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【UFC275】カン・ギョンホとアジア対決、バットゲレル・ダナー「母国に近いだけで特別な力が……」

【写真】PPVショーのプレリミ出場は3度目となったダナー (C)MMAPLANET

12日(日・現地時間)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」でバットゲレル・ダナーがカン・ギョンホと対戦する。

3試合連続で初回KOの快進撃が3月にストップしたダナーは、アジアでの再出発と母国モンゴルのMMAの発展への心意気を語った。


――リモートでの取材でなく、こうやってダナーに直接インタビューができて嬉しいです。

「本当に久しぶりですね。再び、こうしてお目にかかれて嬉しいです」

――モンゴルとシンガポールは南北で遠く離れていますが、アジアはアジアです。ここシンガポールで戦うことをどのように思っていますか。

「過去6試合を米国で戦ってきたので、モンゴルと同じアジアの大陸で戦うことはとても嬉しいです」

――今回もニューメキシコのジャクソン・ウィンクMMAで準備をしてきたのでしょうか。

「いえ、この試合に関しては最初はモンゴルで練習をして、キャンプはプーケットのタイガームエタイで行いました。もちろん、これからもジャクソン・ウィンクMMAで練習していきます。ただし今回の試合はアジアで行われるものなので、このような調整方法を選択しました。以前からタイガームエタイに興味があったので、良いタイミングだと思いプーケットで最終調整をすることにしたんです。シンガポールまで飛行機ですぐだし、時差も1時間しかないので。

ただ試合は試合で、どこで戦おうが最高の準備が必要です。そういう意味で今回も心身ともにしっかりと仕上げてきました。ただし、やはりアジアで戦うということは母国に近いというだけで特別な力で背中を押してもらっているような気がします」

――3試合連続1RKO勝ちから3月の試合でクリス・グティエレスに敗れ、仕切り直しの一戦となります。

「全ての試合が重要ですが、特に今回の試合は大切です。この試合に勝って、また連勝街道を進みたいと思っています」

――では対戦相手のカン・ギョンホ選手の印象を教えてください。

「カン・ギョンホ選手はアジアを代表するMMAファイターで、UFCで戦ってきたパイオニアの1人です。キャリアも凄く豊富です。思うに相当な減量をして試合に臨んでいるようですし、試合当日になるバンタム級のなかでも最大級の大きさを誇っているはずです。

レスリングとグラップリングは当然として、どの局面でも優れています。その一方で常にフィニッシュを狙う自分とは違い、戦略を用いて長期戦を勝ち抜くスタイルです。自分はファンに喜んでもらいたいですし、エキサイトしてほしいと思って戦っています。ファンに退屈な想いはさせたくないです」

――次の質問で、どのような試合をファンに披露したいのかを尋ねようと思っていましたが、すでに答をもらいました(笑)。

「アハハハハ」

――今回の大会はPPVショー故に米国に合わせた時間大会で進行され、午前中のファイトになります。その当たりはどのように捉えていますか。

「まずアジア大陸でUFCがPPVショーを開くことが、凄く嬉しいです。これからも、そういう機会が増えてほしいと思っています。米国時間に合わせることで早朝から試合の準備をして、戦うことになります。初めての経験ですが、生活のリズムをそのようにしてきたので、体が午前中に動くようになっています。だから、このインタビューを終えると、眠くなるはずです(※インタビューはシンガポール時間の午後1時に行われた)。

試合に向けて早朝に目を覚まし、体を動かして日中に睡眠をとる日々を送ってきたので(笑)」

――ところでファイトウィークで実施されるRoad to UFCにモンゴル人選手の出場がなかったです。ONEのケージ内を見ても、モンゴルはアジアの新パワーハウスだと感じていたので、アップ&カミングファイターの出場がなかったのは意外でした。

「モンゴルの世界中の国々と同じように、MMAは急速に普及しています。モンゴルではESPNでUFCが中継されて、若い世代の関心の高さは相当です。UFCジムもオープンしました。今回はまだ間に合わなかったですが、これからモンゴルの若くて可能性のある選手に対し、UFCが試合の機会を与えてくれるようになると思っています。

モンゴルFCがサンフランシスコでZhong Luo Cage Fighting Seriesを開き、自分もモンゴル人として大会をサポートするために会場に足を運びました。この動きなどモンゴルのMMA界が国内だけでなく、世界的な視野を持っている表れです。自分には仮想通貨の企業のサポートもあり、UFCで活躍することでモンゴルのMMAがより注目されるという意識をもって戦っています」

――モンゴル人選手が強くなると、また日本は大変になってきます(笑)。でも、そうなるようにダナーは戦っているわけですね。

「自分はジャダンバ・ナラントガラグと日本人のアライ(荒井順一)さんが最初のMMAの先生です。彼らが自分にしてくれたように、若い選手たちが国際的な舞台で戦えるための役に立ちたいと思っています」

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポンド(65.77キロ)

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【UFC275】計量終了 王者テイシェイラ「ウォーの準備はできている」

【写真】 (C)MMAPLANET

10日(金・現地時間)、12日(日・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC 275「Teixeira vs Prochazka」の計量が行われた。

