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【Fury FC48】明日、リヴァイ・モウルズ戦。崖っぷちの石原夜叉坊「自分のやりたいことなんで……」

【写真】パブリック計量で、体重オーバーだったモウルズとのフェイスオフを行う夜叉坊 (C)FURY FC

25日(日・現地時間)、テキサス州ヒューストンのナイトクラブ=エスケーペード2001で開催されるFury FC48で、リヴァイ・モウルズと対戦するに石原夜叉坊。

UFCを再び目指す、それ以外は目に入っていない。その知名度やキャラを生かせる場所もあるはずだと思われてきた夜叉坊だが、4連敗のどん底を経験してなお彼の択もアルファメールとUFCだった。

テキサス──決して脚光を浴びる場でないFury FCという場で、これまでの自分の全てを肯定し、夜叉坊は再びケージに足を踏み入れる。


川原波輝、中本龍平と

──ご無沙汰しています。

「お早ようございます!!」

(リカバリー食を持ってきた)川原波輝 あっ、おはようございます!!

──おお、川原選手も。今回の試合前、川原選手から『祖根戦の時とは別人です』と連絡を貰い、夜叉坊選手の話を試合前に聞きたくなりました。

川原 アハハハハ。BLOWSの中本龍平選手も、今一緒なんですよ。

「中本龍平、コイツはやりますよ。ワンパンマンです。高校から野球で一緒で、コイツはやりよる。サポートにしてくれて、今、僕の家に住んでアルファメールで練習しているんですよ」

川原 これから、要チェックでお願いします。

──了解しました。しかし、朝の8時から計量というのは早いですね。頬もこけていますが、計量直後のタイミングでインタビューを受けていただきありがとうございます。

「いえ、今ちょうど終わりました。135ポンド、しっかり落としましたよ」

──試合前日ですが、正直1月の試合ほどガッカリさせられたことはなかったです。

「だいぶ散らかしましたからね」

──あの日の石原夜叉坊は何だったのでしょうか。格闘家というより、フィジークでもやっている体つきの良いお兄ちゃんがケージの中にいるように見えました。

「I was not there。ホンマ、ガッカリさせてもうたと思うんですけど……もう、どこまでアカンのか隠さずに見せることができました。アハハハハ」

──ポジティブなのか、何なのか。まぁ、試合前ですし……あの日を振り返って、明日への気持ちに影響するのも何ですしね。

「もう何もないです。何もなかったんです。ホンマ、一番の裸の俺なんやと。俺って、こんな弱いんやって……。でも、なんか……ここにおるわけですよ。アレがどうとか……なんていうのか、勉強になりました。

あそこまで曝け出せたことで、何もないなって。でも、そうやって過程を踏んでいるんですよ。アカンことも良いことも、過程を踏んで今があるんで。

もう長編小説の目次と各章のタイトルみたいなもんです。一歩一歩しっかりと獲り返します」

──あの後、いつアルファメールへ?

「試合が終わってすぐに、削り残ったモノが自分のなかにあって。一旦、それを纏めるというか……そこに集中したいなって。僕のなかで、それは日本ではできへんから、とりあえずこっちに戻ってきて……最後まで残った自分が信じているモノに取り組もうかと。

やるべきことをやるためにも、戻ってきたって感じですかね。やりたいことをとことんやらんと、それをこっちでやりたかったんです」

──アルファメールで、できていますか。

「できてます。朝から晩まで、世界中から強くなりたい強いヤツが来ていて……プロ練習を20人、30人でやって。仲間やけど、ライバルで。『お前が休むんやったら、俺はやる』って感じで。ホンマ、学校の部活ですよね。そこで差がでるから、皆がやりよるんですよ。で、練習中も気を抜けないです。

自分の国や街から出てきているヤツらばっかりやから、国の代表じゃないけど、やっと僕も日本人として……どうなるべきか、日本人として戦う状態になってきたんかなって。

アルファメールって月曜日から金曜日まで、1日、1日を抜けずに練習をしているのを、ユライアが見ているんです。水曜日に強度の高いMMAスパーがあって、次の日のレスリングがまたハードで、一気に参加人数が減るんです。でも、そこでユライアが『ここが一番苦しい。ここで勝負をしないとダメなんだ』って、皆のケツを叩くんです」

──素晴らしいリーダーシップですね。あれって、英語だから余計に伝わってくるんですよね。海外のプロモーターも大会前に選手を集めて叱咤激励していますが、あれを国内で日本語でやったら、自分なんて大笑いしてしまいますけどね。「いや、俺たち、そういう文化じゃないし。日本語はそういう言葉じゃないから」って。

