カテゴリー
Brave CF KTT MMA MMAPLANET NEXUS o ONE ROAD FC Road to UFC Road to UFC2023 SASUKE UFC アブドゥル・アジーム・バダクシ イープークールー イー・チャア ブログ リー・カイウェン 神田コウヤ

【Road to UFC2023】最大激戦区フェザー級。SASUKE & 神田コウヤの前に中国、韓国、アフガンの猛者

【写真】フェザー級は写真のリー・カイウェン、イー・チャアら中国勢が3人、韓国とアフガニスタン、インドネシアが1名ずつ、そして日本は神田とSASUKEだ(C)MMAPLANET

11日(火・現地時間)、UFCよりRoad to UFC2023の全陣容が発表された。

5月27日(土・同)&28日(日・同)の両日に中国は上海のUFC PIにおいてワンマッチ&1階級ごと4試合✖4大会というフォーマットでRoad to UFC2023は1回戦を実施する。

ここではSASUKE、神田コウヤが出場するフェザー級から、両者の対戦相手と注目選手を探ってみたい。


その出場に意外という声も聞かれる──神田コウヤの初戦の相手は、MMA戦績22勝11敗1分のイープークールーだ。このイープークールーもまた多くの中国勢と同様に戦績だけでは実力の程が測れないファイターであることは間違いない。

キャリア30戦以上、これだけの経験を中国国内で中国のプロモーションで戦ってきた。イープークールーにとっては、2015年12月にRoad FC上海大会の第1試合に出場したのが、唯一といってよい国際的な舞台でのファイトだ。

昨年10月のRoad to UFCのワンマッチでSASUKEに敗れたパラチン、オクタゴン3勝2敗のシャイラン・ヌルダンベクにも敗れているが、現在6連勝中でもあり、神田にとってはケージで体に触れるまで正体不明の相手といえよう。

(C)DOUBLE GFC

対してSASUKEと戦うキム・サンウォンは、Double GFCフェザー級王座獲得経験のあるKTT所属の選手で、正体が知れている。

戦績は9勝5敗1分、敗北には昨年グアムで原口伸に敗れた試合が含まれている。デビュー戦はNEXUSで雑賀ヤン坊達也戦が流れたことがあり、原口の同門=伊藤空也に勝利と日本とも縁がある。Double Gのベルトを巻いた試合ではムン・ギブンに勝利しておりレコードから想像するよりも、キム・サンウォンは確かな力を持つ実力者といえる。

さらには昨年のRoad to UFCでSASUKEに一本勝ち、松嶋こよみにスプリット判定勝ちと、J-MMA界の夢を打ち打ち破ったイー・チャアが今回も参戦する。決勝戦でイ・ジョンヨンに勝った思われた試合をスプリットで落としたイー・チャアだが、彼の存在が全中国ファイターを侮れない存在としているといっても過言でない、実力者の再チャレンジだ。

(C)BRAVE CF

そのイー・チャアが初戦で戦うアブドゥル・アジーム・バダクシも注目のファイターといえる。

24歳のアフガニスタン人で、インドをベースに13勝3敗という戦績を誇る。一見してボクサー、ただし蹴りも使えBRAVE CFでアゼルバイジャン人レスラーのアグシン・ババエフのテイクダウンを切って、打撃で勝利を収めている。昨年のライト級優勝のアンシュル・ジュビリの例もあり、決して侮れない。

さらにさらにフェザー級にはONEで活躍してきた中国の火の玉小僧リー・カイウェンの名前も確認できる。ONEで9勝3敗、契約期間中にUFCアカデミーに入り、目標をUFCにリセットした。そんなリー・カイウェンは上久保と同様に契約を消化してRoad to UFCに挑むこととなった。

レスリングベースながら、主武器は拳。そしてテイクダウンの受けの強さを利したヒザ蹴り、アナコンダチョークの使い手は、トーナメントに波乱を巻き起こす力は十分に持っている。

神田とSASUKEが出場するフェザー級は前回に続き、いや前回以上の最大激戦区といえよう。

The post 【Road to UFC2023】最大激戦区フェザー級。SASUKE & 神田コウヤの前に中国、韓国、アフガンの猛者 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET o Road to UFC Road to UFC2023 SASUKE UFC アブドゥル・アジーム・バダクシ イ・ジョンヒョン イ・チャンホ イープークールー イー・チャア ウィンドリス・パティリマ エプライム・ギンディン キム・サンウォン キム・サンウク キム・ハンスル キ・ウォンビン クリス・ホフマン シャオ・ロン シャン・シンカイ スミット・クマール タイラークゥ ダールミス・チャウパスゥイ チィルイイースー・バールガン チェ・スングク トップノイ・キウラム ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ ビリー・パスラタン ピーター・ダナソー ホン・ソンチャン マーク・クリマコ ユ・サンフン ラナルドラ・プラタップ・シン リー・カイウェン レザ・アリアント ロナル・シアハーン ロン・チュウ 上久保周也 丸山数馬 原口伸 神田コウヤ 野瀬翔平 鶴屋怜

