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【Shooto2023#04】22歳差対決=田上こゆる✖ザ・タイガー石井。10年振りに加マーク納がプロ修斗参戦

【写真】なんだか、おとぎ話のようなマッチアップだ (C)MMAPLANET & SHOJIRO KAMEIKE

5月31日(水)、半期に一度のプロ修斗大阪大会の開催とカード発表がSustainよりあった。18日(日)に大阪市淀川区のメルパルクホール大阪で開催されるShooto2023#04は、キックの8人トーナメントが、従来の大阪大会と同じく組まれている。

修斗公式戦で目を引くのは、4月の沖縄大会で12年振りの修斗出場でストロー級ランカーの旭那拳を破ったザ・タイガー石井の参戦。対戦相手は──負けられないだけでなく、MMAとしての成長を見せ続ける必要がある田上こゆるだ。


1979年7月生まれ、43歳の石井が初めて修斗のリングに上がったのは2003年5月のこと。田上が1歳4カ月の時に、石井はキックからMMAに転向を果たした。年の差実に22歳というマッチアップは、田上にとって対戦相手がひたすら組んでテイクダウン&コントロールを狙ってこない初めての試合になるかもしれない。

田上にとっては、昨年の夏のミルウォーキー、ルーファスポート修行で感じた組み技の成長を確信に変える試合が組まれたといっても過ではない。とはいっても、石井はムエタイをMMAに落とし込んだ、組み技を持つ。仮に田上がMMAに拘り過ぎれば、打撃と組みが一体化した石井の一発にヒジやヒザの餌食、さらに崩しを食らうことも十分にあり得る。

田上がMMAをするには、打の圧で石井を上回ること。そうすれば田上のMMAは回り始める。今後、組み力のアップデートが必要な田上だが、それは彼の持つ打撃の強さを生かすため。

正直、修斗関係者は誰も石井が旭那を破るとは思っていなかったはず。それ故に広がるザ・タイガー石井幻想。MMAで勝つために打撃の圧が絶対に必要な田上と、そんな若さをザ・タイガーが老獪さでいなすことができるのか。興味深い交わりといえよう。

ザ・タイガーのプロ修斗カムバックロードの裏で、34歳=加マーク納の修斗10年振りの参戦もコア層には気になるところだ。

加マーク納は2013年にその後の修斗世界王者、そして今は京葉間で事業家としての成功を目指す岡田遼とプロデビュー戦を戦い、RNCで一本負け。以来、Wardog、GRANDSLAM、HEAT、GLADIATOR、パンクラス、DEEP、ZST、さらにGrachanでキャリアを積んできた。

グラジとZSTではフライ級王座に絡んだが、ベルト奪取ならず。現時点で直近の試合となったグラチャンでは王座決定T及びフライ級タイトル戦線に当然のように顔を出すと思われていたが、継続参戦はなかった。

前回の長野将大戦では跳びヒザKOというキャリアハイの勝ち方をしており、井口翔太と続けて「しょうた」を相対する加マーク納──流れ流れて原点回帰にも注目したい。

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【The Okinawa Shooto08】ザ・タイガー石井、旭那拳から3度ダウンを奪い──12年振りの修斗で激勝

<54キロ契約/5分3R>
ザ・タイガー石井(日本)
Def.2-0:30-27.29-27.28-28
旭那拳(日本)

前蹴りを顔に入れた石井が、直後に右でダウンを奪う。直ぐに立ち上がった旭那は左から右を打ち、スイッチを織り交ぜる。クリンチから離れ、ローを蹴り合った両者。左を伸ばした旭那に対し、石井が組む。残り3分で間合いを取り直すと、石井が右ロー。パンチを出すと組むという展開のなかで、打撃の間合いになって旭那が左を当てる。石井は右を返し、クリンチへ。右を打った旭那は離れて、ショートのコンビを打っていった。

石井は右ローを連続し、左ハイへ。ブロックした旭那が右から左、首相撲でヒザを顔に突き上げる。ボディロックで押し込んだ石井もヒザを見せ、初回が終わった。

2R、右前蹴りを入れた旭那に対し、石井が右ロー。すぐにクリンチの展開となり、石井がケージに押し込む。ヒザを入れて離れた旭那は蹴りを掴んでパンチも、石井も近い距離での打撃戦に応じる。間合いを取り直した旭那に右ローを蹴る石井は、ヒザを受けながらテイクダウンを決めると、立ち上がった旭那に右を当ててダウンを取る。

ここもすぐに立った旭那だが、いきなりの奥手のパンチが石井の距離になってしまい、またも右を被弾して腰から崩れる。パウンドでなくアームロック狙いの石井は、ここでリバーサルを許しバックを許す。頭を抱える石井に対し、旭那は袈裟固めに捕えられると足をフックして頭を抜く。バックグラブで襷も旭那は、石井の後方へのパンチに苦しそうな表情を浮かべる。上を選択し、マウントを取った旭那が右の鉄槌を落として挽回もポイント的には追い込まれた。

