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朝倉未来 KO負けした西谷大成に対しての辛辣なコメントが物議を醸す rizin46 ライジン

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朝倉未来 アウトサイダー時代 全KO集 全試合ハイライト Mikuru Asakura【ブレイキングダウン】

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北村克哉さん 急死 最後の動画に隠された死因の兆候

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45 MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase342 ボクシング 佐藤生虎 和田良覚 長岡弘樹

【Pancrase342】これぞタフファイト。耐える長岡に左とヒジを当て続けた佐藤が初の判定勝ち

【写真】これぞ長岡ファイト。そして佐藤も疲労を乗り越えた(C)MMAPLANET

<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29.
長岡弘樹(日本)

共にサウスポー。サークリングしながら右を突く佐藤は、長岡が距離を詰めて来ると左を振るう。下から、さらに上から左を伸ばし、さらに右ジャブを突いていく。長岡もワンツーからから距離を詰めるも、組みつこうとした長岡に左ストレートから乱打を浴びせた。長岡も顔面に左を受けながら組み付き、ケージに押し込んだ。両脇を差し上げて押し返す佐藤。長岡はダーティボクシングに持ち込むが、佐藤が体勢を入れ替えた。左腕で長岡の頭をなぎ倒してから、佐藤が離れる。佐藤がケージ中央で左ストレートを幾度も叩き込むが、長岡は倒れない。ならばと佐藤の右フックが長岡の顔面を捉える。頭を振って近づく長岡に右ジャブを叩きこむ佐藤は、右ヒジから左を突き刺した。しかし長岡は前に出続ける。ケージ中央で組んだ両者、佐藤が離れながらヒジとストレートを繰り出すも倒せず、初の2Rに突入する。

初回はジャッジ3者が佐藤の10-9とした。

2R、長岡が右ジャブで佐藤の顔面を跳ね上げる。佐藤が左右のパンチから突進すると、和田良覚レフェリーが巻き込まれかけた。ケージ際で体勢を入れ替えた長岡がシングルレッグで組むも、佐藤が手首を抑える。すると長岡はバックに回り、さらに左足をすくって背中を着かせた。バックを奪った。立ち上がって正対した佐藤を、長岡がケージに押し込む。シングルレッグからバックに回った長岡の左腕を取った佐藤が、キムラでリバーサルしてバックマウントへ。長岡はスクランブルからダブルレッグで組むと、再び佐藤は長岡の左腕をキムラで抱える。長岡はシングルレッグから、しっかりと佐藤に背中を着かせた。ハーフガードの佐藤を、長岡がパウンドで削りラウンドを終える。

2Rはジャッジ3者が長岡の10-9とつけた。

最終回、長岡のテイクダウンを切った佐藤が左跳びヒザで飛び込む。それをキャッチした長岡が佐藤をケージに押し込んでいった。右腕を長岡のアゴを上げ、左ヒジを叩き込む佐藤。この一撃で長岡は一瞬下がるも、すぐに組みついた。ケージ中央で押し合う両者、佐藤は長岡の左手首を掴み、左ヒジを叩き込む。さらに左ストレート、右アッパーで顔面を跳ね上げるも、長岡は組みついていく。首相撲からヒザを突き上げた長岡は、さらに右フックを放つ。長岡の投げを耐えた佐藤は、長岡の右ジャブに右アッパーを合わせた。ワンツーから長岡をケージに押し込み、左を入れる。体勢を入れ替えた長岡はダブルレッグへ。佐藤が長岡の右腕を抑えると、長岡は右腕を差し上げてバックを狙うも、佐藤がそれを許さず。ケージから離れた両者は、ケージ中央で打ち合い、組合をてんかいし、最後は佐藤が左を顔面に叩き込んだ。

1Rと3Rを佐藤が取ったか。判定勝利を収めた佐藤は、体力を全て使い切ったようにケージ中央に倒れた。誰もがそれを理解できるほどのタフファイトだった。マイクを持った佐藤は「シンドイです。勝てて良かったです」と語ってケージを後にした。


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45 AXEL RYOTA KAREN MMA MMAPLANET o PANCRASE Pancrase342 RYO YouTube パンクラス ホン・イェリン ホン・ソンチャン ボクシング ライカ リトル 中村K太郎 久米鷹介 佐藤生虎 前田浩平 松岡嵩志 櫻井裕康 砂辺光久 粕谷優介 糸川義人 長岡弘樹 黒澤亮平

【Pancrase342】長岡弘樹戦へ。柔道出身の剛腕、佐藤生虎「……次の試合も殴ります」

【写真】生虎(しょうご)という名前の由来は、「正午に生まれたことから当て字で……という説があります」とのことでした(C)SHOJIRO KAMEIKE

28日(日)、翌29日に東京都立川市の立川ステージガーデンで開催されるPancrase342の計量が行われ、出場選手全員がクリアした。明日の第10試合試合では佐藤生虎が長岡弘樹と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年プロデビュー以来3試合連続、1ラウンドKO勝ちをマークしている佐藤。しかも合計タイムは3分と、1ラウンド分にも至っていない。特に左ストレートを軸に戦っているが、もともとは柔道ベースだというから驚きだ。なぜ佐藤がこれまでに左ストレートで倒しまくるようになったのか。その秘密をひも解く。豪快なKOの裏には、試合スタイルからは想像できない佐藤の性格が関係していた(※取材は4月24日に行われた)。