【Road to UFC2023】UFCへの道、全4階級とワンマッチ4試合の出場ファイター確定&公式発表

【写真】遂に正式発表となったRoad to UFC2023の陣容。Season02は──”あの”Road to UFCはUFC正史ではカウントされないということか (C)Zuffa/UFC

11日(火・現地時間)、UFCより5月27日(土・同)、28日(日・同)に中国は上海のUFC PIにおいてRoad to UFCの1回戦を実施することを公式発表した。

日本勢はフライ級が鶴屋怜、バンタム級は野瀬翔平と上久保周也、フェザー級はSASUKEと神田コウヤ、ライト級は原口伸と丸山数馬は既に明らかとなっていたが、今回の発表で日本勢の初戦の対戦相手を含む、4階級32選手とワンマッチ出場8選手の全てとカードが明らかとなった。

出場選手は以下の通り、初戦のカードを対で並べると以下のようになる。※各階級、日本人選手の対戦相手と注目選手に関しては後程アップします。

【フライ級】
鶴屋怜(日本)
ロナル・シアハーン(インドネシア)

マーク・クリマコ(米国)
イ・ジョンヒョン(韓国)

チーニョーシーユエ(中国)
ビリー・パスラタン(インドネシア)

スミット・クマール(インド)
チェ・スングク(韓国)

【バンタム級】
シャオ・ロン(中国)
野瀬翔平(日本)

上久保周也(日本)
チィルイイースー・バールガン(中国)

エプライム・ギンディン(インドネシア)
ダールミス・チャウパスゥイ(中国)

イ・チャンホ(韓国)
ラナルドラ・プラタップ・シン(インド)

【フェザー級】
イー・チャア(中国)
アブドゥル・アジーム・バダクシ(アフガニスタン)

SASUKE(日本)
キム・サンウォン(韓国)

イープークールー(中国)
神田コウヤ(日本)

リー・カイウェン(中国)
レザ・アリアント(インドネシア)

【ライト級】
ホン・ソンチャン(韓国)
ロン・チュウ(中国)

丸山数馬(日本)
キム・サンウク(韓国)

ウィンドリス・パティリマ(インドネシア)
原口伸(日本)

キ・ウォンビン(韓国)
バーハートゥブールゥ・アトゥボラティ(中国)

【ワンマッチ】
<フライ級/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
ナムジャルガル・トゥメンデムベレエル(モンゴル)

<フライ級/5分3R>
ピーター・ダナソー(タイ)
シャン・シンカイ(シンガポール)

<ウェルター級/5分3R>
タイラークゥ(中国)
キム・ハンスル(韓国)

<ウェルター級/5分3R>
クリス・ホフマン(フィリピン)
ユ・サンフン(韓国)


The post 【Road to UFC2023】UFCへの道、全4階級とワンマッチ4試合の出場ファイター確定&公式発表 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE Championship ONE FN03 UFC キック クォン・ウォンイル ジェレミー・パカティウ ジョン・リネケル ビビアーノ・フェルナンデス ファブリシオ・アンドラジ ライニア・デリダー リー・カイウェン 佐藤将光

【ONE FN03】遂に東南アジア・サーキット復活。10月KL大会で、リネケル×アンドラジのバンタム級世界戦

【写真】この一番は、申し訳ないけどミドル級世界戦の何倍も楽しみ!! (C)ONE

7日(水・現地時間)、ONE Championshipが10月22日(土・同)にマレーシアはクアラルンプールのアシアタ・アリーナでONE Fight Night03(オフィシャル発表ではONE on Prime Video03)を開催すると発表している。

ONEがマレーシアでイベントを開くのはコロナ前の2019年11月22日以来、実に2年11カ月振りとなる。またコロナ期間に中国のHERO SERIESとタイでタイ勢&国内在住外国人ファイターでイベントを行ったことを除くと、ONEにとってシンガポール以外での大会は2020年2月のインドネシア大会以来となる。


そんなコロナ共生時代、ポスト・コロナのONEの船出となる同大会は開始時間が米国東部標準時10月21日8時と表記されており、現地では22日(土・同)の午前9時となる。

このためにKL大会は前夜=21日(金・同)にナンバーシリーズ=ONE162の開催が見込まれているが、ここは正式発表を待ちたい。何より通常シリーズ以前に、ONE FNのカードが発表されるのはそれだけ米国市場の重要性が高いから。

そしてアナウンスされたカードはMMA世界戦2試合、ONE世界ミドル級選手権試合=王者ライニア・デリダー×挑戦者シャミル・アブデュラエフ、そしてONE世界バンタム級選手権試合=王者ジョン・リネケル×挑戦者ファブリシオ・アンドラジだ。

