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【ONE161】LAで会見。9月以降の米国配信時間帯大会のスケジュール発表。アジア向け大会、開催地は?!

【写真】チャトリは3月のONE X終了時に米国で新たな中継プラットフォームに言及し、さらにアジアツアー再会に言及していた…… (C)MMAPLANET

20日(水・現地時間)、ONEチャンピオンシップがカリフォルニア州ロサンゼルスのダウンタウンにあるザ・ノボでAmazon prime videoと会見を開き、8月以降のAmazonプライムでの米国・カナダにおける中継スケジュールを発表した。

米国東部時間の26日(金)、午後9時からリードカード(プレリミ)、午後10時からメインカードがライブ配信されるONE161。Amazon プライムでの初ライブ配信に向け、同会見でチャトリ・シットヨートンは「プライムビデオとの信じられないような新しい関係の構築にワクワクしている。前回、アドリアーノ・モライシュとデメトリウス・ジョンソンがザ・サークルで戦った時はCOVID19のプロトコルの関係で、ファンが会場で観戦することが許されていなかった。今回は会場のファンと世界中の数百万のファンに、米国のプライムタイムに観てもらうもらえる最高の船出だ。ONEは米国のファンにこれまで見たことがない、ユニークが体験をしてもらう。マーシャルアーツをより広義に捉え、世界のベストファイターの活躍をプライムビデオで見て欲しい」と話した。


今回、そのONE161を皮切りに9月30日、10月21日、11月18日、12月2日が米国配信時間、つまりアジア時間帯では10月1日、10月22日、11月19日、12月3日の土曜日の午前スタートとなる4イベントのスケジュールも明らかとなっている。

既報の通り、ONE161は土曜日の朝の米国向けショーで金曜日には通常のアジア時間のONE160が開かれる。今回の発表ではアジア向け大会のスケジュールは言及されていないが、9月30日、10月21日、11月18日、12月2日との連日時差イベントとなるのか、正式発表を待ちたい。

また対戦カードの発表、イベントタイトルの発表も9月以降のイベントに関しては触れられなかったが、これらの大会は全てシンガポール開催となるのか、3月のONE X時にチャトリが口にしたタイ、フィリピン、日本、あるいは新天地=韓国というアジアサーキットが再開されるのか、今後のアナウンスを待ちたい。

■ONE159放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

<ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ライニア・デリダー(オランダ)
[挑戦者] ヴィタリー・ビクダシュ(ロシア)

<ONE Super Seriesムエタイ暫定世界女子アトム級王座決定戦/3分5R>
ジャネット・トッド(米国)
ララ・フェルナンデス(スペイン)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ボカン・マスンヤネ(南アフリカ)
箕輪ひろば(日本)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
ムアンタイ・PK・センチャイ(タイ)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ツオロンチャアシー(中国)
ダニエル・ウィリアムス(豪州)

<ムエタイ・フェザー級/3分3R>
ジョー・ナタワット(タイ)
ジャマル・ユスポフ(ロシア)

<ムエタイ・ライト級/3分3R>
シムサット・クリンミー(タイ)
リアム・ノーラン(中国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アリエル・セクストン(コスタリカ)
マラット・ガフロフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)
ジン・テホ(韓国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リー・ビヴィンス(米国)
セバー・バノ(インド)

■ONE161「Moraes vs Johnson 2」放送予定
8月27日(土・日本時間)
午前10時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午前10時00分~ONE Supper App

■ONE161対戦カード

<ONE世界フライ級 (※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
[挑戦者] デメトリウス・ジョンソン(米国)

<ONEムエタイ世界バンタム級選手権試合/3分5R>
[王者] ノンオー・ガイヤーンハーダオ(タイ)
[挑戦者] リアム・ハリソン(英国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
サヴァス・マイケル(キプロス)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
マーカス・ブシェシャ・アルメイダ(ブラジル)
キリル・グリシェンコ(ベラルーシ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
アミール・アリアックバリ(イラン)
マウロ・チリリ(イタリア)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
アミール・ナセリ(イラン)
ジョナサン・ハガティー(英国)

<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹(日本)
リン・フーチン(中国)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
アンバー・キッチン(英国)