「分かります。ソレは、そうですよね。ユライアにアレをやられると、ホンマにやり切ってやろうって思うんです。ドンピシャで心に突き刺さるんです。シンプルに響いて、俺のことを言われているって思うんです。日本語だったら、アレは入ってこないですよね。アレ、何なんですかね?」

──日本語はヒザを詰めてゆっくり話す。その方が伝わるかと思います。

「あぁ、なるほど」

──とにかく、そういう環境でもう結果を残すしかないですね。

「あれなんですよ……ピョートル・ヤンを倒せるのは、日本人しかいないんです。僕しか」

──……。

「アイツをしばかな気がすまへん。それだけです」

──今回、FURY FCで戦うようになったのは?

「待っていたら、向うから来ました。Road to UFC シーズン2です。僕にとっては。レコードも汚れて、散らかしましたからね。でも、もう数字とか考えずに──それがなんなんって気持ちでやるだけです」

──心機一転、仕切り直しということでしょうか。

「仕切り直しというか……ここまであって次の章に進める。ページをめくって、いよいよ本番入りますよ。アクションッ!!

試合でキレーごとなしに、世界にリンクしたい。皆がウチから叫べるような元気な試合をして、首を刈っていきます」

──リヴァイ・モウルズ、強敵といって良い相手かと。

「アイツ、2ポンド・オーバーでそこで死んでますよ」

──なんと、尚更負けていられないですね。

「ハイ。FURYとは4試合契約ですけど、アイツ喰うて。相手ももうしぼれてくると思います。そいつらを逃がさないです。ここでやっていれば、UFCに戻れると思います。とりあえず、明日……自分のやりたいことなんで一生懸命、楽しんでやります」

──今の石原夜叉坊が、全て出る……出し切る試合を期待しています。

「俺はMMAが大好きです。愛を持って、一生懸命戦います。俺には皆がついている。いつも、ありがとう!!」

■視聴方法(予定)
7月26日(月・日本時間)
午前6時30分~UFC FIGHT PASS

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Bellator259 other MMA Report ジャリール・ウィリス ブログ マイコン・メンドンサ

【Bellator259】LFAウェルター級王者対決は、漠然と攻めるメンドンサからウィリスが判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ジェリール・ウィリス(米国)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
マイコン・メンドンサ(ブラジル)

LFA王者からベラトールにステップを果たしたファイター同士の対戦。まず右カーフを蹴ったメンドンサ。ウィリスも右ローを返し、メンドンサが右ローから左ミドルを入れる。さらに右カーフローを続けるメンドンサに対し、ウィリスがテイクダウンを決める。立ち上がったメンドンサをスラムするように倒し直したウィリスは、サイドで抑える。メンドンサがハーフに戻して壁へ移動する。スクランブルでバックを取りつつ、後方からパンチを入れたウィリスは、胸を合わされてもハイクロッチへ。片足の状態で跳びヒザを繰り出したメンドンサは、倒されてはすぐに立ち上がるという展開のなかで、体を入れ替えることに成功する。

が、ウィリスは直後にテイクダウンを決めハーフからパンチを落としていく。ウィザーで立ち上がりつつパンチを顔面に受けたメンドンサはケージを利して立ち続けるも、初回はウィリスのラウンドとなった。

2R、ウィリスが左ミドルハイからロー、メンドンサはカーフを狙う。ワンツーで右を当てたメンドンサは跳びヒザはかわされるが、カーフを蹴り込む。踏み込んで右オーバーハンドも逆にワンツーを被弾し、ハイキックからの前進もウィリスにフックを打ち込まれたメンドンサ。ウィリスは右ロー、メンドンサは後ろ回し蹴りを繰り出す。攻撃の的が絞れていないメンドンサは、首相撲からヒザを狙ったところでボディロックテイクダウンを許す。

ウィリスは勢いのある鉄槌を落とし、スクランブルでダブルでケージに押し込む。結果、もう1度倒したウィリスが、やるべきことをやり切るファイトでこの回も取った。

3R、メンドンサの左ローが急所に入り、試合が中断。再開後、ウィリスが左ミドルを入れる。ハイキックから前に出たメンドンサは、距離を取り直すと右カーフを蹴る。跳びヒザに右を振るったウィリスはカーフで足が流れる。それでも踏み込んで左を当てたウィリスが、左ローに右フックを合わせる。と、このローも急所に入り2度目の中断となってします。リスタート後、スピニングバックフィストに組みついたウィリスがボディロックへ。