最終回、旭那はインローからワンツー、組んでケージへ押し込む。石井は体を入れ替えて離れ、左フックにクリンチして崩す。蹴りを踏み止まった石井は、立ち上がった旭那をクリンチに捕えてケージに押し込む。回って離れた旭那が右を当て首相撲へ。石井はダブルレッグから、自ら後方に倒れ込み上を取りに行く。

すぐにスタンドに戻った両者、旭那が右をヒットさせる。残り2分を切り、ケージに押し込まれた石が頭を抱えてヒザを見せる。間合いを取り直しパンチを纏める旭那がヒザ蹴りを決める。下がった石井に続けてヒザを入れるが、石井はダブルを仕掛ける。疲れた石井が、絶妙のクリンチワークで時間の経過を待つ。

首を取って崩し、左エルボーを入れた石井はタイムアップと同時に両手を大きく広げガッツポーズを続けた。結果、28-28をつけたジャッジもいたが2-0で石井が勝利。

「ザ・タイガー石井、12年振りに修斗に帰って来たぜ。先月もタイルマッチ5分5Rをやって、ベルトを獲られてしまって。ホントはベルトを持って来たかったんだけど。今日は先月の5分5Rのダメージもあってきつい中、旭那選手、2位の強い選手に勝ててね。良かったです。僕はどこの団体も来るものは拒みません。また機会あれば修斗、沖縄に来たいので。また呼んでくれたら、嬉しいです。沖縄の人、アウェイだからヒール的な扱いかと思ったら意外と温かくて嬉しかったです。ザ・タイガー石井、忘れないでください」とマイクで話した。


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【The Shooto Okinawa#08】旭那拳戦へ、ザ・タイガー石井─02─「僕にとって修斗は生まれ故郷です」

【写真】5分5Rの激闘から1カ月と3日というインターバルでの試合。「修斗だから」の言葉は泣かされる(C)PFC

16日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA#08のメインで、旭那拳と対戦するザ・タイガー石井のインタビュー後編。
Text by Shojiro Kameike

ザ・タイガー石井のMMA20年目は、アウェイでの戦いで幕を開けた。3月に北海道PFC、そして今回は沖縄で地元のホープ旭那と対戦する。試合間隔は1カ月——今年44歳になる石井にとっては、厳しい試合間隔かもしれない。それでも石井がオファーを受けたのは、それが修斗だからだ。12年ぶりのホーム、ベテランのいぶし銀ファイトやいかに。

<ザ・タイガー石井インタビューPart.01はコチラから>


――就職して仕事の割合のほうが高くなったのは、いつ頃のことですか。

「30歳ぐらいです。それこそプロの選手でなくても、柔術とかを趣味で続けられたらいいかなとも考えていたんですよ。でも趣味で柔術をやっている人たちの練習レベルが凄くて。皆さんが当たり前のように、昼はバリバリ仕事をして夜はガチガチに柔術を練習して――そういう人たちの偉大さを知りました。たぶん僕も本当の意味で、格闘技を辞めようと思うことってないんじゃないですかね。プロでなくても趣味や指導としてやったりとか」

――石井選手は2014年からファイティング・ネクサスに参戦し、その後はレギュラー出場して「ネクサスフライ級のエース」という扱いでした。当時、石井選手の中でも意識の面で変化は起こりましたか。

「当時はパンクラスの試合で首を負傷してしまって、それこそ引退も考えないといけない状態でした。それでもネクサスの山田峻平代表からオファーを頂いて、1試合はできるかなと思って出たんです。この試合で最後かな……と思いつつ。もうメチャクチャ首が痛くて(苦笑)。それがネクサスの1回目の大会で、その後も出させていただくことになりました。でも僕も34か35歳ぐらいだったし、もう若い選手がどんどん出てきていたので、『若い選手たちを前に出してください』と山田代表に伝えたんです。『僕は前座で渋い試合しますから』って。昭和の新日本プロレスでいえば、木戸修みたいなポジションですね」

――……それがどのようなポジションなのか分かりませんが、とにかく「いぶし銀」ファイトで大会の中盤を盛り上げると。今も同じスタンスでMMAを戦っているのですか。

「アハハハ、そうです。目指すのは木戸修か藤原喜朗ですね」

――そうなると、若手の相手に選ばれるベテランというポジションにはなってしまいます。

「それは仕方ないですよ。僕よりベテランって、もう少ないですからね。近い階級だと大石真丈さんぐらいじゃないですか。それと金内サイダー雄哉さんですね。サイダーさんは僕の2歳上で、あの人がやっている間は自分もやれるなと思っていますよ(笑)」