■ONE160放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

■ONE160対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヴァウジール・ホドリゲス(ブラジル)
ヘナート・カヌート(ブラジル)

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【ONE160】8月26日大会はタン✖タン対決に加え、オク✖クリスチャン・リーの再戦&カヌート参戦

【写真】試合終了直後は健闘を称え合っていた両者だが、裁定が下るとクリスチャンは不満は露わにした(C)ONE

5日(火・現地時間)、ONE Championshipが8月26日にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催するONE160「Ok vs Lee 2」の全対戦カードを発表している。

8月からスタートするONEのFor ASIAとFOR USAの変則ダブルヘッダーフォーマット。その第1弾のアジア版大会=ONE160はONE世界フェザー級選手権試合=王者タン・リー✖挑戦者タン・カイがメインとされてきたが、今日のアナウンスで世界ライト級選手権試合=王者オク・レユン✖挑戦者クリスチャン・リーが明らかとなり、よりグレードアップされたイベントに。

オク・レユンとクリスチャンは昨年9月に今回とは反対の立場で対戦し、前者が後者から判定勝ちでベルトを奪っている。しかし、ダメージ優先のONE裁定にあってダウンとRNCでニアフィニッシュのあったクリスチャンは、この判定に納得ができず姉アンジェラとともに猛烈な勢いで批判していた。

確かに終盤3Rを押し気味に進めていたのはオク・レユンだったが、クリスチャンの言い分も十分に理解できる裁定だった。それだけにクリスチャンが戦い方を変えてくるのか、そういう点でも楽しみなタイトル戦となる。


メインカードはこの他、フライ級ワールドGP準決勝と補欠戦など3試合、さらにMMAでは元世界ウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムが、ライト級から階級を上げてくる元タイトルコンテンダーのユーリ・ラピクスと戦う一戦がマッチアップされている。

(C)SATOSHI NARITA

プレリミは4試合中3試合がMMAで、サブミッション・グラップリング戦が1試合。その組み技マッチには昨年のムンジアル黒帯ライト級優勝のヘナート・カヌートがサークルケージ初参戦を果たす。

カヌートはクリスチャンの練習パートナーでもあり、ノーギワールドでも準優勝経験がある。とはいえ北米に固定ファンを持つグラップリング戦がアジア用大会に組まれたのは、いささか意外だ。カヌートのONE160出場は、MMAに続きアジアでグラップリングの普及にONEが力を入れていくという決意の表れか。

結果として全10試合中、MMAが6試合、ムエタイが3試合、グラップリングが1試合という構成になった同大会。翌朝=27日(土・同)に開かれるONE161は、ONE世界フライ級選手権試合=アドリアーノ・モライシュ✖デメトリウス・ジョンソンがヘッドラインだが、どのような割合でMMAと立ち技、そしてグラップリングが組まれるのか正式発表を待ちたい。

■放送予定
8月26日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Supper App

■ ONE160対戦カード

<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] オク・レユン(韓国)
[挑戦者] クリスチャン・リー(米国)

<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]タン・リー(米国)
[挑戦者]タン・カイ(中国)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP準決勝/3分3R>
スーパーレック・ギアットムーガーオ(タイ)
ヴァウテウ・ゴンカウベス(ブラジル)

<ムエタイ・フライ級ワールドGP補欠戦/3分3R>
パンパヤック・ジットムアンノン(タイ)
シェルゾット・カブトフ(ロシア)

<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ユーリ・ラピクス(モルドバ)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
リッテワダペッティンディーアカデミー(タイ)
セーマーペッチ・フェアテックス(タイ)

<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
ポール・エリオット(英国)
マルチン・バトゥル(クロアチア)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
ケアヌ・スッバ(マレーシア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ターレス・ナカス(ブラジル)
カンタラジ・シャンカル・アガサ(インド)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/12分1R>
ヴァウジール・ホドリゲス(ブラジル)
ヘナート・カヌート(ブラジル)