ここはテイクダウンを奪えなかったが、メンドンサの跳びヒザにウィリスはテイクダウンを合わせる。ウィザーで立ち上がったメンドンサに対し、ウィリスは離れてワンツー。メンドンサは後ろ回し蹴り、直後に飛びヒザを見せてカーフへ。ウィリスがワンツーフックを返し、右カーフを返す。と右フックにシングルレッグを合わせ、ケージに押し込んだウィリスは残り10秒で離れたメンドンサの跳びヒザ、スピニングバックフィストをかわしてタイムアップを迎えた。

漠然と攻めたメンドンサに対し、テイクダウンという目標を持って戦ったウィリスが判定勝ちを収めた。


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Invicta FC44 other MMA Report アリーシャ・ザッピテーラ ジェシカ・デルボニ ブログ

【Invicta FC44】超微妙なスプリットで防衛果たしたザッピテーラが「アヤカ・ハマサキと米国で戦いたい」

<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
アリーシャ・ザッピテーラ(米国)
Def.2-1:48-47.48-47.47-48
ジェシカ・デルボニ(ブラジル)

慎重な立ち上がりの両者。まずデルボニがワンツーを伸ばす。ザッピテーラの右ローをかわして、再度ワンツーを見せたデルボニが左ローを入れる。ザッピテーラの右オーバーハンドは距離が遠く、デルボニが左ジャブを合わせようとする。チャンピオンが振りの大きな右オーバーハンドで踏み込むと、真っすぐを当てていくデルボニは距離が近づくとテイクダウンを狙うが、ザッピテーラががぶって離れる。

前に出て右フックから左ローを決めたデルボニに対し、ザッピテーラがテイクダウン狙いも距離が遠い。デルボニは右ストレートを打ち込み、ダブルを切っては左ジャブ。それでも組んでくるザッピテーラにがぶってヒザ蹴り、首投げを潰す。それでもザッピテーラはクリンチでパンチを打っていったが、初回は挑戦者のラウンドとなった。オープンスコアで、なぜかジャッジは2人がザッピテーラのラウンドとした。

2R、初回が取られることを知れ積極的に取りに行かなければならないことが分かっただけでも、デルボニにとって好材料か。それでも両者が慎重な間合いの測り合いのなかで、ダブルを切られたザッピテーラがヒザを狙う。デルボニもワンツーを当てるが王者が右ストレートをヒット。この距離になると、互いのパンチが当たりデルボニがワンツーを入れる。回るザッピテーラに対し、前に出るデルボニが右をヒットさせる。直後にザッピテーラも右を返し、左リードフックを打っていく。距離をアジャストできたか、思い切りワンツーを振るったザッピテーラだが、ここにデルボニがカウンターを決める。

ザッピテーラはスーパーマンパンチも遠く、右オーバーハンドにはまたもワンツーを受け、右の打ち合いでも勢いで挑戦者が優位に。さらに右に左を合わせたデルボニは、ダブルを切って逆に組みへ。この組みに対するカウンターの組みで、デルボニはヒザを受けることが多い。2Rはジャッジが3者がザッピテーラと、どうにも理解に苦しむジャッジの裁定だ……。

3R、左ジャブを当てたデルボニは、続いてワンツーを入れテイクダウン狙いを切る。ザッピテーラは左ジャブを当て、左に回る。ここで右を当てたザッピテーラだが、デルボニがワンツーを返す。さらにジャブに右を合わせるデルボニが左ジャブを入れ、ワンツーをかわす。シングルも切られたザッピテーラは、手数は減らさない。1Rと2Rのジャッジの嗜好を理解すれば、とにかく手数と動きが必要だ。

その逆にカウンターを入れるデルボニがワンツーフックから、左をカウンターでヒットする。さらに右オーバーハンドでも打ち勝ったデルボニは、ダブルを切られてヒザやフックに出るチャンピンに左フックを打ちこむ。勢いづきフックのコンビネーションを決めたデルボニは、最後もテイクダウン狙いを切り──さすがにこの回はジャッジ3者の指示を得たと思いきや、初回をデルボニとしていたジャッジがこの回をザッピテーラのラウンドとして、スコアは29-28が揃うこととなった。