キャリア16連勝、ミドル級&ライトヘビー級世界王者のデリダーにチャレンジするアブデュラエフは、異例のONE初参戦でタイトル挑戦となる。

日本のファンにとって楽しみなのは、すばりバンタム級タイトル戦の方だろう。王者リネケルは今年の3月にビビアーノ・フェルナンデスを倒し、UFCから転じて4戦目でサークルケージの頂点になった。

一方、アンドラジはコロナ禍のタイ大会でONE出場権を得て以来、NZのマーク・アベラルド日本の佐藤将光中国のリー・カイウェンフィリピンのジェレミー・パカティウ韓国のクォン・ウォンイルとアジア太平洋勢を総なめ、佐藤以外は全てフィニッシュ勝利を挙げている。

MMAにアジャストされてムエタイ、首相撲をポジショニングにも昇華させたアンドラジだが、ここ3試合は組みの展開はなくパンチ、ヒザ蹴り、ミドルキックで初回KOを飾っており、まさにアンタッチャブルな存在となっている。

そのアンドラジが、同朋リネケルに挑戦。リネケルの拳の圧を、アンドラジがスピードと多彩な打撃で如何に攻略していくのか。KO必至の世界戦だ。

The post 【ONE FN03】遂に東南アジア・サーキット復活。10月KL大会で、リネケル×アンドラジのバンタム級世界戦 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA MMAPLANET o ONE ONE158 UFC   アラン・ナシメント アレックス・シウバ エジソン・マルケス カイラット・アクメトフ キック クォン・ウォンイル ケビン・ベリンゴン シェ・ウェイ ジェネリン・オルシム ジュリー・メザバルバ チェン・ルイ チャンネル デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク デミアン・マイア ファブリシオ・アンドラジ ブラジリアン柔術 ボクシング マーカス・ブシェシャ・アルメイダ ヨッカイカー・フェアテックス リー・カイウェン 今成正和 佐藤将光 和田竜光 松嶋こよみ

【ONE158】計量終了 見逃せない『腹えぐり』対決ウォンイル✖アンドラジとシウバの柔術MMA

【写真】腹攻め、ヒザ✖左レバー、サウスポー✖オーソドックス。どのような結末が待っているか、クォン・ウォンイル✖アンドラジ(C)ONE

本日3日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE158「Tawanchai vs Larsen」の計量及びハイドレーション結果が発表されている。

和田竜光✖カイラット・アクメトフ、リース・マクラーレン✖シェ・ウェイというフライ級、ヘビー級でブシェシャが出場するMMAファイト、バンタム級とストロー級でも楽しみな試合が組まれている。


コメインのバンタム級戦=ファブリシオ・アンドラジとクォン・ウォンイルの一戦はKO決着必至、しかも腹への攻撃がカギを握るマッチアップといる。

2020年7月、コロナ禍のタイ・ドメスティック大会でONEデビューを飾って以来、4連勝中で佐藤将光以外は全てフィニッシュ勝利のアンドラジ。対するクォン・ウォンイルは、その佐藤に加えて松嶋こよみ、そして今成正和と日本人選手には3タテを食らいながら、それ以外の6試合は全てKO勝ちを収めている。

クォン・ウォイルは現在3連勝中で直近の試合では昨年12月に元ONE世界バンタム級王者のケビン・ベリンゴンを左レバーショットでKO、ブルーノ・プッチとチェン・ルイを合わせた3者を左ボディ、もしくは左ボディを効かせて右ストレート問う流れで仕留めてきた。

対してアンドラジはテンカオだ。ハードパンチャーのリー・カイウェンには腹への左ヒザを効かせて、ハイキックから連打でレフェリーストップ、ジャレミー・ピカティウには右ストレートに左ヒザを合わせて一発KOを決めた。

両者ともエグイ腹攻めを見せているが、クォン・ウォンイルが3連続KOをしてきた選手は全てオーソドックで、今夜の相手のアンドラジはサウスポーで蹴り技を使うことを忘れてはならない。

テンカオだけでなく、左右の前蹴りを三日月気味に入れることができるアンドラジは、オーソの相手に対し左ボディも打ち込める。対して、クォン・ウォンイルはほぼ右ボディは見せていない。もちろん、それは相手がオーソドックスだったからでもあるが、やはり両者の相性を考えると蹴りを自在に使うアンドラジに分があるか。

そのうえでクォン・ウォイルの特徴として、フィニッシュは近距離のボクシングという共通点があるが、そこに至るまでの過程では、ダブルレッグからテイクダウンをしてグラウンドで削るケースや、蹴りを多く使う場合もあることが挙げられる。

つまり最終的にはボクシングの距離で戦うが、それまでには対戦相手に応じて臨機応変に組み立てることができるということだ。組みや寝技に関しては、彼よりも能力の劣る相手に使う限定バージョンであることは想像できるが、アンドラジを相手に蹴りを織り交ぜて、そのまま重心が変わることなくボディショットばかりか、顔面へのパンチを決めることができれば4連続KO勝ちも十分にあり得る──クォン・ウォンイルだ。

