーを入れ、ダウンを奪う! ダウン状態のDJに、ミキーニョは左ヒザ一閃。アドリアーノ・モライシュが、見事なKO勝ちでONE世界フライ級王座防衛に成功した。

「家に戻って自分のミスを見直す。アドリアーノは大きかった。近い距離をセットするために、ペースを上げていたけど……こういうこともある。とにかく試合を見直さないと。アドリアーノ・モライシュは素晴らしいチャンピオンだよ。これは5Rの試合だし、ああやって攻めるのが僕の戦い方だ。でも、彼は凄く距離を取るのが上手かった」と敗者DJはインタビューで応えた。

一方、王座防衛を成功したミキーニョは「皆に感謝している。夢が実現した。ずっとハードワークを続けてきた。俺たちはやったんだ!! 僕はDJの試合を見て育った。チームと僕は完璧な作戦を立てていた。彼はパンチで前に出てくる。そこにアッパーを入れたんだ。いやぁ……なんて言えば良いのか……アハハハハ。この勝利は驚きじゃない。僕はベストじゃない。でも異質なんだ、僕のMMAは。凄く嬉しいよ、WOW!!」とアドリアーノ・ミキーニョ・モライシュは話した。


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News ONE ONE TNT01 ONE118 アドリアーノ・モライシュ ウマウ・ケニ・ログログ エディ・アルバレス デメトリウス・ジョンソン ブログ ユーリ・ラピクス

【ONE TNT01】計量&ハイドレーション結果 モラエスの現地入り大きく遅れる&ログログはキックボクサーと

【写真】相当な身長差は、どちらのアドバンテージになるのか (C)ONE

いよいよ明日8日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE118:ONE TNT01の計量及びハイドレーション・テストの最終結果がONEより発表された。

昨日に第1試合のウマウ・ログログ・ケニの相手が、キックのヘビー級戦に出場予定だったパトリック・シミッドに変更になったことは明らかとされていたが、そのヘビー級キックの代わりに組み込まれる試合が何になるかはアナウンスされていなかった。

そして計量及びハイドレーション・チェックの結果発表により、TNT03でマッチアップされていたエンリコ・ケール✖チンギス・アラゾフが第2試合で行われることが分かった。


TNTによる米国のプライム・タイム用の目玉カード=ONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレス✖ユーリ・ラピクスの2試合を含め、全6試合出場選手は計量&ハイドレーションをクリアしている。

そんななか度重なる飛行機の運航トラブルによりシンガポール入りが大幅に遅れたミキーニョ。MMAPLANETでは予定されていた個別インビューもNGが出た。疲労回復に努めていたのか、ナーバスになっているのか。いずれにせよ、過去にミキーニョが試合前日であろうが取材に応じないということはなかっただけに気になるところだ。

■視聴方法(予定)
4月8日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ONE TNT01計量及びハイドレーション結果

<ムエタイ契約体重戦/3分5R>
ロッタン・シットムアンノン:61.5キロ/ 1.0248
ダニエル・ウィリアムス:60.65キロ/ 1.0099

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ:60.95キロ/ 1.0152
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン:60.95キロ/ 1.0183

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エディ・アルバレス:77.0キロ/ 1.0176
ユーリ・ラピクス:76.85キロ/ 1.0112

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
テイラー・マグワイア:83.25キロ/ 1.0160
ライモンド・マゴメダリエフ:83.2キロ/ 1.0244

<キック・フェザー級/3分3R>
エンリコ・ケール:69.65キロ/ 1.0168
チンギス・アラゾフ:69.85キロ/ 1. 0214

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
ウマウ・ログログ・ケニ:118.85キロ/ 1.0044
パトリック・シミッド:111.95キロ/ 1. 0132

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Interview ONE ONE TNT01 ONE119 アドリアーノ・モライシュ デメトリウス・ジョンソン ブログ

【ONE TNT01】ミキーニョに挑戦、デメトリウス・ジョンソン「パンデミック前と比較してもしょうがない」

【写真】取材は日本時間で先週の金曜日の朝、米国の木曜日の夜にZoomで行われた (C)MMAPLANET

8日(木・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE118:ONE TNT01。同大会でデメトリウス・ジョンソンが、アドリアーノ・モライシュの持つONE世界フライ級王座に挑戦する。

UFCからONEに転じ、フライ級ワールドGPで優勝したDJは昨年4月にミキーニョのチャレンジする予定だったが、コロナ・パンデミックにより1年を待つこととなった。

それでも史上最高のフライ級ファイターは、「パンデミックは起こった。それ以前と今を比較してもしょうがない」と達観していた。


──1月に日本の雑誌用にインタビューをさせてもらった時は、2月末にミキーニョと戦う予定でした。45日間、準備期間ができたことをポジティブに捉えることはできましたか。