Road to UFC Episode04終了から3時間半後にシンガポール・インドアスタジアムではセレモニアル計量&フェイスオフが実施され、Road to UFCよりも多くのファンが会場を訪れていた。


メインは42歳のライトヘビー級世界王者グローバー・テイシェイラが、RIZINからオクタゴンに転じて3戦目で挑戦権を手にしたイリー・プロハースカを相手に初防衛戦を行う。

「最高だ。完璧に準備して、今ここにいる。あとは戦いを見せるだけ」と挑戦者が話せば、チャンピオンはリラックスした表情で「明日はウォーだ。オクタゴンでウォーをする準備はできている。彼が僕のベルトを奪えるわけがない」と断言した。

またコメインでは女子フライ級王者ヴァレンチーナ・シェフチェンコが、7度目の防衛戦でタイラ・サントスの挑戦を受ける。

オクラゴン4勝1敗、通算19勝1敗のチャレンジャーは「ここに来られたハッピー。しっかりと準備ができて、夢が現実になった」とインタビューに答えた。

一方、この日一番の声援を集めたといっても過言でないシェフチェンコは「気持ちが強く持てているわ。自信も本当にある。いつ、どこで誰と戦うかは全く問題にしていない。全員を倒し続ける。それが私の使命。さぁ、やるわ」と颯爽とコメントを残した。

なおフライ級でマネル・ケインと対戦予定だったホジェリオ・ボントリンが減量中に体調不良に陥り、両者の対戦はキャンセルされた。

また今回は英国大会までとはいわないが、シンガポール開催ということもあり、香港、中国、韓国、モンゴルとアジア勢が数多く参戦している。

そのなかで韓国のカン・ギョンホとモンゴルのバットゲレル・ダナーは唯一のアジア勢対決を戦う。

連勝が3でストップしたダナーの再起戦、同じく4連勝を逃した韓国のチェ・スンウも、復活を賭けた一戦で相対するジョシュア・クリバオと、フェイスオフで一触即発という場面が見られた。

■視聴方法(予定)
6月12日(日・日本時間)
午前8時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時00分~PPV
午前11時00分~WOWOWライブ

■UFC275計量結果

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]グローバー・テイシェイラ: 205ポンド(92.99キロ)
[挑戦者] イリー・プロハースカ: 205ポンド(92.99キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]タイラ・サントス: 125ポンド(56.7キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
ヨアナ・イェンジェチック: 116ポンド(52.62キロ)
ジャン・ウェイリ: 116ポンド(52.62キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジェイク・マシューズ: 170.5ポンド(77.34キロ)
アンドレ・フィアーリョ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャック・デラ・マダレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)
ラマザン・エミエフ: 171ポンド(77.56キロ)

<フェザー級/5分3R>
チェ・スンウ: 146ポンド(66.22キロ)
ジョシュア・クリバオ: 146ポンド(66.22キロ)

<ライト級/5分3R>
マァフゥシャトゥ: 155.5ポンド(70.53キロ)
スティーブ・ガルシア: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブレンダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
ジェイコブ・マルクーン: 186ポンド(84.37キロ)

<バンタム級/5分3R>
カン・ギョンホ: 136ポンド(61.69キロ)
バットゲレル・ダナー: 135ポンド(61.24キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
シルヴァナ・ゴメス・フアレス: 116ポンド(52.62キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

<女子フェザー級/5分3R>
ホセリン・エドワルツ: 145ポンド(65.77キロ)
ラモーナ・パスカル: 145ポンド(65.77キロ)

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MMA o UFC   その他 カーティス・ブレイズ バットゲレル・ダナー

『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』メディカルサスペンション


 オハイオ州アスレチックコミッションが『UFC on ESPN 33: Blaydes vs. Daukaus』のメディカルサスペンションを公表。

・カーティス・ブレイズが右足の負傷により医師の診察をクリアするまで無期限出場停止。

・マーク・ディアケイシーが右手と右足の負傷により医師の診察をクリアするまで無期限出場停止。

・ヴィチェスラフ・ボルシェフが右手首と右足の負傷により医師の診察をクリアするまで無期限出場停止。

・バットゲレル・ダナーが眼科医の診察をクリアするまで無期限出場停止。


 その他の選手は60日間以内でした。続きを読む・・・
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MMA MMAPLANET o UFN205 クリス・グティエレス バットゲレル・ダナー

【UFN205】バンタム級注目の一戦はグティエレスがスピニングバックフィスト&追撃のヒジでダナーをKO

<バンタム級/5分3R>
クリス・グティエレス(米国)
Def.2R2分34秒by TKO
バットゲレル・ダナー(モンゴル)

前蹴り、ローを蹴るグティエレスに対し、ダナーは左を振るっていく。左ジャブを当てたグティエレスはレベルチェンジのフェイク、スイッチを織り交ぜ右ローから左を伸ばす。ダナーは右を伸ばして前に出ると左フック、蹴りを繰り出す。かわしたグティエレスに対し、ダナーはジャブから右を当てる。この一発で下がったグティエレスだが追撃は受けず、組みから離れて間合いを取り直す。