――MMAPLANETでは初のインタビューとなりますが、宜しくお願いいたします。

「……、……」

――すみません、ちょっと音声が小さいようですね。

「(マイクを口に近づけて)聞こえますでしょうか?」

――ありがとうございます。聞こえました。もしかして今は職場ですか。

「はい、そうです」

――もしかして小さな声で喋らないとか……。

「そんなことはないのですが――ちょっと周りから見られています(笑)。でも大丈夫です。すみません」

――いえ、職場でインタビューを行わせていただき、ありがとうございます。会社の方にも宜しくお伝えください。

「アハハハ、分かりました(笑)」

――改めて、プロデビュー以来3試合で合計3分ほどしか戦っていない佐藤選手です。

「えっ、そんなに短いですか」

――これまでのKOタイムが1分1秒、35秒、1分22秒ですから、正確には2分58秒です。ご本人としては意識していないのですか。

「そうですね。まぁ、たまたまというか……」

――あれだけ左ストレートを軸に戦っていて、「たまたま」ではないでしょう(笑)。

「いや、もう必死に戦っているだけで(苦笑)。自分でもよく説明できなくて――喋るのも下手なので、すみません」

――いえいえ。あれだけの剛腕っぷりを見せていながら、ベースは柔道なのですよね。

「柔道は10歳から28歳までやっていました。もともと兄が柔道をやっていたので、僕も同じ町道場に入れられて。28歳の時に柔道を辞めて、MMAを始めました」

――28歳というと大学を卒業してから、どこか企業で柔道をやっていたのでしょうか。

「いえ、警察です」

――警察ですか! 大学までの優勝実績などは……。

「特に無かったです。高校の時に県大会で優勝したり、大学も全国大会に出たぐらいで。そこから警察の柔道部に入りました。ずっとMMAは好きで、大学を卒業した時点で柔道を続けるか、MMAを始めるかは一度考えました」

――そこで柔道を続けた理由は何だったのでしょうか。

「……母の反対ですね(苦笑)。今もMMAをやることは反対されています。でも警察の柔道部って定員があり、毎年誰かが引退して誰かが入るということが繰り返されるんです。柔道部の先生から『今年で引退してほしい』と告げられて。柔道部にいられないなら警察にいる理由もないので辞めました」

――柔道部を辞めたとしても、警察には残ることはできるわけですよね。

「はい。もともとMMAをやりたくて、ずっと柔道を続ける気持ちはなかったんです。だから先生から告げられた時に踏ん切りがついたといいますか。ちょうどコロナ禍で試合もできない時期でしたし」

――では警察を退職して、すぐにMMAを始めたのですか。

「MMAを始めようと思ってジムを探した時、自分が柔道出身なので組み技が強いパラエストラ松戸(現THE BLACKBELT JAPAN)に入りました。そのあと去年の3月に、講道館の柔道クラブ時代の先輩である中村K太郎さんと宮澤元樹さんがいる、ユナイテッドジムに移籍してプロデビューしました」

――なるほど。2022年にパンクラスのアマチュア全日本を制してプロデビューに至るわけですが、当時から今のように左をバシバシ当てていたのでしょうか。

「いえ、最初はとにかく組みついていました。それがアマチュア全日本の時に、減量で水抜きしすぎてヘロヘロになってしまい、試合では組めない――スタミナがもたないと思ったんです。それで殴りに行ったら『当たるなぁ』という感じで」

――減量ミスから生まれた左ストレート! 最初に仰った「たまたま」というのは、そういう意味だったのですね。

「アハハハ、そうなんです。自分自身でもグラップラーだと思っていましたけど」

――結果、プロデビュー以降はストライカーで行くと。プロの3試合はほぼ組みに行っていません。それはまだ組みの実力……つまり本当の力を隠しているということではないですか。

「いや、それはないです」

――ハッキリと否定しましたね(笑)。

「もう本当に、いつも限界で。毎試合ギリギリの状態でやっています」

――確かに1戦目と2戦目は、とにかく左を振り回している感もありました。しかし3戦目の川中戦は完全に左ストレートを軸に戦うように進化していたように思います。相手の頭の位置を見ながら、左ストレートを急所に叩きこんでいくという。

「ありがとうございます。でも、それも意識したことはなくて……。ただ、今はボクシングで日本と東洋太平洋のチャンピオンだった柴田明雄さんの指導を受けて、打ち方と位置取りは変わってきていると思います。前回の試合は、とにかく相手の左側に回ろうと柴田さんから言われていて――相手との距離、自分の位置については考えるようになりました」

――なるほど。川中選手をKOしてパンクラスのウェルター級5位にランクインしました。そして次は大ベテランの長岡戦で、この試合をクリアすればベルト挑戦も射程圏内に入っくると思います。

