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DEEP DEEP113 MMA MMAPLANET o キック ヒロヤ 安谷屋智弘

【DEEP113】ヒロヤが驚異的なリカバリー力を見せるも、要所を抑えた安谷屋がユナニマス判定勝利

【写真】(C)MMAPLANET

<58キロ契約/5分3R>
安谷屋智弘(日本)
Def.30-27.29-28.29-28.
ヒロヤ(日本)

ワイドスタンスでサークリングする安谷屋、ガードを固めて近づくヒロヤに右ストレートを伸ばす。右スピニングバックキックを見せたヒロヤ、安谷屋はヒロヤのローの打ち終わりにダブルレッグで組みつきテイクダウンを奪った。ヒロヤの足を抑えてギロチンを狙いつつ、バックをうかがう。立ち上がったヒロヤがスクランブルからケージに押し込むも、安谷屋が体勢を入れ替える。

右腕を差し上げて安谷屋をケージに押し込むヒロヤ、安谷屋が差し返してくると左跳びヒザを見せてから離れた。ケージ中央でヒロヤが右スピニングバックキック。安谷屋は組みついてグラウンドに持ち込むと、パウンドの連打からバックに回る。シングルバックから左腕をヒロヤの顔面に巻き付けるが、ヒロヤがスクランブルからバックへ。安谷屋もヒロヤの左腕をキムラの形にとらえる。最後は両者がスタンドに戻り、ローを繰り出しあった。

2R、ヒロヤが左ハイから、安谷屋が右を放とうとしたところに組みついてケージまでドライブする。安谷屋は離れ際に左右フックを連打。距離を取って右フックを放つも、返しの左フックにヒロヤが左フックを合わせる。ここで組みついた安谷屋は、立ち上がるヒロヤのバックに回りグラウンドへ。ヒロヤは立ち上がって逆に押し込もうとするが、安谷屋がヒロヤの左腕をキムラで抱えてグラウンドに戻した。

ハーフガードを取るヒロヤにパウンドとヒジを連打していく安谷屋。バックを狙いつつヒロヤをケージに押し込む。ここでヒロヤが押し返し、投げから安谷屋のバックに回る。バックマウントを奪取し、RNCを狙うヒロヤ。安谷屋は反転してトップを奪い、ハーフガードのヒロヤを抑え込むが、ヒロヤも切り返してマウントを奪いに行った。最後はスタンドで打ち合う。

最終回、ヒロヤが前に出る。ケージを背にして打ち返す安谷屋。ケージ中央を取った安谷屋がダブルレッグでクリーンテイクダウンを奪った。すぐに立ち上がるヒロヤ、安谷屋も離れた。細かくローを放つヒロヤに、安谷屋がダブルレッグで組みつく。しかしヒロヤに体勢を入れ替えられてしまう。

お互い手数が少なくなるなか、ヒロヤがガードを固めて右ローを放つ。右ストレートを当てた安谷屋だが、返しの左フックに左を合わせられた。安谷屋が前に出ると、ヒロヤが右クロスで迎え撃つ。安谷屋のダブルレッグをスプロールしたヒロヤが、コンパクトな左右フックを当てていく。安谷屋が組みつくと、ヒロヤがヒザを突き上げる。残り10秒で安谷屋が左右フックをまとめ、打ち合いで試合を終えた。

ジャッジ1人がフルマークをつける裁定で安谷屋が勝利した。


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DEEP100 J-CAGE Report ヒロヤ ブログ 雅駿介

【DEEP100】元キック王者・雅駿介のMMA初戦、首相撲でペースを支配してヒロヤにフルマークの判定勝ち

<バンタム級/5分2R>
雅駿介(日本)
Def.3-0:20-18.20-18.20-18
ヒロヤ(日本)

前に出るヒロヤと、ステップで回る雅。ヒロヤが低い体勢からのダブルで雅に尻もちを着かせるが、雅は立ち上がる。ケージ中央から、再び組み付くヒロヤ。これをカットした雅は、離れて右ストレートをヒットさせる。しかしヒロヤは1分30秒過ぎに、シングルでテイクダウンに成功。下になった雅にパンチを浴びせる。雅はここでも立ち上がり、スタンドに戻すと今度は雅がシングルを仕掛ける。ヒロヤは左腕で雅の首を抱えながら飛びつく。