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Column MMA MMAPLANET o ONE ONE128   オンラ・ンサン キック キャムラン・アバソフ ジェレミー・パカティウ ゼバスチャン・カデスタム ダニヤル・ザイナロフ ドレックス・ザンボアンガ ファブリシオ・アンドラジ ボクシング ユーリ・シモエス ライニア・デリダー ヴァウミール・ダ・シウバ

【ONE128】試合結果 二冠王デリダーがウェルター級王者アバソフを寄せ付けず。アンドラジがテンカオKO

【写真】ザンボアンガ兄の65秒KOで今大会は幕を開け、立ち技&MMAで5試合の初回決着が見られた(C)ONE

25日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでONE128「Full Circle」された。

メインでONE世界ミドル級&ライトヘビー級王者のライニア・デリダーが同世界ウェルター級王者キャムラン・アバソフの挑戦を一蹴、階級上の王者として貫禄を見せた。

序盤からテイクダン&コントロール、パウンド及びサブミッションでアバソフを攻めたてたデリダーは3Rに肩固めでタップを奪った。

キックではグト・イノセンチ、MMAでもファブリシオ・アンドラジ、ゼバスチャン・カデスタム、ドレックス・ザンボアンガらが素晴らしいフィニッシュ勝利を手にしているが、ボーナス獲得はならなかった。

パフォーマンス・ボーナス=ライニア・デリダー、ロマン・クリキア

ONE128「Full Circle」
<ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
○ライニア・デリダー(オランダ)3R0分57秒
肩固め
詳細はコチラ
×キャムラン・アバソフ(キルギス)
<ONEキックボクシング世界ライトヘビー級選手権試合/3分5R>
○ロマン・クリキア(ウクライナ)1R2分32秒
KO
×ムラット・アイグン(トルコ)
<95キロ契約/5分3R>
○ヴィタリー・ビクダシュ(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×オンラ・ンサン(ミャンマー)
<キック・フェザー級/3分3R>
○タイフン・オズカン(オランダ)3R
判定
×エンリコ・ケール(ドイツ)
<キック・ヘビー級/3分3R>
○グト・イノセンチ(ブラジル)2R2分22秒
KO
×ブルーノ・スザノ(ポルトガル)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
○ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)1R1分37秒
KO
詳細はコチラ
×ジェレミー・パカティウ(フィリピン)
<ウェルター級(※83.9キロ)/5分3R>
○ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)1R1分26秒
KO
詳細はコチラ
×ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)
<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
○ウラジミール・クズミン(ロシア)3R
判定
×クリス・ショー(英国)
<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
○スミラ・サンデル(スウェーデン)3R1分35秒
KO
×ディアンドラ・マーティン(豪州)
<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
○ダニヤル・ザイナロフ(ロシア)3R
判定
詳細はコチラ
×ユーリ・シモエス(ブラジル)
<キック・フライ級/3分3R>
○ダニエル・プエルタス(スペイン)3R
判定
×ジドゥオ・イブ(中国)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
○ドレックス・ザンボアンガ(フィリピン)1R1分05秒
KO
×ラフール・ラジュ(シンガポール)


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MMA MMAPLANET o ONE ONE128 ゼバスチャン・カデスタム ヴァウミール・ダ・シウバ

【ONE128】ゼバスチャン・カデスタム、ワンツー→右フックでダ・シウバから96秒KO勝ち

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
Def.1R1分26秒by KO
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)

ジャブを伸ばしたカデスタムが、左ミドルハイを蹴る。ダ・シウバも左の蹴りを返し右ローを蹴る。カデスタムはガードの上だが鋭い左ハイを2発見せ、ワンツーから右フック。この一発をテンプルに受けたダ・シウバが無重力状態になったようにふわっと前方に沈み勝負は決した。

「初めて打撃で向かって来た相手を、初めて短時間で倒せた。凄く良い気持ちだ。色々あったけど、僕はファイターだ。そして僕を必要としてくれる人がいる。感謝している」と元世界ウェルター級王者は静かに話した。


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【ONE128】チャンプ・チャンプ=デリダーに、チャンプ=アバソフが挑戦。鍵はクリンチの攻防?!