グティエレスの左ミドルにもワンツーを放つダナーは、ジャブを当てられてもボディを打ち前に出る。ケージに詰められる展開が増えたグティエレスが、右クロスから右フックを被弾してクリンチへ。ケージに詰めた状態から離れたグティエレスに対し、ダナーは左ボディを打つがロー、パンチ、ローと左右で蹴られる。さらにダナーはグティエレスのスピニングバックフィストにバックを取り、ボディロックで後方にスラムする。頭でも打ったが、動きが止まったグティエレスはバックコントロールからパウンドを連打され、最後に上を向いてガードを取ったところで初回が終わった。

2R、ジャブからローを2発入れたグティエレスは、ワンツーを放つ。ダナーは左を入れ、頭を下げて右を伸ばす。初回に続きケージを背負うグティエレスが右を受けて左を返す。グティエレスは完全にケージを背負った状態で、ヘッドムーブでダナーのパンチをかわし左ミドル、続いて右を放つ。右オーバーハンドを入れたダナーの右ハイは空振りに。グティエレスは右カーフから右ハイを狙う。ダナーが中途半端に左手を伸ばしたところでグティエレスはスピニングバックフィストを合わせてダウンを奪う。左エルボーの追い打ち3発で、グティエレスがダナーの連勝を3で止め、自らの連勝を6とした。


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LFA MMA MMAPLANET o UAEW UFC UFN205   アスカル・アスカロフ アレクセイ・オレイニク イリル・ラティフィ カイ・カラフランス カーティス・ブレイズ クリス・グティエレス ジェニファー・マイア ダヴィッド・ドヴォルザーク ニール・マグニー バットゲレル・ダナー ブルーノ・ソウザ ボクシング マックス・グリフィン マノン・フィオホ 平良達郎

【UFN205】計量終了 フライ級2試合以外にもダナー×グティエレス、フィオホ、オレイニクに注目

【写真】一瞬の交錯、ダナーの動き出しとグティエレスの姿勢に注目(C)Zuffa/UFC

3月26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」の計量が25日(金・同)に行われ、13試合=26選手全員が体重オーバーなくクリアした。

ヘビー級のカーティス・ブレイズ×クリストファー・ダカウスがメインの今大会。メインではランク2位のアスカル・アスカロフ×6位のカイ・カラフランスと戦い、プレリミでは10位のダヴィッド・ドヴォルザーク×7位のマテウウス・ニコラウが第2試合で相対する2試合は――平良達郎のデビューを1カ月後に控え要チェックのフライ級のマッチアップだ。


この他、今大会の注目試合を挙げるなら第一にバットゲレル・ダナー×クリス・グティエレスのバンタム級マッチか。モンゴルのダナーは2019年8月のUFC初陣こそアラテン・ヘイリに判定負けを喫したが、その後は3試合連続初回KO勝ちの快進撃を続けている。

対してグティエレスはオクタゴンで5勝1敗1分の戦績を残すファイターで、移動によって勢いをつけるのではく定位置でパワーを養成し、それを移動させることができる珍しいファイターだ。しかし、その戦いも相手の勢いに押され、気持ちで遅れを取ると生かすことはできない。

剛腕ダナーを相手に、グティエレスがそのポテンシャルを発揮できるか。ダナーは自らの勢いで逆にグティエレスに隙を与えることはないか――など注目したい一戦だ。

続いて女子フライ級でキャリア29戦目のベテラン=ジェニファー・マイアに挑むマノン・フィオホは南アフリカのEFC、中東UAEWからUFCにステップアップを果たしたフランスの空手家だ。長身、間合いを取る巧さと踏み込み速さでフィオホがが、勢い重視で組んでも強いマイアにどう挑むのか楽しみだ。

オープニングファイトにはマチダ空手からブルーノ・ソウザが参戦する。遠い位置では空手の前後運動、踏み込むと捻り運動のボクシングの動きを見せるソウザ。LFA時代のパフォーマンスを見る限り、UFCで生き残るのは難しいと感じられるが、2戦目で爪痕が残すことができるか。勝負の時を迎える。

またヘビー級では今年で45歳になるアレクセイ・オレイニクが、イリル・ラティフィと対戦する一戦も見逃せない。キャリア77戦目のオレイニクが、グレコ&ボクシングのフィジカル系のラティフィを相手に極め系ファイトを貫くことができるか。現在3連敗、最後?の踏ん張りに期待したい。

