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【DEEP101, DEEP JEWELS33 & DEEP Tokyo Impact】アマパン&FKTで7連続KOの吉村海飛がデビュー

【写真】アマパン全日本ライト級、FKTフェザー級で優勝、全試合でKO勝ち中の吉村海飛(C)MMAPLANET

4日(火)、DEEPより6月19日(土)と20日(日)に東京都港区のニューピアホールで開催される2部制のDEEP Tokyo Impact2021、DEEP JEWELS33、そしてDEEP101 Impactの追加カード及び、変更が発表されている。

同プレスリリースのトップで明示されたのが、DEEP Tokyo Impact~1st Round~で3月のフューチャーキングTフェザー級優勝の吉村海飛がプロデビュー戦だ。


山口コウタとの対戦が発表された吉村は、極真空手松井派の山口支部所属時代の2015年に全日本高校生空手道選手権で優勝し、その後はTEAM TEPPENでアマキックを経験後にMMAに転向、和術慧舟會HEARTS所属となった22歳だ。

昨年はアマチュア・パンクラスの全日本でライト級を制覇、そして上記にあるようにフューチャーキングTフェザー級で優勝し、この2つのトーナメントで7試合連続KO勝ちしている。また先週土曜に中継された格闘DREAMERSでも明らかになっているように、オーディション参加中の漆間將生の外敵として4月26日に戦った超注目株だ。

鈴木琢仁やグラント・ボクダノフという柔術家の出場に加え、若き武芸百般──原虎徹、そして吉村のプロデビューと新勢力の戦いが要注目のTokyo Impact第1部だ。また神田コウヤ✖平田直樹のメインの第2部では鬼山班猫✖高塩竜司、竜己✖小森勇輝が新たにラインアップに加わっている。

Jewels33ではアトム級GP準決勝で青野ひかると対戦予定だった村上彩が病欠となり、代役は補欠戦で富松恵美と戦うことが決まっていた──にっせーのトーナメント復活出場が決まった。加えて女子MMAでは目下のところ最重量とされているライト級で、ひしぬまjujcyさやか✖ぽちゃんZが追加された。

さらにDEEP101では国内ムエタイ3冠からMMA転向し、2月のDEEP100でヒロヤから判定勝ちを収めた雅駿介の対戦相手=平松翔が負傷欠場、この試合も中止となっている。その結果、平松の同門、鶴屋怜のプロ2戦目=岡崎鷹士郎戦がオープニングから本戦に昇格となった。2日間、4大会のトリとなる同大会もウルトラノヴァ=鶴屋怜、安谷屋智弘に挑む伊藤裕樹、山本歩夢など若い力の台頭に要・注目だ。

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DEEP Tokyo Impact J-CAGE News ブログ 平田直樹 神田コウヤ

【DEEP】Tokyo Impactが19日にニューピアで開催。メインは神田コウヤ✖平田直樹、フェザー級新世代対決

【写真】熊谷らジムメイトと無酸素パウンドのミット打ちを行う平田直樹(C)MMAPLANET

5月5日(水・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで行われる予定だったDEEP JEWELS23及びDEEP101が延期され、6月20日(日)に港区のニューピアホールでの開催をアナウンスしていたDEEPが、26日(月)に同所でその前日となる19日(土)にDEEP Tokyo Impact~2nd Round~を行うことを発表している。

本来、5日のDEEP 101が開かれる前後でTokyo Impact大会開催の告知を予定していたDEEPだが、上記のように後楽園ホール2部制イベントの延期を急遽公表することになり、イベント開催順として逆転した形で大会発表となった。


新宿FACE大会とは違いケージでの開催となるニューピアでのTokyo Impact大会。メインではフェザー級3回戦=神田コウヤ✖平田直樹が組まれた。

神田は2月のDEEP100でDJ.taikiを下し、平田は3月に僅かキャリア3戦目で横山京亮を破るなど、フェザー級新世代の台頭を強く印象付ける両者のマッチアップだ。

Tokyo Impact大会に関して「ナンバーシリーズだけではコロナ禍の影響で試合数が組めず、若い選手の試合機会を与えることが難しい」というのが佐伯繁DEEP代表の開催理由だが、この注目カードに関しては「神田選手の試合と平田選手の試合が、なぜ翌日のナンバーシリーズじゃないんだという声も挙がるかもしれないですが、そうなると試合数の関係で5分✖2Rで組まないといけなくなる」と20日でなく、19日に組み込まれた理由を話している。