【写真】ミドル級とライトヘビー級王者デリダーに、ウェルター級王者アバソが挑戦 (C)MMAPLANET

25日(金・現地時間)、シンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムでONE128「Full Circle」が開催される。

3月26日のONE Xに話題が集中しがちだが、ONEはそれまでに今大会に加え3月11日大会と2度のイベントが控えており、両大会ともMMAの世界戦が組まれている。

明日の大会のメインではONE世界ライトヘビー&ミドル級のチャンプ・チャンプ=ライニア・デリダーが、ミドル級王座防衛戦でONE世界ウェルター級王者キャムラン・アバソフの挑戦を受ける。

計3階級のチャンピオンが1つのベルトを賭けて戦う、これはデリダーの前のミドル&ライトヘビー級王者のオンラ・ンサンが、ヘビー級王者ブランドン・ヴェラの挑戦を受けたのに続くレアケースなタイトル戦といえる。


王者デリダーはブレダというキック王国オランダでも、特にキックボクシングが盛んな街出身のグラップラーだ。柔道をベースに柔術でも黒帯を巻いている。そんなデリダーは青帯時代にアブダビ・ワールドプロ、紫帯ではヨーロピアンで2度準優勝に輝くなど道着の世界でも確かな実績を残してきた。

ただし、「レフェリー判定やアドバン差の争いに嫌気がさした」というようにデリダーはMMAに転じてからも絞め、肩固め、腕十字と極める姿勢を貫いている。

対してチャレンジャーのアバソフは、ロシア在住のキルギス人パスポートを持つフリースタイル・レスリングがベースの選手だ。2019年10月にゼバスチャン・カデスタムをテイクダウンゲームで破り、一昨年11月にはジェイムス・ナカシマとは激しい削り合いで、最後はヒザ蹴りからパウンドアウトし初防衛に成功している。

レスリングベースのアバソフだが、打撃の圧力も高く、荒っぽい展開に持ち込むとより力を発揮することが予想される。デリダーは攻撃面として、打撃は決して得意ではないが、そこはオランダのファイターだ。打撃の防御力が上がるスパーリングパートナーはいくらでも存在している。

結果、打撃に恐れるということがなく自分のタイミングで組め、クリンチ状態での打撃も得意としている。ヒザ蹴りやダーディボクシングで削り、相手が差し返してきてボディロックにとっても内股や払い腰という柔道流の投げをデリダーは持つだけに、ここもアバソフは相当に警戒が必要だろう。

と同時にンサンには寝技の強さを見せたデリダーに対し、アバソフのグラウンドでの耐久性がどれだけあるのか。トップを取った際のアバソフのコントロールと、デリダーの下からのコントールの唾競り合いも興味深い。

体力と気持ちの強さで戦うアバソフに対し、柔術の理をMMAに持ち込みデリダー。身長&リーチで上回っており、その点こそテイクダウン防御、金網際のクリンチ&打撃という攻撃にも生きる──今回のタイトル戦の最初の鍵となりそうだ。

■放送予定
2月25日(金・日本時間)
午後7時00分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時00分~ONE Super App

■ ONE128対戦カード

<ONE世界ミドル級(※キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] ライニア・デリダー(オランダ)
[挑戦者] キャムラン・アバソフ(キルギス)

<ONEキックボクシング世界ライトヘビー級選手権試合/3分5R>
[王者]ロマン・クリキア(ウクライナ)
[挑戦者] ムラット・アイグン(トルコ)

<ミドル級(※キロ)/5分3R>
オンラ・ンサン(ミャンマー)
ヴィタリー・ビクダシュ(ロシア)

<キック・フェザー級/3分3R>
エンリコ・ケール(ドイツ)
タイフン・オズカン(オランダ)

<キック・ヘビー級/3分3R>
グト・イノセンチ(ブラジル)
ブルーノ・スザノ(ブラジル)

<バンタム級(※キロ)/5分3R>
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)
ジェレミー・パカティウ(フィリピン)

<ウェルター級(※キロ)/5分3R>
ヴァウミール・ダ・シウバ(ブラジル)
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

<ムエタイ・バンタム級/3分3R>
クリス・ショー(英国)
ウラジミール・クズミン(ロシア)

<ムエタイ58キロ契約/3分3R>
ディアンドラ・マーティン(豪州)
スミラ・サンデル(スウェーデン)