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205計量結果

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ: 259ポンド(117.48キロ)
クリストファー・ダカウス: 243ポンド(110.22キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド: 125ポンド(56.7キロ)
アレクサ・グラッソ: 125ポンド(56.7キロ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン: 170.5ポンド(77.34キロ)
ブライアン・バルベレナ: 170.5ポンド(77.34キロ)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ: 126ポンド(57.15キロ)
カイ・カラフランス: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク: 246ポンド(111.58キロ)
イリル・ラティフィ: 239.5ポンド(108.63キロ)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー: 155ポンド(70.31キロ)
スラヴァ・ボルシェフ: 155.5ポンド(70.53キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー: 170ポンド(77.11キロ)
マックス・グリフィン: 171ポンド(77.56キロ)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン: 135ポンド(61.24キロ)
カロル・ホザ: 135ポンド(61.24キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
クリス・グティエレス: 135ポンド(61.24キロ)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ: 185ポンド(83.91キロ)
デニス・チュルリン: 185.5ポンド(84.14キロ)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア: 125.5ポンド(56.92キロ)
マノン・フィオホ: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク: 125.5ポンド(56.92キロ)
マテウウス・ニコラウ: 126ポンド(57.15キロ)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ: 145ポンド(65.77キロ)
ブルーノ・ソウザ: 144ポンド(65.31キロ)

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MMA MMAPLANET o UFC UFN205   その他 イリー・プロハースカ カイ・カラフランス カーティス・ブレイズ キック クリス・グティエレス コナー・マクレガー ダヴィッド・ドヴォルザーク ニール・マグニー バットゲレル・ダナー ブルーノ・ソウザ ボクシング マックス・グリフィン マテウス・ニコラウ 岡田遼 平良達郎 海外

【UFN205】カレル橋からの使者? ダヴィッド・ドヴォルザーク「UFCで戦えるのはチェスのおかげ」

【写真】チェコ人ファイター、キャリア20勝3敗――オクタゴンで3連勝中。世界は広い(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」で、マテウス・ニコラウと戦うダヴィッド・ドヴォルザークは、今も珍しいチェコ人ファイターだ。

UFCで3連勝中のドボルザークは、なんと前歴がチェス・プレイヤーだったという変わり種だ。強豪ニコラウ戦前のドボルザークに、驚愕――チェスMMAの実体を尋ねた。


――マテウス・ニコラウ戦に向け、今、どのような気持ちですか。

「気合が入っているよ。この試合は僕にとってビッグファイトだからね。ランキング7位の相手で僕より3つ上のランカーだ。ここで勝てばトップ5が見えてくる相手だからね」

――ラスベガスでトレーニングをしているというのを、日本から出稽古に行っていた平良達郎選手と岡田遼選手から伝わってきていました。

「この試合にむけてまずは母国のチェコで練習してから、ポーランドへ移動してヤン・ブラボヴィッチのところでトレーニングをし、それからエクストリーム・クートゥアーでキャンプを行っていたんだ」

――平良選手がダヴィッドと練習して強かったとメディアに話したことで、この試合は日本のファンの間でもにわかに注目されています。

「おお。そういってもらえると嬉しいよ。タイラはレスリングが強かったよ。4月にUFCで戦うんだよね、彼ならUFCでも生き残れるだろう」

――その平良選手をテイクダウンをしている映像を視ました。

「う~ん、僕はレスラーじゃない。ストライカーでもない。僕にはマーシャルアーツのバックグラウンドがないんだ」

――私たちはチェコのMMAがどういう状況がまだまだ分からないのですが、イリー・プロハースカやダヴィッドのようなUFCで活躍できる基盤があるということに驚いています。

「チェコはMMA人気が急激に高まっているよ。僕が出場していたオクタゴンは元UFCファイターや海外からの選手も常時戦っているビッグショーだ。その他にも質の高いプロモーションが増えている。ただ、僕がMMAを始めた時は、まだMMAが始まったばかりだったけどね」

――ダヴィッドがMMAを始めたのはいつ頃なのですか。

「今から12年前、17歳の時だった。さっきも言ったように僕は他の格闘技経験がなくて、チェス・プレイヤーだったんだ」

――チェス!?ですか。

「15歳まで国内のトップリーグでプレーしていて、アダルトになってからは2番目の大きなリーグでチェスをしていた」

――国内トップのチェス・プレイヤーがなぜMMAを?

「高校に通っていた時にセルフディフェンスの練習を始めて。でも、こんなの実生活で役立つ機会はほとんどないって思ったんだ。道を歩いて、殴られるなんてことほぼないだろうって。そんな時にMMAの動画を見て、『これなら護身術が役立つかも』って練習を始めたんだ」

――チェス・プレイヤーが護身術から、MMAへ。驚きの事実ばかりです。

「ただMMAジムもなく、MMAを戦いたい者が集まって、MMAの真似事のような練習をしていたに過ぎないよ(笑)。プラハから車で1時間の街フラデツ・クラーロベーで練習を始め、今ではオールスポーツアカデミーで練習している。米国のような大きなジムでなく、普通のジムなんだけど来年には拡張したニュージムがオープンする予定なんだ」

――それが可能なほど、MMAが盛り上がってきているのですね。

「その通りだよ。僕らの国はサッカーやアイスホッケーがずっと人気があったけど、コナー・マクレガーの出現でMMA人気に火がついたんだ。今年は無理でも、来年にフライ級チャンピオンになってチェコでUFC人気をもっと引き上げたいと思っている」

