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JJ Globo Report WNO10 オリバー・タザ ブログ ミカエル・ガルバォン

【WNO10】17歳──柔術の神の子=ミカ・ガルバォン。タザの動きに身を任せるBe Water柔術で快勝

【写真】豪快なベリートゥベリーを決めてしまうミカ・ガルバォン (C)CLAYTON JONES/WNO

18日(金・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてWNO 10が開催された。
Text by Isamu Horiuchi

レビュー第2回は、世界のグラプリング・シーンに衝撃を与え続ける17歳=ミカ・ガルバォンが、足関の名手オリバー・タザを相手に魅せた攻防のバランスが取れた流れに身を任せつつ、要所を締める……be water柔術の模様をお届けしたい。


<ノーギ・ミドル級/15分1R>
ミカエル・ガルバォン(ブラジル)
Def. 3-0
オリバー・タザ(カナダ)

(C)MIKE CALIMBAS

17歳の超新星ミカを迎え撃つタザは、ちょうど10歳年上の27歳だ。当然完全に体ができているタザと比べると、ミカは顔も体型も幼さが残る。

試合開始後、両者ともに引き込みはせずに、スタンドで頭を取り合いいなし合う展開に。リラックスしたミカが軽くダブルレッグや飛びついてのギロチンのモーションを見せるのに対し、タザは気合いを前面に出して積極的にテイクダウンのフェイントやアームドラッグを仕掛ける。

(C)MIKE CALIMBAS

首を抱えあった状態から、タザはイマナリロールのように低く入る。が、ミカはすぐに反応して潰してサイドを奪取。さらにミカはタザの首を殺しにかかるが、タザは下から腕のフレームを張って距離を作って立ち上がった。

引き続きスタンドで前に出るタザは、スナップダウンを仕掛けるが、ミカはそれに乗じて前にドライブしてテイクダウン。ボディロックを作ったミカに対し、タザは下からヒップバンプ。

と、その瞬間にミカは跨いでマウント狙いへ。ミカは余計な力を使わず、相手の動きに乗じての一瞬の反応でポジションを進めている。その動きのスムーズさは目を見張るものがある。

下から動き続けるタザは体をずらして足を取りにゆくが、ミカも付いてゆき、タザの背中とマットの間に頭を滑り込ませてのバック狙いへ。

タザは横回転して正対を試みるが、ミカはそれを許さず4の字フックを組んでマウントへ。

それでも動いてスクランブルを試み続けるタザと、その動きに付いてゆきバックorマウントを譲らないミカ。やがてミカはタザの動きの先をゆくように一瞬で三角絞めへ。

反応して頭を抜いたタザは、倒れ込みながらのミカの右足にからむ。が、ミカはすぐに反応して足を抜いて離れた。

残り8分。両者スタンド。タザは、やや消耗が見えるミカの右足を抱えて倒そうとするが、ミカはバランス保つ。再びタザがミカの右足に手を伸ばすと、あっさりその足を取らせて片足で飛んでのギロチン狙いへ。

(C)MIKE CALIMBAS

防いだタザは軸足を払ってテイクダウンに成功。そこから足を狙いたいタザだが、ミカは前転して立ち上がった。

試合は再びスタンドに戻り、前に出るタザに簡単に両差しを許したミカだが、次の瞬間反り投げ一閃。大きな弧を描いて投げ捨てられたタザが、すぐに立ち上がる。

前に出ても切り返される展開に、タザは引き込んで足を狙うが、ミカは難なく距離をとる。積極的に仕掛けるタザと、ときに無防備とも感じられる様子で攻撃をさせながらも、要所で瞬時に切り返すミカという攻防が続く。

(C)MIKE CALIMBAS

タザはスナップダウンからがぶるが、ミカは横回転して逃れると、次の瞬間三角絞めへ。タザが頭を抜くやオモプラッタへ移行する。タザはミカの体をまたぐと、右足に必殺のヒール狙い。が、ここでもミカはすぐに足を抜いた。

残り3分。前に出るタザはアームドラッグからバック狙いを見せるが、ミカは素早く体を翻して逆に背中を取りかけ、それを嫌がったタザがガードを取り──その中に収まる。ここでもミカは攻撃をさせておいて、天性の反応力と最低限の力で切り返している。

(C)MIKE CALIMBAS

下から足を狙うタザだが、ミカは距離を取る。

ならばとタザが立とうとすると、すかさず背中に回ろうとするミカ。それを嫌って再びタザが寝転ぶと、ミカはマウントへ。タザは下から動いて体をずらし足関節狙い、ここもミカはすぐに離れた。