一方、タイトル挑戦が現実のモノとなっているアンドラジは、相手の得意とする打撃で勝ちに行くのか。あるいはムエタイ流のバックテイクから今やノヴァウニオンで学ぶグラップリングを披露するのか。その辺りも気になる試合といえる。

グラップリングという観点では、メインカード1試合目に出場するスロトー級のベテラン=アレックス・シウバが面白い。3月に2RKO負けを喫したアドリアン・マタイスとの再戦だが、デミアン・マイアが身を引いた今、MMAでブラジリアン柔術──いやガードワークの妙技を駆使するという点で、シウバはUFCフライ級のアラン・ナシメントと並んで双璧といえる。

かつては下からの腕十字こそ絶対的に強さを持っていたが、そこを凌がれるとじり貧になっていたシウバは、今や絶妙なリバーサルを駆使し、スクランンブルと柔術を合体させたうえで一本勝ちもコントロール勝ちもできるスタイルを構築してきた。

特にハーフガード&アンダーフックからのレッスルアップ&テイクダウン、ハーフバタフライ&ギロチンからのスイープは見事の一言だ。ここに腕十字という伝家の宝刀をシウバは融合させた。ストロー級最年長のチームメイト=デェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク引退後、39歳の元世界チャンピオンの柔術MMAをしっかりと目に焼き付けておきたい。

■放送予定
6月3日(金・日本時間)
午後6時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後6時30分~ONE Supper App

■ONE158計量&ハイドレーション結果

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム:70.08キロ/ 1. 0091
ニクラス・ラーセン:69.85キロ/ 1. 0083

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
ファブリシオ・アンドラジ:65.77キロ/ 1. 0248
クォン・ウォンイル:65.09キロ/ 1. 0044

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
リース・マクラーレン:60.78キロ/ 1. 0107
シェ・ウェイ:キロ60.89/ 1. 0040

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ:61.0キロ/ 1. 0061
和田竜光:61.0キロ/ 1. 0053

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オバチッチ:111.92キロ/ 1. 0040
グト・イノセンチ:119.52キロ/ 1. 0057

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ:56.7キロ/ 1. 0244
アドリアン・マタイス:56.47キロ/ 1. 0214

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス:61.0キロ/ 1. 0091
グルダージャン・マンガット:61.0キロ/ 1. 0229

<キック・ライト級/3分3R>
マルワーン・トゥートゥー:77.11キロ/ 1. 0244
コンスタンティン・ルス:76.54キロ/ 1. 0103

<ヘビー級(※120.2キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ:115.43キロ/ 1. 0099
サイモン・カーソン:105.46キロ/ 1. 0014

<ヘビー級(※120.2キロ)/5分3R>
オーディ・デラニー:117.82キロ/ 1. 0036
メフディー・バルギ:115.09キロ/ 1. 0244

<ヘビー級(※120.2キロ)/5分3R>
デューク・ディディエ:105.57キロ/ 1. 0036
ジャスール・ミルザムハメドフ:118.38キロ/ 1. 0152

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
ジェネリン・オルシム:52.05キロ/ 1. 0140
ジュリー・メザバルバ:52.05キロ/ 1. 0009

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
キム・ギョンロ:76.99キロ/ 1. 0152
エジソン・マルケス:76.88キロ/ 1. 0120

The post 【ONE158】計量終了 見逃せない『腹えぐり』対決ウォンイル✖アンドラジとシウバの柔術MMA first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA MMAPLANET ONE ONE Winter Warriors ONE Winter Warriors02 Special UFC   ジェレミー・ケネディ ジョン・リネケル スティーブン・ローマン ビビアーノ・フェルナンデス ファブリシオ・アンドラジ ユーサップ・サーデュラエフ リー・カイウェン 佐藤将光 柏木信吾 水垣偉弥

【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:12月:ローマン✖サーデュラエフ─02─からのアンドラジ

【写真】柏木信吾氏のジェレミー・ケネディと同様に、水垣氏からスティーブン・ローマンも日本人選手の指標という言葉が聞かれた (C) ONE

過去1カ月に行われたMMAの試合からJ-MMA界の論客3名が気になった試合をピックアップして語る当企画。

背景、技術、格闘技観を通して、MMAを愉しみたい。3人の論客から、水垣偉弥氏が選んだ2021年12月の一番は12月3日に行われ、17日に放送されたONE Winter Warriors02よりスティーブン・ローマン×ユーサップ・サーデュラエフ戦についてさらに語らおう。

<月刊、水垣偉弥のこの一番:12月:ローマン✖サーデュラエルPart.01はコチラから>


──ゴリゴリ行けるというのは?