――そのためにはニコラウ戦は凄く大切な試合になりますね。

「ニコラウは僕と同じで、何かにとびぬけたところがあるファイターじゃない。ただ、下になることもできる。そういう部分で全局面で戦える選手だといえるだろうね。レスリングやキックボクシングなど、特化した強さがあるわけでなくて、全てをミックスして戦うところが強みだと思う」

――そういう面でいえば、MMAはフィジカルチェスのような一面があります。チェス・プレイヤーだった経験が役立つことはありますか。

「今、僕がUFCで戦うことができているのは、チェスをやっていたからだよ。毎日チェスの練習をして、毎週末は勝負をしていた。今も変わりない。毎日、練習相手の状況をしっかりと判断して練習している。チェスもMMAの決め手は、相手のミスをつくことだからね。特別、スバ抜けた力があるわけじゃない僕は、チェスをやってきたことで相手を分析する力が他の選手よりある。そこが僕のファイターとしての一番の武器なんだ」

――チェスほど、考える時間がMMAはないかと。

「全くもってその通りだ。僕の顔面を殴ろうとしている人間が目の前にいるわけだからね。だからこそ観察力、洞察力が必要になってくる。ミスをただ待つだけでなく、ミスを誘う動きをする。それは間違いなく、チェスの経験からくる戦い方だよ。何より危機管理能力に関しては、自信を持っているよ。

だから僕は勝ち方には拘らない。判定勝ちだろうがTKO勝ちだろうが、一本勝ちも勝ちは勝ちだから。そして僕がフライ級でベストであることを土曜日の夜に見せつけたい」

――心理面で相手をリードするダヴィッドのMMA、チェスを連想しながら見させてもらいます。では最後に日本のファンに一言お願いします。

「日本のファンが僕の試合を見てくれることに感謝している。いつの日か、日本で試合ができれば最高だね。僕はタイやマレーシア、ベトナムと回ったことがあるけど、日本には行ったことがないんだ。タイではプーケットとチェンマイに1年間住んでいた。東南アジアでそれぞれの文化に触れることができて凄く良かったと思っている。だから、いつの日が日本で日本の文化に浸りたいんだ」

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(英国)
アレクサ・グラッソ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー(英国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
カロル・ホザ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー(モンゴル)
クリス・グティエレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
デニス・チュルリン(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マノン・フィオホ(フランス)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
マテウウス・ニコラウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ(米国)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

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【UFN205】ガーブラント撃破→アスカロフ戦。カイ・カラフランス「僕だって彼をテイクダウンできる」

【写真】(C)MMAPLANET

26日(土・現地時間)、オハイオ州コロンバスのネイションワイド・アリーナで開催されるUFN205:UFN on ESPN+63「Blaydes vs Daukaus」で、カイ・カラフランスがダゲスタンの強豪アスカル・アルカロフと対戦する。

日本でもRIZINで和田竜光と対戦し、敗れているカラフランスはUFC戦績6勝2敗。昨年12月に元バンタム級世界王者コディー・ガーブラントをKOし一気に注目されるようになった。

14勝0敗1分のアスカロフとの試合は、カラフランスにとって世界最高峰の頂点に挑む機会を得られる絶好のチャンスだ。そんなかカラフランスをZOOMインタビューすると、非常に冷静に現状を判断し、現実に受け入れる──これまでの苦労がそうさせたのか非常に穏やか、かつ自信への信頼度の高さが絶対な人物像が見られた。


──昨年12月にはコディー・ガーブラントをKOして世界にショックを与え、一躍UFCフライ級戦線のトップに躍り出ました。改めてあの勝利を振り返ってもらえますか。

「僕のキャリアの中で最大の試合で、あんな勝ち方ができた。実際、試合前は怖かったけど、あの勝利で凄く自信をつけることができたよ。ラスベガスのビッグショーで、ガーブラントに勝ったことで今回のような世界のトップにいる強いファイターと戦う機会を得ることができるようになった。僕のキャリアを引き上げてくれた勝利だったよ」

──ガーブラント戦に代表されるようにカイはいつもエキサイティングな試合をファンに見せてきました。ところで9年前にマレーシアのクアランプールで、ニュージーランドとモンゴルという当時はMMAが今のように普及していなかった国からやってきた2人の若者が見せた闘士溢れるファイト、この世界でトップになるんだという強い意志が見られた激闘は、私の記者生活のなかで常にベストバウトの上位にくる──忘れられないファイトです。

「おお、LEGEND FCのバットゲレル・ダナー戦だね。あの時、試合を見ていたの?」

──ケージサイド、いえリングサイドで撮影をさせてもらっていました。

「そうなんだ。いやぁ、そう言ってもらえると本当に嬉しいよ。あの試合は……僕は負けてしまったけど、覚えていてくれて……そんな風にここで言われるなんて」

──しかも、その2人が揃って今、世界最高峰のUFCで戦い今週末は同じ会場で大切な試合を迎えるわけですしね。勝手ながら感無量です。

「あれ以来、僕とダナーはグッドフレンドなんだよ。確かに、あの試合はタフだった。アジアで誰が世界に進めるのか。そういう場で拳を交えたダナーと僕が、今一緒にUFCで戦っている。君の言ったように、同じカードに僕らの名前が並んでいる。凄くクールで……思えば遠くに来たもんだって振り返っちゃうよね(笑)。僕らは世界と戦うポテンシャルを見せて、今、ここに辿り着いた。それをあの日のファイトを撮影していた人に、そんな風に言ってもらえるなんて……本当に感謝しているよ。そうなんだ、あの日にリングサイドにいたんだっ!!! しかも、僕らの試合を覚えてくれていたなんて」