4R、ザッピテーラの右オーバーハンドをかわしたデルボニは、ワンツーからローを入れる。続く右ローにザッピテーラが右を合わせると、デルボニは左ローを蹴っていく。右に左を合わせたチャレンジャーは、右を被弾して前に出ると左ジャブをヒット。左ローで前足を削りつつ左フックを当てたデルボニは、ザッピテーラの前進をバックステップでかわしシングルレッグを切る。

ここから攻撃を仕掛ける王者の動きを見極めて、さらに距離を取ったデルボニは左フックを見せ、ダブルレッグをスプロールする。続いてザッピテーラが左ジャブをヒット。挑戦者はここまでのジャッジの傾向を考慮し、手数を増やす必要はある。左フックの打ち合いからテイクダウンをこれまで通り切ったデルボニが左を当て、パンチを纏める。王者も左ジャブを返し、右アッパーを放つ。デルボニは左右のフックから左ローを決め、ザッピテーラが姿勢を乱した。この回はジャッジは3者揃ってデルボニに票を入れ、38-38✖3という状況で最終回を迎えた。

勝負の5R、フックを振るって距離を詰めたザッピテーラがヒザ蹴りを見せ、ケージにデルボニを押し込む。回って離れたデルボニは左に回るザッピテーラの右を被弾する。勝負どころの集中力が凄まじいザッピテーラは、しっかりと前に出てワンツーを放つ。デルボニもワンツーを返し、右を受けながらショートのコンビネーションを振るっていく。

ザッピテーラの踏み込みに、足を止めてフックを振るうデルボニが左ロー。ザッピテーラが右を当てる。ワンツーを当てたデルボニは、ザッピテーラの組んでからの首投げを防いで打撃の間合いに。王者の右、チャレンジャーのワンツー後、ザッピテーラはダブルレッグを切られ、打ち合いでもデルボニの手数が優ってくる。残り15秒でワンツーの右を当て、踏み込んでのフックの打ち合いでタイムアップを迎えると、両者揃って勝利をアピールした。

初回と2Rも優位としか見えなかったデルボニだが、そこでザッピテーラにつけたジャッジだけに、最終回もどうなるか分からない……。結果は案の定というか、スプリットでザッピテーラが判定勝ち。

唖然とするデルボニ、ザッピテーラはベストを尽くし王座防衛したので全く非はないが、ジャッジの裁定には異を唱えたい。

ともあれ王座初防衛に成功したザッピテーラは「世界でベストのアトム級ファイターと証明したいから、アヤカ・ハマサキと私のホームケージ……インヴィクタ、米国で戦いたい。そしてストロー級にあげて、空位のベルトを獲りインヴィクタ初のチャンプチャンプを目指したい」と話した。


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Invicta FC44 News other MMA アリーシャ・ザッピテーラ カリーナ・ロドリゲス ジェシカ・デルボニ ダイアナ・トルカト ブログ

【Invicta FC44】計量終了 インヴィクタ新たなる門出はフライ級&アトム級世界戦から!!

【写真】親会社が変わったことで中継方法や伝え方にも変化が見られるのか、興味深いインヴィクタだ (C)INVICTA FC

20日(木・現地時間)、21日(金・同)にカンザス州カンザスシティのポリス・アスレティック・リーグで開催されるInvicta FC44「Rodriguez vs Toruquato」の計量が行われた。

昨年11月20日以来、半年振りのイベントとなる今大会は、米国ではUFC Fight PassからHD局のAXS TVに中継が変更され開かれる。AXSが視聴できない日本など米国外ではYouTubeでプレリミからライブ配信される予定だ。


中継局が変わっただけでなく、AXS TVを買収したアンセム・スポーツ&エンターテイメントに売却されたインヴィクタにとって、新体制第一弾となる今大会。メインはフライ級世界王座決定戦だ。前王者ヴァネッサ・ポルトがBellatorにステップアップを果たし、空位になったベルトをカリーナ・ロドリゲスとダイアナ・トルカトが争う。

ロドリゲスは2019年11月にそのポルトの持つベルトに挑戦予定が、体重オーバーでノンタイトル戦となり判定負けに。苦い敗北以来の実戦復帰が、今回の王座決定戦となった。対するトルカトは昨年2月にインヴィクタ出場が決まっていたが、2度に渡り対戦相手が欠場となり、2019年8月のPhoenix Series以来の同プロモーションでの試合となる。トルカトはコロナ禍において、昨年10月にブラジルでRespect MMAで勝利している。