――もう一つ、リングネームがタイガー石井からザ・タイガー石井に変わったのは……。

「2019年4月にネクサスのフライ級トーナメントがあって、駒杵嵩大選手と対戦した時に『負けたら引退する』という流れになったんですよ。結果はスプリットで負けてしまったんですけど、その年の7月に青森のGFGに、ザ・タイガー石井の名前で出場して。『タイガー石井は引退しました。ザ・タイガー石井は別人です』と(笑)」

――アハハハ。

「それでも別に何も言われなくて。次にネクサスに出る時、山田代表に『表記もザ・タイガー石井にしてほしい』とお願いしたのに、ネクサスでは頑なにタイガー石井のままでした。何か難しい面があったらしいんですけどね。ともかく、次はスーパータイガー石井で、10年後にはタイガーキング石井でやっていると思います(笑)」

――試合の話に移ります(笑)。現在の石井選手のスタンスは、ベテランとして若手を食って上に行こうとするのか。あるいは違うスタンスなのか。前回のPFCはベルトが懸かっていました。次の修斗沖縄大会では――PFCと同様アウェイですが、ノンタイトル戦で修斗世界ストロー級2位の旭那拳選手と対戦します。

「今回は話が別で、修斗だからです。修斗に戻る。それが自分の中のテーマです。たまに修斗の試合を見ながら、『最後にこの舞台で戻るのも良いかなぁ……』と考えたりはしていました。でも『良いかなぁ』ぐらいの感覚で、まさか本当にオファーがあるとは思いませんでした。しかも自分が他のところに出始めたあとに生まれた沖縄大会で。不思議な感覚ですね」

――石井選手が最後に修斗で戦ったのは2011年4月、もう12年前になります。

「東日本大震災の直後の試合ですね。あれ以降、自分がまた修斗で試合をすることなんて考えていなかったし、オファーが来た時は衝撃でした。信じられないというか。これはプロモーター側には関係ないけど――なぜPFCの1カ月後なのか(苦笑)。もっと期間が空いていればダメージを抜くこともできたのに……と思いながら、こういうのはタイミングですからね。

1カ月後でダメージも心配だからと断っていたら、もう修斗で試合をするチャンスは巡ってこなかったかもしれない。僕にとって修斗は生まれ故郷です。修斗だから出ようと考えました」

――沖縄で試合をするのは今回が初めてですか。

「試合どころか、今まで沖縄に行ったことがないですね。でもこの顔立ちだからか、よく沖縄出身だという前提で話かけられることがあって。『僕は沖縄の××出身で、石井さんはどこですか?』と、沖縄県内の出身地を訊かれます。東京出身なんですけど(笑)」

――修斗は生まれ故郷であっても、沖縄は生まれ故郷ではないわけですね(笑)。ともあれ今回、旭那選手に勝てばランキング入りし、ベルトを狙える位置に来るかもしれません。

「今回は契約体重(54キロ契約)なので、ランキングとかは関係ないかもしれないけど……、とにかく頑張りたいです。さすがに修斗のベルトは雲の上の存在ですし、若い選手がたくさんいて、もう自分がどこまで戦えるかは分かりません。

ただ、決められた試合は全力でやりますし、今回は旭那選手に勝つ。それだけです。試合映像を視ると、とても強い相手です。厳しい試合になることは間違いないけど、そのなかでも全力で、自分の良いところを出していきたいですね」

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【The Shooto Okinawa#08】12年振りの修斗公式戦、ザ・タイガー石井─01─「何か燻っているものがある」

【写真】渋い。大人なザ・タイガー(C)SHOJIRO KAMEIKE

16日(日)、沖縄市のミュージックタウン音市場で開催されるTHE SHOOTO OKINAWA#08のメインで、ザ・タイガー石井が旭那拳と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

現在43歳の石井が修斗でプロデビューしたのが2003年、そのMMAキャリアは20年に及ぶ。リングネームも「タイガー石井」から「ザ・タイガー石井」と変わり、様々な舞台を渡り歩いてきた末に、12年ぶりに修斗参戦を果たす。「MMAを辞めようと考える時もあった」という石井だが、それでもなお戦い続ける理由とは。


――プロ修斗沖縄大会を控えているタイガー石井選手です。修斗でプロデビューしたのが2003年、Zoomの画面越しでも貫禄が伝わってきます。

「アハハハ、今年もう44歳になりますからね。MMAデビューから20年経っていて、その前にキックボクシングで1998年にデビューしているから、もう同世代の選手も少なくなってきています。それでも今までの試合は、一つひとつ覚えているんですよ」