テイクダウンをあきらめた雅に対し、ヒロヤは組み付いて相手をケージに押し込むも、反対に雅がテイクダウンしてパンチを落としていく。両者スタンドに戻り、首相撲から右ヒジを放つ雅。ケージ際でヒロヤは引き込み、雅の右足を取る。足関節は取れずもトップを狙ったヒロヤ。雅に切り返されるも、チョークを狙う。雅は凌いで首を抜いた。

最終R、ヒロヤの右ローに左ジャブを合わせる雅。ヒロヤは雅の左足にシングルを仕掛けるが、テイクダウンは奪えない。雅が首相撲に持ち込むと、引き込むヒロヤ。雅はトップから鉄槌を落とす。立ち上がり、雅が首相撲を狙ったところで、雅の左腕に飛びつき十字を仕掛けるヒロヤだったが、これは極まらず。スタンドに戻り、スクランブルから引き込みながらチョーク、十字を次々と狙っていくがくぁめることができない。対する雅はケージ際で、首相撲からヒザを放つ。

残り2分のところで、またも引き込んでしまうヒロヤ。ここで自ら立ち上がり、今度は投げでテイクダウンに成功する。頭を付けてパンチを上下に打ち分けるヒロヤに対し、下から十字を狙うシーンもあった雅。スタンドに戻り、ケージ際で首相撲からのヒザを打ち込む雅が、ヒロヤのテイクダウンを凌ぎ切って試合は終了した。


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DEEP100 J-CAGE News  ケイリン・メデイロス ヒロヤ ブログ レッツ豪太 中村大介 元谷友貴 北岡悟 大原樹里 安谷屋智弘 昇侍 松場貴志 牛久絢太郎 竜己 阿部大治 雅駿介 鶴屋怜

【DEEP100】計量終了 DJ.taiki「どの面下げて、下げなくて──」。松場貴志「モンモンしなさぁぁぁい」

【写真】DEEP100、20周年記念大会のメインで戦う元谷と昇侍(C)MMAPLANET

明日21日(日)に東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP100の計量が中野区の中野サンプラザで行われた。メガトン級で出場の関根シュレック秀樹と誠悟、レジェンドによるグラップリングタッグマッチ出場の4人以外の出場の14試合=28選手は全員が体重オーバーなく計量を終えた。

メインから順に計量、撮影、コメントという風に進んだ公式計量。そのメインで対戦する元谷友貴と昇侍、そしてセミで北岡悟と対戦する大原樹里は減量の影響か、やや声がかすれていた。

会場の笑いを一番取っていたのはDJ.taikiで、空気を読まず小芝居を延々と続け不評を買っていたのが──案の定、松場貴志だった。

第1回計量時に計量会場に到着していなかった西谷大成以外、27選手の計量後の抱負は以下の通りだ。

昇侍
「DEEPの100回記念大会にメインイベンターとして出させていただくこと、非常に光栄に思っております。メインイベントに相応しい、DEEPの100回記念大会に相応しい戦いをしたいと思うので、応援よろしくお願いします」

元谷友貴
「DEEP100のメインとして、しっかりと勝ちたいと思います」


大原樹里
「北岡選手、とても尊敬してファンだった選手ですが、それでは勝てないので尊敬と敬意をもって明日しっかりと勝ちたいと思います」

北岡悟
「えぇ、語るべき何かは明日生き残って語りたいと思います」

レッツ豪太
「この度はこのようなDEEP100回記念大会という大きな舞台に、しかも暫定王者決定戦というところに初参戦で迎えられることに感謝しつつ、さらにGLADIATORのチャンピオンなんでグラジエイターのチャンピオンとしての強さをぶつけて、明日はKOで勝ちます」

阿部大治
「明日は真っ向勝負でぶっ倒して、ベルトを獲ります」

渋谷カズキ
「今回は韓国のビョン・ジェウン選手の代役として急遽戦線となったのですが、来るべくして来た今回の戦いだと思っています。明日はしっかりと極めて次に繋げたいと思っております」

藤田大和
「今回、タイトル初挑戦ということでこういう機会を与えて下さった佐伯代表、ありとうございます。ビョン・ジェウン選手に代わって(対戦を受けてくれて)、渋谷選手ありがとうございます。明日は何が何でも獲りに行く心構えでしっかり勝ちに行きます」