神田✖平田の対戦は、5分✖3Rに拘れている──これはもう、両者がDEEPフェザー級トップコンテンダーとして捉えられているからに他ならないだろう。

平田も「ジムの先輩の(牛久)絢太郎先輩が次のステージに進めば、今年中にタイトルに挑戦できる位置にいきたい」と公言しており、その牛久が頂点のDEEPフェザー級は弥益ドミネーター聡志、芦田崇宏、そして中村大介という選手とRIZINフェザー級GPの動向にも左右されるが、一気に世代交代が見られる可能性もある。

その可能性を確かなモノにするための──神田コウヤ✖平田直樹の顔合わせとなったともいえるだろう。

この他2回戦で、同じフェザー級のオーロラユーキ✖小川顕広、バンタム級では原虎徹✖松丸息吹、力也✖✖伊澤カズト、女子58キロ契約戦でライバル(?!)=KINGレイナの所属するK-Clann所属となった熊谷麻里奈✖村山多笑などが組まれている。

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DEEP DEEP100 Interview J-CAGE ブログ 小室宏二 平田直樹 青木真也

【DEEP】デビューイヤーを終えた平田直樹─02─「誰とでも戦える準備をしておくのでDEEP100に出たい」

【写真】記念大会への出場はあるのか(C)MMAPLANET

脱・平田樹の兄──平田直樹インタビュー後編。

プロ2年目を迎え、平田直樹は目標をDEEPフェザー級王座に絡むことと明言した。この強気の言葉の裏には、幼少期より磨き続けてきた寝技へ信頼感が存在していた。

<平田直樹インタビューPart.01はコチラから>


──目標はUFCということが聞かれましたが、2021年はどの位置までステップアップしたいと考えていますか。

「タイトルに絡めるぐらいの選手にはなりたいです……いや、なります」

──コロナは収束が見えないなか、佐伯代表も色々と手を打ち安全対策をこうじながら、大会を開き続けてくれています。それでも出場枠には限りがありますが、2月21日(日)にはDEEP100 、20周年大会も開催されます。

「記念の大会ですし、注目される舞台なので自分も出たいです。会場もTDCホール……これまでニューピアと新宿FACEで試合をさせてもらいましたが、どんどんデカい会場で試合をしたいと思っていますし。そういう記念大会で試合に出られる選手は限られてくるでしょうが、出られるなら出たいです」

──では王座挑戦に近づくために、大舞台で戦ってみたいと思っている選手はいますか。

「RIZINに出ている選手と戦ってみたいです」

──キャリア3戦目ですが、既にそういう気持ちでいるのですか!!

「ハイ。自分がどれだけできるのか、試してみたいです。それだけしっかり準備をするので」

──牛久選手と日々練習していて、現状MMAファイターとしての能力をどのように判断していますか。

「組みの部分では、自分も得意ですし戦えるかなと……。ただし、打撃はまだできないので、そこに差があります。経験も違いますし、動いているなかでの判断力なども絢太郎さんにはかないません。ただ、組んでしまえばという自信は持っています」

──既に寝技の強さはベテランファイターと認めるところの直樹選手ですが、なぜそこまで寝技に拘りを持っているのでしょうか。

「子供の頃に講道館で小室宏二先生に柔道を習っていたので、体の使い方を基礎から教えてもらい寝技にのめり込みました。小学校の時から、勝ちパターンも寝技が殆どでした。

2005年10月、ヒクソン・グレイシー主催の道着組み技大会Budo Challengeに出場した小室宏二と青木真也。平田直樹は6歳になったばかりの頃だ

当時、青木さんが講道館に来たことがあり、柔術の大会を見に行った時も先生と青木さんが一緒にいて写真を撮ってもらったことがありました(笑)。

いつか青木さんとも練習させてもらいたいです」

──青木真也&小室さん、2005年にヒクソン・グレイシーが開催したブドー・チャレンジの日本チームですね(笑)。

「小室先生が柔道部の監督をされていて忙しく、なかなか会う機会もないのですが、中学生になってからも小室先生に習った寝技を自分で考えて創ってきました」

──なるほど、コムロック直伝だけでなく昇華させた寝技なのですね。その寝技を伸ばすために何か特別な練習はしていますか。

「特別なことをすることはないですが、トライフォースで道着とノーギの練習をさせてもらっています。トライフォースで練習したことをジムのプロ練習や、一般クラスで試すようにして。自分は直感で動くタイプで、反復して身につけるというよりも、その場の閃きで使うような感じです。

