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【Bellator275】サビット・マゴメドシャリポフ弟=カサン、完勝必須の10勝1敗=サンチェス戦へ

【写真】カサンはリモート会見で「18歳から米国で練習している。マーク・ヘンリーにはファイターとしてだけでなく、人間として成長させてもらった」と話していた(C)MMAPLANET

25日(金・現地時間)、アイルランドはダブリンの3アリーナ・ダブリンでBellator275「Mousasi vs Vanderford」が開催される。

メインでBellator世界ミドル級王者ゲガール・ムサシに、オースティン・ヴァンダーフォードが挑むタイトルマッチが組まれた今大会は、2022年初の欧州大会ということもあり、チャレンジャーのヴァンダーフォードと、メインカードでブライアン・ムーアと戦うジョーネル・ルゴ以外は、全て欧州&ロシアのファイターが占めている。


そんななかロシア勢といえども、米国に拠点を置くカサン・マゴメドシャリポフが出場し、10勝1敗のスペイン人ファイター=ホセ・サンチェスと対戦する。

カサンはサビット・マゴメドシャリポフの実弟で21歳、6勝0敗の記録を持つ。兄同様、回転系の蹴り技を使いこなしテイクダウン&寝技も強いウェルラウダ―だ。そのカサンは22日(火・同)に共同のリモート会見を行いサンチェスに対し、「彼はグッドファイターだし、自分にとってチャレンジになる。10勝1敗で、僕より経験がある。そういう選手と戦い、い、自分の動きができるか確認できることは嬉しいよ」と話している。

とはいえ、スペイン国内でキャリアを積んできたサンチェスはレコードこそ綺麗だが、過去の試合を見る限りフックを振りまわして組みつく、ケージに押し込んでテイクダウンからパウンドを狙うというパターンが多い。対戦相手の力量も、実際のところは分からないが、北米やロシアのフィーダーショーに出場する選手のレベルにないように映った。

レコードは立派だが、押し込まれることがあってもカサンがテイクダウンを奪われたり、寝技で攻め込まれるシーンは想像し難い。ばかりか、ハサンの期待値の高さでいえば一方的な勝利がデフォルトともいえる。

カサン自身も会見が進むと「彼はウェルラウンダー、打撃が使えるグッド・レスラー。きっとMMAの前はレスリングをやっていたんだろう。でも、もうやるべきことは分かっている。金曜日の試合に勝って、今年はできるだけ多くの試合をしたい。ただ、このあとはラマダーンが始まるので、その間は試合を避け、またモスクワ大会があるなら、そこで戦いたい」と、サンチェスを軽視するような発言は控えていたが、絶対的な自信を伺わせていた。

カサンは会見中の他の質問で同い年、同じく6勝0敗のルーカス・ブレナンについて認識していなかったことが露呈したほどで、言葉とは裏腹にサンチェス相手に苦戦するとは思っていないだろう。

AJ・マッキー時代のベラトールフェザー級戦線で、今後が特に楽しみなカサンだけに上では一方的な勝利がデフォルトと記したが、絶対とさらに高い要求をしたい今回の一戦だ。

■視聴方法(予定)
2月26日(土)
午前2時30分~ U-NEXT

■対戦カード

<Bellator世界ミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]ゲガール・ムサシ(オランダ)
[挑戦者]オースティン・ヴァンダーフォード(米国)

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(英国)
シネード・カヴァナー(アイルランド)

<フェザー級/5分3R>
キアラン・クラーク(米国)
アブ・ダンカラ(フランス)

<フェザー級/5分3R>
カサン・マゴメドシャリポフ(ロシア)
ホセ・サンチェス(スペイン)

<バンタム級/5分3R>
ブライアン・ムーア(アイルランド)
ジョーネル・ルゴ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ブレット・ジョンズ(英国)
クルシェ・カクロフ(タジキスタン)

<ライト級/5分3R>
チャーリー・レアリー(英国)
デヴィ・ギャロン(フランス)

<女子ストロー級/5分3R>
ダニー・マコーマック(アイルランド)
ステファニー・パージ(フランス)

<ライト級/5分3R>
ジュニア・モーガン(英国)
デラー・キャリー(アイルランド)

<ライト級/5分3R>
ダニエル・スカティッツィ(イタリア)
ウラディミール・トコフ(ロシア)

<ヘビー級/5分3R>
キリル・シデルニコフ(米国)
ゴカン・サリカム(トルコ)

<フェザー級/5分3R>
スコット・ピーダーソン(英国)
ネイサン・ケリー(米国)

<ライト級/5分3R>
リー・ハモンド(アイルランド)
ジェイミー・ヘイ(英国)

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BELLATOR Bellator267 MMA ブログ リア・マコート

【Bellator267】リア・マコートがリーチ生かし、ジャブでボーガを制し3-0の判定勝ちも……

<女子フェザー級/5分3R>
リア・マコート(英国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ジェシカ・ボーガ(米国)

長身のマコートに組んでいったボーガだが、逆にケージに押し込まれヒザ蹴りを受ける。左を差して状態で小外掛けでテイクダウンを奪ったマコートは、ボーガのキムラ狙いから糸通し、さらにキムラという流れをガードの中で耐える状況が続く。キムラを掛けられた左腕を跨いで防いだマコートがスタンドへ。ローを蹴られてから立ち上がったボーガに対し、マコートが右を当ててから組んでバックに回る。

ここもキムラグリップのボーガが正対してから引き込む。右足のロックを抜けて、耐えたマコートだがボーガがリバーサルからサイドを取った状態でラウンド終了となった。

2R、マコートがワンツーで前に出て、右を打っていく。さらに左を当てたマコートが右ロー、ボーガの蹴り足を掴んで軸足払いでテイクダウンを決める。サイドで抑え、エルボーを落としマコートはハーフに戻されてもト、パンチを続ける。マコートは立ち上がり、ボーガも続く。ジャブから右ストレートを入れたマコート、ボーガはパンチを額で受ける。疲れが見えるボーガは右を返すが、続く蹴りと同様に勢いがない。

マコートはワンツーを入れ、右ストレートから右フックをヒットさせる。さらに左リードフックから右、左フック、再度の蹴り足キャッチ&軸足払いでテイクダウンと一方的に攻めるマコート。寝技にはいかずスタンドでボーガを待つ受けたマコートがラウンドを取り返した。

最終回、ジャブを連続で当て、右ローで圧力を掛けるマコートに対し、ボーガも懸命にジャブを伸ばす。頭が下がるボーガの顔面に前蹴りを入れたマコートは、ジャブ&ワンツー、そしてローで試合を支配する。とはいえ倒す気配のない戦いで、このままのペースで時間が過ぎる。マコートがボーガの前進をジャブで止める展開で、圧を使って戦う。残り1分、前に出るボーガが回るマコートに右を当てるが、直後に右を被弾。さらに踏み込んで右フックを当てたマコートは、必死に踏み込むボーガとの距離を取り続け時間を迎えた。

直後にやり切った感を見せたボーガだが、ここはマコートが3-0の判定勝ち。キャリア6勝1敗としたが、クリス・サイボーグと比肩するレベルにないことは確かだ。


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