中村大介
「フェザー級一発目でチャンピオンとやらせていただき、ありがとうございます。DEEPの記念すべき100大会で全選手のなかで一番楽しんで試合をしたいと思います」

牛久絢太郎
「DEEP100回記念大会で中村選手と戦えることを光栄に思います。明日はインパクトの残る試合をします」

神田コウヤ
「意気込みは扇チャンネルを見てください」

DJ.taiki
「自分は前回のタイトルマッチで凄い情けない試合をして負けてしまって、悔やんでも悔やみきれない、死んでも死にきれない、これはもう死んでも成仏できないんじゃないかと。もしかして俺は既に死んでいて、タイトルマッチでも成仏できない地縛霊なんじゃいかと思うぐらい悔しくて。そんなことを考えたりで……もしかして俺はチャンピオンになれないと成仏できないんじゃないかと。

皆よく対戦相手に対して、引導を渡してやるとか言いますけど、俺は自分自身、自分に対して引導渡してやるつもりで、チャンピオンになって引導を渡すつもりでやいたいと思います。

そして来る2月27日は田村ゆかり姫の45回目のバースデーです。こんなね、試合に負けてどの面下げてバースデーイベントに行くんだって話ですけど、今回はオンラインになってしまったので、どの面は下げないんですけど──勝って無事にオンライン・イベントを視られるように頑張ります」

栗山葵
「ええと年数とか年上とか関係ないと思っているので、今回は大きい大会なんでもっと大きく行こうと思っているんでお願いしまぁす」

杉山しずか
「良いところを出させないのが私の仕事かと思いますし、自分のやりたいことを全部出させてもらおうかと思っています。ホントはこれから伸び盛りの選手にこれからドンドン活躍してもらいたいというのがありますし、私の役目はそういう人たちに引き継いでいくというか──そういう気持ちもなくはないのですが、まぁ乗り越えられるなら乗り越えてみろという試合をしたいと思います」

東修平
「えぇ、CORO選手──明日は宜しくお願いします」

CORO
「記念すべき大会に出られて光栄です。こちらこそよろしくお願いします」

雅駿介
「ムエタイの世界からベルトも全て捨ててこの世界にやってきました。MMAでどの局面でも勝負して勝てるよう準備してきたので、明日は圧倒して勝ちます」

ヒロヤ
「明日は必ずぶち壊します」

松場貴志
「Grachanから来ました。DEEP100参戦させていただき、誠にありがとうございます。そして対戦相手のアニヤ選手、今までの試合映像全て見てきました。そして今日、確信に変わりました。その左のお尻、魚の目できていますね。大きな大きな魚の目できていますね。その大きな大きな見たことないような大きな魚の目、もうそれは魚の目じゃない。

魚だ。目じゃない。そんな相手に僕は本気を出せない。ただ私もフェアに戦いたい。そこでこれを塗ってあげます(天花粉と書かれた瓶を取り出す)。私が塗ってあげます。さぁ、アニヤ!! こっちを向いてモンモンしなさぁぁぁぁぁぁぁい」

安谷屋智弘
「アニヤじゃなくて、安谷屋です。明日はしっかりと勝って、次につなげたいと思います。松場選手、明日は宜しくお願いします」

関原翔
「DEEPは初参戦になりますが、第1試合で会場を盛り上げて他の選手につなげたいと思います」

力也
「明日は自分らしい試合をして盛り上げて、応援よろしくお願いします」

山本歩夢
「対戦相手が急遽代わったんですけど、高塩選手受けていただきありがとうございます。MMAを始めて半年でこんな大きな大会にオープニングファイトではありますが、出場させていただけることを光栄に思います。オープニングファイト一番手、鶴屋怜から良いバトンが回ってくると思いますので、僕もしっかりと勝ってジムの先輩の神田コウヤ選手に良いバトンをつなぎたいと思います」

高塩竜司
「代打出場ということで、自分は代打出場は得意で3回目なんですけど、あとオープニングファイトも自分が覚えているなかでは5試合ぐらいやらせていただいているんですけど、今回でプロの試合としては16戦目になります。ある程度、結果も求められるようになるので、反則以外のどのような手段を使っても絶対に勝ちます。勝ち方に拘らず絶対に勝ちます」