「粗いじゃないですか。決して上手くはない。KOしたパンチにしてもテイクダウン狙いや蹴りが鋭いので、他に意識が行っていたからこそ当たる……MMAだから当たるパンチをしっかりと決めました。

ただし、粗い。ローマンは粗いの一言ですね。どういう攻めが有効だったか、それは体の強さでサーデュラエフにプレッシャーを掛けることができるということでした。ロシア人、ダゲスタン人のサーデュラエフにソレができるというのは、衝撃的でした」

──アジア人といってもフィリピンの山の民ですし、我々のようなモンゴロイドではないですよね。

「まぁアジア人で一括りにするのは、強引ですよね(笑)。
でも、そのフィリピン人を日本人選手は越えていかないといけない。日本人選手でサーデュラエフに勝っているのは、岡嵜康悦選手ぐらいですよね。それも随分と昔だし(2014年7月)。計量方法が違うのも、上手く活用できるようにしないといけないですね」

──その計量方法と体重リミットが北米と違うONEバンタム級戦線では王者ビビアーノ・フェルナンデスに、ジョン・リネケルが挑むことが決定しています。日本でトップを張ったビビアーノ、UFCファイターだったリネケルにローマンが挑むという構図で見ると、水垣さんはローマンの今後をどのように占いますか。

「単純に比較はできないですけど、サーデュラエフのパンチも被弾していますし、パンチを受けることに関しては課題があります。リネケルが一番良い時であれば、今のローマンでは厳しいです。ただリネケルもあの時と比べると落ちている。今がピークではないと思います。

そこを加味すると、ローマンにもチャンスはあると思いますが……。とにかく粗いのでパンチはもらうでしょうね。サーデュラエフを圧すことはできましたが、それができなくなるとパンチを被弾するようになるかと。ただし、BRAVEでアレだけ勝っているので、まだ見せていない部分がある可能性もありますけど。

ローマンは蹴りは割と早い、テイクダウンも取れる。ただし、少し遠い。今のままだとリネケルに勝つのは厳しいですね。対して日本人選手には強いと思います。相性的にも。あのフィジカルでゴリゴリ来られると、厳しいという日本人選手は少なくないでしょうね。

もちろん、日本人選手にも色々なタイプがあるのですが、そういうフィジカルで来られると苦手な選手には滅法強いはずです。ONEに出ている日本人選手にとっては、鬼門のファイターになります」

──まだ粗いということを踏まえると、フィジカルがあって粗くない選手がいるのが世界ですから、そこを目指すならローマンを越えていく必要があると。

「その通りですね。スティーブン・ローマンのような選手は、世界を目指す選手には良い指標になると思います。ONEのスタイルではなくMMAをやっていますし、力があって粗い。決して上手くないパンチを当てることができる選手ですし、考え過ぎちゃう日本人選手にとっては苦手なファイターだと思います。

ただ、ONEのバンタム級でいうとローマンよりもファブリシオ・アンドラジの方が怖いでしょうね」

──おっ、アンドラジですか!! 既にマーク・アベラルド、佐藤将光選手、そしてリー・カイウェンに勝っています。

「アンドラジの打撃のスキルは、ローマンより全然上です。

ローマンがサーデュラエフ戦のようにゴリゴリやろうとしても、入らせない。強引になるとヒザもあります。ここでもキーになるのが、ローマンのテイクダウンです。打撃とテイクダウンを混ぜることで、どれだけ圧力を掛けることができるか。

つまりローマンのゴリゴリは、テイクダウンと打撃がミックスされているということで、そこが彼の強味です。テイクダウンがあるから右オーバーハンドが当たる。テイクダウンを警戒させることで、あのパンチが生きてきますよね」

The post 【Special】月刊、水垣偉弥のこの一番:12月:ローマン✖サーデュラエフ─02─からのアンドラジ first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
MMA ONE ONE Championship   カイラット・アクメトフ キック クォン・ウォンイル ゼバスチャン・カデスタム ダニー・キンガド ボクシング リー・カイウェン 佐藤将光

『ONE: WINTER WARRIORS II』試合結果/ハイライト動画


第9試合 メインイベント MMA フライ級 5分3R
×ダニー・キンガド(2位)
○カイラット・アクメトフ(4位)
判定0-3

第8試合 コーメインイベント MMA バンタム級 5分3R
×ケビン・ ベリンゴン(2位、元王者)
○クォン・ウォンイル
2R 0’52” KO (左ボディフック)

第7試合 MMA 95kg契約 5分3R
○ビタリー・ビグダシュ
×ファン・ロン
3R 0’41” フロントチョーク

第6試合 MMA ウェルター級 5分3R
×ゼバスチャン・カデスタム
○ムラド・ラマザノフ
判定0-3

第5試合 MMA バンタム級 5分3R
○ステファン・ロマン
×ユサップ・サーデュラエフ(3位)
1R 4’09” TKO (レフェリーストップ:左フック)