「ベルトは意識していますが……う~ん、自分が上がってきているという実感はないですね。次の試合も不安しかないですし(苦笑)」

――浮かれているよりは良いと思いますが、それにしても自信のあるコメントは出て来ないですね。

「長岡選手はキャリアも凄くて、削り合う試合になると思いますし――引き出しの要素も全て、僕が負けていますからね。試合になると、いつも不安しかないです」

――その不安は、どのように解消するのですか。

「ケージに入るまで不安ですし、ケージに入っても頭が真っ白になって。あとは『やるしかない』という気持ちになって試合をするだけです。自分がやらないと、やられてしまう。その気持ちが一番大きいですね。

――では次の長岡戦、どのような試合をしたいですか。

「……次の試合も殴ります。長岡選手って打たれ強いと思うんですけど、それでも殴ります」

■視聴方法(予定)
4月29日(月・祝)
午後1時30分~U-NEXT

■Pancrase342 計量結果

<ストロー級暫定王者決定戦/5分5R>
黒澤亮平(52.15キロ)
リトル(52.05キロ)

<ライト級/5分3R>
粕谷優介(70.70キロ)
久米鷹介(70.70キロ)

<ウェルター級/5分3R>
佐藤生虎(77.55キロ)
長岡弘樹(77.35キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
KAREN(52.05キロ)
ホン・イェリン(51.40キロ)

<ライト級/5分3R>
松岡嵩志(70.40キロ)
ホン・ソンチャン(70.00キロ)

<フライ級/5分3R>
砂辺光久(57.00キロ)
前田浩平(57.20キロ→57.10キロ)

<ストロー級/5分3R>
寺岡拓永(52.25キロ)
氏原魁星(52.10キロ)

<フェザー級/5分3R>
糸川義人(65.85キロ)
櫻井裕康(66.50キロ→66.10キロ)

<バンタム級/5分3R>
坂本瑞氣(61.35キロ)
谷内晴柾(61.25キロ)
<ネオブラッドT 2回戦 フライ級/5分3R>
饒平名知靖(56.65キロ)
名久井悠成(56.55キロ)

<ネオブラッドT 2回戦 フライ級/5分3R>
山崎蒼空(56.85キロ)
AXEL RYOTA(56.95キロ)

<フライ級/5分3R>
田中亮祐(56.35キロ)
齋藤桜貴(57.15キロ)

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AB MMA o UFC ボクシング マネル・ケイプ

UFC on ESPN55:メインイベント・マテウス・ニコラウ vs. アレックス・ペレス

フライ級5分5R。ニコラウ5位、ペレス8位。

ニコラウはUFCフライ級廃止騒動の際に一度リリース(それまでの戦績は3勝1敗)。復帰戦の相手は今回対戦予定だったマネル・ケイプで、ケイプは初戦トップランカーで現王者のアレクサンドル・パントーハと対戦し判定負けした後、13日前に緊急の代役としてニコラウ戦が決まった。僅差判定でニコラウが勝利。納得できないケイプとの再戦が3年を経てようやく実現したが、1月の試合はケイプの体重オーバーで消滅。今回仕切り直しで組まれたが、今度はケイプの負傷欠場で、結局流れた。柔術黒帯だが、再契約後はテイクダウンを狙う場面が減って、距離を取ってのアウトボクシングでポイントアウトを狙いつつ、詰めてきた相手にカウンターを入れるスタイルになってきている。1月のケイプ戦が流れたため、前戦からのブランクが1年以上空いてしまった。31歳。

ケイプの代役で出場が決まったペレスは、2020年にフィゲイレードのタイトルに挑戦し1Rギロチンで一本負け、1年8ヶ月のブランク明けで後の王者パントーハと対戦したが、こちらも1Rチョークで一本負け。そこからさらに1年半のブランクが開き、先月超新星ムハンマドモカエフと対戦。モカエフのタックルを切って凌ぐ展開で、明確に攻めさせはしなかったものの、攻めに転じるところまではいけずに判定負け。試合間隔が長いが、その間にも何度か試合が決まったものの、直前で流れるというパターンが続いていた。先月のモカエフ戦からの2ヶ月連続出場は、UFC契約してから最短のインターバルとなる。高校までレスリングをしており、高校卒業後にMMAを始めた。32歳。

距離を取るニコラウ。ペレス前蹴りで牽制。右をヒット。ケージ際まで下がったニコラウ。ジャブを見せながら距離を詰めるペレスだが、ニコラウが手を出すと下がって距離を取る。ペレス右ボディと左の連打で飛び込んだ。4連打を打ち込み離れる。カーフを蹴るニコラウにまた墓尾根でのパンチをヒット。ボディ。ペレスまたパンチで飛び込むとコンビネーションの最後にアッパーをヒット。インロー。カーフ。前蹴り。ニコラウワンツー。ニコラウが出てきた。残り1分。またパンチの連打で出るペレス。詰めて右を入れたニコラウ。ホーン。

1Rペレス。

2R。カーフを蹴るニコラウ。ペレスまた右ボディから左フック。パンチで出るペレス。右フック。ヒットしニコラウぐらついて距離を取る。ケージまで下がったニコラウを追うペレス。また右フック!ヒットし腰が落ちたニコラウ。KO!