残り時間が少なくなり、このままでは判定で不利なタザは引き込んで足狙いへ。

(C)MIKE CALIMBAS

仰向けになったミカは、なんと自らの体を二つ折りにして、自分の両足を両手で抱え込んでグリップを作るという、まるで一人ラバーガード状態を創る──エアーラバーガードで足関節を防御。

最後の数秒をこの奇手でやり過ごし、セルフラバーガードでマットに転がったままミカは試合を終えた。

判定は3-0で、何度かバックやマウントを取りかけたミカに。体力的には明らかに大人のタザに劣る17歳のミカ。先週のタイナン・ダウプラ戦のような驚天動地のアクションこそなかったものの、一見無防備に相手に攻撃させるようでいて一瞬で柔らかく切り返し、相手の動作にごく自然に反応。一切無駄のない動きでポジションを進めてゆく体の使い方は、他に類を見ないもの。17歳にして、「柔術」を誰よりも体現しているグラップラーだとすら言えるかもしれない。

そして先週タイナン・ダウプラにスイープの形を一切作らせなかったように、今回はタザに足を絡めることすら許さず、足関節の仕掛けを無難に回避してみせたことも特筆に値する。真に驚くべき存在であるミカエル・ガルバォンが今後どう進化してゆくのか、見逃せない。

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EUG02 MMA WNO10 オリバー・タザ ジュニー・オカシオ ジョナタ・アウヴェス タイナン・ダウプラ マイキー・ムスメシ ミカエル・ガルバォン ルーカス・ピニェーロ

【WNO10】マイキー・ムスメシが2大会連続出場。EUG02の衝撃から1週間、ミカ・ガルバォンも

【写真】マイキーの快進撃が始まるか(C)COREY STOKTON/WNO

18日(金・現地時間)、テキサス州オースティンのJWマリオット・オースティンにてWNO 10が開催される。レビュー最終回はバンタム級のマイキー・ムスメシ✖ジュニー・オカシオ、ウェルター級のミカエル・ガルバォン✖オリバー・タザという注目の2試合の見所を紹介したい。
Text by Isamu Horiuchi

ムスメシは、言わずと知れた2017年~2019年にムンジアル三連覇を達成し、道着着用の柔術においては誰もが認める軽量級絶対王者だ。今年に入って最後の野望=ADCC制覇に向けてノーギでも本格始動を開始し、5月のWNO 09ではルーカス・ピニェーロ相手にわずか1分半足らず、下から50/50を作っての内ヒールで秒殺勝利している。


3月のマルセロ・コーエン戦(腕を極めて圧勝)後に練習をノーギに切り替えてわずか2カ月にして、その恐るべき対応能力を見せつけたムスメシの対戦相手ジュニー・オカシオは、ミヤオ兄弟の同門でユニティ柔術所属だ。2019年に黒帯を取得すると、Kasai pro 6の予選リーグで今成正和の足関節技を凌いでポジションを奪って8-1で勝利、さらに10thPlanet柔術・軽量級のエース=ジオ・マルチネスとの凌ぎ合いを2-0で制して決勝進出。 決勝こそ先輩のジョアオに惜敗したももの、その実力を知らしめた。

その後も実績を重ねているオカシオは、まぎれもなくノーギグラップリング専門の軽量級トップファイターの一人だ。前回ムスメシが勝利したピニェーロは、超一流選手ではあるものの道着着用柔術をメインとするファイターであり、ヒール等の足関節技に不慣れであったことは否めない。

よって今回のオカシオ戦こそ、怪物ムスメシのノーギグラップリングの技術的洗練度、進化の度合いを図る絶好の機会となりそうだ。

続いてWNO 09(ではアンドリュー・タケットに圧倒的な勝利を挙げ、1週間前のEUG02における道着170パウンド以下級トーナメントにて、世界トップの黒帯たちを相手に驚愕のパフォーマンスを見せたスーパーティーンネイジャー、ミカことミカエル・ガルヴァオンが怒涛の連戦に打って出る。

連戦が可能になり、世界のトップの出場機会が多くなるのが組み技競技の良いところだ。ノーギと道着着用を股にかけて活躍し、現在世界でもっとも熱い注目を集めるグラップラーと呼べるミカの今回の相手は、ジョン・ダナハー門下にしてレバノン出身のカナダ人足関節師、オリバー・タザだ。

タザも先月のWNO 09に出場。奇遇なことに、先日のEUG 2トーナメントの決勝でミカの猛攻を膠着戦法で凌ぎ切って優勝したジョナタ・アウヴェスと対戦している。この試合でタザは一度パスを許してサイドを奪われる場面があったものの、前半に必殺のヒールフックを何度も仕掛け、凌がれたもののサブミッション狙いの数で上回りレフェリー判定勝利を得ている。