第4試合 MMA バンタム級 5分3R
○ジャンロ・マーク・サンジャオ
×ポール・ルミヒ
1R 1’41” 裸絞め

第3試合 キックボクシング ライト級 3分3R
×ムスタファ・ハイダ
○アドリアン・サディコビッチ
判定0-3

第2試合 MMA バンタム級 5分3R
○ファブリシオ・アンドラージ(4位)
×リー・カイウェン
1R 4’41” TKO (レフェリーストップ:左ストレート→グラウンドパンチ)

第1試合 ムエタイ 57.85kg契約 3分3R
○ジョセフ・ラシリ(ストロー級3位)
×品川朝陽[朝陽P.K.センチャイムエタイジム](PKセンチャイムエタイジム/IMCインターナショナル・フェザー級王者、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者)
1R 2’05” KO (右ストレート→左膝蹴り)

 ONE Championshipが12月3日にシンガポール・インドアスタジアムで開催し、12月17日に配信された『ONE: WINTER WARRIORS II』の試合結果。


 クォン・ウォンイル vs. ケビン・ ベリンゴン ハイライト動画。


 ステファン・ロマン vs. ユサップ・サーデュラエフ ハイライト動画。


 ファブリシオ・アンドラージ vs. リー・カイウェン ハイライト動画。


 ジョセフ・ラシリ vs. 品川朝陽ハイライト動画。続きを読む・・・
カテゴリー
MMA ONE ONE Winter Warriors ONE Winter Warriors02 ファブリシオ・アンドラジ ブログ リー・カイウェン

【ONE Winter Warriors02】アンドラジ、本物。テンカオ効かせ、あのリー・カイウェンを初回KO

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)
Def.1R4分41秒by TKO
リー・カイウェン(中国)

サウスポーに構えたアンドラジに対し、リーが右ローを蹴る。ジャブを伸ばすアンドラジに対しダブルレッグでテイクダウンを決めたリーは、すぐに立たれてもう1度テイクダウンを成功させる。ここも即スタンドに戻ったアンドラジは離れたリーにワンツーを伸ばす。ジャブをヒットさせたリーに対し、アンドラジも左を伸ばす。

リーは左右のフックで前に出ると、距離を取ったアンドラジはワンツーで迎え撃つ。右ストレートにはボディにヒザを入れたアンドラジが、動きがやや落ちたリーの腹を蹴り、ジャブを当てる。さらにテンカオ、左を被弾したリーは明らかに腹が効いたか動きが止まる。それでも左右のフックでステップインするリーを、アンドラジはジャブで制して前蹴りを腹に蹴り込む。

ワンツーに再びテンカオを入れたアンドラジは、素早い右ジャブを放ち、テンカオを突き刺す。体を曲げ痛みに耐えるリーにパンチの連打、さらにヒザを重ねたアンドラジがまたも左ヒザ、ボディに連打を入れて左ハイをガードの上から効かせる。下がったリーにパンチを連打したアンドラジ。リーがしゃがみ込み、勝負は決した。


The post 【ONE Winter Warriors02】アンドラジ、本物。テンカオ効かせ、あのリー・カイウェンを初回KO first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
ABEMA MMA ONE ONE Winter Warriors ONE Winter Warriors02 UFC   カイラット・アクメトフ キック クォン・ウォンイル ケビン・ベリンゴン ジャンロ・サンジャオ ジョゼ・アルド ジョン・リネケル スティーブン・ローマン ダニー・キンガド チャンネル ハニ・ヤヒーラ ビビアーノ・フェルナンデス ファブリシオ・アンドラジ ユーサップ・サーデュラエフ リー・カイウェン ローマ・ルックンブンミー 佐藤将光

【ONE Winter Warriors02】中国の五味隆典=リー・カイウェンと対戦、アンドラジ「とても無駄が多い」

【写真】この選手は絶対に強い。確かに強い (C)ONE

17日(金・現地時間)、3日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで収録されたONE「Winter Warriors02」が放送される。

今大会はこれまでのダークシリーズと違い、9試合が放送されボリューミーになっている。平たくいえば3つの中継に分配できる試合数とならなかったわけだが、それだけ厚みの増したカードにファブリシオ・アンドラジの名前を見ることができる。

今年1月(※中継は2月)に佐藤将光に判定勝ちし、ムエタイのみならずグラップリングの強さも見せたタイガームエタイ所属のブラジリアンファイターが、中国の五味隆典ことリー・カイウェンと対戦する。

ONEバンタム級戦線は王者ビビアーノ・フェルナンデスにジョン・リネケルが挑戦することが決まっており、ブラジル勢が支配している。ランキング的にはユーサップ・サーデュラエフとケビン・ベリンゴンがアンドラジの上に位置しているが、勢いでは間違いなくアンドラジだ。ONEバンタム級戦線、第3のブラジリアン・パワー──ブラジルに帰国し、リー・カイウェン戦に備え名門ノヴァウニオンでトレーニングを積むファブリシオ・アンドラジに行っていたインタビューをここで掲載したい。