右ボディからのコンビネーションを何度も出していたペレスだが、2Rには右ボディではなく右フックに切り替え、最後は顎を撃ち抜いてKO勝ち。緊急の代役出場で4年ぶりの勝利。トップ5ランカーを下した。

UFC復帰から4連勝でタイトル挑戦まであと一歩まで来ていたニコラウだが、ここに来て連敗。

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45 AB BELLATOR MMA MMAPLANET o PRIDE RIZIN UFC UFC ESPN50 UFC ESPN55   アリアネ・リプスキ アレックス・ペレス ウロス・メディッチ オースティン・ホバート オースティン・レーン カイオ・マシャード カリーネ・シウバ ガブリエル・ベニテス キック ジョナサン・ピアース ジョナタ・ジニス ティム・ミーンズ デミアン・マイア デヴィッド・オナマ ドンテイル・メイス ハニ・ヤヒーラ ビクター・ヘンリー ボクシング マァフゥシャトゥ マテウス・ニコラウ 食事

【UFC ESPN50】ハニ・ヤヒーラと対戦、ビクター・ヘンリー「こっちからサブミッションを仕掛ける」

【写真】ビクターは135.5ポンド、ハニは136ポンドで計量をパスしている (C)MMAPLANET

27日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでUFC on ESPN55「Nicolau vs Perez」が開催され、ビクター・ヘンリーがハニ・ヤヒーラと戦う。
Text by Manabu Takashima

柔術家として、柔術の技術でUFCを戦い続けるハニのスタイルに最大の経緯を払うビクターは、そんなハニに勝つには掟破りのサブミッションを仕掛けることを明言した。


──ビクター、うっすら汗が見えますね。

「そうなんだ、体重を落としている。もう痩せっぽっちだ(笑)。ドライアウトはそれほどしなくて、水をメチャクチャ飲んでいるんだよ」

──ウォーターローディングですね。

「大体1日に2ガロンほど、飲んでいるよ」

──7.5リットルも!!

「食事は本当に少ない量しか摂っていなくて、あと13ポンド落とすんだ」

──そんな時にインタビューを受けてくれてありがとうございます。ところで前回のジャビット・バシャラットとの試合は、急所蹴りでノーコンテストという残念な結果に終わりました。

「1R、彼は足なのかミドルなのか。それほど低くない蹴りを使ってきて、それがかすったんだよ。ファールカップがずれて、位置を戻した。そしたら2Rになって、今度はモロにカップを蹴られ耐えがたい痛みに襲われた。もう、アレで全てが終わったよ。凄く残念な結果に終わったけど、これもファイトだ。それにジャビットも狙って蹴ったわけじゃないしね。

4日間、腫れて歩くこともできなかった。それでも動けるようになったら、すぐにトレーニングに戻ったけどね。そういうことだよ。今は全く問題ない」

──ああいうアクシデントで試合が終わった時、仕切り直しのリマッチを戦いたくなかったですか。

「それはUFC次第だから。僕の方から誰かと戦いたいと言ったことはない。誰とでも戦うし、もちろんちゃんとした額のファイトマネーが支払われるならということだけどね。でも、僕の方から誰かにチャレンジするとかっていう気持ちはないんだ」

(C)Zuffa/UFC

──ビクターとハニ、日本のファンが思い入れのある選手同士の対戦となりました。

「僕もハニも日本で戦ってきた歴史がある。ただ、それよりもハニという自分が何をすべきかを理解しているファイターと戦えることが楽しみでならない。彼はPRIDEの時代のオールドスタイルを知っている。そういう経験をしてきた選手と戦えることもワクワクするんだ」

──ホイス・グレイシーの時代と違い、誰もが柔術を知っている中で柔術だけでUFCを戦い抜いているハニをどのように思っていますか。

「ハニは本当に尊敬に値するファイターさ。ただ今のファイターが皆、柔術を知っているとは思ってない。皆、半柔術なんだよ。サブミッションファイティングはテイクダウン、ポジショニング、サブミッションという流れでもない。テイクダウン、ポジション、パウンド、そしてサブミッションだ。

みなキックボクシングを続け、パンチを当てるとRNCを狙う。そういう試合ばかりで、彼らが柔術を知っているというわけじゃない。そんななかでハニ・ヤヒーラは数少ない、本当の柔術の使い手だ。デミアン・マイアに並ぶ、MMAで柔術を使いこなすファイターで。本当に凄いと思っている。彼のような拘りを持った選手は凄く重要だ。ハニが何をやってくるのか、相手は分かっているのに止めることができない。凄いことだよ。