「そうだね、僕にとってもアドリアーノにとっても良かったと思うよ。その分、多く練習ができたことは間違いないからね」

──その1月の時点ではMMAの練習はできていましたが、ウェイトがまだ禁止されているという状態でした。

「そうだね。もちろん、今がベストな状況かといえばそうでない。でも、パンデミック前と比較してもしょうがないんだよ。もちろん、今回とこれまでのファイティングキャンプを比較することもないし。

パンデミックが起こる前だって、同じ内容のキャンプを行ったことなんて1度としてなかった。そして2020年にCovid19のパンデミックは起こった──ほとんどパッキングも終わって、これからファイトに向かう。僕の現実は、そこだけだから」

──今回の試合はTNTにより、水曜日の夜に米国でLIVE中継されます。

「素晴らしいよね。これまでは米国ではONEの中継は金曜日の朝だった。つまり、皆が仕事に行っている時間だ。それが水曜日の夜になり、僕とアドリア―ノ・モライシュ、エディとユーリ・ラピクスという最高のラインナップを視てもらえるね。
TNTの全米中継はビッグディールだよ。TNTのトップ10・カウントダウン、トップ10・モースト・リメンバー・プレイス・オブ・ザ・ウィークで自分が取り上げられる。とにかくベストを尽くすよ。

週末になるとさ、ボクシング、UFC、Bellator、PFL、あらゆるコンバットスポーツが重複している。どれを視るのか選ぶ必要が出てくる。でも水曜日の夜は、そんなことなく仕事を終えてカウチに座って一杯煽りながらファイトを楽しんでもらえる。満足してベッドに行ってほしい。そして、朝になったら笑顔で職場に向かえるようファイトするよ」

──パンデミックの影響でDJは1年半振りの試合で、ミキーニョに至ってはそれ以前からで2年3カ月振りのファイトになります。

「GPがあったからね。そしてアドリアーノに関しては、ロング・レイオフも関係ないだろう。彼はチャンピオンだ。素晴らしいジムで、僕を倒そうと練習しているんだから」

──ではミキーニョとのサイズ差をどのように思いますか。

「それが僕のファイターズ人生だよ。北米で135ポンドで戦っていた時も、自分とは違うサイズの選手と戦ってきた。アジアで戦うようになっても、僕より背の高い選手ばかりだ。きっと、アジアの平均的な体格に近いんだろうね。まぁ、そういう自分より背が高い選手と戦うことが、僕のキャリアだったから問題ないよ」

──DJはチャレンジャーですが、多くの人がアンダードッグはミキーニョだと捉えています。

「誰がどう予想をしようが、僕は自分のやるべきことをケージのなかで全うするだけだよ。それに僕は長い間、チャレンジャーを経験してこなかった。だから、凄く楽しみなんだ。このチャレンジするという立場が」

──ONEのルールを米国のファンは、気に入るでしょうか。

「MMAのルールが違うよりも、ムエタイやキックも同じショーで視られる方が大きな違いだよ。ムエタイをMMAグローブで戦うなんて、米国のファンにとっては初めての体験だ。そんな場をONEが提供しているのは大きな意味があると思っている。

MMAとムエタイ、キックボクシングを一緒に行うことを米国のファンが気に入るかどうか。それはイベントが終わってから分かることだよ。

基本的な米国のファンはボクシング・グローブをつけて互いに顔を殴り合うことを楽しみしている。スクランブルも三角絞めも腕十字も分かっていない。グラップリングについては、理解が進んでいない。ボクシングを見て育ったからね。そんなファンが、ムエタイやキックをどのように感じるのか。そこは僕も注目している」

──DJよりロッタンの人気が出たら、どうしますか(笑)。

「良いんじゃない(笑)。僕らは2つの違ったマーシャルアーツを魅せている。ファンは殴って、殴られてという一進一退の攻防を望み、優れたディフェンス能力に注意を払うことはない。

でも僕のMMAにはムエタイだって含まれている。それがMMAだし、楽しいところだ。ムエタイは一つの限定されたゲームで、僕は全てができる」

──シンガポールの朝に会場に向かい、昼頃に試合をすることについてはどのように思っていますか。

「夜に戦うよりずっと良いことだよ。日本大会でも夜に戦ったユーヤ・ワカマツ戦より、午前中に試合をしたダニー・キンガド戦のほうがずっと戦いやすかった。そう、フィリピンでたタツミツ・ワダと戦った時と比較してもね。