──約2週間後にリー・カイウェンと戦うファブリシオです(※取材は11月17日に行われた)。

「ゴメン、練習が長引いてインタビューの時間を遅らせてしまったね」

──全くも問題ないです。たかが10分程度。実は今日、UFCでハニ・ヤヒーラとローマ・ルックンブンミーのインタビューをしたのですが、ブラジルの同朋ハニ、タイガームエタイのチームメイトであるローマは揃って1時間の遅刻でした(笑)。

「アハハハハ。そうか、ローマのインタビューをしたんだ」

──ハイ。リー・カイウェン戦に向けて、今の調子はいかがですか。

「良い試合になるだろうね。彼も打撃が強いし、打ち合いが好きなファンには特に喜んでもらえるファイトになるよ」

──ところで1月に佐藤将光選手を破ってから、11時カ月のインターバルが空きました。

「サトーは僕が予想してより、ずっと強かったよ。打撃も良いし、グラウンドも強い。2Rまでにイーブンだったから、3Rは何か違う戦いをしないといけないって思ったんだ」

──佐藤選手の引き出しの多さとともに、ファブリシオがただのムエタイファイターでないことを世に示す試合になりましたね。

「サトーと戦うまで多くの人が僕のことを知らなかったはずだ。でも、僕は寝技の展開になることを恐れていない。グラップリングだって平気だ。自分の力は分かっているし、寝技でサトーを封じ込める自信もあったよ。確かに彼はカニばさみからヒールフックというような動きで僕を混乱させようとしたけど、焦ることなく対処できた。

ただサトーのスタンドでの動きには驚かされた。同様に彼も僕のグラウンドには驚いたに違いない。もし再戦の機会があるなら、立ち技をアジャストしてグラウンドゲーム同様に彼をリードできるよう戦いたい」

──ONEバンタム級で3連勝中だった佐藤選手を破り、頭角を現したファブリシオですが次の試合まで、ここまで時間を要することになると思っていましたか。

「どうだろうね。実はあの試合のあと、プーケットからブラジルに戻ったんだ」

──そうだったのですか!!

「コロナの影響でプーケットのタイガームエタイでは練習仲間の多くがいなくなり、サトーに勝った後も問題は解決しなかった。いよいよ練習相手がいなくなってしまったんだ」

──そして母国に戻ったと。

「そうなんだよ。今はノヴァウニオンで練習しているよ」

──何と!! 名門中の名門ではないですか。

「5月にブラジルに帰国し、ノヴァウニオンで練習を始めたのは7月からだよ。ONEの方もCOVID19の影響を受けて大会がキャンセルされたりして、僕もなかなか声が掛からなかった。ただ今回の試合に向けてノヴァウニオンでフルキャンプを行ってきた。

ノヴァウニオンは最高だよ。皆がポルトガル語を話すしね(笑)。色々なタイプのファイターが揃っていて、特にグラップリングの能力が高い。ジョゼ・アルドとも練習してきたし、本当に良いキャンプだった。過去最高といって間違いないよ」

──しかし、タイにいる時と比べてシンガポールへの長旅は苦痛ですね。

「これまでタイとブラジルの行き来で経験済みだから。それよりもノヴァウニオンという素晴らしい環境で練習できる方が、メリットがあるよ。何よりONEのバンタム級は65.8キロだから、減量の心配もない。飛行機のなかでも食事を摂ることができるはずだ。だからロングフライトの影響はそれほどないだろうし、凄く試合が楽しみだよ。

ONEの計量方法だと最後の週までしっかりとスパーリングをして準備ができる。体も精神もストレスがないから、より良いパフォーマンスを試合で見せることができると期待しているんだ。以前は1カ月前から減量に入り、体重管理に意識がいっていた。対して今はリラックスして、どう戦うかというマインドでいられるからね」

──なるほどぉ。ではリー・カイウェンの印象を教えてください。

「ノックアウト・アーチストだよ。パンチ力があって、常に少しでも早く対戦相手をKOしようとしている。ただ僕から言わせると、とても無駄が多い。力を使い過ぎているし、相手を倒してからのグラップリングの技術に見るべきものはない。僕の圧力を前にああいうファイトができるとは思わないよ。

仮にあんな風に攻めてきたら、すぐに出鼻をくじいてやる。リー・カイウェンにどんなバックグラウンドがあるのか知らないけど、過去数試合の映像を見るとラッシュし過ぎだ。あとフェザー級でタイガームエタイのチームメイトだったエミリオ・ウルティアをKOしているけど、そのエミリオが僕に色々とアドバイスしてくれた。エミリオとはイーブンの試合内容だったから、リー・カイウェンが何をしようとしているのか、彼の実像がよく分かるファイトだったよ」

──ところでONEバンタム級はブラジリアン・ドミネーションという状況です。延期されたビビアーノ・フェルナンデス✖ジョン・リネケルの一戦の行方を占ってもられないでしょうか。

「いやぁ、難しいよ。ビビアーノの柔術の世界王者で、素晴らしいグラップラーだ。だけどリネケルをテイクダウンできるとは思わない。どちらかをピックするとすれば、ジョン・リネケルだね」