――えっ、デビュー当初の試合も明確に記憶しているのですか。

「デビュー当初だけじゃなく、他の試合も事細かく覚えていますね。いつ何処で誰と対戦して、どんな試合内容だったか。格闘技サイトに僕の戦績が載っているじゃないですか。あれって抜けているのもあるんです。それが分かるぐらい自分自身で覚えています」

――それは凄いです。ただ、それだけ同世代の選手が引退していくなかで、石井選手がMMAを続けている理由は何なのでしょうか。

「続けられるかどうかというのは考えています。前の試合(※3月12日のPFCで、亀松寛都に5R判定負けでベルトを失う)もそうだったんですけど、前はできていたことが今はできなっているというのも多くて」

――それでも亀松戦は5Rフルで動き続けて、敗れましたが大接戦でした。

「前回の試合は頑張りました(笑)。やはりPFCのベルトには思い入れがあったし、大事なものだったので。何より自分が負けると想定していなかったので、心のダメージも大きいです。確かに5Rは長かったんですけど、2Rが終わった時点で『疲れた』とかっていう感覚もなくなっていました。この先どう戦うか、そういうことしか考えていなかったです」

――もともと石井選手はキックボクシングがベースにあり、修斗でプロデビューした当初は打撃主体のスタイルでした。しかし亀松戦では、どちらかといえばテイクダウンとグラウンド勝負の展開が多かったです。石井選手のファイトスタイルは、キャリア20年の中で、どのあたりで変わっていったのでしょうか。

「前回も打撃の展開になると思っていました。だから打撃の練習が中心になっていたのに、なぜか体が動いたのはテイクダウンと寝技の展開だったんですよ。自分でも意外で(苦笑)。試合の中で、『テイクダウンするほうが良いな』と自然に動いたんですね。

相手のほうが初戦(※2020年3月、石井が腕十字で一本勝ち)より強くなっていたのは確かでしたが、やはり負けてベルトを失ってしまったのはショックでした。PFCの試合の前に修斗沖縄大会に出る話は進んでいましたし、北海道のベルトを持って沖縄の大会に参戦するつもりだったので」

――まさに日本MMAの縦断ですね。石井選手の所属は「とらの子レスリングクラブ」となっていますが、現在はどのような練習環境にあるのでしょうか。

「基本的にはフリーランスで、主にトイカツ道場でMMAの練習をさせてもらっています。あとは出稽古に行かせてもらったりとか。所属名は――フリーランスよりは何か名称があるほうが良いと思って。『とら』はタイガーで、いつか子供たちに格闘技を教えられたら良いなと思って、子供に分かりやすいように平仮名にしました。ということで、そこまで所属名に深い意味はないです(笑)」

――石井選手といえば修斗でデビューして以降、ケージフォースやパンクラス、ファイティング・ネクサスからPFCまで、様々な舞台で戦ってきました。もちろん勝つ時もあれば負ける時もあり、起伏の大きい20年間を過ごしてきたと思います。そのMMAキャリアのなかで、何を追い求めて戦ってきたのでしょうか。そして今後も、何を求めて戦っていくのか。

「まぁ、良い時もあれば良くない時もありましたよね。同世代の選手も引退してジムを始めたり。そのなかで自分が選手を続けるのは――辞めるっていう選択肢がなかったですね。もし格闘技を続けられないぐらいの大怪我をしたりしたら、その時は考えます。あるいは試合でコテンパンにされて、『自分はもうここまでなんだ』と考えたら、それは辞める時だと思います。でも、まだ自分の中に何か燻っているものがあるんでしょうね」

――くすぶっているもの……それは何なのでしょうか。

「怒り――かもしれないですね。業界に対しての怒りだったり、自分に対する怒りだったりとか。もう最近はなくなりましたけど、『いつか見返してやる』という気持ちは強かったです。昔はよく『お前なんか、もうダメだよ』とか言われることもありました。そう言われると、自分でも『もうダメなのかな……』と考えたりすることもあって。でも言われるたびに『いつか見返してやる』という気持ちが湧いてききたんです。それが僕の原動力だった時代もありましたね。特に勝てなかった時期は」

――2007年から2009年にかけて、修斗では連敗を経験する時期もありました。

「あぁ、全然勝てなかったですね。当時の修斗は、後のトップ選手が多くて。今の選手って技術的なレベルは、すごく高いと思うんです。でも当時の修斗は、技術的な面だけでは測れない強さがあったというか。あれって何だったんですかね? なかなか口では説明しづらいですけど」

――当時の修斗――特に北沢タウンホールで行われているクラスBの試合には、狭き門を潜り抜けるために、ただただ強くなるためだけに戦っていた熱があったと思います。今は違うとは言いませんが、やはり時代の違いはあるでしょう。