コメインではInvicta FC世界アトム級王者のアリーシャ・ザッピテーラが、ジェシカ・デルボニの挑戦を受け、昨年9月に獲得した同王座の初防衛戦に臨む。

同大会で元王者エリカ・チブルシオを破っているデルボニ。フェイスオフで・ザッピテーラが身を乗り出すように、デルボニも思い切り睨みつけ、互いに視線を外さないという気の強さを見せていた。

デルボニは昨年12月にコンバット柔術ワールド女子フェザー級GPに出場し、ATOSのフットロッカー女子ニキ・サリヴァンのトーホールドに敗れたが、掌底有りルールで試合間隔が空かないようにバトルフィールドに関わってきた経験は無駄でないはずだ。

■視聴方法(予定)
5月22日(土・日本時間)
午前7時00分~Invicta FC YouTube

■Invicta FC44計量結果

<Invicta FC世界フライ級王座決定戦/5分5R>
カリーナ・ロドリゲス: 124.7ポンド(56.56キロ)
ダイアナ・トルカト: 124.9ポンド(56.65キロ)

<Invicta FC世界アトム級選手権試合/5分5R>
[王者] アリーシャ・ザッピテーラ: 104.9ポンド(47.58キロ)
[挑戦者] ジェシカ・デルボニ: 104.8ポンド(47.53キロ

<フライ級/5分3R>
ジュリアナ・ミラー: 125.3ポンド(56.83キロ)
クレア・ガスリー: 126ポンド(57.15キロ)

<フライ級/5分3R>
ジョゼ・ストーツ: 128.7ポンド(58.37キロ)
マリア・ホセ・ファベラ: 125.5ポンド(56.92キロ)

<ストロー級/5分3R>
ファティマ・クライン: 115.6ポンド(52.43キロ)
アリアナ・メレンデス: 114.8ポンド(52.07キロ)

<フライ級/5分3R>
エリス・ポーン: 124.7ポンド(56.56キロ)
クリシー・イェンドーリ: 125.9ポンド(57.1キロ)

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BRAVE CF51 News other MMA ジニス・マーヒャル ブログ ムハマド・モカエフ ルカス・マルチンス ワジム・クーチ

【BRAVE CF51】大会まで2週間で、超新星モカエフの出場決定。注目、クーチ&マーヒャルのベラルーシ勢

【写真】まだ20歳、実はあどけなさが多分に残っているモカエフ (C)BRAVE CF

18日(月・現地時間)、BRAVE CFより6月4日(金・同)にベラルーシはミンスクのファルコンクラブ・アリーナで開催されるBRAVE CF51にムハメド・モカエフが出場し、ジョージアのイブラジム・ナブルゾフと対戦すること発表された。

BRAVE CF初のベラルーシ大会まで3週間を切っての出場決定のフライ級の超新星は59キロ契約で戦うこととなった。モカエフは昨年8月のプロデビューからキャリア4連勝で、2連覇したIMMAFの世界大会を含め、アマチュアから数えて通算27試合連続で勝利を挙げている。

対するナブルゾフは5勝1敗1分、最近UFCでも少数精鋭振りを発揮しているジョージア人選手だ。母国ジョージア、ロシア、イタリア、そして中国で戦ってきた。レスリングと回転系の蹴りも含めたキックボクシングを得意とするナブルゾフはモカエフにとって過去最強の相手といえるだろう。


今大会のメインは元BRAVE CFライト級王者ルカス・マルチンスと、4月のバーレーン大会でイッサ・イサコフに勝利したマルセル・グラビンスキのライト級戦だが、現地のRukhスポーツ・マネージメントと共同開催ということもあり、ベラルーシ期待の新鋭がBRAVEデビュー戦を戦うのも興味深い。

コンバットサンボ・ワールドカップ優勝のライト級ファイター=ラスラン・ティディエフこそ契約を果たしたものの今大会の出場は見送られることとなったが、パウンド解禁なったフランスの100%Fightミドル級王者ワジム・クーチ、ベラルシアンFCミドル級王者ジニス・マーヒャルが揃ってスーパーウェルター級戦でBRAVE CF初勝利を目指す。

29歳のクーチは2014年のMMAデビューで、戦績は15勝1敗。その勝ち星のうち7試合が一本勝ちで、4試合がTKO勝ちというフィニッシャーだ。関節で仕留める以前のパウンドは無慈悲など強力で、立っても右オーバーハンドはKOパワーを有している。