今、多くのファイターはただ勝利を目指している。内容は関係ないんだ。ただ勝とうとしている。対してハニは自分が効果的だと信じた技術、柔術を使って勝利を手にしている」

──その意見を持てるビクターは反柔術でなく、柔術が分かっているファイターだと理解して良いですか。

「イエス、ハニ・ヤヒーラほどではないけど、僕は柔術を知っている。僕はレスラーで、キャッチレスリングを通してMMAにおける柔術を理解している。凄くピュアな柔術スタイルをね」

──ビクターもハニも、フィニッシュを目指すというファイト・アイデンティティは同じかもしれないですね。

「もちろん、フィニッシュをするために戦う。しかも、時間はかけたくない。効率く良く稼ぐんだ(笑)。同じ額を手にするなら、短い時間で貰う方が良いだろう(笑)。15分とか25分戦っても、2分でフィニッシュしてもファイトマネーは同額だ。なんで、そんな長い時間戦わないといけない? 当然、少しでも早くフィニッシュする方がエンターテイメントとしても上質だ。

前に日本でRIZIN×Bellatorのショーを観たけど、いくつかの試合は退屈だった。あの時、日本のファンですら携帯に目をやっていたよ。あくびをしながらね。ああいう対抗戦だから、負けらないという気持ちになるんだろうけど、あのファンの反応をみていたら再び対抗戦を組もうとはならないよ」

──ではビクターはどのようにハニとエキサイティングなファイトを披露しようと考えていますか。ハニに勝利するには彼のゲームに付き合わないことが一番です。テイクダウンを切る。突き放す打撃で深追いはしない。寝技には付き合わない。タイロン・ウッドリー×デミアン・マイアのような展開ですね。凄く退屈な試合になってしまいました。

「もちろん、彼の思うように戦わせては勝てない。ハニは低い姿勢で足を取って倒し、抑え込もうとするだろう。でも、そこから逃れる手段はある。それにはハニ・ヤヒーラが何をやってくるのかを理解する必要がある。ただ、逃げようとしてもコントロールされるだけだ。

僕は彼が何を仕掛けてくるから分かっている。対処方法もある。そのなかの一つが、こっちからサブミッションを仕掛けることだ。その機会が訪れれば、サブミッションを仕掛けるのは当然だからね」

──そんなシーンが見られることを楽しみにしています。では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「6月22日、ジョシュ(バーネット)がBloodsportを日本で開催するけど、僕も日本に行く予定だ。すぐに皆と会えるね。その前に僕とハニ・ヤヒーラの試合を楽しみにしてほしい。僕らはオールドスクールのMMA、日本で見られた戦いをするから」

■視聴方法(予定)
4月28日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS
午前4時30分~U-NEXT

■UFC ESPN55対戦カード

<フライ級/5分5R>
マテウス・ニコラウ(ブラジル)
アレックス・ペレス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
ライアン・スパーン(ブラジル)
バグジン・ガスコフ(ウズベキスタン)

<女子フライ級/5分3R>
カリーネ・シウバ(ブラジル)
アリアネ・リプスキ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョナタ・ジニス(ブラジル)
オースティン・レーン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ジョナサン・ピアース(米国)
デヴィッド・オナマ(ウガンダ)

<ウェルター級/5分3R>
ティム・ミーンズ(米国)
ウロス・メディッチ(セルビア)

<バンタム級/5分3R>
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル)
ビクター・ヘンリー(米国)

<ライト級/5分3R>
オースティン・ホバート(米国)
ミハウ・フィグラック(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
ドンテイル・メイス(米国)
カイオ・マシャード(ブラジル)

<女子ストロー級/5分3R>
ケトレン・ソウサ(ブラジル)
マルニック・マン(米国)

<ライト級/5分3R>
ハメ・ジョントップ(ペルー)
クリス・パディーリャ(米国)

<女子フライ級/5分3R>
イワナ・ペトロビッチ(クロアチア)
リャン・ナ(中国)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ(中国)
ガブリエル・ベニテス(メキシコ)

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45 o   ボクシング

【ボクシング】井上尚弥の対戦相手ネリ「井上はこの試合を受けるべきではなかった」「勝っても何も得るものはない」

1: 名無しさん@恐縮です 2024/04/25(木) 10:52:20.71 ID:olRqxoyk9
 プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)に挑戦する元世界2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ、29)が、米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン」(WEB版)の取材に対して井上に対する「本音」を語った。世界タイトル戦は5月6日に東京ドームで行われる。(中略)

「3年ほど前から井上と戦いたいと思っていた」とし、「井上はエリートファイターだ。最高のファイターの一人だ。井上は速くて強い。だが弱点もあるし、パンチをもらうこともある。井上に勝てるのは俺しかいない」と自信をのぞかせた。

一方で井上へのリスペクトの表れか、思わず「本音」も。ネリは今回の試合に関してこう語った。

「井上はこの試合を受けるべきではなかったと思う。俺が井上の立場だったらこの試合は受けなかっただろう。井上は俺に勝っても何も得るものはない。むしろ失うものばかりだ。俺には失うものは何もない。俺はチャンピオンではないし、井上のようにトップでもないから」(全文は以下リンク先参照)

https://www.j-cast.com/2024/04/24482237.html

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米国進出は夢ではなくなった?日本のボクシング

出演
<赤穂亮>
元東洋太平洋Sフライ級王者 
元日本バンタム級王者
元WBOインターナショナルバンタム級王者

・FACE BOOK
https://www.facebook.com/profile.php?id=100003451466067
・BLOG
https://ameblo.jp/r1723a
・INSTAGRAM
https://instagram.com/rynaudo?igshid=ne1hw2z7uod3