──KLのチャイナタウンの外れの丘の上にあった体育館で、本当に少ないお客さんの前で今と変わらぬ激しい試合をしていました。忘れようがないです。

「9年前、クアラルンプール、LEGEND FC、凄くイカしている。ホントにありがとう」

──そんなカイにとって、土曜日はガーブラント戦に続きビッグファイト。そしてキャリア最強の相手と言っても過言でないアスカロフと対戦します。彼の印象を教えてください。

「間違いなくビッグ・チャレンジになる。待ち望んでいた試合だね。僕がジムで培ってきた技術、動きを見せてエキサイティングな試合をファンに見せたい。そのために集中してやってきた。あとは練習の成果を土曜日の夜に見せるだけさ。また世界にショックを与え、フライ級で明確に地位を確立するのさ。

前回の試合まで、誰も僕のことを知らなかった。特に米国ではね。でも、今は違う。皆の反応が変わってきた。この流れを持続させようと思う。今回の試合も米国で、しかもファンが会場にいる状況で行われるわけだしね。もちろん、ニュージーランドで僕の試合を視てくれるファンのためにも、母国を代表して戦うよ」

──良い試合をファンに見せたいという気持ち、それはアスカロフは持っていないかと。それが彼の徹底したテイクダウン、ホールドというコントロールの強さに通じているのではないかと思われます。

「確かにアルカロフの技術は卓越したモノがあるよ。だけど、そういう相手も一発で効かせる打撃戦がMMAには存在している。それにMMAは進化した。倒されても、僕は立ち上がることができる。スタンドに戻ると、彼は僕の標的に戻るんだ。アスカロフの弱点を引き出せば、僕だって彼をテイクダウンできる。そういうチャレンジをしたいんだよね。

もうずっとMMAをやってきた。この経験をもってすれば、僕はアスカロフとどの局面だろうが戦うことができる。何より、12月にガーブラントに無傷で勝つことができ、フレッシュなままこの試合の準備に取り掛かることが可能だった。調子が良いままなんだ。前回の試合前から、ずっとトレーニングを続けてきたからね。オクタゴンに入って、自分が何をすべきかも十分すぎるほど分かっているよ」

──ニュージーランド政府は非常に厳しいコロナ対策を施していましたが、今回はどこでそれだけ準備できたのでしょうか。

「ニュージーランドだよ。オークランドのシティ・キックボクシングで、フルキャンプを行った。世界イチのチームで、最高のコーチたちとね。ニュージーランドは1月の始めから、あの厳しいロックダウン政策から一転し、以前の姿を取り戻しているよ。海外渡航に関しても以前と同じ、隔離措置もなくなった。試合に辿り着くまでのプロセスが、本当に楽になった。

それもあった凄く良い、キャンプができたんだ。やっぱり自分の国、街で調整できるのは居心地の良さが違うね。しっかりと戦えるだけ後押ししてもらえるしね。タイトルまで長い道のりだと思って来たけど、道筋が見えてきた。だから、今はアスカロフだけに集中できているよ。ところで日本はどうなの? コロナの状況は」

──日本は法的な締め付けは殆どなくて。お願い、要請という形で飲食店などの営業時間など制限がありましたが、マクス着用、手洗い&うがいが徹底され、人々のモラルで感染予防をしてきた状態です。入国も緩やかに開放方向で1日7000人ほどが上限で、ビジネスでの入国がOKになっている形でしょうか。

「そうなんだ。もう少しだね。実は僕の兄が18年間、日本に住んでいるんだ。相模原でティーチャーをしている」

──そうなのですかっ!!

「もう少しすれば僕らも行き来できるようになり、再会できるはず。その日が来るのを楽しみにしているよ。何度か日本を訪れたことがあったけど、また日本へ行きたいと思っている」

──ぜひともセミナーを開いてください。そして相模原にもMMAのジムがあるので、訪れてほしいです。ところでタイトルへの道筋が見えてきたということですが、フィゲイレド×モレノの4度目の戦いが組まれるという話も聞かれます。この両者以外のファイターはタイトル戦が遠のくニュースです。アスカロフ戦を前にして、このような情報が聞かれてどのように感じましたか。

「まぁ、なるようになるよ。つまり、なるようにしかならない。僕がコントロールできないことを気にしてもしょうがないよね。僕は今回もそうだし、これからも1試合、1試合、その試合に集中してキャリアを積んでいく。フィゲイレドとモレノの試合は、3試合とも凄くエキサイティングだった。UFCとしても4度目を組みたくなるだろう。UFCがそういうオプションを行使した。そうなると、僕はどうなるのか──とか深くは考えない。当然、今集中すべきがアスカロフだからね」