クーチの対戦相手はキルギス人ファイターのダニヤル・アブジバエフは戦績8勝2敗で母国WEF、カザフスタンのAlash PRIDEからACBで戦ってきた。クラウチングのボクシング・レスラーであるアブジバエフに対し、打撃はカウンター狙いのクーチだけに組まれて組み技勝負も望むところだろう。

一方、デビュー以来7連勝のマーヒャルは190センチの長身ウェルラウンダー。スタンドはキックボクシング、下になっても基本に充実な柔術技術を持っている。

プロになる前にロシアに本部を置くアマMMA組織=WMMAAで7勝2敗、その相手が現在ACAウェルター級トップのガムザット・キラマゴメドフ、そしてPFL参戦中のマゴメド・ウマラトフと、マーヒャルはアマ時代からえげつない生存競争を繰り広げていた。

そのマーヒャルは当初、スウェーデン在住のギリシャ人選手ヤニス・バハールと対戦予定だったのが、スウェーデン人のフェルナンド・ゴンザレスに代わり、さらに大会まで2週間強となりリナット・セジンタイに再度変更されている。

結果、デビュー戦はアップどころか、より厳しいマッチアップになっているのがBRAVEのガチさだ。マーヒャルを上回るデビュー以来のレコードが9勝0敗のカザフスタ人ファイターのセジンタイ。中央アジアに多いリーチが長くテイクダウンの受けが強い、レスリング・ボクサーだ。

上記のアブジバエフがレスリングのスタンスで、剛腕を振るうのに対し、セジンタイはボクシングのスタンスでパンチの圧力を掛け、テイクダウン狙いをがぶって防ぐ。そして上をとってはパンチやエルボーで削っていくという中央アジアに多い戦い方をする。

クーチとマーヒャルというベラルーシ勢がBRAVE CFの新興勢力と成りうるのか。揃って中央アジア勢を相手に、試金石のファイトとなる。

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LFA107 other MMA Report カムエラ・カーク ダニエル・スウェイン ブログ

【LFA107】インターバル中に「終わった。もう、できない」。カークがダニエル・スウェインからTKO勝ち

<ライト級/5分3R>
カムエラ・カーク(米国)
Def.2R5分00秒by TKO
ダニエル・スウェイン(米国)

様子の序盤に右ハイ、そして左ミドルをゆっくりとしたリズムのなかで放つスウェイン。左フックの相打ち後に、カークが右ローを蹴る。スウェインもワンツーから右ロー、カークは右ローを続けて左ボディフックからヒザを狙う。スウェインの左ハイをブロックしたカークは右フックからのテイクダウン狙いに対応し、離れると右を打ち込む。動きが止まったスウェインにボディから頭部とヒザを入れたカークがダウンを奪う。

パウンドの追撃に腕十字をセットしたスウェインは、スラムで防がれるが絶体絶命のピンチからは逃れる。それでもスタンド・ボックスで優勢のカークが、右ミドルを決める。スウェインも左ストレートを返すも、右ストレートを被弾する。右フック、ヒザ蹴りからクリンチで逆にケージに押し込まれたカークは、大内刈りからのスクランブルで押し返すと、離れて前蹴りを放つ。これをアゴに受けたスウェインが2度目のダウンをした直後に時間となった。

2R、鋭い前蹴りから左ボディフックと腹を攻めるカーク。スウェインも右を当てるが、左フックを被弾してスリップしてガードを強いられる。スウェインはクローズドガードを取り、立ち上がってガードを誇示上げたカークがパンチを落とす。スウェインは腰を切って、ここも腕十字へ。

スラムされても外さないスウェインに対し、カークはもう1度持ち上げてスラムで腕を抜く。ガードを続けるスウェインにローを蹴るカークは20発は蹴りをゆっくり入れたと思いきや、一転スピーディなパウンドからハーフへ。さらにパウンドを勢いつけて落とすと、またもスウェインが腕十字を狙う。ヒザを顔につけて防御したカークはマウントに移行してパンチを連打し、ラウンド終了を迎えた。

と、スウェインはインターバル中に「ノー。もう終わった。もうできない。引退する。疲れた」という言葉を吐く。試合だけでなく、MMAを続けることに心が折れたスウェイン──。「勝てる、行ける」と叱咤していたコーナーマンの視線を下がる様は、生々しい人生劇場を見るようだった。


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LFA107 other MMA Report ジョージ・ガルシア ヒカルド・ディアス ブログ

【LFA107】右フックでダウンを奪い、ギリギリのタイミングでヒザを突き上げたディアスがガルシアをKO

<バンタム級/5分3R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
Def.2R0分25秒by KO
ジョージ・ガルシア(米国)