<石井六大>
ボクシング専門チャンネル A-SIGN.BOXINGのプロデューサー
当チャンネルの動画編集、企画立案を担当してる。
・TWITTETR
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45 LFA LFA182 MMA MMAPLANET o キック ハセイン・シェイカモフ ボクシング ミシェル・リマ

【LFA182】計量オーバーのシェイカモフがノックダウン&テイクダウンを奪い、リマにスプリット判定勝ち

<144.4ポンド契約/5分3R>
ハセイン・シェイカモフ(ロシア)
Def.2-1:30-27.30-27.28-29.
ミシェル・リマ(ブラジル)

シェイカモフに対しリマが左ジャブを突く。さらに左右のボディストレートを散らし、シェイカモフのパンチにローを合わせた。右カーフを蹴って距離を取るリマの右がシェイカモフの顔面をかすめる。リマがワンツーからスイッチし、オーソドックスに戻すとローを連続で繰り出す。リマのパンチをブロックしたシェイカモフは、距離を詰めてきた相手に右アッパーを見せる。2分過ぎ、シェイカモフがダブルレッグで飛び込んだ。リマは右オーバーフックから右ヒジを滑る込ませる。離れたシェイカモフに向かって飛び込んだリマだが、カウンターの左フックを受けてダウン。すぐに立ち上がるもケージに押し込まれた。

ここはシェイカモフが離れるも、すぐにプレスをかけてリマにケージを背負わせ、ダブルレッグで組む。しかしテイクダウンはできずに離れた。徐々にシェイカモフの圧が勝るように。リマの右ローがシェイカモフの下腹部を捉え、試合が中断される。再開後、リマが左ミドルを見せる。さらに右カーフを当てると、シェイカモフがスイッチする場面も。ワンツーで右を当てたリマは、シェイカモフが距離を詰めると右ヒザを突き上げて離れる。30秒すぎにはシェイカモフを挑発し、ローとワンツーからサークリングシェイカモフがケージに押し込むも、離れた相手にリマが左前蹴りを突き刺した。

2R、リマが左ジャブを突いて前に出る。左ジャブを上下に散らしてから右ロー、さらには右オーバーハンドを振るう。リマの右を受けるシェイカモフは手数が少ない。リマが左前蹴りをボディに突き刺した。ワンツーから左手を前に出して距離をつくるリマ。そして前に出るとワンツーから右スピニングバックキックへ。サウスポーにスイッチしてサークリングし、ジグザグの動きが距離を詰める。左ジャブから右アッパーを当てたリマのアウトボクシングに対し、シェイカモフは手が出ない。

中に入ってきたリマに右アッパーを振るうも、これは空振りに終わる。しかしリマの左ストレートをかわしたシェイカモフが、ボディロックからグラウンドに持ち込んだ。ケージ際でリマが下から三角をセットアップするも、シェイカモフがリフトして足を外した。パンチとヒジでトップキープを続けるシェイカモフに対し、リマも左腕を取って腕十字を狙うも、これも凌がれる。さらに足を抱えて逆側の腕を極めにかかったが、これも防がれてラウンドを終えた。

最終回、リマがスイッチしながら距離を詰める。左インローから左ミドルへ。シェイカモフがシングルレッグからドライブし、スタンドのままリマのバックに回る。左足を差し込むも倒せないとみるや、左ハイを放ちつつ離れた。両手を上げて挑発するリマは左インローから左ミドルを繰り出す。シェイカモフは右ストレートからダブルレッグで組んだが、テイクダウンを奪うことはできない。この展開に場内からはブーイングが効かれる。

シェイカモフが離れると、リマは相手を挑発しながら細かい打撃を見せる。シェイカモフがまたも右を振りながらケージに押し込んでいくが、その後の展開がない。シェイカモフが下がると、リマはサウスポースタンスから細かいジャブとロー、左ミドル、右テンカオで迎え撃つ。シェイカモフのパンチをブロックしたリマは、そのままアウトボクシングを続けながらシェイカモフを挑発する。しかしシェイカモフは組んでドライブするのみ。テイクダウンできず、試合終了のホーンが鳴るとリマがケージに昇り、勝利をアピールした。

判定はスプリットでシェイカモフの勝利に。勝ちを確信していたリマは、判定を聞いた瞬間に不満を露わにするが、1Rにダウンを奪われ、2Rにテイクダウンされているだけに何とも--。ただしシェイカモフが4.4ポンドもオーバーしているだけに、納得がいかない気持ちも分からなくはない。試合を受けた時点で計量については何も言えないが、後味の悪い試合であることは確かだ。