僕は現地の試合時間に合わせて練習をしているから、こっちの夜、アジアの朝の方が調整もしやすいんだ。それが試合にも影響するだろうから、今大会はシンガポールの朝に行われて良かったと思っている」

──DJ、忙しいなかインタビューに応じてくれてありがとうございます。日本のファンに一言、いただけますか。

「ワタシハ、デメトリウス・ジョンソン。8日の朝、ABEMAを見逃さないでくれ。アリガトウゴザイマス!‼

■視聴方法(予定)
4月8日(木・日本時間)
午前9時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ONE TNT01対戦カード

<ムエタイ61.5キロ契約/3分5R>
ロッタン・シットムアンノン(タイ)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エディ・アルバレス(米国)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
テイラー・マグワイア(米国)
ライモンド・マゴメダリエフ(ロシア)

<キック・フェザー級/3分3R>
エンリコ・ケール(ドイツ)
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
ウマウ・ログログ・ケニ(セネガル)
パトリック・シミッド(スイス)

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ONE ONE TNT01 Report アドリアーノ・モライシュ エディ・アルバレス オンラ・ンサン チャトリ・シットヨートン デメトリウス・ジョンソン ブログ ユーリ・ラピクス ヴィタリー・ビグダッシュ

【ONE TNT】ONEの米国プライムタイム中継は大会名がONE on TNTに。クリスチャン✖ナシューヒンも

【写真】クリスチャン・リーの防衛戦はONE on TNT第2週に。ABEMAの中継も含め、これらの大会は日本ではどのように視聴できるのだろうか (C)MMAPLANET

28日(木・現地時間)、ONE Championshipがバーチャル会見を行い、チャトリ・シットヨートンCEO兼会長、同大会に出場するONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュ、デメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレス、ユーリ・ラピクスが出席した。

まず4月7日(水・同)開催の大会名はONE on TNTに決定。TNTとは同大会を中継するターナー・ネットワーク・テレビジョンのことで、ONEは東部時間の午後10時から2時間でメインカード3試合が中継し、その1時間前にはプレリミマッチがブリーチャー・リポートAppによって配信されるとのこと。

また会見の冒頭でチャトリCEOの口から、「4月の水曜日に毎週のようにONEがTNTのプライムタイムで視聴でき、米国のファンはこれまでになかったマーシャルアーツの価値に触れることになるだろう」という言葉があったように14日(水・同)にはONE世界ライト級選手権試合=王者クリスチャン・リー✖ティモフィ・ナシューヒン、21日(水・同)にはウェルター級コンテンダーバウトとしてオンラ・ンサン✖ヴィタリー・ビグダッシュの3度目の対戦が組まれている。


4週目のカードは発表されていないが、チャトリCEOからは「米国で馴染みのある選手たがの試合を組んでいく」という言葉も聞かれ、ヴィトー・ベウフォート参戦にも匂わされた。ちなみにTNTの水曜日はAEW=All Elite Wrestlingというプロレスの中継もあり、昨年5月にはヴィトーが無観客大会に招待され観戦するというシーンも見られた。

この件からもONEとTNTは今回の米国プライムタイム中継を以前から計画していたが、パンデミックの影響があって時期がずれ込んだことも想像に難くない。

なお記者のこれらの大会はライブで開催されるのかと質問があり、チャトリCEOの返答は「全てライブにしたい。ただし、パンデミックの影響があり色々と計画に変更も必要となった。4月7日は絶対的にライブだ」というもの。第2週から4週に掛けては現状のONE中継と同様に事前収録ファイトを流すダークシリーズの可能性もありそうだ。

また開催地についても言明はなく、エディ・アルバレスが地元フィラデルフィア開催をアピールする場面もあったが、「アジアは国境封鎖が続く中、シンガポールもその状態にありながら政府と協力してやってきた」とチャトリCEOが発言したことで、実際に試合をする場所はシンガポールという線も濃厚だ。仮にシンガポールでライブ大会を行うのであれば、配信ファイトが米国東部時間の午後9時スタートだと、同地では8日(木・同)の午前10スタートとなる。

また通常のONEのイベントに関しては「パンデミックの影響もあり、各国を回るということができないので、シンガポール大会が多くなる」という言葉も聞かれた。ONE TNT第4週のヘッドライナーやTNTシリーズの追加カード、通常大会、そして「絶対に2021年に行う」と断言した女子アトム級GPに関しても数週間中にアナウンスがあるとのことだった。