「そう、そうなんですよ。MMAの修行僧みたいな感じで。正直、MMAをやっていて金を稼げるのは一部の選手だけだし、プロスポーツとしては当たり前だと思います。自分も一時期、就職して仕事のほうが割合も高くなったことがありました。でも仕事しながら練習していると、やっぱり難しい。『自分はもっと強くなりたいんだ』と思ったんですよね」

<この項、続く>

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Overlooked【PFC29】独特の流れとムーブで、ドッシリMMAのザ・タイガーを攻略。亀松がベルト巻く

【写真】省エネと受けと、大きな動き。エッと思う序盤の動きが最終的に整合性を見せた亀松の王座奪取だった(C)PFC

イベントスケジュールが重なり見逃した試合を月末にお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。

ここでは3月12日(日)に、札幌市北区のPODアリーナで行われたPFC29から、フライ級選手権試合=王者ザ・タイガー石井✖亀松寛都の激闘を振り返りたい。


<PFCフライ級選手権試合/5分5R>
亀松寛都(日本)
Def.3-0:49-46.48-47.48-47
ザ・タイガー石井(日本)

開始直後に肩口の辺りに左ハイを蹴り、ロー、ミドルを繰り出す石井。亀松もローやハイを左右から蹴り返していく。前蹴りを入れワンツーから前に出てヒザを突き上げる亀松がバックを伺う。

石井のキムラから離れた亀松は、ヒザ蹴りから左ハイへ。これをキャッチした石井がダブルに移行するが、今度は亀松がキムラを仕掛ける。腕を抜いた石井はケージに亀松を押し込みダブルレッグで持ち上げてテイクダウン。亀松は腕十字の仕掛けから、石井の反応に合わせて立ち上がって試合はスタンドに戻る。

その亀松の前蹴りにダブルレッグを仕掛けた石井だったが、ウィザーから押し潰されるように下になりバックを取られる。ロールして逃れようとする石井がキムラスイープ、上を取り切り腕関節を続ける。残り1分、パンチに切り替えた石井に対し、亀松が足を戻す。石井、亀松の順で立ち上り、亀松の右ハイに石井がダブルを仕掛けたところで時間となった。

2R、亀松の前蹴りに石井は左ミドルを返す。亀松の蹴りが急所に当たり試合が中断も、直ぐに再開され石井がワンツーを決める。右ミドルから右前蹴りの亀松は、組んできた石井のバックに回る。

引き込んで下になった際に石井は、足を越えられサイドを取れそうになる。ハーフで堪えた石井だが、スクランブルでバック&両足フックを許す。ワキをすくって背中を伸ばしにかかる亀松、なんとここでレフェリーがブレイクを命じた。

試合はスタンドい戻り、蹴りの応酬になると亀松がスーパーマンパンチ。石井は前足のミドルを見せるが、両者序盤から飛ばし合ったこともあり息を整えるスタンド戦に。ここからダブルレッグの石井は、いなしてトップを取るとクローズドガードの中から左のパンチを落とし、腕十字を防いで時間となった。

3R、右ミドルをキャッチしてテイクダウを奪った石井が、スクランブルでバックに回る。亀松が許さず胸を合わせた状態で、石井はダブルレッグを切られる。ウィザーでケンケンガードの亀松が距離を取り直す。ハイの応酬から亀松がジャブ、そして右を伸ばす。石井のワンツーに、亀松は前蹴り。

ローを取って組みに行った石井、亀松が離れる。続く前蹴りもキャッチに掛かるも、逆に組まれた石井が体を入れ替えてケージへ。ここの後方にすかすように上に。亀松はハーフから、煽って腰を押しつつスイープを決め、上を取ってラウンド終了までキープした。

4R、ワンツー、ハイ、跳びヒザと果敢に前に出る。勢いはあるが、両者とも粗くなってきた打撃戦。攻撃する意志が、防御する本能を上回るようだと被弾する数も増えてくるか。亀松がダーティーボクシングから崩し、石井が起き上って来るのを待ってストレート、左ボディを打つ。石井は左ローを繰り返し、回る亀松を追う。蹴り足を掴んでからのテイクダウン狙いも、石井は足が前に出なくってきた。

亀松も迂闊に攻撃を仕掛けることはないが、左の蹴りに右を伸ばす。残り90秒で組んだ石井、レベルチェンジからダブルを狙う。亀松はスイッチを狙った際に、リフトされアッサリ下に。差し出された腕にキムラを取る石井は、暴れて上を取りにきた亀松に腕十字。亀松が思い切り持ち上げ、スラムして時間に。

最終回、石井は亀松の蹴り足をキャッチしきれない。左回りから右ローを蹴る亀松は十分に間合いを取る。石井は左ローを続け、左ミドルへ。亀松の右ミドルは掴めず、離れたところで左ミドルを蹴っていく。石井が構えを変えてから右ロー、これが亀松の急所の入り試合が中断。再開後、ワンツーで詰めた亀松が右ハイ、ケージに詰まった石井に右を当てる。ここまで詰まると、石井も続く前蹴りをしっかりとキャッチでき、ドライブからテイクダウンに成功する。