西谷大成──本計量時に間に合わずコメント無し

井上雄斗
「本戦に負けないように頑張ります」

竜己
「明日は一発目の試合なので盛り上げます」

鶴屋怜
「竜己選手、明日は良い試合しましょう」

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライTV

■DEEP100計量結果
<バンタム級/5分3R>
元谷友貴:61.6キロ
昇侍:61.7キロ

<ライト級/5分3R>
北岡悟:70.75キロ
大原樹里:70.6キロ

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治:76.8キロ
レッツ豪太:76.85キロ

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和:56.65キロ
渋谷カズキ:56.25キロ

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎:66.2キロ
中村大介:66.1キロ

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki:66.15キロ
神田コウヤ:65.75キロ

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか:56.8キロ
栗山葵:56.45キロ

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹:──キロ
誠悟:──キロ

<バンタム級/5分2R>
CORO:61.45キロ
東修平:61.55キロ

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ:61.7キロ
雅駿介:61.65キロ

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘:57.05キロ
松場貴志:57.05キロ

<バンタム級/5分2R>
力也:61.65キロ
関原翔:61.1キロ

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司:66.05キロ
山本歩夢:66.25キロ

<フェザー級/5分2R>
西谷大成:66.3キロ
井上雄斗:66.05キロ

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜:56.5キロ
竜己:56.2キロ

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DEEP100 Interview J-CAGE ヒロヤ ブログ 雅駿介

【DEEP100】MMA初陣=ヒロヤ戦へ。雅駿介─02─「イチMMAファイターのデビュー戦と思って見てほしい」

【写真】対戦相手の出方によって、出す技も変わってくるだろうが、どのようなMMAを披露するか楽しみだ(C)TRI-FIGHT

21日(日)、東京都文京区のTDCホールで開催されるDEEP20周年記念大会=DEEP100でヒロヤを相手に、MMAデビュー戦を戦う雅駿介インタビュー後編。

石渡伸太郎メソッドに加え、MMAとして使える局面で雅が使う首相撲、ヒザ、ヒジが楽しみでならない。国内ムエタイ三冠王は、その確かなムエタイの技術に自信を持ちながらも、MMAとムエタイは別物と捉え──MMAに取り組んできたという。

イチ──いやゼロから積み上げてきたという言葉からも、雅のMMAに賭ける覚悟が伝わってきた。

<雅駿介インタビューPart.01はコチラから>


──MMAにもスコアリングは存在しますし、必要です。

「ポイントゲームという部分ではムエタイとMMAは共通していると思います。と同時にお客さんが見ているエンターテイメントでもあります。競技者として何としても勝ちたいという気持ちと、試合中にお客さんの声援で盛り上がって殴り合いに行っちゃたら、それはそれでしょうがないかなと思っています(笑)」

──アハハハ。それができるのも強味かと思います。実際に拳が届く距離で打撃戦ができる選手の需要は高いです。ただし、ムエタイの打撃戦とは違いますし、首相撲にしても足に触れられるなかで使う必要があります。

「基本的にはレスリングの技術、組みの技術というのは石渡さんが持っているモノを教えてもらったうえで、僕の特性を生かした技術を使った戦い方を指導してもらっています。

距離や構えに関しては、イチから創り直して本当に細かくやっています。イチじゃなくて、ゼロからですね。ムエタイをやってきたから、この距離でというのはないです。MMAとムエタイは別モノなので、MMAで戦うための打撃を創ってきました。

そのなかでムエタイの技術が生かせる局面があるのもMMAですから、そこで自分が持っているモノも使えるようにしていけるように練習しています。でも、逆にムエタイをやってきたからこそ、MMAでは足を引っ張ってしまう技術もあります。距離感もそうです。そこに関しては、本当に細かく指摘してもらって修正してきました」

──MMAのガチャガチャぶりをみると、ムエタイがどっしり見えるぐらい別物に感じます。

「もうグローブが違うところから、別物ですしね」

──先日、ONEで佐藤将光選手と戦ったファブリシオ・アンドラジが見事に首相撲からヒジをMMAで使っていました。雅選手もヒジで試合を決めたことがムエタイ時代にもありましたが、ヒジ打ちの有効性はどのように感じていますか。

「MMAの組みはレスリング、柔道、壁レスリング、そして首相撲と色々なシチュエーションがあります。その首相撲に関しては、僕が費やしてきた時間は他のMMAファイターよりずっと多いです。そこに関しては絶対の自信があります」