<ミドル級(※キロ)/5分3R>
ユーリ・シモエス(ブラジル)
ダニヤル・ザイナロフ(ロシア)

<キック・フライ級/3分3R>
ジドゥオ・イブ(中国)
ダニエル・プエルタス(スペイン)

<ライト級(※キロ)/5分3R>
ラフール・ラジュ(シンガポール)
ドレック・ザンボアンガ(フィリピン)

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ABEMA MMA MMAPLANET ONE ONE Bad Blood ONE Championship ONE Only the Brave アンダーソン・シウバ キック キム・ジェウン グスタボ・バラルト ジャレッド・ブルックス ジョン・リネケル ゼバスチャン・カデスタム タン・カイ チャンネル ビビアーノ・フェルナンデス ラスラン・エミルベク ワン・シュオ 和田竜光 手塚裕之 猿田洋祐 箕輪ひろば 長谷川賢

【ONE Only the Brave】手塚の相手が変更&モンゴルの純真も。2月11日にビビ×リネケル、猿田&長谷川出場

【写真】真冬の栃木で寒中水泳――対戦相手の変更ごときに動じない……? (C)

24日(月・現地時間)、ONE Championshipの公式ホームページで28日(金・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE Only the Braveの対戦カードがアップデートされ、キック及びMMAで対戦カードが変更されている。

MMAでは手塚裕之の対戦相手が元ONE世界ウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムから、ブラジルのアジソン・マルケスに変更された。ONE関係者によるとカデスタムはコロナ要請ではなく、体調不良で欠場になったとのこと。

コロナ陽性はメインでキックのフェザー級ワールドGP準決勝でチンギス・アラゾフと対戦予定だったマラット・グレゴリアンで、ジョー・ナタウットが代役出場となる。


またバンタム級でプレウ・オトゴンジャルガルとミカエル・デ・ジェズウスのマッチアップが加わった。ともにONE Warrior Series出身、一足先に本戦KOデビューを果たしたモンゴルの純真=オトゴンジャルガルとしては、ONEウォリアーでイ・チャンホに敗れているジェズウスとの試合を落とすことはできない。

またONE JAPANから2月11日(金・同)のONE Bad Bloodの対戦カードも発表され、メインはONE世界バンタム級選手権試合=王者ビビアーノ・フェルナンデス×ジョン・リネケルが2カ月と1週間遅れで実現することとなった。

また同大会には日本から猿田洋祐、長谷川賢が出場し、それぞれグスタボ・バラルト、ムラッド・ラマザノフという難敵と戦うことも決まっている。

■放送予定
1月28日(金・日本時間)
午後7時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後7時30分~ONE Super App

■ONE Only the Brave対戦カード

<キック・フェザー級ワールドGP準決勝/3分3R>
シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)
ダビット・キリア(ジョージア)

<キック・フェザー級ワールドGP準決勝/3分3R>
ジョー・ナタウット(タイ)
チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
キム・ジェウン(韓国)
タン・カイ(中国)

<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
スーパーガール・ジャルーンサックムエタイ(キルギス)
ラスラン・エミルベク(キルギス)

<キック・ヘビー級/3分3R>
ラーデ・オバチッチ(セルビア)
フランシェスコ・エクシャジャ(アルバニア)

<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
箕輪ひろば(日本)
ジャレッド・ブルックス(米国)

<キック・フェザー級ワールドGP補欠戦/3分3R>
イヴァン・コンドラチェフ(ロシア)
ドビダス・リムクス(リトアニア)

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
ワン・シュオ(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
エジソン・マルケス(ブラジル)

<キック・108キロ契約/3分3R>
ポール・エリオット(英国)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
プレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)
ミカエル・デ・ジェズウス(ブラジル)

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【ONE Only the Brave】1月28日大会に箕輪、和田、手塚がそろい踏み。キム・ジェウン×タン・カイも!!