──カイ、インタビューを受けてくれてありがとうございました。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

「ハロー・ジャパン!! 応援ありがとう。僕のキャリアはアジアでスタートした。日本のファンにも、土曜日はハイペースでアクションの多い試合をすることを約束するよ」

■視聴方法(予定)
3月27日(日・日本時間)
午前5時00分~UFC FIGHT PASS

■UFN205対戦カード

<ヘビー級/5分5R>
カーティス・ブレイズ(米国)
クリストファー・ダカウス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ジョアン・ウッド(英国)
アレクサ・グラッソ(メキシコ)

<ウェルター級/5分3R>
マット・ブラウン(米国)
ブライアン・バルベレナ(米国)

<フライ級/5分3R>
アスカル・アルカロフ(ロシア)
カイ・カラフランス(ニュージーランド)

<ヘビー級/5分3R>
アレクセイ・オレイニク(ロシア)
イリル・ラティフィ(スウェーデン)

<ライト級/5分3R>
マーク・ディアキーシー(英国)
スラヴァ・ボルシェフ(ロシア)

<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニー(米国)
マックス・グリフィン(米国)

<女子バンタム級/5分3R>
サラ・マクマン(米国)
カロル・ホザ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー(モンゴル)
クリス・グティエレス(米国)

<ミドル級/5分3R>
アリアスカブ・カイジレフ(ロシア)
デニス・チュルリン(ロシア)

<女子フライ級/5分3R>
ジェニファー・マイア(ブラジル)
マノン・フィオホ(フランス)

<フライ級/5分3R>
ダヴィッド・ドヴォルザーク(チェコ)
マテウウス・ニコラウ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
ルイス・サルダーニャ(米国)
ブルーノ・ソウザ(ブラジル)

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Report UFC UFC261 ケビン・ナティヴィダッド バットゲレル・ダナー ブログ

【UFC261】ダナー、右の追い突き=サウスポーから左フック=オーソでナティヴィダッドを50秒KO

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー(モンゴル)
Def.1R0分50秒by tKO
ケビン・ナティヴィダッド(米国)

ナティヴィダッドが踏み込んでワンツー、この動きが続くとフックをダナーが合わせようとする。右ハイから右の追い打ちを見せたダナーは、ナティヴィダッドのステップインからの右に下がってオーソになりつつ左フックを合わせる。この一発でナティヴィダッドがキャンバスに倒れ込み、パウンドの追撃打でダナーが2試合連続KO勝ちを決めた。

「凄く嬉しい。全て準備してきたんだ。他の才能ある選手と戦いたい。サンキュー・ベリーマッチ」とダナーは笑顔でオクタゴン内のインタビューで応えた。


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Interview UFC UFC261 ケビン・ナティヴィダッド バットゲレル・ダナー ブログ

【UFC261】UFC唯一のチンギス・ハンの末裔バットゲレル・ダナー「米国で馬の肉は食べることはできない」

【写真】Zoomでインタビューを受けてくれたダナー、やはり朴訥とした好青年だ (C)MMAPLANET

24日(土・現地時間)にロリダ州ジャクソンビルのヴィアスター・ベテランズ・メモリアル・アリーナで開催されるUFC261「Usman vs Masvidal 2」で、バットゲレル・ダナーがケヴィン・ナティヴィダッドと対戦する。

UFC唯一のモンゴル人ファイターは、試合の機会がないという苦しい状況でも夢を諦めず、UFCに見いだされ契約にこぎつけた。

去年の3月にはグイド・カネッティを左フックでKOしオクタゴン初勝利も、コロナ・パンデミックの影響をモロに受けた。1年1カ月ぶりのファイトを前にダナーの話を訊いた。


──2013年4月、Legend FC11でカイ・カラフランスを破った試合を撮影していて、決して心が折れないダナーの印象に凄く残っていました。

「クアラルンプールに取材に来られたのを覚えています。僕の最初のMMAの先生だったトンガー(ジャダンバ・ナラントンガラグ)とアライ(荒井順一氏)さんと一緒に写真を撮りましたね。トンガーとアライさんには本当に良くしてもらいました」

──しかし、2019年8月にUFC出場を果たすまで国際的な舞台でダナーを見ることがなく、しかも実戦経験も5試合しかなかったです。その間、MMAから身を引こうと考えたことはなかったですか。

「なかったです。絶対に夢を実現させるんだという想いで練習を続けていました。もちろん、MMAだけでは食っていけなかったので他に仕事をしながらですが、練習をストップすることはなかったです。

そうしたら2017年か2018年にUFCデベロッピング・プログラムで僕以外の2人のモンゴル人ファイターと一緒に、6カ月間、アルバカーキのジャクソン&ウィンクMMAでトレーニングする機会を得ることができたんです。

費用は全てUFCが用意してくれました。他の2人はUFCと契約することはなかったのですが、僕はずっとUFCと連絡を取り続け、試合のビデオを送ったりしました。そうすると、とうとう契約が成ったんです」