残り2分、ケージに押し込まれた亀松は石井のキムラ狙いに立ち上がり、バックに回ると後方への投げを豪快に決める。抜くところは抜き、ここ一番でポイントメイクの亀松の鉄槌に、ついに石井は亀になり動きが止まりかける。それでも胸を合わせてリバーサル、立ち上がった石井がバックを伺う。

ケージ際に移動し背中を与えない亀松に対し、後方に倒れ込んだ石井が両足をフックする。足のフックを解いた瞬間、亀松もスクランブルへ。石井は上を取り切りサイドからキムラも、抑えがなく亀松が体を起こしたところで試合終了を迎えた。

遠い距離で足を駆使し打撃でリードした亀松は、テイクダウンではリードを許しながらも、隙を創るような動きで石井のキムラ狙いを利した試合運びを見せ判定勝ち──涙を流しベルトを巻いた。

ベルトを失った43歳の石井も、心身共にエネルギーの限りを尽くした死闘を繰り広げ、12年振りの修斗公式戦出場へ期待値が下がらない戦いを見せた。


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【PFC29】北のMMA、PFCで林優作×森崇純、ザ・タイガー石井✖亀松寛都の2階級のタイトル戦

【写真】林優作。北のMMAで恩返し&連敗脱出なるか(C)MMAPLANET

12(土)、札幌市北区のPODアリーナで開催されるPFC29。ダブルメインとして行われるフェザー級選手権試合=チャンピオン林優作×森崇純、フライ級選手権試合=王者ザ・タイガー石井✖亀松寛都、この2試合に出場する4選手のコメントが主催者から発表されている。

など同大会ではタイトル2試合以外フライ級の黒石大資×澤口悠之介がプロマッチ、残り15試合はアマチュアMMAが組まれている。


林優作
「このタイトルは、トーナメントを勝ち抜き競技人生で初めて手にしたものです。お陰で新たな道が拓くきっかけとなった価値のあるベルトだと思っています。そういった機会を与えてくれたPFCにとても感謝しています。恩返しのつもりで盛り上がる試合を見せたいです」

森崇純
「今回タイトルマッチに向けてたくさん練習してきました。 当日練習してきたことをできるかどうか不安はありますがやり切る自信があります! 森の勝利を期待してもらえると嬉しいです!」

ザ・タイガー石井
「無事にベルトを家に持って帰るまでが 防衛戦です! 今回の作戦? ここだけの秘密だけれどもパンチのみで行く。グラウンドなどあり得ない。若い選手にはスピードでは勝てない……下手な小細工もダメ……となると方法は一つ。単純明確な試合、馬力で押す。重くて脳天に響くパンチ。墓の中のご先祖様も吹っ飛ばすパンチ。昔懐かしのメガトンパンチってやつよ! 初の防衛戦?! 初の5R!? 結末は如何に?!  結末は如何に?!」

亀松寛都
「まず、前回計量失敗をしたのにも関わらず、タイトル挑戦を引き受けてくれた ザ・タイガー石井選手、本当にありがとうございます。一度掴み損ねたチャンスをもう一度与えてもらえることは当たり前なことではないので、そこを噛み締めてタイトルマッチに挑もうと思っています。応援よろしくお願いします」

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MMA NEXUS23 YouTube タイガー石井 橋本薫汰

【NEXUS23】橋本薫汰、タイガー石井にしっかりと勝ってフライ級のベルト巻く

【写真】ジャブ、テイクダウン、コントロール。やるべきことをやり切り橋本が第2代ネクサスフライ級王者に (C)NEXUS

25日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS23が開催された。試合レポート第3弾はトリプルメイン第2試合──NEXUSフライ級王者決定戦=橋本薫汰✖タイガー石井戦の模様をお届けしたい。


<NEXUSフライ級王者決定戦/5分2R+ExR>
橋本薫汰(日本)
Def.30-27.29-28.29-28
タイガー石井(日本)

まず左右のローを蹴るタイガー。続いて橋本の左ジャブに右ローを合わせる。右ローを続けるタイガーに対し、橋本は右を顔面に当てる。前蹴りから右ミドルの橋本、タイガーはこれを掴み損ねる。間合いをはかりつつ、右ローのタイガー。橋本は右ミドルを返す。ゆっくりとしたリズムの打撃戦のなかで、橋本のローにタイガーが右を伸ばす。

橋本は残り2分を切ると、パンチの届かない距離からダブルレッグを決める。タイガーの頭を抱えて引き寄せ、カカトでワキを蹴っていく。ガードの中で有効な攻撃のなかった橋本は抱えられた状態から、腕を抜いて右のパンチを纏め、立ち上がってローを蹴り──しっかりとスコアリングした。