──あの距離、あの位置でのヒジ打ちは既に日本のMMA界でトップかと。

「そうですね。ヒジも自信があります。ただし、その形で戦えるようにしないといけないですからね」

──雅選手自身、ムエタイ時代の打撃を100とすれば、MMAではどれだけ自らの打撃を使えるようになったと考えていますか。

「いやぁ、難しいです……やってみないと分からないですし。練習の感じだと、今──スパーリングで斎藤裕選手とやらせてもらっていて。どれだけ自分の打撃が使えるのか測定不能のような感じです(笑)。

だから半分以下しか使えていないかと。でも、それはネガティブに捉えていなくて伸びしろがあると思っています」

──嶋田裕太選手から雅選手は道着の練習も、試合が決まるまでは出ていたと伺いました。

「ハイ。嶋田さんのクラスは石渡さんからも受けるようにと言われていたんです。なのでホントに試合が決まるまで柔術の練習もしていました。

元ムエタイ・ファイターがMMAをやっているのではなく、イチからMMAの練習をしているつもりなので、背中をつけた練習も時間をかけてやってきました。試合でグラウンドになっても大丈夫だというように仕上げてもらってきました。だから、そこは全く問題ないです。

僕の試合はキック団体のベルトを巻いていた人間のMMAではなくて、イチMMAファイターのデビュー戦だと思って見てほしいです」

──そのMMAファイターとしての目標を教えてください。

「バンタム級ではRIZINが一番盛り上がっているので、そこに食い込んでいきたいです。僕みたいに他の競技から移ってきた選手もいますし、そことも張り合ってRIZINのチャンピオンになりたいと思っています」

──では最後にファンに一言メッセージをお願いします。

「今回デビュー戦なんですけど、僕の覚悟を見ていただければと思います。宜しくお願いします」、

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライV

■DEEP100対戦カード

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
昇侍(日本)

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗(日本)
オーロラ☆ユーキ(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
大原樹里(日本)

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治(日本)
レッツ豪太(日本)

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和(日本)
渋谷カズキ(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
中村大介(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
神田コウヤ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか(日本)
栗山葵(日本)

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹(日本)
誠悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
東修平(日本)

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ(日本)
雅駿介(日本)

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘(日本)
松場貴志(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
山本歩夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
井上雄斗(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
竜己(日本)

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DEEP100 Interview J-CAGE  グラチアン・サジンスキ ヒロヤ ブログ 雅駿介

【DEEP100】ムエタイ王者から、MMA初陣=ヒロヤ戦へ。雅駿介「石渡伸太郎10年チャレンジの雅です!」

【写真】鶴屋怜、雅駿介。キャリアも背景も違うデビュー戦に挑むファイターに要注目のDEEP10だ (C)TRI-FIGHT

21日(日)、東京都文京区のTDCホールでDEEP20周年記念大会=DEEP100が開催され、雅駿介がヒロヤを相手にMMAデビュー戦を行う。

あの梅野源治の後継者と目されることもあったWMCに歩インライト級チャンピオンは、なぜMMAを志したのか。そしてCAVEでMMAファイターの道を歩み始めたのか。

国内トップクラスのヒジの使い手に、MMAへの想いを尋ねた。


──今回はMMAPLANETで初めてインタビューをさせていただきます。宜しくお願いします。

「ハイ。石渡伸太郎10年チャレンジの雅駿介です。宜しくお願いします(笑)」

──おぉっ……まさかの切り返しで、黒幕の存在がヒシヒシと感じられるのですが(笑)。石渡選手は雅選手を10年掛かりで育てるという意志の表れですね。ところでMMAPLANETの読者の人たちも立ち技の国内チャンピオンだった雅選手のことは、まだ知らない人が多いかと思われます。まず、なぜMMAに転向したのかを教えていただけないでしょうか。

「もともと格闘技を始める時に、PRIDEとか見ていてMMAが好きでやりたくて千葉に方にあったチーム・アイスというジムに入会したんです。そこは今、TRY-EXキックボクシングとキックのジムになったのですが、僕も15、16歳で家の近くにあるジムを探していて週に3日がMMAで、違う3日はキックということで入会しました。

それが練習に通い始めたら、ほとんどキックの練習しかなくて(笑)。その流れでキックをやるようになったんです。でも、心の中にはMMAに挑戦したい気持ちはありました。その一方でキックもやっていて楽しくて、それでMMAにチャレンジしないままだったのですが、ベルトを獲ったりしていくなかで──このまま終わるのは違うかなという気持ちが大きくなりました。

今26歳で、今年で27歳になるのですが、MMAをやるなら最後のチャンスだと思い、昨年転向を決めました」

──10年間、MMAを始めようと思ったことは?