──つまりファブリシオの次のターゲットはリネケルになるわけですね。

「そうだね。実はサトーと戦う前にリネケルには戦おうと呼びかけたんだ。リアクションはなかったけど(笑)」

──世界への挑戦権を得るためにリー・カイウェン戦では、どのような試合をしないといけないと思っていますか。

「KOして、レベルの違いを見せること──かな」

──ファブリシオ、今日はありがとうございました。最後に一足早く、ファブリシオの潜在能力の高さに気付いている日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンが僕のことを応援してくれるようになると、こんな喜びはないよ。サトーとの試合では、皆が僕をサポートすることはできなかったはずだし。でもリー・カイウェン戦では、僕を応援してほしい」

■視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時30分~ONE Super App

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

<キック・ライト級/3分3R>
ムスタファ・ハイダ(イタリア)
アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)
リー・カイウェン(中国)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ジョセフ・ラシリ(イタリア)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

The post 【ONE Winter Warriors02】中国の五味隆典=リー・カイウェンと対戦、アンドラジ「とても無駄が多い」 first appeared on MMAPLANET.
カテゴリー
News UFC シエ・ビン ブログ リー・カイウェン

【UFC】リー・カイウェン、シエ・ビンらONEで活躍中の中国人ファイターが、UFCアカデミー入り

【写真】ONEの中国勢をリードする存在になるかと思われていたリー・カイウェンが…… (C)MMAPLANET

20日(土・現地時間)、UFCが13日(土・同)にUFC PI上海で3度目のUFCアカデミーコンバインが終了し、29人の選手がUFCアカデミーへ参加する29名を発表した。

UFCアカデミーコンバインはいわばアカデミー合流のセレクションで集まったファイターは1週間に渡り技術的にはレスリング、グラップリング、打撃の3要素、身体能力では、上・下半身のパワー、最大筋力、心肺機能、反射神経、有酸素回復力などをチェックされ、総合的な評価を受けるというもの。

2019年から始まった試みで2度目の試みでアカデミーに合流した20名からは1月に発表されたアオリーチーランとリャン・ナ、さらにリョン・チョーと3人がUFCと契約。UFC世界女子ストロー級王者ジャン・ウェイリがローズ・ナマジュナスの挑戦を受ける4月24日(土・同)のUFC261でデビューが決まっている。


今回、UFCとの契約の第一関門を突破した29名は女子ストロー級が3人、同フライ級が2人、バンタム級も1名、男子ではフライ級が5人、バンタム級は最多の8名、フェザー級は6人、そしてライト級が4人となっている。

男子ではフライ級、バンタム級、フェザー級にそれぞれWLFのチャンピオンが含まれている。フライ級王者のシャン・チーファー(※32勝7敗)、バンタム級王者のシャオ・ロン(※15勝5敗)、そしてフェザー級王者のイー・チャーは15勝3敗の戦績をこれまで残してきた中国のトップ選手だ。

また中国のMMAがスタートして以来、内モンゴル系からはライト級で19勝1敗のバーラーチン、フェザー級で23勝9敗のアスクワーベイら入校、彼らも気になる存在だ。

とはいってもここで挙げたファイター達は中国国内で戦ってきており、対戦相手の技量は我々には図る知ることができない。そんななか、より確かな力を持ち主であるバンタム級のリー・カイウェン、そしてフェザー級のシエ・ビンもアカデミー入りを決めている。

前者は戦績10勝4敗、そしてONEでは9勝2敗で敗北の1つはサッカーボールキックによる反則負け、もう1つの黒星はマーチン・ウェンに喫したものだ。現在4連勝中のリー・カイウェンはファイトスタイルや風貌から中国の火の玉小僧と呼ばれ日本でも注目を集め始めていた。

対してシエ・ビンは戦績8勝2敗で、全てONEで戦ってきた。

いわばONEが育成してきた選手たち、彼ら以外にもフライ級のフーリーシーバイもONE Hero Seriesで戦ってきた選手だ。ONEを目指し、そして実際に戦ってきた有望選手がUFCとの契約を求め、アカデミー入りを狙いコンバインに参加する。

中国におけるUFCの影響力の高さがうかがえる、リー・カイウェンとシエ・ビンのUFCアカデミー入りだ。と同時に、彼らに限らず国内トップの実績を残る選手たちを集めて、ふるい落としが始まる環境は、中国人ファイターの成長にどれだけ助力となるのか。

アジアの人材発掘を謳いながら、実際にはコロナ前も中国人選手だけがコンバインに参加していた事実をみても、中国人選手の育成プロジェクトといっても過言でないだろう。ひたすら怖い──上海でのUFCによる中国人選手の強化策だ。

The post 【UFC】リー・カイウェン、シエ・ビンらONEで活躍中の中国人ファイターが、UFCアカデミー入り first appeared on MMAPLANET.