2R、タイガーは左ローを蹴り、橋本の右ローをキャッチして右を打っていく。リーチに勝る橋本が左ジャブを伸ばし、タイガーのハイをかわす。直後にタイガーは右ローを2発、鈍い音が館内に響く。この右ローが効いたように見える橋本は、続くローをキャッチしてテイクダウンを決める。

足は絡めず右足を取っていたタイガーが、変則の三角へ。そのままマットに頭をつけられた橋本は、ワキ腹を殴っていく。この角度の三角はやはり決まらず、スクランブルで橋本がバックに回る。前方に崩して殴る橋本は、タイガーのキムラ狙いを防ぎ──時間が過ぎる。

残り1分を切っても、キムラクラッチを続け背中を預けた状態のタイガーは、ラスト20秒でリリースして正面を向き、橋本のロングのパンチに前蹴りを見せるも、ケージを背負った状態で時間となった。

ジャッジ1人は20-18で橋本、19-19が2人で延長ラウンドに。タイガーの右ローに、橋本が右を合わす。続いてタイガーのワンツーをブロックした橋本が、右を伸ばす。タイガーは打撃の間合いをアイポークがあったとアピールし、試合が中断。再開後、右ローから左ミドルハイをタイガーが蹴っていく。

橋本は右ストレート、左フック、そして左ジャブでタイガーにケージを背負わせる。タイガーは右オーバーハンドも、左を伸ばしたところでダブルレッグ・テイクダウンを許す。ハーフでトップの橋本は、ワキをすくってRNクラッチで固めるタイガーの腕狙いを防ぎつつ、トップで時間を使う。立ち上がってキムラ狙いのタイガーは、腕を抜かれて離れると残り試合タイムは1分に。

タイガーは左を当てるが、橋本のワンツーで下がり、前蹴りからダブルレッグを決められる。首を抱えたタイガーだが、ギロチンは極めきれずタイムアップに。3-0で判定勝ちした橋本が、NEXUSフライ級王座に就いた。

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【NEXUS23】駒杵嵩大が返上したベルトを賭けて、橋本薫汰とタイガー石井でフライ級王座決定戦

【写真】駒杵がベルトを返上し、王座決定戦が行われることに(C)MMAPLANET

20日(木)、Fighting NEXUSより7月25日(日)に東京都新宿区のGENスポーツプラザでNEXUS23開催されることと第一弾のカードが発表された。

今回のリリースではトリプルメインと銘打たれた上位カードではNEXUSフライ級王座決定戦として橋本薫汰✖タイガー石井、メイン第1試合として当日計量の61.2キロ契約マッチ=亀松寛都✖田口滉人戦が組まれることが明らかとなっている。

フライ級王座決定戦が実施されるということは、初代フライ級チャンピオンの駒杵嵩大の王座返上を意味する。


2019年11月に初代フライ級王座決定トーナメントで優勝したベルトを巻いた駒杵は、パンデミック以降は昨年8月にZST68でGladiatorスーパーフライ級チャンピオンの宮城友一と対戦し腕十字で一本勝ちをしている。

この時にRIZIN出場をアピールしたが、現時点では実現しておらず、その後は中東BRAVE CFのフライ級王座決定Tの出場リストに入った、Gladiatorでチャンプ対決の交渉がなされているなど、断片的に駒杵の試合に関する情報は伝わってきた。結果NEXUSでは1年半リングに上がっておらず、駒杵は今回のタイトル返上に際して、以下のようなコメントをプレスリリースに寄せている。

駒杵嵩大
「Fighting NEXUS 初代フライ級王者の駒杵嵩大です。この度、王座を返上させて頂くこととなりましたのでご報告させて頂きます。返上を考えたのは海外も含め他団体からオファーが来るようになり、もうワンランク上での相手とやりたいと思ったからです。

コロナの影響もありうまく試合の話が進まないことも現状ありますが、交渉がまとまったときにすぐ試合ができるように毎日練習して準備しています。国内でチャンピオンになれたこともあっての話もあるのでNexusにはとても感謝しております。

総合格闘技を始めて2、3年ですがトーナメントに参加させていただき、チャンピオンとして知名度を上げて頂いたことをありがたく思っています。Nexusで試合をする事で勝ち癖をつける事も出来ましたし、色々経験させていただきました。去年の8月のZSTからコロナの関係で試合出来ていませんが、練習で確実に強くなっています。国内チャンピオンとやっても勝てると思っているので今後とも応援よろしくお願いします」

東海大柔道部出身、優れたフィジカルと運動神経を持つ駒杵は国内メジャーに老舗団体、あるいは海外フィーダーショーでの活躍も十分に見込めるポテンシャルの持ち主だけに、早々に次なる戦いの舞台が正式発表されることに期待したい。