「ケガをしている時とか、このままMMAに移ろうかという気になったこともありました。いくつかMMAのジムに見学に行ったり、それこそ今所属しているCAVEにも行ったことがあったんです。5年ぐらい前ですかね……。

でも、キックの方も中途半端だったし、MMAを戦うにもベルトを巻くなど形になるモノを手にしてからにしようと漠然と思っていたんです。そして2019年にタイトルマッチを経験して、ベルトも巻けたので2020年からMMAをやろうと決めました」

──ベルトを獲ってからと思ったのはケジメをつけるためですか、それとも嫌らしい言い方になりますが箔をつけて注目されるようにという考えだったのでしょうか。

「ケジメという気持ちの方が大きかったです。やり切ってからじゃないとできない、中途半端じゃダメだと思っていました。ただ結果的にベルトを持っていた方が話題になって良かったと思いました。でも、あの時はそういう計算はなかったです」

──ベルトを持ったチャンピオンが、そのベルトをぶら下げてMMAに転向したという印象が雅選手には全くありません。CAVEで一からMMAの練習を積んでいるという話も聞かれていましたし。

「そうですね。キックの最後の試合が去年の2月で、正式に転向を決まったのが4月だったんです。もう緊急事態宣言が発出されていて、ジムも所属しているプロの人たちのプロ練だけ行われていたり、完全に閉まっているという状態で、新規入会は受け付けられていなかったです。

練習場所がない状態だったので、K-ClannのCORO選手と知り合いで一緒に練習したり、FIGHT FARMではキックをやっている時に立ち技のプロ練でお世話になっていた関係で、自粛期間中もプロ練に参加させてもらっていました」

──それでもCAVEに入会したというのは?

「一番は石渡さんの存在です。UFCが盛り上がっている時に、日本の格闘技界は氷河期の時代で。でも僕はキックよりMMAの方が好きだったので、UFCかPRIDEやHERO’Sとか過去の日本のMMAの映像を見ていたんです。

その時に、たまたまVTJ 2ndの石渡さんと堀口恭司選手の試合を見て、TVもやっていない時に、こんな凄い試合をする人がいるのかって衝撃を受けたんです。リアルタイムで視ていたわけじゃないのですが、本当に震えました。

ちょうど大学生で就活中で、このまま就職をして格闘技を辞めるのか、アルバイトをしても続けるのかって考えている時で。あの試合を視て、格闘技ってやっぱりスゲェと思わせてくれた石渡さんの存在が、僕の中で残っていたんです。MMAに行くなら、石渡伸太郎という人と関われるようになりたいって。あの魂が籠っている戦い方は、自分に欠けていると感じていたので」

──実際に教えを受けるようになって、思っていたところと違う印象も受けたのではないですか。

「アハハハ。良い意味でも、悪い意味でもイメージしていた人とは違っていました(笑)。凄く人間味があって、そこまでしてくれるのかっていうことにビックリする一方で、もっとMMAと同じように真面目一本槍の人だと思っていたので」

──ダハハハハ。ところで雅選手はキックという名称を使っていましたが、何試合か映像をチェックさせていただいたところ、全ての試合がムエタイルールでした。

「ハイ。厳密にいえばムエタイです。先生もタイ人ですし、ずっとムエタイをやっていました」

──ムエタイをやっている人や指導者、プロモーターですら『K-1やキックよりも難解だけど、面白いんです』という感じでムエタイを見ている面があると思います。

「あぁ、そうですね。僕もムエタイの戦い方、考え方が好きなんです。もともとMMAをやりたいというのがあったのも関係しているかもしれないですが、ルールに制限がない方が見るのも、やるのも好きでした。

立ち技の中だったらムエタイが良くて、格闘技の中だったらMMAが良かったんです」

──私はすっかり立ち技の試合は取材しておらず、見ることも極端に少ないのですが、個人的には3分✖3Rより、3分✖5Rの流れが2度変わるようなことが起こり得る試合タイムが好きでした。駆け引きがあるという部分も含めて。