──UFCはモンゴル人選手も発掘し、成長の機会を与えているのですね。ところでモンゴルでは今もトンガーや荒井さんと練習をしているのですか。

「時々です。僕は普段はONEと契約しているツォゴーフ・アマルサナーやBellatorで戦ったアマチュシン・フーヘンフウと同じジムで練習しています。

そして試合前になるとジャクソン・ウィンクMMAでキャンプを張っています」

──ダナーは去年の3月にラスベガス大会でグイド・カネッティに素晴らしいKO勝ちを収めましたが、その直後にパンデミックが全世界を襲いました。

「実は2カ月間、米国に足止めを食いました。モンゴル政府が国境を封鎖してしまったので帰国できなくなったんです。でも、ケガもあったのでじっくりと休養を取りました。

モンゴルは本当に厳しい対策をしてきたので、去年の10月に試合が決まっても国を離れることができませんでした。でも12月にごく僅かながらチャーター便が米国に飛ぶからということで、何とか話をつけてモンゴルを離れることができたんです。アルバカーキに滞在し、試合のチャンスを手にしました」

──そこまで大変な状況だったのですね。つまり5カ月も国を離れていると。モンゴルのように素朴な人たちに囲まれているのと、米国はまた違うかと思います。

「米国に住むことは簡単ではないです。あまり英語ができないですし。でもアルバカーキにもモンゴル人が住んでいて、食事を作ってくれたり、凄く助けてくれています」

──実はトンガーに以前、なぜモンゴル人ファイターはそこまで体が頑丈なのかと尋ねたら『馬の肉を食べて、塩もモンゴルの岩塩を使っているからです』という返答だったんです。米国ではまさかそんな食事は摂れないだろうと。

「アハハハハ。確かに米国で馬の肉は食べることはできないですが、ビーフを買ってモンゴル風の料理にはしています。それにピザも美味しいです(笑)。だから、この試合に向けて問題なくジャクソン・ウィンクMMAで調整ができています」

(C)Zuffa/UFC

──対戦相手のケビン・ナティヴィダッドはLFAで印象的な活躍をしてUFCと契約を果たした選手です。

「僕も彼のLFAの試合を見ました。ただ、問題ないです。自分の力に自信を持っています。打撃、グラップリング、全てで僕が上回っています。

それとUFC248はパンデミック前、最後に観客がいる大会で試合をして、今度はパンデミックが起こってから初めて観客が入るイベントで試合ができます(笑)。凄く嬉しいです」

──モンゴル人選手はONEで活躍が目立ってきましたが、UFCファイターはまだダナー1人です。

「だからこそ僕がUFCで頑張って結果を残して、他の若いモンゴル人選手にもチャンスが広がることを願っています。そして、その中からモンゴル人のUFCチャンピオンが生まれ、UFCモンゴル大会が行われる──それが今の僕の夢です」

──そのためには毎試合が大切になりますね。

「ベストを尽くし、モンゴルの嵐(ニックネームがストーム)を起こします!!」

■視聴方法(予定)
4月25日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前11時~PPV
午前11時~WOWOWライブ

■UFC261計量結果

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]カマル・ウスマン: 169.5ポンド(76.88キロ)
[挑戦者]ホルヘ・マスヴィダル: 170ポンド(77.11キロ)

<UFC世界女子ストロー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジャン・ウェイリ: 114.5ポンド(51.94キロ)
[挑戦者]ローズ・ナマジュナス: 114.5ポンド(51.94キロ)

<UFC世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ヴァレンチーナ・シェフチェンコ: 124.5ポンド(56.47キロ)
[挑戦者]ジェシカ・アンドレジ: 124.5ポンド(56.47キロ)

<ミドル級/5分3R>
クリス・ワイドマン: 186ポンド(84.37キロ)
ユライア・ホール: 185ポンド(83.91キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
アンソニー・スミス: 206ポンド(93.44キロ)
ジミー・クルート: 205.5ポンド(93.21キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ランディ・ブラウン: 171ポンド(77.56キロ)
アレックス・オリヴェイラ: 171ポンド(77.56キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ドゥワイト・グラント: 170ポンド(77.11キロ)
ステファン・セクリッチ: 171ポンド(77.56キロ)

<ミドル級/5分3R>
ブランダン・アレン: 186ポンド(84.37キロ)
カール・ロバーソン: 185ポンド(83.91キロ)

<フェザー級/5分3R>
トリスタン・コネリー: 146ポンド(66.22キロ)
パット・サバティニ: 146ポンド(66.22キロ)

<バンタム級/5分3R>
バットゲレル・ダナー: 136ポンド(61.69キロ)
ケビン・ナティヴィダッド: 135.5ポンド(61.46キロ)

<ライト級/5分3R>
ロン・チュウ: 156ポンド(70.76キロ)
ロドリゴ・ヴァルガス: 155ポンド(70.31キロ)

<フライ級/5分3R>
ジェフ・モリーナ: 126ポンド(57.15キロ)
アオリーチーラン: 126ポンド(57.15キロ)

<女子ストロー級/5分3R>
アリアニ・アルネロッシ: 115ポンド(52.16キロ)
リャン・ナ: 116ポンド(52.62キロ)

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