なお今大会では滝田J太郎✖寿希也、村田純也✖安永有希、大越崇弘✖須藤拓真、唐沢タツヤ✖森山壱政というマッチアップも決まっている。

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【NEXUS20 & NEXUS21xPFC24】タイガー石井✖田中智也は、田中が出場辞退。クラファンも実施中

【写真】ベテラン、タイガー石井が決勝を戦わずしてPFCフライ級チャンピオンに (C)PFC

1日(火)、27日(日)に東京都新宿のGENスポーツパレスで開催されるNEXUS 20及び、NEXUS21XPFC24の追加カード、カード変更がFighting Nexusより発表されている。

NEXUS SPROUT、NEXUS20、NEXUS21xPFC24という3部構成の今大会、NEXUS21xPFC24のメインで予定されていたPFCフライ級王座決定トーナメント決勝=タイガー石井✖田中智也だが、田中が出場を辞退し中止に。トーナメントはタイガー石井の優勝となり、ベルトも保持することとなった。


また寺田隆✖渡部修斗、遠藤来生✖拳勇、村田純也✖亀松寛都のNEXUS✖PFC対抗戦、さらにNEXUSフェザー級T準々決勝で山本空良✖SHIN、鈴木淑徳✖須貝秋彦が予定されている同大会。鈴木と駿太の間で1回戦の再戦が組まれていたが、後者のトーナメント辞退の申し出があり、鈴木が2回戦に進んだという説明が今回のリリースでなされた。

なお同様にトーナメントを勝ち残っている韓国のバン・ジェヒョクは新型コロナウィルス感染拡大の影響で来日を見合わせ、初代王者への挑戦権が与えられることとなった。

またNEXUS20では宮國要✖小林了平、松本峰周✖天間の2試合、NEXUS21xPFC24ではキックで餅瓶太✖倉田鉄平、MMAで谷口軍曹✖新井拓己が組まれることも決まった。

そんな今大会では、クラウドファンディングも初めて行われている。

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【NEXUS20 & NEXUS21✖PFC24】ネクサスが9カ月振りプロファイト。北のMMA=PFCとの対抗戦も

【写真】ジェイク・ムラタ、唐澤、遠藤、山本らが年の瀬大会に出場 (C)MMAPLANET

3日(火)にFighting NEXUSより12月27日(日)東京都新宿のGENスポーツパレスでNEXUS SPROUT、NEXUS20及びNEXUS21XPFC24を開催することを発表している。

8月10日に予定されていたKDC八王子超人祭り! 2020が八王子市の動向もあり中止、同大会のプロMMA戦が組まれていたファイターが、パンクラス317への出場が決まっていたが、既報の通り当日中止に。その後、アマ大会を開いたNEXUSのプロファイトが9カ月振りに行われることが決まった。


今大会はコロナ対策として座席数を減らした有観客大会として行われ、出場選手は免疫低下を避けるために当日計量で通常階級よりも1階級上という、コロナ・スタンダード・フォーマットが採用される。

また山田峻平代表によると、出場選手の検査体制は開催まで2カ月以上あることで、この間に方向性を決定するということだ。

3時開始のNEXUS20ではパンクラス出場組のジェイク・ムラタ、関原翔がそれぞれ森山壱政、澤田良と対戦。また大石真丈越えを含め現在3連勝中の唐澤タツヤが、福島啓太と5勝1敗対決も決まっている。

そして午後6時から、北のMMAことPFCとの対抗戦となるNEXUS21xPFC24ではPFCフライ級王座決定トーナメント決勝=タイガー石井✖田中智也をメインに、遠藤来生✖拳勇などNEXUS✖PFC対抗戦が2試合、コロナで中断していたNEXUSフェザー級T準々決勝で山本空良✖SHIN、鈴木淑徳✖須貝秋彦などがマッチアップされている。

そのフェザー級Tだが、初戦で鈴木は駿太と戦いグラウンド状態での蹴りで反則勝ちとなったが、所属ジムからのプロテストがあり、両者に過失のないノーコンテストと裁定が変更されていたが、今回の発表となっている。

なお、この合同イベントに際して、PFCの山本喧一代表はリリース上で「コロナ禍の中で、社会全体が閉塞感漂う暗い雰囲気を年末最後に吹き飛ばせるよう、今尚頑張っている選手達と共に我々は前進します。今回を機にこの両団体の対抗戦が加熱し、毎年年末恒例と成れるようなきっかけになれば幸いです。やるからには、PFCファイター達は総力上げてNEXUSファイター達を潰しにかかりますよ。NEXUS vs PFC、12月27日、イザ、開戦!!」というコメントを寄せている。

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