ミカがEUG 2のトーナメントにて、トップにおける絶妙のバランスと体捌き、チャンスを逃さない反応速度からの連続攻撃で、超強豪タイナン・ダウプラの強力なガードからのスイープを完封したのは記憶に新しいところ。

驚愕のトップゲームを持つミカが、タザが使いこなす足関節の仕掛けに対してどう対応するのか。同世代のライバルであるルオトロ兄弟が4月のWNO 08で見せた足関節対処法とはまた一味違ったアプローチを、ミカが見せてくれることにも期待したい。

他にメインカードでは、タイの双子の兄弟ケイド・ルオトロと、チンギーニャことマウリシオ・マリアーノの黒帯コール・フランソンの一戦、WNO 08でデイヴィッド・ガルモに完勝したアンドリュー・ウィルツィと、ヴィエイラ兄弟の黒帯カブリエル・アウメイダの試合。

さらには昨年のパン柔術とパンノーギの両方を制したアンドレ・ガルバォンの黒帯ハファエル・ガエデスと、ホイス・グレイシー系の黒帯にしてプロMMAでも2戦2勝の戦績を持つエリン・ハープの女子マッチが組まれている。

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F2W164 JJ Globo Report オリバー・タザ ブログ ペドロ・ホシャ

【F2W164】レスリング+フロント系の首狙いで、評価得る。ペドロ・ホシャがタザにレフ判定3-0勝ち取る

19日(金・現地時間)テキサス州ダラスにて、プロ柔術大会Fight to Win 164が開催された。

2週連続──今年5度目の開催となる同大会から、ペドロ・マニーニョの代役ペドロ・ホシャとオリバー・タザ戦の模様をお届けしたい。
Text by Isamu Horiuchi

<ノーギ/7分1R>
ペドロ・ホシャ(ブラジル)
Def. 3-0
オリバー・タザ(ブラジル)

前回大会に続いて連続参戦予定だったペドロ・マリーニョの代打で急遽参戦が決まったのが、ペドロ・ホシャ。ゴードン・ライアン、マーカス・アウメイダと並んで現在世界最強の重量級グラップラーであるジョアオ・ガブリエル・ホシャの2歳下の弟だ。

フリースタイルレスリングの元ブラジル王者という実績を持つペドロは、19年7月に兄から黒帯を授かり、同年のノーギ・ブラジレイロのミディアムヘビー級を制している。

そのホシャは上半身裸&ショートタイツ。対するタザは、ダナハー門下らしく上半身はラッシュガードを着用し、さらに下半身にもタイツを履いている。足関節における滑り止め狙いだろうか。

試合開始後、タザはすぐに座るとバットスクート(尻歩き)で前進。ホシャは足関節を警戒してか、パスを狙わずに距離を取る。タザはハーフでホシャの右足に絡むが、ホシャは露骨に腰を引いて下がる。

再び近づいたタザは、今度はバタブライガードからホシャの体を跳ね上げにかかる。ここでホシャがアームインギロチンでカウンター。横腹をマットに付けた体勢でホシャが絞めるや、タザがなにかをアピールしレフェリーが両者に触れる。これをレフェリーストップ=自らの勝利と取ったホシャは技をリリースするが、レフェリーはそれを否定。ホシャやそのセコンドが抗議したことで一悶着あり、両軍のセコンドも呼ばれてのビデオ判定までなされた上、結局ギロチンが入った体勢からの再開となった。

再開後、ホシャは首を取ったままマウントの状態に入るが、タザは頭を抜いてさらに足も戻してシッティングガードに。その後は前半同様、シッティングから攻撃したいタザと、それをひたすら避けるホシャという展開が続く。タザやクローズドガードへの引き込みやイマナリロールも試みるが、ホシャは徹底的に距離を取る。

テイクダウンやパスやマウント等に対してポイントを数えないF2Wルールだが、サブミッション狙いは実質ポイントとしてジャッジが考慮するとのこと。その部分ですでに点を稼いだホシャは、ポイントなしルールにおけるポイントゲームを巧みに展開していることになる。

残り1分。焦るタザがシッティングからヒザ立ちになったところで、ホシャが再び上から首を取る。右手を顎にひっかけてのワンアーム・ギロチンの形を作ったホシャは、そのまま覆いかぶさってサイドポジションに。そのまま首を圧迫するが、ホシャだが、タザは頭を抜くと距離を取る。