【写真】箕輪、和田、手塚が猛者との勝負の一戦へ(C)ONE & MMAPLANET

31日(金・現地時間)、ONE Championshipより1月28日(金・同)に開催されるONE Only the Braveの対戦カードが発表された。

メインカードはキックの暫定世界ヘビー級王座決定戦、さらにメインカードではフェザー級ワールドGP準決勝が2試合を含め立ち技が4試合、MMAは2試合となっている。

そのMMAではフェザー級でキム・ジェウン×タン・カイのフェザー級韓中対決、そしてジャン・リーポン×ルスラン・エミルベクの中国×キルギスのライト級マッチが組まれた。

さらに6試合のプレリミはMMAが4試合で、うち3試合が日本人絡みのカードとなっている。


プレリミメインではストロー級でジャレッド・ブルックスが2度目のONE参戦=箕輪ひろばと戦うという注目カードが組まれた。

当初は11月に決まっていた顔合わせだが、イベントスケジュールの変更により、10月に前倒しされることに箕輪が応じなかった。ブルックスはその10月の試合(※中継は11月)でリト・アディワンを下し、早くもストロー級で3位にランクされている。

4位の箕輪にとって、世界王者ジョシュア・パシオ以上の実力者と見なされるブルックス戦は、キャリア最強の相手とのマッチアップといえる。

またフライ級で和田竜光が、ワン・シュオと戦うことも決まった。

9月のRoad to ONEで竹中大地との国内実力者対決で、しっかりと勝ち切った和田の相手ワンは、Rebel FCバンタム級王者からONEにステップアップし、これがサークルケイジで2戦目となる。明らかにフィジカル・モンスター系のファイターで自らの名と同じ王(ワン)の頂点を目指す――決して、軽く見積もることができない相手といえる。

さらに10月(※中継は11月)のアギラン・タニ戦のTKO勝ちに勢いづく手塚裕之が、元ONEウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムと戦う。

カデスタムは今月3日にムラッド・ラマザノフのテイクダウン&コントロールに敗れたばかり。手塚も昨年10月(※中継は11月)にラマザノフに同じように倒され、ポジションを挽回できず悔しい負けを経験している。それだけに手塚にとって元世界王者とのストライカー対決は、総合力で差を見せることができれば、タイトル戦線に食い込めるようになる一戦――大勝負だ。

プレリミで組まれるのが勿体ない――立ち技ナイトの日本勢の揃い踏み、厳しい見方をすれば3連敗もありえる。それだけ厳しい試合になることが予想されるが、その分勝てばゲインも大きなファイトとなる。

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MMA ONE ONE Championship   カイラット・アクメトフ キック クォン・ウォンイル ゼバスチャン・カデスタム ダニー・キンガド ボクシング リー・カイウェン 佐藤将光

『ONE: WINTER WARRIORS II』試合結果/ハイライト動画


第9試合 メインイベント MMA フライ級 5分3R
×ダニー・キンガド(2位)
○カイラット・アクメトフ(4位)
判定0-3

第8試合 コーメインイベント MMA バンタム級 5分3R
×ケビン・ ベリンゴン(2位、元王者)
○クォン・ウォンイル
2R 0’52” KO (左ボディフック)

第7試合 MMA 95kg契約 5分3R
○ビタリー・ビグダシュ
×ファン・ロン
3R 0’41” フロントチョーク

第6試合 MMA ウェルター級 5分3R
×ゼバスチャン・カデスタム
○ムラド・ラマザノフ
判定0-3

第5試合 MMA バンタム級 5分3R
○ステファン・ロマン
×ユサップ・サーデュラエフ(3位)
1R 4’09” TKO (レフェリーストップ:左フック)

第4試合 MMA バンタム級 5分3R
○ジャンロ・マーク・サンジャオ
×ポール・ルミヒ
1R 1’41” 裸絞め

第3試合 キックボクシング ライト級 3分3R
×ムスタファ・ハイダ
○アドリアン・サディコビッチ
判定0-3

第2試合 MMA バンタム級 5分3R
○ファブリシオ・アンドラージ(4位)
×リー・カイウェン
1R 4’41” TKO (レフェリーストップ:左ストレート→グラウンドパンチ)