鋭い前蹴りを見せたディアス、ガルシアは続く左ハイにも反応して左ジャブを伸ばす。ディアスの右ローを受け、弱冠嫌な表情を見せたガルシアは右を被弾して、腰が崩れる。すぐにガードを取ったガルシアに対し、ディアスはハーフで抑えて細いパンチを入れる。立ち上がって体を横回転させつつ足を越えたディアスは、立ったまま鉄槌を落とす。

起き上りながら再びガルシアが引き込むと、ディアスは外ヒールをセットし決まらないとみるとリリースしトップをキープ。ガルシアはシングルから起き上ってスクランブルに持ち込むが、体を入れ替えたディアスが小外掛けを決める。そのまま大きくフリップし、リバーサル狙いのガルシアがスクランブルに持ち込んで逆にボディロックテイクダウンへ。

と、ディアスが自分がされたように下になるやスイープを決めて、トップを取り切る。ガルシアの一歩前を行くディアスがハーフのガルシアにエルボーを連打する。一旦ハーフで抑えたディアスは枕で圧を掛け、パス狙い。ガルシアもスクランブルでシングルレッグ&リバーサルを決め時間となった。

2R、右オーバーハンドを振るうガルシア。ステップバックしたディアスは続く右アッパーの踏み込みに右フックを当て、後方に倒れたガルシアが立ち上がった刹那──非常に危ういタイミングでヒザを突き上げ勝負を決めた。

衝撃的なKO勝ちに「毎日、KING MMAでハードトレーニングをしてきた。ヒザの練習もし続け、そのニーキックで決めた。ちゃんと立ち上がるの待って蹴ったよ」とガルシアは話した。


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LFA107 other MMA Report アラン・ベゴッソ. サマルベク・サビルション・ウウル ブログ

【LFA107】アラン・ベゴッソ、予想以上に手強いサビルションにギロチン極めて一本勝ち

<バンタム級/5分3R>
アラン・ベゴッソ(ブラジル)
Def.1R4分23秒byギロチンチョーク
サマルベク・サビルション(キルギス)

キルギスの民族衣装といえる帽子をかぶって入場したサビルションは、ラマダンの期間中の1週間前のオファーを受けた。試合が始まると、ベゴッソが右カーフローを蹴る。前足重心から右オーバーハンド、そしてシングルに出たサビルションをベゴッソがギロチンで捕える。

絞めあげられたサビルションが引き込んで頭を抜くが、得意のガードゲームを続けることはできずベゴッソがスタンドに戻る。右ローを蹴り合い、右オーバーハンドも相打ちとなった両者。サビルションが右フックからダブルレッグを仕掛けると、ベゴッソが強烈な勢いで鉄槌を落とす。さらにシングルに出たサビルションに対し、カニハサミを見せたベゴッソだが、これはハマらずスクランブルゲームでバックを許し、寝技に持ち込んだサビルションがトップを取り切る。蹴り上げから立ち上がろうとしたベゴッソに対し、サビルションが右を当てる。

姿勢を乱し後退したベゴッソにテイクダウンを決めたサビルションは、スクランブルでも執拗にシングルを仕掛ける。ここもベゴッソはギロチンを仕掛け、引き込んでフルガードを取るとサビルションがタップし、試合は決した。

勝者は「絞めているときに極まると思った。彼はテイクダウンに来ると思っていたけど、いくつか強いパンチを打ってきた驚かされたよ。ここにはチャンピオンになって、UFCに行くために来た。でも、一歩一歩進みたいと思う」とインタビューで話した。


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【LFA107】セミとセミ前でバンタム級2試合──アラン・ベゴッソが見逃せない

【写真】今大会で最も気になるのはアルファメールのバンタム級ファイター=アラン・ベゴッソだ(C) LFA

14日(金・現地時間)、サウスダコタ州スーフォールズのサンフォード・ペンタゴンでLFA107「Kirk vs Swain」が開催される。

コロナ・パンデミックから活動再開したLFAは、ここサンフォード・ペンタゴンで連続8回に渡りイベントを開催した。今回は14日のLFA107に続き、21日(金・同)のLFA108ではついにアリーナに観客を入れたイベントも再開される。