同会見でDJが「ONEはハイドレーション・チェックを採り入れており、北米で戦ってきた時とは違う」と発言しており、ONEと北米MMAの違い=「新しさ」を端的に表すスマートさが感じられた。

■視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable02対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>※
竹中大地(日本)
イヴァニウド・デルフィーノ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
チェン・ルイ(中国)
クォン・ウォンイル(韓国)

<キック・ライトヘビー級/3分3R>※
ミハイロ・ケイコビッチ(セルビア)
ヘイブラット・イスアエフ(ロシア)

<62.5 キロ/5分3R>
ソヴァナリー・エム(カンボジア)
チェ・チョンユン(韓国)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

※2020年12月18日に収録

■ONE Unbreakable03視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable 03対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

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News ONE ONE Championship アドリアーノ・モライシュ エディ・アルバレス デメトリウス・ジョンソン ブログ ユーリ・ラピクス

【ONE】4月7日に米国プライムタイムに合わせた大会開催。DJ✖モライシュ、エディ・アルバレス✖ラピクス

【写真】エディ・アルバレスが2019年8月のフィリピン大会以来、実戦復帰でユーリ・ラピクスと対戦 (C)

22日(金・現地時間)、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO&会長がONE Unbreakableの中継内で4月7日(水・現地時間)に米国のTNTとジョイントしイベントを開催。ONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソン、エディ・アルバレス✖ユーリ・ラピクスのライト級マッチ、そしてロッタン・ジットムアンノンがノンタイトルでジェイコブ・スミスと戦うことを明らかにしている。

ONE世界フライ級タイトル戦では、チャトリCEOが昨年12月4日にSNSで2月24日(水・同)に場所も同じシンガポールで行うことを発表していたが、今回のアナウンスで両者の1戦は先送りになったことになる。


興味深いのは、同イベントは米国へアピールするためにTNTの電波に乗り現地の夜、つまりシンガポール時間であれば午前中にイベントが開かれるということ。

この3 試合の他に米国仕様のガードが用意される方向にあるようだが、「MMAとムエタイで、KOパワー✖KOパワーのぶつかり合いを米国のファンにお見せする」とチャトリCEOをまくし立てた。。また──もともと発表されていた2月大会の動向は正式発表はなされていないが、いわゆる米国仕様でない従来の大会も引き続きシンガポールで2月以降も行われていく模様だ。

■ONE Unbreakable II視聴方法(予定)
1月29日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable II対戦カード

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
マウロ・チリリ(イタリア)
アブドゥルバシール・ヴァガボフ(ロシア)

<ヘビー級(※120.2キロ) 5分3R>
アラン・ンガラニ(香港)
ウマウ・ケニ(セネガル)

■ONE Unbreakable III視聴方法(予定)
2月5日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App

■ONE Unbreakable III対戦カード

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
アリョーナ・ラソヒーナ(ウクライナ)
スタンプ・フェアテックス(タイ)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
佐藤将光(日本)
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)

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【ONE】来年2月24日、ワールドGP優勝デメトリウス・ジョンソンが世界フライ級王者ミキーニョに挑戦!!

【写真】2つの頂点が雌雄を決する (C) KEISUKE TAKAZAWA & MMAPLANET

4日(金・現地時間)、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO&会長が自らのツイッターで2021年2月24日(水・同)にシンガポールで、ONE世界フライ級王者アドリアーノ・モライシュに、デメトリウス・ジョンソンが挑戦することを綴っている。


ミキーニョこと王者モライシュと、フライ級ワールドGP優勝のDJの対戦は、もともと今年の4月10日にONEの新機軸となるべきInfinity Seriesの旗揚げ戦=中国・重慶大会で組まれていたカードだ。その後、Covid19の感染拡大によりインドネシアのジャカルタに場所が移されることとなったが、さらなる感染拡大状況でONEは活動停止期間を迎えていた。

結果的に10カ月遅れで実現する世界フライ級選手権試合、ミキーニョにとっては2019年1月にジェヘ・ユースタキオを破り、同級王座を獲得して以来の実戦となる。対してDJは昨年10月のGP決勝から、1年4カ月でベルトを賭けて──2年半ぶりの5分✖5Rに挑む。

若松佑弥、和田竜光という日本勢、試合が流れたダニーキンガド、カイラット・アクメトフ、リース・マクラーレンら上位勢にとっても、ポスト世界王者とGP王者という戦いの幕が上がることになる。

加えて、この2月24日という日程が確定であればONEにとってはWarrior Series ではなく、本戦では初の水曜日開催になる模様だ。

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