第1試合 ムエタイ 57.85kg契約 3分3R
○ジョセフ・ラシリ(ストロー級3位)
×品川朝陽[朝陽P.K.センチャイムエタイジム](PKセンチャイムエタイジム/IMCインターナショナル・フェザー級王者、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者)
1R 2’05” KO (右ストレート→左膝蹴り)

 ONE Championshipが12月3日にシンガポール・インドアスタジアムで開催し、12月17日に配信された『ONE: WINTER WARRIORS II』の試合結果。


 クォン・ウォンイル vs. ケビン・ ベリンゴン ハイライト動画。


 ステファン・ロマン vs. ユサップ・サーデュラエフ ハイライト動画。


 ファブリシオ・アンドラージ vs. リー・カイウェン ハイライト動画。


 ジョセフ・ラシリ vs. 品川朝陽ハイライト動画。続きを読む・・・
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【ONE Winter Warriors02】ラマザノフ、テイクダウン&コントロールでカデスタムを完封──11連勝達成

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)
Def.3-0
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)

軽く前後にステップを踏むカデスタムが左ハイを蹴る。さらにワンツーで距離を詰め、スッと離れたカデスタムは左をヘッドムーブでかわす。右を見せたラマザノフはシングルレッグから右腕を差し上げてケージにカデスタムを押し込む。ウィザーでテイクダウンを許さないカデスタムは、レベルチェンジにもおっつけて耐える。結果、背中が伸びたカデスタムをボディロックで持ち上げたラマザノフがテイクダウンを決めた。

カデスタムは下からエルボーを見せるが、ラマザノフもヒジを打ちつけ足を抜いてマウントへ。背中を見せたカデスタムが、足をフックされる前に前方に落としてスクランブル。すかさずダブルでケージに押し込むラマザノフだが、エルボーを頭部に受けて頭を上げる。ラマザノフがバックに回り、時間となった。

2R、右を振って前に出てくるラマザノフに対し、カデスタムは右ミドルを蹴る。前蹴りが急所に入りラマザノフがブレイクを要求する。再開後、カデスタムの左リードフックにローを返したラマザノフがシングルレッグ、ボディロックに切り替えてテイクダウンに成功する。ハーフから足を抜きかかるラマザノフは3/4マウントも、カデスタムはZハーフガードへ。

右に回ってスネを無効化したラマザノフがパスからマウントを取る。すぐに腰を教えてエスケープをはかったカデスタムは、背中を譲って立ち上がる。前方に崩され、立ち上がって正対をしても、ただちにダブルレッグで倒されたカデスタムは厳しい時間が続く。カデスタムは背中を見せてスクランブル、スピニングバックエルボーを空振りしたところで時間となった。

最終回、カデスタムの左を伸ばしてから力の入った右ストレートを空振りする。疲れが見えるカデスタムのジャブを受けるが、ハイキックはかわしたラマザノフは自ら動くことはなく──ダブルレッグのタイミングを計り、一気に倒しきる。そのままマウントを取られたカデスタムは、背中を見せつつハーフに戻したが、すぐにラマザノフがパスからマウントを取りなおす。再び背中を譲りつつ、ハーフに戻したカデスタム。立ち上がることはできずラマザノフがこの回、3度目のマウントへ。

殴られながら、背中を見せたカデスタム上を向きなおすと、ヒザを顔面に受けまたもマウントと取られる。殴って背中を取ったラマザノフに対し、胸を合わせ逃れたカデスタムだがテイクダウン&コントロールに完敗を喫した。


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Interview J-CAGE ONE Winter Warriors02 ゼバスチャン・カデスタム ブログ ムラット・ラマザノフ

【ONE Winter Warriors02】10勝0敗のダゲスタン戦士、ムラッド・ラマザノフ「手塚と戦った時とは別人」

【写真】 強そうでしかない(C)MMAPLANET

17日(金・現地時間)、3日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで収録されたONE「Winter Warriors02」で組まれたゼバスチャン・カデス✖ムラッド・ラマザノフが放送される。

元ONE世界王者カデスタムに相対するラマザノフは、今回がONEで3戦目となるダゲスタン人ファイターだ。ベ・ミョンホ、手塚裕之と東アジアのMMAチャンピオンを撃破し、ラマザノフでデビュー以来の連勝を10に伸ばした。