それにトライフォースでは防御も教えてくれますし、体の使いかたも指導を受けています。MMAと柔術、グラップリングは別物という見方もありますが、僕はどちらも練習した方が良いという考えです。

自分の寝技は抑え込むということがあまりないので、動きながら極めるので柔術が合っていると思います」

──剛でいて柔術ができるといことですね。いやあ、楽しみです。では直樹選手、2021年の意気込みを最後にお願いします。

「まずは2月21日のDEEP100、20周年記念大会に出たいです。記念すべき大会に出られるよう準備しています。誰とでも戦える準備をしておくので、オファーを待っています。宜しくお願いします」

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DEEP Interview J-CAGE ブログ 平田樹 平田直樹

【DEEP】デビューイヤーを終えた平田直樹─01─「どうせやるなら、少しでも実績や名前がある選手と」

【写真】(C)MMAPLANET

平田樹は日本MMA界の至宝だ。格闘代理戦争で優勝しプロデビューが海外=ONEというシンデレラ・ストーリーを進むだけでなく、既に存在感が特別であることは間違いない。

そんな平田の横には、常に兄・直樹の姿が見られた。妹に続き、プロMMAファイターの道を進み始めた彼が立つ位置、見える光景は妹とは明らかに違う。そして周囲には平田樹の兄だかと注目する。

彼もまた妹とは違った意味で特殊な環境でキャリアをスタートさせた。そしてケージの中で、既に特別かもしれない姿を披露している。

平田直樹にプロデビュー・イヤーを振り返ってもらい、今年をどのように戦うのかを尋ねた。


──これまでも何度も平田樹選手のお兄さんとして、国内外で顔を合わせるという機会はあったのですが、今日はMMAファイターとして初インタビューをさせていただきます。

「ありがとうございます。宜しくお願いします」

──いきなり単刀直入にお伺いしますが、同じMMAというフィールドに立っていて平田樹に兄という立場に葛藤を感じることはないでしょうか。

「プロデビューする前は、樹のために何ができるのかということを第一に考えて常にサポートをしてきました。今も樹を支えるということに関しては、何も変わらないです。同時に自分もMMAで戦うようになり、応援するという気持ちに加えて負けていられないという想いも芽生えてきました。

応援してサポートしてあげたい気持ちと、自分も負けていられない……名前をあげないといけないっていう気持ち、両方持っています」

──平田樹というMMAファイターは、過去に例を見ないプロセスを歩んでいる選手です。一方で直樹選手は大学の卒業を待ってMMAの道を選びました。彼女の影響を受けたということはあるのですか。

「自分もずっと柔道をしてきましたが、格闘技が好きでやってみたいという気持ちがありました。大学4年の時に周囲は就活をしていたのですが、柔道選手からMMAファイターになる人もたくさんいて、打撃は全く経験がなかったのですが、寝技が好きでどれだけできるのか試したいとも思っていました。

樹が先にジムに通い始めて、僕もMMAの練習を少しやりながら柔道を続けていました。就職は周囲も公務員になることも少なくなくて、僕もそれには試験を受ける必要があるので、また勉強をする時間がいるというなかで、格闘代理戦争に樹が出るようになり──格闘技で食っていくという風に気持ちが固まりました」

──現状、樹選手がプロとして先を行っています。そして、直樹選手は女子とは違う男子MMAのヒエラルキーのなかで、キャリアを積み始めました。いわば特別な存在が身近にいるなかで特別でない、一足飛びのない果てしなく長い階段が待ち受けています。

「樹は樹、自分は自分で焦ることはなく、着実に成長していこうと思っています。今は平田樹の兄という風に捉えられていても、いずれは樹に負けない存在になるという想いで普段から練習に取り組んでいます。いち選手として、お互いが切磋琢磨して良い影響を受け合うことが大切だと思います」

──ところで直樹選手は樹選手が離れたK-Clannで練習を続けているのですね。

「DEEPのチャンピオン牛久(絢太郎)選手や出稽古に来ている強い選手と練習していますし、横田さんも柔道出身で自分の得意なところ、不得意なところを理解してくれています。自分に合っている練習環境ですし、今離れる理由が僕にはないので。もう成人ですし、自分の練習場所は自分で決めます」