残りわずか、タザは下から仕掛けようとするがホシャが下がってやり過ごして試合終了。判定3-0でホシャが勝利した。

下からの仕掛けを腰を引いて徹底的に避けた上で、隙を見て首狙いでポイントを稼ぐ。レスリング能力で上回るからこそ可能な、ダナハーシステム攻略法をホシャが見せた。


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F2W164 JJ Globo Preview オリバー・タザ ダンテ・リオン ブログ ペドロ・マニーニョ マニュエル・ヒバマー

【F2W164】レプリにパスさせなかったダンテ・リオンがヒバマーと。バッハの星マニーニョが連続参戦

【写真】ルーカス・レプリをパスさせなかったリオンのガードワーク、必見だ(C)SHTOSHI NARITA

19日(金・現地時間)テキサス州ダラスにて、プロ柔術大会Fight to Win 164が開催される。先週に続き、ダラスでの開催とハイペースで大会を続けるF2W。2021年第5弾の見どころ──まずはノーギ新鋭対決の2試合を紹介したい。
Text by Isamu Horiuchi


<ノーギ/8分1R>
ダンテ・リオン(カナダ)
マニュエル・ヒバマー(ブラジル)

カナダ出身の25歳リオンは、2019年のグラップリング界最大のブレイクアウト・スターの1人。同年のADCC世界大会77キロ以下級の2回戦にて、柔術世界絶対王者ルーカス・レプリと対戦し、必殺のニースライス・パスを強固なニーシールドとフレームで完封、逆にシットアップからシングルレッグにつないでバックを奪って完勝し世界にその名を轟かせた。

さらに同年末のノーギ・ワールズでは、ジェイミー・カヌートとのミドル級同門対決を制して優勝。ここでも鉄壁のガードを駆使し、隙を見てボディロックからテイクダウンに繋げての勝利だった。

同じく19年末のノーギ・ワールズで大きく名を上げたもう一人の選手が、レアンドロ・ロ率いるNSブラザーフッド所属のヒバマーだ。ミディアムヘビー級決勝でガブリエル・オリヴェイラと対戦したヒバマーは、前半はトラックポジションを奪うなど有利に試合を進め、後半に50/50から巧みに上を取って2-0で勝利。初のビッグタイトルを獲得した。

以前はシセロ・コスタ門下でミヤオ兄弟らとも練習し、モダン柔術的な戦いにも長けたヒバマーだが、光るのは現在の師であるロを彷彿とさせるトップでのキープ力だ。2020年初のヨーロピアン大会では、北欧を代表するオープンガード・プレイヤーであるエスペン・マティエセンの下からの仕掛けを卓越したバランスで防ぎ続け、終盤ディープハーフからついに足を抜いてのパスに成功。マティエセンの上半身を固めたまま足の抜き入れを繰り返して大量得点して22-0で勝利すると、そのまま大会を制してみせた。

これまで両者は17年と18年に一度ずつ対戦し、どちらもヒバマーがポイント勝利を収めている。が、それはいずれも道着着用の試合であり、両者が国際的名声を得る前のこと。リオンがもっとも得意とするノーギグラップリングにおいて、その鉄壁のガードをヒバマーがいかに攻略するかが焦点となりそうだ。

<ノーギ/8分1R>
ペドロ・マニーニョ(ブラジル)
オリバー・タザ(ブラジル)

2019年のノーギ・ワールズ茶帯王者のマリーニョは、グレイシー・バッハ期待の星。いまだに茶帯を巻いているが、実力的にはすでに世界トップレベルのノーギ・グラップラーだ。

1月のF2W 160では、ガブリエル・アウメイダにバックスローと必殺のギロチンで追い込んで判定3-0で完勝。前回のF2W163では、マテウス・ルナ相手に終始スタンドで有利に立ってこれも判定3-0で勝利。勢いに乗っての連続参戦となる。

対するタザは、レバノン出身。10代で移住したカナダのトライスタージムで格闘技に出会った。フィラス・ザハビの元でグラップリングを学び、さらにその師であるジョン・ダナハーが師範代を務めるNYのヘンゾ・グレイシー・アカデミーにも足繁く通って技術を身につけた。

ダナハー門下らしく、主武器はアシガラミからのヒールフック。昨年末に黒帯を取得したばかりのタザだが、色帯時代にラクラン・ジャイルズやジョン・コムズといった強豪グラップラーを下し、また日本でも知名度のあるデイヴィッド・ガルモやPJ・バーチからも一本勝ちを収めている。

ギロチンのマリーニョ、ヒールフックのタザとお互い必殺技を持つ同士のこの一戦。過去一度の対戦ではマリーニョが2-0で勝利を収めているが、今回は一本勝ち決着を期待したい。

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