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【LFA182】初回のペナルティはいずこへ? クルシンが29-28×3でガニソンに競り勝ち7連勝達成

<ライト級/5分3R>
ニキータ・クルシン(ロシア)
Def.3-029-.28.29-28.29-28
セドリック・ガニソン(米国)

キルクリフFC所属のアセチア出身のロシアン=クルシン。ガニソンが左前蹴りをいきなり当てる。クルシンが組みつき、ケージに押し込む。リフトを耐えたガニソンだが、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪われる。と、ガニソンがケージを掴んでポジションをアジャストすると1Pの減点が命じられる。

再開後、バタフライガードのガニソンは足一本抜かれてクローズドに戻す。ハーフバタフライのガニソンにUSAチャントが起こるも、ガニソンのボディロックにスプロールに持ち込めない。クルシンは右のエルボーを2発落とし、残り1分に。声を挙げて何やら文句を言うガニソンが蹴り上げから、試合はスタンドに戻る。直後に右を受けてヒザをついたクルシンは危ない関節蹴りを左右に蹴られ、左ハイで突き放される。それでもクルシンが右ミドルからフックを振るったところで時間となった。

2R、蹴り、パンチで圧をかけにきたガニソンに対し、右フックを当てて組んだクルシンがダブルレッグテイクダウンを決める。ケージに押し込み、腰を上げた状態で殴るクルシンはここも蹴り上げでスタンドに戻る。クルシンは右を当て、ワンツーから左ミドルへ。ガニソンは外して、関節蹴り。左ジャブのガニソンは、腹と関節を正面から蹴るが、クルシンが左右のフックを連続で当てて前に出る。一度、動きが明らかに落ちたガニソンがジャブから右ロー、そしてダブルレッグを狙うが左腕をさしたクルシンがケージに押し込む。

ガニソンは回って距離を取り直し、ローにワンツーを被弾する。マウスピースを吐き出したガニソンが、自分で拾って再装着──から蹴りで前に出る。クルシンは右フックをヒットさせ、ガニソンの動きが落ちたが追撃のクリーンヒットはなく残り10秒でダブルレッグでテイクダウンを許すと、そのままマウントを許しパンチを落とされながらラウンド終了を迎えた。

最終回、前蹴りのガニソン。クルシンが左右のフックから組みつくが、体を入れ替えたガニソンがヒザを突き上げる。離れるとジャブで前に出るガニソンに対し、クルシンが疲れたか。ガニソンは左ハイ、クルシンも右フックを振るう。真っ直ぐ飛び込んでダブルレッグのクルシンが、クリンチでガニソンを金網に押し込む。

差し返して足を取られなかったガニソンは、体を入れ替えてボディを殴り、ヒザ蹴りへ。さらに腹を殴ったガニソンは離れると、前蹴りから左ハイへ。完全に動きが落ちたクルシンは、左ミドルを蹴られる。ガニソンはレベルチェンジからダブルレッグ、ここはクルシンが左を差してテイクダウンを許さない。それでもケージに押し込みボディへの連打、ヒザを見舞うガニソンがアッパー、ボディ、ヒザを続ける。

ダーティーボクシングで劣勢のクルシンは、引き続い腹を攻められアッパーを被弾する。バック狙いは反応したクルシンだが、首相撲でヒザをボディに2発受ける。最後の10秒でシングルレッグに出たガニソンは、最後はリリースしてパンチのコンビでタイムアップを迎えた。

減点があるガニソンだが、最終回は完全に取っている。2Rの最後のマウント&パンチが評価されればドローもあり得る。結果、ジャッジ3者とも29-28でクルシンに凱歌が挙がり負け無しの7連勝を達成──も、初回の減点はどこにいったというスコアだ。


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【HEAT53】今井舜也との再起戦へ。倉本拓也「負けているのにタイトル挑戦というのはモヤモヤしていた」

【写真】インタビュー開始時は緊張していたが、丁寧かつハッキリとした意志が感じられる倉本(C)SHOJIRO KAMEIKE

27日(土)、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT53で、倉本拓也が今井舜也と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

志村道場の生え抜きファイターである倉本は、HEATのニューエイジ枠からキャリアを積み重ねた。そしてプロ4連勝後に昨年、HEATと韓国Angel’sFCとの対抗戦に抜擢される。しかし4月は敵地・韓国でソ・ドンヒョンに判定負け。続く8月にはHEATフェザー級のベルトを賭けて、Angel’s FC同級王者のユ・ジュサンと対戦したものの、KO負けを喫している。この2連敗で感じたという「壁」を乗り越えるためには――。再起戦を控える倉本が語ってくれた。