──今は1人暮らししているのですか。

「いえ実家にいます。K-Clanは距離的にも近いですし、僕ももう大人なので自分で判断します。

それに樹に呼ばれれば、今日のように一緒にラントレもしますし、寝技の研究もお互いに意見交換して、ジムで練習もしています。樹と練習する時間も自分には必要です」

──彼女から妹さんと仲が良すぎるという風に焼きもちを焼かれることはないですか(笑)。

「今、彼女はいないのですが(苦笑)……そういうところも理解してくれる人と付き合いたいと思います」

──なるほど(笑)。ところでプロデビュー戦の相手が、2017年の修斗新人王である星野豊選手でした。その選手から一本勝ちしている。平田樹の兄というポジション故に注目される一方で、ケージの中のパフォーマンスの評価に関しては正当でないとも感じています。

「星野選手がデビュー戦だったことは、それだけ期待されているということだし、その期待に応えたいと思って戦いました。樹も勝ち続けているし、戦績の部分でも負けていられないですから。本来プロデビュー戦は8月ぐらいに考えていたのですが、ヒューチャーキング・トーナメントでケガをしてしまい、まだ完調ではなかったので11月に戦わせてもらいました。怖さももちろんありましたが、腹をくくって戦いました」

──「なんで、修斗の新人王なの?」という想いはなかったですか。

「どうせやるなら、試合ができる範疇で少しでも実績や名前がある選手と戦える方が良いです。12月の相手も朝倉未来チャレンジで名前があって連勝している人だったので、そういう人たちと戦っていこうと思っています」

──ではプロ1年目となった2020年はどれぐらいの満足度で終えることができましたか。

「ケガもしましたし、60点ぐらいです。2021年はもう少し上位の人と試合をするために、本当はもう1試合戦いたかったです。少し出遅れてしまった部分があるので、やはり60点ですね」

──大学を卒業してからの転向は年齢的に決して早くなく、年下でもDEEPでチャンピオンになりRIZINで戦っている神龍選手や、修斗世界王者からONEを選択した箕輪ひろば選手がいます。

「そこは意識していないです。自分は自分というのが常にあるので。他人に影響されて、自分の往く道を進みたくないですし、良い意味で焦らず、自分のペースでやっていきたいです」

──MMAファイターとして目標は、どこに置いているのですか。

「今の目標はまずDEEPフェザー級チャンピオンになることです。今、絢太郎さんがチャンピオンで、次の舞台に行くのか分からないのですが、絢太郎さんに続くチャンピオンになって海外に行きたいです」

──それは樹選手がONEで戦っていることも影響していますか。

「いえ、海外というか……UFCがトップだと思うので目指すところはUFCです。自分はそういうつもりでMMAを始めました。UFCはエンターテイメントでなく、本当に戦う舞台。入場に煽りとかなく、まず戦いがある場所なので。自分はそこを目指したいです」

<この項、続く>

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DEEP88 J-CAGE Report ブログ 平田直樹

【DEEP88】平田直樹、プロ初陣ではグラウンドで星野を圧倒し2Rで腕十字一本勝ち

【写真】危なげなく、プロ初陣で勝利した平田直樹。この腕十字はえぐかった(C)KEISUKE TAKAZAWA

<フェザー級/5分2R>
平田直樹(日本)
Def.2R3分59秒by 腕十字
星野豊(日本)

平田樹の兄、ヒューチャーキングTでアゴを骨折して勝利した平田直樹が左フック、前蹴りを放つ。サウスポーの星野が左ミドルを連続で蹴っていくと、平田はダブルレッグでテイクダウンを決める。スクランブルからギロチンを仕掛け引き込んだ平田はノーアームから、アームインに切り替える。頭を抜いた星野だが、平田はネルソンとキーロックにお融合技でスイープを決め、バックに回る。

ワンフックでRNCに入った平田は、RNC、パームトゥーパームと絞めていく。星野が耐えると腕十字に移行した平田は極め切れなかったが、組みで圧倒した。

2R、左ミドルを消える星野は、平田のヒザ蹴りにテイクダウンを合わせる。下になった平田は三角、オモプラッタを仕掛ける。星野が腕を抜いたところで立ちあがり、クリンチ合戦でがぶる。星野は引き込み、マウントを取られる。ロールした星野に対し、平田はバックマウントを取り左手を取って、右で殴っていく。

乗りすぎから戻った平田は絞めを狙い、星野は一旦背中をマットにつけるが、もう一度背中を預ける。平田は腕十字を仕掛け、星野の左腕が伸び切りレフェリーが試合を止めた。プロ初陣で一本勝ちした平田は、「どんどん試合に出続けてチャンピオンになります」とマイクで話した。


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