10カ月に及んだ無観客大会、現状ではその締め大会のメインはライト級のカムエラ・カークとダニエル・スウェインのマッチアップとなった。

見事なボクシングと柔術を融合させたカークに対し、コンテンダーシリーズ敗北から再起を期するスウェインは三角絞め、ヒザ十字、腕十字、肩固め、ギロチンと多彩に極めを持つサブミッション・ファイターだ。打撃ではカークが優位だけに、スウェインはスタンドで削られないことは命題だ。

セミとセミ前では揃ってバンタム級の試合が組まれた。9勝4敗同士のジョージ・ガルシア✖ヒカルド・ディアス。そして昨年9月のLFA初陣で僅か48秒KO勝ちを収めているアラン・ベゴッソは、Titan FCベテランのキルギス人ファイター=サマルベク・サビルション・ウウルと相対する。

アルファメール所属のブラジリアン=ベゴッソは、LFA初陣に備えアルファメールに合流した田中路教のこれからに関係してきそうなだけに、要注目だ。

■視聴方法(予定)
5月15日(土・日本時間)
午前10時00分~UFC Fight Pass

■ LFA107 対戦カード

<ライト級/5分3R>
カムエラ・カーク(米国)
ダニエル・スウェイン(米国)

<バンタム級/5分3R>
ジョージ・ガルシア(米国)
ヒカルド・ディアス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
アラン・ベゴッソ(ブラジル)
サマルベク・サビルション・ウウル(キルギス)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーダン・ヘイダーマン(米国)
アンソニー・ギャレット(米国)

<ライト級/5分3R>
ジェイムス・ウィルソン(米国)
ダニエル・ジェファーソン(米国)

<女子フライ級/5分3R>
テイラー・マウルディン(米国)
アンバー・デラハーラン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
LJ・ポーティ(米国)
レイ・ウォーターズ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
コーリー・デイヴィス(米国)
トーマス・パウウェル(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
アランドリア・ブラウン(米国)
シェナイア・アレドンド(米国)

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【Titan FC69】3度目のドミニカ大会でウェルター級王座決定戦&Fighting Forceライト級王座決定戦

【写真】素晴らしいほど南国情緒豊かなTitan FCドミニカ共和国大会だ (C) TITAN FC

14日(土・現地時間)、ドミニカ共和国サントドミンゴのセントロ・オリンピコ・パベジョン・デ・エスグリーマでTitan FC69が開催される。

Titan FCにとって昨年11月以来、半年振りで通算3度目のドミニカ大会は現地もファイティング・フォース・プロモーションと共催となる。


メインはマイク・グレイブスが返上したTitan FCウェルター級のベルトをディラノ・テイラーとカルロス・マトスが争う1番だ。テイラーはTitan FCでは3連勝中で、通算戦績は5勝1敗。対するマトスはドミニカやアルーバなどカリブ海諸国でキャリアを積み現在8勝0敗と、24歳の期待の新鋭だ。

コ・メインではTitan FCの常連でATT所属のロシアン、ロミ・ハメッドがドミニカンのエリアス・サントスと相対する。

Titan FC勢✖ドミニカ勢の対戦の前には、ともにTitan FCでも戦ったことがある地元のルカス・メルテとベネズエラのジョナスキ・ソホがFighting Forceのライト級のベルトを賭けて戦う。

フロリダ半島から1000キロほど南下したカリブの島でも、Titan FCは変わらずラテン・アメリカ勢のフィーダーショーという立場に変わりはなく、南米の選手にとっては米国までの半分の移動で住むドミニカ大会は、重要なイベントになる可能性を秘めているだろう。

■視聴方法(予定)
5月15日(土・日本時間)
午前9時~ UFC FIGHT PASS

■Titan FC69対戦カード

<Titan FCウェルター級王座決定戦/5分5R>
ディラノ・テイラー(米国)
カルロス・マトス(ドミニカ共和国)

<ウェルター級/5分3R>
ロミ・ハメッド(ロシア)
エリアス・サントス(ドミニカ共和国)

<Fighting Forceライト級王座決定戦/5分5R>
ルカス・マルテ(ドミニカ共和国)
ジョナスキ・ソホ(ベネズエラ)

<ウェルター級/5分3R>
ジャレット・バタンコート(米国)
マイケル・ポランコ(ドミニカ共和国)

<ヘビー級/5分3R>
オスカル・ソーサ(ドミニカ共和国)
ルイス・メンデ(国)

<バンタム級/5分3R>
セアン・モラ(キューバ)
ルイス・ペラルタ(ドミニカ共和国)

<ライト級/5分3R>
ライ・カリスタ(米国)
マイク・オラヤ(コロンビア)

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