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J-CAGE News Shooto2021#03 ブログ 内藤太尊 加藤ケンジ 坂巻魁斗 宇野薫

【Shooto2021#03】昨年1月以来の後楽園ホールで10試合。宇野薫が1年半ぶりの実戦&坂巻魁斗は修斗初参戦

【写真】どのようなパフォーマンスを見せることができるか、1年半ぶり──25年目の宇野薫(C)KEISUKE TAKAZAWA

7日(水)、5月16日(日)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#03に宇野薫が出場し、内藤太尊と対戦することが発表された。

1996年10月4日にプロ修斗デビューを果たし、四半世紀が過ぎようとするなか宇野が2019年11月のマーカス・ヘルド戦以来。1年半ぶりにケージに足を踏み入れる。


対戦相手の内藤は1月にSASUKEの持つ修斗環太平洋フェザー級王座に挑み、RNCで敗れている。宇野は今回の試合出場に際し、SASUKE戦を要望したとも伝わっており、現状で戦うことができる最強の選手と対戦を望むという姿勢を持ち続けている。

とはいえ、内藤戦の8日前に46歳を迎えており、どれだけのパフォーマンスをケージの中で見せることができるのか不安は付きまとう。宇野には年齢云々ではなくケージに足を踏み入れる限り、MMAファイターとして成長した姿、そして強さを維持しているところを見せてほしい。

また同大会にはBRAVEからパラエストラ柏に移籍し、修斗初参戦となる坂巻魁斗が加藤ケンジと戦うことも発表された。

ZSTからDEEP、Grachanでキャリを積んできた坂巻だが、過去5戦は1勝4敗で3連敗中と厳しい状況にあり、常勝・鶴屋浩軍団入りし心機一転キャリアの再出発に臨む。

この他、今大会では3回戦でライト級の大尊伸光×西川大和、フライ級=清水清隆✖宇田悠斗と女子は杉本恵✖檜山美樹子、中村未来✖北野きゅう、小生由紀✖澤田千優、宝珠山桃花✖柳仙香のストロー級が4試合。さらにインフィニティリーグ2020バンタム級の最終対戦=石井が逸人✖野尻定由、小野島恒太✖一条貴洋戦が組まれており、これで全10試合が決定。後楽園ホールで10試合以上が組まれるのは、コロナ以前の昨年1月大会以来となる。

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J-CAGE Report Shooto2021#01 ブログ 加藤ケンジ 藤井伸樹

【Shooto2021#01】ノンストップ・テイクダウン! 藤井伸樹が加藤ケンジに4ポイント差の判定勝利

<65.8キロ契約/5分3R>
藤井伸樹(日本)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
加藤ケンジ(日本)

距離を詰めようとする加藤に、左ジャブを繰り出す藤井がクラウチングスタイルで中に入ろうとする。加藤はスイッチしながらフェイントをかけ、左ストレートをヒット。藤井の右足へのシングルもカットする。しかし藤井は構わず前に出て、左ジャブを当ててから組み付き、加藤をケージに押し込みテイクダウンに成功。相手の足を畳みながら、しっかりと背中をつかせた藤井。ハーフガードの相手の右腕を取り、アームロックを狙う。体を起こし、腕を抜いた加藤はガードに戻す。腰を上げた藤井に対してハイガードからパンチを放つ加藤。藤井は再びヒザをつき、パスを狙う。ボディと顔面へパンチを打ち分ける藤井が、足を一本越える。ハーフでディフェンスする加藤。藤井はそのまましっかりと抑え込みつつマウントへ。ここで加藤がリバーサルに成功し、立ち上がってスタンドに戻したところで1Rを終えた。

2R、左ジャブで先制する藤井。加藤も右ストレートを当てる。藤井は左ジャブを出しながら距離を詰め、組み付いて加藤をケージに押し込む。そこから相手の右足に手を伸ばし、シングルで尻もちをつかせた藤井。しかり加藤もすぐに立ち上がり、反対に藤井に尻もちをつかせるなど、スクランブルの展開が続く。スタンドに戻り、再びテイクダウンを奪った藤井。加藤はハーフガードをとる。藤井はパスを防がれながらも、トップをキープしてパンチを落とす。そして残り1分30分のところでマウントを奪取。パンチを落とすが、ここで加藤は体を抜いて立ち上がる。藤井はすぐさま組み付きシングル、そしてダブルへ切り替えてテイクダウンを狙う。これを凌いだ加藤は相手から離れ、追いかけてくる藤井にパンチをヒットさせる。藤井は顔面に数発パンチをもらいながら、最後はグラウンドに持ち込んで第2R終了のホーンを聞いた。