――4日後に試合を控える倉本選手です(※取材は4月23日に行われた)。

「よろしくお願いします。すみません、こういうインタビューに慣れていないので、面白いことは言えないかもしれないですが……」

――いえいえ。現在のコンディションはいかがでしょうか。

「コンディションは、いつもどおりですね。追い込みの練習は終えて、あとは体重調整で少し体を動かすぐらいです」

――倉本選手といえば「志村道場の生え抜きファイター」という印象があります。MMAを始めたのも志村道場だったのですか。

「はい。今30歳ですけど、22歳か23歳ぐらいの時、志村道場に入会しました。当時は太っていて、ダイエットでキックボクシングのクラスに通い始めたんです」

――MMAファイターを目指していたのではなく、ダイエット目的でジムに入会したのですね。

「そうなんです(笑)。昔からMMAは好きで、特に山本KID徳郁さんのファンでした。いつかMMAをやってみたいとは思っていましたが、プロのファイターになりたいと考えていたわけではなかったです。出身地が岐阜で、当時は周りにMMAをやれるような環境がなかったですし。

転職で岐阜から名古屋に出てきた時、引っ越し先の近くに志村道場があったので入会しようと思って。でも当時は、僕が行ける時間はキックボクシングのクラスしかなかったので、しばらくはずっとキックボクシングをやっていました」

――志村道場に入会する前のスポーツ歴を教えてください。

「小学校の時は剣道をやっていました。先に兄がやっていたので自分も剣道を始めたのですが、小学5年生ぐらいの時には辞めていて。そのあと中学では友達と一緒に柔道部に入り、柔道は高校卒業まで続けていました。特に強い学校でもなく、これといった実績もないんですけど」

――ちなみに志村道場に入会した時、「太っていた」というのは何キロぐらいまで……。

「あの頃は95キロぐらいありましたね(苦笑)。100キロまで太るのは嫌だなと思って、志村道場に入会したんです」

――柔道時代は何キロ級で試合に出ていたのでしょうか。

「90キロ級です。それも太ったから90キロ級に出ていたという感じでした」

――現在、MMAではフェザー級で戦っています。すでに減量に入っている今の姿を見ると、90キロある姿を全く想像ができません。

「アハハハ、そうですね。僕が一番太っている時を知っている友達も、久々に会うと『メチャクチャやせたね!』と驚くぐらいなので(笑)」

――それが今やフェザー級ということは、まずダイエットに成功したということですか。

「入会してから半年ぐらいで初めてキックのアマチュア大会に出た時は、80キロ台の中盤まで落ちていました。そのあとジムのクラススケジュールが変わって、MMAのクラスに出られるようになったんですよ。そこからMMAを始めて、HEATのニューエイジ枠で試合をした時は70キロで。さらに怪我をして休んでいる間に『フェザー級まで落とせそうだなぁ』と思ったという流れですね」

――MMAを始めてニューエイジ枠では敗戦もありましたが、プロで4連勝していた時期もありました。

「練習仲間のおかげです。春日井“寒天”たけしさん、透暉鷹選手、元谷友貴選手もATTに行く前は来られてしましたし。ニューエイジで対戦した三宅輝砂選手も、もともとジムが近くて今は練習仲間です」

――本当に多種多様なタイプと練習しているのですね。

「それだけ強い人たちと練習させてもらえるので、これだけ強い選手と練習しているんだから、という自信もあります。でも全然うまく行かないと『自分は大丈夫かな……』と心配にもなりますね(苦笑)。自分としては、とにかく一つひとつ試合で勝っていくことを目標に、ウチの練習についていきました」

――4連勝のあと、韓国Angel’s FCとの対抗戦に抜擢されましたが、2連敗を喫しています。この2敗については、どのように捉えていますか。

「そうですね……。まだキャリアも浅いし、それで海外で試合をするということで、いつもとは違う気持ちもありました。いつもより『とにかく頑張らないといけない』という意識が強くて。結果は2連敗で、自分の中でも『壁に当たったな』とは思っています」

――壁とは?

「まず自分は攻め切ることができませんでした。韓国で試合をした時は、相手の嫌がっている表情も見えていたんです。それまでの試合だったら、あそこで自分も攻め切っていたと思います。インローを蹴られて足が出づらくなってはいましたけど、そういう時こそ勝負を賭けられるかどうかなんですよね」

――対抗戦以降、取り組んできたことはありますか。

「練習環境は変わっていないんですけど、以前よりは自分で考えるようになりました。前は強い人たちとの練習を『こなす』ことほうが強かったと思います。練習中にも自分の動きを確認しながら、自分で『こう動いてみようかな』と考えるようには意識しています」

――それらを踏まえたうえで、今のご自身の強みは何だと思いますか。

「これまで一度、三角絞めでフィニッシュしたことはあります。でも打撃のほうが自分の武器だと思っているので、打撃を生かしていきたいです。
次の対戦相手も――対戦相手については試合を視ても『やりづらい』とは感じないですし、周りからも『相性は良いんじゃないか』とは言われます。自分としても、やりたいことができると考えています」

――2連敗のあと、今回が再スタートともいえる一戦となります。今後の目標を教えてください。

「前回がタイトルマッチで、その前の試合で負けているのにタイトル挑戦――という点は、自分の中でもモヤモヤがありました。次の試合からまた連勝して、しっかり勝っている状態でベルトに挑戦できるようになりたいです。よろしくお願いします」

■視聴方法(予定)
4月29日
午後3時00分~ HEAT オフィシャルYouTubeチャンネル

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