「5Rあるので後半に逆転されたこともあって、そういう経験は今も生きています。駆け引きをやってきたというのは、MMAでも生きると思います。それに3分✖5Rもそうですし、首相撲とヒザ、ヒジという部分はMMAに持って来ることができたので、ムエタイを戦ってきたことはMMAをやるうえでも自信になっています」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
2月21日(日)
午後1時45分~PPV SPWN
午後3時~サムライV

■DEEP100対戦カード

<バンタム級/5分3R>
元谷友貴(日本)
昇侍(日本)

<フェザー級/5分3R>
白川”Dark”陸斗(日本)
オーロラ☆ユーキ(日本)

<ライト級/5分3R>
北岡悟(日本)
大原樹里(日本)

<DEEP暫定ウェルター級王座決定戦/5分3R>
阿部大治(日本)
レッツ豪太(日本)

<DEEP暫定フライ級王座決定戦/5分3R>
藤田大和(日本)
渋谷カズキ(日本)

<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
中村大介(日本)

<フェザー級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
神田コウヤ(日本)

<女子フライ級/5分2R>
杉山しずか(日本)
栗山葵(日本)

<メガトン級/5分2R>
関根シュレック秀樹(日本)
誠悟(日本)

<バンタム級/5分2R>
CORO(日本)
東修平(日本)

<バンタム級/5分2R>
ヒロヤ(日本)
雅駿介(日本)

<フライ級/5分2R>
安谷屋智弘(日本)
松場貴志(日本)

<バンタム級/5分2R>
力也(日本)
関原翔(日本)

<フェザー級/5分2R>
高塩竜司(日本)
山本歩夢(日本)

<フェザー級/5分2R>
西谷大成(日本)
井上雄斗(日本)

<フライ級/5分2R>
鶴屋怜(日本)
竜己(日本)

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CORO DEEP100 J-CAGE News ヒロヤ ブログ 元谷友貴 昇侍 東修平 誠悟 関根シュレック秀樹 雅駿介

【DEEP100】元谷友貴が50日のインターバルで、昇侍と再起戦。要注目、雅駿介のMMAデビュー戦

【写真】この短い試合間隔での再起戦、吉と出るか凶と出るか(C)MMAPLANET

4日(月)、DEEP事務局より2月21日(日)に東京都文京区のTDCホールにてDEEP100 IMPACT~20th Anniversary~の追加カードの発表があった。

DEEPの20周年記念大会、今回明らかとなったのは4試合で、3回戦はバンタム級の元谷友貴✖昇侍の一戦だ。


元谷は昨年中より同大会出場をアピールしていたが、大晦日のRIZINで井上直樹に一本負けを喫し50日のインターバルでの出陣となる。対する昇侍も昨年9月にRIZINで朝倉海にサッカーボールキックで敗れて以来の再起戦だ。

また2回戦では関根シュレック秀樹✖誠悟のメガトンファイト、CORO✖東修平という何とも味わいのあるバンタム級マッチに加え、WMC日本ライト級とSUK WAN KINGTHONG及びMuay Thai Openという3つのベルトを巻いた雅駿介のMMAデビュー戦=ヒロヤ戦が決まっている。

昨年は国内では平本蓮がK-1からRIZIN、欧州では元ラジャダムナン王者ファビオ・ピンカがONE、南米からはGlory二冠のアレックス・ポアタンがLFA、オセニアはKing of Ringトーナメント3度優勝のカーロス・アルバーグがコンテンダーシリーズからUFCという風に、立ち技で実績を残している選手のMMA転向が多く見られた。

今や世界のMMAのトップクラスは中間距離で打ち合えて、テイクダウンを切り、倒されても立つ──だけでなく柔術も修得している選手に締められている。それでいて真正面で向き合い、拳が届く距離で戦う純粋立ち技競技出身のファイターよりも、組み技基調で打撃力をつけた選手が多数派だ。そのようななかで、雅は国内立ち技でトップを究め、引退してMMAに完全転向を決めた。

この間、雅はCAVEで石渡慎太郎やアキラ、斎藤裕に揉まれ、ロータス世田谷で組み技も研鑽してきた。蹴りやパンチもそうだが、首相撲をどのようにMMAで使いこなせるようになっているのか──非常に楽しみなMMAデビュー戦だ。

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