最終R、開始直後、距離をつめたのは藤井。お互いに左ジャブを突きながら、藤井はテイクダウンを狙う。打撃戦を挑む加藤だったが、藤井の右アッパーがヒット。加藤はグラつき、そのままテイクダウンされてしまう。ハーフガードをとる加藤の左腕を畳んでいく藤井。そのまま左ヒジを加藤の顔面へ3発落としていく。残り2分15秒でマウントを奪った藤井は、ピッタリと体をつけ顔面、ボディへパンチを散らす。さらに体を起こして強い右ヒジを叩き込む藤井。加藤はブリッジから右腕を伸ばしてしまうが、藤井はその腕を取らずに抑え込んでトップをキープ。体を回転させた加藤に対し、バックマウントに移行しRNCを狙ったが、加藤もこれを凌いで試合は終了した。

判定は、ジャッジ3者とも4ポイント差をつけてのフルマークで、藤井が加藤を下した。

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J-CAGE News Shooto2021#01 よしずみ ブログ 加藤ケンジ 小野島恒太 石井逸人 藤井伸樹 西川大和 野尻定由

【Shooto2021#01】1月31日、ニューピアで北から西川大和、南から野尻定由出場。千尋の谷ファイト

【写真】西川大和、野尻定由──崖から突き落とされないで頂きを目指すことができるか (C)MMAPLANET

28日(月)、Sustainより来年1月31日(日)に東京都港区のニューピア・ホールにて2021年初イベントを開催、ラインアップが数試合発表された。

終わりの見えない新型コロナウィルス感染状況において、同一会場入れ替え制が定着しつつあるなか、修斗の2021年スタートも昼夜2部制となった。


コロナ禍の修斗公式戦はタイトル戦以外は当日計量で1階級上のクラスで戦うことが通例化されているが、今大会よりプレスリリースでは1階級重いクラス名を用いず、1階級上階級のリミットに等しい契約体重戦としてアナウンスされている。

またインフィニティリーグにおいてはバンタム級(65.8キロ)、つまり北米ユニファイドでのフェザー級いう表記の仕方と採られている。

そんななか今回明らかとなったのは6試合。65.8キロでバンタム級の藤井伸樹と加藤ケンジが対戦する。ジャパニーズゾンビこと藤井伸樹は、9月に後藤丈治との激闘を制したが、ここで1年2カ月振りの修斗凱旋──2020年はRIZINで1勝1敗だった加藤を迎え撃つこととなった。

また2020年は修斗で3連勝したスーパー18歳の西川大和が、なんと76.5キロとほぼほぼウェルター級でマックス・ザ・ボディと戦う。修斗に関係するところではマックス・ザ・ボディはグラチャンで飯田建夫に敗れ、グラジエイターでウエタ・ユウに勝利している。修斗公式戦では9月の渋谷O-East大会で大尊伸光にKO負けしているが、一発の強さとフィジカルは西川が経験したことがない相手ともいえる。

とはいえ、北海道時代は無差別級のような状況でも戦ってきた西川だけに、全局面で相手の弱点をつくファイトができるようなら──この試合を経て、ライト級でランカーとの対戦も見えてくる一戦となりそうだ。

さらにここもコロナの影響でリーグ戦の消化が年を跨ぐようになったインフィニティリーグ2020では、現在勝ち点トップのよしずみ✖石井逸人、小野島恒太✖野尻定由の2試合が組まれている。

野尻は昨年のバンタム級新人王で、インフィニティリーグに抜擢されていたが、九州組ということでなかなか試合が組まれなかった。結果、1年1カ月のブランクが空き──環太平洋王座挑戦経験があり、藤井と対戦する加藤に勝利しているベテランと対戦することとなった。

若い才能を崖から突き落とすマッチメイクも、もはや修斗の伝統だ。救いの論理のない、無慈悲な生き残り合戦──若い力も、ベテランも勝つしかない。

この他、70.3キロで木下タケアキ✖大瀬良康平、女子54キロ契約で野尻の同門=宝珠山桃花✖柳仙香の対戦が決まっているが、昼夜どちらの大会に振り分けられるかはこれからの発表となる。

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