1年振りのファイトで米国=ラスベガスで練習、そして同郷のカブビ・フルマゴメドフやイスラム・マカチェフから吸収したレスリング力を見せつけ、タイトル挑戦に名乗りを挙げる準備が──ラマザノフはできていた。


──12月3日、元ONE世界ウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムと対戦します(※取材は11月19日に行われた)。今の気持ちを教えてください。

「もう準備は整っている。やる気に満ちているよ。ゼバスチャンは、ちゃんとした強いファイターだ。実は去年の10月に彼と戦う予定だったけど、ゼバスチャンの負傷でキャンセルになりテヅカと戦ったんだよ。また彼と組まれたことで、より研究できたのでスタイルも技術的なことも全て理解できたよ」

──その去年の手塚戦の勝利以来、1年以上試合がなかったです。

「パンデミック以降、海外で試合をするのは困難になった。まず僕には家族がいて、家族をケアすることが最優先だ。そしてONEで戦うにはワクチン接種が必要で、時間が掛かったこともなかなか試合が組まれなかった理由の一つになる。

ホント、ファイトから離れてケージが恋しかった。試合前のドクターチャック、控室での緊張感、そしてケージに足を踏み入れる瞬間、全てが恋しかった。その分、今は燃えている。今回の試合が決まる前から、しっかりとトレーニングをしてきたし、試合が決まった時には既に十分に戦える状態になっていた。

そして、この間にラスベガスでトレーニングする機会に恵まれた。今、調整も最後の段階に入っている。体重も順調に落ちているし、良い具合に仕上がっているよ。アップグレードしたムラッド・ラマザノフの姿に、皆が驚くことになるだろう」

──ダゲスタンのような強豪ぞろいの国でも、米国で練習する利点があるのですね。

「凄くシンプルなことだ。色々と多くの選手と触れあい、その選手たちが持っている技術を学びたい。そして僕の武器に加えたい。だから米国だけじゃなくて、シンガポールでも練習して、色々な技術を吸収したいと思っている」

──ではカデスタムを相手に、どのようにアップグレードした試合をしたいと思っていますか。

「色々なスクールで学んだ技を使いたい。パンチもそうだし、カビブ・ヌルマゴメドフやイスラム・マカチェフと練習し、強力にバージョンアップされたテイクダウンを試したい。打撃もそうだけど、レスリングも強くなったから、さっきも言ったように今の僕はテヅカと戦った時とは別人だよ。ホント、期待してほしい」

──元世界王者に勝てば、タイトル挑戦に近づきますね。

「そうだね、全てはゼバスチャンとの試合次第だろう。エキサイトな試合をして、皆が納得する勝ち方をすればタイトルショットに届くはずだ。まぁONEチャンピオンシップがどう判断するかだね。もちろん、タイトルには挑戦したいと思っているし、そのつもりで戦う。と同時に今回の試合はケガをすることなく終えて、2022年にはもっとコンスタントに試合をしたいと思っている」

■視聴方法(予定)
12月17日(金・日本時間)
午後8時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後8時30分~ONE Super App

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ダニー・キンガド(フィリピン)
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)

<バンタム級 (※65.8キロ)/3分3R>
ケビン・ベリンゴン(フィリピン)
クォン・ウォンイル(韓国)

<95キロ契約/5分3R>
ヴィタリー・ビグダシュ(ロシア)
ファン・ロン(中国)

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
ゼバスチャン・カデスタム(スウェーデン)
ムラッド・ラマザノフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
スティーブン・ローマン(フィリピン)
ユーサップ・サーデュラエフ(ロシア)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ジャンロ・サンジャオ(フィリピン)
ポール・ルミヒ(インドネシア)

<キック・ライト級/3分3R>
ムスタファ・ハイダ(イタリア)
アリアン・サディコビッチ(ボスニアヘルツェゴビナ)

<バンタム級 (※65.8キロ)/5分3R>
ファブリシオ・アンドラジ(ブラジル)
リー・カイウェン(中国)

<ムエタイ・ストロー級/3分3R>
ジョセフ・ラシリ(イタリア)
朝陽PKセンチャイムエタイジム(日本)

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